JP6285970B2 - (2s,5r)−7−オキソ−6−スルホオキシ−2−[((3r)−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンの調製のためのプロセス - Google Patents

(2s,5r)−7−オキソ−6−スルホオキシ−2−[((3r)−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンの調製のためのプロセス Download PDF

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Description

関連特許出願
本出願は、2013年3月8日に出願され、その開示があたかも本明細書に完全に書き換えられたかのように全体として参照により本明細書に組み込まれているインド特許出願第715/MUM/2013号の利益を主張する。その明細書に引用されている特許、特許出願、及び文献を含めた全ての参考文献は、明確にそれら全体として参照により本明細書に組み込まれている。
本発明は、(2S,5R)−7−オキソ−6−スルホオキシ−2−[((3R)−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンの調製のためのプロセスに関する。
(2S,5R)−7−オキソ−6−スルホオキシ−2−[((3R)−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンの調製のためのプロセスとして化学的に知られている式(I)の化合物は、抗細菌性を有しており、PCT/IB2012/054290号に開示されている。
Figure 0006285970
1つの一般的態様において、式(I)
Figure 0006285970

の化合物の調製のためのプロセスであって、
(a)式(II)の化合物を式(III)の化合物と反応させて式(IV)の化合物を得るステップと、
Figure 0006285970
(b)式(IV)の化合物を水素化分解して式(V)の化合物を得るステップと、
Figure 0006285970
(c)に式(V)の化合物をスルホン化して式(VI)の化合物を得るステップと、
Figure 0006285970
(d)式(VI)の化合物を式(I)の化合物に変換するステップと、
を含む、上記プロセスが提供される。
本発明の1つ又は複数の実施形態の詳細が、以下の記述の中に示されている。本発明のその他の特徴、目的及び有利な点は、特許請求の範囲を含めた以下の記述から明らかとなろう。
X線粉末回折パターン
例示的な実施形態に対する言及がこれからなされ、特定の言葉がその実施形態を説明するために本明細書では使用される。それにもかかわらず、それにより本発明の範囲の限定が意図されることはないことが理解されるべきである。従来の技術に熟達している者及びこの開示の所有権を有している者には心に浮かぶであろう本明細書に説明されている本発明の特徴の変更及びさらなる修正、並びに本明細書で説明されているような本発明の原理のさらなる応用は、本発明の範囲内と考えられるべきである。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されるとき、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、その文脈が別なふうにはっきりと指示していない限り、複数の指示対象を含むことに留意しなければならない。本明細書に引用されている特許、特許出願、及び文献を含めた全ての参考文献は、あたかも本明細書に完全に書き換えられたかのように明確にそれら全体として参照により本明細書に組み込まれている。
用語「HOBt」は、本明細書で使用されるとき、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを指す。
用語「EDC」は、本明細書で使用されるとき、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドを指す。
1つの一般的態様において、式(I)
Figure 0006285970

の化合物の調製のためのプロセスであって、
(a)式(II)の化合物を式(III)の化合物と反応させて式(IV)の化合物を得るステップと、
Figure 0006285970
(b)式(IV)の化合物を水素化分解して式(V)の化合物を得るステップと、
Figure 0006285970
(c)式(V)の化合物をスルホン化して式(VI)の化合物を得るステップと、
Figure 0006285970
(d)式(VI)の化合物を式(I)の化合物に変換するステップと、
を含む、上記プロセスが提供される。
式(IV)の化合物は、式(II)の化合物を式(III)の化合物と反応させることによって得られる。いくつかの実施形態において、この反応は、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下で行われる。いくつかの他の実施形態において、式(IV)の化合物は、式(II)の化合物を式(III)の化合物と1−ヒドロキシベンゾトリアゾール及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロリドの存在下で反応させることによって得られる。いくつかの実施形態において、この反応は、反応溶媒としての水の中で行われる。
