JP6291195B2 - 清掃具 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜図9を参照しつつ詳細に説明する。まず、本発明における「清掃具」の一実施の形態である清掃用具100の構成につき説明する。この清掃用具100を用いて清掃される清掃対象としては、一戸建て、マンション、ビル、工場、車両等の室内、室外、屋外における被清掃面(床面、壁面、窓、天井面、外壁面、家具面、衣類、カーテン、寝具、照明、家電品等)や、人体の各構成部位における被清掃面等が挙げられる。これら各種の被清掃面は、平面として構成されてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差面として構成されてもよい。
清掃用具100は長手方向Yと、この長手方向Yと交差する方向である長手交差方向Xとを有する。長手方向Yは、清掃体ホルダ110を清掃体140に取り付ける方向である挿入方向Y1と、清掃体ホルダ110を清掃体140から引抜く方向である引抜方向Y2と平行な方向である。この長手方向Y、長手交差方向X、挿入方向Y1、引抜方向Y2が本発明における「長手方向」、「長手交差方向」、「挿入方向」、「引抜方向」に対応する実施構成例である。
図2、図3に示すように、清掃体ホルダ110は、ハンドル部120および清掃体保持部130を主体として構成されている。ハンドル部120は、長尺状に形成されており、清掃時にユーザに保持される部材である。ハンドル部120は、ハンドル121と接合部122を有している。接合部122は、清掃体保持部130の基部132に接合されている。そして、ハンドル121は、接合部122から延在する長尺状に形成されている。このハンドル部120が、本発明における「把持部」に対応する実施構成例である。なお、説明の便宜上、図2の上方および下方を清掃体ホルダ110の右側および左側と称す。また、図3の上方および下方を清掃体ホルダ110の上側および下側と称す。
具体的には、清掃体保持部220は、ポリプロピレン(PP)が使用されている。なお、清掃体保持部220は可撓性を有する樹脂材料を適宜選択することができる。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ポリエステル系の熱可塑性エラストマーを使用できる。
この清掃体保持部130が、本発明における「保持部」に対応する実施構成例である。この凸部137,138が、本発明における「凸部」に対応する実施構成例である。
次に図4〜図7を参照しつつ、清掃体140について説明する。清掃体140は、拭き清掃において清掃対象である被清掃面上の汚れを掻き取る汚れ掻き取り機能を有するシート状の清掃体である。図5、図6に示すように、清掃体140は、平面視で長方形状に形成されている。清掃体140の長辺方向は、繊維集合体を構成する複数の繊維が延在する延在方向が交差する方向と概ね合致する。
この溶着接合部171,172,173が本発明における「第1接合部」に対応する実施構成例である。
この短冊片160a,151aが、本発明における「短冊片」に対応する実施構成例である。
なお、換言すると、保持空間180は、一対の溶着接合部171,172,173との間における保持シート160の所定領域と、基材シート151の所定領域とにより形成される。この内、保持空間180における清掃用具100の上側(図3の上側)に位置する保持シート160の所定領域を第1領域180Aとする。また、保持空間180における清掃用具100の下側(図3の下側)に位置する基材シート151の所定領域を第2領域180Bとする。この第1領域180A、第2領域180Bが、本発明における「第1領域」、「第2領域」に対応する実施構成例である。
次に図8、図9を参照しつつ、清掃体ホルダ110と清掃体140の係合について説明する。図8に示すように、保持部材131はそれぞれ、保持空間180に挿入が可能とされている。保持部材131が保持空間180に挿入されることで、清掃体140が清掃体ホルダ110に保持される。
この保持部材131の構造が、本発明における「テンション付与部」に対応する実施構成例である。また、第1テンション付与部190A,第2テンション付与部190Bが、本発明における「第1テンション付与部」、「第2テンション付与部」に対応する実施構成例である。
よって、第2領域180Bは、第2テンション付与部190B(第1弾性部材135)から第1テンション付与部190A(第2弾性部材136)に亘り、下から上(図3の下から上)方向へテンションを付与されつつ傾斜される。すなわち、第2領域180Bは、テンション部191を形成する。このテンション部191が、本発明における「テンション部」に対応する実施構成例である。
さらに、この種の繊維集合体152を有する清掃用具100にあっては、使用前にユーザが清掃具100を振って繊維集合体152を開繊させる場合がある。本発明においては、繊維集合体152が開繊されるべき領域を確保できる。よって、繊維集合体152の開繊状態が良好なものとなる。
次に、図10、図11に基づき第1変形例を説明する。第1変形例に係る清掃用具の清掃体140は、短冊片151a、160aに高剛性領域174を設けるものである。なお、高剛性領域174が設けられていない短冊片151a、160aの領域は、低剛性領域とされる。この高剛性領域174、低剛性領域が、本発明の「高剛性領域」、「低剛性領域」の実施構成例である。なお、高剛性領域174が設けられる短冊片としては、保持シート160の短冊片160aであっても、基材シート151の短冊片151aであってもよい。また、短冊片160aと短冊片151aの双方に設けることも可能である。
また、高剛性領域174は、短冊片151a、160aの所定領域に、所定の大きさに形成された不織布を貼着することにより構成される。
