JP6292180B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、補給用のトナーを収容するトナー容器及び回収した廃トナーを収容するためのトナー容器を装着可能な画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には現像装置が搭載されている。現像装置の内部にはトナーを含む現像剤が収容されている。現像装置は、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を前記現像剤に含まれるトナーによって現像する。像担持体に現像されたトナー像は、定着装置によって印刷用紙に定着される。定着後の像担持体上には、定着時に印刷用紙に転写されなかったトナーが残存している場合がある。そのため、従来、像担持体上の残存するトナーを除去して廃トナーとして回収する廃トナー回収装置が知られている。
この種の廃トナー回収装置には、除去された廃トナーを収容する廃トナー容器が設けられている。従来、現像装置に補給するためのトナー補給容器の空き容器を廃トナー容器に用いることが可能な画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
ところで、従来の画像形成装置では、トナー補給容器の空き容器を廃トナー容器として用いる場合、その空き容器を保管しておく必要がある。前記空き容器は、使用済みのトナー補給容器であるため、補給口などにトナーが付着している。そのため、保管時にトナーの浮遊やトナーによる汚れを防止するために、前記空き容器を袋などに密封する必要があり、煩雑である。また、袋などから前記空き容器を取り出す際にトナーが飛散して周辺を汚すおそれがある。このような汚れを嫌うユーザーは、トナー補給容器の空き容器を用いることよりも、廃トナーを収容するために用意されている専用の廃トナー容器を用いることを好む。
特開平8−114976号公報
しかしながら、画像形成装置の廃トナー回収装置にトナー補給容器の空き容器及び専用の廃トナー容器のいずれもが装着可能な場合、ユーザーは、当該画像形成装置の廃トナー回収装置が、前記空き容器を用いるべきものなのか、専用の廃トナー容器を用いるべきものなのかを把握することができない。この場合、ユーザーは、勘違いして前記空き容器を捨てずに保管してしまう場合があり、逆に、未使用の専用の廃トナー容器を購入して保管してしまう場合がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、廃トナー回収装置に対するトナー補給容器の空き容器の装着を制限し、或いは許可する設定を行うことが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、トナー補給部と、廃トナー回収部と、トナー容器と、を備える。前記トナー容器は、前記トナー補給部及び前記廃トナー回収部それぞれに着脱可能に構成されている。前記トナー容器は、第3位置と第4位置とに切替可能な第2レバーを有する。前記トナー補給部は、第2作動部を有する。前記第2作動部は、前記トナー容器が前記トナー補給部に装着される過程において、前記第3位置に配置された前記第2レバーに作用して前記第2レバーを前記第4位置に切り替える。前記廃トナー回収部は、第3作動部と、ストッパー部材と、を有する。前記第3作動部は、前記トナー容器が前記廃トナー回収部に装着される過程において、前記第3位置に配置された前記第2レバーに作用して前記トナー容器の装着を禁止し、前記第4位置に配置された前記第2レバーに作用して前記トナー容器の装着を許容する。前記ストッパー部材は、第1取付位置と第2取付位置のいずれかに取り付け可能であり、前記第1取付位置に取り付けられた状態で前記第4位置に配置された前記第2レバーに作用して前記トナー容器の装着を禁止し、前記第2取付位置に取り付けられた状態で前記第2レバーが前記第4位置に配置された前記トナー容器の装着を許容する。
本発明によれば、廃トナー回収装置に対するトナー補給容器の空き容器の装着を制限する設定や、或いは許可する設定を行うことが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す図である。 図2は、画像形成装置が備えるトナー補給装置の斜視図である。 図3は、画像形成装置が備えるトナー容器の斜視図である。 図4は、トナー容器のカバー部材の拡大斜視図である。 図5は、トナー容器のカバー部材のカバー部材を示す図である。 図6は、トナー容器のカバー部材の突部の動作を説明するための図である。 図7は、トナー容器のカバー部材の断面図である。 図8は、トナー補給装置が備える第1アクチュエータを示す拡大斜視図である。 図9は、第1アクチュエータの構成を示す図である。 図10は、第1アクチュエータとカバー部材の第1突部との動作関係を示す図である。 図11は、カバー部材の第2突部と第1押圧部との動作関係を示す図である。 図12は、画像形成装置が備えるト廃トナー回収装置の斜視図である。 図13は、廃トナー回収装置が備える第2アクチュエータを示す拡大斜視図である。 図14は、第2アクチュエータの構成を示す図である。 図15は、第2アクチュエータとカバー部材の第2突部との動作関係を示す図である。 図16は、カバー部材の第1突部と第2押圧部との動作関係を示す図である。 図17は、廃トナー回収装置の収容部の後端側の構成を示す部分斜視図である。 図18は、図17における切断面XVIII−XVIIIの断面を模式的に示したものであり、第2突部とストッパー部材との動作関係を示している。
[第1実施形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10について説明する。以下の説明では、画像形成装置10が設置された状態を基準として上下方向D1を定義する。また、画像形成装置10に対してトナー容器41及び廃トナー容器81が挿入される側を手前側(正面側)として前後方向D2を定義する。また、画像形成装置10を手前側(正面側)から見て左右方向D3を定義する。
[画像形成装置]
画像形成装置10は、少なくとも印刷機能を備えた装置であり、例えば、カラープリンターである。画像形成装置10は、トナーを含む現像剤を用いて、シート部材である印刷用紙に画像を印刷する。なお、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の具体例は、例えばプリンターや複写機、ファクシミリ、又は、これらの各機能を備えた複合機である。また、画像形成装置10は、カラー画像を形成可能なものであるが、本発明の画像形成装置は、モノクロの画像を形成可能に構成されたものであってもよい。
図1に示されるように、画像形成装置10は、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置10は、複数の画像形成部1〜4と、中間転写ユニット5と、露光装置14と、二次転写装置15と、定着装置16と、トナー補給装置40(本発明のトナー補給部の一例)と、ベルトクリーニング装置6と、廃トナー回収装置80(本発明の廃トナー回収部の一例)と、タッチパネルや液晶表示部などを有する操作表示部9と、制御部8と、給紙トレイ17と、排紙トレイ18とを備えている。これらの構成要素は、画像形成装置10の外部フレーム(不図示)や内部フレームなどを構成する筐体11に取り付けられている。
