JP6297469B2 - 作業車輌 - Google Patents

作業車輌 Download PDF

Info

Publication number
JP6297469B2
JP6297469B2 JP2014219879A JP2014219879A JP6297469B2 JP 6297469 B2 JP6297469 B2 JP 6297469B2 JP 2014219879 A JP2014219879 A JP 2014219879A JP 2014219879 A JP2014219879 A JP 2014219879A JP 6297469 B2 JP6297469 B2 JP 6297469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
speed
engine speed
pto
load factor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014219879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016084102A (ja
Inventor
大 上原
大 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2014219879A priority Critical patent/JP6297469B2/ja
Publication of JP2016084102A publication Critical patent/JP2016084102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6297469B2 publication Critical patent/JP6297469B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

本発明は、操縦者に対して情報を表示する表示装置を備えたトラクタや田植機等の作業車輌に関する。
エンジンの出力回転数をアクセルレバー等のエンジン回転数変更操作部材で設定される設定回転数に維持するように燃料噴射装置等のエンジン回転数変更アクチュエータの作動制御を行い、作業走行時等においてエンジン負荷が変動した場合であっても前記エンジンの出力回転数を略一定に維持できるように構成された作業車輌において、エンジン回転数低下ボタンを備え、前記エンジン回転低下ボタンが操作されると、エンジン回転数を所定回転数だけ低減させると共に、走行系伝動経路に介挿された走行変速装置を増速側に変速させるように構成することが提案されている(下記特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載の作業車輌は、前記エンジン回転数低下ボタンの操作という簡単な人為操作によって、走行車速の低下を抑えつつ燃費の向上を図り得る点において有用である。
しかしながら、前記エンジン回転数低下ボタンは操縦者の判断によって自発的に操作されるものである。
即ち、前記特許文献1に記載の作業車輌においては、前記エンジン回転数低下ボタンを操作すべきか否かの判断は操縦者自身に委ねられており、場合によっては、エンジン負荷に関し余裕が無いにも拘わらず、前記エンジン回転数低下ボタンを操作してしまう事態が生じ得る。このような場合にはエンジンストールが発生し得る。
特開2012−162248号公報
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、操縦者が省エネ運転を容易に実現できる作業車輌の提供を目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、出力が可変とされたエンジンと、エンジン回転数変更操作部材と、エンジン回転数変更アクチュエータと、液晶表示部を有する表示装置と、エンジン回転数が前記エンジン回転数変更操作部材によって設定される設定回転数となるように前記エンジン回転数変更アクチュエータを作動させる制御装置と、前記エンジンから走行部材へ至る走行系伝動経路に介挿され、走行変速操作部材への操作に応じた変速動作を行う走行変速装置とを備え、前記制御装置は、エンジン回転数が所定回転数より高く且つエンジン負荷率が所定負荷率より低い場合には、前記液晶表示部にエンジン出力下げ操作指令を表示させると共に、エンジン負荷率及び前記所定負荷率の差異に応じて設定されたエンジン回転数下げ可能範囲に関するエンジン回転数下げ範囲データに基づき得られる、その時点でのエンジン負荷率に応じたエンジン回転数下げ可能範囲、並びに、前記エンジン回転数下げ可能範囲の上限までエンジン回転数を下げた場合において走行車速を維持する為の前記走行変速装置の変速状態を前記液晶表示部に併せて表示させるように構成された作業車輌を提供する。
また、本発明は、出力が可変とされたエンジンと、エンジン回転数変更操作部材と、エンジン回転数変更アクチュエータと、液晶表示部を有する表示装置と、エンジン回転数が前記エンジン回転数変更操作部材によって設定される設定回転数となるように前記エンジン回転数変更アクチュエータを作動させる制御装置と、前記エンジンからPTO軸へ至る作業機系伝動経路に介挿され、PTO変速操作部材への操作に応じた変速動作を行うPTO変速装置とを備え、前記制御装置は、エンジン回転数が所定回転数より高く、エンジン負荷率が所定負荷率より低く、且つ、前記PTO軸から回転動力が出力されている場合には、エンジン負荷率の前記所定負荷率に対する偏差に応じて設定されたエンジン回転数下げ可能範囲に関するエンジン回転数下げ範囲データに基づいてエンジン回転数下げ可能範囲を算出した上で、前記PTO変速装置を増速させた場合であってもエンジン回転数を前記エンジン回転数下げ可能範囲内において下げることでPTO出力回転数を一定に維持できると判断した場合には、前記液晶表示部にPTO増速指令及び目標下げエンジン回転数を表示させるように構成された作業車輌を提供する。
