JP6277637B2 - 貸出し管理システム及び端末管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貸出し管理システム及び端末管理装置に関する。
従来、屋内の施設、例えば展示会等のイベント会場、ショッピングモール、テーマパーク、ホテル又は美術館等において、施設内のガイド等のための携帯型の情報端末(タブレット等)を利用者に貸し出すサービスが展開されている。一般に、このようなサービスにおいて、簡単な貸出し手続きさえ済めば、貸出し後の情報端末の使用状態はリアルタイムで管理されていない。したがって、例えば貸し出した情報端末が使用されなかったり、所定の返却場所に返却されずどこかに放置されたままになってしまったり、施設内から持ち去られてしまったりするといった問題が起こり得る。
また、物品の貸出し管理を行う方法(例えば図書館での書籍の貸出し管理の方法)として、貸出し窓口等で利用者のIDカードを提示し貸出しの手続きをして貸し出し、返却時には窓口や返却用の場所(返却用の所定の箱等)に返却させるのが一般的である。この場合、予め又は貸出し時に、利用者の本人確認が行われることが不正持ち出しを防止する抑止力となるが、不正持ち出しを完全に防止することは困難である。
そこで、特許文献1には、RFIDリーダを用いて入退出および物品の持ち出し管理を行い、物品が不正に持ち出されるのを禁止するための技術が開示されている。具体的には、識別情報を記憶したICタグを貸出し品に添付するとともに、利用者のIDカードとしても同様に非接触のICカードが用いられる。そして、出入り口のゲートに非接触ICカードの情報を読み取るリーダを設置し、利用者が書籍を持ってそのゲートを通過するときに、リーダが利用者及び書籍のICカードからそれぞれの識別情報を読み取り、自動的に貸出登録、返却登録が行われる。
また、特許文献2には、特定の出入り口、ゲートなどを通ることなく、書籍等の借り出し、返却を自動登録できるシステムが開示されている。具体的には、書籍の貸出は、書架に設置されたリーダ制御部が、常時一定周期でアンテナから質問波を発し、その質問波に対する書籍のRFID、利用者のRFIDの応答波の有無を検知することにより、アンテナのカバー範囲内にどの書籍、利用者が存在するかを調べ、その情報を時々刻々貸出管理コンピュータに知らせる。貸出管理コンピュータでは、その情報をモニタし、アンテナの範囲内から書籍がなくなったことがわかると、そのときほぼ同時にアンテナのカバー範囲から消えた利用者がその書籍を借り出したと判断して、貸出処理を行う。
一方、非特許文献1には、無線端末のGPS受信機を用いて、GPS衛星からの測位信号が受信できない屋内においても、測位を可能とする技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、施設内においてICカードリーダを設置する出入り口を特定したり、出入り口にゲートを設置したりする必要があるため、建物の構造上の制約がある場合は、物品の持ち出し管理ができず、上記問題を解決できない。
また、特許文献2の技術では、書架のような陳列棚から持ち出されたか否かを管理することはできるが、広範な施設内での物品の利用状況を管理できず、上記問題を解決できない。
また、非特許文献1の技術では、屋内における測位を可能とするが、貸出し物品の使用状態等の管理に関する記載はない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、所定の場所で貸し出される端末の使用状態を管理し、所定の場所からの不正持ち出しを防止することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明の貸出し管理システムは、所定のエリアから貸し出される携帯端末と、該携帯端末の貸出し状態及び貸し出された該携帯端末の使用状態を管理する端末管理装置とを有する貸出し管理システムであって、前記携帯端末は、当該携帯端末の位置情報と、当該携帯端末の動作及び操作の有無を示す情報が含まれる端末情報とを、前記端末管理装置に送信する送信手段を有し、前記端末管理装置は、前記送信手段により送信された前記位置情報と前記端末情報とを受信する受信手段と、前記位置情報の受信可否と前記端末情報とに基づき、貸し出された前記携帯端末の使用状態を特定し、管理する管理する管理手段とを有し、前記管理手段は、前記携帯端末の使用状態を、前記位置情報を受信できなかった場合、不正持出しとして特定し、前記端末情報に含まれる前記動作の有無を示す情報に基づき、前記動作が検出されなかった場合、放置として特定し、前記端末情報に含まれる前記操作の有無を示す情報に基づき、前記操作が検出されなかった場合、未使用として特定する。
本発明によれば、所定の場所で貸し出される端末の使用状態を管理し、所定の場所からの不正持ち出しを防止することができる。
本発明の実施形態における貸出し管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における貸出し管理システムの動作概要の一例を示すフロー図である。 本発明の実施形態における端末管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における無線端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における配信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における貸出し管理システムの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における携帯端末に表示される画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態における位置情報・端末情報記憶部の位置情報・端末情報管理テーブルに記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるユーザ情報記憶部のユーザ情報管理テーブルに記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における携帯端末情報記憶部の携帯端末状態管理テーブルに記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における貸出しエリア位置情報記憶部の貸出しエリア位置情報管理テーブルに記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における位置情報管理処理(無線端末の場合)の動作手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における位置情報管理処理(携帯端末の場合)の動作手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における携帯端末の貸出し処理時の端末管理装置の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態における携帯端末の返却処理時の端末管理装置の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態における貸出し中の携帯端末を管理する端末管理装置の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態における携帯端末の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態の変形例における貸出し管理システムの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例における貸出しエリア位置情報記憶部の貸出しエリア位置情報管理テーブルに記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例における返却可能エリア画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態という。)を図面に基づいて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施形態における貸出し管理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態における貸出し管理システム1は、端末管理装置100と、携帯端末200a、200b、200c、・・・200n(それぞれを区別しない場合「携帯端末200」という。)と、無線端末300と、配信装置400a、400b、400c、・・・400n(それぞれを区別しない場合「配信装置400」という。)と、管理装置500とを有する。なお、携帯端末200には、無線端末300が取り付けられている(携帯端末200に無線端末300が内蔵されている場合を含む)。
ここで、携帯端末200又は無線端末300と、配信装置400と、管理装置500とは、ZigBee(登録商標)やBluetooth(登録商標)のような近距離無線通信の規格に従う無線ネットワークN1を構成する。なお、無線ネットワークN1は、WiFi(登録商標)(IEEE802.11)の規格に準拠する無線通信であってもよい。また、端末管理装置100と管理装置500とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等の有線又は無線のネットワークN2に接続され、互いに通信が可能である。また、携帯端末200は、例えばIEEE802.11規格に準拠する無線LANである無線ネットワークN3によりアクセスポイント600を介して、ネットワークN4と接続する端末管理装置100と互いに通信が可能である。