画像形成部1〜4は、並設された複数の感光体ドラム21それぞれに色の異なるトナー像を所謂電子写真方式によって形成する。前記トナー像は、走行中(移動中)の中間転写ベルト5Aに順次重ね合わさるように転写される。図1に示される例では、中間転写ベルト5Aの移動方向(矢印19方向)の下流側から順に、ブラック用の画像形成部1、イエロー用の画像形成部2、シアン用の画像形成部3、及びマゼンタ用の画像形成部4がその順番で一列に配置されている。
画像形成部1〜4それぞれは、中間転写ベルト5Aの下方に設けられている。画像形成部1〜4それぞれは、トナー像を担持する感光体ドラム21、帯電装置22、現像装置23、一次転写装置24等を備えている。感光体ドラム21の表面は帯電装置22によって帯電され、露光装置14によって帯電された感光体ドラム21の表面が露光走査される。これにより、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。現像装置23は、前記静電潜像をトナーによって現像する。そして、一次転写装置24によって、感光体ドラム21上のトナー像が中間転写ベルト5Aに転写される。
中間転写ユニット5は、中間転写ベルト5Aと、駆動ローラー7Aと、従動ローラー7Bとを有する。中間転写ベルト5Aは、複数色(本実施形態では4色)のトナー像からなるトナー像を担持する。中間転写ベルト5Aは、駆動ローラー7A及び従動ローラー7Bによって回転駆動可能に支持されることにより、その表面が各感光体ドラム21の表面に接しながら移動可能となる。中間転写ベルト5Aが回転駆動されると、その表面が感光体ドラム21と一次転写装置24との間を通過する。その際に、複数の感光体ドラム21に担持された各色のトナー像が重ね合わさるように順に中間転写ベルト5Aに転写される。
中間転写ユニット5の上方にトナー補給装置40が設けられている。トナー補給装置40は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色に対応する4つのトナー容器41を着脱可能に構成されている。トナー補給装置40の構成については後述する。
二次転写装置15は、中間転写ベルト5Aに転写されたトナー像を給紙トレイ17から搬送されてきた印刷用紙に転写する。トナー像が転写された印刷用紙は、図示しない搬送部によって定着装置16に搬送される。定着装置16は、加熱ローラー16Aと加圧ローラー16Bとを有する。定着装置16は、トナー像が転写された印刷シートに対して熱と圧力を加えながら搬送する。これにより、トナー像が溶融して印刷シートに定着される。トナー像が定着された印刷シートは、更に下流側へ搬送されて、中間転写ユニット5の上方に配置されたトレイ状の排紙トレイ18に排出されて保持される。
ベルトクリーニング装置6は、中間転写ベルト5Aの表面に残存した廃トナーを除去して回収し、回収した廃トナーを廃トナー回収装置80に搬送する。ベルトクリーニング装置6は、中間転写ユニット5の前方側に配置されている。ベルトクリーニング装置6は、クリーニング部材であるクリーニングローラー25、スクリュー部材26、及びトナーボックス27を備えている。クリーニングローラー25は、従動ローラー7Bと対向するように配置されており、その表面が中間転写ベルト5Aに接触している。クリーニングローラー25の前後方向D2の長さは、中間転写ベルト5Aとほぼ同じである。クリーニングローラー25は、トナーボックス27内で回転可能に支持されている。クリーニングローラー25の支軸に回転駆動力が入力されることによってクリーニングローラー25が回転する。
クリーニングローラー25は、中間転写ベルト5Aに接触した状態で回転されることにより、二次転写装置15による転写後に中間転写ベルト5Aの表面に残留したトナーを取り除く。以下、クリーニングローラー25によって取り除かれたトナーを「廃トナー」と称する。前記廃トナーは、重力の作用又はクリーニングローラー25の回転力によってトナーボックス27に取り入れられて回収される。トナーボックス27に回収された廃トナーは、スクリュー部材26により搬送される。トナーボックス27の底面の後端部側に排出口(不図示)が形成されている。スクリュー部材26が回転されることにより、前記廃トナーがトナーボックス27内を前記排出口へ向けて搬送される。
廃トナー回収装置80は、トナーボックス27の下方に設けられている。廃トナー回収装置80は、廃トナー容器81を着脱可能に構成されている。ベルトクリーニング装置6の前記排出口から廃トナーが排出されると、廃トナー回収装置80に装着された廃トナー容器81内に廃トナーが貯留される。つまり、中間転写ベルト5Aの表面に残留したトナーは、ベルトクリーニング装置6によって取り除かれた後に廃トナーとして廃トナー容器81に収容される。本実施形態では、廃トナー容器81として、トナー補給装置40で使用された空のトナー容器41を兼用することが可能である。なお、廃トナー回収装置80については後述する。
[トナー補給装置]
以下、図2乃至図11を参照して、トナー補給装置40について説明する。図2に示されるように、トナー補給装置40は、トナー容器41と、トナー容器41が装着される容器装着部42とにより構成されている。なお、各図では、筐体11にトナー補給装置40が取り付けられた取付姿勢を基準にして、鉛直方向を上下方向D1とし、筐体11に対するトナー容器41の着脱方向(挿抜方向)を前後方向D2とし、トナー補給装置40の前面から見て水平方向を左右方向D3としている。
トナー容器41は、現像装置23に補給するためのトナーを収容するものである。本実施形態では、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色に対応する4つのトナー容器41がトナー補給装置40に設けられている。なお、ブラック用のトナー容器41は、他の色のトナー容器41に比べて外径が大きく形成されているが、この点を除き、全てのトナー容器41は同じ構成である。以下、特筆しない限り、ブラック用のトナー容器41について説明する。
トナー容器41は、前後方向D2に長い形状に形成されている。トナー容器41の内部はトナーを収容可能な収容空間である。トナー容器41は、容器本体52、駆動伝達部55、カバー部材56などを有する。容器本体52は、一方側(後方側)にトナーの流出入が可能な開口部51(図7参照)を有し、他方側(前方側)が閉塞された円筒形状に形成されている。容器本体52の後方側の端部は先細り形状に形成されており、その後端部に開口部51が設けられている。開口部51は、断面円形状に形成されている。容器本体52の内部はトナーを収容可能な収容空間である。容器本体52の内部にトナーが収容されている。容器本体52は、例えばポリエチレンテレフタラート(PET樹脂)などの合成樹脂によって構成されている。
容器本体52は、内面に螺旋形状の山形リブ53(図3,図7参照)が形成されている。山形リブ53は容器本体52の内面から容器本体52の中心へ向けて突出している。この山形リブ53は、内部のトナーを開口部51(図7参照)側へ搬送する役割を担う。
図4に示されるように、容器本体52の開口部51側には、駆動伝達部55が装着されている。駆動伝達部55は、容器本体52に固定されている。駆動伝達部55は、周面にギヤ54が形成された環状の部材である。駆動伝達部55は、モーターなどの駆動源から回転駆動力を受けて、トナー容器41に回転駆動力を伝達する。
