JP6289773B1 - 茶飲料 - Google Patents

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Abstract

以下の成分(A)及び(B);(A)バニリン 13〜200質量ppb、及び(B)ヘスペリジン及びヘスペリジン糖付加物から選択される少なくとも1種を含有し、成分(A)と成分(B)との質量比[(B)/(A)]が1000〜200000である、茶飲料。

Description

本発明は、茶飲料に関する。
ヘスペリジンは、柑橘類に多く含まれるフラボノイドの一種であり、毛細血管の強化、出血予防、血中中性脂肪の分解等の生理作用を有することが報告されている。近年、ヘスペリジンの生理活性機能に着目し、ヘスペリジンを含有する茶飲料が提案されている(特許文献1、2)。そして、特許文献2では、ヘスペリジン水溶液を加熱処理することにより、ヘスペリジン特有の臭気を除去できることが報告されている。
一方、バニリンはバニラの香りの主要成分であり、飲食品の分野においてアイスクリーム、チョコレート、キャンディ、ケーキ、リキュール等に特有の甘い香りを付与するためのフレーバーとして一般に使用されている。
(特許文献1)特開2009−55905号公報
(特許文献2)特開2017−12069号公報
本発明は、以下の成分(A)及び(B);
(A)バニリン 13〜200質量ppb、及び
(B)ヘスペリジン及びヘスペリジン糖付加物から選択される少なくとも1種
を含有し、成分(A)と成分(B)との質量比[(B)/(A)]が1000〜200000である、茶飲料を提供するものである。
発明の詳細な説明
本発明者は、ヘスペリジン及びヘスペリジン糖付加物から選択される少なくとも1種(以下、「ヘスペリジン等」とも称する)を含有する茶飲料の風味について検討したところ、口に含んだときに特有のぬめり感やアルカリ味を有しており、通常の茶飲料に比して嗜好性に劣るため、日常的に飲用するうえで障害となりやすいことを見出した。ここで、本明細書において「アルカリ味」とは、JIS Z 8144:2004に規定される「炭酸水素ナトリウムなどを代表とする物質によって口内に引き起こされる感覚」をいう。
本発明は、ヘスペリジン及びヘスペリジン糖付加物から選択される少なくとも1種に由来のぬめり感やアルカリ味を低減し、円熟味を有する茶飲料に関する。
本発明者は、ヘスペリジン等を含有する茶飲料に、甘い香り成分として知られるバニリンを特定量含有させ、ヘスぺリジン等とバニリンとの量比を特定範囲内に制御することにより、意外にも、ヘスぺリジン等に由来のぬめり感や、アルカリ味を低減できるだけでなく、円熟味を有する茶飲料が得られることを見出した。更に、バニリンとともに特定のアルデヒドが一定量共存すると、より一層ぬめり感、アルカリ味が低減される一方で、円熟味が増強されるとともに、後味のキレのよい茶飲料が得られることを見出した。ここで、本明細書において「円熟味」とは、熟成した蔵出し茶が有する、旨味が増し深みのある香り豊かな味わいをいい、「蔵出し茶」とは、春に摘まれた新茶を低温貯蔵し熟成させたお茶をいう。また、本明細書において「後味」とは、JIS Z 8144:2004に記載の「口内に残る感覚」をいい、「後味のキレのよい」とは、後味が速やかに消えてしまう感覚をいう。
本発明によれば、ヘスぺリジン等に由来のぬめり感や、アルカリ味を低減できるだけでなく、熟成した蔵出し茶が有する円熟感を有する茶飲料を提供することができる。
本明細書において「茶飲料」とは、Camellia属の茶葉、例えば、C.sinensis.var.sinensis(やぶきた種を含む)、C.sinensis.var.assamica及びそれらの雑種から選択される茶葉(Camellia sinensis)を原料として含む飲料をいう。茶葉は、その加工方法により、不発酵茶、半発酵茶、発酵茶に分類することができ、1種又は2種以上を使用することができる。なお、茶葉の茶品種及び採取時期は特に限定されず、また茶葉は火入れ加工が施されていてもよい。
不発酵茶としては、例えば、煎茶、深蒸し煎茶、焙じ茶、番茶、玉露、かぶせ茶、碾茶、釜入り茶、茎茶、棒茶、芽茶等の緑茶が挙げられる。また、半発酵茶としては、例えば、鉄観音、色種、黄金桂、武夷岩茶等の烏龍茶が挙げられる。更に、発酵茶としては、ダージリン、アッサム、スリランカ等の紅茶が挙げられる。
