JP6295922B2 - コーマにおけるラップ端部準備方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コーマにおけるラップ端部準備方法に係り、詳しくはラップ交換時に新たにラップローラ上に載置された満ラップのラップ端部を、満ラップから気流により剥がす剥離装置を備えたコーマにおけるラップ端部準備方法に関する。
コーマにおいては、使用中のラップ即ち旧ラップが少なくなると、旧ラップの端部に新しいラップ巻(満ラップ)の端部を重合して接合するラップ継ぎを行う。このラップ継ぎを自動で行う方法として、従来、次の方法が開示されている(特許文献1参照)。この方法を行うコーマは、図5(a)〜(c)に示すように、基端がラップローラ51の回動中心を中心として回動可能に設けられた一対の旋回アーム52の先端に支持されたノズル53と、ノズル53から噴射される圧縮空気を案内する案内板54とを備えている。そして、一対のラップローラ51の上に満ラップFLを載置した状態で、満ラップFLをラップ繰り出し方向(図5(a)の時計方向)に回動するとともに、把持部を有する吸引ノズル55でラップ端部LEを吸引する。次に、図5(b)に示すように、吸引したラップ端部LEを把持部で把持する。その後、満ラップFLをラップ巻き取り方向に回転させてラップ端部LEを切断する。次に、満ラップFLをラップ繰り出し方向に回転させた状態で、ノズル53を図5(c)に実線で示す上昇位置に配置し、圧縮空気の噴射を行うことにより満ラップFLのラップ端部LEを噴射気流により剥がす。
特開平4−257324号公報
従来技術では、ノズル53を上昇位置に配置し、圧縮空気の噴射を行うことにより満ラップFLからラップ端部LEを噴射気流により剥がすことができる。しかし、満ラップFLから剥がしたラップ端部LEを旧ラップの端部Lo(図6に図示)に重ねるために、上昇位置に配置されたノズル53から圧縮空気を噴射しつつ、図6に示すように、案内板54がほぼ水平に延びる位置までノズル53を回動させる際にリッキング56が発生し易い。リッキング56が発生すると、ラップ端部LEが剥がれ難いため、ラップ端部LEが伸びてラップ継ぎで失敗したり、コンタクタ詰まりなどを起こしたりする。リッキング56が発生する原因としては前工程(例えば、ラップフォーマ)におけるラップ製造の出来、不出来が挙げられる。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は前工程におけるラップの出来、不出来に左右されずに満ラップのラップ端部を、リッキングの発生がない状態で剥がすことを可能にするコーマにおけるラップ端部準備方法を提供することにある。
上記課題を解決するコーマにおけるラップ端部準備方法は、ラップ交換時に新たにラップローラ上に載置された満ラップのラップ端部を、満ラップから気流により剥がす剥離装置を備えたコーマにおけるラップ端部準備方法である。そして、前記ラップローラ上に載置された前記満ラップのラップ端部を、前記ラップローラを正転して前記満ラップを正転しつつ吸引ノズルで吸引した後、前記ラップローラを逆転して、吸引した前記ラップ端部を再び前記満ラップに巻き付け、巻き付け途中又は巻き付け後に前記ラップ端部をラップ把持装置で把持した状態で切断する。
この構成によれば、ラップ交換時に剥離装置が満ラップから気流により剥がすラップ端部は、吸引ノズルにより満ラップから一度剥がされた後、再び満ラップに巻き付けられた部分となる。前工程で形成された満ラップからラップ端部を剥がす場合、巻き重ねられたラップの繊維同士が絡んだ状態の部分では、剥がすために強い力が必要になる。しかし、剥離装置は気流によりラップ端部を剥がすため、剥がす力が弱く、リッキングが発生し易い。しかし、この発明のラップ端部準備方法で準備された満ラップは、ラップ端部が一度剥がされて再巻き付けされているため、剥離装置のように剥がす力が弱くても、リッキングが起こらずにラップ端部を剥がすことができる。したがって、前工程におけるラップの出来、不出来に左右されずに満ラップのラップ端部を、リッキングの発生がない状態で剥がすことを可能にする。