前記作業車輌が、前記エンジンから走行部材へ至る走行系伝動経路に介挿され、走行変速操作部材への操作に応じた変速動作を行う走行変速装置を備えている形態においては、好ましくは、前記制御装置は、前記目標下げエンジン回転数までエンジン回転数を下げた場合において走行車速を維持する為の前記走行変速装置の変速状態を前記液晶表示部に表示させ得る。
本発明の一態様に係る作業車輌によれば、制御装置が、エンジン回転数が所定回転数より高く且つエンジン負荷率が所定負荷率より低い場合には表示装置の液晶表示部に省エネ運転操作メッセージとしてエンジン出力下げ操作指令を表示させると共に、エンジン負荷率及び前記所定負荷率の差異に応じて設定されたエンジン回転数下げ可能範囲に関するエンジン回転数下げ範囲データに基づき得られる、その時点でのエンジン負荷率に応じたエンジン回転数下げ可能範囲、並びに、前記エンジン回転数下げ可能範囲の上限までエンジン回転数を下げた場合において走行車速を維持する為の前記走行変速装置の変速状態を前記液晶表示部に併せて表示させるので、操縦者は走行車速の変化を防止又は低減させた状態での省エネ運転を容易に実現することができる。
また、本発明の他態様に係る作業車輌によれば、制御装置が、エンジン回転数が所定回転数より高く、エンジン負荷率が所定負荷率より低く、且つ、前記PTO軸から回転動力が出力されている場合には、エンジン負荷率の前記所定負荷率に対する偏差に応じて設定されたエンジン回転数下げ可能範囲に関するエンジン回転数下げ範囲データに基づいてエンジン回転数下げ可能範囲を算出した上で、前記PTO変速装置を増速させた場合であってもエンジン回転数を前記エンジン回転数下げ可能範囲内において下げることでPTO出力回転数を一定に維持できると判断した場合には、前記液晶表示部にPTO増速指令及び目標下げエンジン回転数を表示するので、操縦者はPTO出力回転数の変動を有効に防止しつつ容易に省エネ運転を実現することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る作業車輌の斜視図である。 図2は、前記作業車輌の背面図である。 図3は、前記作業車輌の平面図である。 図4は、前記作業車輌の伝動模式図である。 図5は、前記作業車輌における制御ブロック図である。 図6は、エンジン回転数と燃料噴射量との関係に関するグラフである。 図7は、前記作業車輌におけるサブディスプレイの表示状態の一例の模式図である。 図8は、制御装置に備えられる省エネ運転操作メッセージ表示モードの一例の制御フローである。 図9は、前記作業車輌におけるサブディスプレイの表示状態の他例の模式図である。
以下、本発明に係る作業車輌の好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1〜図4に、それぞれ、本実施の形態に係る作業車輌1の斜視図、背面図、平面図及び伝動模式図を示す。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る前記作業車輌1はトラクタの形態をなしている。
詳しくは、図1〜図4に示すように、前記作業車輌1は、車輌フレーム10と、前記車輌フレーム10に支持された運転席15と、前記車輌フレーム10に支持されたエンジン50と、左右一対の前輪20Fと、左右一対の後輪20Rと、前記エンジン50からの回転動力を駆動輪に伝達する走行系伝動構造60と、外部に向けて回転動力を出力するPTO軸95と、前記エンジン50からの回転動力を前記PTO軸95に伝達するPTO系伝動構造80と、制御装置100と、前記エンジン50に燃料を噴射する燃料噴射装置40(下記図5参照)とを有している。
図5に、前記制御装置100のブロック図を示す。
図5に示すように、本実施の形態においては、前記制御装置100は、本機コントローラ101、エンジンコントローラ102及びメータコントローラ103等の複数のコントローラを有している。
前記複数のコントローラ101、102、103には、それぞれ、対応する前記センサ及び前記アクチュエータが電気的に接続されており、前記複数のコントローラ101、102、103はCAN通信バス105を介して互いに電気的に接続されている。
前記各コントローラ101、102、103は、前記各種センサ等から入力される信号に基づいて演算処理を実行する制御演算手段を含む演算部(以下CPUという)と、制御プログラムや制御データ等を記憶するROM,設定値等を電源を切っても失われない状態で保存し且つ前記設定値等が書き換え可能とされたEEPROM及び前記演算部による演算中に生成されるデータを一時的に保持するRAM等を含む記憶部とを備えている。
前記制御装置100は、前記エンジン50の出力制御として、エンジン回転数が、人為操作されるエンジン回転数変更操作部材110による設定回転数となるように、エンジン回転数変更アクチュエータを作動させる通常制御を実行するように構成されている。