本発明の実施形態における貸出し管理システム1は、携帯端末200及び無線端末300の位置情報を管理する位置情報管理機能を有するシステムである。また、貸出し管理システム1は、施設内のような閉じられた空間(図1に示す利用エリア内)において施設の利用者(ユーザ)に貸し出される携帯端末200の貸出し状態及び貸し出された携帯端末200の使用状態を、携帯端末200の位置情報を利用して管理する端末状態管理機能を有するシステムである。また、貸出し管理システム1は、図1に示す利用エリア外に携帯端末200が持ち出されたり、利用エリア内においてユーザが携帯端末200を放置していたり、使用(操作)していなかったりした場合、管理者やユーザに通知したり、携帯端末200の機能を使用できなくしたりするように制御する機能を有するシステムである。
無線端末300は、例えばIMES(Indoor MEssaging System)のような配信装置400から配信される屋内向けの測位信号を受信して、位置情報を取得可能な無線通信機能を有する無線タグである。
無線端末300は、ユーザ所有のICカードやスマートフォン等の携帯端末に内蔵又は外部に取り付けられている。図1の例では、無線端末300がICカードに取り付けられている場合を示している。また、無線端末300は、携帯端末200に内蔵されている。無線端末300(携帯端末200に内蔵されている無線端末300を含む。無線端末300は、測位信号を受信して取得した位置情報を、無線ネットワークN1(すなわち、配信装置400及び管理装置500)を介して、端末管理装置100に送信する。ここで、例えば、無線ネットワークN1がZigBeeによって形成される場合、無線端末300は、ZigBeeエンドポイントとしての機能(データの中継機能を持たず、末端の端末としてのみ動作する機能)を有する。
携帯端末200は、施設内においてユーザに貸し出される情報表示出力機能、情報入力機能及び情報通信機能等を有するタブレットやスマートフォン等の情報処理端末である。ユーザは、携帯端末200を利用することで、施設内の各種情報を閲覧したり、検索したりすることができる。また、携帯端末200には、無線端末300が内蔵され、無線端末300が有する位置情報取得、送信機能を有する。また、無線端末300には、加速度センサやジャイロセンサ、地磁気センサ等のモーションセンサが内蔵され、自機の動作(傾きや移動等)を検出することができる。また、携帯端末200は、図1に示すように、ユーザに持ち出される前、施設内の所定のエリアである貸出しエリアにおいて固定的に設置された機器であるクレードル220に取り付けられている(設置されている)。ユーザは、貸出しエリアのクレードルに設置されている携帯端末200の中から任意の携帯端末200を持ち出す。
配信装置400は、例えばIMESのような屋内向けの測位信号を所定の領域(例えば図1の円錐)に配信する装置である。測位信号は、例えば、緯度、経度及びフロア等によって表される位置情報を含む。配信装置400が送信する位置情報は、その配信装置400が設置された位置を表す。測位信号が送信される所定の領域は、測位信号を送出する出力によって決定される。上述したように、配信装置400は、無線端末300又は携帯端末200及び管理装置500とともに、無線ネットワークN1を形成し、無線端末300からの通信を中継する機能を有する。例えば、無線ネットワークN1がZigBeeによって構築される場合には、配信装置400は、ZigBeeルータとしての機能(ZigBeeエンドポイント又は他のZigBeeルータからのデータ中継機能)を有する。
管理装置500は、無線ネットワークN1を管理し、無線端末300及び配信装置400とともに形成する無線ネットワークN1と、端末管理装置100の接続されたネットワークN2とを相互に接続し、二つのネットワーク間で通信を変換する機能を有する装置である。例えば、無線ネットワークN1がZigBeeによって構築される場合には、管理装置500は、ZigBeeコーディネータとしての機能(無線ネットワークの立ち上げと管理機能)を有する。
端末管理装置100は、有線LAN又は無線LANによる通信機能、無線端末300又は携帯端末200から送信された位置情報を取得し、管理する位置情報管理機能及び携帯端末200の持出し状態を管理する機能を有する情報処理装置である。なお、端末管理装置100は、無線端末300及び携帯端末200の位置情報を、無線端末300及び携帯端末200を一意に識別する識別情報(端末識別情報)毎に管理する。なお、端末管理装置100は、一台に限らず、例えば複数の情報処理装置により構成されてもよい。
[システム動作概要]
次に、本発明の実施形態における貸出し管理システム1の動作概要を図2に基づき説明する。図2は、本発明の実施形態における貸出し管理システム1の動作概要の一例を示すフロー図である。図2の初期状態において、携帯端末200は、図1に示した貸出しエリア内のクレードル220に設置されている状態である。
ステップS1において、携帯端末200がクレードル220から取り外される。
ステップS1後、貸出し管理システム1は、「位置情報・端末情報管理処理」と「携帯端末貸出し管理処理」とをそれぞれ独立した動作として実行する。
位置情報・端末情報管理処理のステップS2aにおいて、クレードルから取り外された携帯端末200は、配信装置400からの測位信号に基づく位置情報と、モーションセンサにより検出された自機の動作及びユーザによる操作(タッチパネルへの接触有無等)に関する情報である端末情報とを、無線ネットワークN1を介して、端末管理装置100に送信する。なお、ユーザによる操作には、携帯端末200を直接接触した場合に限らず、タッチパネル等に接触していなくても例えば、動画コンテンツを視聴中の場合を含む。
ステップS2bにおいて、携帯端末200は、自機の近距離無線通信状況の監視を行う。近距離無線通信状況とは、無線ネットワークN1を介した通信の可否を示す通信状況であって、配信装置400から配信される位置情報の受信可否及び配信装置400への位置情報・端末情報の送信可否である。携帯端末200は、近距離無線通信による通信が不可であった場合、すなわち携帯端末200が施設の利用エリア外に位置する場合、不正持出しと判断し、自機の機能を使用できないようにロックしたり、音等のアラートを出力したりする。
ステップS2cにおいて、端末管理装置100は、ステップS2aで携帯端末200が送信した位置情報・端末情報を受信し、記憶装置に蓄積する。なお、ステップS2bとステップS2cとは、それぞれ独立して実行される。
なお、ステップS2a〜S2cの処理は、次のステップS4の処理が実行されるまで、所定周期(例えば5秒〜1分周期)で繰り返し実行される。
一方、携帯端末貸出し管理処理のステップS3aにおいて、端末管理装置100は、クレードルから取り外された携帯端末200の貸出し処理を行う。貸出し処理が行われた携帯端末200は、端末管理装置100において貸出し中ステータスとして管理される。
ステップS3bにおいて、端末管理装置100は、貸出し中ステータスの携帯端末200の貸出し管理処理を行う。貸出し管理処理は、端末管理装置100による携帯端末200の位置情報の受信可否、端末情報に基づく携帯端末200の動作検出の有無及びユーザによる操作有無を管理する処理である。端末管理装置100は、携帯端末200の位置や端末情報に応じて、例えば携帯端末200にアラートを出力させる等を携帯端末200に指示する。
ステップS4において、貸し出されていた携帯端末200が貸出しエリア内のクレードル220に返却される。
位置情報・端末情報管理処理のステップS2dにおいて、携帯端末200がクレードルへの設置を検出すると、位置情報・端末情報の端末管理装置100への送信を停止する。
また、携帯端末貸出し管理処理のステップS3cにおいて、端末管理装置100が携帯端末200の返却処理を行う。具体的には、端末管理装置100は、貸出し中であった携帯端末200のステータスを返却済(クレードル設置)ステータスに変更する。
上述した動作手順により、貸出し管理システム1は、携帯端末200の位置情報及び端末情報に基づき、携帯端末200の貸出し状態及び貸し出された携帯端末200の使用状態を管理し、携帯端末200の状態に応じた携帯端末200の動作を制御する。
これにより、貸出し管理システム1の管理者等は、携帯端末200の不正持出しや携帯端末200の放置、未使用等の状態を監視し、不正持出し等を防止することができる。
また、携帯端末200の貸出しにおいて、ユーザは携帯端末200を持ち出すだけで、貸出し処理を行うことができるため、煩雑な書類の記入等の貸出し手続きの手間を省くことができる。
[ハードウェア構成]
<端末管理装置>
図3は、本発明の実施形態における端末管理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。端末管理装置100は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、HDD14と、有線通信装置15と、キーボード16と、マウス17と、ディスプレイ18とを有する。