式(V)の化合物は、式(IV)の化合物の水素化分解によって得られる。その水素化分解反応は、適切な水素化分解剤を使用して行うことができる。いくつかの実施形態において、式(V)の化合物を得るための式(IV)の化合物の水素化分解は、遷移金属触媒及び水素源の存在下で行われる。いくつかの他の実施形態において、遷移金属触媒は、パラジウム炭素であり、水素源は水素ガスである。いくつかの他の実施形態において、その水素化分解反応は、アルコール(例えば、メタノール)のような適切な溶媒の存在下で行われる。いくつかの実施形態において、式(V)の化合物を得るための式(IV)の化合物の水素化分解は、溶媒としてのメタノール中、水素ガスの存在下で10%のパラジウム炭素触媒を使用して行われる。
式(VI)の化合物は、式(V)の化合物をスルホン化することによって得られる。そのスルホン化反応は適切な溶媒の存在下で行うことができる。いくつかの実施形態において、式(VI)の化合物を得るための式(V)の化合物のスルホン化は、式(V)の化合物を三酸化硫黄−ピリジン錯体と反応させ、その後硫酸水素テトラブチルアンモニウムにより処理することによって行われる。
式(VI)の化合物は、適切な試薬の存在下で式(I)の化合物に変換される。いくつかの実施形態において、式(VI)の化合物は、式(VI)の化合物をトリフルオロ酢酸と反応させることによって式(I)の化合物に変換される。
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、スキーム1に記載されているプロセスを使用して調製される。
Figure 0006285970
スキーム-1
いくつかの実施形態において、結晶形態の式(I)の化合物が提供される。
いくつかの他の実施形態において、7.03(±0.2)、9.17(±0.2)、13.52(±0.2)、15.19(±0.2)、16.28(±0.2)、16.92(±0.2)、18.30(±0.2)、19.10(±0.2)、20.49(±0.2)、21.62(±0.2)、22.01(±0.2)、22.77(±0.2)、23.72(±0.2)、25.05(±0.2)、25.64(±0.2)、27.04(±0.2)、27.96(±0.2)、29.41(±0.2)、30.21(±0.2)、35.68(±0.2)、36.75(±0.2)、及び37.89(±0.2)°2θからなる群から選択されるピークを含むX線粉末回折パターンを有する、結晶形態の式(I)の化合物が提供される。
いくつかの他の実施形態においては、7.03(±0.2)、9.17(±0.2)、15.19(±0.2)、16.92(±0.2)、18.30(±0.2)、19.10(±0.2)、22.77(±0.2)、及び23.72(±0.2)°2θからなる群から選択されるピークを含むX線粉末回折パターンを有する、結晶形態の式(I)の化合物が提供される。
いくつかの他の実施形態においては、図1に示されているのと実質的に同じX線粉末回折パターンを有する、結晶形態の式(I)の化合物が提供される。
いくつかの実施形態において、式(II)の化合物の調製のためのプロセスであって、 (a)式(VII)の化合物を水素化分解して式(VIII)の化合物を得るステップと、
Figure 0006285970

(b)式(VIII)の化合物を式(IX)の化合物に変換するステップと、
Figure 0006285970
(c)式(IX)の化合物を酸化して式(X)の化合物にするステップと、
Figure 0006285970
(d)式(X)の化合物をエステル化して式(XI)の化合物にするステップと、
Figure 0006285970
(e)式(XI)の化合物を水素化分解して式(XII)の化合物にするステップと、
Figure 0006285970

(f)式(XII)の化合物を式(XIII)の化合物に変換するステップと、
Figure 0006285970
(g)式(XIII)の化合物を式(II)の化合物に変換するステップと
を含む、上記プロセスが提供される。
式(VIII)の化合物を、式(VII)の化合物の水素化分解によって得る。水素化分解反応は、適切な水素化分解剤を使用して行うことができる。いくつかの実施形態において、式(VIII)の化合物を得るための式(VII)の化合物の水素化分解は、遷移金属触媒及び水素源の存在下で行われる。いくつかの他の実施形態において、遷移金属触媒はパラジウム炭素であり、水素源は水素ガス又はギ酸アンモニウムである。いくつかの他の実施形態において、水素化分解反応は、アルコール(例えば、メタノール)などの適切な溶媒の存在下で行われる。いくつかの実施形態において、式(VIII)の化合物を得るための式(VII)の化合物の水素化分解は、溶媒としてのメタノール中、ギ酸アンモニウム又は水素ガスの存在下で10%のパラジウム炭素触媒を使用して行われる。
