JP6293113B2 - トルク伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トルク変動の吸収機能を有するトルク伝達装置に関する。
従来より、動力源に連結される第1回転体と、弾性体を介して第1回転体に連結される第2回転体とを備え、第1回転体のトルクを弾性体を介してト第2回転体に伝達するとともに、第1回転体と第2回転体との間のトルク変動を弾性体で吸収するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1記載の装置では、第1回転体がエンジンに、第2回転体がクラッチを介してトランスミッションにそれぞれ連結される。そして、第1回転体の内部に設けられた収容部に、周方向複数のばねが配置されるとともに、各々のばねの両端にシート部材(ばね受け)が配置され、さらに周方向に隣り合うシート部材の間に第2回転体の一部が配置される。これにより第1回転体のトルクが、ばねおよびシート部材を介して第2回転体に伝達される。
特開2015−86965号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、収容部の外周面に対向してシート部材が配置されるため、シート部材に作用する遠心力が大きくなると、シート部材が第1回転体の収容部の外周面に貼り付くおそれがある。その結果、第1回転体と第2回転体との間でばねに適正な弾性力を発揮させることが困難となり、装置の振動吸収機能が低下する。
本発明の一態様であるトルク伝達装置は、互いに同一の軸線を中心にそれぞれ回転可能に設けられた第1回転体および第2回転体と、第1回転体と第2回転体との間のトルク伝達経路に配置され、第1回転体および第2回転体のいずれか一方からのトルクを第1回転体および第2回転体のいずれか他方に伝達するとともに、第1回転体と第2回転体との間のトルク変動を吸収する弾性体と、弾性体の端部を保持する保持部を一端面に有するシート材と、を備え、第1回転体は、シート材を周方向に移動可能に収容する収容部であって、シート材の径方向外側への移動を規制する外周面と、シート材の周方向および径方向の移動を規制する凹曲面状の側端面とを有する収容部を有し、第2回転体は、径方向に突出する突出部であって、シート材の周方向および径方向の移動を規制する凹曲面状の側端面を有する突出部を有し、シート材は、収容部の周方向両端部に配置された一対のシート材であって、弾性体と収容部の側端面および突出部の側端面との間に、収容部の側端面および突出部の側端面に対して接離可能に設けられた一対のシート材と、一対のシート材の間に配置される中間シート材とを有し、一対のシート材は、保持部の反対側の他端面に、収容部の側端面および突出部の側端面に転動可能に接触する凸曲面状の接触面をそれぞれ有し、弾性体は、一対のシート材と中間シート材との間にそれぞれ介装された一対のばねを有し、一対のばねは、中間シート材に作用する遠心力が0の初期状態で、一対のばねの中心線同士の交点が一対のシート材の保持部の中心部同士を接続する基準線よりも径方向内側に位置するように傾斜して配置される
本発明によれば、収容部に配置される一対のシート材が、収容部の側端面および突出部の側端面に転動可能に接触する凸曲面状の接触面を有するので、遠心力によるシート材の貼り付きを防止することができるとともに、シート材の転動によりばねが適正な弾性力を発生することができ、良好な振動吸収機能を発揮することができる。
本発明の実施形態に係るトルク伝達装置の適用例を概念的に示す図。 本発明の実施形態に係るトルク伝達装置の要部構成を示す断面図。 図2のIII-III線に沿った断面図。 図2のトルク伝達装置を構成する第1回転体の後板の平面図。 第3の要部拡大図。 本発明の実施形態に係るトルク伝達装置の動作を説明する図。
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るトルク伝達装置100の適用例を概念的に示す図である。トルク伝達装置100は、エンジン101とトランスミッション102との間の動力伝達経路に、図示しないクラッチを介してあるいはクラッチを介さずに介装される。