また、原料として穀物やCamellia属以外の葉を含む飲料も本発明の茶飲料に包含される。穀物としては、例えば、大麦、小麦、ハト麦、ライ麦、燕麦、裸麦等の麦;玄米等の米;大豆、黒大豆、ソラマメ、インゲン豆、小豆、エビスクサ、ササゲ、ラッカセイ、エンドウ、リョクトウ等の豆;ソバ、トウモロコシ、白ゴマ、黒ゴマ、粟、稗、黍、キヌワ等の雑穀を挙げることができる。また、Camellia属以外の葉としては、例えば、イチョウの葉、柿の葉、ビワの葉、桑の葉、クコの葉、杜仲の葉、小松菜、ルイボス、クマザサ、ドクダミ、アマチャヅル、スイカズラ、ツキミソウ、カキドオシ、カワラケツメイ、ギムネマ・シルベスタ、黄杞茶(クルミ科)、甜茶(バラ科)、キダチアロエ等が挙げられる。更に、カモミール、ハイビスカス、ペパーミント、レモングラス、レモンピール、レモンバーム、ローズヒップ、ローズマリー等のハーブも用いることができる。Camellia属以外の葉及び穀物等の原料は、それぞれ1種又は2種以上を使用することができる。
本発明の茶飲料の種類としては、例えば、緑茶飲料、半発酵茶飲料、発酵茶飲料、焙じ茶飲料、ブレンド茶飲料等を挙げることができる。中でも、本発明の効果を享受しやすい点から、緑茶飲料が好ましい。ここで、本明細書において「ブレンド茶飲料」とは、複数の茶原料を使用する飲料をいう。
本発明の茶飲料は、成分(A)としてバニリンを含有する。
バニリンとしては飲食品の分野において通常使用されているものであれば由来は特に限定されず、例えば、バニラ豆より抽出したものでも、化学合成品でも、市販品でも、原料由来のものでもよい。バニリンの市販品としては、例えば、バニリン(和光純薬工業(株)製、和光特級)等を挙げることができる。
本発明の茶飲料中の成分(A)の含有量は13〜200質量ppbであるが、ぬめり感及びアルカリ味の低減、円熟味増強の観点から、14質量ppb以上が好ましく、17質量ppb以上がより好ましく、20質量ppb以上が更に好ましく、22質量ppb以上が殊更に好ましく、また円熟味増強の観点から、180質量ppb以下が好ましく、150質量ppb以下がより好ましく、100質量ppb以下が更に好ましく、80質量ppb以下が殊更に好ましく、60質量ppb以下が更に好ましい。かかる成分(A)の含有量の範囲としては、本発明の茶飲料中に、好ましくは14〜180質量ppbであり、より好ましくは17〜150質量ppbであり、更に好ましくは20〜100質量ppbであり、殊更に好ましくは20〜80質量ppbであり、更に好ましくは22〜60質量ppbである。なお、成分(A)の含有量は、通常知られている分析法のうち測定試料の状況に適した分析法、例えば、GC/MS法により測定することができる。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明の茶飲料は、成分(B)としてヘスペリジン及びヘスペリジン糖付加物から選択される少なくとも1種を含有する。
ここで、本明細書において「ヘスペリジン」とは、ヘスペレチンをアグリコンとし、これに糖が結合した配糖体であり、「ヘスペリジン糖付加物」とは、このヘスペリジンのルチノース単位中のグルコース残基に、1個以上のグルコースがα−1,4結合した化合物である。ヘスペリジン糖付加物には、ヘスペリジンにグルコースが1個付加したモノグルコシドヘスペリジンと、該モノグルコシドヘスペリジンに更に1以上のグルコースが付加したものがあり、これらの混合物であってよい。ヘスペリジン1モルに対するグルコースの付加数(n)は、1〜20が好ましく、1〜10がより好ましく、1〜5が更に好ましく、1〜3がより更に好ましく、1が殊更に好ましい。
ヘスペリジン糖付加物は、例えば、ヘスペリジンにグルコース源(糖供与体)の存在下、糖転移酵素を作用させる方法等の公知の方法により得ることができる。グルコース源としては、例えば、アミロース、デキストリン、シクロデキストリン、マルトオリゴ糖等の澱粉部分加水分解物、液化澱粉、糊化澱粉等を挙げることができる。糖転移酵素は、例えば、α−グリコシダーゼ(EC 3.2.1.20)、シクロマルトデキストリン グルカノトランスフェラーゼ(EC 2.4.1.19)、α−アミラーゼ(EC 3.2.1.1)等を、グルコース源に応じて適宜選択して使用することができる。具体的な製造方法は、例えば、特許第3060227号明細書等の記載を参照することができる。成分(A)としては商業的に入手したものを使用してもよく、例えば、ヘスペリジンS、αGヘスペリジンH、αGヘスペリジンPA−T等を挙げることができる。