次いで、式(VIII)の化合物は、クロロギ酸ベンジルなどの適切な試薬の存在下で式(IX)の化合物に変換される。式(IX)の化合物を、適切な酸化試薬(ジョーンズ試薬など)で処理して式(X)の化合物を得る。次いで式(X)の化合物を、適切な試薬を使用してエステル化して式(XI)の化合物を得る。
式(XII)の化合物を、式(XI)の化合物の水素化分解によって得る。水素化分解反応は、適切な水素化分解剤を使用して行うことができる。いくつかの実施形態において、式(XII)の化合物を得るための式(XI)の化合物の水素化分解は、遷移金属触媒及び水素源の存在下で行われる。いくつかの他の実施形態において、遷移金属触媒は、パラジウム炭素であり、水素源は水素ガス又はギ酸アンモニウムである。いくつかの他の実施形態において、水素化分解反応は、アルコール(例えば、メタノール)のような適切な溶媒の存在下で行われる。いくつかの実施形態において、式(XII)の化合物を得るための式(XI)の化合物の水素化分解は、溶媒としてのメタノール中、ギ酸アンモニウム又は水素ガスの存在下で10%パラジウム炭素触媒を使用して行われる。
式(XII)の化合物は、ジクロロメタン中、炭酸ジ−tert−ブチル及びトリエチルアミンの存在下で、式(XIII)の化合物に変換される。式(II)の化合物を、エタノール中、式(XIII)の化合物をヒドラジン水和物で処理することによって得る。
式(II)の化合物の合成についての概略図は、スキーム−2に示されている。
Figure 0006285970
スキーム-2
さまざまな置き換え及び修正が、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく本明細書に開示される本発明になされ得ることは当業者には容易にわかるであろう。例えば、当業者であれば、本発明は記載された一般的記述の範囲内のさまざまな異なる化合物を使用して実施され得ることがわかるであろう。
以下の例は、現在最もよく知られた本発明の実施形態を説明する。しかしながら、以下は本発明の原理の例示的な又は説明のための適用にすぎないことを理解されるべきである。多数の修正及び代替の組成物、方法、並びに系が、当業者により本発明の精神及び範囲から逸脱することなく考案され得る。添付の特許請求の範囲はそのような修正及び処理の範囲にわたることが意図されている。かくして、本発明は特殊性と共に上に記載されているが、以下の例は、最も現実的で好ましい本発明の実施形態であると現在考えられることに関連してさらなる詳細を提供している。
(例1)
(R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボン酸ヒドラジド(II)の調製:
ステップ1:(R)−(ピロリジン−3−イル)−メタノール(VIII)のギ酸塩の調製:
メタノール(2.5L)中の(1R,3R)−[1−(1−フェニルエチル)−ピロリジン−3−イル]−メタノール(VII、124g、0.60mol)の溶液に、ギ酸アンモニウム(114g、1.81mol)を仕込み、次いで10%パラジウム炭素触媒(37g、50%ウェット)を仕込んだ。黒色の懸濁液を5分間撹拌し、これを還流温度で1時間加熱した。TLC(クロロホルム中に20%メタノール)が反応の完了を示したら、反応混合物を室温に冷却した。触媒をセライト(celite)で吸引濾過し、触媒をメタノール(500ml)で洗浄した。真空下で溶媒を蒸発させて、(R)−(ピロリジン−3−イル)−メタノール(VIII)のギ酸塩を、73gの量の油状のシロップ状物として82%の収率で得た。
分析
質量:(M+1):102.0(遊離塩基としてのC5H11NO.HCOOH)。
ステップ2:(R)−(1−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−3−イル)−メタノール(IX)の調製:
水(365ml)中の(R)−(ピロリジン−3−イル)−メタノール(VIII、73、0.49mol)のギ酸塩の透明な溶液に、撹拌下でテトラヒドロフラン(365ml)を添加した。この反応混合物に、トルエン中のベンジルオキシクロロホーメート(152ml、77g、0.44mol)の50%溶液を添加し、次いで重炭酸ナトリウム(125g、1.48mol)を固体として添加した。反応混合物を35℃で終夜撹拌した。TLC(クロロホルム中に20%メタノール)は反応の完了を示した。この反応混合物に水(365ml)を添加し、酢酸エチルで2回(600ml及び400ml)抽出した。合わせた有機層をブライン洗浄(500ml)し、有機層を真空下で蒸発させて(R)−(1−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−3−イル)−メタノール(IX)を、90gの量の油状のシロップ状物として79%の収率で得た。
分析
NMR: (CDCl3):7.25-7.37 (m, 5H), 5.12 (s, 2H), 3.44-3.61 (m,4H), 3.37-3.42 (m, 1H), 3.19 (q, 1H), 2.39-2.45 (m, 1H), 1.96-2.02 (m, 1H), 1.71 (q,1H), 1.65 (s, 1H).
