JP4242552B2 - 清掃用物品および該清掃用物品の保持具 - Google Patents

清掃用物品および該清掃用物品の保持具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使い捨てまたは交換使用可能なシートで形成された清掃用物品を保持するための保持具に係り、特に清掃用物品を確実に保持できる保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、清掃用物品60およびこの清掃用物品を保持する従来の保持具51を示す斜視図である。
【0003】
図9に示す清掃用物品60は、不織布などのシートにより開口部61を有する袋体が形成されている。保持具51は、挿入部52と握り部53とが一体化されたものであり、前記清掃用物品60は、前記挿入部52に装着される。この装着の際は挿入部52を清掃用物品60の開口部61から内部に挿入する。
【0004】
前記挿入部52の基端側の上面には係止部54が設けられている。この係止部54はやや硬質のプラスチックシートに切り込み55が形成され、切り込み55の周囲に弾性片が形成されたものである。
【0005】
清掃用物品60に挿入部52を挿入したときに、前記清掃用物品60の開口部61の周囲のシートを前記切り込み55内に押し込むことで、清掃用物品60を挿入部52に留めることができるようにしている。
【0006】
また、他の従来例として、保持具の装着部の上部に押え機構が設けられ、保持具に清掃用物品を装着した後に、清掃用物品の開口部の縁部などを前記押え機構で挟んで保持するものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9に示す従来の保持具51では、挿入部52を清掃用物品60に挿入した後に、清掃用物品60を形成するシートを切り込み55の内部に押し込むという操作が必要であるが、この押し込み量が不十分であると、清掃用物品60を保持具51に確実に保持できなくなる。また挿入部52に清掃用物品60が装着されている状態で、清掃用物品60の外面で床や家具表面などの拭取りを行っているときに、清掃時の抵抗力によって、挿入部52と清掃用物品60とが位置ずれしやすい。
【0008】
これは前記押え機構が設けられた従来の保持具においても同じであり、清掃用物品を装着するときに、シートを押え機構に挟むという面倒な操作が必要であり、また清掃中に清掃用物品に位置ずれが生じやすい。
【0009】
特に図9に示すように、挿入部52の上面に係止部54が設けられているものでは、清掃用物品60の清掃に用いられる下面側を十分に保持できないために、清掃中に清掃用物品60の位置ずれが生じやすい。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、清掃用物品を取付ける操作が容易であり、しかも清掃用物品を確実に保持でき、清掃作業中に清掃用物品の位置ずれも生じにくい清掃用物品の保持具を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下面に拭き取り面を有する拭取りシートと、前記拭取りシートの上面側に保持隙間を形成する保持材とが設けられた清掃用物品および該清掃用物品の保持具において、前記保持具の先部側には前記保持隙間に挿入される装着部が設けられるとともに、基部側には握り部が設けられ、前記清掃用物品には、前記拭取りシートを前記保持隙間の挿入口に対して前記装着部の前記保持隙間への挿入方向の手前側に突出させた突出部分が形成され、前記装着部の基部側には当該装着部の下面よりも上方に位置する段差面が形成され、前記段差面には、前記装着部を前記保持隙間に挿入して前記清掃用物品を清掃面に押し当てた状態で前記段差面と前記清掃面との間に介在することとなる前記突出部分に入り込んで掛止される複数の突起を含む掛止手段が、設けられ、前記段差面の前記装着部の下面に対する高さを、圧力が加えられていない状態での前記突出部分の嵩未満に設定したことを特徴とするものである。
【0012】
の場合に、前記突起の前記挿入方向の先方側に向く前端面が、前記段差面に対して鈍角となる傾斜面であり、前記突起の前記挿入方向の手前側に向く後端面が、前記段差面に対して直角または鋭角の面であることが好ましい。
【0014】
また、前記装着部には、前記保持隙間に挿入される挿入部複数に分岐されて形成されており、前記段差面が前記挿入部の分岐部に対して前記基部側に配置されているものとして構成できる。
【0015】