本発明の茶飲料は、成分(B)を成分(A)に対して特定の量比で含有する。具体的には、成分(A)と成分(B)との質量比[(B)/(A)]は1000〜200000であるが、ぬめり感及びアルカリ味の低減、円熟味増強の観点から、2000以上が好ましく、4000以上がより好ましく、6000以上が更に好ましく、6800以上が殊更に好ましく、そして170000以下が好ましく、140000以下がより好ましく、120000以下が更に好ましく、90000以下が更に好ましく、70000以下が更に好ましく、45000以下がより更に好ましく、18000以下が殊更に好ましい。かかる質量比[(B)/(A)]の範囲としては、好ましくは2000〜170000であり、より好ましくは4000〜140000であり、更に好ましくは6000〜120000であり、殊更に好ましくは6800〜90000であり、殊更に好ましくは6800〜70000であり、殊更に好ましくは6800〜45000であり、殊更に好ましくは6800〜18000である。なお、ここでいう成分(B)の質量は、モノグルコシドヘスペリジン換算値である。ここで、本明細書において「モノグルコシドヘスペリジン換算値」とは、茶飲料中のヘスペリジン及びヘスペリジン糖付加物がすべてモノグルコシドヘスペリジンであったと仮定し、茶飲料中に含まれるモノグルコシドヘスペリジン量を意味する。
本発明の茶飲料中の成分(B)の含有量は、モノグルコシドヘスペリジン換算値として、ぬめり感及びアルカリ味の低減、円熟味増強の観点から、100質量ppm以上が好ましく、180質量ppm以上がより好ましく、250質量ppm以上が更に好ましく、300質量ppm以上が殊更に好ましく、そして5000質量ppm以下が好ましく、4000質量ppm以下がより好ましく、3500質量ppm以下が更に好ましく、2800質量ppm以下が更に好ましく、1300質量ppm以下がより更に好ましく、800質量ppm以下が殊更に好ましい。かかる成分(B)の含有量の範囲としては、本発明の茶飲料中に、モノグルコシドヘスペリジン換算値として、好ましくは100〜5000質量ppmであり、より好ましくは180〜4000質量ppmであり、更に好ましくは250〜3500質量ppmであり、更に好ましくは300〜2800質量ppmであり、より更に好ましくは300〜1300質量ppmであり、殊更に好ましくは300〜800質量ppmである。なお、成分(B)の含有量は、通常知られている分析法のうち測定試料の状況に適した分析法、例えば、高速液体クロマトグラフ法により測定することができる。例えば、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明の茶飲料は、成分(C)として非重合体カテキン類を含有することができる。
ここで、本明細書において「非重合体カテキン類」とは、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート及びガロカテキンガレート等の非エピ体カテキン類、並びにエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のエピ体カテキン類を併せての総称であり、本発明においては上記8種のうち少なくとも1種を含有すればよいが、8種すべてを含有することが好ましい。