トルク伝達装置100は、互いに同一の軸線CL0を中心にそれぞれ回転可能に設けられた第1回転体1および第2回転体2と、第1回転体1と第2回転体2との間のトルク伝達経路TPに配置されたばね3とを有する。第1回転体1はエンジン101の出力軸(クランクシャフト)101aに連結され、第2回転体2はトランスミッション102の入力軸102aに連結される。第1回転体1に入力されたエンジン101からのトルクは、ばね3を介して第2回転体2に伝達される。このとき、ばね3の伸縮により、第1回転体1と第2回転体2との間のトルク変動が吸収される。これにより、エンジン101の回転変動による振動がトランスミッション102に伝達されることを抑制できる。
図2は、本発明の実施形態に係るトルク伝達装置の要部構成を示す断面図(軸線CL0に沿った断面図)であり、図3は、図2のIII-III線に沿った断面図(軸線CL0に直交する断面図)である。なお、図2は、図3のII-II線に沿った断面形状に対応する。以下では、便宜上、図2に示すように軸線CL0に沿って前後方向を定義するとともに、軸線CL0を中心として放射状に延びる方向を径方向、軸線CL0を中心とした円に沿った方向を周方向と定義し、これらの定義に従い各部の構成を説明する。
図2に示すように、第1回転体1は、軸線CL0を中心とした略リング形状の前板11と後板12とを一体に有する。なお、図示は省略するが、第1回転体1(例えば前板11の前面)には、エンジン101からのトルクが入力されるトルク入力部が設けられる。
後板12は、径方向に延在する側板部121と、側板部121の外径側端部から前方に屈曲して軸方向に延在する円環部122とを有する。前板11は、径方向に延在する側板部111を有する。後板12の円環部122の前端部は、前板11の外径側端部に溶接で接合あるいはボルトを介して締結される。このとき、前板11の側板部111と後板12の側板部121との間に、円環部122により外周側が覆われたリング状の空間SP1が形成される。
図4は、後板12の平面図(前方から見た図)である。なお、図4には、後述するシート材4の一部を併せて示す。さらに図4には、後述する第2回転体2の一部を点線で示す。図4に示すように、側板部121の前面には、周方向3箇所に等間隔に、互いに同一形状の凹部123が形成される。凹部123は、軸線CL0を中心として円弧状に延在する外周面51と、外周面51に対向して円弧状に延在する内周面52と、外周面51と内周面52とを接続する一対の側端面53,54とを有する。
図2に示すように、外周面51は、円環部122の内周面122aと段差なく形成される。凹部123は、例えばプレス加工により側板部121を後方に膨出させることにより形成される。図4に示すように周方向に隣り合う一対の凹部123,123の間には、凹部123を有しない境界部124が介在する。図2に示すように、境界部124の断面形状は、凹部123が加工される前の側板部121の断面形状に等しい。
図4に示すように、外周面51および内周面52はそれぞれ凹曲面状に形成される。外周面51の周方向中心点51aと内周面52の周方向中心点52aとを接続した直線CLaを、凹部123の中心線と定義する。中心線CLaは軸線CL0と交差し、凹部123は、中心線CLaを中心にして対称形状を呈する。一対の側端面53,54は、それぞれ内周面52に連なる凹状の曲面部531,541と、曲面部531,541と外周面51とを接続する接続面532,542とを有する。曲面部531,541は、所定の曲率半径Rにより円弧状に形成される。接続面532,542は、所定角度で外周面51に交差する平面または曲面(例えば複合曲面)により構成される。なお、図4の点P10,P20は円弧の中心である。
軸線CL0から一対の曲面部531,541にそれぞれ接線TL1,TL2を引くと、曲面部531,541と接続面532,542との交点P12,P22は、一対の接線TL1,TL2の内側に位置する。したがって、境界部124の一部、すなわち曲面部531,541と接線TL1,TL2との交点(接点P11,P21)よりも径方向外側における部位は、一対の接線TL1,TL2よりも内側に突出している。以下、これを突出部124a,124bと定義する。
突出部124a,124bの接線TL1,TL2からの突出量は、中心点P10,P20と接点P11,P21とを結ぶ線分と中心点P10,P20と交点P12,P22とを結ぶ線分とのなす角αにより定義することができる。突出部124a,124bは、後述するようにシート材4の径方向外側への移動を規制するように機能する。本実施形態では、境界部124の一部に突出部124a,124bを設けるために、角αは、少なくとも0°より大きい値に設定される。