また、前記装着部の基部には、掛止手段が設けられた前記下面から離れて上方に延びる腕部が設けられ、前記腕部の上部に前記握り部が設けられているものが好ましい。
【0016】
本発明では、保持具の装着部を、清掃用物品の保持隙間に挿入し、このとき保持具を清掃用物品に押し付けることで、前記掛止手段が清掃用物品の繊維シート部分に掛止される。したがって、清掃用物品を保持具の下面でしっかり保持できるようになる。また清掃作業中は、保持具が清掃用物品に押し付けられているため、保持具と清掃用物品とが位置ずれしにくい。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の保持具と清掃用物品を示す斜視図、図2は保持具を示す側面図、図3は保持具を示す底面図、図4は保持具の使用状態を示す側面図である。
【0018】
図1に示すように、本発明の保持具10に清掃用物品20が装着される。
前記保持具10は、合成樹脂や木材などで装着部2と握り部4および装着部2と握り部4とを繋ぐ腕部7が一体に形成されている。ただし、例えば腕部7と握り部4が一体で、装着部2が別体であり、使用時に装着部2を腕部7に組み付ける構造であってもよい。
【0019】
前記装着部2には、基部側で二股に分かれて先部側に延びる対を成す挿入部3,3が形成されている。図2および図3に示すように、前記装着部2の下面では、前記挿入部3,3の分岐部3bよりも基端側に段差面2bが形成されており、この段差面2bに掛止手段5が設けられている。前記段差面2bは、前記装着部2の前記挿入部3,3が形成されている部分の下面2aよりもわずかな寸法だけ上方に位置している。
【0020】
前記掛止手段5は、前記段差面2bから下方に突出する多数の突起6を有している。前記突起6は、前記装着部を樹脂などで成型する際に前記樹脂により一体に突出形成されるものであってもよいし、または樹脂シートから多数の突起6が突出形成されたいわゆる掛止ファスナーが前記段差面2bに接着されたものであってもよい。
【0021】
図2に示すように、前記挿入部3,3の下面2aから前記段差面2bまでの高さ(段差量)Hは、装着部2を清掃用物品20の拭取りシート21の上面に押し付けたときに拭取りシート21の上面が、段差面2bに当たるようきわめて小さい寸法であり、前記高さHは、圧力が加えられていない状態での清掃用物品20の拭取りシート21の嵩(厚さ)未満であることが好ましく、さらに前記高さHは前記拭取りシート21の嵩(厚さ)の1/2以下であることが好ましい。例えば前記高さHは1〜4mm程度である。
【0022】
そして、前記突起6は、その下端が前記挿入部3,3の下面2aから下方へ突出しない範囲の長さであることが好ましい。ただし前記突起6が前記下面2aよりも下方へ突出していてもよい。
【0023】
さらに、前記掛止手段5として、樹脂シートから多数の突起6が突出形成されたいわゆる掛止ファスナーが用いられる場合には、前記高さHは、前記樹脂シートの厚みよりも大きいことが好ましい。このように構成することで、前記樹脂シートが装着部2の下面2aよりも下へ突出するのを防止できる。
【0024】
図3に示すように、前記掛止手段5では、前記突起6が、装着部2の幅方向の両側において縦方向に列を成すように形成されている。ただし、前記突起6の数やその配列は適宜設定することできる。
【0025】
図1に示すように、保持具10では、装着部2の基部から腕部7が上方へ斜めに立ち上がるように延びており、この腕部7の上端に前記握り部4が連続して形成されている。前記握り部4は、装着部2の下面2aから離れた高い位置にあり、また握り部4は前記装着部2とほぼ平行である。
【0026】
前記保持部10に装着される清掃用物品20の一例は、図1に示すように、その下面のほぼ全体が拭き取り面とされた拭取りシート21を有する。前記拭取りシート21は、単一の不織布、または複数枚の不織布が重ねられたもの、または中層がフィルムで上下の層が不織布とされた複合シートなどで形成されている。拭取りシート21の拭き取り面を形成する下面の層は、その表面に一部の繊維が現れて埃やゴミを捕集する効果を発揮できるものが好ましく、例えば熱可塑性の合成繊維で形成された、または熱可塑性の合成繊維とレーヨンなどの再生セルロース繊維を含む不織布であり、特にスパンレース不織布が好ましい。
【0027】
また、前記拭取りシート21を形成する不織布にエンボス加工が施されて、拭き取り面となる下面が凹凸形状とされているものも好ましく使用される。さらに、前記拭取りシート21として、基材となる不織布の下面に多数の繊維や糸が植設されて拭き取り面が形成されているものであってもよいし、または前記基材の下面にトウ(TOW)から開繊された長繊維層が積層されて、前記長繊維層と前記基材とが部分的に溶着されたもので、前記長繊維層が拭き取り面に現れて埃やゴミの捕集効果を発揮するものであってもよい。