本発明の茶飲料中の成分(C)の含有量は、生理効果、ぬめり感及びアルカリ味の低減の観点から、200質量ppm以上が好ましく、300質量ppm以上がより好ましく、400質量ppm以上が更に好ましく、600質量ppm以上が殊更に好ましく、また円熟味増強の観点から、8000質量ppm以下が好ましく、5000質量ppm以下がより好ましく、3000質量ppm以下が更に好ましく、1900質量ppm以下が更に好ましく、1400質量ppm以下がより更に好ましく、900質量ppm以下が殊更に好ましい。かかる成分(C)の含有量の範囲としては、本発明の茶飲料中に、好ましくは200〜8000質量ppmであり、より好ましくは300〜5000質量ppmであり、更に好ましくは400〜3000質量ppmであり、更に好ましくは600〜1900質量ppmであり、より更に好ましくは600〜1400質量ppmであり、殊更に好ましくは600〜900質量ppmである。なお、成分(C)の含有量は、上記8種の合計量に基づいて定義され、通常知られている分析法のうち測定試料の状況に適した分析法、例えば、高速液体クロマトグラフ法により測定することができる。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明の茶飲料は、更に成分(D)として(D1)2−メチルブタナール及び(D2)3−メチルブタナールから選択される1種又は2種を含有することができる。なお、成分(D)は、配合成分に由来するものでも、新たに加えられたものでもよい。
本発明の茶飲料中の成分(D)の含有量は、後味のキレの増強の観点から、10質量ppb以上が好ましく、15質量ppb以上がより好ましく、20質量ppb以上が更に好ましく、また円熟味及び後味のキレの増強の観点から、100質量ppb以下が好ましく、80質量ppb以下がより好ましく、70質量ppb以下が更に好ましく、60質量ppm以下がより更に好ましく、50質量ppb以下が殊更に好ましい。かかる成分(D)の含有量の範囲としては、本発明の茶飲料中に、好ましくは10〜100質量ppbであり、より好ましくは15〜80質量ppbであり、更に好ましくは20〜70質量ppbであり、より更に好ましくは20〜60質量ppbであり、殊更に好ましくは20〜50質量ppbである。なお、成分(D)の含有量は、(D1)2−メチルブタナール及び(D2)3−メチルブタナールの合計量に基づいて定義され、通常知られている分析法のうち測定試料の状況に適した分析法、例えば、GC/MS法により測定することができる。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
また、本発明の茶飲料中の成分(A)と成分(D)との合計含有量は、後味のキレの増強の観点から、20質量ppb以上が好ましく、30質量ppb以上がより好ましく、35質量ppb以上が更に好ましく、40質量ppb以上が殊更に好ましく、また円熟味及び後味のキレの増強の観点から、200質量ppb以下が好ましく、150質量ppb以下がより好ましく、110質量ppb以下が更に好ましく、100質量ppb以下が更に好ましく、80質量ppb以下がより更に好ましく、70質量ppb以下が殊更に好ましい。かかる成分(A)と成分(D)との合計含有量の範囲としては、本発明の茶飲料中に、好ましくは20〜200質量ppbであり、より好ましくは30〜150質量ppbであり、更に好ましくは35〜110質量ppbであり、更に好ましくは40〜100質量ppbであり、より更に好ましくは40〜80質量ppbであり、殊更に好ましくは40〜70質量ppbである。
更に、本発明の茶飲料中の成分(A)と成分(D)との質量比[(D)/(A)]は、後味のキレ増強の観点から、0.1以上が好ましく、0.15以上がより好ましく、0.2以上が更に好ましく、0.3以上がより更に好ましく、0.5以上が殊更に好ましく、0.7以上がより更に好ましく、1以上が殊更に好ましく、また円熟味及び後味のキレ増強の観点から、5以下が好ましく、4以下がより好ましく、3以下が更に好ましく、2.5以下がより更に好ましく、2以下が殊更に好ましい。かかる質量比[(D)/(A)]の範囲としては、好ましくは0.1〜5であり、より好ましくは0.15〜4であり、更に好ましくは0.2〜3であり、より更に好ましくは0.3〜3であり、殊更に好ましくは0.5〜3であり、より更に好ましくは0.7〜2.5であり、殊更に好ましくは1〜2である。
更に、本発明の茶飲料は、本発明の目的を損なわない範囲内で、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、各種エステル、色素、乳化剤、保存料、調味料、酸味料、果汁エキス、野菜エキス、花蜜エキス、品質安定剤等の添加剤を1種又は2種以上を含有することができる。これら添加剤の含有量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜設定することができる。