CPU11は、端末管理装置100の動作を制御するプログラムを実行する。RAM12は、CPU11のワークエリアを構成する。ROM13は、端末管理装置100のシステムプログラム等を記憶する。HDD14は、端末管理装置100で実行されるアプリケーション等に加えて、携帯端末200及び無線端末300の位置情報や携帯端末200の端末状態に関する情報等を記憶する。有線通信装置15は、LANに接続するためのNIC(Network Interface Card)である。キーボード16及びマウス17は、貸出し管理システム1の管理者等から入力を受け付ける装置である。ディスプレイ18は、管理者等に対して情報を表示出力する装置である。バスBは、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施形態における端末管理装置100は、携帯端末200及び無線端末300の位置情報の管理や携帯端末の端末状態、携帯端末200の持出し状態の管理等を実行できる。
<携帯端末>
図4は、本発明の実施形態における携帯端末200のハードウェア構成の一例を示す図である。無線端末300は、CPU21と、RAM22と、ROM23と、近距離無線通信装置24と、GPS受信装置25と、無線通信装置26と、モーションセンサ27と、タッチパネル28と、ディスプレイ29とを有する。
CPU21は、携帯端末200の動作を制御するプログラムを実行する。RAM22は、CPU21のワークエリアを構成する。ROM23は、携帯端末200のシステムプログラム等を記憶する。近距離無線通信装置24は、例えば、ZigBee又はBluetoothにより、外部の装置と通信するための装置である。なお、任意の種類の近距離無線通信装置24が、複数設けられてもよい。測位信号受信装置25は、GPS衛星や配信装置400から送信された測位信号を受信する装置である。無線通信装置26は、IEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信又は3GやLTE(Long Term Evolution)等の移動通信網を介した移動体通信を行う装置である。モーションセンサ27は、加速度センサ、ジャイロセンサ及び地磁気センサ等の携帯端末200の動作(傾きや移動等)を検出するためのセンサである。タッチパネル28は、ディスプレイ29と重畳して配置され、ユーザからの入力を受け付ける装置である。ディスプレイ29は、情報をユーザに提示する装置である。バスBは、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施形態における携帯端末200は、現在地の測位信号を受信し、位置情報を取得したり、携帯端末200の動作を検出したりすることができる。また、携帯端末200は、取得した位置情報及び端末状態を、無線ネットワークN1を介して、端末管理装置100に送信することができる。
<無線端末>
図5は、本発明の実施形態における無線端末300のハードウェア構成の一例を示す図である。無線端末300は、CPU31と、RAM32と、ROM33と、近距離無線通信装置34と、測位信号受信装置35とを有する。
CPU31は、無線端末300の動作を制御するプログラムを実行する。RAM32は、CPU31のワークエリアを構成する。ROM33は、無線端末300のシステムプログラム等を記憶する。近距離無線通信装置34は、例えば、ZigBee又はBluetoothにより、外部の装置と通信するための装置である。なお、任意の種類の近距離無線通信装置34が、複数設けられてもよい。また、無線端末300がスマートフォン等の携帯端末に内蔵されている場合等、近距離無線通信装置34は、3GやLTE等の移動通信網又はWiFi等による通信を行う装置であってもよい。測位信号受信装置35は、配信装置400から送信された測位信号を受信する装置である。バスBは、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施形態における無線端末300は、屋内において測位信号を受信し、位置情報を取得することができる。また、無線端末300は、取得した位置情報を、無線ネットワークN1を介して、端末管理装置100に送信することができる。
<配信装置>
図6は、本発明の実施形態における配信装置400のハードウェア構成の一例を示す図である。配信装置400は、CPU41と、RAM42と、ROM43と、近距離無線通信装置44と、測位信号配信装置45とを有する。
CPU41は、配信装置400の動作を制御するプログラムを実行する。RAM42は、CPU41のワークエリア等を構成する。ROM43は、CPU41が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。近距離無線通信装置44は、携帯端末200又は無線端末300及び管理装置500と、無線ネットワークN1を介して通信するための装置である。測位信号配信装置45は、携帯端末200又は無線端末300が現在位置を取得するために用いる測位信号を送信する装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットで測位信号を送信する。より具体的には、測位信号配信装置45は、IMES規格によって定義されるフレーム構造を有するデータを用いて、1.5GHzの搬送波を変調して信号を生成し、これをアンテナより送出する。バスBは、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施形態における配信装置400は、所定の領域(携帯端末200又は無線端末300)に測位信号を配信することができる。また、配信装置400は、携帯端末200又は無線端末300と管理装置500とにより無線ネットワークN1を構成し、携帯端末200又は無線端末300から送信された位置情報を、他の配信装置400又は管理装置500に中継することができる。
<管理装置>
図7は、本発明の実施形態における管理装置500のハードウェア構成の一例を示す図である。管理装置500は、CPU51と、RAM52と、ROM53と、近距離無線通信装置54と、有線通信装置55とを有する。
CPU51は、管理装置500の動作制御を行う。プログラムを実行する。RAM52は、CPU51のワークエリア等を構成する。ROM53は、CPU51が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。近距離無線通信装置54は、携帯端末200又は無線端末300及び配信装置400と、無線ネットワークN1を介して通信するための装置である。有線通信装置55は、LANに接続するためのNICである。バスBは、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の実施形態における管理装置500は、携帯端末200又は無線端末300と配信装置400とにより構成される無線ネットワークN1と、外部のネットワークN2とを相互に接続することができる。
[機能構成]
図8は、本発明の実施形態における貸出し管理システム1の機能構成の一例を示す図である。
<配信装置>
本発明の実施形態における配信装置400は、位置情報格納部401と、測位信号配信部402と、中継部403とを有する。各機能はCPU41がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
位置情報格納部401は、配信装置400が設置される位置を表す位置情報を格納する。屋内に設置される配信装置400の位置情報には、例えば、緯度、経度、フロア等の情報が含まれる。なお、位置情報は、上記に限らず、例えば建物の棟を示す情報等が含まれてもよい。
測位信号配信部402は、位置情報格納部401に格納された位置情報を含む測位信号を生成して、所定の領域に配信する。所定の領域は、測位信号配信装置45からの電波の送信出力によって決定される。
中継部403は、無線端末300から送信されたデータを、他の配信装置400又は管理装置500に中継する。中継されたデータは、その後、端末管理装置100へと伝送される。中継部403は、無線ネットワークN1がZigBeeによって構成される場合には、ZigBeeルータの機能を提供する。
<無線端末>
本発明の実施形態における無線端末300は、測位信号受信部301と、位置情報取得部302と、端末識別情報格納部303と、位置情報送信部304とを有する。各機能はCPU31がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
測位信号受信部301は、配信装置400の測位信号配信部402から配信された測位信号を受信する。
位置情報取得部302は、配信装置400から送信された測位信号から、位置情報を取得する。上述したように、位置情報は、緯度、経度、フロア等の情報を含む。
端末識別情報格納部303は、当該無線端末300を一意に識別するための端末識別情報を格納する。端末識別情報は、例えばMACアドレスである。
位置情報送信部304は、位置情報取得部302が取得した位置情報と、端末識別情報格納部303に格納された端末識別情報とを、端末管理装置100に送信する。ここで、無線端末300の位置情報及び端末識別情報は、まず無線ネットワークN1を介して、最寄りの配信装置400に送信され、その後、他の配信装置400又は管理装置500を経由して、端末管理装置100に伝送される。
<携帯端末>