【0028】
前記拭取りシート21の上面21aには保持材23が取付けられている。前記保持材23は、熱可塑性(熱融着性)の合成繊維で形成された、または前記熱可塑性の合成繊維を含む不織布、あるいは熱可塑性樹脂で形成された樹脂フィルムなどのシート材で形成されている。
【0029】
前記保持材23は、幅方向の中央領域において、縦方向に平行に延びる3本の接合線24a,24a,24aによって前記拭取りシート21の上面21aに接合されており、また保持材23の両縁部は、前記拭取りシート21の両縁部に接合線24b,24bによって接合されている。拭取りシート21と前記保持材23が熱融着性である場合には、前記接合線24a,24bは、熱融着線である。ただし前記接合線24a,24bにおいて、拭取りシート21と保持材23とが、縫合されまたは接着されていてもよい。
【0030】
そして、前記3本の接合線24aで挟まれた領域では、前記拭取りシート21の上面21aと前記保持材23との間に、保持隙間23a,23aが形成されている。この保持隙間23a,23aは互いに平行で且つ縦方向に延びている。
【0031】
ただし、前記保持材23は、所定幅の複数の横方向に延びる帯状シートで形成され、この帯状シートが縦方向に間隔を開けて取付けられて、前記保持隙間23a,23aが形成されてもよい。
【0032】
図1に示す実施の形態では、前記保持隙間23a,23aが形成されている範囲の縦方向の長さ寸法L1が、拭取りシート21の縦方向の長さ寸法L0よりも短く形成されている。その結果、拭取りシート21の基部側すなわち前記保持具10の掛止手段5が対面する部分では、拭取りシート21が、前記保持隙間23a,23aよりも長さL2だけ突出しており、前記長さL2の範囲では、拭取りシート21の上面21aを形成している不織布(繊維シート)が現れている。なお前記長さL2の領域に、さらに嵩の大きいエアースルー不織布や、スパンレース不織布、繊維ウエッブなどが部分的に積層されていてもよい。
【0033】
また拭取りシート21の縦方向の先端側でも、長さL3の範囲で、前記保持隙間23a,23aよりも拭取りシート21が突出しており、この長さL3の範囲においても拭取りシート21の上面21aを形成している不織布などの繊維シートが現れている。したがって、この清掃用物品20は前後どちらの方向からでも前記保持具10に装着できるようになっている。
【0034】
図1と図2に示すように、清掃を行なうときには、前記挿入部3,3を前記保持隙間23a,23aに挿入する。挿入部3,3を保持隙間23a,23aに挿入すると、保持具10の装着部2の下面の基部側に設けられた掛止手段5が、清掃用物品20の前記長さL2の部分で拭取りシート21の上面21aに対面する。
【0035】
この状態で、握り部4を手で下へ押し、装着部2で清掃用物品20を、床面などの清掃面30に押し付ける。このとき装着部2の挿入部3,3が形成されている部分の下面2aによって拭取りシート21が清掃面30に押し付けられて拭取りシート21が厚み方向へ圧縮される。
【0036】
ただし、装着部2の基端部側では、段差面2bが設けられているため、前記段差面2bと対面する部分では、拭取りシート21の厚み方向の圧縮量が小さく、長さL2の領域の拭取りシート21は嵩が完全に潰されない状態で、前記掛止手段5の突起6と当たることになる。前記長さL2の領域では拭取りシート21が完全に押し潰されない状態で前記突起6に当たるため、前記突起6が拭取りシート21の上面21aを形成している不織布などの繊維シートの繊維間に入り込みやすく、よって掛止手段5により清掃用物品20を確実に保持することができる。
【0037】
握り部4を保持したまま、清掃面30に沿って清掃用物品20を摺動させると、拭取りシート21の下面の拭き取り面により前記清掃面30上の埃やゴミが捕捉される。ただし、この清掃作業中は手で保持している握り部4が清掃面30の方向へ押され続けるため、前記掛止手段5は拭取りシート21の上面21aに常に押し付けられることになる。したがって、清掃中も清掃用物品20が掛止手段5でしっかり保持され続けることになり、装着部2と清掃用物品20とが位置ずれしにくい。特に、握り部4を図4の右方向へ引くときに、前記掛止手段5の働きで、挿入部3,3が保持隙間23a,23aから飛び出すことがなく、保持具10の各方向への動きに清掃用物品20が確実に追従できるようになる。
【0038】