容器本体52において、駆動伝達部55よりも後方側にカバー部材56が設けられている。カバー部材56は、開口部51を覆うためのものである。カバー部材56は、開口部51(図7参照)が挿入される円筒形状の収容フレーム58を有する。図7に示されるように、収容フレーム58の内部に開口部51が挿入されており、これにより、開口部51が覆われる。収容フレーム58は、開口部51を周方向に回動可能に支持している。このため、収容フレーム58に開口部51が挿入された状態で、容器本体52が周方向に回動可能である。つまり、カバー部材56は、容器本体52の開口部51側を回動可能に支持する。カバー部材56の前方側の端部56Aは、駆動伝達部55の後端部55A(図7参照)を外側から遊嵌している。このため、トナー容器41が容器装着部42に装着された状態で、ギヤ54に回転駆動力が伝達されると、容器本体52は、その回転駆動力によって矢印D11(図4参照)に示す回転方向へ回転する。つまり、トナー容器41は、現像装置23にトナーを供給可能な状態で、その長手方向を回転中心として回転する。このようにトナー容器41の容器本体52が回転することによって、山形リブ53により押されつつトナーが開口部51側(後方側)へ搬送される。
カバー部材56は、トナー排出口74(図7参照)を有する。トナー排出口74は、容器本体52に収容されたトナーを外側へ排出するためのものであり、カバー部材56の外周壁に設けられている。トナー排出口74は、図7において、カバー部材56の下側に設けられている。具体的に、トナー排出口74は、カバー部材56の壁面を貫通する矩形状の貫通孔である。図7に示されるように、カバー部材56の内部には、開口部51とトナー排出口74との間にトナー流通路75が形成されている。トナー容器41がトナー排出口74を下側にして容器装着部42(図2参照)に装着されると、容器本体52の開口部51からトナー流通路75に移動したトナーは、トナー流通路75を下方へ移動してトナー排出口74に達する。そして、トナー排出口74が開放されていた場合はトナー排出口74から下方外側へトナーが排出される。これにより、トナーが現像装置23に補給される。一方、トナー排出口74が閉塞されていた場合、トナーは排出されず、トナー流通路75がトナーで満たされた状態となる。
図7に示されるように、カバー部材56にスライド式の開閉部76が設けられている。開閉部76は、プレート形状の部材であり、容器本体52の長手方向(前後方向D2)へスライド可能にカバー部材56に支持されている。開閉部76は、容器装着部42に対するトナー容器41の位置に応じて、トナー排出口74を開閉する。開閉部76は、トナー容器41が容器装着部42に装着されると、トナー排出口74を開放する。具体的には、トナー容器41が容器装着部42に装着されると、装着動作にともない容器装着部42から押圧力を受けて開閉部76がトナー排出口74を開放する位置(開放位置)まで移動される。図7では、開閉部76が前方側へ移動してトナー排出口74を開放した状態が示されている。トナー容器41が容器装着部42から取り外されると、その取り外し動作にともない開閉部76は前記開放位置から後方へ移動してトナー排出口74を閉塞する位置(閉塞位置)まで移動されて、トナー排出口74を閉塞する。なお、容器装着部42には、図示しない付勢部材が設けられており、前記開放位置から前記閉塞位置までの開閉部76の移動は、トナー容器41の取り外し動作にともない前記付勢部材が開閉部76を相対的に後方へ移動させることにより行われる。
カバー部材56には支持フレーム59(本発明の支持部の一例)が設けられている。支持フレーム59は、カバー部材56において、トナー排出口74とは反対側(図7において上側)に設けられている。支持フレーム59は、カバー部材56と一体に形成されている。図4に示されるように、支持フレーム59は、矩形状の上板64と、一対の側板65,66(本発明の一対の支持面の一例)とを有する。側板65,66は、左右方向D3に隔てられており、互いに対向するように配置されて対をなしている。側板65,66は、上板64の左右方向D3の両端から下方に延びており、その下端は収容フレーム58の外周面に接合されている。上板64の後方端部64Aは、後述の第1アクチュエータ101(本発明の第1作動部の一例)が備える第1当接部106に当接される部位である。
支持フレーム59は、側板65と側板66との間に開口59A(本発明の規制部の一例)を有する。開口59Aは、上板64に形成された貫通孔である。開口59Aは、トナー容器41が上板64を下側にして廃トナー回収装置80に装着方向D21に沿って挿入されたときに、廃トナー回収装置80の下壁部85と対向される対向面である。この状態で挿入されることにより、後述の第2アクチュエータ102(本発明の第3作動部の一例)と開口59Aとが係合して、トナー容器41の挿入が制限(禁止)される。
トナー容器41は、第1突部61(本発明の第1レバーの一例)と、第2突部62(本発明の第2レバーの一例)とを有する。第1突部61及び第2突部62は、カバー部材56に設けられており、詳細には、カバー部材56の支持フレーム59に設けられている。第1突部61は、左側の側板65に支持されており、側板65から左方向へ突出している。第2突部62は、右側の側板66に支持されており、側板66から右方向へ突出している。
側板65,66それぞれには、前後方向D2に延びる一対のガイド溝67(図5参照)が形成されている。一対のガイド溝67は、それぞれ、上下方向D1に隔てられた位置に設けられている。第1突部61及び第2突部62は、対応するガイド溝67にスライド可能(移動可能)に取り付けられている。これにより、第1突部61は側板65において前後方向D2へ移動可能であり、第2突部62は側板66において前後方向D2へ移動可能である。
具体的に、図5に示されるように、第1突部61は、ガイド溝67にスライド可能に支持されるベース部70と、ベース部70から水平方向へ突出する突起71とを有している。ベース部70の上下端それぞれにはレール72が設けられている。各レール72がガイド溝67に摺動可能に支持されている。なお、ガイド溝67及びレール72には、後述する第1位置P1及び第2位置P2に第1突部61を仮保持するラッチ機構が設けられている。そのため、第1突部61は、第1位置P1及び第2位置P2のいずれかの位置に移動されると、前記ラッチ機構によってその位置に保持される。
第2突部62の支持機構は、第1突部61の支持機構の構成と概ね同じであり、第2突部62は、ベース部70と、突起71とを有している。ベース部70の上下端それぞれにはレール72が設けられている。各レール72がガイド溝67に摺動可能に支持されている。なお、ガイド溝67及びレール72には、後述する第3位置P3及び第4位置P4に第2突部62を仮保持するラッチ機構が設けられている。そのため、第2突部62は、第3位置P3及び第4位置P4のいずれかの位置に移動されると、前記ラッチ機構によってその位置に保持される。
第1突部61は、予め定められた第1位置P1(図6参照)と、第2位置P2(図6参照)との間でスライド可能である。言い換えると、第1突部61は、第1位置P1と第2位置P2とに切替可能に構成されている。第2突部62は、予め定められた第3位置P3(図6参照)と、第4位置P4(図6参照)との間でスライド可能である。言い換えると、第2突部62は、第3位置P3と第4位置P4とに切替可能に構成されている。第1位置P1は、未使用のトナーが容器本体52に充填された未使用のトナー容器41に対して第1突部61が予め配置される位置(初期位置)である。また、第3位置P3は、未使用のトナー容器41に対して第2突部62が予め配置される位置(初期位置)である。つまり、ユーザーが購入した未使用のトナー容器41は、第1突部61が第1位置P1に配置されており、第2突部62が第3位置P3に配置されている。第2位置P2は、第1位置P1から前方側へ隔てられた位置である。言い換えると、第2位置P2は、第1位置P1からトナー補給装置40に対するトナー容器41の引出方向(引抜方向)D22へ所定間隔を隔てた位置である。第4位置P4は、第3位置P3から前方側へ隔てられた位置である。言い換えると、第4位置P4は、第3位置P3から前記引出方向D22へ所定間隔を隔てた位置である。本実施形態では、第1位置P1及び第3位置P3は、前後方向D2において概ね同じ位置にある。また、第2位置P2及び第4位置P4は、前後方向D2において概ね同じ位置にある。