詳しくは、図3及び図5に示すように、前記作業車輌1は、アクセルペダル111及びアクセルレバー112等の前記エンジン回転数変更操作部材110と、前記エンジン回転数変更操作部材110の操作位置を検出する操作側エンジン回転数センサ110aと、前記エンジン回転数変更アクチュエータとして作用する燃料噴射装置40と、エンジン回転数を検出する作動側エンジン回転数センサ50aとを有している。
図5に示すように、本実施の形態においては、前記燃料噴射装置40は、燃料タンク41からフィルタ(図示せず)を介して燃料を吸い込む燃料供給ポンプ42と、前記燃料供給ポンプ42から圧送される燃料を蓄圧状態で貯留するコモンレール45と、前記コモンレール45内の蓄圧燃料を前記エンジン50の各気筒に噴射する複数のインジェクタ46とを有している。
なお、図5中の符号45aは前記コモンレール45の内圧を検出する圧力センサである。
前記制御装置100は、前記通常制御においては、前記操作側エンジン回転数センサ110aによって検出される設定回転数をエンジン回転数の目標回転数として用いて、前記インジェクタ46を作動させる。
具体的には、前記制御装置100には、ROM等の記憶部に、予め、エンジン回転数とインジェクタ制御量(燃料噴射量)との関係を示す制御データが記憶されており、前記制御装置100は前記制御データを用いて、前記インジェクタ46の作動制御を行う。
即ち、前記制御装置100は、アクセルレバー等のエンジン回転数変更操作部材110の操作位置をアクセルセンサ110aから入力して目標エンジン回転数を認識し、前記制御データを用いて算出される前記目標エンジン回転数に応じた燃料噴射量を噴射するように前記インジェクタ46を作動させ、エンジン回転数センサ50aによって検出される実エンジン回転数が前記目標エンジン回転数に一致しているか否かを判断し、両者が一致するように前記インジェクタ46の作動制御を行う。
本実施の形態に係る前記作業車輌1は、前記エンジン50の回転数上限値を任意に設定し得るように構成されている。
詳しくは、図5に示すように、前記作業車輌1にはエンジン回転数上限設定部材510が備えられている。
前記制御装置100は、前記エンジン回転数変更操作部材110を最大操作した際の目標エンジン回転数が前記エンジン回転数上限設定部材510によって設定されるエンジン回転数上限値に制限された状態で、前記エンジン回転数が前記エンジン回転数変更操作部材110の操作位置に応じた回転数となるように、前記燃料噴射装置40の作動制御を行うように構成されている。
なお、図5中の符号510aは前記エンジン回転数上限設定部材510の操作位置を検出するセンサである。
このように、エンジン回転数上限設定機能を備えることにより、前記エンジン回転数変更操作部材110に対する誤操作によって、前記エンジン50から作動的に回転動力が伝達される耕耘装置や植付装置等の作業機に意図しない高回転数の動力が入力されてトラブルが生じることを有効に防止することができる。
図4に示すように、本実施の形態においては、前記走行系伝動構造60は、主変速装置として作用する油圧式無段変速装置(HST)61を有している。
前記HST61は、図4に示すように、メインクラッチ51を介して入力される前記エンジン50からの回転動力を無段変速するように構成されている。
なお、図5中の符号52及び53は、前記メインクラッチ51を介して入力される前記エンジン50からの回転動力によって駆動されるチャージポンプ及び補助ポンプである。
本実施の形態においては、前記HST61は、前記制御装置100によって作動制御される主変速アクチュエータ220を介して変速動作するように構成されている。
詳しくは、図5に示すように、前記作業車輌1においては、作動側変速センサ(車速センサ)61aによって検出される前記HST61の出力回転速度が主変速レバー等の主変速操作部材120への人為操作に応じた速度となるように、前記制御装置100が前記主変速アクチュエータ220の作動制御を行うようになっている。
なお、図5中の符号120aは、前記主変速操作部材120の操作位置(操作方向及び/又は操作量)を検出する操作側変速センサである。
又、本実施の形態に係る前記作業車輌1は、前記主変速操作部材120を最大操作した際の前記HST61の出力回転速度の上限値(最高速値)を任意に設定し得るように構成されている。
詳しくは、図5に示すように、前記作業車輌1には最高速設定部材515が備えられている。
前記制御装置100は、前記主変速操作部材120を最大操作した際の前記HST61の最高出力回転速度が前記最高速設定部材515によって設定された回転速度に制限された状態で、前記主変速操作部材120の操作位置に応じて前記HST61の出力回転速度が変更されるように前記主変速アクチュエータ220の作動制御を行う。
なお、図5中の符号515aは、前記最高速設定部材515の操作位置を検出するセンサである。
前記最高速設定部材515は前記エンジン回転数上限設定部材510と別体とすることも可能であるし、両部材510、515を共通操作部材によって構成することも可能である。
即ち、前記最高速設定部材515及び前記エンジン回転数上限設定部材510を共通部材によって構成する場合には、前記エンジン回転数上限設定部材510及び前記最高速設定部材515の双方として作用するエンジン回転・車速切換スイッチ(図示せず)及びエンジン回転・車速設定ダイヤル(図示せず)が備えられている。
前記エンジン回転・車速切換スイッチは、エンジン回転数上限設定フェイズ及び最高速設定フェイズを切り換える為の部材である。
詳しくは、前記エンジン回転・車速切換スイッチは、エンジン側及び車速側に切り換え可能とされており、前記制御装置100は、前記エンジン回転・車速切換スイッチの操作位置に応じて、操縦者がエンジン回転数上限値を登録したいのか、又は、最高速値を登録したいのかを認識する。