平面図による図示は省略するが、前板11にも後板12と同様、周方向3箇所に、互いに同一形状の凹部113(図2)が形成されるとともに、一対の凹部113,113の間に境界部114(図2)が形成される。すなわち、前板11の後面には、後板12の凹部123に対向して前方に膨出した凹部113が形成されるとともに、境界部124に対向して境界部114が形成される。
凹部113は、後板12の凹部123と同様、外周面51と内周面52と一対の側端面53,54とを有し、凹部123と同一形状を呈する。前板11と後板12とは、前板11の外周面51、内周面52および側端面53,54の軸方向の延長上に後板12の外周面51、内周面52および側端面53,54がそれぞれ位置するように周方向の位相を調整して結合される。これにより、図2に示すように、凹部113の底面55、外周面51、内周面52および側端面53,54と、凹部123の底面55、外周面51、内周面52および側端面53,54との間に、ばね3とシート材4とが収容される収容部50が形成される。収容部50は、空間SP1の一部を軸方向に拡大したものである。
図2に示すように、第2回転体2は、第1回転体1の前板11と後板12との間の空間SP1に、軸線CL0を中心に回転可能に配置されたリング状の内部板21を有する。内部板21は、その内径側端部から後方に延在する円環状の軸部22を有する。前板11の内径側端部にはフランジ部11aが設けられ、このフランジ部11aと軸部22の外周面との間にはベアリング6が介装され、第2回転体2は、ベアリング6を介して第1回転体1に相対回転可能に支持される。なお、図示は省略するが、第2回転体2(例えば軸部22)には、トランスミッション102にトルクを出力するトルク出力部が設けられる。
図3に示すように、内部板21は、軸部22から径方向外側に向けて周方向3箇所に等間隔で突出する突出部23を有する。突出部23は、軸線CL0を中心とした円弧状の外周面24を有し、外周面24は収容部50(凹部113,123)の外周面51よりも所定距離だけ径方向内側に位置する。外周面24と軸部22とを接続する突出部23の両側端面25,26は、境界部114,124の両側面、すなわち凹部113,123の側端面53,54と同一形状を呈する。したがって、側端面25,26は、曲面部531,541と同一形状の曲面部251,261を有する。なお、曲面部251,261には、収容部50の内周面52と同一形状の曲面部252,262が連設される。
図3は、第1回転体1と第2回転体2とが非回転で、第1回転体1と第2回転体2とにトルクが作用していない初期状態を示す。初期状態では、第2回転体2の突出部23の周方向の位置、すなわち側端面25,26の位置と、第1回転体1の境界部114,124の周方向の位置、すなわち側端面53,54の位置とが互いに一致している。
図3において、第1回転体1の前板11と後板12との間の収容部50には、複数(図3では2本)のばね3が直列に配置される。ばね3は、例えば円筒状に延在するコイルばねであり、その長手方向の両端部はシート材(ばね受け)4により保持される。シート材4は、収容部50の周方向両端部に配置された第1シート材41および第2シート材42と、第1シート材41と第2シート材42との間に配置された中間シート材43とを含む。シート材4は、例えば金属に比べて比重の小さい樹脂材により構成される。
エンジン101により回転駆動される第1回転体1の回転方向を図3に矢印R1で示す。第1シート材41は、収容部50内の回転方向R1の最後部に位置し、第2シート材42は回転方向R1の最前部に位置する。図2に示すように、各シート材4の前後両端部は、凹部113,123内に配置される。
図3に示すように、第1シート材41および第2シート材42の一端面には、それぞればね3を保持する保持部411,421が形成され、他端面には、前後方向端部において収容部50(凹部113,123)の曲面部531,541に当接する接触面412,422が形成される。接触面412,422は、前後方向中央部において、第2回転体2の突出部23の曲面部251,261にも当接可能である。中間シート材43の周方向両端面には、それぞればね3を保持する保持部431が形成される。保持部411,421,431は、例えばばね3の外形形状に対応した円形の溝により構成される。
第1シート材41の接触面412および第2シート材42の接触面422は、それぞれ円弧状に形成される。接触面412の曲率は、第1回転体1の曲面部531および第2回転体2の曲面部251の曲率と同一であり、接触面422の曲率は、第1回転体1の曲面部541および第2回転体2の曲面部261の曲率と同一である。したがって、第1シート材41は曲面部531,251に沿って転動(摺動)可能であり、第2シート材42は曲面部541,261に沿って転動(摺動)可能である。中間シート材43は、収容部50内に、周方向および径方向に移動可能に収容される。