図2に示されるように、容器装着部42は、4つの収容部44を有する。各収容部44には、予め定められた色のトナー容器41が収容される。最も右端の収容部44A(本発明の第1収容部の一例)は、ブラックに対応するトナー容器41が収容される。図2では、ブラックに対応するトナー容器41の後方側の一部が収容部44に挿入された状態が示されている。
ところで、従来の画像形成装置として、使用後の空のトナー容器41(以下、「空き容器」と称する。)を廃トナー容器として兼用可能なものが知られている。しかし、従来の構成は、空き容器41の一部が変形されたり切除されたりするものであるため、廃トナー容器として空き容器41が用いられた後は、他の用途に用いることができない。また、空き容器41の一部が折られた破片が廃トナー回収装置80内に残存して、廃トナー容器の脱抜又は装着を阻害するおそれがある。そこで、本実施形態の画像形成装置10では、トナー補給装置40に第1アクチュエータ101(本発明の第1作動部の一例)が設けられ、廃トナー回収装置80に第2アクチュエータ102(本発明の第3作動部の一例)が設けられている。これにより、廃トナー回収装置80に対する廃トナー容器の挿抜を円滑に行うことができ、且つ、補給用のトナー容器41及び廃トナー回収用のトナー容器41を兼用可能なように同じ構造としつつ、廃トナー回収後のトナー容器41をトナー補給装置40に装着できないようにして、廃トナーの再利用を防止している。
収容部44Aには、第1アクチュエータ101が設けられている。第1アクチュエータ101は、収容部44Aにトナー容器41が挿入された場合に、第1突部61の位置に応じて収容部44Aに対するトナー容器41の装着を許容又は制限(禁止)する部材である。
図8に示されるように、第1アクチュエータ101は、収容部44Aの上壁部45(本発明の上側壁の一例)に取り付けられている。第1アクチュエータ101は、第1突部61が第1位置P1にある状態で収容部44Aに対するトナー容器41の装着を許容する。また、第1アクチュエータ101は、第1突部61が第2位置P2にある状態のトナー容器41に作用して、収容部44Aに対するトナー容器41の装着を制限(禁止)する(図10(B)参照)。具体的には、第1アクチュエータ101は、第1可動部105と、第1当接部106と、第2当接部107(図9参照)と、第1付勢部材108とを備えている。
図9に示されるように、第1可動部105は、回動軸110と、回動軸110からそれに直交する延出方向D31へ延出されたベース部111とを有する。ベース部111は、概ね矩形状の板部材であり、その一方面(図9では上側面)に延出方向D31へ延びる複数のリブ112が形成されている。回動軸110は、上壁部45に回動可能に支持されている。具体的には、左右方向D3へ隔てられた一対の軸受け部114が上壁部45に設けられており、この軸受け部114に回動軸110が回動可能に支持されている。
上壁部45において、軸受け部114よりも前方側に収容部44Aの内部に連通する開口116が形成されている。図8に示されるように、第1可動部105は、回動軸110が軸受け部114に支持された状態で、ベース部111が開口116に挿通されている。ベース部111の延出端には、回動軸110の軸方向と同じ方向に延びる一対のストッパー118が設けられている。このため、上壁部45において、第1可動部105は、開口116に挿通されたときに、ストッパー118が開口116の周縁に引っ掛かり、一部が開口116に進入して収容部44Aの内部に入り込んだ進入姿勢(図8に示される姿勢)で保持される。また、前記進入姿勢のときに収容部44Aの内部から上方へ押圧されると、第1可動部105は、開口116から上方へ退避した退避姿勢に変位する。つまり、第1アクチュエータ101は、第1可動部105が収容部44Aの上壁部45から収容部44Aの内部に対して進退可能なように構成されている。
第1付勢部材108は、第1可動部105を上壁部45から収容部44Aの内部側へ付勢するものである。第1付勢部材108は、上壁部45に取り付けられている。図8に示されるように、第1付勢部材108は、一本の針金状の鋼材を屈曲させて矩形状に形成されている。第1付勢部材108は、その両端を支軸108Aとして上壁部45に回動可能に取り付けられている。具体的には、上壁部45において軸受け部114よりも前方側であって、開口116の周縁部に一対の取付部119が設けられている。取付部119の軸孔に支軸108Aが挿入されて支持されている。第1付勢部材108は、支軸108Aそれぞれから延出されたアーム部108Bと、アーム部108Bを連結する直線状の連結部108Cとを有する。アーム部108Bと連結部108Cとにより、矩形状の部分が形成される。
開口116の周縁部であって、軸受け部114と取付部119との間には、第1付勢部材108のアーム部108Bを引っ掛ける一対の係止片120が設けられている。係止片120は、開口116の周縁部から外側へ突出しており、その下面に第1付勢部材108が引っ掛けられる。第1付勢部材108は、支軸108Aが取付部119に支持され、アーム部108Bが係止片120に引っ掛けられた状態で、連結部108Cが第1可動部105のリブ112を下方へ弾性的に付勢する。つまり、第1付勢部材108は、第1可動部105を前記進入姿勢側へ付勢する。前記進入姿勢のときに収容部44Aの内部から上方の押圧力を受けると、第1可動部105は、第1付勢部材108による付勢力に抗して前記進入姿勢から前記退避姿勢に変位する。
なお、第1付勢部材108は、第1可動部105を上壁部45から収容部44Aの内部側へ弾性的に付勢するものであれば、針金状のものに限られず、ねじりコイルバネや、板バネなど、様々な形状又は材質のバネや弾性部材が適用可能である。
図9に示されるように、第1当接部106は、第1可動部105に設けられている。第1当接部106は、ベース部111の延出方向D31の先端部に設けられている。第1当接部106は、第1可動部105が前記進入姿勢にあるときに、トナー容器41の支持フレーム59の上板64の後方端部64Aに当接可能な部位である。第1当接部106には、第1可動部105の裏面から延出方向D31へ突出する係止片106Aが形成されている。第1当接部106が後方端部64Aに当接した場合に、係止片106Aは上板64の裏面に入り込む。これにより、係止片106Aが上板64の後方端部64Aに引っ掛かり、第1可動部105が上方(前記退避姿勢側)へ変位することが防止される。
第2当接部107は、第1可動部105に設けられている。第2当接部107は、ベース部111に設けられた4つのリブ112のうちの最も左側に位置するリブ112Aに設けられている。具体的には、第2当接部107は、リブ112Aにおいて延出方向D31の先端部に設けられており、第1当接部106から延出方向D31へ突出している。第2当接部107は、第1可動部105の裏面から突出端へ向けて傾斜する傾斜面を有する傾斜部である。第2当接部107は、第1可動部105が前記進入姿勢にあるときに、トナー容器41の支持フレーム59の第1突部61に当接可能な部位である。