本発明の茶飲料のpH(20℃)は、円熟味増強及びぬめり感の低減の観点から、4.8以上が好ましく、5.1以上がより好ましく、5.3以上が更に好ましく、そして6.5以下が好ましく、6.3以下がより好ましく、6.1以下が更に好ましい。かかるpHの範囲としては、好ましくは4.8〜6.5であり、より好ましくは5.1〜6.3であり、更に好ましくは5.3〜6.1である。なお、pHは、茶飲料約100mLを300mLのビーカーに量り取り、20℃に温度調整をして測定するものとする。
本発明の茶飲料のBrix(20℃)は、円熟味増強の観点から、0.1以上が好ましく、0.12以上がより好ましく、0.15以上が更に好ましく、0.2以上が更に好ましく、0.25以上がより更に好ましく、0.3以上が殊更に好ましく、そして2以下が好ましく、1.8以下がより好ましく、1.6以下が更に好ましく、1.4以下が更に好ましく、1.3以下がより更に好ましく、1以下が殊更に好ましい。かかるBrixの範囲としては、好ましくは0.1〜2であり、より好ましくは0.12〜1.8であり、更に好ましくは0.15〜1.6であり、更に好ましくは0.2〜1.4であり、更に好ましくは0.2〜1.3であり、より更に好ましくは0.25〜1.3であり、殊更に好ましくは0.3〜1である。ここで、本明細書において「Brix」とは、糖用屈折計を利用して測定した値であり、20℃のショ糖水溶液の質量百分率に相当する値である。また、20℃におけるショ糖水溶液の屈折率を基準して、試料の屈折率より算出される可溶性固形分濃度を意味する。具体的には後掲の実施例に記載の方法により測定することができる。
本発明の茶飲料の形態は特に限定されず、濃縮液状茶飲料、粉末状茶飲料、容器詰茶飲料等の形態を採り得る。なお、濃縮液状茶飲料や粉末状茶飲料の場合は、非重合体カテキン類濃度が至適濃度となるように還元飲料を調製したときに、還元飲料中の成分(A)の含有量、及び質量比[(B)/(A)]が所定の要件を満たすものであればよい。容器としては通常の包装容器であれば特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶等が挙げられる。
本発明の茶飲料は、加熱殺菌済でもよい。殺菌方法としては、適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合するものであれば特に限定されるものではない。例えば、レトルト殺菌法、高温短時間殺菌法(HTST法)、超高温殺菌法(UHT法)、充填後殺菌法(パストリゼーション)等を挙げることができる。また、容器詰茶飲料の容器の種類に応じて加熱殺菌法を適宜選択することも可能であり、例えば、金属缶、瓶のように、飲料を容器に充填後、容器ごと加熱殺菌できる場合にあってはレトルト殺菌や充填後殺菌法(パストリゼーション)を採用することができる。また、PETボトルのようにレトルト殺菌できないものについては、飲料をあらかじめ上記と同等の殺菌条件で加熱殺菌し、無菌環境下で殺菌処理した容器に充填するアセプティック充填や、ホットパック充填等を採用することができる。加熱殺菌済の茶飲料は、一般的に、茶本来の香りが低くなるものの、本発明の茶飲料であれば、加熱殺菌済であっても、茶の豊かな焙じ香が感じられる。
本発明の茶飲料は適宜の方法により製造することができるが、例えば、茶原料としてCamellia属の茶葉を含む茶抽出物に対して、13〜200質量ppbの成分(A)と成分(B)とを、両者の質量比[(B)/(A)]が1000〜200000となるように配合して製造することができる。本発明においては、最終的に茶飲料中に成分(A)及び(B)が所定の量比で共存した状態にあれば、成分(A)及び(B)の配合順序は特に限定されない。
茶抽出物は、Camellia属の茶葉を含む茶原料を公知の抽出方法に供することで製造することができるが、複数の茶原料を使用する場合、別個に抽出しても、混合して抽出してもよい。抽出方法としては、例えば、撹拌抽出、カラム抽出、ドリップ抽出等が挙げられる。抽出条件は、抽出方法により適宜選択することができる。
抽出後、濾過、遠心分離、膜処理等の公知の固液分離手段により、茶原料と茶抽出物とを分離することができる。このようにして得られた茶抽出物は、そのままでも、乾燥、濃縮して使用してもよい。