質量(M+1): 236.2(C13H17NO3).
ステップ3:(R)−1−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−3−カルボン酸(X)の調製:
アセトン(800ml)に溶解した(R)−(1−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−3−イル)−メタノール(IX、80g、0.34mol)の溶液に、撹拌しながら、溶液が暗赤色を保持し緑色の固体が分離するまで、ジョーンズ試薬(200ml。46mlのH2SO4と140mlの水を混合して調製した溶液に53.4gのCrO3を溶解し、最終容積を200mlに調整して調製)を20℃で滴下添加した。懸濁液をさらに30分間撹拌した。TLC(クロロホルム中に10%メタノール)が完全な変換を示したら、イソプロピルアルコール(100ml)を反応混合物に、緑色が10分間保持されるまで滴下添加した。懸濁液を吸引下、セライト床で濾過し、固体を新鮮なアセトン(100mlで2回)で洗浄した。濾液を真空下で蒸発させ、残渣に飽和重炭酸ナトリウム水溶液(600ml)をpH8になるまで添加した。得られた混合物を酢酸エチル(400ml)で抽出し、層を分離した。水性層を、6N塩酸水溶液(125ml)でpH2に調整した。反応混合物を酢酸エチル(500ml×2)で抽出し、硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を蒸発させて、(R)−1−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−3−カルボン酸(X)を67gの量の油状のシロップ状物として79%の収率で得た。
分析:
NMR: (CDCl3):9.25 (br s, 1H), 7.25-7.35 (m, 5H), 5.13 (s, 2H), 3.62-3.71 (m, 2H), 3.52-3.54 (m, 1H), 3.43-3.49 (m, 1H), 3.07-3.10 (m, 1H), 2.09-2.18 (m, 2H).
質量(M-1): 248.1(C13H15NO4).
ステップ4:(R)−メチル−1−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−3−カルボキシレート(XI)の調製:
(R)−1−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−3−カルボン酸(X、67g、0.26mol)のメタノール性HCl(670ml)溶液を35℃で1.5時間撹拌した。TLC(クロロホルム中に10%メタノール)が完全な変換を示したら、溶媒を真空下で蒸発させ、残った残渣に飽和重炭酸ナトリウム水溶液(640ml)を、撹拌しながら注意深く仕込んだ。反応混合物を酢酸エチル(400ml×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、真空下で蒸発させて(R)−メチル−1−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−3−カルボキシレート(XI)を64gの量の油状のシロップ状物として91%の収率で得た。
分析:
NMR (CDCl3):7.25-7.36 (m, 5H), 5.12 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.53-3.63 (m, 3H), 3.42-3.51 (m, 1H), 3.03-3.42 (m, 1H), 2.12-2.16 (m, 2H).
質量(M+1): 264.2(C14H17NO4).