本実施形態では、上述のように構成された第1アクチュエータ101が収容部44Aに設けられているため、トナー容器41が収容部44Aに挿入されたときに、第1当接部106が後方端部64Aに当接するか、又は第2当接部107が第1突部61に当接する。具体的には、図10(A)に示されるように、第1突部61が前記第1位置P1にある状態でトナー容器41が収容部44Aに挿入されると、第2当接部107は、第1当接部106が後方端部64Aに当接するよりも先に第1突部61に当接する。この場合、第1当接部106は後方端部64Aに当接しない。このとき、第2当接部107は、第1突部61から上方向の押圧力を受けて、第1アクチュエータ101は上方へ変位して、前記退避姿勢となる。これにより、トナー容器41は、第1当接部106によって邪魔されることなく、収容部44Aへの挿入が許容されて、収容部44Aに定められた装着位置まで挿入可能となる。
また、図10(B)に示されるように、第1突部61が前記第2位置P2にある状態でトナー容器41が収容部44Aに挿入されると、第1当接部106は、第2当接部107が第1突部61に当接するよりも先に後方端部64Aに当接する。この場合、第2当接部107は第1突部61に当接しない。このとき、第1当接部106と後方端部64Aとが当接することにより、第1アクチュエータ101は前記進入姿勢を維持する。これにより、トナー容器41は、第1当接部106との当接により、収容部44Aへの更なる挿入が制限(禁止)されて、収容部44Aの装着位置まで挿入できなくなる。なお、第1当接部106と後方端部64Aとの当接の際に、係止片106Aが上板64の裏面側に入り込んで後方端部64Aに引っ掛かる。このため、トナー容器41の挿入時に第1当接部106と後方端部64Aとが当接した衝撃で第1可動部105を上方へ押し上げる力が付与されても、係止片106Aによって、第1可動部105は前記進入姿勢を維持する。
ここで、図11に示されるように、収容部44Aには、第1押圧部121(本発明の第2作動部の一例)が設けられている。第1押圧部121は、収容部44Aの内壁に一体に形成されている。第1押圧部121は、収容部44Aにトナー容器41が装着される過程において、第2突部62に作用して第2突部62を前方へ押圧する(図11(A)、(B)参照)。これにより、前記第3位置P3から前記第4位置P4に第2突部62が移動する(図11(C)参照)。つまり、第2突部62が前記第3位置P3から前記第4位置P4に切り替えられる。本実施形態では、収容部44Aに装着されたトナー容器41が空になった場合に、その空のトナー容器41(以下「空き容器41」という。)が廃トナー回収装置80に用いることができるように構成されている。一方、新しい未使用のトナー容器41が誤って廃トナー回収装置80に装着されることを防止するために、トナー容器41が空になった場合に廃トナー回収装置80に装着できるように構成されている。かかる構成の詳細は後述するが、第2突部62が前記第3位置P3にある状態では、トナー容器41が廃トナー回収装置80には装着できないように構成されており、第2突部62が前記第4位置P4にある状態では、トナー容器41が廃トナー回収装置80には装着可能に構成されている。
[廃トナー回収装置]
以下、図12乃至図16を参照して、廃トナー回収装置80について説明する。図12に示されるように、廃トナー回収装置80は、廃トナー容器81と、廃トナー容器81が装着される容器装着部82とにより構成されている。ここで、図12は、廃トナー回収装置80に廃トナー容器81が装着された状態が示されている。なお、各図では、筐体11に廃トナー回収装置80が取り付けられた取付姿勢を基準にして、鉛直方向を上下方向D1とし、筐体11に対する廃トナー容器81の着脱方向(挿抜方向)を前後方向D2とし、廃トナー回収装置80の前面から見て水平方向を左右方向D3としている。
廃トナー容器81は、トナー補給装置40に装着可能なトナー容器41と同じ形状である。本実施形態では、廃トナー容器81は、トナー補給装置40で全てのトナーが使用された後の使用済みの空のトナー容器(空き容器)41である。具体的には、収容部44Aに装着されていたトナー容器41であって、トナーが消費されて空の状態にされた空き容器41を収容部44Aから取り外したものである。上述したように、新品のトナー容器41は、第1突部61が前記第1位置P1に配置され、第2突部62が前記第3位置P3に配置された状態(本発明の第1状態の一例)となっている。そして、新品のトナー容器41が収容部44に挿入されると、第1突部61は前記第1位置P1を維持し、第2突部62が前記第3位置P3から前記第4位置P4に移動される。つまり、第2突部62が前記第3位置P3から前記第4位置P4に切り替えられる。そのため、収容部44Aから取り外された状態の空き容器41は、第1突部61が前記第1位置P1に配置されており、第2突部62が前記第4位置P4に配置された状態(本発明の第2状態の一例)となっている。この状態のトナー容器41は、トナー補給装置40及び廃トナー回収装置80それぞれに装着可能である。以下、廃トナー容器81は、トナー容器41と同じ構成であるため、同符号を付し示すことによりその構成の説明を省略する。
廃トナー容器81は、トナー排出口74を上側に向けた状態で容器装着部82に装着される。廃トナー容器81が容器装着部82の所定の装着位置に装着された状態で、ギヤ54にモーター等の駆動源の回転駆動力が伝達される。このときにギヤ54には、トナー容器41の前記第1回転方向(矢印D11参照)とは反対の第2回転方向(矢印D12参照)の回転駆動力が伝達される。このような回転駆動力が伝達されると、廃トナー容器81は、矢印D12に示す前記第2回転方向へ回転する。つまり、廃トナー容器81は、容器装着部82に装着されて廃トナーをトナー排出口74に流入可能な状態で、前記第1回転方向とは反対の前記第2回転方向(矢印D12参照)へ回転する。これにより、廃トナー容器81内に収容された廃トナーは、突出リブ73により押されつつ開口部51から遠ざかる方向(前方側)へ搬送される。
容器装着部82は、廃トナー容器81を着脱可能に構成されている。容器装着部82に廃トナー容器81が装着された状態で、容器装着部82は、ベルトクリーニング装置6から排出された廃トナーをトナー排出口74から廃トナー容器81の内部に案内することができる。廃トナー容器81は、容器装着部82から取り外すことができ、必要に応じて容器装着部82に装着することができる。具体的には、廃トナー容器81が廃トナーで満杯又は予め定められた規定量(満杯量)以上の量になると、廃トナー容器81はユーザーによって取り外される。そして、空の廃トナー容器81がユーザーによって取り付けられる。
図12に示されるように、容器装着部82は、収容部84(本発明の第2収容部の一例)を有する。収容部84には、トナー補給装置40の収容部44Aに装着されていた空き容器41が廃トナー容器81として収容される。
収容部84には、第2アクチュエータ102が設けられている。第2アクチュエータ102は、収容部84に廃トナー容器81が挿入された場合に、第2突部62の位置に応じて収容部84に対する廃トナー容器81の装着を許容又は制限(禁止)する部材である。
図12に示されるように、第2アクチュエータ102は、収容部84の下壁部85(本発明の下側壁の一例)に取り付けられている。第2アクチュエータ102は、第2突部62が第4位置P4にある状態で収容部84に対する廃トナー容器81の装着を許容する。また、第2アクチュエータ102は、第2突部62が第3位置P3にある状態で収容部84に対する廃トナー容器81の装着を制限(禁止)する。言い換えると、第2アクチュエータ102は、廃トナー容器81が収容部84に装着される過程において、第3位置P3に配置された第2突部62に作用して、収容部84に対する廃トナー容器81の装着を制限(禁止)する。具体的には、第2アクチュエータ102は、第2可動部125と、第1突出片126と、第2突出片127と、第2付勢部材128とを備えている。