また、高剛性領域174は、短冊片151a、160aを構成するシート部材(基材シート151、保持シート160)の所定領域を溶着した第2接合部により構成される。この高剛性領域174である第2接合部が、本発明の「第2接合部」の実施構成例である。
次に、図12に基づき第2変形例を説明する。
第3変形例に係る清掃用具は、短冊片151a、160aの高剛性領域174を第2接合部175により形成するものである。この場合、第2接合部175に繊維集合体152の一部を溶着させることができる。
従って、第2溶着部175の存在する短冊片151a、160aには、繊維集合体152の一部が接続される。よって、短冊片151a、160aを使用して清掃作業を行った場合、繊維集合体152でゴミなどを捕捉できる可能性が向上する。
次に、図13に基づき第3変形例を説明する。
図13の清掃用具200は、清掃体ホルダ210と、清掃体240とからなる。清掃体ホルダ210は、保持部材131を有する。保持部材131は、長手方向Yに延びる単一の長尺構造とされる。保持部材131は、テンション付与部190を構成する。すなわち、保持部材231の厚み方向における一方の側(図13の上方)が、第1テンション付与部190Aとされる。さらに、保持部材231の厚み方向における他方の側(図13の下方)に凸部を有する。この凸部が第2テンション付与部190Bとされる。
本発明に係る清掃体240における短冊片162aは、短冊片シート162の一方の縁部から複数の切り込みを設けることで形成される。なお、短冊片シート162は一対とされ、それぞれの短冊片シートにおける162aが形成されていない領域と、保持空間シート161における所定の位置とが溶着接合部にて接合される。
よって、第2領域180Bは、第2テンション付与部190Bから第1テンション付与部190A(第2弾性部材136)に亘り、下から上(図13の下から上)方向へテンションを付与されつつ傾斜される。すなわち、第2領域180Bは、テンション部191を形成する。
次に、図14〜図23に基づき、第4変形例を説明する。第2弾性部材136は、凸部237と、凸部238とを有する。凸部237は、第2弾性部材136の先端部133側に設けられる。凸部238は、第2弾性部材136の基部132側に設けられる。
引抜方向Y2は、清掃体140の保持空間180に挿入されている清掃体ホルダ110の保持部材131を引き抜く方向である。この引抜方向Y2は、挿入方向Y1と反対を向く方向である。この引抜方向Y2が、本発明における「引抜方向」に対応する実施構成例である。
図15は、清掃体ホルダ110を挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダ110の保持部材131を、清掃体140の保持空間180に挿入する状態を示す。
この場合、凸部237の挿入側領域237Aが、清掃体140の接合部171Aに当接する。この挿入側領域237Aが接合部171Aに最初に当接する点を、挿入開始点237A1とする。この挿入開始点237A1が、本発明における「挿入開始点」に対応する実施構成例である。
この第1の仮想直線L1、第2の仮想直線L2、第1の角度A1が、本発明における「第1の仮想直線」、「第2の仮想直線」、「第1の角度」に対応する実施構成例である。
この場合、凸部237の引抜側領域237Cが、清掃体140の接合部171Aに当接する。この引抜側領域237Cが接合部171Aに最初に当接する点を、引抜開始点237C1とする。この引抜開始点237C1が、本発明における「引抜開始点」に対応する実施構成例である。
この第3の仮想直線L3、第4の仮想直線L4、第2の角度A2が、本発明における「第3の仮想直線」、「第4の仮想直線」、「第2の角度」に対応する実施構成例である。
凸部237をこのように構成することによって、清掃体ホルダ110を清掃体140に装着する際には、スムーズに作業を行うことができる。一方、清掃用具100を使用する際には、清掃体ホルダ110と清掃体140とが分離しにくくなる。
次に、図24〜図25に基づき、第5変形例を説明する。第5変形例に係る清掃体ホルダ310の清掃体保持部330は、第1弾性部材335と第2弾性部材336とにより構成される。第2弾性部材336は、先端部333側の凸部337と、基部332側の凸部338とを有する。先端部333側の凸部337は、第2弾性部材336の先端部333側を外側方向に変形させることにより形成されている。
さらに、このような構造の凸部337については、特に凸部337の挿入側領域337Aがどこから開始するのかが問題となる。
図25は、清掃体ホルダ310を挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダ310の保持部材331を、清掃体340の保持空間180に挿入する状態を示す。
この場合、凸部337が、清掃体340の接合部171Aに当接する。この挿入側領域237Aが接合部171Aに最初に当接する点を、挿入開始点337A1とする。また、この挿入開始点337A1から中間部337Bに亘る部分を、凸部337の挿入側領域337Aとする。
これにより、凸部337のような構造であっても、上述した第5変形例図と同様に、挿入開始点337A1と、挿入終了点とを確定することが可能となる。よって、凸部337においても、第1の角度を決定することができる。
次に、図26〜図27に基づき、第6変形例を説明する。図26〜図27においては、便宜上、第2弾性部材436と、先端部側の凸部437の構造のみを説明する。
凸部437は、挿入側領域437Aと、引抜側領域437Cが直線により構成されている。よって、中間領域437Bは点状となる。
このような構造の凸部437の場合、挿入終了点437A2と、引抜終了点437C2とが、中間領域437Bにて一致することとなる。一方、挿入終了点437A2と、引抜終了点437C2が凸部437における同一の部分であっても、「第1の角度」および「第2の角度」を求めることに何ら問題はないものである。