そして、前記制御装置100は、前記エンジン回転・車速設定ダイヤルによって設定された値を、前記エンジン回転・車速切換スイッチによって選択された側(即ち、エンジン出力の回転速度又はHST出力の回転速度)の上限値として登録する。
本実施の形態においては、前記制御装置100は、前記エンジン回転数上限設定部材510によって設定されるエンジン回転数上限値及び前記最高速設定部材515によって設定される最高速度値の組み合わせによって画される走行モードを複数個、記憶し、人為操作による指令を受けて複数の走行モードのうちの何れか一の走行モードを起動させ得るように構成されている。
即ち、図5に示すように、前記作業車輌1には、人為操作可能な走行モード切換操作部材520が備えられている。
前記走行モード切換操作部材520は、前記複数の走行モード(例えば、Aモード及びBモードの2種類の走行モード)の切り換えを行えるように構成されている。
即ち、前記走行モード切換操作部材520は、人為操作に応じて、前記複数の走行モードのそれぞれに対応した走行モード位置(例えば、Aモード位置又はBモード位置)を選択的にとり得るようになっている。
前記制御装置100は、前記走行モード切換操作部材520が一の走行モード位置(前記例においては、Aモード位置又はBモード位置)に位置された状態で前記エンジン回転数上限設定部材510及び前記最高速設定部材515が操作されると、その操作によって設定された値を当該一の走行モードにおけるエンジン回転数上限値及び最高速値として記憶する。
前記エンジン回転数上限値及び前記最高速値は、例えば、電源を切っても失われず且つ書き換え可能とされたEEPROMに記憶され得る。
なお、前記走行モード切換操作部材520の操作位置はセンサ520a(図5参照)によって検出される。
このように複数の走行モードが記憶されている状態において、前記制御装置100は、前記走行モード切換操作部材520の操作位置に対応した走行モードを起動する。
なお、前記走行モード切換操作部材520が、前記複数の走行モード位置に加えて、走行モード解除位置をとり得るように構成し、前記走行モード切換操作部材520が走行モード解除位置に位置されると、前記制御装置100が、前記複数の走行モードの解除状態を現出させるように構成することも可能である。
図4に示すように、本実施の形態においては、前記走行系伝動構造60は、前後進切換装置62を有している。
前記前後進切換装置62は、前記HST61から作動的に伝達される回転動力の回転方向を切り替えて出力するように構成されている。
詳しくは、前記前後進切換装置62は、前記HST61からの回転動力を正転方向(前進方向)の回転動力として前記駆動輪へ向けて出力する前進状態、前記HST61からの回転動力を逆転方向(後進方向)の回転動力として前記駆動輪へ向けて出力する後進状態、及び、前記HST61から前記駆動輪への動力伝達を遮断する中立状態を選択的にとり得るように構成されている。
前記前後進切換装置62は、人為操作可能なF/Rレバー等の前後進切換操作部材130への人為操作に応じて、前進状態又は後進状態をとり、人為操作可能な主クラッチ操作部材135のクラッチ切り操作に応じて、中立状態(動力遮断状態)をとるようになっている。
本実施の形態においては、前記前後進切換装置62は、前後進切換アクチュエータ230によって出力状態の切り換えが行われるようになっている。
詳しくは、図5に示すように、前記作業車輌1においては、前記前後進切換装置62の出力状態が前記前後進切換操作部材130及び前記主クラッチ操作部材135への人為操作に応じて変更されるように、前記制御装置100が前記前後進切換アクチュエータ230の作動制御を行うようになっている。
なお、図5中の符号130a及び135aは前記前後進切換操作部材130及び前記主クラッチ操作部材135の操作位置をそれぞれ検出する操作側前後進センサ及び操作側主クラッチセンサであり、符号62aは前記前後進切換装置62の作動状態を検出する前後進センサである。
図4に示すように、本実施の形態においては、前記走行系伝動構造60は、副変速装置として作用するギヤ式多段変速装置63を有している。
前記ギヤ式多段変速装置63は、前記前後進切換装置62の伝動方向後流側に配設されており、前記前後進切換装置62を介して入力される回転動力を多段変速して、走行系出力軸65に伝達する。
前記多段変速装置63は、副変速操作部材140(図5参照)によって選択された変速段を係合させるように構成されている。
図4に示すように、本実施の形態においては、前記多段変速装置63は、高速段及び低速段の2段の変速段を有している。
本実施の形態においては、前記多段変速装置63は、副変速アクチュエータ240(図5参照)によって変速状態の切り換えが行われるようになっている。
詳しくは、図5に示すように、前記作業車輌1においては、前記多段変速装置63の変速段が前記副変速操作部材140への人為操作に応じて変更されるように、前記制御装置100が前記副変速アクチュエータ240の作動制御を行うようになっている。
なお、図5中の符号140aは前記副変速操作部材140の操作位置を検出する操作側副変速センサであり、符号63aは前記多段変速装置63の変速状態を検出する副変速センサである。
本実施の形態においては、前記一対の後輪20Rがメイン駆動輪とされ、且つ、前記一対の前輪20Fが操舵輪且つサブ駆動輪とされている。
