JP6297749B2 - 管理装置、管理方法、非一時的な記録媒体およびプログラム - Google Patents

管理装置、管理方法、非一時的な記録媒体およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、管理装置、管理方法、非一時的な記録媒体およびプログラムに関する。
近年、インターネットを介して多くの仮想店舗が出店する、いわゆる電子市場が普及している。電子市場においては、各ショップが商品ごとに販売ページを作成して公開しており、カスタマは、この販売ページを通じて欲しい商品を購入することができる。
このような電子市場は、カスタマにキャンペーンとして何らかの特典(ポイントの付与や、商品の送料を免除するなど)を提供することが可能である。カスタマに付与された特典は、のちにカスタマが利用しようとするときに呼び出され、購買に適用されることにより消費される。カスタマは、与えられた特典を消費することを目的として、電子市場において購買行動をとることがある。またカスタマは、保有する特典をより効率よく利用できる観点に基づいて、電子市場において利用するショップを選択することもある。
カスタマが、利用を希望する事業サービスについて、付随する特典を容易に把握できるようにするための技術が存在する。例えば、特許文献1では、カスタマが希望する事業サービスについて、その事業サービスを利用することにより与えられるポイント・割引などのサービスの情報を提示するための技術を開示している。
特開2005−044137号公報
しかし、従来技術では、カスタマにとって、保有している特典をどのように利用した場合により効率がよくなるかが分かりにくいという課題があった。
複数のショップが参加した電子市場においてカスタマに提供される特典は、ショップごとに条件や、使用による効果(割引額など)が異なるため、単純に比較することが難しい。例として、カスタマに、有効期限のある送料割引クーポン(購入された商品を配送する際に、商品とは別に要求される送料を割り引く特典を与えるもの)が付与されているケースで説明する。電子市場に参加するショップによって送料の取り扱いは異なり、電子市場には、(1)提示する商品価格とは別に送料を要求するショップ、(2)送料を含む価格を商品価格として提示しており、そのほかに送料を要求しないショップ、(3)購入する商品額が一定額を超えた場合には送料の負担をカスタマに要求しないショップなどが混在する。そのため、同じ商品を同じ価格で購入した場合であっても、ショップごとの送料の取り扱いが異なるために、送料割引クーポンによる割引額には違いが生じることになる。
さらに、送料の取り扱いが同じ条件であっても、ショップが利用する配送業者の違い、あるいはショップの所在地が異なることによる料金体系の差異や、配送距離の違いなどによっても、送料の額に差異が生じることがある。こういったことも、送料割引クーポンによる割引額に違いを生じる要因となる。
このように、送料割引クーポンに限っても、ショップによって割引額が異なるため、特典を利用した場合の割引額を多くのショップについて算出し比較することが難しい。現状では、カスタマは、購入処理の終盤に明らかになる支払総額を見るまで、特典による割引額がどの程度になるか把握することができない。カスタマには、特典をどのショップで用いた場合に割引額が大きくなるか(すなわちどのショップで特典を使用するのが適切であるか)を知りたいというニーズが存在する。
特許文献1が示す技術では、カスタマがこれから利用しようとするサービスにおいて、そのサービスを利用した場合にカスタマに与えられる特典を表示する。しかし、すでにカスタマに与えられている特典を、どのように使用することがよいかをカスタマに提示することはできない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カスタマが保有する特典を適用すべきか否かを適切に判断できるようにサポートする管理装置、管理方法、非一時的な記録媒体およびプログラムを実現することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる管理装置は、
インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理する管理装置であって、
カスタマの電子カートに投入されている商品を、当該商品のショップごとに分類し、当該分類されたショップごとに、特典を適用することによる割引額を計算する計算部と、
前記割引額が高くなる順に、前記特典を適用すべきショップを前記割引額が計算されたショップから選択する選択部と、
前記選択されたショップに前記特典を適用するように前記カスタマに推奨する推奨部と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の第2の観点にかかる管理装置は、
インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理する管理装置であって、
カスタマにより選択された商品を販売する少なくとも一つのショップを抽出する抽出部と、
前記抽出されたショップをソートしたリストを前記カスタマに提示する提示部と、
前記カスタマから、前記提示されたリストに含まれるショップのいずれかを選択した購入申込を受け付ける受付部と、を備え、
前記提示部は、前記カスタマが特典を保有している場合、前記特典を適用した場合の商品の価格に基づいて前記抽出されたショップをソートした適用済リストを提示し、
前記受付部は、前記適用済リストを介して前記購入申込がなされた場合、当該購入申込に、前記特典を適用する旨を既定値として指定する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかる管理方法は、
インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理する管理装置による管理方法であって、
カスタマの電子カートに投入されている商品を、当該商品のショップごとに分類し、当該分類されたショップごとに、特典を適用することによる割引額を計算する計算ステップと、
前記割引額が高くなる順に、前記特典を適用すべきショップを前記割引額が計算されたショップから選択する選択ステップと、
前記選択されたショップに前記特典を適用するように前記カスタマに推奨する推奨ステップと、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかる管理方法は、
インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理する管理装置による管理方法であって、
カスタマにより選択された商品を販売する少なくとも一つのショップを抽出する抽出ステップと、