次に、図28〜図29に基づき、第7変形例を説明する。図28〜図29においては、便宜上、第2弾性部材536と、先端部側の凸部537の構造のみを説明する。
凸部537は、挿入側領域537Aに凹部537AAを有する。
凸部537の場合は凹部537AAが存在しているため、挿入領域537Aと接合部171Aの当接状態は、上述した第3変形例〜第5変形例に係る凸部とは異なるものである。
すなわち、凸部537の挿入領域537Aが挿入開始点(図示せず)から挿入終了点537A1に至るまでに、接合部171Aが凹部537AAを経由する。
一方、仮にこのように挿入領域537Aに凹部537AAを有する構成であっても、あくまで挿入終了点537A2は、挿入側領域537Aが接合部171Aに最後に当接する点である。このことは、引抜側領域537Cが凹部を有する場合であっても同様である。
よって、凸部537が凹部537AAを有する構造であっても、「第1の角度」および「第2の角度」を求めることに何ら問題はないものである。
この際、例えば清掃体における接合部の形状や、複数存在する接合部の配置形態や、さらには清掃体ホルダの中間部の構成次第においては、長手方向に連続するそれぞれの接合部に対し、第1の角度A1や第2の角度A2が異なった角度となる可能性がある。
このように、複数の第1の角度A1を有する場合は、最も小さい角度を本発明に係る「第1の角度」とする。
さらに、複数の第2の角度A2を有する場合は、最も大きい角度を本発明に係る「第2の角度」とする。
次に、図30〜図37に基づき、第8変形例を説明する。清掃体ホルダ610は、挿入方向Y1と平行な方向である清掃体ホルダ長手方向610Yと、清掃体ホルダ長手方向610Yと交差する方向である清掃体ホルダ長手交差方向610Xと、清掃体ホルダ長手方向610Yと清掃体ホルダ長手交差方向610Xの双方と交差する清掃体ホルダ厚さ方向610Zとに延在する。この清掃体ホルダ長手方向610Yが、本発明に係る「保持具長手方向」の一例である。この清掃体ホルダ長手交差方向610Xが、本発明に係る「保持具長手交差方向」の一例である。この清掃体ホルダ厚さ方向610Zが、本発明に係る「保持具厚さ方向」の一例である。
第2弾性部材636における先端部633側の凸部637は、2つの第2弾性部材636同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域637Aと、第2弾性部材636と第1弾性部材635とが接合する方向へ延びる凸部近接領域637Bとを有する。この凸部離間領域637Aが、本発明に係る「凸部離間領域」の一例である。この凸部近接領域637Bが、本発明に係る「凸部近接領域」の一例である。
なお、先端部633は、第2弾性部材636と第1弾性部材635とが接合する領域に形成される。
屈曲開始領域636Aは、第2弾性部材636において、凸部637、638が設けられている領域に形成される。
なお、第8変形例においては、屈曲開始領域636Aが、凸部637と、凸部638との双方に設けられている構成とされている。一方、屈曲開始領域636Aは、凸部637もしくは凸部638のいずれか一方に形成することもできる。
第1長さD1は、第2長さD2よりも長く形成されている。これによって、ユーザが清掃体140と清掃体ホルダ610とを装着する場合、先端部633を円滑に保持空間180に挿入することができる。さらに、清掃体140と清掃体ホルダ610とが装着されている状態においては、係止基部領域632Aが、保持空間180を形成する構成(基材シート151および保持シート160)とより多く接触することができる。よって、清掃体140と清掃体ホルダ610とが離脱しにくい構成となる。
すなわち、保持部材631における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの長さは、引抜方向Y2側から挿入方向Y1側へ向かうに従い、暫時短くなる構成とされる。換言すると、保持部材631は、引抜方向Y2側の領域よりも、挿入方向Y1側の領域の方が薄いものである。これにより、保持部材631は、先端部633側を基部632よりも柔軟とすることができる。この構成により、ユーザは、先端部633側の清掃体140を容易に清掃対象に沿わせることが可能となる。一方、基部632側に対する強度を確保することが可能となる。
第3長さD3は、第4長さD4よりも長く形成されている。すなわち、先端部633はテーパ形状を有している。これによって、ユーザが清掃体140と清掃体ホルダ610とを装着する場合、先端部633を円滑に保持空間180に挿入することができる。
また、第1弾性部材635において、清掃体ホルダ長手交差方向610Xにおける最も長い長さを長さD6とする。
長さD5は、長さD6よりも長く形成されている。この結果、第1弾性部材635は、第2弾性部材636と比して剛性が低くなる。
また、第1弾性部材635において、屈曲が開始される領域の剛性を、当該屈曲が開始される領域以外の領域の剛性より低くすることがあげられる。これは、屈曲が開始される領域における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの長さを、他の領域と比して短くすることにより達成することができる。
また、第2弾性部材636の屈曲開始領域636Aの剛性を、屈曲開始領域636A以外の領域の剛性より低くすることがあげられる。これは、屈曲開始領域636Aにおける清掃体ホルダ厚さ方向610Zに長さを、他の領域と比して短くすることにより達成することができる。
また、第1弾性部材635が屈曲により形成する弧および第2弾性部材636が屈曲により形成する弧が、真円における弧であることがあげられる。