吸引した前記ラップ端部を再び前記満ラップに巻き付ける長さは、前記満ラップからキャリアローラのラップニップ点までの経路長よりも長いことが好ましい。この構成によれば、前工程からリッキングが発生し易い状態で満ラップが供給されても、少なくとも剥離装置によって満ラップから剥がされてキャリアローラに把持される長さのラップ端部は一度剥がされて再巻き付けされた部分のため、繊維の種類や前工程の性能に拘わらず、リッキングが起こらずにラップ端部を剥がすことができる。
吸引した前記ラップ端部を再び前記満ラップに巻き付けるときには、前記吸引ノズルの吸引を停止してもよい。ラップ端部の再巻き付け時に吸引ノズルの吸引を停止すると、吸引しながら巻き付ける場合に比べて巻き付け力が弱くなる。その結果、剥離装置による剥がし時に必要な気流の力が弱くてもリッキングが発生しない。
本発明によれば、前工程におけるラップの出来、不出来に左右されずに満ラップのラップ端部を、リッキングの発生がない状態で剥がすことを可能にする。
(a)はコーミングヘッドの概略側面図、(b)は(a)の部分拡大図。 (a),(b)は満ラップのラップ端部を吸引する吸引工程を示す模式側面図。 (a)は満ラップのラップ端部の再巻き取り状態を示す模式側面図、(b)は満ラップのラップ端部の切断状態を示す模式側面図。 (a)は満ラップのラップ端部を剥がす状態を示す模式側面図、(b)は剥離装置が待機位置に配置された状態を示す模式側面図。 (a)〜(c)は従来技術を説明する模式側面図。 リッキングの発生状態を示す模式側面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。なお、本願明細書においては、便宜上、図1の左側を前、右側を後とし、上側及び下側をそれぞれ上、下として説明する。
コーマは、一般に、複数個(例えば、8個)のコーミングヘッドを備えている。
図1に示すように、コーミングヘッド11は、ラップLが巻かれたラップボビンBが載置される一対のラップローラ12を備え、ラップローラ12の下方(下流側)に、コーミング部13が設けられている。コーミング部13は、ニッパ装置14と、コーミングシリンダ15と、コーミングシリンダ15の前方に前後2列に配設されたデタッチングローラ16と、トップコーム17とを備えている。
ラップローラ12は、コーミング部13と独立して駆動可能なラップローラ用モータにより駆動される。ラップローラ用モータは正逆回転駆動可能に構成され、制御装置の指令に基づいて制御されるインバータ装置を介して駆動されるようになっている。
ニッパ装置14は、フィードローラ18と、コーミングシリンダ15の上方で前後進揺動可能に配設されたニッパフレーム19とを有し、ニッパフレーム19にはその前側底部にボトムニッパ20が設けられている。ニッパフレーム19には、ニッパフレーム19の前後進揺動に同期して所定のタイミングで開閉して、ボトムニッパ20と協同してラップLを挟持するトップニッパ21が設けられている。
ラップローラ12の前方でニッパ装置14の上方には、キャリアローラ22及びトップローラ23が配設されている。キャリアローラ22は、ラップローラ12と独立して回転駆動可能に設けられている。トップローラ23はキャリアローラ22に対して上側から押圧される作用位置と、作用位置から上方に移動した退避位置とに移動可能に設けられている。トップローラ23は、ラップ交換時のラップ切断のための作業時以外は、退避位置に保持され、ラップLは自由にキャリアローラ22上を移動可能になっている。
ラップローラ12上に載置されたラップボビンBの下方には、先端が両ラップローラ12の間に位置する状態で吸引ノズル24が設けられている。吸引ノズル24は、ラップボビンBの軸方向長さの範囲にわたって延びる開口を有し、ホース25を介して図示しない負圧源に接続されている。