図5は、図3の要部拡大図である。図5に示すように、第1シート材41と第2シート材42とは、軸線CL0を通る中間シート材43の中心線CL3に対して対称形状を呈し、かつ、中心線CL3に対し互いに対象位置に配置される。中間シート材43は中心線CL3に対し対称形状を呈する。各シート材4の保持部411,421,431の底面には、それぞればね3の座面411a,421a,431aが形成される。
中間シート材43の座面431aは、中心線CL3と座面431aの延長線とが中間シート材43の外周面432側において所定角度β(>0)で交差するように中心線CL3に対して傾斜して形成される。なお、角βを座面角度と呼ぶ。第1回転体1と第2回転体2とが非回転で中間シート材43に遠心力が作用していない初期状態では、中間シート材43は、ばね3の弾性力によって座面411a,421aと座面431aとが平行となる初期位置に保持される。
初期状態では、コイル形状の一対のばね3の各中心線CL31,CL32の交点P30は、第1シート材41の座面421aの中心と第2シート材42の座面421aの中心とを直線で接続する基準線L3よりも径方向内側に位置する。したがって、一対のばね3は、それぞれ中間シート材43側が径方向内側に向かうように傾斜して配置される。すなわち、各ばね3の中心線CL31,CL32は互いに同一直線状になく、中心線CL31,CL32は180°より小さい所定角度で交差する。
中間シート材43の初期位置は、中間シート材43の座面角度βに応じて定まる。すなわち、座面角度βが大きいほど、基準線L3に対するばね3の傾斜角が大きくなり、中間シート材43の初期位置が径方向内側にずれる。本実施形態では、例えばエンジン101のアイドル回転時に中間シート材43が遠心力により径方向外側に移動したときに、中心線CL31,CL32の交点P30が基準線L3上に位置するように、中間シート材43の初期位置が設定され、この初期位置に対応して座面角度βが設定される。すなわち、アイドル回転時にばね3の中心線CL31,CL32が互いに同一直線上(基準線L3上)に位置するように座面角度βが設定される。
一対のばね3は、それぞれ第1および第2シート材41,42から中間シート材43に向かうにつれてばね3の単位長さ当たりの質量、つまり密度が大きくなるように形成される。換言すると、ばね3は、中心線CL31,CL32に沿って不等ピッチで形成される。中間シート材43の凸状の外周面432は、収容部50の外周面51よりも曲率半径が小さくなるように円弧状に形成される。
以上のように構成されたトルク伝達装置100の動作を説明する。図4に示すように、第1回転体1の境界部114,124の周方向中心を通り、軸線CL0から放射状に延びる第1中心線CL1と、第2回転体2の突出部23の周方向中心を通り、軸線CL0から放射状に延びる第2中心線CL2とのなす角(捩り角θ)は、第1回転体1に対する第2回転体2の回転量を表す。初期状態(図3)では、第1中心線CL1と第2中心線CL2とが一致する。このため、捩り角θは0°である。
捩り角θは、第1回転体1が所定方向(矢印R1方向)に回転しているときに、その第1回転体1の回転量が第2回転体2の回転量よりも大きいときにプラスとなる。一方、R1方向における第1回転体1の回転量が第2回転体2の回転量よりも小さいときには捩り角θはマイナスとなる。
例えば通常運転時には、図6に示すように、第1回転体1からのトルクTが収容部50(境界部114,124)の側端面53から第1シート材41、ばね3、中間シート材43、ばね3、および第2シート材42を介して第2回転体2の突出部23の側端面26に作用する。この場合には、捩り角θはプラスとなり、第1回転体1のトルクにより第2回転体2を矢印R1方向に回転させることができる。
一方、図示は省略するが、シフトダウンなどによるエンジンブレーキの作動時等においては、第1回転体1よりも第2回転体2の回転量の方が多くなり、第2回転体2からのトルクが突出部23の側端面25から第2シート材42、ばね3、中間シート材43、ばね3、および第1シート材41を介して第1回転体1の収容部50の側端面54に作用する。この場合には、捩り角θはマイナスとなり、第2回転体2のトルクにより第1回転体1を矢印R1方向に回転させられる。