図13及び図14に示されるように、第2可動部125は、回動軸130を有する。回動軸130は、下壁部85に回動可能に支持されている。具体的には、左右方向D3へ隔てられた一対の軸受け部134が下壁部85に設けられており、この軸受け部134に回動軸130が回動可能に支持されている。これにより、第2可動部125は、回動軸130を中心に回動可能に下壁部85に支持されている。
下壁部85に2つの開口136,137が形成されている。開口136は、軸受け部134よりも後方側に形成されており、収容部84の内部に連通している。開口137は、軸受け部134よりも前方側に形成されており、収容部84の内部に連通している。
第2可動部125に、第1突出片126、第2突出片127、第2付勢部材128が設けられている。第1突出片126は、回動軸130からその径方向の外側へ突出している。第2突出片127は、回動軸130の径方向の外側であって、第1突出片126の突出方向とは異なる方向へ回動軸130から突出している。第1突出片126と第2突出片127とのなす角は、概ね120°とされている。
回動軸130が軸受け部134に支持された状態で、第1突出片126は下壁部85から開口136を通じて収容部84の内部に挿通可能である。このため、回動軸130を中心に第2可動部125が回動されると、第1突出片126は、開口136から収容部84の内部に入り込んだ進入姿勢、又は、収容部84の内部から退避した退避姿勢に変位可能である。つまり、第2アクチュエータ102は、第2可動部125が収容部84の下壁部85から収容部84の内部に対して進退可能なように構成されている。
また、第2突出片127は、第1突出片126が開口136から収容部84の内部に入り込んで内部に進入した状態(進入姿勢)のときに、下壁部85の開口137から外側へ退避する状態(退避姿勢)となる。また、第2突出片127は、第1突出片126が開口136から外側へ退避するときに収容部84の内部に入り込んで内部に進入して支持フレーム59の開口59Aと係合可能となる。
第2付勢部材128は、第1突出片126を下壁部85から開口136を通じて収容部84の内部側へ付勢するものである。第2付勢部材128は、回動軸130の端部130Aに取り付けられたねじりコイルバネである。端部130Aの付近には、第2付勢部材128の一端を取り付けるための取付部139が設けられており、他端は第2可動部125に当接されて、第2可動部125とともに第1突出片126を付勢している。つまり、第2付勢部材128は、第1突出片126を前記進入姿勢側へ付勢する。第1突出片126が前記進入姿勢のときに収容部84の内部から下方の押圧力を受けると、第2アクチュエータ102が回動して、第1突出片126が開口136から外側へ退避する。そして、第1突出片126の退避にともない、第2突出片127が開口137から収容部84の内部に進入する。
なお、第2付勢部材128は、第2可動部125の第1突出片126を下壁部85から収容部84の内部側へ弾性的に付勢するものであれば、ねじりコイルバネに限られず、板バネなど、様々な形状又は材質のバネや弾性部材が適用可能である。
本実施形態では、上述のように構成された第2アクチュエータ102が収容部84に設けられているため、廃トナー容器81が収容部84に挿入されたときに、支持フレーム59の第2突部62が第1突出片126に当接する。これにより、第2アクチュエータ102が回動して、第1突出片126が開口136から外側へ退避する。収容部84への廃トナー容器81の挿入時に、開口59Aが第2突出片127を通過した後に第1突出片126が第2突部62に当接すると、第2アクチュエータ102は、収容部84への廃トナー容器81の挿入を許容する。一方、開口59Aが第2突出片127を通過する前に第1突出片126が第2突部62に当接すると第2突出片127が開口59Aと係合して収容部84への廃トナー容器81の挿入を制限(禁止)する。
具体的には、図15(A)に示されるように、第2突部62が前記第4位置P4にある状態の廃トナー容器81が収容部84に挿入されると、第2突部62が第1突出片126に当接する。このとき、第2突部62との当接によって第2アクチュエータ102が回動する。そして、第1突出片126が下壁部85の外側へ開口136から突出され、第2突出片127が収容部84の内部に進入する。このとき、第2突出片127は開口59Aよりも引出方向D22側の位置に配置させるため、第2突出片127と開口59Aとは係合しない。このため、廃トナー容器81は、第2突出片127によって制限(禁止)されることなく収容部84への挿入が許容されて、収容部84に定められた装着位置まで挿入可能となる。
また、新しい未使用のトナー容器41が誤って廃トナー回収装置80に装着されることを防止するために、第2アクチュエータ102は、廃トナー容器81が収容部84に装着される過程において、前記第3位置P3に配置された第2突部62に作用して、廃トナー容器81の装着を制限(禁止)する。具体的には、図15(B)に示されるように、第2突部62が前記第3位置P3にある状態のトナー容器41が収容部84に挿入されると、第2突部62との当接によって第2アクチュエータ102が回動する。そして、第1突出片126が下壁部85の外側へ開口136から突出され、第2突出片127が収容部84の内部に進入する。このとき、第2突出片127は開口59Aに入り込んで係合する。このため、トナー容器41は、第2突出片127によって収容部84への挿入が制限(禁止)される。これにより、新しい未使用のトナー容器41が誤って廃トナー回収装置80に装着されることが防止できる。
ここで、図16に示されるように、収容部84には、第2押圧部142(本発明の第4作動部の一例)が設けられている。第2押圧部142は、収容部84の内壁に一体に形成された突起状の部材である。第2押圧部142は、廃トナー容器81が収容部84に装着される過程において、前記第1位置P1に配置された第1突部61に作用して第1突部61を前記第2位置P2に切り替える(図16(C)参照)。具体的には、第2押圧部142は、収容部84に廃トナー容器81が装着されたことに応じて第1突部61を前方へ押圧する(図16(A)、(B)参照)。これにより、前記第1位置P1から前記第2位置P2に第1突部61が移動する(図16(C)参照)。つまり、第1突部61が前記第1位置P1から前記第2位置P2に切り替えられる。本実施形態では、トナー補給装置40でトナーが全て消費された状態の空き容器41が廃トナー容器81として用いられている。この廃トナー容器81が廃トナーで満杯になると、廃トナー回収装置80から取り外される。この取り外された廃トナー容器81内の廃トナーがトナー補給装置40で使用されることを防止するために、廃トナー容器81が再びトナー補給装置40に装着できないように構成されている。つまり、廃トナー回収装置80から取り外された廃トナー容器81は、第2押圧部142によって、第1突部61が前記第1位置P1から前記第2位置P2に移動された状態(本発明の第3状態の一例)になっている。そのため、上述したように、第1突部61が第2位置P2にある状態の廃トナー容器81は、第1アクチュエータ101によって、収容部44Aへの挿入が制限(禁止)される(図11参照)。つまり、取り外された廃トナー容器81は、第1突部61が第2位置P2に配置された状態のときは、収容部44Aへの装着が不能である。したがって、廃トナー容器81の再装着による廃トナーの使用が防止される。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態は、廃トナー回収装置80にストッパー部材200が設けられている点が上述の第1実施形態と異なり、他の部分は上述の第1実施形態と共通する。このため、以下の説明では、第2実施形態における上述の第1実施形態と共通の構成の説明を省略する。