前記抽出されたショップをソートしたリストを前記カスタマに提示する提示ステップと、
前記カスタマから、前記提示されたリストに含まれるショップのいずれかを選択した購入申込を受け付ける受付ステップと、を備え、
前記提示ステップでは、前記カスタマが特典を保有している場合、前記特典を適用した場合の商品の価格に基づいて前記抽出されたショップをソートした適用済リストを提示し、
前記受付ステップでは、前記適用済リストを介して前記購入申込がなされた場合、当該購入申込に、前記特典を適用する旨を既定値として指定する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第5の観点にかかる非一時的な記録媒体は、
インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理するコンピュータに、
カスタマの電子カートに投入されている商品を、当該商品のショップごとに分類し、当該分類されたショップごとに、特典を適用することによる割引額を計算する計算手順、
前記割引額が高くなる順に、前記特典を適用すべきショップを前記割引額が計算されたショップから選択する選択手順、
前記選択されたショップに前記特典を適用するように前記カスタマに推奨する推奨手順、
を実行させることを特徴とするプログラムを記録する。
上記目的を達成するため、本発明の第6の観点にかかる非一時的な記録媒体は、
インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理するコンピュータに、
カスタマにより選択された商品を販売する少なくとも一つのショップを抽出する抽出手順、
前記抽出されたショップをソートしたリストを前記カスタマに提示する提示手順、
前記カスタマから、前記提示されたリストに含まれるショップのいずれかを選択した購入申込を受け付ける受付手順、を実行させ、
前記提示手順では、前記カスタマが特典を保有している場合、前記特典を適用した場合の商品の価格に基づいて前記抽出されたショップをソートした適用済リストを提示し、
前記受付手順では、前記適用済リストを介して前記購入申込がなされた場合、当該購入申込に、前記特典を適用する旨を既定値として指定する、
ことを特徴とするプログラムを記録する。
上記目的を達成するため、本発明の第7の観点にかかるプログラムは、
インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理するコンピュータに、
カスタマの電子カートに投入されている商品を、当該商品のショップごとに分類し、当該分類されたショップごとに、特典を適用することによる割引額を計算する計算手順、
前記割引額が高くなる順に、前記特典を適用すべきショップを前記割引額が計算されたショップから選択する選択手順、
前記選択されたショップに前記特典を適用するように前記カスタマに推奨する推奨手順、
を実行させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第8の観点にかかるプログラムは、
インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理するコンピュータに、
カスタマにより選択された商品を販売する少なくとも一つのショップを抽出する抽出手順、
前記抽出されたショップをソートしたリストを前記カスタマに提示する提示手順、
前記カスタマから、前記提示されたリストに含まれるショップのいずれかを選択した購入申込を受け付ける受付手順、を実行させ、
前記提示手順では、前記カスタマが特典を保有している場合、前記特典を適用した場合の商品の価格に基づいて前記抽出されたショップをソートした適用済リストを提示し、
前記受付手順では、前記適用済リストを介して前記購入申込がなされた場合、当該購入申込に、前記特典を適用する旨を既定値として指定する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、カスタマが保有する特典を適用すべきか否かを適切に判断できるようにサポートすることができる。
第1の実施形態にかかる管理装置の機能構成を示すブロック図である。 管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態において記憶装置に記録されているデータ内容を示す図である。 第1の実施形態における電子カートデータの内容を示す図である。 電子カートデータが表示された画面の一例を示す図である。 推奨表示処理のフローチャートである。 推奨表示画面の一例を示す図である。 第2の実施形態にかかる管理装置の機能構成を示すブロック図である。 第2の実施形態において記憶装置に記録されているデータ内容を示す図である。 購入画面表示処理のフローチャートである。 抽出されたショップのリストが表示された画面の一例を示す図である。 購入画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施形態>
本発明の実施形態にかかる管理装置100は、インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場としての機能を提供する情報処理装置である。管理装置100は、ショップの担当者が作成した、商品に関するウェブページ(以下、商品ページ)に関するデータを記録しており、インターネット等のネットワークを介してカスタマから要求があると、その要求に応じて商品ページに関する情報を提供する。また、管理装置100は、商品ページを閲覧したカスタマが、当該商品ページを介してその商品に関する注文を入力すると、その注文を受け付け、受け付けた注文をショップに伝達する。他にも、管理装置100は、一般的な電子市場の機能を提供する情報処理装置が有する機能を一通り備えるものとする。
管理装置100は、電子カート機能を備え、カスタマの操作に基づき、カスタマが購入しようとする商品に関する情報を、リスト化されたデータ(電子カートデータ21)として記録する。管理装置100は、個々のカスタマに対応付けられた電子カートデータ21を保有する。電子カートデータ21には、カスタマが購入しようとする商品に関する情報や、その商品をカスタマに販売するショップに関する情報、購入しようとする個数などのデータが記録される。
カスタマは、電子市場を介して商品を購入しようとする場合、ショップによる商品ページを介し、購入しようとする商品を一旦電子カートに入れる操作を行う。これにより、当該カスタマの電子カートデータ21に、購入しようとする商品およびその個数、販売元となるショップに関する情報などが記録される。のちに、カスタマが電子カートに入っている商品(すなわち電子カートデータ21に商品情報が記録されている商品)を購入する処理を行うと、管理装置100は、電子カートデータ21に記録されている内容を、注文情報としてショップに伝達する。これにより、カスタマは、ショップから希望する商品を購入することができる。購入処理によりショップに注文が伝達されると、注文された商品について、電子カートデータ21はクリアされる。