本発明の実施形態における携帯端末200は、測位信号受信部201と、位置情報取得部202と、端末識別情報格納部203と、位置情報・端末情報送信部204と、ユーザ操作検出部205と、センサ情報取得部206と、端末情報取得部207と、クレードル設置検出部208と、通信状態監視部209と、端末制御部210と、端末機能ロック・解除部210と、アラート出力部211と、放置状態通知受付部212と、貸出し確認要求受付・応答部213と、表示制御部214と、入力受付部215とを有する。各機能はCPU21がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
測位信号受信部201は、配信装置400の測位信号配信部402から配信された測位信号を受信する。
位置情報取得部202は、配信装置400から送信された測位信号から、位置情報を取得する。上述したように、位置情報は、緯度、経度、フロア等の情報を含む。
端末識別情報格納部203は、当該携帯端末200を一意に識別するための端末識別情報(例えばMACアドレス等)を格納する。
位置情報・端末情報送信部204は、位置情報取得部202が取得した位置情報と、端末情報取得部207が取得した端末情報(ユーザ操作の有無及び動作の有無)と、端末識別情報格納部203に格納された端末識別情報とを、端末管理装置100に送信する。ここで、携帯端末200の位置情報及び端末識別情報は、まず無線ネットワークN1を介して、最寄りの配信装置400に送信され、その後、他の配信装置400又は管理装置500を経由して、端末管理装置100に伝送される。
ユーザ操作検出部205は、端末情報取得部207からの指示に基づき、ユーザによるタッチパネル28の操作やコンテンツの再生状況等からユーザ操作を検出する。
センサ情報取得部206は、端末情報取得部207からの指示に基づき、モーションセンサ27により検出された自機の傾きや移動等の動作に関する情報(センサ情報)を取得する。
端末情報取得部207は、自機がクレードル220からの取り外し時及び取り外し以降所定の周期(例えば5秒〜1分周期)で、ユーザ操作検出部205及びセンサ情報取得部206に対して、それぞれユーザ操作の検出及び自機のセンサ情報の取得を要求する。そして、端末情報取得部207は、ユーザ操作の検出結果及び自機のセンサ情報の取得結果である端末情報の送信を、位置情報・端末情報送信部204に実行させる。
クレードル設置検出部208は、自機のクレードル220への設置状態を検出し、設置状態が変化した場合(取り外し時及び取り付け時)、位置情報取得部202と端末情報取得部207と通信状態監視部209とに自機のクレードル220からの取り外し又はクレードル220への取り付けを通知する。
通信状態監視部209は、自機がクレードル220から取り外された後、測位信号受信部201及び位置情報・端末情報送信部204による無線ネットワークN1を介した通信可否の状態、すなわち自機が利用エリア内に位置しているか否かを監視する。そして、通信状態監視部209は、測位信号受信部201及び位置情報・端末情報送信部204の通信状態の変化を検出した場合、端末機能ロック・解除部210及びアラート出力部211に通信状態の変化を通知する。
端末機能ロック・解除部210は、通信状態監視部209からの通信不可の通知を受け付けると、自機の機能をロックし、通信可の通知を受け付けるとロックされていた自機の機能を解除する。
アラート出力部211は、通信状態監視部209からの通信不可の通知を受け付けると、自機のスピーカーを用いてアラートを出力し、通信可の通知を受け付けると出力されているアラートを停止する。
放置状態通知受付部212は、無線ネットワークN3を介して、端末管理装置100からの放置状態通知を受け付けると、表示制御部214に、例えば図9(a)に示すような携帯端末200が放置されているか否かをユーザに確認するための画面を表示させる。
貸出し確認要求受付・応答部213は、無線ネットワークN3を介して、端末管理装置100からの貸出し確認要求を受け付けると、表示制御部214に、図9(b)に示すような携帯端末200の貸出しを継続するか否かユーザに確認するための継続利用確認画面を表示させる。そして、図9(b)に示す継続利用確認画面において、ユーザが継続利用するための「YES」ボタンが押下されると、貸出し確認要求受付・応答部213は、無線ネットワークN3を介して、端末管理装置100に、継続利用することを示す情報を含む貸出し確認要求応答を送信する。一方、図9(b)に示す継続利用確認画面において、ユーザが継続利用するための「NO」ボタンが押下されるか一定時間以上操作されなかった場合、継続利用されないことを示す情報を含む貸出し確認要求応答を送信する。
表示制御部214は、ディスプレイ29を制御し、ユーザに対する情報を表示出力する。
入力受付部215は、タッチパネル28を制御し、ユーザからの情報の入力を受け付ける。
<管理装置>
本発明の実施形態における管理装置500は、変換部501を有する。上記機能はCPU51がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。なお、管理装置500は、無線ネットワークN1がZigBeeによって構成される場合には、ZigBeeコーディネータとしての機能を提供する。
変換部501は、無線ネットワークN1を介して、携帯端末200、無線端末300又は配信装置400から受信した位置情報、端末情報(携帯端末200から送信される場合)及び端末識別情報を、端末管理装置100の接続されたネットワークに適合する形式に変換する。そして、変換部501は、位置情報及び端末識別情報を、端末管理装置100へと送信する。
<端末管理装置>
本発明の実施形態における端末管理装置100は、位置情報・端末情報受信部101と、位置情報・端末情報記憶部102と、ユーザ情報記憶部103と、携帯端末状態記憶部104と、貸出しエリア位置情報記憶部105と、携帯端末状態管理部106と、放置状態通知部107と、貸出し確認要求部108と、管理者通知部109と、アラート出力要求部110とを有する。各機能はCPU11がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
位置情報・端末情報受信部101は、携帯端末200又は無線端末300から送信された、位置情報、端末情報(携帯端末200から送信された場合)及び端末識別情報を受信する。そして、位置情報・端末情報受信部101は、端末識別情報毎に位置情報、端末情報及び端末識別情報を、位置情報・端末情報記憶部102に格納する。
位置情報・端末情報記憶部102は、携帯端末200又は無線端末300の端末識別情報毎に、位置情報と端末情報(受信した場合)とこれらの情報の受信時刻とを対応付けて位置情報・端末情報管理テーブルに記憶する。図10は、本発明の実施形態における位置情報・端末情報記憶部102の位置情報・端末情報管理テーブルに記憶される情報の一例を示す図である。図10(a)は、端末識別情報が携帯端末200のものである場合の位置情報・端末情報管理テーブルである。図10(b)は、端末識別情報が無線端末300のものである場合の位置情報・端末情報管理テーブルである。図10(a)・(b)に示すように、位置情報・端末情報管理テーブルは、「端末識別情報」と、「受信時刻」と、「位置情報」に含まれる「緯度」、「経度」及び「フロア」と、「端末情報」に含まれる「操作有無」及び「動作有無」とのデータ項目を有する。「緯度」、「経度」及び「フロア」は、位置情報に含まれる情報である。「操作有無」及び「動作有無」は、端末情報に含まれる情報である。「操作有無」は、ユーザによる携帯端末200の操作が行われたか否かを示す情報である。「動作有無」は、モーションセンサ27による携帯端末200の動作の検出の有無を示す情報である。「受信時刻」は、位置情報受信した年月日時分秒を示す時刻である。位置情報・端末情報記憶部102において、位置情報の管理対象となっている無線端末300の数のテーブルが用意され得る。なお、図10(b)に示したように、端末識別情報が無線端末300の場合、無線端末300は端末情報を送信しないため、「端末情報」には値が設定されない。
ユーザ情報記憶部103は、図11に示すように、貸出し管理システム1を利用するユーザの名称(「ユーザ名」)と、そのユーザが所持する無線端末300の「端末識別情報」とを対応付けてユーザ情報管理テーブルに記憶する。ユーザ情報管理テーブルに記憶される情報は、予めユーザ本人又は管理者等により登録される。
携帯端末状態記憶部104は、図12に示すように、携帯端末200の貸出しや貸出し中の携帯端末200の状態等に関する情報を、携帯端末状態管理テーブルに記憶する。携帯端末状態管理テーブルは、「端末識別情報(携帯端末)」、「貸出しユーザ端末識別情報(無線端末)」、「貸出しユーザ名」、「貸出し状態」、「使用状態」及び「最終位置情報」のデータ項目を有する。「端末識別情報(携帯端末)」は、携帯端末200の端末識別情報である。「貸出しユーザ端末識別情報(無線端末)」は、携帯端末200を借りたユーザが所持する無線端末300の端末識別情報である。「貸出しユーザ名」は、無線端末300を借りたユーザの名称である。「貸出し状態」は、携帯端末200の状態を、「クレードル設置中」と、クレードル220から取り外されたが貸出し処理が未完了である状態を示す「クレードル取り外し」と、貸出し処理が完了し、貸し出し中であることを示す「貸出し中」とのいずれかが設定される。「使用状態」は、「貸出し中」状態の携帯端末200の使用状態を示し、利用エリア内で位置情報を取得できなかった状態である「不正持出し」、利用エリア内での携帯端末200の動作が検出されていない状態である「放置」と、利用エリア内での携帯端末200の操作が検出されていない状態である「未使用」と、上記状態ではない場合、すなわちユーザにより正常に使用されていることを示す「使用中」とのいずれかが設定される。「最終位置情報」は、「最終受信時刻」、「緯度」、「フロア」等を示す最新の位置情報である。なお、携帯端末状態管理テーブルのうち、「端末識別情報(携帯端末)」は予め管理者等により設定され、「端末識別情報(携帯端末)」以外は携帯端末状態管理部106により設定される。