図35〜図37に基づき、この「最も突出した部分」につき説明する。なお、図35〜図37においては、第1弾性部材635と第2弾性部材636の双方を含む概念として、保持部材631が示されている。図35〜図37は、保持部材631の断面図である。
図35に示す保持部材631は、清掃体ホルダ厚み方向610Z上の面が平坦である。よって、図35に示す保持部材631は、「最も突出した部分」を有さない。このような場合は、第1弾性部材635と第2弾性部材636における清掃体ホルダ厚み方向610Z上のそれぞれの面を連続した仮想線が、弾性部材連続仮想線L5を形成する。
図36に示す保持部材631は、清掃体ホルダ厚み方向610Z上の面が湾曲している。また、図37に示す保持部材631は、楕円形状とされている。図36および図37に示す保持部材631にあっては、第1弾性部材635と第2弾性部材636における清掃体ホルダ厚み方向610Z上のそれぞれの頂部を連続した仮想線が、弾性部材連続仮想線L5を形成する。
なお、弾性部材連続仮想線L5を形成する領域は、第1弾性部材635と第2弾性部材636とにおける一部の領域でよい。
次に、図38〜図39に基づき、第9変形例を説明する。図38は、清掃体ホルダ710の要部を示す平面図である。図39は、図38におけるXIII−XIII線の断面図である。
第9変形例に係る清掃体ホルダ710は、第8変形例に係る清掃体ホルダ610に比して、保持部材の構成が異なる。すなわち、第9変形例に係る保持部材720は、第1保持部材7311の先端部733と、第2保持部材7312の先端部733とが、清掃体ホルダ長手交差方向710Xにおいて互いに重なる領域を有している。換言すると、第1保持部材7311の先端部733と、第2保持部材7312の先端部733とが、清掃体ホルダ厚さ710Zにおいて互いに積層される領域を有している。
また、上記した実施形態および第1変形例〜第9変形例を適宜組み合わせることも可能である。
清掃具100、200は、本発明に係る「清掃具」の一例である。清掃体140、240、610、710は、本発明に係る「清掃シート」の一例である。清掃体ホルダ110、210、310は、本発明に係る「保持具」の一例である。長手方向Yは、本発明に係る「長手方向」の一例である。長手交差方向Xは、本発明に係る「長手交差方向」の一例である。第1領域180Aは、本発明に係る「第1領域」の一例である。第2領域180Bは、本発明に係る「第2領域」の一例である。保持空間180は、本発明に係る「挿入部」の一例である。短冊片151a、160a、162aは、本発明に係る「短冊片」の一例である。清掃体保持部130、330、630、730は本発明に係る「保持部」の一例である。ハンドル部120、620、720は、本発明に係る「把持部」の一例である。基部132、632、732は、本発明に係る「連接部」の一例である。先端部133、233、633、733は、本発明に係る「先端部」の一例である。中間部134、234、634、734は、本発明に係る「延在部」の一例である。テンション付与190は、本発明に係る「テンション付与部」の一例である。第1テンション付与部190Aは、本発明に係る「第1テンション付与部」の一例である。第2テンション付与部190Bは、本発明に係る「第2テンション付与部」の一例である。高剛性領域174は、は、本発明に係る「高剛性領域」の一例である。溶着接合部171、172、173、271、273、371、171Aは、本発明に係る「第1接合部」の一例である。第2接合部175は、本発明に係る「第2接合部」の一例である。挿入方向Y1は、本発明に係る「挿入方向」の一例である。引抜方向Y2は、本発明に係る「引抜方向」の一例である。凸部137、138、237、238、337、338、437、537、637、638、737、738は、本発明に係る「凸部」の一例である。挿入側領域237A、337A、437A、537Aは、本発明に係る「挿入側領域」の一例である。引抜側領域237C、337C、437C、537Cは、本発明に係る「引抜側領域」の一例である。中間領域237B、337B、437B、537Bは、本発明に係る「中間領域」の一例である。挿入開始点237A1、337A1は、本発明に係る「挿入開始点」の一例である。挿入終了点237A2、437A2、537A2は、本発明に係る「挿入終了点」の一例である。第1の仮想直線L1は、本発明に係る「第1の仮想直線」の一例である。第2の仮想直線L2は、本発明に係る「第2の仮想直線」の一例である。第1の角度A1は、本発明に係る「第1の角度」の一例である。引抜開始点237C1は、本発明に係る「引抜開始点」の一例である。引抜終了点237C2、437C2、537C2は、本発明に係る「引抜終了点」の一例である。第3の仮想直線L3は、本発明に係る「第3の仮想直線」の一例である。第4の仮想直線L4は、本発明に係る「第4の仮想直線」の一例である。第2の角度A2は、本発明に係る「第2の角度」の一例である。保持部材131は、本発明に係る「長尺状部材」の一例である。基部132は、本発明に係る「連接部」の一例である。第1弾性部材135、235および第2弾性部材136、236、336、436は、本発明に係る「2つの弾性部材」の一例である。保持部材131、631、731は、本発明に係る「長尺状部材」の一例である。基部132、632、732は、本発明に係る「連接部」の一例である。第1弾性部材135、235、635、735および第2弾性部材136、236、336、436、636、736は、本発明に係る「2つの弾性部材」の一例である。清掃体ホルダ長手方向610Yは、本発明に係る「保持具長手方向」の一例である。清掃体ホルダ長手交差方向610Xは、本発明に係る「保持具長手交差方向」の一例である。清掃体ホルダ厚さ方向610Zは、本発明に係る「保持具厚さ方向」の一例である。第1保持部材6311は、本発明に係る「第1長尺部材」の一例である。第2保持部材6312は、本発明に係る「第2長尺部材」の一例である。凸部離間領域637Aは、本発明に係る「凸部離間領域」の一例である。凸部近接領域637Bは、本発明に係る「凸部近接領域」の一例である。屈曲開始領域636Aは、本発明に係る「屈曲開始領域」の一例である。弾性部材連続仮想線L5は、本発明に係る「弾性部材連続仮想線」の一例である。
