JP6295230B2 - コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、接続部材が一体的に設けられたコネクタ及びその製造方法に関する。
複数本の電線を一括して車両のアース部位に接続するジョイントコネクタとして、電線側端子が接続される複数の端子部を有する導電板などの接続部材がハウジングに一体的に設けられたものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。
このような、接続部材を備えたコネクタは、接続部材を金型内にセットした状態で、金型内に溶融樹脂を射出して樹脂と一体成形することで製造される(例えば、特許文献4参照)。
特開2013−82256号公報 特開2013−105659号公報 特開2014−89811号公報 特開2005−174697号公報
ところで、金型内に溶融樹脂を射出すると、金型内に保持させた接続部材に溶融樹脂の充填圧が作用する。すると、この樹脂の充填圧によって、金型内に保持させた接続部材の位置が変位し、ハウジングに対する接続部材の端子部の位置精度が低下し、相手側コネクタとの接合時に相手側コネクタの電線側端子との接続に支障をきたすおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、接続部材を高精度に配置させて一体化させることが可能なコネクタ及びその製造方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 複数のタブ部を有する導電性金属材料から形成された接続部材と、前記接続部材がインサート成形された樹脂製のハウジングと、を備え、相手側コネクタが接合されることで、前記相手側コネクタの端子が前記タブ部に接続されるコネクタであって、
前記接続部材は、平板状に形成された固定板部と、前記固定板部の端部から立ち上げられて一部が前記ハウジングに埋設された平板状の支持板部とを有し、前記複数のタブ部が、前記ハウジングに埋設された前記支持板部の平板状の先端側領域の一側面から前記一側面に直交する方向に突出しており、
樹脂が充填される樹脂充填ゲート部が、前記支持板部の先端側領域の略中央部に対応する前記タブ部の突出方向と反対側の前記ハウジングの表面に位置する
ことを特徴とするコネクタ。
(2) 前記ハウジングに埋設された前記支持板部の平板状の基端側領域の一部における互いに対向する両側面が、金型によって前記基端側領域の平面と直交する方向に把持される接続部材押え部とされ、
前記接続部材押え部は、前記ハウジングに形成された開口部で外部に露出されている
ことを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
) 複数のタブ部を有する導電性金属材料から形成された接続部材と、前記接続部材がインサート成形された樹脂製のハウジングと、を備え、相手側コネクタが接合されることで、前記相手側コネクタの端子が前記タブ部に接続されるコネクタの製造方法であって、
前記接続部材は、平板状に形成された固定板部と、前記固定板部の端部から立ち上げられて一部が前記ハウジングに埋設された平板状の支持板部とを有し、前記複数のタブ部が、前記ハウジングに埋設された前記支持板部の平板状の先端側領域の一側面から前記一側面に直交する方向に突出しており、
前記ハウジングを成形する金型に前記接続部材を保持させ、前記金型の前記支持板部の先端側領域の略中央部に対応する前記タブ部の突出方向と反対側に設けたゲートから前記金型内に溶融樹脂を充填して前記ハウジングを成形する
ことを特徴とするコネクタの製造方法。
上記(1)及び(2)の構成のコネクタでは、ハウジングの接続部材におけるタブ部の突出方向と反対側が、樹脂が充填される樹脂充填ゲート部とされているので、ハウジングの成形時における溶融樹脂の充填圧が接続部材におけるタブ部の突出方向へ作用する。これにより、溶融樹脂の充填圧によってタブ部の位置が不安定となってタブ部が傾いたり出代不足が生じたりするようなことがない。したがって、タブ部が精度良く所定位置に配置されて相手側コネクタの接合時における相手側コネクタの端子との良好な接続状態を確保し、高い接続信頼性を得ることができる。
上記()の構成のコネクタの製造方法では、接続部材におけるタブ部の突出方向と反対側に設けたゲートから金型内に溶融樹脂を充填してハウジングを成形するので、ハウジングの成形時における溶融樹脂の充填圧が接続部材におけるタブ部の突出方向へ作用する。これにより、溶融樹脂の充填圧によってタブ部の位置が不安定となってタブ部が傾いたり出代不足が生じたりするようなことがない。したがって、タブ部が精度良く所定位置に配置されて相手側コネクタの接合時における相手側コネクタの端子との良好な接続状態が確保され、高い接続信頼性が得られるコネクタを製造することができる。