さらに、管理装置100は、電子市場からカスタマに付与された特典を管理する機能を備える。管理装置100は、カスタマが保有する特典(クーポン)をユーザ保有特典データ22として記録する。例えば、電子市場からカスタマに有効期限のある送料割引クーポンが付与された場合、管理装置100は、その送料割引クーポンに関する情報(クーポンのID、使用条件、使用可能期間などに関する情報)を、そのカスタマに対応付けられたユーザ保有特典データ22に記録する。カスタマは、電子市場で商品を購入する際に、購入手続きにおいて保有する特典を使用することができる。例えば、カスタマが保有する送料割引クーポンを購入手続きで使用した場合、ショップは、カスタマへの請求金額からその購入手続きにより購入された商品をカスタマに発送する際の送料を割り引く。カスタマが保有する特典を使用した場合、管理装置100は、当該特典に対応するデータをユーザ保有特典データ22から抹消する。
なお、本実施形態では、カスタマに付与される特典として、購入商品の送料を割り引く特典を例として取り扱う。しかし本発明の範囲はこれに限られず、特典として任意のものが可能である。例えば、次回以降の購入における支払金額に充当することができるポイントを、購入金額に応じてカスタマに提供するポイント付与特典や、通常提供されるポイントをさらに一定の割合で増加させるポイント増加特典など、多岐にわたる特典について本発明を適用することができる。
本実施形態にかかる管理装置100は、図1に示すように、機能面では、計算部11、選択部12、推奨部13を備える。
計算部11は、カスタマCの電子カートに投入されている商品を、そのショップごとに分類し、分類されたショップごとに送料を計算する。計算部11は、カスタマCの電子カートデータ21を参照し、記録されている商品を、その販売元となるショップごとに分類する。その後、ショップごとに電子カートに投入されている商品を集約し、それらを発送するために必要な送料を算出し、記録する。
選択部12は、送料が計算されたショップに対し、特典を適用することによる割引額が高くなる順に、特典を適用すべきショップを選択する。カスタマCが送料割引クーポンを使用することにより得られる割引額は、計算部11により計算された送料と同額となる。選択部12は、計算部11により分類された各ショップを、計算部11により計算された送料が高い順にソートし、カスタマCが保有する送料割引クーポンの数だけ高い順に選択する。
推奨部13は、選択されたショップに特典を適用するよう、カスタマCに推奨する。推奨部13は、選択部12によって選択されたショップと、そうでないショップとを明確にわかる形でカスタマに提示する。
管理装置100は、ここまで述べた各機能部を有することにより、カスタマが保有する特典(送料割引クーポン)を、どのショップにおける商品購入に利用すべきかをカスタマに推奨することができる。そのため、管理装置100によれば、カスタマは、保有する特典をどのショップにおける商品購入に適用するのが望ましいか判断することが可能となる。
本実施形態にかかる管理装置100は、図2に示すように、ハードウェアとして、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)111、RAM(Random Access Memory)112、記憶装置120、操作デバイス130、ディスプレイ140、ネットワークインターフェース150を備え、これらが内部バス190を介して互いに接続された構成を有する。
CPU110は、ROM111、RAM112および記憶装置120が記憶するプログラムを実行することにより、管理装置100の全体の動作を制御する。CPU110は、必要に応じてROM111、RAM112、記憶装置120から実行するプログラムを読み出し、また必要に応じてRAM112、記憶装置120上にデータを保存する。
CPU110は、上述した各機能を実現する要素(計算部11、選択部12、推奨部13)として機能する。詳しくは後述する。
ROM111は、CPU110が稼動する上で必要となるプログラム、例えば管理装置100の起動時にCPU110が最初に実行するプログラム等を記憶する。
RAM112は、CPU110がプログラムを実行する際にワークエリアとして機能する。すなわち、RAM112は、CPU110が実行中のプログラム、あるいは、CPU110がプログラムを実行する上で必要となる一時的なデータを記録し、CPU110からの要求に応じてCPU110に提供する。
記憶装置120は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の記憶装置を備え、管理装置100が稼動するために必要なデータを記憶する。
記憶装置120は、例えば、CPU110が実行するためのプログラム、あるいはCPU110がプログラムを実行する上で参照するデータを記録し、CPU110からの要求に応じてCPU110に提供する。また、記憶装置120は、CPU110からの要求に応じ、CPU110から出力されたデータを記録する。
操作デバイス130は、キーボードやマウス等を備え、操作者による入力操作を受け付けてCPU110に伝達する。
ディスプレイ140は、液晶ディスプレイ等を備え、管理装置100が操作者に提示すべき情報を表示する。
もっとも、管理装置100が操作デバイス130およびディスプレイ140を備えている必要はなく、例えば後述するネットワークインターフェース150を介して、操作者からの操作入力を受けつけ、あるいは操作者に情報を提示することができるなら、管理装置100は操作デバイス130あるいはディスプレイ140を備えていなくともよい。
ネットワークインターフェース150は、管理装置100をネットワーク(図示せず)に接続する。管理装置100が、ネットワークを介して他機器に情報を送信し、あるいは他機器から情報を受信する際、ネットワークインターフェース150は、CPU110から後述する内部バス190を介して受信した情報を、ネットワークを介して他機器へ送信し、また他機器からネットワークを介して受信した情報を、内部バス190を介してCPU110へ送信する。特に、管理装置100は、ネットワークを介してカスタマの端末装置と接続されており、端末装置から送信される操作内容を受け付ける。また、管理装置100は、カスタマの端末装置に、画面に表示する情報(商品ページを示す情報や、特典を適用することが推奨されるショップを示す情報など)を送信する。