(態様1)
清掃シートと、
前記清掃シートを保持する保持具からなる清掃具であって、
該清掃具は、前記清掃シートに前記保持具を挿入する方向である長手方向と、該長手方向と交差する方向である長手交差方向を有し、
前記清掃シートは、
シート部材からなる第1領域と、シート部材からなる第2領域を有し、該第1領域と該第2領域の間に前記保持具が挿入されるべく前記長手方向に連続する挿入空間が形成される挿入部と、該挿入部と連続するとともに前記長手交差方向へ延びるシート部材からなる短冊片とを有し、
前記保持具は、前記清掃シートの前記挿入空間に挿入されて前記清掃シートを保持する保持部と、前記保持部に設けられ、前記清掃シートの前記第2領域に所定の張力を与えるテンション付与部と、前記保持部に連結されてユーザに把持される把持部とを有し、
前記清掃シートの挿入部に前記保持具の前記保持部を挿入した状態において、前記保持部の前記テンション付与部により前記清掃シートの前記第2領域が張力を付与されテンション部を形成するとともに、該テンション部における前記長手交差方向の短冊片が、前記第1領域が配置されている方向へ移動されることを特徴とする清掃具。
態様1に記載された清掃具において、
前記テンション付与部は、前記清掃シートの前記第1領域に張力を付与する第1テンション付与部と、前記清掃シートの前記第2領域に張力を付与する第2テンション付与部とからなることを特徴とする清掃具。
態様1または2のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第2テンション付与部は、前記第1テンション付与部よりも前記長手交差方向における内側に配置されていることを特徴とする清掃具。
態様1〜3のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記テンション部は、前記第2テンション付与部から前記第1テンション付与部に亘り形成されることを特徴とする清掃具。
態様1〜4のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記短冊片に、剛性の高い高剛性領域と、該高剛性領域よりも剛性の低い低剛性領域とが構成されていることを特徴とする清掃具。
態様5に記載された清掃具において、
前記高剛性領域は、前記長手交差方向へ連続して延びることを特徴とする清掃具。
態様5または6のいずれか1項に記載された清掃具において、
前記第1領域と前記第2領域を接続するための第1接合部を有し、該第1接合部と前記高剛性部とが連続していることを特徴とする清掃具。
態様5〜7のいずれか1項に記載された清掃具であって、
前記高剛性部は短冊片を構成するシート部材を溶着した第2接合部であることを特徴とする清掃具。
態様8に記載された清掃具において、
前記清掃シートは、繊維集合体を有し、
前記第2接合部は、前記繊維集合体の一部と短冊片とを接続することを特徴とする清掃具。
態様1〜9のいずれか1項に記載の清掃具において、
前記長手方向と平行な方向である挿入方向と、該挿入方向と反対を向く方向である引抜方向と、
前記延在部の側面に形成された凸部と、を有し、
該凸部は、前記挿入方向側に設けられた挿入側領域と、前記引抜方向側に設けられた引抜側領域と、前記挿入側領域と前記引抜側領域との間に設けられた中間領域とを有し、
該凸部には、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最初に当接する点である挿入開始点と、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最後に当接する点である挿入終了点と、前記挿入開始点と前記挿入終了点を結ぶことにより形成される第1の仮想直線と、前記挿入開始点を通過する前記挿入方向と平行な直線である第2の仮想直線と、前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線とにより形成される第1の角度と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最初に当接する点である引抜開始点と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最後に当接する点である引抜終了点と、前記引抜開始点と前記引抜終了点を結ぶことにより形成される第3の仮想直線と、前記引抜開始点を通過する前記引抜方向と平行な直線である第4の仮想直線と、前記第3の仮想直線と前記第4の仮想直線とにより形成される第2の角度と、が形成され、
前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されていることを特徴とする清掃具。
態様1〜10に記載の清掃具であって、
前記保持具は、前記挿入方向と平行な方向である保持具長手方向と、当該保持具長手方向と交差する方向である保持具長手交差方向と、前記保持具長手方向と前記保持具長手交差方向の双方と交差する保持具厚さ方向とに延在し、
前記保持部は、前記把持部に連接した連接部と、前記連接部と反対側の先端部と、前記連接部から前記先端部に向かって延在した延在部を有しており、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記連接部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。