捩り角θがプラスマイナスいずれの場合においても、第1回転体1と第2回転体2との間にトルク変動が生じた場合には、ばね3の伸縮によりそのトルク変動を吸収することができる。これにより、エンジン101の回転変動による振動(燃焼振動等)がトランスミッション102に伝達されることを緩和できる。
本実施形態に係るトルク伝達装置100の特徴的動作として、ばね3とシート材4の挙動についてより詳しく説明する。第1回転体1と第2回転体2とが非回転の初期状態においては、シート材4に遠心力は作用しない。このため、図5に示すように、一対のばね3の中心線CL31,CL32の交点P30は、基準線L3よりも径方向内側に位置する。つまり、中間シート材43は、第1および第2シート材41,42よりも径方向内側に位置する。
この状態から、エンジン101が例えばアイドル回転数で回転すると、そのエンジン回転数に応じて第1回転体1が図3の矢印R1方向に回転する。さらに第1回転体1のトルクがシート材4とばね3とを介して第2回転体2に伝達され、第2回転体2も矢印R1方向に回転する。したがって、各シート材4にはそれぞれ回転体1,2の回転数に応じた遠心力が作用する。
このとき、中間シート材43は初期位置から径方向外側に移動するが、第1および第2シート材41,42は、第1回転体1の境界部114,124または第2回転体2の突出部23により径方向の移動が制限される。この状態では、中間シート材43の径方向の移動に応じて第1および第2シート材41,42にばね3の弾性力が作用する。この弾性力により第1および第2シート材41,42は、境界部114,124の側端面53,54(曲面部531,541)または突出部23の側端面25,26(曲面部251,261)に沿って、図3の矢印R2方向に転動(摺動)する。
このように中間シート材43の径方向の移動に伴い第1および第2シート材41,42が転動することで、基準線L3に対するばね3の中心線CL31,CL32の傾きが変化する。したがって、一対のばね3は湾曲することなく、それぞれが真っ直ぐに延在する。これにより、中間シート材43の径方向位置に拘らず、一対のばね3は常に適正な弾性力を発生することができ、トルク伝達装置100の良好な振動吸収機能を発揮することができる。
エンジン101のアイドル回転時には、一対のばね3の中心線CL31,CL32の交点P30は基準線L3まで移動し、中心線CL31,CL32は基準線L3上に位置する。なお、アイドル回転時にはエンジンからのトルクが小さく、したがって、第1回転体1に対する第2回転体2の捩り角θは小さい。
この状態から、例えばアクセルペダルが踏み込まれてエンジン回転数が上昇し、第1回転体1から第2回転体2に作用するトルクが増大すると、図6に示すように捩り角θが大きくなる。また、中間シート材43の遠心力が増大し、中間シート材43、すなわちばね3の中心線CL31,CL32の交点P30は、基準線L3よりも径方向外側に移動する。
エンジン回転数が上昇すると、中間シート材43の径方向外側への移動に伴い、第1シート材41は第1回転体1の曲面部531に沿って、第2シート材42は第2回転体2の曲面部261に沿って、それぞれ図6の矢印R2方向に転動する。一方、エンジン回転数が減少すると、中間シート材43の径方向内側への移動に伴い、第1シート材41は曲面部531に沿って、第2シート材42は曲面部261に沿って、それぞれ図6の矢印R3方向に転動する。このため、一対のばね3は、中間シート材43の径方向の移動に拘らず直線状態を維持し、常に適正な弾性力を発生することができる。
本実施形態では、エンジン停止の初期状態で一対のばね3の中心線CL31,CL32の交点P30が基準線L3よりも径方向内側に位置し、エンジン101のアイドル回転時に交点P30が基準線L3上に位置するように中間シート材43の座面角度βを設定する(図5)。このように初期状態において中間シート材43を第1および第2シート材41,42よりも径方向内側に位置させることで、中間シート材の外周面432と収容部50の外周面51との距離が拡大する。
これに加え、本実施形態では、ばね3が不等ピッチで構成され、ばね3の中間シート材43側の密度は第1および第2シート材41,42側の密度よりも小さい。したがって、一対のばね3の中央部の質量が軽くなり、ばね3の自重による遠心力を低減することができる。その結果、中間シート材43の径方向外側への移動を抑制することができる。