吸引ノズル24は、その先端部にラップ把持装置26を備えている。ラップ把持装置26は、吸引ノズル24の先端の、後側のラップローラ12寄りに、外側に湾曲する形状に形成された湾曲部24aと、湾曲部24aと対向する側に設けられた把持部材27とでラップを把持可能に構成されている。把持部材27は、図1(a),(b)に二点鎖線で示す把持位置に傾動可能に設けられている。詳述すると、把持部材27は、基端がフレキシブルに形成され、先端外面に突部27aが形成されている。吸引ノズル24の外面にはシリンダ28がブラケット29を介して基端において回動可能に設けられ、そのピストンロッド28aに対して突部27aが回動可能に連結されている。そして、ピストンロッド28aの突出時に把持部材27が把持位置に配置されるようになっている。
コーミングヘッド11は、ラップ交換時に新たにラップローラ12上に載置されたラップ巻としての満ラップFLのラップ端部LEを、満ラップFLから気流により剥がす剥離装置30を備えている。剥離装置30は、基端がラップローラ12の回動中心を中心として回動可能に設けられた一対の旋回アーム31と、旋回アーム31の先端側に支持されたノズル32と、ノズル32から噴射される圧縮空気を案内する案内板33とを備えている。
旋回アーム31は、ラップローラ12と関わりなく回動可能に設けられている。旋回アーム31は、図1(a)に鎖線で示すように、案内板33が前側のラップローラ12と満ラップFLとの共通接線とほぼ平行に延びる上昇位置と、図1(a)に実線で示すように、案内板33がキャリアローラ22とトップローラ23との共通接線とほぼ平行に延びる待機位置とに旋回可能になっている。
ノズル32は、ラップローラ12上に載置されたラップボビンBの軸方向長さの範囲にわたって延びるスリットを有し、図示しないホースで圧縮空気供給源に接続されている。スリットは、ノズル32から噴射される圧縮空気が案内板33に沿って案内板33の先端に向かって進む方向に噴射されるように形成されている。
剥離装置30は、ラップ交換時に、新たにラップローラ12上に載置された満ラップFLのラップ端部LEを、キャリアローラ22及びトップローラ23に把持された状態のラップL(旧ラップ)の端部Loと重合させる位置へ案内する。詳述すると、ラップ交換時に新たにラップローラ12上に載置された満ラップFLのラップ端部LEを満ラップFLから剥がす作業を行う場合、上昇位置に配置された状態で圧縮空気噴射(エア噴射)を開始する。そして、ラップ端部LEの先端をキャリアローラ22とトップローラ23とのラップ把持部へ向かって案内するように、エア噴射を継続した状態でラップを剥がしながら、上昇位置から待機位置まで下降移動(回動)されるようになっている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
コーマの運転によりラップボビンBのラップ量が予め設定された値まで少なくなった時点でコーマの運転が停止されてラップ交換が行われる。
ラップ交換時には、ラップローラ12上に載置されたラップボビンBからキャリアローラ22を経てニッパ装置14へ繋がるラップLは、その端部Loがキャリアローラ22から後側(ラップローラ12側)へ突出する状態で切断された後、キャリアローラ22の下方へ向かって垂れた状態になる。そして、ラップボビンBに残ったラップLが吸引ノズル24により吸引除去され、ラップボビンBがラップローラ12上から排出された後、ラップローラ12上に満ラップFLが載置される。
満ラップFLがラップローラ12上に載置された後、満ラップFLのラップ端部LEを剥離装置30により剥がす作業が行われる。剥離装置30による満ラップFLの端部剥がし作業に先立って、ラップ端準備が行われる。
この実施形態のラップ端部準備方法では、まず、図2(a)に示すように、ラップローラ12上の満ラップFLのラップ端部LEが吸引ノズル24で吸引されつつラップローラ12が正転される。予め設定された時間、ラップローラ12の正転が継続されて、吸引ノズル24内に所定長さ以上のラップ端部LEが吸引された後、図2(b)に示すように、ラップローラ12が停止される。所定長さとは、吸引されたラップ端部LEを後記するように、満ラップFLに再び巻き付けてラップ端部LEを吸引ノズル24との間で切断したときに、再巻き付けされたラップ端部LEの部分の長さが、満ラップFLからキャリアローラ22のラップニップ点までの経路長よりも長い長さを意味する。キャリアローラ22のラップニップ点とは、キャリアローラ22がトップローラ23と協同してラップLを把持する位置である。