ネットワークインターフェース150は、例えばケーブルを介して管理装置100をネットワークに接続してもよいし、あるいは無線通信により管理装置100をネットワークに接続してもよい。ケーブルによる場合も無線通信による場合も、その通信規格は任意である。
内部バス190は、管理装置100内の構成要素(CPU110、ROM111、RAM112、記憶装置120、操作デバイス130、ディスプレイ140、ネットワークインターフェース150等)間での情報のやり取りを中継する。例えば、CPU110が必要なデータを記憶装置120から読み出すとき、CPU110は、内部バス190を介して記憶装置120からデータを読み出す。
本実施形態にかかる管理装置100は、以上の構成により、一般的な電子市場管理装置が提供する機能、例えば、インターネットを介してカスタマに商品ページを閲覧させる機能、および、カスタマが入力したクエリにマッチする商品ページを検索し、ヒットした商品ページをカスタマに提示する機能、商品ページを介してカスタマからの商品を購入するための注文を受け付ける機能等を実現する。管理装置100は、インターネットを介し、カスタマの端末装置から送信される各種要求(商品ページの参照要求や、商品の購入申し込みの処理要求など)を受け付ける。管理装置100は、受け付けた処理要求を実行し、その結果となる情報を、カスタマの端末装置に送信する。カスタマの端末装置は、管理装置100から送信された情報を受信し、受信したデータを液晶ディスプレイなどの表示装置に表示することにより、カスタマに情報を提示する。すなわち、管理装置100は、カスタマからの要求に応じたデータを端末装置に送信することにより、カスタマに提示することができる。
本実施形態にかかる管理装置100において、記憶装置120は、図3に示す各データを記録する。すなわち、記憶装置120は、電子カートデータ21、ユーザ保有特典データ22、各ショップ送料データ23、および電子市場データ24などを記録する。
電子カートデータ21は、電子市場のカスタマごとに記録されるデータであり、そのカスタマが電子カートに投入した商品に関する情報を含む。具体的な内容としては、図4に示すように、電子カートデータ21は、カート内番号I01、商品IDI02、購入個数I03、商品単価I04、販売元ショップIDI05、カート投入日時I06などを含む。管理装置100は、カスタマが商品ページにおいて商品を電子カートに投入する操作をすると、その商品ページの表示に従い、商品の情報を示すレコード(カート内番号I01、商品IDI02、購入個数I03、商品単価I04、販売元ショップIDI05、カート投入日時I06といった情報を連結したもの)を作成し、電子カートデータ21に追加する。具体的には、カスタマが商品ページにおいて商品を電子カートに投入する操作をすると、その商品ページにおいて表示されている商品の商品ID、カスタマに指定された購入個数、商品ページに設定された商品単価、商品ページの作成者である販売元ショップなどの情報を記憶装置120から読み出し、レコードを生成する。管理装置100は、生成したレコードに、カート内での位置を示す情報(カート内番号)と、投入操作が行われた日時を示す情報とを連結したうえで、電子カートデータ21に追加する。
ユーザ保有特典データ22は、カスタマごとに記録されるデータであり、そのカスタマに付与されまだ使用されていない、かつまだ有効期限を経過していない特典に関する情報を含む。管理装置100は、カスタマに特典が付与されると、ユーザ保有特典データ22に付与された特典の情報を記録する。また、カスタマが保有する特典を使用すると、あるいは有効期限の設定された特典の有効期限が経過すると、管理装置100は、その特典に関する情報を抹消する。
各ショップ送料データ23は、電子市場に参加している各ショップにおいて、送料がどのように設定されているかを示すデータである。ショップによって送料の取り扱いが異なるため、各ショップ送料データ23には、そのショップにおいて商品を購入する際にどのように送料が算出されるかを示すデータが記録される。例えば、一回の購入申し込みで購入される商品のサイズや重量を集計し、それに応じた送料の負担をカスタマに要求するショップについては、各ショップ送料データ23に、送料を算出するための数式などの情報が記録される。また、もとより送料込みの商品価格により商品を販売しており、購入手続きで追加の送料を要求しないショップについては、各ショップ送料データ23に、送料を要求しないことを示す情報が記録される。さらに、一回の購入申し込みで購入される商品の価格総額が一定の額を超える場合にはカスタマに送料負担を要求しないショップについては、各ショップ送料データ23に、購入総額が一定の額を超える場合に送料を要求しない条件を示す情報が記録される。
ほかに記憶装置120には、電子市場データ24が記録される。電子市場データ24は、管理装置100が電子市場の機能を提供するために必要なデータ一式を含むものであり、例えばウェブサーバとして機能するためのプログラムや、ショップにより作成された商品ページを示すデータ、またカスタマの情報(氏名および住所、電子メールのアドレスや会員IDなど)やショップの情報(連絡先電話番号や住所、責任者氏名など)を含むデータベースなどを含む。管理装置100は、必要に応じて電子市場データ24を参照することにより、電子市場としての機能を実現する。
管理装置100による電子市場においてカスタマが商品を購入する際は、上述した通り、カスタマはいったん電子カートに購入しようという商品を投入し、のちに電子カートに入っている商品について購入手続きを行う。カスタマが電子カートの内容を表示することを要求する操作を行った場合、管理装置100は、カスタマの端末装置に、電子カート内容表示画面のデータを送信する。カスタマは、電子カート内容表示画面を確認し、購入対象の商品や販売元ショップ、購入価格などを検証することができる。
図5に示される例においては、電子カートに投入されている商品のうち、販売元ショップがショップABCである商品が枠D10に提示されている。枠D10の中には、購入しようとする商品ごとに、枠D11および枠D12が設定されており、それぞれ対象商品に関する入力欄および表示欄が設けられている。
枠D11には、対象商品を購入する際にチェックを入力すべきチェックボックスD11a、対象商品の商品情報を表示する表示欄D11b、対象商品の単価を示す表示欄D11c、購入個数を示す表示欄D11d、および、対象商品を電子カートから削除するときにクリックされるボタンD11eなどが設けられている。枠D12は、枠D11と同じショップから購入される別の商品に関する枠であり、枠D11とそれぞれ同様の入力欄および表示欄が設けられている。