貸出しエリア位置情報記憶部105は、図13に示すように、貸出しエリアに関する位置情報を貸出しエリア位置情報管理テーブルに記憶する。貸出しエリア位置情報管理テーブルは、「貸出しエリアID」、「貸出しエリア名」及び「貸出しエリア位置情報」のデータ項目を有する。「貸出しエリアID」は、貸出しエリア位置情報管理テーブルにおいて、貸出しエリアを一意に識別するための識別情報である。「貸出しエリア名」は、貸出しエリアの名称であり、任意に設定可能である。「貸出しエリア位置情報」は、貸出しエリアに対応する位置情報である。なお、貸出しエリア位置情報管理テーブルの各データ項目は、予め管理者等により設定される。
携帯端末状態管理部106は、位置情報・端末情報記憶部102、ユーザ情報記憶部103を参照し、携帯端末状態記憶部104における携帯端末200の貸出しユーザ端末識別情報(無線端末)」、「貸出しユーザ名」、「貸出し状態」及び「使用状態」を更新する。なお、携帯端末状態管理部106による携帯端末状態管理テーブルの更新処理の詳細は図16−図18を用いて後述する。また、携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態管理テーブルの状態に基づく処理の実行を、放置状態通知部107、貸出し確認要求部108又は管理者通知部109に要求する。
放置状態通知部107は、携帯端末状態管理部106からの指示に基づき、ネットワークN4及び無線ネットワークN3を介して、携帯端末200に対して、放置状態通知を送信する。
貸出し確認要求部108は、携帯端末状態管理部106からの指示に基づき、ネットワークN4及び無線ネットワークN3を介して、携帯端末200に対して、ユーザの携帯端末200の継続利用を確認するための貸出し確認要求を送信する。また、貸出し確認要求部108は、携帯端末200から送信される貸出し確認要求に対する応答を一定時間以内に受信しなかった場合(応答タイムアウトの場合)、管理者通知部109に応答を受信していないことを通知する。
管理者通知部109は、携帯端末状態管理部106又は貸出し確認要求部108からの指示に基づき、貸出し管理システム1の管理者のメールアドレスに携帯端末200の「放置」又は「不正持出し」の状態及び最後に受信した「最終位置情報」を示す情報をメールにより通知する。なお、管理者通知部109は、メールによる通知に限らず、管理者が使用する管理者用端末の画面に、携帯端末200の状態を示すメッセージを表示出力するようにしてもよい。
アラート出力要求部110は、携帯端末200の貸出し処理時に、貸出し処理が正常に完了せず、移動している携帯端末200に対して、携帯端末200のアラートを出力させるためのアラート出力要求を送信する。
[処理の詳細]
次に、本発明の実施形態における貸出し管理システム1が実行する処理の詳細を説明する。以下、「位置情報・端末情報管理処理」と「携帯端末貸出し管理処理」とに分けて説明する。
〔位置情報・端末情報管理処理〕
(無線端末の場合)
図14は、本発明の実施形態における位置情報管理処理(無線端末300の場合)の動作手順の一例を示すシーケンス図である。図14を用いて、端末管理装置100が、無線ネットワークN1を介して、無線端末300の位置情報を取得する処理を説明する。ここで、無線端末300が配信装置400から以下の位置情報を含む測位信号を受信する例を説明する。
−緯度「35.46100」、経度「139.38095」、フロア「2」
ステップS101において、配信装置400の測位信号配信部402は、上記位置情報を含む測位信号を、所定の領域に送信し続ける。
ステップS102において、無線端末300の測位信号受信部301は、配信装置400の測位信号配信部402から送信された測位信号を受信する。
ステップS103において、無線端末300の位置情報取得部302は、ステップS102で受信した測位信号に含まれる位置情報を取得する。この場合、無線端末300が受信した位置情報は、以下の通りとなる。
−緯度「35.46100」、経度「139.38095」、フロア「2」
ステップS104において、無線端末300の位置情報送信部304は、端末識別情報格納部303に格納された端末識別情報とともに、上記位置情報を、無線ネットワークN1を介して、配信装置400に送信する。ここで、無線端末300の端末識別情報は、以下の通りであるものとする。
−「xyz000000001」
なお、ステップS104における位置情報の送信動作は、所定の周期(例えば1秒〜5秒周期)で行われる。また、無線端末300がモーションセンサを備えている場合、無線端末300の動作の検知時に、位置情報の送信動作を実行するようにしてもよい。
ステップS105において、配信装置400の中継部403は、無線端末300から受信した位置情報と端末識別情報とを、管理装置500に中継する。
ステップS106において、管理装置500の変換部501は、配信装置400の属する無線ネットワークN1から送信された通信データを、端末管理装置100が接続されるネットワークに適合する形式に変換する。
ステップS107において、端末管理装置100の位置情報・端末情報受信部101は、配信装置400と管理装置500とを介して伝送された、以下の無線端末300の位置情報と端末識別情報とを受信する。
−位置情報:緯度「35.46100」、経度「139.38095」、フロア「2」
−端末識別情報:「xyz000000001」
ステップS108において、端末管理装置100の位置情報・端末情報記憶部102は、ステップS107で受信した位置情報と端末識別情報とを、その受信時刻「2013/6/19 12:21:53」とともに格納する。
上記動作手順により、本発明の実施形態における端末管理装置100は、無線端末300の現在位置を管理することができる。
(携帯端末の場合)
図15は、本発明の実施形態における位置情報管理処理(携帯端末200の場合)の動作手順の一例を示すシーケンス図である。図15を用いて、端末管理装置100が、無線ネットワークN1を介して、携帯端末200の位置情報を取得する処理を説明する。なお、図15の初期状態では、携帯端末200は貸出しエリアのクレードル220に設置されている状態である。なお、図15において、図14のシーケンス図に示した処理と同一の処理には、同一のステップ番号を付与しており、これらの詳細な説明は省略する。以下、図14(無線端末300の場合)との相違点を中心に説明する。
ステップS102の処理後、ステップS102aにおいて、携帯端末200のクレードル設置検出部208は、ユーザにより携帯端末200がクレードル220から取り外されたことを検出する。次に、クレードル設置検出部208は、クレードル220からの取り外しが検出されたことを、位置情報取得部202及び端末情報取得部207に通知する。
ステップS103aにおいて、端末情報取得部207はユーザ操作検出部205を介して、携帯端末200のユーザ操作の有無を検出する。なお、ユーザ操作検出部205は、例えば所定周期の間に、ユーザ操作が行われたか否かを検出する。
ステップS103bにおいて、端末情報取得部207はセンサ情報取得部206を介して、携帯端末200の動作(傾きや移動等)の有無を検出する。なお、センサ情報取得部206は、例えば所定周期の間に、携帯端末200の動作が検出されたか否かを取得する。
ステップS104aにおいて、携帯端末200の位置情報・端末情報送信部204は、端末識別情報格納部203に格納された端末識別情報とともに、位置情報及び端末情報を、無線ネットワークN1を介して、配信装置400に送信する。
ステップS107aにおいて、端末管理装置100の位置情報・端末情報受信部101は、配信装置400と管理装置500とを介して伝送された、携帯端末200の位置情報と端末情報と端末識別情報とを受信する。
上述したように、携帯端末200の場合、クレードル220からの取り外しを契機に、位置情報取得(上記ステップS103)及び端末情報取得(ステップS103a、S103b)が実行される。また、携帯端末200の場合、携帯端末200は、位置情報及び端末識別情報に加えて、端末情報を端末管理装置100に送信する。
〔携帯端末貸出し管理処理〕
本発明の実施形態における貸出し管理システム1が実行する携帯端末貸出し管理処理の詳細を説明する。
(端末管理装置による貸出し処理手順)
まず、携帯端末200が貸し出されるときの端末管理装置100の処理手順を説明する。図16は、本発明の実施形態における携帯端末200の貸出し処理時の端末管理装置100の処理手順の一例を示すフローチャート図である。図16の初期状態において、携帯端末200は、貸出しエリアのクレードル220に設置されている。以下、クレードル220から携帯端末200が取り外された後の端末管理装置100の処理を説明する。