ステップ5:(R)−メチル−ピロリジン−3−カルボキシレート(XII)の塩酸塩の調製:
メタノール(640ml)中の(R)−メチル−1−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−3−カルボキシレート(XI、64g、0.24mol)の透明な溶液を加圧型反応器に移し、10%パラジウム炭素触媒(20g、50%ウェット)を添加した。濃塩酸(25ml)を添加して、反応混合物のpHを3〜3.5に調整した。反応混合物を、100psi圧の水素ガス下で1.5時間撹拌した。TLC(ヘキサン中に50%酢酸エチル)が反応の完了を示したら、触媒を吸引下、セライト床で濾過した。触媒を新鮮なメタノール(100ml)で洗浄した。真空下で溶媒を蒸発させて、(R)−メチル−ピロリジン−3−カルボキシレート(XII)の塩酸塩を40gの量で、定量的収率で得た。これを次の反応で直ちに使用した。
分析
質量(M+1):130.0(遊離塩基としてのC6H11NO2)。
ステップ6:(R)−メチル−1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−3−カルボキシレート(XIII)の調製:
上記のようにして得た(R)−メチル−ピロリジン−3−カルボキシレートの塩酸塩(XII、40g、0.24mol)をジクロロメタン(400ml)に懸濁し、0℃に冷却し、これに、撹拌しながら、炭酸ジ−tert−ブチル(55ml、0.24mol)、続いてトリエチルアミン(101ml、0.72mol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌し、TLC(ヘキサン中に50%酢酸エチル)が反応の完了を示したら、これを、ジクロロメタン(200ml)で、次いで水(400ml)で希釈し、懸濁液をセライト床で濾過し、ジクロロメタン(200ml)で洗浄した。濾液の層を分離し、有機層を真空下で蒸発させて残渣を得た。これを、短いシリカゲルカラムで精製して、(R)−メチル−1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−3−カルボキシレート(XIII)を52gの量の無色油状物として95%の収率で得た。
分析
NMR: (CDCl3):3.70 (s, 3H), 3.40-3.60 (m, 3H), 3.30-3.40 (m, 1H), 3.00-3.10 (m, 1H), 2.09-2.20 (br m, 2H), 1.45 (s, 9H).
質量(M+1): 230.2(C11H19NO4).
HPLCによるキラル純度:99.87%
ステップ7:(R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボン酸ヒドラジド(II)の調製:
(R)−メチル−1−tert−ブトキシカルボニル−ピロリジン−3−カルボキシレート(XIII、52g、0.22mol)のエタノール(520ml)溶液に、ヒドラジン水和物(57ml、1.13mol)を仕込んだ。反応混合物を80℃で2.5時間撹拌した。TLCが完全な変換を示したら、溶媒を真空下で蒸発させた。この残渣に水(500ml)を添加し、これを10%メタノール性クロロホルムで2回(400ml及び300ml)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、真空下で蒸発させて(R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボン酸ヒドラジド(II)を54gの量の油状物として定量的収率で得た。
分析
NMR: (CDCl3):7.03 (br s, 1H), 3.91 (br s, 2H), 3.41-3.68 (m, 3H), 3.29-3.40 (m, 1H), 2.81 (br d, 1H), 2.03-2.14 (m, 2H), 1.45 (s, 9H).
質量(M+1): 230.2(C10H19N3O3).
HPLCによるキラル純度:99.88%
(例2)
(2S,5R)−7−オキソ−6−スルホオキシ−2−[((3R)−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(I)の調製:
ステップ1:(2S,5R)−6−ベンジルオキシ−7−オキソ−2−[((3R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(IV)の調製:
ナトリウム(2S,5R)−6−ベンジルオキシ−7−オキソ−ビシクロ[3.2.1]−1,6−ジアザオクタン−2−カルボキシレート(III、67g、0.22mol;インド特許出願番号第699/MUM/2013号に開示されている方法を使用して調製した)を35℃で水(1.0L)に溶解して透明な溶液を得た。この透明な溶液に、35℃で撹拌しながら、(R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボン酸ヒドラジド(II、54g、0.23mol)、EDC塩酸塩(65g、0.33mol)及びHOBt(30.2g、0.22mol)、次いで水(0.14L)を順次添加した。得られた懸濁液を35℃で18時間撹拌した。沈殿物が最大に達したら、TLC(メタノール:クロロホルム1:9)は反応の完了を示した。沈澱した白色固体を吸引濾過し、ウェットケーキを追加の水(1.0L)と3時間撹拌した。懸濁液を濾過し、ケーキを水(200ml)で洗浄し、終夜空気乾燥して(2S,5R)−6−ベンジルオキシ−7−オキソ−2−[((3R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(IV)を、95gの量の白色粉末として88%の収率で得た。
分析
NMR: (CDCl3): 8.61 (br s, 1H), 8.21 (br d, 1H), 7.36-7.42 (m, 5H), 5.03 (d, 1H), 4.90 (d, 1H), 3.98 (d, 1H), 3.60-3.70 (m, 1H), 3.48-3.52 (m, 2H), 3.31-3.35 (m, 2H), 3.04-3.12 (m, 2H), 2.98 (t, 1H), 2.26-2.30 (m, 1H), 2.11 (br s, 2H), 1.91-1.99 (m, 2H), 1.59-1.61 (m, 1H),1.43 (s, 9H).