図17は、廃トナー回収装置80の収容部84の後端側の構成を示す部分斜視図である。また、図18は、図17における切断面XVIII−XVIIIの断面を模式的に示したものであり、第2突部62とストッパー部材200との動作関係を示している。図17に示されるように、収容部84の後端側にストッパー部材200が取り付けられている。ストッパー部材200は、収容部84の後端側の左側壁84Aに定められた2つの取付位置(第1取付位置P11、第2取付位置P12)のいずれかに取付及び取り外し可能に構成されている。
左側壁84Aには、2つの矩形状の開口201,202が形成されている。これらの開口201,202は、収容部84に対するストッパー部材200の取り付けに用いられる。また、開口201,202は、収容部84に取り付けられたストッパー部材200の取付位置を第1取付位置P11又は第2取付位置P12に位置決めするものでもある。左側壁84Aにおいて、開口201,202は、前後方向D2に隔てられた位置に形成されている。具体的には、開口201は、開口202よりも収容部84に対する廃トナー容器81の挿入方向とは反対側(図17において前方側)に形成されている。また、開口202は、開口201から所定距離を前記挿入方向(図17において後方)へ隔てた位置に形成されている。
ストッパー部材200は、収容部84に廃トナー容器81が挿入された場合に、第2突部62の位置に応じて、収容部84に対する廃トナー容器81の装着を許容又は制限(禁止)する部材である。上述の第1実施形態における第2アクチュエータ102も、収容部84に対する廃トナー容器81の装着を許容又は制限するものであるが、ストッパー部材200は、第2アクチュエータ102によって廃トナー容器81の挿入が許容される場合であっても、廃トナー容器81の挿入を制限する。
図17に示されるように、ストッパー部材200は、長尺な形状に形成されている。ストッパー部材200は、その長手方向の一方端(図17における前方端)に、開口201,202に挿通可能な概ね正方形状の突出部205を有する。また、ストッパー部材200は、その長手方向の他方端(図17における後方端)に把持部209を有する。把持部209は、後述するようにストッパー部材200が第1取付位置P11又は第2取付位置P12に取り付けられる際に、作業者によって把持される部分である。また、ストッパー部材200は、突出部205から把持部209に至る部分にアーム部206を有する。アーム部206には、その延出方向に長い矩形状の貫通した長孔207が形成されている。また、アーム部206は、その幅方向に隔てられた2本の棒状の係合部206A,206Bを有する。係合部206A,206Bは、アーム部206の長孔207を挟んで前記幅方向に隔てられている。
収容部84の左側壁84Aには、アーム部206の係合部206A,206Bを左側壁84Aに取り付けるための複数の係合爪208が設けられている。各係合爪208は、開口202よりも前記挿入方向側(図17の後方側)に位置しており、具体的には、図17に示されるように、左側壁84Aにおいて前記挿入方向側の後端部に形成されている。各係合爪208に挟まれた空隙にアーム部206の各係合部206A,206Bが挟まれるようにして係合されることにより、アーム部206が左側壁84Aに取り付けられる。ストッパー部材200は、アーム部206が係合爪208に係合された状態で、突出部205が開口201又は開口202のいずれかに挿入されることにより、左側壁84Aに取り付けられる。本実施形態では、突出部205が開口201に挿入された状態で取り付けられた場合に、ストッパー部材200は第1取付位置P11に位置決めされる。つまり、ストッパー部材200は第1取付位置P11に取り付けられる。また、突出部205が開口202に挿入された状態で取り付けられた場合に、ストッパー部材200は第2取付位置P12に位置決めされる。つまり、ストッパー部材200は第2取付位置P12に取り付けられる。
なお、ストッパー部材200は、係合爪208による係合を解除してアーム部206を取り外し、突出部205を開口201,202から抜き出すことによって左側壁84Aから取り外される。また、第1取付位置P11と第2取付位置P12との位置変更は、アーム部206が係合爪208によって係合された状態のままで行われる。具体的には、突出部205を開口201,202から抜き出しつつストッパー部材
00を撓ませ、その状態で係合爪208に対してアーム部206をスライドさせることにより、突出部205を任意の開口201,202に移動させることができる。そして、任意の開口201,202に突出部205を挿入することにより、ストッパー部材200の取付位置を、左側壁84Aに係合させたまま第1取付位置P11又は第2取付位置P12のいずれかに変更することができる。
続いて、図18の模式図を参照して、ストッパー部材200と第2突部62との動作について説明する。なお、図18では、説明の便宜上、廃トナー容器81の第1突部61及び第2突部62のみが実線で示されており、廃トナー容器81の他の部分は破線で示されている。
図18(A)は、ストッパー部材200が第1取付位置P11に取り付けられており、第1突部61が第1位置P1に配置され、第2突部62が第4位置P4に配置された廃トナー容器81が収容部84に挿入された場合の動作例が示されている。ストッパー部材200が第1取付位置P11に取り付けられている場合、図18(A)に示されるように、廃トナー容器81が収容部84に挿入されると、廃トナー容器81が収容部84の奥部の装着位置に到達するまでの装着過程において、ストッパー部材200の突出部205は、第4位置P4に配置された第2突部62に作用して収容部84への廃トナー容器81の装着を制限(禁止)する。具体的には、廃トナー容器81が収容部84に挿入されると、装着位置に到達する前に、突出部205が第2突部62に当接する。第2突部62は、第3位置P3へ移動可能であるが、第4位置P4に配置された状態で第3位置P3とは反対側へは移動ができない。そのため、第4位置P4の第2突部62がストッパー部材200の突出部205に当接すると、収容部84に対する廃トナー容器81の装着方向への移動が規制される。これにより、収容部84への廃トナー容器81の装着が制限(禁止)される。
したがって、ユーザーが使用後の空き容器41(空になったトナー容器41)を廃トナー容器81として使用したくない場合に、作業者は、ユーザーの要求に応じてストッパー部材200の取付位置を予め第1取付位置P11に変更しておくことにより、画像形成装置10において、空き容器41を廃トナー容器81として利用することを禁止できる。なお、この場合、ユーザーは、ストッパー部材200によって制限されずに収容部84の装着位置に装着可能な廃トナー回収専用の廃トナー容器を購入して収容部84に装着する必要がある。また、この専用の廃トナー容器が廃トナーで満杯になった場合に備えて、ユーザーは、未使用の前記専用の廃トナー容器を交換用として保管しておく必要がある。
