JP6285759B2 - コンピュータ、不具合表示パネルの検出システム、不具合表示パネルの検出方法及びプログラム - Google Patents

コンピュータ、不具合表示パネルの検出システム、不具合表示パネルの検出方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力される運用データを送出データとして出力する制御装置と、光の三原色(赤色、緑色、青色)からなる画素により構成された交換可能な表示パネルの集合であり、送出データに基づいて表示を行う大型表示盤と、を有する大型表示装置、不具合表示パネルの検出システム、不具合表示パネルの検出方法及びプログラムに関する。
野球、サッカー、陸上競技等のスタジアムや、競馬、競輪、競艇等の公営競技場には、試合や競技の結果等を表示する大型表示装置が設定されている。このような大型表示装置は、例えば、赤色発光ダイオード(LED−R)、緑色発光ダイオード(LED−G)、青色発光ダイオード(LED−B)からなる画素が一定間隔で配列された表示パネルを、1500枚〜3000枚用いて、試合や競技の結果等を表示している。
関連する技術として、画面全体を交換可能な表示ユニットに細分化して、大型表示装置の分解、組立を容易にできるようにし、必要に応じて分解、移動、組立ができるようにした表示装置及びその周辺装置が提案されている(特許文献1)。
大型表示装置の運用中は、映像表示やデータ表示等スケジュール又は人為的な操作により表示を行うため、不具合表示ユニットの検出は、運用開始前又は運用開始後に限られていた。更に、従来の大型表示装置における不具合表示ユニットの検出は、運用前又は運用終了後に格子目等のテストパターンを表示して不具合箇所を特定するか、ドット不良検出機能を用いて不具合箇所を特定することが一般的であった。
特開平9−127913号公報
しかしながら、従来の不具合表示パネルの検出方法では、以下のような課題があった。
(a)運用中に不点灯の不具合が発生し、直ぐ復旧してしまう温度依存性のある再現性の低い表示パネルの不具合は、運用開始前又は運用開始後の検査では検出できない。
(b)運用中に不具合表示パネルの検出ができないため、運用中に不具合表示パネルの検出及び交換を望む主催者側の要望に応えられない。
(c)運用開始前又は運用開始後の検査では、不具合表示ユニットの位置を正確に絞り込むことが難しく、おおよその場所を特定することしかできない。
(d)そのため、主催者側で望む時間(例えば、30分)以内で不具合表示ユニットを検出して交換することが難しかった。
本発明は、運用中に、再現性の低い不具合も含めた不具合表示ユニットを正確に特定することを可能にする大型表示装置、不具合表示パネルの検出システム、不具合表示パネルの検出方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面のコンピュータは、送出データの階調値に、光の三原色毎に画像制御のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて送出データ輝度値を算出する送出データ数値化手段と、前記送出データを用いて大型表示盤に表示された表示画面を撮像装置で撮影した撮影信号から生成した撮像データの階調値に、前記撮像装置の光の三原色毎のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて撮像データ輝度値を算出するカメラデータ数値化手段と、表示パネル内の設定された許容される不具合ドット数に基づいて閾値を算出する閾値設定手段と、前記送出データ輝度値が、前記撮像データ輝度値に前記閾値を加えた範囲内であるか否かで不具合表示パネルを検出する不具合箇所特定手段と、を備えることを特徴とする。
第2の側面の不具合表示パネルの検出システムは、前記コンピュータと、前記コンピュータにより検出された不具合表示パネルを確認するモニタと、を備えることを特徴とする。
第3の側面の不具合表示パネルの検出方法は、送出データの階調値に、光の三原色毎に画像制御のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて送出データ輝度値を算出する第1処理と、前記送出データを用いて大型表示盤に表示された表示画面を撮像装置で撮影した撮影信号から生成した撮像データの階調値に、前記撮像装置の光の三原色毎のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて撮像データ輝度値を算出する第2処理と、示パネル内の設定された許容される不具合ドット数に基づいて閾値を算出する第3処理と、前記送出データ輝度値が、前記撮像データ輝度値に前記閾値を加えた範囲内であるか否かで不具合表示パネルを検出する第4処理と、を有することを特徴とする。