1.バニリンの分析
試料10mLをGC用ヘッドスペースバイアル(20mL)に採取し、塩化ナトリウム3gを添加した。バイアルに攪拌子を入れて密栓し、スターラーで30分間撹拌しながら、SPMEファイバー(シグマアルドリッチ社製,50/30μm、DVB/CAR/PDMS)に含有成分を吸着させた。吸着後、SPMEファイバーを注入口で加熱脱着し、GC/MS測定を行った。分析機器は、Agilent 7890A/5975Cinert(アジレント・テクノロジー社製)を使用した。
分析条件は次のとおりである。
・カラム :TC―WAX(30m(長さ)、0.25mm(内径)、0.25μm(膜厚))
・カラム温度 :40℃ (3min)→ 20℃ /min→ 250℃
・カラム圧力 :定流量モード(31kPa)
・カラム流量 :lmL/min(He)
・注入口温度 :260℃
・注入方式 :スプリットレス
・検出器 :MS
・イオン源温度:230℃
・イオン化方法:EI(70eV)
・スキャン範囲:SCAN
・ゲイン :1729V
購入試薬をエタノールで溶解し、段階希釈して標品を調製した。所定濃度の標品を試料に添加し、試料単体と同様にSPMEファイバーに吸着させ、GC/MS測定を行った。なお、定量にはm/z151のイオンのピーク面積を用いた。
2.ヘスペリジン及びその糖付加物の分析
ヘスペリジン及びその糖付加物の分析は、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP、島津製作所製)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム(L−カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相C液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、D液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。なお、グラジエント条件は以下の通りである。
濃度勾配条件(体積%)
時間 移動相C 移動相D
0.0分 97% 3%
5.0分 97% 3%
37.0分 80% 20%
43.0分 80% 20%
48.0分 0% 100%
53.0分 0% 100%
53.1分 97% 3%
63.0分 97% 3%
試料注入量は10μL、検出は波長283nmの吸光度により定量する。
3.非重合体カテキン類の分析
純水で溶解希釈した試料を、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP、島津製作所製)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム(L−カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。なお、グラジエント条件は以下の通りである。
濃度勾配条件(体積%)
時間 A液濃度 B液濃度
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
60分 97% 3%
4.2−メチルブタナール及び3−メチルブタナールの分析
試料10mLをGC用ヘッドスペースバイアル(20mL)に採取し、塩化ナトリウム3gを添加した。バイアルに攪拌子を入れて密栓し、スターラーで30分間撹拌しながら、SPMEファイバー(シグマアルドリッチ社製,50/30μm、DVB/CAR/PDMS)に含有成分を吸着させた。吸着後、SPMEファイバーを注入口で加熱脱着し、GC/MS測定を行った。分析機器は、Agilent 7890A/5975Cinert(アジレント・テクノロジー社製)を使用した。
分析条件は次のとおりである。
・カラム :HP−1(30m(長さ)、0.25mm(内径)、1.0μm(膜厚))
・カラム温度 :35℃ (3min)→ 5℃/min→ 80℃→ 20℃/min→ 300℃
・カラム圧力 :定流量モード(49kPa)
・カラム流量 :lmL/min(He)
・注入口温度 :250℃
・注入方式 :スプリットレス
・検出器 :MS
・イオン源温度:230℃