態様1〜11に記載の清掃具であって、
前記延在部は、2つの長尺状部材で構成されており、
2つの前記長尺状部材は、前記連接部で互いに連結されていることを特徴とする清掃具。
態様12に記載の清掃具であって、
前記長尺状部材は、弾性変形可能な2つの弾性部材で構成されており、
2つの前記弾性部材は、前記連接部側と前記先端部側で互いに連結されており、前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記連接部と前記先端部の中間領域において、前記厚さ方向に離間して配置されていることを特徴とする清掃具。
態様1〜13に記載の清掃具であって、
前記2つの弾性部材は、外力の作用により前記保持具厚さ方向の距離を縮める方向に移動した状態において、前記2つの弾性部材を連続する弾性部材連続仮想線が、前記保持具長手交差方向と平行とされることを特徴とする清掃具。
態様1〜14に記載の清掃具であって、
前記連結部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
態様1〜15に記載の清掃具であって、
2つの前記長尺部材は、それぞれ第1長尺部材と第2長尺部材を構成し、
前記第1長尺部材と前記第2長尺部材とはそれぞれ2つの前記弾性部材を有し、
前記第1長尺部材における2つの前記弾性部材と、前記第2長尺部材における2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに近接するように配置される第1弾性部材と、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに離間するように配置される第2弾性部材とをそれぞれ構成することを特徴とする清掃具。
態様16に記載の清掃具であって、前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材と比して剛性が高いことを特徴とする清掃具。
態様16または17に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さは、前記第1弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
態様1〜18に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材と前記第2長尺部材とにおける前記第2弾性部材は、それぞれ前記凸部を有しており、
前記凸部は、2つの前記第2弾性部材同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域と、前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合する方向へ延びる凸部近接領域とを有し、
前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合することにより前記先端部が構成されることを特徴とする清掃具。
態様19に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材の前記先端部と、前記第2長尺部材の前記先端部とは、互いに向かい合う方向に構成されることを特徴とする清掃具。
態様19または20に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材の前記先端部と、前記第2長尺部材の前記先端部とは、前記保持具長手交差方向において互いに重なる領域を有することを特徴とする清掃具。
態様1〜21に記載の清掃具であって、
前記先端部の前記引抜方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部の前記挿入方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
態様1〜22に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材は、前記保持具厚さ方向において前記第1弾性部材と離間する方向へ屈曲するための屈曲開始領域を有し、
前記屈曲開始領域は、前記凸部が設けられている前記第2弾性部材における領域に形成されていることを特徴とする清掃具。
110,210,310,610,710 清掃体ホルダ(保持具)
610X、710X 清掃体ホルダ長手交差方向(保持具長手交差方向)
610Y、710Y 清掃体ホルダ長手方向(保持具長手方向)
610Z、710Z 清掃体ホルダ厚さ方向(保持具厚さ方向)
120,620,720 ハンドル部(把持部)
121 ハンドル
122 接合部
130,330,630,730 清掃体保持部(保持部)
131,631,731 保持部材(長尺状部材)
6311,7311 第1保持部材(第1長尺部材)
6312,7312 第2保持部材(第2長尺部材)
132,332,632,732 基部(連接部)
632A 係止基部領域
133,333,633,733 先端部(先端部)
134,334,634,734 中間部(延在部)
135,335,635,735 第1弾性部材(弾性部材)
136,336,436,536,636,736 第2弾性部材(弾性部材)
636A 屈曲開始領域
137,138,237,238,337,338,437,537,637,638,737,738 凸部
237A,337A,437A,537A 挿入側領域
537AA 凹部
237B,337B,437B,537B 中間領域
237C,337C,437C,537C 引抜側領域
237A1,337A1 挿入開始点
237A2,437A2,537A2 挿入終了点
237C1 引抜開始点
237C2,437C2,537C2 引抜終了点
637A 凸部離間領域
637B 凸部近接領域