第4の側面のプログラムは、前記第1処理〜前記第4処理をコンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、送出データを数値化した送出データ輝度値が、送出データを用いて大型表示装置に表示された表示画面をカメラで撮影した映像信号から生成したカメラデータを数値化したカメラデータ輝度値に発光素子の許容不具合を考慮した閾値を加えた範囲内であるか否かで表示パネルの不具合を特定している。そのため、運用中に、不具合表示パネルを正確に特定することができる。
本発明の実施形態における不具合表示パネルの検出システムを示すシステム構成図である。 図1中のパソコン33により実現される不具合表示パネルの検出システムの概略を示す機能構成図である。 現行の不具合表示パネルの検出システムを示すシステム構成図である。 現行システムにおけるテスト表示による不具合表示パネルの検出を説明する図である。 現行システムにおけるドット不良検出機能による不具合表示パネルの検出を説明する図である。 本発明の不具合表示パネルの検出システムのブロック図である。 送出データの数値化、カメラデータの数値化、及び閾値の設定の例を示す図である。 格子目付加制御の内容を説明する図 不具合表示パネル検出時の大型表示盤及び確認モニタの画面表示を示す図である。 本発明の実施形態の不具合表示パネルの検出処理を示すフローチャートである。
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。
(実施形態の構成)
図1は、本発明の実施形態における不具合表示パネルの検出システムを示すシステム構成図である。なお、本実施形態として撮像装置をカメラとした例について説明するが撮像装置はカメラに限定されない。
本発明の不具合表示パネルの検出システムは、制御装置10、大型表示盤20、カメラ30、送出モニタ31、カメラモニタ32、パーソナルコンピュータ(パソコン)33、及び確認モニタ34を備えている。
制御装置10は、入力される運用データを送出データとして大型表示盤20へ出力する装置である。制御装置10には、送出データに基づいて大型表示盤20の表示部21に表示される表示内容をモニタリングする送出モニタが接続されている。
大型表示盤20は、制御装置10から入力される送出データに基づいて表示を行う装置であり、送出データに基づいて表示を行う表示部21を有している。表示部21は、赤(R)・緑(G)・青(B)からなる画素により構成された交換可能な複数の表示パネル22a,・・・,22nの集合により構成されている。
更に、制御装置10は、大型表示盤20の表示部21に表示された表示内容をカメラ30で撮影した映像信号が入力され、この映像信号からカメラデータと映像データを生成している。映像データがカメラモニタ32へ出力され、カメラモニタ32の画面上でカメラ30により撮影した映像がモニタリングされる。
パソコン33は、制御装置10から入力される送出データとカメラデータとに基づいて、不具合表示パネルを検出するものであり、確認モニタ34へ不具合表示パネルの検出結果を出力する。確認モニタ34は、パソコン33から入力された検出結果に基づいて不具合表示パネルを表示するものである。
カメラ30は、大型表示盤20の表示部21に表示内容を撮影して、撮影した映像信号を制御装置10へ出力するものである。
パソコン33は、制御装置10から入力される送出データとカメラデータとを対比して不具合表示パネルを検出する不具合表示パネル検出部として機能するものである。確認モニタ34は、パソコン33により検出された不具合表示パネルの検出結果を確認するものである。
図2は、図1中のパソコン33により実現される不具合表示パネルの検出システムの概略を示す機能構成図である。
本発明の不具合表示パネルの検出システムは、送出データを数値化して送出データ輝度値を生成する送出データ数値化手段41と、カメラデータを数値化してカメラデータ輝度値を生成するカメラデータ数値化手段42と、画素の許容される不具合を考慮して閾値を設定する閾値設定手段43と、送出データ輝度値とカメラデータ輝度値と閾値とから不具合表示パネルの箇所を特定する表示不具合箇所特定手段44と、特定された不具合表示パネルを強調して表示する不具合箇所表示手段45と、を有している。不具合箇所表示手段45の出力には、確認モニタ34が接続されている。