ステップS201において、端末管理装置100の位置情報・端末情報受信部101は、携帯端末200からの位置情報、端末情報及び端末識別情報を受信する。位置情報・端末情報受信部101は、端末情報に値が設定されている場合、携帯端末200からの送信であると識別する。そして、位置情報・端末情報受信部101は、携帯端末状態管理部106に、携帯端末200の端末識別情報を通知する。また、位置情報・端末情報受信部101は、受信した位置情報、端末情報及び端末識別情報を、位置情報・端末情報記憶部102の位置情報・端末情報管理テーブルに記憶する。
ステップS202において、携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態記憶部104の携帯端末状態管理テーブルを参照する。
ステップS203において、携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態管理テーブルにおいて、通知された端末識別情報に対応する「貸出し状態」を「クレードル取り外し」ステータスに変更する。
ステップS204において、携帯端末状態管理部106は、位置情報・端末情報記憶部102の位置情報・端末情報管理テーブルを参照する。
ステップS205において、受信した端末識別情報に対応する携帯端末200とともに移動する無線端末300の有無を判定する。具体的には、所定の時間が経過するまで同時刻(5〜10秒程度の受信時刻の誤差を含む。)における、携帯端末200の位置情報と、無線端末300の位置情報とが一致するか否かを判定する。
ここで、携帯端末200とともに移動する無線端末300が有ると判定された場合(ステップS205においてYES)、ステップS206において、携帯端末状態管理部106は、ユーザ情報記憶部103のユーザ情報管理テーブルを参照する。
ステップS207において、ユーザ情報管理テーブルに、携帯端末200とともに移動する無線端末300の端末識別情報の登録有無を判定する。
ここで、ユーザ情報管理テーブルに、携帯端末200とともに移動する無線端末300の端末識別情報の登録が有ると判定された場合(ステップS207においてYES)、ステップS208において、その無線端末300の端末識別情報に対応するユーザ(ユーザ名)を、携帯端末200の貸出しユーザとして特定する。
ステップS209において、携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態記憶部104の携帯端末状態管理テーブルを参照する。
ステップS210において、携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態管理テーブルにおいて、通知された端末識別情報に対応する「貸出し状態」を「クレードル取り外し」から「貸出し中」ステータスに変更する。これにより、携帯端末20の貸出し処理が完了する。
一方、上記ステップS205において携帯端末200とともに移動する無線端末300が無いと判定された場合(ステップS205においてNO)又は上記ステップS207においてユーザ情報管理テーブルに、携帯端末200とともに移動する無線端末300の端末識別情報の登録が無いと判定された場合(ステップS207においてNO)、ステップS211において、携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態記憶部104の携帯端末状態管理テーブルを参照する。
ステップS212において、携帯端末状態管理テーブルに、管理者等による手入力でのユーザ登録の有無、すなわち携帯端末200の端末識別情報に対応するユーザ名の書き込みの有無を判定する。管理者等による手入力でのユーザ登録とは、無線端末300を所持していないユーザ又は無線端末300は所持しているが、予めユーザ情報テーブルへのユーザ情報の登録が行われていないユーザに対して、携帯端末200の貸出しを行うための手作業等による登録処理である。
ここで、携帯端末状態管理テーブルに、管理者等による手入力でのユーザ登録が有る場合(ステップS212においてYES)、上記ステップS210の処理が実行される。
一方、携帯端末状態管理テーブルに、管理者等による手入力でのユーザ登録が無い場合(ステップS212においてNO)、ステップS213において、所定の時間(例えば3分間)が経過するまで待機する。
ステップS214において、携帯端末200のクレードルへの設置が検出されたか否かを検出する。携帯端末200がクレードルに設置された場合、携帯端末200は例えば無線ネットワークN1を介して、クレードルへの設置を端末管理装置100に通知する。
ここで、携帯端末200のクレードルへの設置が検出されなかった場合(ステップS214においてNO)、ステップS215において、アラート出力要求部110は、携帯端末200にアラートを出力させるためのアラート出力要求を送信する。その後、上記ステップS211の処理が実行される。
一方、上記ステップS214において、携帯端末200のクレードルへの設置が検出された場合(ステップS214においてYES)、ステップS216において、アラート出要求を送信したか否かが判定される。
ここで、アラート出力要求を送信した場合(ステップS216においてYES)、アラート出力要求部110は、携帯端末200にアラートの出力を停止させるためのアラート出力停止要求を送信する。
一方、アラート出力要求を送信していなかった場合(ステップS216においてNO)、処理は終了する。
上述した処理手順により、端末管理装置100は、携帯端末200を貸し出すユーザを特定し、携帯端末200の貸出し状態を管理できる。
(端末管理装置による返却処理手順)
次に、携帯端末200が返却されるとき(貸出しエリアのクレードル220に設置されるとき)の端末管理装置100の処理手順を説明する。図17は、本発明の実施形態における携帯端末200の返却処理時の端末管理装置100の処理手順の一例を示すフローチャート図である。図17の例では、携帯端末200は、貸し出されていた携帯端末200が、貸出しエリアのクレードル220に設置された後の処理手順を示している。
ステップS301において、端末管理装置100の位置情報・端末情報受信部101は、携帯端末200のクレードル220設置を契機として送信される位置情報、端末情報及び端末識別情報を受信する。なお、携帯端末200のクレードル220設置を契機として送信される端末情報には、携帯端末200がクレードル220に設置されたことを示す情報が含まれる。
ステップS302において、携帯端末状態管理部106は、端末情報にクレードル220への設置を示す情報が含まれている場合、位置情報・端末情報記憶部102の位置情報・端末情報管理テーブルと、貸出しエリア位置情報記憶部105の貸出しエリア位置情報管理テーブルとを参照する。
ステップS303において、携帯端末状態管理部106は、受信した位置情報と、貸出しエリア位置情報管理テーブルのいずれかの貸出しエリア位置情報とが一致するか否かを判定する。
ここで、受信した位置情報と、貸出しエリア位置情報管理テーブルのいずれかの貸出しエリア位置情報とが一致しない場合(ステップS303においてNO)、処理は終了する。
一方、受信した位置情報と、貸出しエリア位置情報管理テーブルのいずれかの貸出しエリア位置情報とが一致する場合(ステップS303においてYES)、ステップS304において、携帯端末状態記憶部104の携帯端末状態管理テーブルを参照する。
ステップS305において、受信した携帯端末200の端末識別情報に対応する「貸出し状態」を「クレードル設置中」ステータスに変更し、受信した位置情報を「最終位置情報」に登録する。
上述した処理手順により、端末管理装置100は、携帯端末200の返却処理(貸出しエリア内のクレードル220への設置)を行い、携帯端末200の貸出し状態を管理できる。
(端末管理装置による貸出し中携帯端末を管理する処理手順)
次に、貸し出し中の携帯端末200を管理する端末管理装置100の処理手順を説明する。図18は、本発明の実施形態における貸出し中の携帯端末200を管理する端末管理装置100の処理手順の一例を示すフローチャート図である。
ステップS401において、端末管理装置100の携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態記憶部104の携帯端末状態管理テーブルを参照し、「貸出し状態」が「貸出し中」ステータスの携帯端末200(端末識別情報)を特定する。
ステップS402において、携帯端末状態管理部106は、位置情報・端末情報管理テーブルを参照し、特定された携帯端末200の端末識別情報に対応する位置情報が所定の時間(例えば5分間)以上、受信されていないか否かを判定する。
ここで、位置情報が所定の時間(例えば5分間)以上、受信されている場合(ステップS402においてNO)、ステップS403において、位置情報・端末情報管理テーブルの「端末情報」を確認する。
ステップS404において、所定の時間(例えば20分間)以上、「端末情報」の「動作有無」が「無」状態であるか否かを判定する。
ここで、所定の時間以上、「動作有無」が「無」状態でない(「有」状態である)場合(ステップS404においてNO)、ステップS408の処理が実行される。
一方、所定の時間以上、「動作有無」が「無」状態である場合(ステップS404においてYES)、ステップS405において、放置状態通知部107は、放置状態通知を携帯端末200に送信する。
