JP6287744B2 - フィルタエレメント及びエアクリーナ - Google Patents
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Description
以下、図1〜図5を参照して、第1実施形態について説明する。
図1に示すように、エアクリーナ10は、内燃機関の吸気通路に設けられるものであり、上部開口22を有するケース20と、下部開口32を有するキャップ30とを備えている。ケース20及びキャップ30は共に硬質の合成樹脂材料によって形成されている。
キャップ30の周壁には、筒状のアウトレット31が外側に向けて突設されている。キャップ30の周壁における下部開口32に近接する外周面からは、外周側に向けてフランジ33が延びている。また、フランジ33には、同フランジ33の外周縁から屈曲してケース20側に向けて延びる延設部34が形成されている。
図2に示すように、フィルタエレメント40は、シート状の濾材を襞折りすることによって形成された角形の濾過部41を備えている。濾過部41は、平面視四角形状をなしている。図1〜図4に示すように、濾過部41の各襞の延びる方向における両端には、接着剤よりなり、互いに隣接する濾材間を封止する封止材43が設けられている。濾過部41の上端面42の外周縁には、独立気泡のポリウレタンよりなる四角環状のシール部材44が設けられている。本実施形態のフィルタエレメント40においては、前記上端面42が濾過部41の上側の各襞を含む仮想平面である。
図3に示すように、成形型50は、いずれも四角環状の第1型51及び第2型53を有している。第1型51の下面には、シール部材44における第1シール部45の下面よりも上側の部位の形状に対応した凹部52が形成されている。第2型53の上面には、シール部材44における第1シール部45の下面よりも下側の部位の形状に対応した凹部54が形成されている。従って、これら第1型51と第2型53との型割面は、シール部材44の第1シール部45の下面に沿っている。
フィルタエレメント40のシール部材44においては、突出部47が最も外周側に位置している。このため、例えば作業者がフィルタエレメント40をケース20の上部開口22に対して組み付ける際など、図5に示すように、濾過部41の上端面42を手前側にしてフィルタエレメント40を視たときには、突出部47によってその後側に位置するバリ48が隠れることとなり、バリ48が目立たなくなる。従って、バリ48を除去しなくともフィルタエレメント40の見栄えを良くすることができる。
(1)シール部材44の外周面には、同シール部材44のうち最も外周側に位置する突出部47と、同突出部47から濾過部41に向けて傾斜する傾斜部49とが形成されている。
こうした構成によれば、第1型51の凹部52の形状を変更するだけで、突出部47を有するシール部材44を成形することができる。すなわち、第1型51と第2型53との型割面を変更する必要がない。従って、成形型50の構成を簡易なものとすることができる。
ケース20のフランジ23及びキャップ30のフランジ33によってフィルタエレメント40のシール部材44が挟持されると、シール部材44が上下に圧縮されることとなる。このとき、シール部材44では、湾曲凸面状の第2シール部46を含む上側部分が圧縮されて変形しやすいのに対して、平面状の第1シール部45を含む下側部分は第2シール部46ほどは変形しない。
以下、図6及び図7を参照して、第2実施形態について第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態のエアクリーナ110の各構成において、第1実施形態と同一のものについては第1実施形態と同一の符号を付し、第1実施形態と対応するものについては第1実施形態の符号に「100」を加算した符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
また、図7に示すように、ケース120のフランジ123には、同フランジ123の外周縁から屈曲して下方に向けて延びる延設部124が形成されている。この延設部124は、シール部材144のバリ148に対して内周側にて隣接している。
図6に示すように、成形型150を構成する第1型151及び第2型153は第1実施形態の成形型50と同様な凹部152,154をそれぞれ有している。ただし、第1型151と第2型153との型割面は、第1シール部145の外周縁に対応する位置から同図の下方に向けて延びるとともに、屈曲して外周側に向けて延びている。
ケース120のフランジ123とシール部材144の第1シール部145との間にわずかな隙間が存在する場合がある。この場合、内燃機関の運転時に吸気管負圧が発生すると、この負圧により前記隙間を通じてバリ148が内周側に引き込まれることで同バリ148がフランジ123の延設部124に密着することとなる。このため、ケース120とフィルタエレメント140の濾過部41との間が適切にシールされる。
(5)第1シール部145の外周縁には、第1シール部145に直交する方向に沿って延びるバリ148が形成されている。
・図8に示すように、シール部材144のバリ148を内周側に折り曲げた状態でフィルタエレメント140をケース220に組み付けることもできる。この場合、折り曲げられたバリ148と第1シール部145とがフランジ223に接することとなるため、シール部材144の上下方向における圧縮量を大きくしてシール圧を確保することができる。また、この場合、ケース220のフランジ223をバリ148よりも外周側まで延ばすことが、折り曲げられたバリ148をフランジ223に確実に圧接させる上で好ましい。なお、同図におけるフィルタエレメント140は第2実施形態のものと同一である。また、キャップ30は第1実施形態のものと同一である。
・シール部材44に突出部47と傾斜部49とが形成されているフィルタエレメント40であればよく、シール部材44のバリ48が除去されているものであってもよい。
Claims (4)
- 濾過部と、前記濾過部の一端面の外周縁に設けられた環状のシール部材とを備えるフィルタエレメントにおいて、
前記シール部材の外周面には、同シール部材のうち最も外周側に位置する突出部と、同突出部から前記濾過部に向けて傾斜する傾斜部とが形成されており、
前記シール部材は、
前記濾過部の前記一端面に平行な平面状の第1シール部と、
前記第1シール部の反対側に形成された凸面状の第2シール部と、を有しており、
前記突出部は、前記一端面に直交する方向において前記第1シール部と前記第2シール部との間に形成され、
前記傾斜部は、前記突出部から前記第1シール部に向けて傾斜しており、
前記第1シール部の外周縁には、同第1シール部に沿って外周側に向けて延びるバリが形成されている、
フィルタエレメント。 - 濾過部と、前記濾過部の一端面の外周縁に設けられた環状のシール部材とを備えるフィルタエレメントにおいて、
前記シール部材の外周面には、同シール部材のうち最も外周側に位置する突出部と、同突出部から前記濾過部に向けて傾斜する傾斜部とが形成されており、
前記シール部材は、
前記濾過部の前記一端面に平行な平面状の第1シール部と、
前記第1シール部の反対側に形成された凸面状の第2シール部と、を有しており、
前記突出部は、前記一端面に直交する方向において前記第1シール部と前記第2シール部との間に形成され、
前記傾斜部は、前記突出部から前記第1シール部に向けて傾斜しており、
前記第1シール部の外周縁には、同第1シール部に直交する方向に沿って延びるバリが形成されている、
フィルタエレメント。 - 前記突出部は、前記濾過部の前記一端面に直交する方向において前記第1シール部よりも前記第2シール部に近接した位置に設けられている、
請求項1又は請求項2に記載のフィルタエレメント。 - インレットを有するケースと、
アウトレットを有するキャップと、
前記ケースと前記キャップとの間に設けられる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のフィルタエレメントと、を備え、
前記ケース及び前記キャップには、前記シール部材を挟持するフランジが形成され、
前記キャップの前記フランジには、前記突出部が接する内周面が形成されている、
エアクリーナ。
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