図2に示された機能構成は、ハードウェアにより構成してもよいし、パソコン33内の図示しないCPUにプログラムを読み込ませることにより、後述する処理を実行させるようにしてもよい。
(実施形態の動作)
本発明の実施形態1における動作について、(I)現行の不具合表示パネルの検出システムと、(II) 本発明の不具合表示パネルの検出システムと、(III)本発明の実施形態の不具合表示パネルの検出処理と、に分けて説明する。
(I)現行の不具合表示パネルの検出システム
図3は、現行の不具合表示パネルの検出システムを示すシステム構成図であり、図1と共通の要素には共通の符号が付されている。
図3中の送出モニタ31が、現行の不具合表示パネルの検出システムにおける不具合表示パネル検出部として機能する。即ち、図3の大型表示盤20内の表示パネル22aの文字「b」の位置に黒塗りの四角で示された不具合部分がある場合、送出データ31の画面上で、不具合箇所を特定する。
図4(a),(b)は、現行システムにおけるテスト表示による不具合表示パネルの検出を説明する図である。
図4(a)には、不具合LEDユニットが表示されているが、格子目及びアドレステストパターンが表示されていないので、不具合LEDユニットの位置を正確に特定することができない。一方、図4(b)には、格子目及びアドレステストパターンが重畳されて表示されているので、不具合LEDユニットの位置を格子目及びアドレステストパターンにより、アドレス「11F」と正確に特定することができる。
図5(a),(b)は、現行システムにおけるドット不良検出機能による不具合表示パネルの検出を説明する図である。
図5(a)には、不具合LEDユニットが表示されているが、不具合LEDユニットの位置を正確に特定することができない。一方、図5(b)において、ドット不良検出プログラムが開始されると、白点灯のパターンが矢印で示された方向に走査され、不具合LEDユニットは、制御回路に電流が流れないことから、X軸及びY軸上の電流又は電圧の変化点から表示部23上の不具合LEDの箇所を特定する。
大型表示盤20の運用中は、映像表示やデータ表示等のスケジュール又は人為的な操作により表示を行うため、現行の方法で不具合LEDユニットの箇所を特定するのは、運用開始前又は運用終了後となる。しかし、LEDユニットの不具合の中には、運用中に時々不点灯になり、自動復旧するような再現性の低い温度依存性がある不具合等もあり、このような不具合は、運用開始前又は運用終了後に行われる現行の方法では、特定が難しかった。
(II) 本発明の不具合表示パネルの検出システム
図6は、本発明の不具合表示パネルの検出システムのブロック図であり、図7は、送出データの数値化、カメラデータの数値化、及び閾値の設定の例を示す図である。
以下、不具合表示ユニットの特定方法について、図1、図2、図6及び図7を参照しつつ、説明する。
LEDユニットの不具合は、LED表示ユニットを構成しているR,G,B素子の輝度(明るい、暗い)で判定が可能なため、送出データとカメラデータとを数値化して比較することで不具合箇所を特定する。
図6において、運用データが入力されると、制御装置10内のデータ展開11、画像処理12及び照度センサ13aに応じた盤面輝度段階展開13bの各処理が行われ、送出データがパソコン33に出力される。
パソコン33に入力された送出データは、送出データ数値化手段41内の数値化41aにより送出データ輝度値に変換され、メモリ41bに時系列なロギングデータとして蓄積される。
図1において、大型表示盤20内の表示部21の各表示パネル22a,・・・22n上に、制御装置10から入力された送出データに基づく内容が表示される。この表示内容をカメラ30で撮影した映像信号が制御装置10へ入力される。制御装置10は、入力された映像信号からカメラデータを生成する。
図6において、映像信号が入力されると、制御装置10内のデータ展開14及び画像処理15の各処理が行われ、カメラデータがパソコン33へ出力される。パソコン33に入力されたカメラデータは、カメラデータ数値化手段42内の数値化42aによりカメラデータ輝度値に変換され、メモリ42bに時系列なロギングデータとして蓄積される。
パソコン33内の閾値設定手段43で、ドットの製造ばらつきや見た目から許容されるドット不具合数等の閾値の条件が設定される。不具合箇所特定手段44は、メモリ41bに蓄積されている送出データのロギングデータとメモリ42bに蓄積されているカメラデータのロギングデータとを、両ロギングデータ内に埋め込まれたタイムスタンプ調整により時間合わせをする。更に、不具合箇所特定手段44は、時間合わせをした両ロギングデータにおける輝度値について閾値を考慮して比較して不具合表示パネルを特定する。