139 押え板
140、240 清掃体(清掃シート)
150 清掃体本体(当接シート)
151 基材シート
151a 短冊片
152 繊維集合体
153 清掃対象側シート
153a 短冊片
160 保持シート(保持シート)
160a 短冊片
161 保持空間シート
162 短冊片シート
162a 短冊片
170 中央溶着線
171,172,173 溶着接合部(第1接合部)
174 高剛性領域
175 第2接合部
176、177 溶着接合部
171A 溶着接合部
180 保持空間(挿入部)
180A 第1領域
180B 第2領域
181 開口部
182 中間領域
190,290 テンション付与部
190A 第1テンション付与部
190B 第2テンション付与部
191 テンション部
A1 第1の角度
A2 第2の角度
D 上下方向離間距離
D1 第1長さ
D2 第2長さ
D3 第3長さ
D4 第4長さ
D5 第5長さ
D6 第6長さ
W 左右方向離間距離
X 長手交差方向
Y 長手方向
Y1 挿入方向
Y2 引抜方向
L1 第1の仮想直線
L2 第2の仮想直線
L3 第3の仮想直線
L4 第4の仮想直線
L5 弾性部材連続仮想線
Claims (21)
- 清掃シートと、
前記清掃シートを保持する保持具からなる清掃具であって、
前記清掃具は、前記清掃シートに前記保持具を挿入する方向である長手方向と、前記長手方向と交差する方向である長手交差方向を有し、
前記清掃シートは、シート部材からなる第1領域と、シート部材からなる第2領域と、前記第1領域と前記第2領域を接続する第1接合部により前記第1領域と前記第2領域の間に形成され、前記保持具が挿入されるべく前記長手方向に連続する挿入部と、前記挿入部と連続するとともに前記長手交差方向へ延びるシート部材からなる短冊片とを有し、
前記保持具は、前記清掃シートの前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持する保持部と、前記保持部に設けられ、前記清掃シートの前記第2領域に所定の張力を与えるテンション付与部と、前記保持部に連結されてユーザに把持される把持部とを有し、
前記テンション付与部は、前記清掃シートの前記第1領域に張力を付与する第1テンション付与部と、前記第1テンション付与部よりも前記長手交差方向における内側に配置され、前記清掃シートの前記第2領域に張力を付与する第2テンション付与部とからなり、
前記清掃シートの前記挿入部に前記保持具の前記保持部を挿入した状態において、前記保持部の前記テンション付与部により前記清掃シートの前記第2領域が張力を付与されテンション部を形成するとともに、前記テンション部における前記長手交差方向の短冊片が、前記第1領域が配置されている方向へ移動されることを特徴とする清掃具。 - 請求項1に記載された清掃具であって、
前記テンション部は、前記第2テンション付与部から前記第1テンション付与部に亘り形成されることを特徴とする清掃具。 - 請求項1または2に記載された清掃具であって、
前記短冊片に、剛性の高い高剛性領域と、前記高剛性領域よりも剛性の低い低剛性領域とが構成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項3に記載された清掃具であって、
前記高剛性領域は、前記長手交差方向へ連続して延びることを特徴とする清掃具。 - 請求項3または4に記載された清掃具であって、
前記第1接合部と前記高剛性領域とが連続していることを特徴とする清掃具。 - 請求項3〜5のいずれか1項に記載された清掃具であって、
前記高剛性領域は、前記短冊片を構成するシート部材を溶着した第2接合部であることを特徴とする清掃具。 - 請求項6に記載された清掃具であって、
前記清掃シートは、繊維集合体を有し、
前記第2接合部は、前記繊維集合体の一部と前記短冊片とを接続することを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の清掃具であって、
前記保持具は、前記長手方向と平行な方向である挿入方向と、前記挿入方向と反対を向く方向である引抜方向を有しているとともに、前記挿入方向と平行な方向である保持具長手方向と、前記保持具長手方向と交差する方向である保持具長手交差方向と、前記保持具長手方向と前記保持具長手交差方向の双方と交差する保持具厚さ方向とに延在し、
前記保持部は、前記把持部に連接した連接部と、前記連接部と反対側の先端部と、前記連接部から前記先端部に向かって延在した延在部を有していることを特徴とする清掃具。 - 請求項8に記載の清掃具であって、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記連接部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項8または9に記載の清掃具であって、
前記延在部の側面に形成された凸部を有し、
前記凸部は、前記挿入方向側に設けられた挿入側領域と、前記引抜方向側に設けられた引抜側領域と、前記挿入側領域と前記引抜側領域との間に設けられた中間領域とを有し、
前記凸部には、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記第1接合部に最初に当接する点である挿入開始点と、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記第1接合部に最後に当接する点である挿入終了点と、前記挿入開始点と前記挿入終了点を結ぶことにより形成される第1の仮想直線と、前記挿入開始点を通過する前記挿入方向と平行な直線である第2の仮想直線と、前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線とにより形成される第1の角度と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記第1接合部に最初に当接する点である引抜開始点と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記第1接合部に最後に当接する点である引抜終了点と、前記引抜開始点と前記引抜終了点を結ぶことにより形成される第3の仮想直線と、前記引抜開始点を通過する前記引抜方向と平行な直線である第4の仮想直線と、前記第3の仮想直線と前記第4の仮想直線とにより形成される第2の角度と、が形成され、