・イオン化方法:EI(70eV)
・スキャン範囲:m/z10〜500
・ゲイン :1682V
購入試薬をアセトンで溶解し、段階希釈して標品を調製した。所定濃度の標品を試料に添加し、試料単体と同様にSPMEファイバーに吸着させ、GC/MS測定を行った。なお、定量には3−メチルブタナールはm/z44、2−メチルブタナールはm/z57のイオンのピーク面積を用いた。
5.pHの測定
茶飲料100mLを300mLのビーカーに量り取り、pHメータ(HORIBA コンパクトpHメータ、堀場製作所製)を用いて、20℃に温度調整をして測定した。
6.Brixの測定
20℃における茶飲料のBrixを、糖度計(Atago RX-5000、Atago社製)を用いて測定した。
7.官能評価
各容器詰茶飲料の「ぬめり感」、「アルカリ味」、「円熟味」及び「後味のキレ」について専門パネル3名が官能試験を行った。官能試験では、各容器詰茶飲料について下記の評価基準にて評価し、その後協議により最終スコアを決定した。
(1)ぬめり感の評価基準
実施例3の容器詰茶飲料のぬめり感を評点5とし、比較例1の容器詰茶飲料のぬめり感を評点1として、下記の5段階により評価した。
1:ぬめりを非常に強く感じる
2:ぬめりを強く感じる
3:ぬめりを感じる
4:ぬめりをやや感じる
5:ぬめりを感じない
(2)アルカリ味の評価基準
実施例3の容器詰茶飲料のアルカリ味を評点5とし、比較例1の容器詰茶飲料のアルカリ味を評点1として、下記の5段階により評価した。
1:アルカリ味を非常に強く感じる
2:アルカリ味を強く感じる
3:アルカリ味を感じる
4:アルカリ味をやや感じる
5:アルカリ味を感じない
(3)円熟味の評価基準
実施例3の容器詰茶飲料の円熟味を評点5とし、比較例1の容器詰茶飲料の円熟味を評点1として、下記の5段階により評価した。
1:円熟味を感じない
2:円熟味をあまり感じない
3:円熟味を少し感じない
4:円熟味を感じる
5:円熟味を強く感じる
(4)後味のキレの評価基準
実施例24の容器詰茶飲料の後味のキレを評点5とし、実施例6の容器詰茶飲料の後味のキレを評点3として、下記の5段階により評価した。
1:後味のキレを感じない
2:後味のキレをあまり感じない
3:後味のキレを少し感じない
4:後味のキレを感じる
5:後味のキレを強く感じる
製造例1
緑茶抽出物I
緑茶葉(二番煎茶)6gを90℃のイオン交換水400gで3分間抽出し、その後金網により濾過して、茶殻を取り除いた。次に、この抽出液を2号濾紙で吸引濾過して、緑茶抽出物Iを得た。緑茶抽出物Iは、非重合体カテキン類の含有量が0.125質量%であった。
製造例2
緑茶抽出物II
市販のカテキン製剤(ポリフェノンHG、三井農林社製)1,000gを、25℃、200r/minの攪拌条件下で、95質量%エタノール水溶液9,000g中に懸濁させ、活性炭(クラレコールGLC、クラレケミカル社製)200gと酸性白土(ミズカエース#600、水澤化学社製)500gを投入後、約10分間攪拌を続けた。次いで、25℃のまま約30分間の攪拌処理を続けた。次いで、2号濾紙で活性炭、酸性白土、及び沈殿物を濾過した後、0.2μmのメンブランフィルターによって再濾過を行った。最後にイオン交換水200gを濾過液に添加し、40℃、3.3kPaでエタノールを留去し、減圧濃縮を行った。このうち750gをステンレス容器に投入し、イオン交換水で全量を10,000gとし、5質量%重炭酸ナトリウム水溶液30gを添加してpH5.5に調整した。次いで、22℃、150r/minの攪拌条件下で、イオン交換水10.7g中にタンナーゼKTFH(Industrial Grade、500U/g以上、キッコーマン社製)2.7gを溶解した液を添加し、30分後にpHが4.24に低下した時点で酵素反応を終了した。次いで、95℃の温浴にステンレス容器を浸漬し、90℃、10分間保持して酵素活性を完全に失活させた。次いで、25℃まで冷却した後に濃縮処理を行い、緑茶抽出物IIを得た。緑茶抽出物IIは、非重合体カテキン類の含有量が15質量%であった。
実施例1〜10、12〜16及び比較例1〜2