本発明によれば、接続部材を高精度に配置させて一体化させることが可能なコネクタ及びその製造方法を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、相手側コネクタが接合された一実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図2は、一実施形態に係るコネクタ及び相手側コネクタの分解斜視図である。 図3は、一実施形態に係るコネクタに相手側コネクタを接合させた状態の断面図である。 図4は、一実施形態に係るコネクタを示す図であって、図4(a)は先端側から視た斜視図、図4(b)は後端側から視た斜視図である。 図5は、一実施形態に係るコネクタを示す図であって、図5(a)は正面図、図5(b)は裏面図である。 図6は、一実施形態に係るコネクタを示す図であって、図6(a)は図5(a)におけるA−A断面図、図6(b)は図5(a)におけるB−B断面図である。 図7は、一実施形態に係るコネクタを構成する接続部材を示す図であって、図7(a)は先端側から視た斜視図、図7(b)は後端側から視た斜視図、図7(c)は裏面図である。 図8は、一実施形態に係るコネクタの製造方法を説明する金型の概略断面図である。 図9は、樹脂の流れを示すコネクタの水平方向の断面図である。 図10は、参考例に係るコネクタの成形の仕方を示す図であって、図10(a)はコネクタの斜視図、図10(b)はコネクタの水平方向の断面図である。
以下、本発明に係る一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、相手側コネクタが接合された一実施形態に係るコネクタの斜視図である。図2は、一実施形態に係るコネクタ及び相手側コネクタの分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、一実施形態に係るコネクタ11には、相手側コネクタ51が接合される。
コネクタ11は、樹脂製のオスハウジング(ハウジング)12を備えており、相手側コネクタ51は、樹脂製のメスハウジング52を備えている。
オスハウジング12には、相手側コネクタ51との接合方向前方側である先端側が開口された嵌合凹部13が形成されており、メスハウジング52には、コネクタ11との接合方向前方側である先端側が嵌合部53とされている。そして、オスハウジング12の嵌合凹部13にメスハウジング52の嵌合部53を嵌合させることで、コネクタ11に相手側コネクタ51が接合される。
図3は、一実施形態に係るコネクタに相手側コネクタを接合させた状態の断面図である。
図3に示すように、相手側コネクタ51のメスハウジング52は、複数の端子収容室54が形成されたハウジング本体55を有しており、ハウジング本体55の先端側が嵌合部53とされている。これらの端子収容室54は、コネクタ11との接合方向に沿って形成されている。これらの端子収容室54は、ハウジング本体55の幅方向に配列されており、その配列が上下2段とされている。それぞれの端子収容室54は、下方側から突出するランス部56を有している。各端子収容室54は、ハウジング本体55の先端側に、開口部57を有している。また、メスハウジング52には、ハウジング本体55における上面に、係止爪58が形成されている。
端子収容室54には、接合方向後方側である後端側からメス端子(端子)61が収容される。メス端子61は、例えば、銅または銅合金等の導電性金属材料から形成されたもので、電気接続部62と圧着部63とを有している。圧着部63には、導体の周囲を外被で覆った電線64が圧着されて導通接続されている。このメス端子61は、端子収容室54に対して、ハウジング本体55の後端側から挿入されることで、電気接続部62がランス部56に係止される。これにより、メス端子61は、端子収容室54内に収容された状態に保持される。
図4は、一実施形態に係るコネクタを示す図であって、図4(a)は先端側から視た斜視図、図4(b)は後端側から視た斜視図である。図5は、一実施形態に係るコネクタを示す図であって、図5(a)は正面図、図5(b)は裏面図である。図6は、一実施形態に係るコネクタを示す図であって、図6(a)は図5(a)におけるA−A断面図、図6(b)は図5(a)におけるB−B断面図である。