これにより、中間シート材43が遠心力によって径方向外側へ移動したときの、中間シート材43の外周面432と収容部50の外周面51との接触を阻止することができる。したがって、中間シート材43の外周面51への貼り付きを防止することができ、ばね3のスムーズな伸縮が可能となる。
中間シート材43の円弧状の外周面432は、収容部50の外周面51よりも曲率半径が小さい。したがって、仮に外周面432が外周面51に当接した場合であっても、その接触面積は小さい。これにより中間シート材43が外周面51に貼り付くことなく、中間シート材43のスムーズな摺動が可能である。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)トルク伝達装置100は、互いに同一の軸線CL0を中心にそれぞれ回転可能に設けられた第1回転体1および第2回転体2と、第1回転体1と第2回転体2との間のトルク伝達経路TPに配置され、第1回転体1および第2回転体2のいずれか一方からのトルクを第1回転体1および第2回転体2のいずれか他方に伝達するとともに、第1回転体1と第2回転体2との間のトルク変動を吸収するばね3と、ばね3の端部を保持する保持部411,421,431を一端面に有するシート材4(41〜43)とを備える(図3)。第1回転体1は、シート材4を周方向に移動可能に収容する収容部50を有し、収容部50は、シート材4の径方向外側への移動を規制する外周面51と、シート材4の周方向および径方向の移動を規制する凹曲面状の側端面53,54とを有する(図4)。第2回転体2は、径方向に突出する突出部23を有し、突出部23は、シート材4の周方向および径方向の移動を規制する凹曲面状の側端面25,26を有する(図3)。シート材4は、収容部50の周方向両端部に配置された一対のシート材41,42を含み、一対のシート材41,42は、ばね3と収容部50の側端面53,54および突出部23の側端面25,26との間に、収容部50の側端面53,54および突出部23の側端面25,26に対して接離可能に設けられる(図3)。一対のシート材41,42は、保持部411,421の反対側の他端面に、収容部50の側端面53,54および突出部23の側端面25,26に転動可能に接触する凸曲面状の接触面412,422をそれぞれ有する(図3)。
これにより一対のシート材41,42は、収容部50の側端面53,54または突出部23の側端面25,26に周方向および径方向の位置を拘束されながら、側端面53,54または側端面25,26に沿って転動する。このため、一対のシート材41,42が収容部50の外周面51へ貼り付くことを防止できる。また、シート材41,42の転動により、ばね3は屈曲することなく真っ直ぐに延在するようにその姿勢(傾き)が変化するため、ばね3は適正な弾性力を発生することができ、トルク伝達装置100が良好な振動吸収機能を発揮することができる。
(2)シート材4は、一対のシート材(第1および第2シート材41,42)の間に配置される中間シート材43を有し、第1および第2シート材41,42と中間シート材43との間にそれぞればね3が介装される(図3)。これにより収容部50に複数のばね3が中間シート材43を介して直列に配置される。このため、短尺の真っ直ぐな形状のばね3をトルク伝達装置100に用いることができる。この場合、中間シート材43は遠心力により径方向に移動するが、中間シート材43の移動に伴い第1および第2シート材41,42が転動するため、ばね3は中間シート材43の径方向位置に拘らず、常に真っ直ぐな状態で伸縮する。これによりトルク伝達装置100は常に適正なばね力を発揮することができ、安定した振動吸収機能を実現できる。
(3)一対のばね3は、中間シート材43に作用する遠心力が0のとき、一対のばね3のそれぞれの中心線CL31,CL32の交点P30が第1および第2シート材41,42の保持部411,421の中心部同士を接続する基準線L3よりも径方向内側に位置するように傾斜して配置される(図5)。これにより初期状態で、中間シート材43は第1および第2シート材41,42よりも径方向内側に位置し、収容部50の外周面51と中間シート材43の外周面432との間の距離が拡大する。よって、中間シート材43に遠心力が作用したときに、収容部50の外周面51と中間シート材43との接触を避けることができる。
(4)一対のばね3は、第1および第2シート材41,42から中間シート材43に向かうほど、ばね3の単位長さ当たりの密度が大きくなる(図5)。したがって、中間シート材43に近づくにつれてばね3の質量が軽くなる。これにより、ばね3の自重による遠心力を低減することができ、中間シート材43の径方向外側への移動を抑制することができる。