即ち、図4及び図5に示すように、前記作業車輌1には、人為操作されるステアリングホイール等の旋回操作部材115と、前記旋回操作部材115の操作位置を検出する操作側旋回センサ115aと、前記操舵輪(本実施の形態においては前輪20F)を操舵するパワーステアリング装置等の旋回アクチュエータ215と、車輌旋回角度を検出する作動側旋回センサ90aとが備えられている。
そして、前記制御装置100は、前記作動側旋回センサ90aによって検出される車輌旋回角が前記操作側旋回センサ115aによって検出される前記旋回操作部材115の操作角となるように、前記旋回アクチュエータ215の作動制御を行う。
又、本実施の形態においては、図4に示すように、前記走行系伝動構造60は、さらに、前記走行系出力軸65の回転動力を主駆動輪として作用する前記一対の後輪20Rに差動伝達する主駆動輪側デファレンシャルギヤ装置66と、前記走行系出力軸65の回転動力を入力するサブ駆動輪駆動装置70と、前記サブ駆動輪駆動装置70からの回転動力をサブ駆動輪として作用する前記一対の前輪20Fに差動伝達するサブ駆動輪側デファレンシャルギヤ装置71と、前記左右一対のメイン駆動輪にそれぞれ制動力を付加し得る左右一対のブレーキ装置75L、75Rとが備えられている。なお、図4においては、左側ブレーキ装置75Lのみ図示している。
前記サブ駆動輪駆動装置70は、サブ駆動輪駆動切換操作部材145への人為操作に応じて、前記サブ駆動輪(本実施の形態においては前記前輪20F)が前記メイン駆動輪(本実施の形態においては後輪20R)と、常時、等速駆動されるように前記走行系出力軸65の回転動力を前記サブ駆動輪へ向けて出力する4駆等速状態と、旋回角センサ90a(図5参照)によって検出される旋回角が所定角以下の場合には前記サブ駆動輪が前記メイン駆動輪と等速で駆動され且つ前記旋回角が所定角を超えた場合には前記サブ駆動輪が前記メイン駆動輪より高速(例えば約2倍速)で駆動されるように前記走行系出力軸65の回転動力を前記サブ駆動輪へ向けて出力する4駆旋回時増速状態と、前記サブ駆動輪を駆動しない2駆状態とを選択的にとり得るように構成されている。
本実施の形態においては、前記サブ駆動輪駆動装置70は、サブ駆動輪駆動切換アクチュエータ245を介して伝動状態の切り換えが行われるようになっている。
詳しくは、図5に示すように、前記作業車輌1においては、前記サブ駆動輪駆動装置70がサブ駆動輪駆動切換操作部材145への人為操作に応じた伝動状態となるように、前記制御装置100が前記サブ駆動輪駆動切換アクチュエータ245の作動制御を行うようになっている。
なお、図5中の符号145aは、前記サブ駆動輪駆動切換操作部材145の操作位置を検出するサブ駆動輪駆動切換センサであり、符号70aは前記サブ駆動輪駆動装置70の伝動状態を検出するサブ駆動輪センサである。
前記一対のブレーキ装置75L、75Rは、人為操作される一対のブレーキ操作部材150L、150Rへの人為操作に応じて、個別に、ブレーキ作動状態及びブレーキ解除状態をとり得るようになっている。
本実施の形態においては、前記一対のブレーキ装置75L、75Rは、それぞれ、一対のブレーキアクチュエータ250L、250Rを介して、ブレーキ作動状態及びブレーキ解除状態の切り換えが行われるようになっている。
詳しくは、前記制御装置100は、前記一対のブレーキ装置75L、75Rが前記一対のブレーキ操作部材150L、150Rへの人為操作に応じたブレーキ作動状態又はブレーキ解除状態となるように、前記一対のブレーキアクチュエータ250L、250Rの作動制御を行うようになっている。
なお、図5中の符号150La、150Raは前記一対のブレーキ操作部材150L、150Rの操作状態を検出するセンサであり、符号75La、75Raは前記一対のブレーキ装置75L、75Rの作動状態を検出するセンサである。
次にPTO伝動構造80について説明する。
図4に示すように、本実施の形態においては、前記PTO系伝動構造80は、PTOクラッチ装置81と、PTO変速装置82とを有している。
前記PTOクラッチ装置81は、前記メインクラッチ51を介して入力される前記エンジン50からの回転動力を選択的に伝達又は遮断するように構成されている。
前記PTO変速装置82は、前記PTOクラッチ装置81を介して入力される前記エンジン50からの回転動力を変速して、前記PTO軸95へ向けて出力するように構成されている。
即ち、前記制御装置100は、図5に示すように、人為操作されるPTO入切操作部材160への人為操作に応じて前記PTOクラッチ装置81が伝動状態及び遮断状態となるように、PTOクラッチアクチュエータ260の作動制御を行うようになっている。
なお、図5中の符号160aは前記PTO入切操作部材160の操作位置を検出するセンサであり、符号81aは前記PTOクラッチ装置81の作動状態を検出するセンサである。
また、前記制御装置100は、図5に示すように、人為操作されるPTO変速操作部材165への人為操作に応じて前記PTO変速装置82が変速動作するように、PTO変速アクチュエータ265の作動制御を行うようになっている。
詳しくは、前記PTO変速装置82は、多段式とされており、複数の変速段の何れかの変速段が選択的に係合され得るようになっている。
本実施の形態においては、図4に示すように、前記PTO変速装置82は、正転側第1変速段〜第4変速段用のギヤ列82(1)〜82(4)と、逆転側変速段用のギヤ列82(R)とを有しており、前記PTOアクチュエータ265によって何れかのギヤ列が選択的に動力伝達状態になるように構成されている。
前記PTO変速装置82の作動状態(変速段)は、前記PTO変速装置82又は前記PTOアクチュエータ265の作動状態を検出する作動側PTO変速センサ82a(図5参照)によって検出される。