前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項8〜10のいずれか1項に記載の清掃具であって、
前記連接部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。 - 請求項8〜11のいずれか1項に記載の清掃具であって、
前記延在部は、2つの長尺状部材で構成されており、
2つの前記長尺状部材は、前記連接部で互いに連結されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項12に記載の清掃具であって、
2つの前記長尺状部材は、弾性変形可能な2つの弾性部材で構成されており、
2つの前記弾性部材は、前記連接部側と前記先端部側で互いに連結されており、前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において、前記保持具厚さ方向に離間して配置されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項13に記載の清掃具であって、
2つの前記弾性部材は、外力の作用により前記保持具厚さ方向の距離を縮める方向に移動した状態において、2つの前記弾性部材における前記保持具厚さ方向上のそれぞれの頂部を接続する弾性部材連続仮想線が、前記保持具長手交差方向と平行とされることを特徴とする清掃具。 - 請求項13または14に記載の清掃具であって、
2つの前記長尺部材は、それぞれ第1長尺部材と第2長尺部材を構成し、
前記第1長尺部材と前記第2長尺部材とはそれぞれ2つの前記弾性部材を有し、
前記第1長尺部材における2つの前記弾性部材と、前記第2長尺部材における2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに近接するように配置される第1弾性部材と、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに離間するように配置される第2弾性部材とをそれぞれ構成することを特徴とする清掃具。 - 請求項15に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材と比して剛性が高いことを特徴とする清掃具。 - 請求項15または16に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さは、前記第1弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。 - 請求項15〜17のいずれか1項に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材の前記先端部と、前記第2長尺部材の前記先端部とは、前記保持具長手交差方向において互いに重なる領域を有することを特徴とする清掃具。 - 請求項10に記載の清掃具であって、
前記延在部は、前記連接部で互いに連結されている2つの長尺部材で構成されており、
2つの前記長尺部材は、それぞれ第1長尺部材と第2長尺部材を構成し、
前記第1長尺部材と前記第2長尺部材とはそれぞれ弾性変形可能な2つの弾性部材を有し、
前記第1長尺部材における2つの前記弾性部材と、前記第2長尺部材における2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに近接するように配置される第1弾性部材と、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに離間するように配置される第2弾性部材とをそれぞれ構成し、
前記第1長尺部材と前記第2長尺部材における前記第2弾性部材は、それぞれ前記凸部を有しており、
前記凸部は、2つの前記第2弾性部材同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域と、前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合する方向へ延びる凸部近接領域とを有し、
前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合することにより前記先端部が構成されることを特徴とする清掃具。 - 請求項19に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材は、前記保持具厚さ方向において前記第1弾性部材と離間する方向へ屈曲するための屈曲開始領域を有し、
前記屈曲開始領域は、前記凸部が設けられている前記第2弾性部材における領域に形成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項8〜20のうちのいずれか1項に記載の清掃具であって、
前記先端部の前記引抜方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部の前記挿入方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
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