(5)中間シート材43の外周面432は、収容部50の外周面51よりも曲率半径が小さい円弧状を呈する(図5)。したがって、仮に中間シート材43が遠心力により収容部50の外周面51に接触した場合であっても、中間シート材43と外周面51との接触面積は小さいため、中間シート材43の貼り付きを防ぐことができる。また、中間シート材43は凹状の曲面(外周面51)に対し凸状の曲面(外周面432)で接触するため、中間シート材43は外周面51に沿ってスムーズに摺動することができる。
(変形例)
上記実施形態は種々の形態に変形することができる。以下、変形例について説明する。上記実施形態では、初期状態において、一対のばね3の中心線CL31,CL32の交点P30が基準線L3よりも径方向内側に位置するように、中間シート材43の座面角度βを0°より大きく設定したが、座面角度βの値はこれに限らない。例えば座面角度βを0°にしてもよい。この場合、初期状態で交点P30が基準線L3上に位置するようになる。上記実施形態では、ばね3を不等ピッチに構成したが、等ピッチに構成してもよい。すなわち、ばね3の長さ方向にわたってばね3の密度が一定となるようにしてもよい。
上記実施形態では、第1回転体1の周方向3箇所に収容部50を設けるとともに、第2回転体2の周方向3箇所に突出部23を設けたが、収容部50と突出部23の個数はこれに限らない。例えば周方向2箇所に設けてもよく、周方向4箇所以上に設けてもよい。上記実施形態では、単一の中間シート材43を介して一対のばね3を直列に配置したが、複数の中間シート材43を介して3本以上のばね3を直列に配置してもよい。上記実施形態では、中間シート材43の外周面432を円弧状に形成したが、外周面432の形状はこれに限らない。
上記実施形態では、収容部50の側端面53,54および突出部23の側端面25,26にそれぞれ円弧状の曲面部531,541,251,261を形成するとともに、第1シート材41および第2シート材42の端面に、曲面部531,541,251,261と同一形状の円弧状の接触面412,422を形成したが、曲面部531,541,251,261と接触面412,422の構成はこれに限らない。すなわち、曲面部531,541,251,261がそれぞれ凹曲面状に構成されるとともに、接触面412,422が凸曲面状に構成され、シート材41,42が曲面部531,541,251,261上を転動可能に接触するのであれば、接触面412,422の曲率は曲面部531,541,251,261の曲率と同一でなくてもよい。
上記実施形態では、第1回転体1をエンジン101に、第2回転体2をトランスミッション102にそれぞれ連結したが、これとは反対に、第1回転体1をトランスミッション102に、第2回転体2をエンジン101にそれぞれ連結してもよい。上記実施形態では、第1回転体1と第2回転体2との間にばね3(コイルばね)を配置し、ばね3を介してトルクを伝達するようにしたが、第1回転体1と第2回転体2との間のトルク伝達経路TPに配置され、第1回転体1および第2回転体2のいずれか一方からのトルクをいずれか他方に伝達するとともに、第1回転体1と第2回転体2との間のトルク変動を吸収するのであれば、弾性体の構成はいかなるものでもよい。
上記実施形態では、シート材4とばね3とにより、第1回転体1と第2回転体2との間のトルク伝達経路TPを構成した。具体的には、第1回転体1から第2回転体2にトルクが作用するとき、第2シート材42の接触面(トルク伝達部)422から第2回転体2の突出部23の曲面部261(トルク被伝達部)にトルクが作用し、第2回転体2から第1回転体1にトルクが作用するとき、突出部212の曲面部251(トルク伝達部)から第1シート材41の接触面(トルク被伝達部)412にトルクが作用するようにした。しかしながら、トルク伝達経路TPの構成はこれに限らない。