図4(a)、(b)、図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)に示すように、コネクタ11は、オスハウジング12と、接続部材21とを有している。
オスハウジング12は、フード部14を有しており、このフード部14の内側が嵌合凹部13とされている。フード部14は、底壁15と、この底壁15の周縁から先端側へ延在する周壁16とを有している。また、オスハウジング12には、嵌合凹部13内における上部に、ロックアーム18が形成されている。このロックアーム18は、嵌合凹部13に嵌合されたメスハウジング52の係止爪58を係止部17により係止し、オスハウジング12に対するメスハウジング52の接合状態を維持する。また、オスハウジング12には、フード部14内に、環状に形成されたパッキン19が嵌め込まれている(図2、図3参照)。このパッキン19は、オスハウジング12の嵌合凹部13にメスハウジング52の嵌合部53が嵌合された際に、嵌合凹部13と嵌合部53との間を止水する。
図7は、一実施形態に係るコネクタを構成する接続部材を示す図であって、図7(a)は先端側から視た斜視図、図7(b)は後端側から視た斜視図、図7(c)は裏面図である。
図7(a)〜(c)に示すように、接続部材21は、バスバー31と、端子金具41とから構成されている。これらのバスバー31及び端子金具41は、例えば、銅または銅合金等の導電性金属材料から形成されたもので、プレス加工によって一体に形成されている。
バスバー31は、平板状の固定板部32と、この固定板部32から立ち上げられた支持板部33とを有している。固定板部32には、ボルト挿通孔34が形成されている。固定板部32は、ボルト挿通孔34へ挿通させたボルト(図示略)を車両のボディに締結することでボディに締結固定され、これにより、バスバー31が接地される。固定板部32には、アース線1のアース端子2がボルトによって共締めされる(図1参照)。固定板部32の一部には、回り止め片32aが形成されている。回り止め片32aは、固定板部32をボルト締結する接地面の周囲の段差や孔部に係合する折り曲げ部で、この回り止め片32aが接地面の周囲の段差や孔部に係合することで、接地面に対する固定板部32の回動を規制する。
端子金具41は、ベース部42と、複数のタブ部43とを有している。ベース部42は、平板状に形成されており、このベース部42の縁部から、タブ部43が同一方向へ向けて突出されている。そして、接続部材21では、支持板部33に対して、その面と直交する方向へ突出する複数のタブ部43が上下2段に配列されている。
図6(a)、(b)に示すように、接続部材21は、オスハウジング12にインサート成形されている。これにより、接続部材21は、そのバスバー31の支持板部33及び端子金具41がオスハウジング12の嵌合凹部13を形成する底壁15に埋設された状態で一体化されている。そして、この接続部材21のタブ部43が、底壁15から嵌合凹部13内へ突出されている。
図5(a)、(b)に示すように、コネクタ11は、オスハウジング12に開口部70A,70Bを有している。この開口部70A,70Bでは、オスハウジング12を成形する樹脂がなく、接続部材21のバスバー31における支持板部33の一部が露出されている。この接続部材21の支持板部33の一部である露出部分は、インサート成形する金型によって把持される接続部材押え部71A,71Bとされている。なお、オスハウジング12の後端側の開口部70Bは、下方側が開いた凹状に形成されている。
また、図4(b)及び図5(b)に示すように、コネクタ11は、オスハウジング12における接続部材21のタブ部43の突出方向と反対側が、樹脂充填ゲート部72とされており、この樹脂充填ゲート部72からオスハウジング12を成形する樹脂が充填されている。
次に、コネクタ11に相手側コネクタ51を接合する場合について説明する。
コネクタ11に相手側コネクタ51を接合すべく、コネクタ11のオスハウジング12の先端に相手側コネクタ51のメスハウジング52の先端を向けて近接させる。そして、オスハウジング12のフード部14の嵌合凹部13に、メスハウジング52のハウジング本体55の嵌合部53を挿し込む。
すると、オスハウジング12の接続部材21の端子金具41に形成されたタブ部43がメスハウジング52のハウジング本体55の先端側の開口部57からメス端子61の電気接続部62に挿し込まれて保持され、接続部材21とメス端子61とが導通接続され、電線64が接続部材21に導通される。また、各電線64同士も接続部材21を介して互いに導通される。また、この状態で、ロックアーム18の係止部17が係止爪58を係止し、メスハウジング52とオスハウジング12とが接合された状態にロックされる。