前記PTO変速操作部材165は、人為操作に応じて、前記PTO変速装置265の変速段(本実施の形態においては、正転側第1〜第4変速段及び逆転側変速段)に対応した操作位置を取り得るように構成されている。
前記PTO変速操作部材165の操作位置は、操作側PTO変速センサ165a(図5参照)によって検出される。
さらに、本実施の形態に係る前記作業車輌1には、前記PTO軸95の実回転数を検出するPTO回転センサ95a(図5参照)が備えられている。
前述の通り、本実施の形態に係る前記作業車輌1はトラクタの形態をなしており、前記PTO軸95を介して前記エンジン50からの回転動力を伝達し得る状態でリンク機構380を介してロータリー耕耘装置等の作業機を昇降可能且つ左右方向傾動可能に付設可能となっている。
図2及び図3に示すように、前記リンク機構380は、例えば、トップリンク381及び左右一対のロワーリンク382を有し得る。
前記作業車輌1には、前記作業機200を昇降させる昇降アクチュエータ(図示せず)と、前記作業機の左右方向の傾きを変更させる傾動アクチュエータ(図示せず)とが備えられ、前記制御装置100は、昇降操作部材(図示せず)及び傾動操作部材(図示せず)への人為操作に応じて、前記昇降アクチュエータ及び前記傾動アクチュエータの作動制御を行う。
前記作業車輌1は、さらに、液晶表示部を有する表示装置を備えている。
図3及び図5に示すように、本実施の形態においては、前記作業車輌1は、前記表示装置として、前記運転席15の前方に配設されたメーターパネル400と、前記運転席15の側方に配設されたサブディスプレイ450とを備えている。
前記メーターパネル400は、例えば、前記エンジン50の回転数を表示するタコメータと、前記作業車輌1に備えられる種々の制御モードの起動有無を表示する複数の表示ランプと、前記液晶表示部として作用する液晶ディスプレイ部とを有し得る。
前記サブディスプレイ450は、前記液晶表示部として作用する液晶ディスプレイ部を有し得る。
ここで、本実施の形態に係る前記作業車輌1に備えられた省エネ運転操作メッセージ表示機能について説明する。
本実施の形態においては、前記制御装置100は、エンジン回転数が所定回転数を越えており且つエンジン負荷率が所定負荷率より低い場合には、前記液晶表示部に省エネ運転操作メッセージを表示させるように構成されている。
エンジン負荷率は種々の方法によって算出され得るが、例えば、図6に示すエンジン回転数と燃料噴射量との関係を用いて算出される。
この場合、前記制御装置100には、予め、エンジン回転数と燃料噴射量との関係が記憶され、前記制御装置100は、前記作動側エンジン回転数センサ50aから実測エンジン回転数N(a)を入力し、前記エンジン回転数及び燃料噴射量の関係(図6参照)から前記実測エンジン回転数N(a)における最大燃料噴射量Fmax(a)及び無負荷燃料噴射量Fidl(a)を得る。
また、前記制御装置100は、前記インジェクタの作動状態等に基づく燃料噴射量センサから実測燃料噴射量F(a)を得て、最大燃料噴射量Fmax(a)及び無負荷燃料噴射量Fidl(a)間の偏差に対する実測燃料噴射量F(a)及び無負荷燃料噴射量Fidl(a)間の偏差の比率、即ち、(F(a)−Fidl(a))/(Fmax(a)−Fidl(a))を、その時点でのエンジン負荷率Laとして算出することができる。
さらに、前記制御装置100には、予め、省エネ運転操作メッセージを表示させるか否かの閾値となる前記所定負荷率が記憶されている。
前記所定負荷率は、エンジン回転数に拘わらず一定値とすることもできるし、エンジン回転数毎に異なる値とすることもできる。
前記省エネ運転操作メッセージは、例えば、エンジン出力下げ操作指令とされ得る。
図7に、前記省エネ運転メッセージとしてエンジン出力下げ操作指令が表示された場合の前記サブディスプレイ450の模式図を示す。
図7に示す形態においては、前記サブディスプレイ450は、車速を表示する車速表示領域451と、前記PTO軸95の回転数を表示するPTO実回転数表示領域452と、情報表示領域453とを有しており、前記制御装置は、エンジン負荷率が所定負荷率より低くなったことを検知すると、前記情報表示領域453に前記省エネ運転操作メッセージとしてエンジン出力下げ操作指令を割り込み表示させることができる。
図8に、前記制御装置100が実行する省エネ運転操作メッセージ表示モードの一例の制御フローを示す。
図8に示すように、前記制御装置100は、前記作業車輌1の主電源オンに応じて省エネ運転操作メッセージ表示モードを起動させることができる。
これに代えて、省エネ運転操作メッセージ表示モードをオン・オフ操作する操作部材を設け、前記操作部材に対する人為操作に応じて省エネ運転操作メッセージ表示モードの起動/解除を切り換えるように構成することも可能である。
省エネ運転操作メッセージ表示モードが起動されると、前記制御装置100は、所定タイミング毎に、エンジン回転数が所定回転数を超えているか否か(ステップS1)、及び、エンジン負荷率が予め記憶されている所定負荷率より低いか否か(ステップS2)を判断する。
ステップS1及びステップS2の双方がYESの場合、即ち、エンジン回転数が所定回転数を超えており、且つ、エンジン負荷率が所定負荷率より低い場合には、前記制御装置100は、前記液晶表示部に省エネ運転操作メッセージを表示し(ステップS3)、ステップS1の処理へ戻る。
前述の通り、本実施の形態においては、前記制御装置100は、前記液晶表示部に、省エネ運転操作メッセージとして、エンジン出力下げ操作指令を表示する(図7参照)。