次に、ラップローラ12が逆転駆動されて満ラップFLが逆転され、図3(a)に示すように、吸引ノズル24に吸引されていたラップ端部LEが吸引ノズル24から引き出されて再び満ラップFLに巻き付けられる。
ラップローラ12の逆転により満ラップFLに予め設定された長さのラップ端部LEの巻き付けが為された時点で、図3(b)に示すように、シリンダ28が突出作動されて把持部材27が把持位置に配置され、ラップ端部LEが把持部材27と湾曲部24aとに把持された状態で、ラップ端部LEが吸引ノズル24と後側のラップローラ12との間で切断される。ラップローラ12は、ラップ端部LEが後側のラップローラ12を通り過ぎた後、停止され、ラップ端準備作業が終了する。また、シリンダ28が作動されて把持部材27が開放位置に配置され、把持されていたラップ端部LEの切断端は吸引ノズル24で吸引除去される。
次に、ラップローラ12が正転されて満ラップFLが正転されるとともに、剥離装置30が上昇位置に配置されてノズル32からの圧縮空気の噴射が開始される。そして、図4(a)に示すように、満ラップFLに再巻き付けされた部分のラップ端部LEが、剥離装置30のノズル32と対応する位置を通過する時点から、ノズル32から噴射される圧縮空気の作用によりラップ端部LEが満ラップFLから剥がされる。図4(b)に実線で示すように、剥離装置30は、ノズル32からの圧縮空気の噴射を継続した状態で待機位置(下降位置)まで回動される。剥離装置30の待機位置への回動に伴い、ラップ端部LEは再巻き付けされた部分が噴射気流の作用により満ラップFLから剥がされて、案内板33に沿って移動する。
前工程で形成された満ラップFLからラップ端部LEを剥がす場合、巻き重ねられたラップLの繊維同士が絡んだ状態では、剥がすために強い力が必要になる。剥離装置30は気流によりラップ端部LEを剥がすため、剥がす力が弱く、リッキングが発生し易い。しかし、ラップ交換時に剥離装置30が満ラップFLから気流により剥がすラップ端部LEは、吸引ノズル24により満ラップFLから一度剥がされた後、再び満ラップFLに巻き付けられた部分となる。そのため、剥離装置30のように剥がす力が弱くても、リッキングが起こらずにラップ端部LEを剥がすことができる。
ラップ端部LEの先端がキャリアローラ22の把持点を通過した後、剥離装置30のエア噴射及びラップローラ12の回転が停止される。その後、トップローラ23が押圧位置に配置され、ラップ端部LEの先端がキャリアローラ22を経てニッパ装置14に続くラップLの端部Loに重ねられた状態でトップローラ23により押圧され、ラップ継ぎ作業が行われる。その後、コーマの運転が再開される。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)コーマにおけるラップ端部準備方法は、ラップ交換時に新たにラップローラ12上に載置された満ラップFLのラップ端部LEを、満ラップFLから気流により剥がす剥離装置30を備えたコーマにおけるラップ端部準備方法である。そして、ラップローラ12上に載置された満ラップFLのラップ端部LEを、ラップローラ12を正転して満ラップFLを正転しつつ吸引ノズル24で吸引した後、ラップローラ12を逆転して、吸引したラップ端部LEを再び満ラップFLに巻き付け、巻き付け後にラップ端部LEをラップ把持装置26で把持した状態で切断する。
このラップ端部準備方法によってラップ端部LEが準備された満ラップFLは、ラップ端部LEが一度剥がされて再巻き付けされているため、剥離装置30のように剥がす力が弱くても、リッキングが起こらずにラップ端部LEを剥がすことができる。したがって、前工程におけるラップの出来、不出来に左右されずに満ラップFLのラップ端部LEを、リッキングの発生がない状態で剥がすことを可能にする。