このようにして相手側コネクタ51を接合させたコネクタ11から相手側コネクタ51を取り外すには、係止爪58に対するロックアーム18の係止部17による係止を治具により解除する。
この状態において、コネクタ11から相手側コネクタ51を引き離す。すると、オスハウジング12のフード部14の嵌合凹部13からメスハウジング52の嵌合部53が引き抜かれる。これにより、メス端子61の電気接続部62から接続部材21のタブ部43が引き抜かれ、メス端子61と接続部材21との導通接続が解除される。
次に、インサート成形によって接続部材21が一体化された上記コネクタ11を製造する場合について説明する。
図8は、一実施形態に係るコネクタの製造方法を説明する金型の概略断面図である。図9は、樹脂の流れを示すコネクタの水平方向の断面図である。
図8に示すように、インサート成形によってオスハウジング12を成形してコネクタ11を製造するには、金型81A,81B,81Cを用いる。金型81Aは、オスハウジング12の前方側の成形用金型、金型81Bは、オスハウジング12の後方側の成形用金型、金型81Cは、オスハウジング12の下面側の成形用金型である。オスハウジング12の前方側の金型81Aと下面側の金型81Cとは、一体に構成されている。これらの金型81A,81B,81Cでインサート成形する際に、オスハウジング12の成形領域の一部である接続部材押え部71A,71Bを、金型81A,81C及び金型81Bで把持させて支持させる。この状態において、金型81Bに設けられたゲートGから溶融樹脂を射出する。このゲートGは、接続部材21の端子金具41におけるタブ部43の突出方向と反対側の面に対向する位置に設けられている。
図9に示すように、金型81BのゲートGから溶融樹脂を射出すると(図9中矢印R参照)、その樹脂は、接続部材21の端子金具41におけるタブ部43の突出方向と反対側の面にあたり、その後、金型81A,81B,81Cによって形成された樹脂射出空間内に行きわたる。具体的には、接続部材21の端子金具41におけるタブ部43の突出方向と反対側の面の上下左右へ流動し(図9中矢印K,L参照)、接続部材21の端子金具41におけるタブ部43の突出方向側へ回り込み(図9中矢印M参照)、また、フード部14の成形空間内へ流れ込む(図9中矢印N参照)。
その後、金型81A,81B,81C内の樹脂射出空間内に充填させた樹脂が硬化したら、一体の金型81A,81Cをオスハウジング12の前方側へ抜いて、金型81A,81B,81Cからコネクタ11を脱型する。これにより、接続部材21がインサート成形されて一体化されたコネクタ11が得られる。
以上、説明したように、一実施形態によれば、接続部材21における端子金具41のタブ部43の突出方向と反対側が、オスハウジング12を成形する樹脂が充填される樹脂充填ゲート部72とされ、この樹脂充填ゲート部72へゲートGから溶融樹脂が射出される。したがって、オスハウジング12の成形時における溶融樹脂の充填圧が接続部材21におけるタブ部43の突出方向へ作用する。
ここで、参考例について説明する。
図10は、参考例に係るコネクタの成形の仕方を示す図であって、図10(a)はコネクタの斜視図、図10(b)はコネクタの水平方向の断面図である。
図10(a)、(b)に示すように、参考例では、オスハウジング12のフード部14の一側部に樹脂充填ゲート部73が設けられており、この樹脂充填ゲート部73へ向かって溶融樹脂が充填される。この参考例では、樹脂充填ゲート部73へ射出された溶融樹脂(図10(b)中矢印R参照)が、フード部14の成形空間内の一側部となる部分から前後に回り込み(図10(b)中矢印O参照)、底壁15の成形空間内における接続部材21の表裏を、一側部側から他側部側へ向かって流動し(図10(b)中矢印P参照)、フード部14の成形空間の他側部側へ流れ込む(図10(b)中矢印Q参照)。この参考例では、底壁15の成形空間内における接続部材21の表裏に流れ込む溶融樹脂の充填圧が接続部材21に複雑に作用する。このため、接続部材21の位置が安定せず、タブ部43が傾いたり、突出方向への出代が不足したりすることがあり、相手側コネクタ51の接合時に、メス端子61との良好な接続状態が確保できなくなり、接続信頼性が低下するおそれがある。