緑茶抽出物I 20質量%に、バニリンと、ヘスペリジン製剤A(東洋精糖社製、モノグルコシドヘスペリジン換算値21%)とを配合し、次いでクエン酸で表1に示すpHとなるように調整し、イオン交換水で全量を100質量%に調整し、加熱殺菌処理を行った後、PETボトルに充填し容器詰茶飲料を得た。得られた各容器詰茶飲料について分析及び官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
実施例11
実施例10において、ヘスペリジン製剤Aに代えて、ヘスペリジン製剤B(林原社製、モノグルコシドヘスペリジン換算値75%)を配合したこと以外は、実施例10と同様の操作により容器詰茶飲料を得た。得られた各容器詰茶飲料について分析及び官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
Figure 0006289773
実施例17〜19
緑茶抽出物I 20質量%に、バニリンと、ヘスペリジン製剤A(東洋精糖社製、モノグルコシドヘスペリジン換算値21%)とを配合し、次いでクエン酸で表2に示すpHとなるように調整し、イオン交換水にて全量を100質量%に調整し、加熱殺菌処理を行った後、PETボトルに充填し容器詰茶飲料を得た。得られた各容器詰茶飲料について分析及び官能評価を行った。その結果を、実施例7の結果とともに表2に併せて示す。
Figure 0006289773
実施例20〜23
緑茶抽出物I 20質量%に、バニリンと、ヘスペリジン製剤A(東洋精糖社製、モノグルコシドヘスペリジン換算値21%)と、緑茶抽出物IIを適宜配合し、次いで重曹でpHを5.8に調整し、イオン交換水にて全量を100質量%に調整し、加熱殺菌処理を行った後、PETボトルに充填し容器詰茶飲料を得た。得られた各容器詰茶飲料について分析及び官能評価を行った。その結果を、実施例6の結果とともに表3に併せて示す。
Figure 0006289773
実施例24〜28
緑茶抽出物I 20質量%に、バニリンと、ヘスペリジン製剤A(東洋精糖社製、モノグルコシドヘスペリジン換算値21%)と、2メチルブタナール及び/又は3−メチルブタナールとを適宜配合し、次いでクエン酸でpHを5.8に調整し、イオン交換水にて全量を100質量%に調整し、加熱殺菌処理を行った後、PETボトルに充填し容器詰茶飲料を得た。得られた各容器詰茶飲料について分析及び官能評価を行った。その結果を、実施例6の結果とともに表4に併せて示す。
Figure 0006289773
表1〜4から、茶飲料に、特定量の(A)バニリンと(B)ヘスペリジン等とを、両者の質量比[(B)/(A)]が特定範囲内となるように共存させることにより、ヘスペリジン等に由来のぬめり感やアルカリ味を低減できるだけでなく、熟成した蔵出し茶が有する円熟感を有する茶飲料が得られることがわかる。

Claims (7)

  1. 以下の成分(A)(B)及び(C)
    (A)バニリン 17150質量ppb、及び
    (B)ヘスペリジン及びヘスペリジン糖付加物から選択される少なくとも1種
    (C)非重合体カテキン類 200〜5000質量ppm
    を含有し、
    成分(A)と成分(B)との質量比[(B)/(A)]が2000170000であ且つ
    pHが4.8〜6.5である、
    茶飲料。
  2. 成分(D)として(D1)2−メチルブタナール及び(D2)3−メチルブタナールから選択される1種又は2種を含有する、請求項記載の茶飲料。
  3. 成分(D)の含有量が10〜100質量ppbである、請求項に記載の茶飲料。
  4. 成分(D)として(D1)2−メチルブタナール及び(D2)3−メチルブタナールから選択される1種又は2種を含有し、該成分(D)と成分(A)との合計含有量が20〜200質量ppbである、請求項1〜のいずれか1項に記載の茶飲料。
  5. 成分(D)として(D1)2−メチルブタナール及び(D2)3−メチルブタナールから選択される1種又は2種を含有し、該成分(D)と成分(A)との質量比[(D)/(A)]が0.15〜5である、請求項1〜のいずれか1項に記載の茶飲料。
  6. 容器詰茶飲料である、請求項1〜のいずれか1項に記載の茶飲料。
  7. 成分(B)の含有量がモノグルコシドヘスペリジン換算値として100〜5000質量ppmである、請求項1〜のいずれか1項に記載の茶飲料。
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