また、枠D20は、枠D10のショップ(ショップABC)とは別のショップ(ショップBCD)が販売元となる商品についての枠である。ショップは別であるが、枠D20にも、枠D10と同様の入力欄および表示欄が設けられている。
さらに、電子カート内容表示画面には、特典推奨表示ボタンD98と購入ボタンD99が設けられている。カスタマが、購入しようとする商品のチェックボックス(チェックボックスD11aなど)にチェックを入れたうえで購入ボタンD99をクリックすると、管理装置100は、その操作を当該商品に関する購入申込として受け付け、ショップに通知する。
管理装置100は、電子カート内容表示画面の特典推奨表示ボタンD98がクリックされると、図6に示す推奨表示処理を実行する。この推奨表示処理を実行することにより、管理装置100は、カスタマに、特典を使用する場合の割引額が比較的大きくなるショップを提示することにより、特典を適用すべきショップをカスタマに推奨するものである。
管理装置100は、推奨表示処理の最初に、電子カートに入っている商品のデータを読み出す(ステップS110)。具体的には、管理装置100は、電子カートデータ21の各レコードを読み出す。
次に管理装置100は、電子カートに入っている商品を、販売元ショップごとに分類する(ステップS120)。具体的には、ステップS110で読み出した各レコードの、販売元ショップIDI05に記録されている情報を突合し、販売元ショップIDI05に記録されている情報が同じレコードは、同じグループに属するように分類する。この結果、同じショップが販売元となる商品に関するレコードが一つにまとめられたグループが生成される。
次に管理装置100は、分類されたショップごとの送料を計算する(ステップS130)。管理装置100は、ステップS120で生成されたグループごとに、そのショップが販売元となる商品の情報(サイズや重量、個数など)と、各ショップ送料データ23とに基づいて送料を算出する。
次に管理装置100は、ショップごとに、特典を適用した場合の割引額を算出する(ステップS140)。ここまで述べたように、特典が送料割引である場合、管理装置100は、ステップS130で算出した送料を、そのショップにおける割引額とする。ステップS110からステップS140の処理を行うことにより、管理装置100は、計算部11としての機能を提供する。
次に管理装置100は、送料が計算されたショップに対し、割引額の高くなる順に、特典を適用すべきショップを選択する(ステップS150)。管理装置100は、ステップS130で送料が計算されたショップから、ステップS140で算出された割引額が高くなる順に、カスタマが保有する送料割引クーポンの数だけ選択する。ステップS150の処理を行うことにより、管理装置100は、選択部12としての機能を提供する。
次に管理装置100は、選択したショップに特典を適用するようにカスタマに推奨する(ステップS160)。管理装置100は、カスタマの端末装置に、選択したショップに特典を適用することを推奨する画面を表示させる。ステップS160の処理を行うことにより、管理装置100は、推奨部13としての機能を提供する。ステップS160を完了すると、管理装置100は、推奨表示処理を終了する。
推奨表示処理により、カスタマの端末装置には、図7に示すような推奨表示画面が表示される。すなわち推奨表示画面では、ショップABCに関する表示枠E10やショップBCDに関する表示枠E20のように、ショップごとの購入内容を示す表示枠が表示される。表示枠E10の中には、特典適用チェックボックスE11、購入金額枠E12、送料枠E13、特典適用による割引額枠E14などがあり、それぞれ今回の購入に関する情報を表示する。表示枠E20も同様の表示枠を備え、それぞれ対応する情報を表示する。
管理装置100は、カスタマにとって特典を適用することが望ましいショップでの購入内容について、特典適用チェックボックスにチェックを入れた状態で表示する。例えば、図7においては、ショップABCが推奨表示処理のステップS150で選択されたショップであったために、特典適用チェックボックスE11はチェックが入った状態で表示されている。逆に、ショップBCDは推奨表示処理のステップS150で選択されたショップではなかったため、特典適用チェックボックスE21にはチェックが入っていない。このように、カスタマは、推奨表示画面を参照することにより、保有する特典をどのショップでの商品購入に適用すべきか容易に判別できるようになる。
さらに、特典適用チェックボックスE11およびE21は、単に管理装置100による選択結果を表示するのみならず、カスタマからの操作によりチェックを外したり入れたりすることが可能な入力欄を兼ねていてもよい。すなわち、推奨表示処理によりチェックを入れた状態で表示されたショップ(ショップABC)について、カスタマが特典を適用することを望まない場合、カスタマは特典適用チェックボックスE11をクリックすることにより、チェックを外すことができる。逆に、チェックを入れない状態で表示されたショップ(ショップBCD)についてカスタマが特典を適用することを望む場合、カスタマは特典適用チェックボックスE21をクリックすることにより、チェックを入れることができる。その後、カスタマは、特典適用ボタンE99をクリックすることで、特典を適用するショップを変更することができる。
このように、管理装置100は、カスタマによる購入手続きにおいて、カスタマが保有する特典を適用すべきショップを選択し、カスタマに推奨することができる。そのため、カスタマは、保有する特典をどのショップに適用すべきか容易に判断できるようになる。
ここまででは、管理装置100は、カスタマが送料割引クーポンの特典を保有する場合について説明した。しかし、特典の種類は送料割引に限定されない。例えば、商品購入額の一定割合をポイント付与する特典や、商品購入額に応じて販売促進の品やサービスチケットを無料で提供する特典などについても、本実施形態の管理装置100を用いて適用すべきショップを選択し推奨できる。
管理装置100は、カスタマが保有する特典の数と、推奨表示処理のステップS120で分類されたショップの数とを比較し、特典の数がショップの数未満であるときに、特典を適用すべきショップを選択するものであってもよい。特典の数がショップの数以上の場合は、カスタマがすべてのショップでの購入に特典を適用することができるため、このような場合には管理装置100はショップの選択と推奨とを行わないようにしてもよい。
また、ここまでの説明においては、管理装置100は、割引額が高い順にショップを選択しており、他の条件は課されない。しかし、分類されたショップのいずれにおいても割引額が低価格であった場合、他ショップとの対比では割引額が高いショップであっても、割引額が低く、特典を使用することがカスタマの利益にそぐわないケースも生じうる。そのため、管理装置100は、分類されたショップのうち、割引額があらかじめ定められた額よりも高くなるショップから、割引額が高い順にショップを選択してカスタマに推奨するものであってもよい。このようにすることで、よりカスタマにとって望ましい形で、特典を適用すべきショップを推奨することができる。