ステップS406において、携帯端末状態管理部106は、放置状態通知の送信後、さらに所定の時間(例えば5分間)以上、「端末情報」の「動作有無」が「無」状態であるか否かを判定する。
ここで、所定の時間以上、「端末情報」の「動作有無」が「無」状態である場合(ステップS406においてYES)、ステップS407において、携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態管理テーブルにおいて、該当する携帯端末200の端末識別情報に対応する「使用状態」を「放置」に変更する。すなわち携帯端末状態管理部106は、携帯端末200の使用状態を放置として特定する。その後ステップS411の処理が実行される。
一方、上記ステップS406において、所定の時間以上、「端末情報」の「動作有無」が「無」状態でない(「有」状態である)場合(ステップS406においてNO)、ステップS408において、携帯端末状態管理部106は、所定の時間(例えば1時間)以上、「端末情報」の「操作有無」が「無」状態であるか否かを判定する。
ここで、所定の時間以上、「端末情報」の「操作有無」が「無」状態でない(「有」状態である)場合(ステップS408においてNO)、上記ステップS401の処理が実行される。
一方、所定の時間以上、「端末情報」の「操作有無」が「無」状態である場合(ステップS408においてYES)、ステップS409において、貸出し確認要求部108は、携帯端末200に対して、貸出し確認要求を送信する。
ステップS410において、貸出し確認要求部108は、所定のタイムアウト時間(例えば5分間)以内での携帯端末200からの貸出し確認要求応答の有無を判定する。
ここで、貸出し確認要求応答が有った場合(ステップS410においてYES)、上記ステップS401の処理が実行される。
一方、貸出し確認要求応答が無かった場合(ステップS410においてNO)、管理者通知部109は、管理者用メールアドレスに対して、携帯端末200の使用状態を示す情報を含むメールを送信する。
また、上記ステップS402において、位置情報が所定の時間(例えば5分間)以上、受信されていない場合(ステップS402においてYES)、ステップS412において、ステップS407において、携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態管理テーブルにおいて、該当する携帯端末200の端末識別情報に対応する「使用状態」を「不正持出し」に変更する。すなわち携帯端末状態管理部106は、携帯端末200の使用状態を不正持出しとして特定する。
ステップS413において、携帯端末状態管理部106は、携帯端末状態管理テーブルにおいて、「不正持出し」状態に変更された携帯端末200の最終位置情報を登録する。そして、ステップS411の処理が実行される。
上述した処理手順により、端末管理装置100は、貸出し中の携帯端末200の位置情報及び端末情報に基づき、携帯端末200の状態を管理できる。
(携帯端末による処理手順)
次に、貸出しエリアのクレードル220に設置されていた携帯端末200がクレードル220から取り外された後の携帯端末200の処理手順を説明する。図19は、本発明の実施形態における携帯端末200の処理手順の一例を示すフローチャート図である。
ステップS501において、携帯端末200のクレードル設置検出部208が、クレードル220からの携帯端末200の取り外しを検出する。
ステップS502において、位置情報取得部202は配信装置400から配信される測位信号から位置情報を取得し、端末情報取得部207は、ユーザ操作検出部205及びセンサ情報取得部206を介してユーザによる操作有無及び携帯端末200の動作有無を含む端末情報を取得する。
ステップS503において、位置情報・端末情報送信部204は、取得した位置情報、端末情報及び端末識別情報を、近距離無線通信を行う無線ネットワークN1を介して、端末管理装置100に送信する。
ステップS504において、位置情報取得部202及び端末情報取得部207は、所定時間(例えば5秒〜1分)待機する。
ステップS505において、上記ステップS502と同様に、位置情報取得部202は位置情報を取得し、端末情報取得部207は端末情報を取得する。
ステップS506において、通信状態監視部209は、測位信号受信部201及び位置情報・端末情報送信部204による無線ネットワークN1を用いた近距離無線通信の通信状況を監視し、通信可否を判定する。
ここで、近距離無線通信が可能である場合(ステップS506においてYES)、ステップS507において、上記ステップS503と同様に、位置情報・端末情報送信部204は、取得した位置情報、端末情報及び端末識別情報を、近距離無線通信を行う無線ネットワークN1を介して、端末管理装置100に送信する。
ステップS508において、貸し出された無線端末300の返却による携帯端末200のクレードル220への取り付けを検出したか否かが判定される。
ここで、クレードルへの取り付けが検出されなかった場合(ステップS508においてNO)、上記ステップS504の処理が実行される。
一方、クレードル220への取り付けが検出された場合(ステップS508においてYES)、ステップS509において、上記ステップS502と同様に、位置情報取得部202は位置情報を取得し、端末情報取得部207は端末情報を取得する。また、クレードル220への取り付けが検出された場合、端末情報には、携帯端末200がクレードル220に設置されたことを示す情報を含める。
ステップS510において、上記ステップS503と同様に、位置情報・端末情報送信部204は、取得した位置情報、端末情報及び端末識別情報を、近距離無線通信を行う無線ネットワークN1を介して、端末管理装置100に送信する。
ステップS511において、携帯端末200は、待機状態(例えばスリープ状態)に遷移する。
一方、上記ステップS506において、近距離無線通信が不可である場合(ステップS506においてNO)、ステップS512において、さらに一定時間(例えば3分間)以上、近距離無線通信が不可であるか否かが判定される。
ここで、一定時間以上、近距離無線通信が不可でない(近距離無線通信が可能)と判定された場合(ステップS512においてNO)、上記ステップS504の処理が実行される。
一方、一定時間以上、近距離無線通信の不可状態が継続していると判定された場合(ステップS512においてYES)、ステップS513において、通信状態監視部209は、利用エリア外に不正持出しがされていると判断し、アラート出力部211を介してアラートを出力する。
ステップS514において、通信状態監視部209は、端末機能ロック・解除部210を介して携帯端末200の全機能を使用できないようにロックする。なお、機能のロックする方法は、携帯端末200のアプリケーションを使用する画面に遷移させないようにする等任意の方法でよい。なお、ステップS513とステップS514との処理の順序性は問わない。
ステップS515において、位置情報取得部202及び端末情報取得部207は、所定時間(例えば5秒〜1分)待機する。
ステップS516において、上記ステップS502と同様に、位置情報取得部202は位置情報を取得し、端末情報取得部207は端末情報を取得する。
ステップS517において、上記ステップS506と同様に、通信状態監視部209は、測位信号受信部201及び位置情報・端末情報送信部204による無線ネットワークN1を用いた近距離無線通信の通信状況を監視し、通信可否を判定する。
ここで、近距離無線通信が不可である場合(ステップS517においてNO)、上記ステップS515の処理が実行される。
一方、近距離無線通信が可である場合(ステップS517においてYES)、ステップS518において、利用エリア内に携帯端末200が位置していると判断し、アラーと出力部211を介して出力していたアラートを停止し、端末機能ロック・解除部210を介して携帯端末200の機能のロックを解除する。その後、ステップS507の処理が実行される。
上述した処理手順により、携帯端末200が利用エリア外に位置した場合は、携帯端末200の機能を使用できなくさせたり、携帯端末200からアラートを出力させたりすることで、不正持ち出しを防止できる。
以上、本発明の実施形態における貸出し管理システム1は、携帯端末200の位置情報及び端末情報に基づき、携帯端末200の貸出し状態及び貸出し後の使用状態を管理することができる。また、貸出し管理システム1は、携帯端末200の使用状態に応じて、管理者に通知したり、携帯端末200に情報を表示出力又はアラート出力させたりできる。具体的には、例えば貸出し管理システム1において、端末管理装置100が携帯端末200の位置情報を所定の時間以上受信(取得)できなかった場合、使用状態を不正持出しとして特定し、管理する。また、携帯端末100は、近距離無線通信ができないエリアでは、不正持出しと判断し、携帯端末100の機能をロックしたり、アラートを出力したりできる。
これにより、管理者は、貸し出される携帯端末200の不正持ち出し、放置及び未使用であるかを管理し、不正持出しを防止できる。また、放置された場合は、放置された場所を特定することができる。また、未使用の場合は、ユーザに対して、携帯端末200の継続利用の意思確認を行うことができるため、携帯端末200の効率的な管理を実現できる。また、ユーザは、特定の手続きを行うことなく、携帯端末200をクレードル220から取り外すだけで、簡単に貸出し処理を完了させることができ、携帯端末200をクレードル220に取り付けるだけで返却処理を完了させることができる。管理者にとっても貸出し手続きの手間を省くことができるという利点がある。