質量: (M-1) = 486.3(C24H33N5O6)
HPLC純度:98.89%
ステップ2:(2S,5R)−6−ヒドロキシ−7−オキソ−2−[((3R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(V)の調製:
化合物、(2S,5R)−6−ベンジルオキシ−7−オキソ−2−[((3R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(IV、87g、0.17mol)をメタノール(0.87L)に溶解して透明な溶液を得た。この溶液に、10%Pd−C(17g、50%ウェット)触媒を添加した。懸濁液を、100PSIの水素圧下、35℃で3時間撹拌した。TLC(TLC系メタノール:クロロホルム1:9)で反応の完了が示されたら、触媒を吸引下、セライト床で濾過した。セライト床をメタノール(200ml)で洗浄した。濾液を真空下、40℃未満で蒸発させて粗製固体(2S,5R)−6−ヒドロキシ−7−オキソ−2−[((3R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(V)を72gの量で、定量的収率で得た。この生成物は不安定であり、直ちに次の反応で使用した。
分析
NMR: (DMSO-d6): 9.70-9.90 (m, 2H), 4.06-4.08 (m, 1H), 3.76 (d, 1H), 3.58 (br s, 1H), 3.35-3.50 (m, 1H), 3.10-3.40 (m, 4H), 2.97 (br d, 2H), 1.79-2.04 (m, 4H), 1.73-1.81 (m, 1H),1.53-1.71 (m, 1H), 1.37 (s, 9H).
質量: (M-1): 396.2(C17H27N5O6)
HPLC純度:90.99%
ステップ3:(2S,5R)−6−スルホオキシ−7−オキソ−2−[((3R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(VI)のテトラブチルアンモニウム塩の調製:
ピリジン(0.67L)中の(2S,5R)−6−ヒドロキシ−7−オキソ−2−[((3R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(V、67g、0.16mol)の溶液に、35℃で撹拌しながら、三酸化硫黄−ピリジン錯体(134g、0.84mol)を仕込んだ。反応混合物を16時間撹拌した。懸濁液をセライト床で濾過し、このベッドをジクロロメタン(500ml)で洗浄した。濾液を、40℃未満で蒸発乾固させて残渣を得た。この残渣に、0.5Mリン酸二水素カリウム水溶液(1.7L)を添加した。反応混合物を35℃で15分間撹拌し、次いでジクロロメタン(1L×2)で抽出した。層を分離した。この水性層に、固体の硫酸水素テトラブチルアンモニウム(51g、0.0.15mol)を添加し、撹拌を35℃で2時間続行した。反応混合物をジクロロメタン(0.7L×2)で抽出した。層を分離した。合わせた有機層を真空下40℃未満で蒸発させて、(2S,5R)−6−スルホオキシ−7−オキソ−2−[((3R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(VI)のテトラブチルアンモニウム塩を106gの量の白色固体として87%の収率で得た。
分析
NMR: (CDCl3): 8.63-8.70 (m, 2H), 5.28 (s, 1H), 4.23 (br s, 1H), 3.97 (d, 1H), 3.10-3.40 (m, 1H), 3.49 (t, 2H), 3.22-3.40 (m, 10H), 3.09 (br s, 2H), 12.28-2.33 (m, 1H), 2.20-2.17 (m, 5H), 1.80-1.90 (m, 2H), 1.57-1.71 (m, 9H), 1.33-1.46 (m, 18H), 0.98 (t, 12H).