これに対して、一実施形態によれば、オスハウジング12の成形時における溶融樹脂の充填圧が接続部材21におけるタブ部43の突出方向へ作用するので、接続部材21は、タブ部43が突出する方向へ樹脂の充填圧で押えられて所定の位置に安定的に保持され、溶融樹脂の充填圧によってタブ部43の位置が不安定となってタブ部43が傾いたり出代不足が生じたりするようなことがない。したがって、タブ部43が精度良く所定位置に配置されて相手側コネクタ51の接合時におけるメス端子61との良好な接続状態を確保し、高い接続信頼性を得ることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ及びその製造方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]及び[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 複数のタブ部(43)を有する導電性金属材料から形成された接続部材(21)と、前記接続部材(21)がインサート成形された樹脂製のハウジング(12)と、を備え、相手側コネクタ(51)が接合されることで、前記相手側コネクタ(51)の端子(61)が前記タブ部(43)に接続されるコネクタ(11)であって、
前記ハウジング(12)は、前記接続部材(21)における前記タブ部(43)の突出方向と反対側が、樹脂が充填される樹脂充填ゲート部(72)とされている
ことを特徴とするコネクタ(11)。
[2] 複数のタブ部(43)を有する導電性金属材料から形成された接続部材(21)と、前記接続部材(21)がインサート成形された樹脂製のハウジング(12)と、を備え、相手側コネクタ(51)が接合されることで、前記相手側コネクタ(51)の端子(61)が前記タブ部(43)に接続されるコネクタの製造方法であって、
前記ハウジング(12)を成形する金型(81A,81B,81C)に前記接続部材(21)を保持させ、前記金型(81A,81B,81C)の前記接続部材(21)における前記タブ部(43)の突出方向と反対側に設けたゲート(G)から前記金型(81A,81B,81C)内に溶融樹脂を充填して前記ハウジング(12)を成形する
ことを特徴とするコネクタ(11)の製造方法。
11 コネクタ
12 オスハウジング(ハウジング)
21 接続部材
43 タブ部
51 相手側コネクタ
61 メス端子(端子)
72 樹脂充填ゲート部
81A,81B,81C 金型
G ゲート

Claims (3)

  1. 複数のタブ部を有する導電性金属材料から形成された接続部材と、前記接続部材がインサート成形された樹脂製のハウジングと、を備え、相手側コネクタが接合されることで、前記相手側コネクタの端子が前記タブ部に接続されるコネクタであって、
    前記接続部材は、平板状に形成された固定板部と、前記固定板部の端部から立ち上げられて一部が前記ハウジングに埋設された平板状の支持板部とを有し、前記複数のタブ部が、前記ハウジングに埋設された前記支持板部の平板状の先端側領域の一側面から前記一側面に直交する方向に突出しており、
    樹脂が充填される樹脂充填ゲート部が、前記支持板部の先端側領域の略中央部に対応する前記タブ部の突出方向と反対側の前記ハウジングの表面に位置する
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングに埋設された前記支持板部の平板状の基端側領域の一部における互いに対向する両側面が、金型によって前記基端側領域の平面と直交する方向に把持される接続部材押え部とされ、
    前記接続部材押え部は、前記ハウジングに形成された開口部で外部に露出されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 複数のタブ部を有する導電性金属材料から形成された接続部材と、前記接続部材がインサート成形された樹脂製のハウジングと、を備え、相手側コネクタが接合されることで、前記相手側コネクタの端子が前記タブ部に接続されるコネクタの製造方法であって、
    前記接続部材は、平板状に形成された固定板部と、前記固定板部の端部から立ち上げられて一部が前記ハウジングに埋設された平板状の支持板部とを有し、前記複数のタブ部が、前記ハウジングに埋設された前記支持板部の平板状の先端側領域の一側面から前記一側面に直交する方向に突出しており、
    前記ハウジングを成形する金型に前記接続部材を保持させ、前記金型の前記支持板部の先端側領域の略中央部に対応する前記タブ部の突出方向と反対側に設けたゲートから前記金型内に溶融樹脂を充填して前記ハウジングを成形する
    ことを特徴とするコネクタの製造方法。
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