また装着部2の前記段差面2bの部分では、突起6が挿入部3,3の下面2aよりも下に突出していないため、突起6によって、拭取りシート21の基部が清掃面30に過剰に押し付けられることがなく、拭取りシート21は主に挿入部3,3の下面2aによって清掃面30に押し付けられるようになる。よって、挿入部3,3によって拭取りシート21を清掃面30に確実に押し付けることができ、拭取りシート21の下面の広い面積を清掃のために効果的に機能させることができる。
【0039】
図1以下に示す実施の形態では、装着部2の基部から腕部7が上方に延び、この腕部7に握り部4が連続しているため、清掃面30から十分に離れた位置で握り部4を手で保持することができ、握り部4を保持しやすい。また握り部4を握った状態で清掃用物品20を清掃面30の方向へ押し付けやすい。
【0040】
また、清掃用物品20を廃棄しまたは交換するときには、拭取りシート21の前記長さL2の部分を装着部2から下方へ折り曲げるようにして剥がすことで、拭取りシート21の上面21aと掛止手段5との掛止状態を簡単に解除することができる。
【0041】
図5は、本発明の保持具の変形例を示す斜視図である。図5に示す保持具31は板状の装着部32と握り部33とを有している。前記装着部32は分岐されておらず、その先部が1本の挿入部となっている。
【0042】
清掃用物品40は、下面に拭取り面を有する拭取りシート41を有し、この拭取りシート41の上面にシート状の保持材42の幅方向の中央部分が2本の接合線43a,43aにより前記拭取りシート41に接合され、また保持材42の両縁部が接合線43b,43bによって拭取りシート41の縁部に接合されている。そして前記接合線43aと接合線43aとの間で、拭取りシート41と保持材42との間に1つの保持隙間42aが形成されている。ただし、保持隙間42aの先部42bが閉じられて保持隙間42aが袋状となっている。
【0043】
そして、前記保持隙間42aよりも手前側に拭取りシート41の上面41aが突出しており、保持具31の装着部32が前記保持隙間42aに挿入されたときに、装着部32の下面32aの基部に形成された段差面32b、およびこの段差面32bに設けられた掛止手段35が前記拭取りシート41の上面41aに対面する。
【0044】
図6に示す実施の形態では、図1に示した保持具10または図5に示した保持具31と同じ形状の保持具において、段差面2b(32b)に掛止手段45が設けられている。この掛止手段45には多数の突起46が設けられている。この突起46は装着部と一体に形成されたもの、または基材シートから多数の突起46が突出したいわゆる掛止ファスナーを装着部2(32)に接着したものである。
【0045】
前記突起46の下端は鉤状に変形させられており、この鉤状部分が清掃用物品の繊維シート部分にしっかり掛止される構造となっている。また図6に示すものでは全ての突起46の下端の鉤状部分が後方(握り部4が設けられている方向)へ向くように変形させられている。したがって、保持具を握り部が向けられている後方へ引張ったときに、前記突起46が清掃用物品に確実に掛止されて、装着部2(32)が清掃用物品の保持隙間から抜け出にくくなる。
【0046】
すなわち、前記掛止手段の突起の先部に鉤状部分を形成する場合、全ての突起の鉤状部分または少なくとも一部の突起の鉤状部分が後方へ向けられていることが好ましい。
【0047】
図7ないし図8は前記突起の形状のさらに好ましい例を示している。
図7(A)および図8(A)(B)は突起56の側面図であり、図7(B)(C)(D)は、前記突起56のB−B線の断面図である。
【0048】
前記突起56の好ましい形状としては、装着部2の挿入部3を、清掃用物品20の保持隙間23a,23aに挿入しやすく、また挿入後に、挿入部3で清掃用物品20を床面などに押し付けて拭取り作業を行なうときに、前記保持隙間23a,23aから挿入部3が容易に抜き出ないことが好ましい。また清掃用物品20に対する押し付けの力を除去したときには、前記保持隙間23a,23aから挿入部3が容易に抜き出されて離脱できるものが好ましい。
【0049】
まず、保持隙間23a,23aに挿入しやすくするために、突起56の挿入方向の前方に向く前端面56aと装着部2の下面との成す角度αが鈍角となるようにして、前記前端面56aを傾斜面とすることが好ましく、また拭取り作業中に保持隙間23a,23aから挿入部3が離脱しにくいためには、前記突起56の後端面56bと装着部2の下面との成す角度βが直角または鋭角であることが好ましい。ただし、挿入部3を保持隙間23a,23aから離脱させやすいためには前記角度βが直角であることが好ましい。