<第2の実施形態>
本実施形態にかかる管理装置200は、実施形態1にかかる管理装置100同様、インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場としての機能を提供する情報処理装置である。管理装置200も、管理装置100同様のハードウェア構成を備え、一般的な電子市場の機能を提供する情報処理装置が有する機能を一通り備えるものとする。
管理装置200は、カスタマが電子市場を介してある商品を購入しようとする際に、その商品を取り扱っている複数のショップをリスト化してカスタマに提示する。その際、管理装置200は、カスタマが保有する特典が適用された商品価格に基づいてショップをソートしたリスト(適用済リスト)をカスタマに提示する機能を有する。カスタマが、適用済リストを見てショップを選択し、購入申し込みを行う場合、管理装置200は、その購入申し込みにおいては、特典が適用される旨を既定値として取り扱う。すなわち、特典が適用された後の商品価格をもとにショップを選択したカスタマには、管理装置200は、特典を適用しやすい環境を提供し、保有する特典を適用すべきか否かを適切に推奨するものである。
管理装置200は、ハードウェア構成として、実施形態1にかかる管理装置100と同様の構成を備えるものであり、その詳細については説明を割愛する。
管理装置200は、機能面では、図8に示すように、抽出部31、提示部32、受付部33を備える。
抽出部31は、カスタマCにより選択された商品を販売する少なくとも一つのショップを抽出する。抽出部31は、カスタマCから商品を扱っているショップを表示する要求を受け付けると、その商品を示す情報(商品IDなど)をもとに電子市場データ24を検索し、当該商品を扱っているショップを抽出する。
提示部32は、抽出されたショップをソートしたリストをカスタマCに提示する。提示部32は、抽出されたショップを、例えば選択された商品に付けられた商品価格、あるいはカスタマCにより指定された条件などに基づいてソートしてリストを生成する。提示部32は、生成したリストを示すデータを、インターネットを介してカスタマCの端末装置に送信する。カスタマCの端末装置が、リストを示すデータを表示することにより、リストがカスタマCに提示される。
提示部32は、カスタマCが特典を保有している場合、その特典を適用した場合の商品の価格(特典適用済み価格)に基づいて、抽出されたショップをソートすることにより、適用済リストを生成する機能を有する。ショップによって、特典を使用した場合の割引額には差異がありうるため、ある商品に同じ商品価格を設定するショップであっても、特典適用済み価格には差異が生じる。提示部32は、ショップにより設定された商品の価格から、そのショップでの商品購入に対し特典を適用した場合の割引額を差し引くことにより、各ショップの特典適用済み価格を算出する。提示部32は、抽出されたショップを、各ショップの特典適用済み価格に基づいてソートして適用済リストを生成し、カスタマCに提示する。
受付部33は、カスタマCから、提示されたリストに含まれるショップのいずれかを選択した購入申込を受け付ける。受付部33は、カスタマCが、提示されたリストを介して一つのショップを選択し、そのショップから対象商品を購入する操作を行った場合、その操作内容を購入申込として受け付ける。管理装置200は、受付部33が受け付けた購入申込を、のちにショップに注文として伝達する。
受付部33は、購入申込の受け付けにあたり、提示部32が提示したリストが適用済リストであったか否かを検証する。提示部32が適用済リストを提示し、カスタマCが適用済リストからショップを選択していた場合、当該購入申込に、この特典を適用する旨を既定値として指定する。
管理装置200は、ここまで述べた各機能部を有することにより、カスタマが適用済リストを介して購入申込をした場合、その購入申込においては特典が適用される旨を既定値として指定する。そのため、カスタマは、特典が適用された場合の情報をもとに選んだショップから、特典を適用しないまま商品を購入してしまうことを防ぐことができる。そのため、管理装置200によれば、カスタマは保有する特典を適用すべきか否かを適切に指定することができる。
管理装置200は、記憶装置220に、図9に示す各データを記録する。すなわち、管理装置200は、記憶装置220に、電子市場データ24、抽出ショップリスト25、適用済リスト表示フラグ26などを記録する。ほかに、実施形態1にかかる管理装置100と同様に、電子カートデータ21などを備えるものであってもよい。電子市場データ24は、実施形態1と同様に、一般的な電子市場としての機能を提供するために必要なデータである。
抽出ショップリスト25は、抽出部31により抽出されたショップが記録されたデータである。すなわち、抽出部31は、電子市場データ24から、カスタマが選択した商品を扱うショップを抽出し、抽出ショップリスト25に記録する。
適用済リスト表示フラグ26は、提示部32がカスタマに提示したリストが適用済リストであるか否かを示す情報を記録したデータである。すなわち、提示部32は、適用済リストをカスタマに提示すると、適用済リスト表示フラグ26にオンを記録する。また提示部32は、適用済リストではないリストをカスタマに提示すると、適用済リスト表示フラグ26にオフを記録する。
管理装置200は、図10に示す購入画面表示処理を行うことにより、カスタマからの購入申込を受け付ける。管理装置200は、カスタマが、端末装置を介して電子市場で商品を選択すると、それをトリガーに購入画面表示処理を開始する。
購入画面表示処理の最初に、管理装置200は、カスタマが選択した商品を扱うショップを抽出する(ステップS210)。管理装置200は、電子市場データ24を検索し、カスタマが選択した商品を取り扱っているショップを抽出し、抽出ショップリスト25に記録する。ステップS210の処理を行うことにより、管理装置200は、抽出部31としての機能を提供する。
次に管理装置200は、カスタマが特典を保有しているか否かを判定する(ステップS220)。管理装置200は、電子市場データ24またはユーザ保有特典データ22などを参照し、カスタマが特典を保有していることを示すデータが記録されているか否かを判定する。