上記実施形態では、第1回転体1の前板11と後板12とにそれぞれ凹部113,123を設け、凹部113,123により収容部50を構成したが、シート材4の径方向外側への移動を規制する外周面51と、シート材4の周方向および径方向の移動を規制する側端面53,54とを有するのであれば、収容部50の構成はいかなるものでもよい。例えば前板11のみで収容部50を構成してもよい。上記実施形態では、円環状の軸部22から径方向外側に突出部23を突設したが、例えば、リング状に構成した板の内周面から径方向内側に突出部を突設させてもよく、第2回転体2の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態では、シート材4に弾性体の一例であるばね3の保持部411,421,431を設けたが、弾性体の形状に応じてシート材4の形状も種々の形状に変更することができる。したがって、シート材4の構成は上述したものに限らない。すなあち、ばね3と第1回転体1および第2回転体2との間に、第1回転体1および第2回転体2に対して接離可能に設けられるとともに、一端面に弾性体の保持部を有し、他端面に接触面を有するのであれば、一対のシート材41,42の構成は上述したものに限らない。
以上の実施形態では、動力源としてエンジン101を用いたが、エンジン101以外を用いてもよい。また、動力源で発生したトルクにより駆動される被駆動体は、トランスミッション102以外であってもよい。すなわち、動力源で発生したトルクを被駆動体に伝達する種々のトルク伝達経路に対し、本発明のトルク伝達装置は適用することができる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態および変形例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。すなわち、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能である。変形例同士を組み合わせることもできる。
1 第1回転体、2 第2回転体、3 ばね、4 シート材、23 突出部、25,26 側端面、41 第1シート材、42 第2シート材、43 中間シート材、50 収容部、51 外周面、53,54 側壁面、100 トルク伝達装置、101 エンジン、102 トランスミッション、251,261 曲面部、411,421,431 保持部、412,422 接触面、531,541 曲面部、TP トルク伝達経路

Claims (3)

  1. 互いに同一の軸線を中心にそれぞれ回転可能に設けられた第1回転体および第2回転体と、
    前記第1回転体と前記第2回転体との間のトルク伝達経路に配置され、前記第1回転体および前記第2回転体のいずれか一方からのトルクを前記第1回転体および前記第2回転体のいずれか他方に伝達するとともに、前記第1回転体と前記第2回転体との間のトルク変動を吸収する弾性体と、
    前記弾性体の端部を保持する保持部を一端面に有するシート材と、を備え、
    前記第1回転体は、前記シート材を周方向に移動可能に収容する収容部であって、前記シート材の径方向外側への移動を規制する外周面と、前記シート材の周方向および径方向の移動を規制する凹曲面状の側端面とを有する収容部を有し、
    前記第2回転体は、径方向に突出する突出部であって、前記シート材の周方向および径方向の移動を規制する凹曲面状の側端面を有する突出部を有し、
    前記シート材は、前記収容部の周方向両端部に配置された一対のシート材であって、前記弾性体と前記収容部の前記側端面および前記突出部の前記側端面との間に、前記収容部の前記側端面および前記突出部の前記側端面に対して接離可能に設けられた一対のシート材と、前記一対のシート材の間に配置される中間シート材とを有し
    前記一対のシート材は、前記保持部の反対側の他端面に、前記収容部の前記側端面および前記突出部の前記側端面に転動可能に接触する凸曲面状の接触面をそれぞれ有し、
    前記弾性体は、前記一対のシート材と前記中間シート材との間にそれぞれ介装された一対のばねを有し、
    前記一対のばねは、前記中間シート材に作用する遠心力が0の初期状態で、前記一対のばねの中心線同士の交点が前記一対のシート材の前記保持部の中心部同士を接続する基準線よりも径方向内側に位置するように傾斜して配置されることを特徴とするトルク伝達装置。
  2. 請求項1に記載のトルク伝達装置において、
    前記一対のばねは、前記一対のシート材から前記中間シート材に向かうほど、ばねの単位長さ当たりの密度が大きくなるように形成されることを特徴とするトルク伝達装置。
  3. 請求項1または2に記載のトルク伝達装置において、
    前記中間シート材の外周面は、前記収容部の前記外周面よりも曲率半径が小さい円弧状を呈することを特徴とするトルク伝達装置。
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