(2)吸引したラップ端部LEを再び満ラップFLに巻き付ける長さは、満ラップFLからキャリアローラ22のラップニップ点までの経路長よりも長い。この構成によれば、少なくとも剥離装置30によって満ラップFLから剥がされてキャリアローラ22に把持される部分のラップ端部LEは、一度剥がされて再巻き付けされた部分のため、繊維の種類や前工程の性能に拘わらず、リッキングが起こらずにラップ端部LEを剥がすことができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 吸引したラップ端部LEを再び満ラップFLに巻き付ける長さは、満ラップFLからキャリアローラ22のラップニップ点までの経路長以下であってもよい。リッキングは、繊維の種類や前工程の性能の影響を受けるため、リッキングの影響が少ない繊維種や前工程の性能であれば、再巻き付けの長さは多少短くてもよい。
○ ラップ端部LEの再巻き付け後のラップ切断は、満ラップFLを逆転させて切断する方法に限らず、例えば、ラップ端部LEを把持した状態での吸引ノズル24の移動で行ってもよい。
○ ラップローラ12の逆転駆動時、即ち吸引ノズル24が吸引したラップ端部LEを再び満ラップFLに巻き付けるときには、吸引ノズル24の吸引を停止してもよい。この場合、ラップ端部LEの再巻き付け時に、吸引ノズル24で吸引しながら巻き付ける場合に比べて巻き付け力が弱くなり、剥離装置30による剥がし時に必要な気流の力が弱くてもリッキングが発生しない。また、剥離装置30の圧縮空気使用量を低減することが可能になる。
○ 満ラップFLに再巻き付けしたラップ端部LEを、吸引ノズル24のラップ把持装置26で把持した状態で切断する時期は、巻き付け後に限らず、巻き付け途中で行ってもよい。
○ ラップ端部LEの再巻き付け時のラップローラ12の速度を、ラップ送り出し時の速度より速くしてもよい。
○ 剥離装置30は、基端がラップローラ12の回動中心を中心として回動可能に設けられた一対の旋回アーム31に、ノズル32及び案内板33が支持された構成に限らない。例えば、旋回アーム31の回動中心を、ラップローラ12の回動中心と別の位置としてもよい。
○ 剥離装置30は、一対の旋回アーム31にノズル32及び案内板33が支持された構成に限らない。例えば、案内板33が設けられたノズル32をブラケットに回動可能に支持し、ブラケットを待機位置と、上昇位置との間で直線移動可能に設けてもよい。
○ ノズル32は、圧縮空気を噴射するスリットに代えて、並んで形成された複数の孔を有していてもよい。
FL…満ラップ、LE…ラップ端部、12…ラップローラ、22…キャリアローラ、24…吸引ノズル、26…ラップ把持装置、30…剥離装置。

Claims (3)

  1. ラップ交換時に新たにラップローラ上に載置された満ラップのラップ端部を、満ラップから気流により剥がす剥離装置を備えたコーマにおけるラップ端部準備方法であって、
    前記ラップローラ上に載置された前記満ラップのラップ端部を、前記ラップローラを正転して前記満ラップを正転しつつ吸引ノズルで吸引した後、前記ラップローラを逆転して、吸引した前記ラップ端部を再び前記満ラップに巻き付け、巻き付け途中又は巻き付け後に前記ラップ端部をラップ把持装置で把持した状態で切断することを特徴とするコーマにおけるラップ端部準備方法。
  2. 前記吸引した前記ラップ端部を再び前記満ラップに巻き付ける長さは、前記満ラップからキャリアローラのラップニップ点までの経路長よりも長い請求項1に記載のコーマにおけるラップ端部準備方法。
  3. 前記吸引した前記ラップ端部を再び前記満ラップに巻き付けるときには、前記吸引ノズルの吸引を停止する請求項1又は請求項2に記載のコーマにおけるラップ端部準備方法。
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