カスタマが特典を保有していると判定した場合(ステップS220:YES)、管理装置200は、抽出された各ショップについて、特典を適用した場合の価格を算出する(ステップS230)。管理装置200は、カスタマが保有している特典を、各ショップでその商品を購入する際に使用した場合の割引額を算出する。管理装置200は、その商品に各ショップが付けた商品価格から、算出した割引額を引くことにより、特典を適用した場合の価格を算出する。
次に管理装置200は、抽出されたショップを、特典を適用した場合の価格によりソートする(ステップS240)。管理装置200は、抽出ショップリスト25に記録されているショップを、各ショップについてステップS230で算出した価格に基づいてソートすることにより、適用済リストを生成する。
次に管理装置200は、ソートされたリストをカスタマに提示する(ステップS250)。管理装置200は、ステップS240で生成した適用済リストの内容を示すデータをカスタマの端末装置に送信し、表示させる。また、これに伴い、管理装置200は、適用済リスト表示フラグ26にオンを記録する。ステップS240およびステップS250の処理を行うことにより、管理装置200は、提示部32としての機能を提供する。
次に管理装置200は、カスタマからのショップ選択を受け付ける(ステップS260)。管理装置200は、カスタマの端末装置から、カスタマが適用済リストを介して選択したショップを示す情報を受信する。ステップS260の処理を行うことにより、管理装置200は、受付部33としての機能を提供する。
次に管理装置200は、購入画面を表示する(ステップS270)。管理装置200は、ステップS210で受け付けた商品を、ステップS260で選択されたショップから購入するための購入画面を示す画面を、カスタマの端末装置に表示する。
次に管理装置200は、特典を適用する旨を既定値として指定する(ステップS280)。管理装置200は、適用済みリスト表示フラグ26にオンが記録されていることを検証したうえで、表示した購入画面において、特典を適用するか否かを示す欄に、特典を適用する旨を表示する。管理装置200は、ステップS280を終えると、購入画面表示処理を終了する。
ステップS220でカスタマが特典を保有していないと判定した場合(ステップS220:NO)、管理装置200は、抽出された各ショップについて、特典を適用しない場合の価格によりソートする(ステップS241)。管理装置200は、抽出ショップリスト25に記録されているショップを、対象商品について各ショップが付けた商品価格に基づいてソートすることにより、未適用リストを生成する。
次に管理装置200は、ソートされたリストをカスタマに提示する(ステップS251)。管理装置200は、ステップS241で生成した未適用リストの内容を示すデータをカスタマの端末装置に送信し、表示させる。また、これに伴い、管理装置200は、適用済リスト表示フラグ26にオフを記録する。ステップS241およびステップS251の処理は、管理装置200による、提示部32としての機能によるものである。
次に管理装置200は、カスタマからのショップ選択を受け付ける(ステップS261)。管理装置200は、カスタマの端末装置から、カスタマが適用済リストを介して選択したショップを示す情報を受信する。ステップS261の処理は、管理装置200による、受付部33としての機能によるものである。
次に管理装置200は、購入画面を表示する(ステップS271)。管理装置200は、ステップS210で受け付けた商品を、ステップS261で選択されたショップから購入するための購入画面を示す画面を、カスタマの端末装置に表示する。
次に管理装置200は、特典を適用しない旨を既定値として指定する(ステップS281)。管理装置200は、適用済みリスト表示フラグ26にオフが記録されていることを検証したうえで、表示した購入画面において、特典を適用するか否かを示す欄に、特典を適用しない旨を表示する。管理装置200は、ステップS281を終えると、購入画面表示処理を終了する。
管理装置200が購入画面表示処理を終了すると、カスタマの端末装置には、購入画面が表示される。カスタマが適用済リストを介して購入画面を表示させた場合、表示された購入画面には最初に特典を適用する旨が既定値として指定されている。そのため、カスタマは、自ら操作して特典を適用しないように設定を変更しなければ、購入において特典を適用することができる。一方、カスタマが未適用リストを介して購入画面を表示させた場合、表示された購入画面には最初は特典を適用しない旨が既定値として指定されている。そのため、カスタマは、意識して特典を適用するように設定を変更しなければ、購入において、意図しないまま特典が適用されることを避けることができる。
管理装置200が適用済リストをカスタマに提示する場合、一例として図11に示すような画面をカスタマの端末装置に表示する。管理装置200は、この画面において、表示されているのが適用済リストであることを示す表示欄F01、対象商品の商品情報を表示する表示欄F02を示したうえで、各ショップにおける商品価格などの情報を示す表示欄(表示欄F10およびF20)などを表示する。各ショップの表示欄は、適用済リストに従い、特典適用済み価格に従ってソートされた状態で表示される。
ショップの表示欄F10には、そのショップにおける商品の価格F11や送料F12、特典適用による割引額F13、および特典適用済み価格F14が表示される。カスタマは、これらの情報を参照したうえで、対象商品を購入するショップを選択する。カスタマが、ショップの表示欄をクリックすると、管理装置200は、その商品をそのショップで購入するための購入画面を表示する。
なお、図11は、管理装置200が適用済リストをカスタマに表示した例である。管理装置200が、未適用リストをカスタマに表示する場合も、表示される情報はほぼ同様であるが、表示枠F01に、画面に表示されている情報は特典が適用されていないケースのものである旨を表示する。
図12は、管理装置200がカスタマにむけて表示する購入画面の一例を示す図である。管理装置200は購入画面に、対象商品の商品情報G11、その商品の単価G12、購入個数G13、そのショップにおける購入商品の商品総額G14、送料G15、特典による割引額G16、特典を使用するか否かを示すチェックボックスG17、および支払総額G18などを表示する。
管理装置200は、適用済リストを介して購入画面を表示する操作がなされると、チェックボックスG17にチェックを入れた状態で購入画面を表示する。すなわち、管理装置200は特典を適用する旨が既定値として指定された状態で購入画面を表示する。一方、管理装置200は、適用済リストを介さずに購入画面を表示する操作がなされた場合、チェックボックスG17にはチェックが入っていない状態で購入画面を表示する。すなわち、管理装置200は特典を適用しない旨が既定値として指定された状態で購入画面を表示する。