先ず、送出データの数値化41aについて説明する。
送出データは、送出データの階調度と、画像制御のホワイトバランス値(Wバランス値)、盤面輝度段階値にて数値化して送出データ輝度値を算出する。ホワイトバランスとは、白い被写体が白く写るように調整することであり、このように調整するために、R,G,Bの輝度に割り振られた値をWバランス値という。
送出データ輝度値は、以下の式により算出される。
R輝度値=WバランスのR輝度値×(a/最大表示階調制御数)×(b/盤面輝度段階)
G輝度値=WバランスのG輝度値×(a/最大表示階調制御数)×(b/盤面輝度段階)
B輝度値=WバランスのB輝度値×(a/最大表示階調制御数)×(b/盤面輝度段階)
但し、aは現在の表示階調値であり、bは現在の盤面輝度階調値である。
図7(a)には、送出データ輝度値を算出した例が示されている。図7(a)に示された例では、R,G,BのWバランス値は、最大輝度5000cd/mに対して、それぞれ1500/5000,3000/5000,500/5000であり、Rの輝度:Gの輝度:Bの輝度の比率は、3:6:1に設定されている。R,G,Bの現在の表示階調値aは、最大表示階調4096階調に対して、それぞれ1000/4096,1250/4096,2048/4096である。R,G,Bの現在の盤面輝度段階値bは、最大盤面輝度64段階に対して、全て32/64に設定されている。
Wバランス値、現在の表示階調値a、現在の盤面輝度階調値bに対するR,G,Bの送出データ輝度値は、それぞれ0.0366,0.0916,0.0250となる。
次に、カメラデータの数値化42aについて説明する。
制御装置10は、カメラ30で撮影された映像信号からカメラデータを生成し、送出データを数値化するパソコン33に入力される。パソコン33は、入力されたカメラデータに、カメラ30本体で設定可能なWバランス値と、パソコン33で設定可能なカメラ映像のPC取込値と、カメラデータ盤面輝度段階を掛けて、カメラデータ輝度値を算出する。
図7(b)には、カメラデータ輝度値を算出した例が示されている。図7(b)に示された例では、R,G,Bのカメラ本体のWバランス設置値は、100%に対し、それぞれ40/100,50/100,10/100であり、Rの輝度:Gの輝度:Bの輝度の比率は、4:5:1に設定されている。R,G,Bのカメラ映像PC取込値は、最大表示階調4096階調に対して、それぞれ800/4096,1000/4096,1700/4096である。R,G,Bの現在の盤面輝度段階値bは、最大盤面輝度64段階に対して、全て32/64に設定されている。
カメラ本体のWバランス値、カメラ映像のPC取込値、カメラデータ盤面輝度段階に対するR,G,Bのカメラデータ輝度値は、それぞれ0.039,0.061,0.021となる。図7(b)中の32/64時のカメラ補正係数は、図7(a)の送出データ輝度値から図7(b)のカメラデータ輝度値を減じた値であり、図7(b)に示されたR,G,Bの32/64時のカメラ補正係数は、それぞれ、-0.0024,0.0305,0.0042である。
なお、32/64時のカメラ補正係数は、0に近づくように、図7(b)中のカメラ本体のWバランス設定値、カメラ映像のPC取込値、カメラデータ盤面輝度段階を設定する。32/64時のカメラ補正係数が0になるように、カメラ本体のWバランス設定値、カメラ映像のPC取込値、カメラデータ盤面輝度段階を設定できれば、送出データ輝度値とカメラデータ輝度値は等しくなる。
次に、閾値の設定43について説明する。
不具合箇所を確認モニタ34に表示し、不具合ドット数(不具合検出値)を設定し、1ドットの輝度に不具合ドット数を掛け合わせた値に、ドット補正値(LED本来の輝度ばらつきを均一に補正する機能)を掛け合わせて閾値を算出する。
図7(c)には、閾値を設定した例が示されている。図7(c)に示された例では、R,G,Bのドット輝度の数値化は、最大表示階調4096段階に対し、それぞれ8/4096,12/4096,4/4096に設定されている。ドットの製造ばらつきを補正するR,G,Bのドット補正値は、3/100,2.5/100、2.5/100に設定されている。更に、システム管理者が、いくつのドットが切れたら不具合表示ユニットとするかを任意設定するドット不具合数は4に設定されている。