また、本発明の実施形態における貸出し管理システム1は、例えばLEDや蛍光灯に設置される配信装置400(又は管理装置500)との近距離無線通信の通信状態に基づき、不正持出しされたか否かを検出できる。
これにより、施設において特別なゲート等を設置することなく、建物の構造に関わらず貸し出される携帯端末200を管理できる。
[変形例]
本発明の実施形態の変形例における貸出し管理システム1は、携帯端末200のクレードル220が空いており、携帯端末200の返却が可能である貸出しエリアに関する情報を、ユーザに提供できる。
図20は、本発明の実施形態の変形例における貸出し管理システム1の機能構成の一例を示す図である。なお、図20において、図8に示した本発明の実施形態の貸出し管理システム1と同一の機能には同一の符号を付与しており、これらの詳細な説明は省略する。以下、変形例の説明において、本発明の実施形態の場合(図8参照)との相違点を中心に説明する。
変形例の携帯端末200は、さらに返却可能エリア情報取得部216を有する。返却可能エリア情報取得部216は、返却可能エリアに関する情報を取得するための返却可能エリア情報取得要求を端末管理装置100に送信する。なお、返却可能エリア情報取得要求には、当該携帯端末200の端末識別情報が含まれる。そして、返却可能エリア情報取得部216は、端末管理装置100から送信された返却可能エリア情報取得要求に対する応答に含まれる返却可能エリア情報に基づく返却可能エリア画面を、表示制御部214を介して表示する。
変形例の携帯端末200は、さらに返却可能エリア情報応答部111を有する。また、貸出しエリア位置情報記憶部105aには、図21に示すように、各クレードル220を一意に識別する「クレードルID」及びクレードル220に設置されている携帯端末200の端末識別情報である「クレードル設置端末識別情報」のデータ項目が追加されている。返却可能エリア情報応答部111は、携帯端末200から送信された返却可能エリア情報取得要求を受信すると、貸出しエリア位置情報記憶部105aと、位置情報・端末情報記憶部102とを参照し、返却可能エリア画面の画面情報である返却可能エリア情報を生成する。そして、返却可能エリア情報応答部111は、生成した返却可能エリア情報を含む返却可能エリア情報取得要求応答を、携帯端末200に送信する。
なお、返却可能エリア画面は、例えば図22に示すように表示される。図22は、本発明の実施形態の変形例における返却可能エリア画面の一例を示す図である。図22に示すように、返却可能エリア画面には、携帯端末200の「現在地」、「最寄りの空有貸出しエリア」、「空有貸出しエリア」及び「満杯貸出しエリア」が地図上に示される。
上述したように、本発明の実施形態の変形例の貸出し管理システム1によれば、携帯端末200に対して、返却可能な貸出しエリアに関する情報を提供できる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 貸出し管理システム
100 端末管理装置
101 位置情報・端末情報受信部
102 位置情報・端末情報記憶部
103 ユーザ情報記憶部
104 携帯端末状態記憶部
105 貸出しエリア位置情報記憶部
106 携帯端末状態管理部
107 放置状態通知部
108 貸出し確認要求部
109 管理者通知部
110 アラート出力要求部
111 返却可能エリア情報応答部
200 携帯端末
201 測位信号受信部
202 位置情報取得部
203 端末識別情報格納部
204 位置情報・端末情報送信部
205 ユーザ操作検出部
206 センサ情報取得部
207 端末情報取得部
208 クレードル設置検出部
209 通信状態監視部
210 端末機能ロック・解除部
211 アラート出力部
212 放置状態通知受付部
213 貸出し確認要求受付・応答部
214 表示制御部
215 入力受付部
216 返却可能エリア情報取得部
300 無線端末
301 測位信号受信部
302 位置情報取得部
303 端末識別情報格納部
304 位置情報送信部
400 配信装置
401 位置情報格納部
402 測位信号配信部
403 中継部
500 管理装置
501 変換部
特開2011−60041号公報 特開2001−22834号公報
"準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書"、IS−QZSS1.4版、宇宙航空研究開発機構

Claims (9)

  1. 所定のエリアから貸し出される携帯端末と、該携帯端末の貸出し状態及び貸し出された該携帯端末の使用状態を管理する端末管理装置とを有する貸出し管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    当該携帯端末の位置情報と、当該携帯端末の動作及び操作の有無を示す情報が含まれる端末情報とを、前記端末管理装置に送信する送信手段を有し、
    前記端末管理装置は、
    前記送信手段により送信された前記位置情報と前記端末情報とを受信する受信手段と、
    前記位置情報の受信可否と前記端末情報とに基づき、貸し出された前記携帯端末の使用状態を特定し、管理する管理手段とを有し、
    前記管理手段は、
    前記携帯端末の使用状態を、前記位置情報を受信できなかった場合、不正持出しとして特定し、前記端末情報に含まれる前記動作の有無を示す情報に基づき、前記動作が検出されなかった場合、放置として特定し、前記端末情報に含まれる前記操作の有無を示す情報に基づき、前記操作が検出されなかった場合、未使用として特定する貸出し管理システム。
  2. 前記端末管理装置は、
    前記使用状態が、不正持ち出し、放置又は未使用である場合、前記携帯端末の貸出しを行う管理者に対して、前記使用状態を通知する通知手段を有する請求項1記載の貸出し管理システム。
  3. 前記送信手段は、
    当該携帯端末が前記所定のエリアに固定的に設置された機器から取り外されたとき、前記位置情報及び前記端末情報の送信を行い、
    前記端末管理装置は、
    前記受信手段による前記携帯端末が前記機器から取り外されたときに送信された前記位置情報及び前記端末情報の受信を契機に、ユーザにより所持される位置情報が管理される無線端末の位置情報と、前記受信手段により受信された前記携帯端末の位置情報とに基づき、前記携帯端末が貸し出されたか否かを判定する第1の判定手段を有する請求項1又は2記載の貸出し管理システム。
  4. 前記第1の判定手段は、
    前記携帯端末とともに移動する前記無線端末が存在する場合、該無線端末を所持するユーザを、前記携帯端末を貸し出すユーザとして判定する請求項3記載の貸出し管理システム。
  5. 前記送信手段は、
    当該携帯端末が前記所定のエリアに固定的に設置された機器に取り付けられたとき、前記位置情報及び前記端末情報の送信を行い、
    前記端末管理装置は、
    前記所定のエリアの位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記受信手段により受信された、前記携帯端末が前記機器に取り付けられたときに送信された前記位置情報と、前記記憶手段により記憶されている前記所定のエリアの位置情報とが一致した場合、前記携帯端末が返却されたと判定する第2の判定手段を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貸出し管理システム。
  6. 前記携帯端末は、
    前記送信手段による送信ができなかった場合、当該携帯端末の機能を使用不可とする制御及び当該携帯端末からのアラートを出力する制御の少なくともいずれか一方を行う請求項1乃至5のいずれか一項に記載の貸出し管理システム。
  7. 前記端末管理装置は、
    前記所定のエリアの位置が地図上に示されたエリア情報を生成し、前記携帯端末に送信するエリア情報生成手段を有し、
    前記携帯端末は、
    前記エリア情報を受信した場合、前記エリア情報に基づく画面を表示する表示手段を有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の貸出し管理システム。
  8. 前記位置情報は、所定の場所に設置された配信装置からIMES規格に従って配信された該配信装置が設置された場所に対応する位置情報に基づく請求項1乃至6のいずれか一項に記載の貸出し管理システム。
  9. 所定のエリアから貸し出される携帯端末の貸出し状態及び貸し出された該携帯端末の使用状態を管理する端末管理装置であって、
    前記携帯端末の位置情報と、前記携帯端末の動作及び操作の有無を示す情報が含まれる端末情報とを取得する取得手段と、
    前記位置情報の取得可否と前記端末情報とに基づき、貸し出された前記携帯端末の使用状態を特定し、管理する管理手段とを有し、
    前記管理手段は、
    前記携帯端末の使用状態を、前記位置情報を受信できなかった場合、不正持出しとして特定し、前記端末情報に含まれる前記動作の有無を示す情報に基づき、前記動作が検出されなかった場合、放置として特定し、前記端末情報に含まれる前記操作の有無を示す情報に基づき、前記操作が検出されなかった場合、未使用として特定する端末管理装置。
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