管理装置200は購入画面において、あくまで既定値として、特典を適用する旨あるいは特典を適用しない旨を指定した状態で表示する。カスタマは、購入画面において特典を適用するか否かを変更することができる。例えば、管理装置200は、チェックボックスG17にチェックが入った状態の時に、カスタマがチェックボックスG17をクリックする操作をした場合、チェックボックスG17をチェックが外れた状態に切り替える。これにより、カスタマは、既定値として特典を適用する旨が指定された状態から、特典を適用しない状態に切り替えることができる。逆に、既定値として特典を適用しない旨が指定されていた場合も、カスタマがチェックボックスG17をクリックすることにより、特典を適用する状態に切り替えることができる。
ここまで説明した管理装置200は、カスタマが特典を保有しているか否かに基づいて、適用済リストまたは未適用リストのいずれを表示するか切り替える。しかし、本実施形態はこれに限られず、管理装置200は、カスタマの操作に基づいて、適用済リストまたは未適用リストのいずれを表示するか選択するものであってもよい。具体的には、管理装置200は、カスタマから、どのような基準に基づいてソートすべきであるかを示す操作を受け付ける機構を備えてもよい。その場合、管理装置200は、特典を適用した後の商品の価格以外の順序に基づいてソートすべき旨の指示を示す操作がカスタマによってなされると、特典を適用しない状態で、カスタマの指示に従ってソートされたリスト(未適用リスト)をカスタマに提示する。その場合、管理装置200は、購入画面の表示にあたり、既定値として特典を適用しない旨を指定する。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明の実施形態にかかる管理装置は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いても実現可能である。例えば、コンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magnet Optical Disk)など、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶して配布し、これをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する管理装置を構成しても良い。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを記憶しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
また、本発明の実施形態にかかる管理装置は、一台で実現されるものに限定されない。複数のコンピュータが上述した各部の機能を分担することにより、それらの複数のコンピュータからなる一つのシステムとして各機能を提供するものであってもよい。
また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
11:計算部
12:選択部
13:推奨部
21:電子カートデータ
22:ユーザ保有特典データ
23:各ショップ送料データ
24:電子市場データ
25:抽出ショップリスト
26:適用済リスト表示フラグ
31:抽出部
32:提示部
33:受付部
100、200:管理装置
110:CPU
111:ROM
112:RAM
120、220:記憶装置
130:操作デバイス
140:ディスプレイ
150:ネットワークインターフェース
190:内部バス
C:カスタマ

Claims (6)

  1. インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理する管理装置であって、
    カスタマの電子カートに投入されている商品を、当該商品のショップごとに分類し、当該分類されたショップごとに、特典を適用することによる割引額を計算する計算部と、
    前記割引額が高くなる順に、前記特典を適用すべきショップを前記割引額が計算されたショップから選択する選択部と、
    前記選択されたショップに前記特典を適用するように前記カスタマに推奨する推奨部と、
    を備える管理装置。
  2. 前記選択部は、前記カスタマに割り当てられた特典の数が、前記割引額が計算されたショップの数未満であるときに、前記特典を適用すべきショップを選択する、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記選択部は、前記分類されたショップのうち、前記割引額があらかじめ定められた額よりも高くなる前記ショップを、前記特典を適用すべきショップとして選択する、
    請求項1または2に記載の管理装置。
  4. インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理する管理装置による管理方法であって、
    前記管理装置が、カスタマの電子カートに投入されている商品を、当該商品のショップごとに分類し、当該分類されたショップごとに、特典を適用することによる割引額を計算する計算ステップと、
    前記管理装置が、前記割引額が高くなる順に、前記特典を適用すべきショップを前記割引額が計算されたショップから選択する選択ステップと、
    前記管理装置が、前記選択されたショップに前記特典を適用するように前記カスタマに推奨する推奨ステップと、
    を備える管理方法。
  5. インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理するコンピュータに、
    カスタマの電子カートに投入されている商品を、当該商品のショップごとに分類し、当該分類されたショップごとに、特典を適用することによる割引額を計算する計算手順、
    前記割引額が高くなる順に、前記特典を適用すべきショップを前記割引額が計算されたショップから選択する選択手順、
    前記選択されたショップに前記特典を適用するように前記カスタマに推奨する推奨手順、
    を実行させるプログラムを記録した非一時的な記録媒体。
  6. インターネットを介して複数のショップが出店する電子市場を管理するコンピュータに、
    カスタマの電子カートに投入されている商品を、当該商品のショップごとに分類し、当該分類されたショップごとに、特典を適用することによる割引額を計算する計算手順、
    前記割引額が高くなる順に、前記特典を適用すべきショップを前記割引額が計算されたショップから選択する選択手順、
    前記選択されたショップに前記特典を適用するように前記カスタマに推奨する推奨手順、
    を実行させるプログラム。
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