ドット輝度の数値化、ドット補正値、ドット補正値、ドット不具合数に対するR,G,Bの閾値は、それぞれ0.0002,0.0003,0.0001となる。
次に、不具合箇所の特定について説明する。
カメラデータは、送出データに基づいて大型表示盤20の表示部21に表示された表示内容をカメラ30で撮影した映像信号から生成されるデータである。そのため、カメラデータと送出データとは時間がずれているが、両データ内に埋め込まれたタイムスタンプを合わせた上で、カメラデータ輝度値と送出データ輝度値を比較することで、不具合表示ユニットを特定することができる。
正常時は、
(カメラデータ輝度値−閾値)≦送出データ輝度値≦(カメラデータ輝度値+閾値)
の関係となり、LEDがショートモードの不具合時は、
送出データ輝度値<(カメラデータ輝度値−閾値)
の関係となり、LEDがオープンモードの不具合時は、
(カメラデータ輝度値+閾値)<送出データ輝度値
の関係となる。
カメラデータと送出データとの時間合わせをした上で、カメラデータ輝度値と送出データ輝度値を比較することで、不具合表示ユニットを特定することができる。
最後に、不具合表示パネル箇所の確認モニタ34への表示について説明する。
図8は、格子目付加制御の内容を説明する図であり、図9は、不具合表示パネル検出時の大型表示盤及び確認モニタの画面表示を示す図である。
図8を見ると、大型表示盤20の表示部21の画面上には、送出データに基づいた「12345」「abcde」「あいうえお」の三段の文字が表示されている。一方、確認モニタ34の画面上には、大型表示盤20の表示部21の画面上に表示されているものと同じ送出データにLEDパネル構成pixel単位の枠を重畳したデータに基づいた表示がされている。
図9を見ると、大型表示盤20の表示部21の画面上に表示された文字「c」の箇所に黒塗りの四角形で表された不具合が発生している。確認モニタ34の画面上には、大型表示盤20の表示部21の画面上の表示内容をカメラ30で撮影して特定した不具合箇所が白抜きの四角で重ねて表示されている。
図8及び図9に示したように、カメラデータ輝度値と送出データ輝度値を比較することで特定した不具合表示ユニット部分を確認モニタ34の画面上に表示することで、システム管理者に不具合表示ユニットを正確に通知する。
(III)本発明の実施形態の不具合表示パネルの検出処理
図10は、本発明の実施形態の不具合表示パネルの検出処理を説明する図である。
図2及び図6を参照しつつ、図10に示されたフローチャートに沿って、本発明の実施形態の不具合表示パネルの検出処理について説明する。
処理が開始されると、ステップS1へ進み、ステップS1において、送出データ数値化手段41は、入力された送出データを数値化して送出データ輝度値を生成し、ステップS2へ進む。ステップS2において、パソコン33内の図示しないメモリに送出データ輝度値を送出ロギングデータとして蓄積し、ステップS3へ進む。
ステップS3において、カメラデータ数値化手段42は、入力されたカメラデータを数値化してカメラデータ輝度値を生成し、ステップS4へ進む。ステップS4において、パソコン33内の図示しないメモリにカメラデータ輝度値をカメラロギングデータとして蓄積し、ステップS5へ進む。
ステップS5において、閾値設定手段43は、閾値を設定し、ステップS6へ進む。ステップS6において、送出データとカメラデータとのタイムスタンプの調整が行われ、ステップS7へ進む。
ステップS7において、不具合箇所特定手段44は、送出データ輝度値が(カメラデータ輝度値±閾値)の範囲内か否かが判定され、範囲以内であれば(Yes)、処理を終了し、範囲外であれば(No)、ステップS8へ進む。
ステップS8において、不具合箇所特定手段44は、不具合箇所表示手段45へ不具合判定されたデータ箇所を通知し、ステップS9へ進む。ステップS9において、格子目付加機能が選択されると、制御装置10は、格子目が重畳された送出データを生成し、ステップS10へ進む。
ステップS10において、制御装置10による指定に従って、確認モニタ34、送出モニタ31又は大型表示盤20の表示部21の何れかに、交換ユニット単位の格子目により仕切られた画面上に不具合表示ユニットを表示し、処理を終了する。
(実施形態の効果)
本発明の実施形態によれば、送出データを数値化した送出データ輝度値が、送出データを用いて大型表示盤に表示された表示画面をカメラで撮影した映像信号から生成したカメラデータを数値化したカメラデータ輝度値に画素の許容される不具合を考慮した閾値を加えた範囲内であるか否かで不具合表示パネルを検出するようにしている。そのため、運用中に、不具合表示パネルを正確に特定することができる。