図18(B)は、ストッパー部材200が第2取付位置P12に取り付けられており、第1突部61が第1位置P1に配置され、第2突部62が第4位置P4に配置された廃トナー容器81が示されている。以下、この廃トナー容器81が収容部84に挿入された場合の動作例について説明する。ストッパー部材200が第2取付位置P12に取り付けられている場合、図18(B)に示されるように、廃トナー容器81が収容部84に挿入されると、廃トナー容器81が収容部84の奥部の装着位置に到達するまでの装着過程において、ストッパー部材200の突出部205は、第2突部62に作用せず、収容部84への廃トナー容器81の装着を許容する。具体的には、廃トナー容器81が収容部84に挿入されて装着位置に到達した場合でも、第2突部62よりも前記挿入方向側(後方側)にストッパー部材200の突出部205が位置しているため、廃トナー容器81の装着過程において、突出部205が第2突部62に当接しない。したがって、廃トナー容器81は、ストッパー部材200に制限されることなく、収容部84の装着位置まで挿入される。なお、図18(C)に示されるように、挿入過程において、第2押圧部142によって、第1突部61が前記第1位置P1から前記第2位置P2に移動される。
したがって、ユーザーが使用後の空き容器41(空になったトナー容器41)を廃トナー容器81として使用したい場合に、作業者は、ユーザーの要求に応じてストッパー部材200の取付位置を予め第2取付位置P12に変更しておくことにより、画像形成装置10において、空き容器41を廃トナー容器81として利用可能にすることができる。なお、この場合、第2突部62を有しない廃トナー容器も利用可能である。
このように、本実施形態では、ストッパー部材200を第1取付位置P11と第2取付位置P12のいずれかに取り付けることができる。このため、画像形成装置10においては、画像形成装置10の使用形態に応じて、廃トナー回収装置80に対する空き容器41の装着を制限する設定が可能であり、また、空き容器41の装着を許容する設定が可能となる。これにより、使用後の空き容器41(空になったトナー容器41)を廃トナー容器81として使用したくないユーザーにとって、ストッパー部材200が第1取付位置P11に取り付けられた画像形成装置10を使用することにより、収容部84に空き容器41を誤装着することを防止できる。
6:ベルトクリーニング装置
10:画像形成装置
40:トナー補給装置
41:トナー容器
42:容器装着部
51:開口部
56:カバー部材
61:第1突部
62:第2突部
80:廃トナー回収装置
81:廃トナー容器
101:第1アクチュエータ
102:第2アクチュエータ
200:ストッパー部材
205:突出部

Claims (5)

  1. トナー補給部と、
    廃トナー回収部と、
    前記トナー補給部及び前記廃トナー回収部それぞれに着脱可能なトナー容器と、
    を備え、
    前記トナー容器は、第3位置と第4位置とに切替可能な第2レバーを有し、
    前記トナー補給部は、前記トナー容器が前記トナー補給部に装着される過程において、前記第3位置に配置された前記第2レバーに作用して前記第2レバーを前記第4位置に切り替える第2作動部を有し、
    前記廃トナー回収部は、
    前記トナー容器が前記廃トナー回収部に装着される過程において、前記第3位置に配置された前記第2レバーに作用して前記トナー容器の装着を禁止し、前記第4位置に配置された前記第2レバーに作用して前記トナー容器の装着を許容する第3作動部と、
    第1取付位置と第2取付位置のいずれかに取り付け可能であり、前記第1取付位置に取り付けられた状態で前記第4位置に配置された前記第2レバーに作用して前記トナー容器の装着を禁止し、前記第2取付位置に取り付けられた状態で前記第2レバーが前記第4位置に配置された前記トナー容器の装着を許容するストッパー部材と、を有する画像形成装置。
  2. 前記ストッパー部材は、前記第1取付位置に取り付けられた状態で前記廃トナー回収部に対する前記トナー容器の挿入路へ向けて突出する突出部を有し、前記第2レバーが前記第4位置に配置された前記トナー容器が前記トナー補給部に装着される過程で前記突出部が前記第2レバーに当接して前記トナー容器の装着方向への移動を規制する請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記トナー容器は、第1位置と第2位置とに切替可能な第1レバーを有し、
    前記トナー補給部は、前記トナー容器が前記トナー補給部に装着される過程において、前記第1レバーが前記第2位置に配置された前記トナー容器に作用して前記トナー容器の装着を禁止する第1作動部を有し、
    前記廃トナー回収部は、前記第1位置に配置された前記第1レバーに作用して前記第1レバーを前記第2位置に切り替える第4作動部を有する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー容器は、前記トナー補給部及び前記廃トナー回収部それぞれに対する装着方向に直交する直交方向に隔てられた一対の支持面を有する支持部を備え、一方の前記支持面に前記第1レバーが支持されており、他方の前記支持面に前記第2レバーが支持されており、
    前記トナー補給部は、前記装着方向へ挿入された前記トナー容器を収容する第1収容部を備え、
    前記第1作動部は、
    前記第1収容部の上側壁から前記第1収容部の内部に対して進退可能な第1可動部と、
    前記第1可動部に設けられ前記支持部の前記装着方向側の先端部に当接可能な第1当接部と、
    前記第1当接部から前記トナー補給部に対する前記トナー容器の引出方向へ突出し前記第1レバーに当接可能な第2当接部と、
    前記第1可動部を前記上側壁から内部側へ付勢する第1付勢部材と、を備え、
    前記第1作動部は、前記第1収容部への前記トナー容器の挿入時に、前記第1当接部が前記先端部に当接するよりも先に前記第2当接部が前記第1レバーに当接すると前記第1収容部への前記トナー容器の挿入を許容し、前記第2当接部が前記第1レバーに当接するよりも先に前記第1当接部が前記先端部に当接すると前記第1収容部への前記トナー容器の挿入を禁止する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー容器は、前記トナー補給部及び前記廃トナー回収部それぞれに対する装着方向に直交する直交方向に隔てられた一対の支持面を有する支持部を備え、一方の前記支持面に前記第1レバーが支持されており、他方の前記支持面に前記第2レバーが支持されており、
    前記廃トナー回収部は、前記装着方向へ挿入された前記トナー容器を収容する第2収容部を備え、
    前記支持部は、前記一対の支持面との間に前記第2収容部の下側壁に対向するように設けられた規制部を有し、
    前記第3作動部は、
    前記第2収容部の前記下側壁から前記第2収容部の内部に対して進退可能な第1突出片を有する第2可動部と、
    前記第2可動部に設けられ前記第1突出片が前記第2収容部の内部に進入するときに前記下側壁から外側へ突出し前記第1突出片が前記下側壁から外側へ突出するときに前記第2収容部の内部に進入して前記規制部と係合可能な第2突出片と、
    前記第1突出片を前記下側壁から内部側へ付勢する第2付勢部材と、を備え、
    前記第3作動部は、前記第2収容部への前記トナー容器の挿入時に、前記規制部が前記第2突出片を通過した後に前記第1突出片が前記第2レバーに当接すると前記第2収容部への前記トナー容器の挿入を許容し、前記規制部が前記第2突出片を通過する前に前記第1突出片が前記第2レバーに当接すると前記第2突出片が前記規制部と係合して前記第2収容部への前記トナー容器の挿入を禁止する請求項3又は4に記載の画像形成装置。
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