ステップS1及びステップS2の何れかにおいてNOの場合、即ち、エンジン回転数が所定回転数以下の場合、又は、エンジン負荷率が所定負荷率以上の場合には、前記制御装置100は、前記液晶表示部に省エネ運転操作メッセージが表示されている場合にはその表示を解除し、又は、前記液晶表示部への省エネ運転操作メッセージの表示を行わず(ステップS4)、ステップS1の処理へ戻る。
このように、本実施の形態においては、省エネ運転を行える状態であること、及び、省エネ運転を行う為の具体的な操作方法を操縦者に確実に知らしめることができる。
従って、操縦者は、熟練を要すること無く省エネ運転を容易に実現することができる。
省エネ運転操作メッセージとしてエンジン出力下げ操作指令を前記液晶表示部に表示させる場合において、好ましくは、前記制御装置100は、前記エンジン出力下げ操作指令の表示に加えて、前記液晶表示部にエンジン回転数下げ可能範囲を表示させるように構成され得る。
この場合、前記制御装置100には、予め、実験等により、エンジン負荷率及び所定負荷率の差異に応じて設定されたエンジン回転数下げ可能範囲に関するエンジン回転数下げ範囲データが備えられる。
なお、エンジン回転数下げ可能範囲は、エンジン回転数に拘わらず一定値とすることもできるし、エンジン回転数毎に異なる値とすることもできる。
そして、前記制御装置100は、前記エンジン回転数下げ範囲データに基づいてエンジン回転数下げ可能範囲を算出し、前記エンジン出力下げ操作指令に加えて、前記データに基づき得られるエンジン回転数下げ可能範囲を併せて表示させるように構成される。
斯かる構成によれば、操縦者はより容易に省エネ運転を実現することができる。
省エネ運転操作メッセージとしてエンジン出力下げ操作指令を前記液晶表示部に表示させる場合において、より好ましくは、前記制御装置100は、前記エンジン出力下げ操作指令及び前記エンジン回転数下げ可能範囲に加えて、前記エンジン回転数下げ可能範囲の上限までエンジン回転数を下げた場合において走行車速を維持する為の前記走行変速装置の変速状態を前記液晶表示部に表示させることができる。
具体的には、前記制御装置100は、車速センサ、又は、エンジン回転数及び走行変速装置の変速状態に基づいてその時点の走行車速を認識しており、エンジン回転数を前記エンジン回転数下げ可能範囲の上限まで下げた場合の想定エンジン回転数とその時点での前記走行車速とに基づき、その時点での走行車速を維持する為の前記走行変速装置(本実施の形態においては前記HST61)の変速状態を算出し、この算出結果を前記液晶表示部に表示させることができる。
斯かる構成によれば、操縦者は、走行車速の変化を防止又は低減させた状態での省エネ運転を容易に実現することができる。
また、前記制御装置100は、前記PTO軸95から回転動力を出力している場合、即ち、前記PTOクラッチ装置81が伝動状態である場合においては、エンジン出力下げ操作指令の表示条件に加えて下記条件を満たす場合には、前記PTO変速装置82の増速操作メッセージを前記液晶表示部に表示させることができる。
即ち、前記制御装置100は、エンジン回転数が所定回転数を超えているか否か、及び、エンジン負荷率が予め記憶されている所定負荷率より低いか否かの判断に加えて、その時点でのPTO変速段(例えば1速)から(例えば2速へ)増速したとしてもエンジン回転数を前記エンジン回転数下げ可能範囲内において下げることで、その時点でのPTO出力回転数と同じPTO出力回転数を得ることができるか否かを判断するように構成され得る。
そして、前記制御装置100は、前記PTO増速可否判断がYESの場合には、前記液晶表示部にPTO増速操作指令(図9参照)及びPTO出力回転数を一定に維持する為の目標下げエンジン回転数を表示させることができる。
かかる構成によれば、前記PTO軸95の出力回転数を変化させること無く、さらなる省エネ運転の実現を可能とすることができる。
好ましくは、前記制御装置100は、エンジン回転数を前記目標下げ操作エンジン回転数まで下げた場合において、走行車速を維持する為の前記走行変速装置の変速状態を前記液晶表示部に併せて表示させることができる。
1 作業車輌
40 燃料噴射装置(エンジン回転数変更アクチュエータ)
50 エンジン
61 HST(走行変速装置)
82 PTO変速装置
95 PTO軸
100 制御装置
110 エンジン回転数変更操作部材
120 主変速操作部材(走行変速操作部材)
165 PTO変速操作部材
400 メーターパネル(表示装置)
450 サブディスプレイ(表示装置)

Claims (3)

  1. 出力が可変とされたエンジンと、エンジン回転数変更操作部材と、エンジン回転数変更アクチュエータと、液晶表示部を有する表示装置と、エンジン回転数が前記エンジン回転数変更操作部材によって設定される設定回転数となるように前記エンジン回転数変更アクチュエータを作動させる制御装置と、前記エンジンから走行部材へ至る走行系伝動経路に介挿され、走行変速操作部材への操作に応じた変速動作を行う走行変速装置とを備え、
    前記制御装置は、エンジン回転数が所定回転数より高く且つエンジン負荷率が所定負荷率より低い場合には、前記液晶表示部にエンジン出力下げ操作指令を表示させると共に、エンジン負荷率及び前記所定負荷率の差異に応じて設定されたエンジン回転数下げ可能範囲に関するエンジン回転数下げ範囲データに基づき得られる、その時点でのエンジン負荷率に応じたエンジン回転数下げ可能範囲、並びに、前記エンジン回転数下げ可能範囲の上限までエンジン回転数を下げた場合において走行車速を維持する為の前記走行変速装置の変速状態を前記液晶表示部に併せて表示させることを特徴とする作業車輌。