更に、送出データ輝度値及びカメラデータ輝度値のロギングデータを用い、両ロギングデータ中のタイムスタンプを調整して時間合わせをして比較判定をしているので、運用中に不点灯の不具合が発生し、直ぐ復旧してしまうような再現性の低い表示パネルの不具合の箇所も、運用中に正確に特定することが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は実施形態を取ることができる。
10 制御装置
20 大型表示盤
21 表示部
22a,・・・,22n 表示パネル
33 パソコン
34 確認モニタ
41 送出データ数値化手段
42 カメラデータ数値化手段
43 閾値設定手段
44 不具合箇所特定手段
45 不具合箇所表示手段

Claims (7)

  1. 送出データの階調値に、光の三原色毎に画像制御のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて送出データ輝度値を算出する送出データ数値化手段と、
    前記送出データを用いて大型表示盤に表示された表示画面を撮像装置で撮影した撮影信号から生成した撮像データの階調値に、前記撮像装置の光の三原色毎のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて撮像データ輝度値を算出するカメラデータ数値化手段と、
    表示パネル内の設定された許容される不具合ドット数に基づいて閾値を算出する閾値設定手段と、
    前記送出データ輝度値が、前記撮像データ輝度値に前記閾値を加えた範囲内であるか否かで不具合表示パネルを検出する不具合箇所特定手段と、
    を備えることを特徴とするコンピュータ。
  2. 前記送出データ輝度値を蓄積した送出ロギングデータと、前記撮像データを蓄積した撮像ロギングデータと、に基づいて前記不具合表示パネルの検出を行うことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ。
  3. 請求項1又は2に記載のコンピュータと、
    前記コンピュータにより検出された不具合表示パネルを確認するモニタと、
    を備えることを特徴とする不具合表示パネルの検出システム。
  4. 前記送出データに前記表示パネルを区別する格子目を表示するデータを重畳したデータに基づく表示が前記モニタにされることを特徴とする請求項3に記載の不具合表示パネルの検出システム。
  5. 送出データの階調値に、光の三原色毎に画像制御のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて送出データ輝度値を算出する第1処理と、
    前記送出データを用いて大型表示盤に表示された表示画面を撮像装置で撮影した撮影信号から生成した撮像データの階調値に、前記撮像装置の光の三原色毎のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて撮像データ輝度値を算出する第2処理と、
    表示パネル内の設定された許容される不具合ドット数に基づいて閾値を算出する第3処理と、
    前記送出データ輝度値が、前記撮像データ輝度値に前記閾値を加えた範囲内であるか否かで不具合表示パネルを検出する第4処理と、
    を有することを特徴とする不具合表示パネルの検出方法。
  6. 前記送出データに表示パネルを区別する格子目を重畳して表示する第5処理を更に有することを特徴とする請求項5に記載の不具合表示パネルの検出方法。
  7. 送出データの階調値に、光の三原色毎に画像制御のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて送出データ輝度値を算出する第1処理と、
    前記送出データを用いて大型表示盤に表示された表示画面を撮像装置で撮影した映像信号から生成した撮像データの階調値に、前記撮像装置の光の三原色毎のホワイトバランス値と、盤面輝度段階値と、を掛け合わせて撮像データ輝度値を算出する第2処理と、
    表示パネル内の設定された許容される不具合ドット数に基づいて閾値を算出する第3処理と、
    前記送出データ輝度値が、前記撮像データ輝度値に前記閾値を加えた範囲内であるか否かで不具合表示パネルを検出する第4処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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