【0050】
また、挿入部3を保持隙間23a,23aから抜き出しやすくするためには、図7(C)(D)の断面図に示すように、突起56の幅方向の両側面56c,56cが、下方へ向うにしたがって互いに接近する傾斜面であることが好ましく、さらには、図7(C)に示す両側面56cの下端の角部56d,56d、図7(D)に示す側面56c,56cの下端の角部56eが共にR形状のような面取りを有することが好ましい。
【0051】
また図7(A)に示すものにおいても、突起56の両側面の下端の角部56f,56fにR形状などの面取りを施すことにより、挿入部3を保持隙間23a,23aから抜き出しやすくなる。
【0052】
また、前記図7および図8に示す形状の突起56を設ける場合には、必ずしも図2および図3に示すように、装着部2の基端下面に前記突起56を設けたものに限られず、装着部2の下面の先端側と基端側の双方に前記突起56を設けたり、または先端側と基端側および中間部に前記突起56を設けたものであってもよい。
【0053】
なお、前記保持具の装着部下面に段差面を設けることなく、挿入部の下面と同一面上に掛止手段の突起を設けてもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明した本発明の保持具は、清掃用物品を確実に保持でき、また清掃作業中に保持具と清掃用物品との間で位置ずれが生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保持具と清掃用物品を示す斜視図、
【図2】図1の保持具を示す側面図、
【図3】図1の保持具を示す底面図、
【図4】図1に示す保持具に清掃用物品を装着した使用状態を示す側面図、
【図5】本発明の他の実施の形態の保持具と清掃用物品を示す斜視図、
【図6】さらに他の実施の形態の保持具を示す側面図、
【図7】(A)は掛止手段の突起の好ましい形状を示す側面図、(B)(C)(D)は、(A)のB−B線の断面図、
【図8】(A)(B)は、前記突起のさらに他の好ましい形状を示す側面図、
【図9】従来の保持具を示す斜視図、
【符号の説明】
2 装着部
2a 下面
2b 段差部
3 挿入部
3b 分岐部
4 握り部
5 掛止手段
6 突起
7 腕部
10 保持具
20 清掃用物品
21 拭取りシート
21a 上面
23 保持材
23a 保持隙間
31 保持具
32 装着部
33 握り部
32b 段差面
35 掛止手段
45 掛止手段
56 突起
56a 前端面
56b 後端面
56c 側面

Claims (4)

  1. 下面に拭き取り面を有する拭取りシートと、前記拭取りシートの上面側に保持隙間を形成する保持材とが設けられた清掃用物品および該清掃用物品の保持具において、
    前記保持具の先部側には前記保持隙間に挿入される装着部が設けられるとともに、基部側には握り部が設けられ、
    前記清掃用物品には、前記拭取りシートを前記保持隙間の挿入口に対して前記装着部の前記保持隙間への挿入方向の手前側に突出させた突出部分が形成され、
    前記装着部の基部側には当該装着部の下面よりも上方に位置する段差面が形成され、
    前記段差面には、前記装着部を前記保持隙間に挿入して前記清掃用物品を清掃面に押し当てた状態で前記段差面と前記清掃面との間に介在することとなる前記突出部分に入り込んで掛止される複数の突起を含む掛止手段が、設けられ、
    前記段差面の前記装着部の下面に対する高さを、圧力が加えられていない状態での前記突出部分の嵩未満に設定したことを特徴とする清掃用物品および該清掃用物品の保持具。
  2. 前記突起の前記挿入方向の先方側に向く前端面が、前記段差面に対して鈍角となる傾斜面であり、前記突起の前記挿入方向の手前側に向く後端面が、前記段差面に対して直角または鋭角の面である請求項1に記載の清掃用物品および該清掃用物品の保持具。
  3. 前記装着部には、前記保持隙間に挿入される挿入部が複数に分岐されて形成されており、前記段差面が前記挿入部の分岐部に対して前記基部側に配置されている請求項1または2に記載の清掃用物品および該清掃用物品の保持具。
  4. 前記装着部の基部には、前記段差面から離れて上方に延びる腕部が設けられ、前記腕部の上部に前記握り部が設けられている請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の清掃用物品および該清掃用物品の保持具。
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