質量:(M−1):476.4(遊離スルホン酸C17H26N509S.N(C4H9)4として);
HPLC純度:98.34%
ステップ4:(2S,5R)−7−オキソ−6−スルホオキシ−2−[((3R)−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(I)の合成:
(2S,5R)−6−スルホオキシ−7−オキソ−2−[((3R)−N−Boc−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(VI、110g、0.15mol)のテトラ−ブチルアンモニウム塩をジクロロメタン(275ml)に溶解し、この透明な溶液に、0〜5℃でトリフルオロ酢酸(275ml)をゆっくり添加した。反応混合物を0〜5℃でさらに1時間撹拌した。溶媒及び過剰トリフルオロ酢酸を真空下40℃未満で蒸発させて、元の容積のおおよそ1/3にして淡黄色油状残渣を得た。油状残渣を、ジエチルエーテル(1.0L)と撹拌して懸濁液を得た。沈殿物を吸引濾過し、丸底フラスコに移し、ジエチルエーテル(1.0L)と再度30分間撹拌した。懸濁液を吸引下で濾過して粗製固体を得た。この粗製固体を丸底フラスコに仕込んで、それにジクロロメタン(1.0L)を添加した。トリエチルアミンを添加して、懸濁液のpHを7.0〜7.5に調整した。得られた懸濁液を吸引濾過し、ウェットケーキをジクロロメタン(200ml)で洗浄して粗製固体を得た。粗製固体を真空下、40℃未満で乾燥して61gの粗製塊を得た。粗製塊を撹拌下で水(61ml)に溶解し、この透明な溶液にイソプロピルアルコール(580ml)を添加した。懸濁液を70時間撹拌し、吸引濾過した。ウェットケーキをイソプロピルアルコール(100ml)で洗浄し、真空下、40℃未満で乾燥して、結晶性の(2S,5R)−7−オキソ−6−スルホオキシ−2−[((3R)−ピロリジン−3−カルボニル)−ヒドラジノカルボニル]−1,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(I)を33gの量で、60%の収率で得た。
分析
NMR: (DMSO-d6) = 9.25 (br s, 3H), 4.00 (br s, 1H), 3.82 (d, 1H), 3.22-3.37 (m, 5H), 3.15-3.22 (m, 3H), 3.05-3.12 (m, 2H), 2.95-3.05 (m, 1H), 2.12-2.22(m, 1H), 1.94-2.08 (m, 2H), 1.82-1.90 (br s, 1H), 1.66-1.78 (m, 1H), 1.54-1.64 (m, 1H).
質量: (M-1): 376.3(C12H19N5O7S)
HPLC純度:96.64%
比旋光度:[α]25 D:−47.5°(c0.5、水)
(2θ値)でピークを構成しているX線粉末回折パターン:7.03(±0.2)、9.17(±0.2)、13.52(±0.2)、15.19(±0.2)、16.28(±0.2)、16.92(±0.2)、18.30(±0.2)、19.10(±0.2)、20.49(±0.2)、21.62(±0.2)、22.01(±0.2)、22.77(±0.2)、23.72(±0.2)、25.05(±0.2)、25.64(±0.2)、27.04(±0.2)、27.96(±0.2)、29.41(±0.2)、30.21(±0.2)、35.68(±0.2)、36.75(±0.2)、及び37.89(±0.2)。
典型的なX線分析は、以下のようにして実施した。試験物質を、ふるい#100BSSに通すか、又は乳鉢と乳棒でそれを優しくこすり回してすりつぶす。その試験物質を一面に空洞表面を有する試料保持器上に均一に置き、その試料を押圧し、スライドガラスを使用して試料の表面が平らでむらがないように薄い均一なフィルムに切断する。X線回折図を以下の装置パラメーターを使用して記録する。
Figure 0006285970

本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕式(I)
[化1]
Figure 0006285970

の化合物の調製のためのプロセスであって、
(a)式(II)の化合物を式(III)の化合物と反応させて式(IV)の化合物を得るステップと、
[化2]
Figure 0006285970
(b)式(IV)の化合物を水素化分解して式(V)の化合物を得るステップと、
[化3]
Figure 0006285970