  2. 出力が可変とされたエンジンと、エンジン回転数変更操作部材と、エンジン回転数変更アクチュエータと、液晶表示部を有する表示装置と、エンジン回転数が前記エンジン回転数変更操作部材によって設定される設定回転数となるように前記エンジン回転数変更アクチュエータを作動させる制御装置と、前記エンジンからPTO軸へ至る作業機系伝動経路に介挿され、PTO変速操作部材への操作に応じた変速動作を行うPTO変速装置とを備え、
    前記制御装置は、エンジン回転数が所定回転数より高く、エンジン負荷率が所定負荷率より低く、且つ、前記PTO軸から回転動力が出力されている場合には、エンジン負荷率の前記所定負荷率に対する偏差に応じて設定されたエンジン回転数下げ可能範囲に関するエンジン回転数下げ範囲データに基づいてエンジン回転数下げ可能範囲を算出した上で、前記PTO変速装置を増速させた場合であってもエンジン回転数を前記エンジン回転数下げ可能範囲内において下げることでPTO出力回転数を一定に維持できると判断した場合には、前記液晶表示部にPTO増速指令及び目標下げエンジン回転数を表示させることを特徴とする作業車輌。
  3. 前記エンジンから走行部材へ至る走行系伝動経路に介挿され、走行変速操作部材への操作に応じた変速動作を行う走行変速装置を備え、
    前記制御装置は、前記目標下げエンジン回転数までエンジン回転数を下げた場合において走行車速を維持する為の前記走行変速装置の変速状態を前記液晶表示部に表示させることを特徴とする請求項に記載の作業車輌。
JP2014219879A 2014-10-29 2014-10-29 作業車輌 Active JP6297469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014219879A JP6297469B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 作業車輌

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014219879A JP6297469B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 作業車輌

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016084102A JP2016084102A (ja) 2016-05-19
JP6297469B2 true JP6297469B2 (ja) 2018-03-20

Family

ID=55973108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014219879A Active JP6297469B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 作業車輌

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6297469B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5703138B2 (ja) * 2011-01-20 2015-04-15 株式会社クボタ 変速制御システム
JP5357197B2 (ja) * 2011-02-02 2013-12-04 株式会社日本除雪機製作所 ロータリー除雪車用のモニタリングシステム及びロータリー除雪車
JP6243124B2 (ja) * 2013-01-23 2017-12-06 本田技研工業株式会社 除雪機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016084102A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6224540B2 (ja) 作業車輌
KR102093321B1 (ko) 작업 차량
EP2610408B1 (en) Work vehicle
JP2018108764A (ja) 作業車両および作業車両操作システム
JP6297469B2 (ja) 作業車輌
JP5169537B2 (ja) 作業車両
JP6275576B2 (ja) 作業車輌
JP6352156B2 (ja) トラクタ
JP6234895B2 (ja) 作業車輌
JP5174455B2 (ja) 作業車輌
JP7001540B2 (ja) 作業車
JP2016078619A (ja) 作業車輌
JP5997242B2 (ja) 作業車両
JP6184359B2 (ja) トラクタ
JP5261407B2 (ja) 作業車の情報表示構造
JP2011133098A (ja) 作業車両
JP6132796B2 (ja) 作業車輌
JP2017029071A (ja) 作業車両
JP2016021952A (ja) 作業車輌
JP2016193623A (ja) 作業車
JP2015224567A (ja) トラクタ
JP2008271888A (ja) コンバイン
JP2015181380A (ja) 作業車輌

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6297469

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350