(c)式(V)の化合物をスルホン化して式(VI)の化合物を得るステップと、
[化4]
Figure 0006285970
(d)式(VI)の化合物を式(I)の化合物に変換するステップと、
を含む、上記プロセス。
〔2〕式(IV)の化合物を得るための式(II)の化合物の式(III)の化合物との反応が、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロリドの存在下で行われる前記〔1〕に記載のプロセス。
〔3〕式(IV)の化合物を得るための式(II)の化合物の式(III)の化合物との反応が、溶媒としての水の存在下で行われる前記〔1〕に記載のプロセス。
〔4〕式(V)の化合物を得るための式(IV)の化合物の水素化分解が、遷移金属触媒及び水素源の存在下で行われる前記〔1〕に記載のプロセス。
〔5〕遷移金属触媒が、パラジウム炭素であり、水素源が、水素ガスである前記〔4〕に記載のプロセス。
〔6〕式(VI)の化合物を得るための式(V)の化合物のスルホン化が、式(V)の化合物を三酸化硫黄−ピリジン錯体と反応させ、その後硫酸水素テトラブチルアンモニウムにより処理することによって行われる前記〔1〕に記載のプロセス。
〔7〕式(VI)の化合物が、式(VI)の化合物をトリフルオロ酢酸と反応させることによって式(I)の化合物に変換される前記〔1〕に記載のプロセス。
〔8〕結晶形態の式(I)の化合物。
〔9〕7.03(±0.2)、9.17(±0.2)、13.52(±0.2)、15.19(±0.2)、16.28(±0.2)、16.92(±0.2)、18.30(±0.2)、19.10(±0.2)、20.49(±0.2)、21.62(±0.2)、22.01(±0.2)、22.77(±0.2)、23.72(±0.2)、25.05(±0.2)、25.64(±0.2)、27.04(±0.2)、27.96(±0.2)、29.41(±0.2)、30.21(±0.2)、35.68(±0.2)、36.75(±0.2)、及び37.89(±0.2)°2θからなる群から選択されるピークを含むX線粉末回折パターンを有する前記〔8〕に記載の式(I)の化合物。
〔10〕7.03(±0.2)、9.17(±0.2)、15.19(±0.2)、16.92(±0.2)、18.30(±0.2)、19.10(±0.2)、22.77(±0.2)、及び23.72(±0.2)°2θからなる群から選択されるピークを含むX線粉末回折パターンを有する前記〔8〕に記載の式(I)の化合物。
〔11〕図1に示されているのと実質的に同じX線粉末回折パターンを有する前記〔8〕に記載の式(I)の化合物。

Claims (6)

  1. 式(I)
    Figure 0006285970
    の化合物の調製のためのプロセスであって、
    (a)式(II)の化合物を式(III)の化合物と、溶媒としての水の存在下で反応させて式(IV)の化合物を得るステップと、
    Figure 0006285970
    (b)式(IV)の化合物を水素化分解して式(V)の化合物を得るステップと、
    Figure 0006285970
    (c)式(V)の化合物をスルホン化して式(VI)の化合物を得るステップと、
    Figure 0006285970
    (d)式(VI)の化合物を式(I)の化合物に変換するステップと、
    を含む、上記プロセス。
  2. 式(IV)の化合物を得るための、式(II)の化合物の式(III)の化合物との反応が、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロリドの存在下で行われる請求項1に記載のプロセス。
  3. 式(V)の化合物を得るための式(IV)の化合物の水素化分解が、遷移金属触媒及び水素源の存在下で行われる請求項1に記載のプロセス。
  4. 遷移金属触媒が、パラジウム炭素であり、水素源が、水素ガスである請求項3に記載のプロセス。
  5. 式(VI)の化合物を得るための式(V)の化合物のスルホン化が、式(V)の化合物を三酸化硫黄−ピリジン錯体と反応させ、その後硫酸水素テトラブチルアンモニウムにより処理することによって行われる請求項1に記載のプロセス。
  6. 式(VI)の化合物が、式(VI)の化合物をトリフルオロ酢酸と反応させることによって式(I)の化合物に変換される請求項1に記載のプロセス。
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