JP3893373B2 - 携帯端末管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、施設内で貸し出される携帯端末装置を管理する携帯端末管理装置に関する。
近年、例えば、美術館等の施設において、各フロアーの展示物の説明を携帯端末装置により行う案内システムが提案されている。この案内システムは、入館した来客者が入口でこの携帯端末装置の貸し出しを受けて、各フロアーを鑑賞しつつ、来客者の所在位置に対応して携帯する携帯端末装置によって各フロアーの展示物の説明を受けることができるようになっている。この携帯端末装置は、来客者に携帯されるものであるために、鑑賞後に、うっかりと又は故意に美術館から持ち出される場合が想定されるため、この携帯端末装置に警告装置を設けて、美術館から持ち出される前に携帯端末装置から警告音を出すことができる携帯端末返却忘れ防止装置が取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
この携帯端末返却忘れ防止装置では、出入口付近に無線基地局を設け、この無線基地局より特定の無線信号を送出する。携帯端末装置は、この特定の無線信号を受信するか否かに基づいて無線基地局の無線ゾーン(無線信号到達範囲)に進入したか否かについて認識する。
ここで、携帯端末装置が無線ゾーン内に進入すると、その携帯端末装置は、無線基地局を介して基地局制御装置に無線ゾーンに侵入したことを通知する。その通知を受けて基地局制御装置は、携帯端末装置により警告音を発生するようになっている。
特開平9−18957号公報(段落0010〜0048、第1図)
しかし、従来の携帯端末返却忘れ防止装置では、来客者がうっかり無線ゾーンに入った場合に、一度、携帯端末装置から警告音が発生されると、来客者が自ら警告音を止めることができず、係員や警備員のみでしか警告音が止めることができないため、来客者に不快感を与えるという問題があった。
また、警告音の音量は、無線ゾーン内に進入した携帯端末装置を携帯する来客者に聞こえるように大きな音量でその携帯端末装置から発生されるため、うっかりと無線ゾーン内に進入した来客者に不快感を与えるという問題もあった。
さらに、貸し出された携帯端末装置の位置を検知していなかったために、各携帯端末装置が施設内のどの位置に存在するかを把握することができなかった。
そこで本発明は、発生した警告音を自動的に解除することができ、かつ、発生した警告音を調節することができ、また、携帯端末装置の位置を把握することができる携帯端末管理装置を提供することを目的とする。
前記問題を解決するために、本発明は、施設の情報に関する案内手段と、警告音発生信号を受信することにより警告音を発生する警告手段と、位置検知装置又は出入口位置検知装置と無線通信を行い端末識別番号データの送受信をする送受信手段と、を備える携帯端末装置を、統括管理装置により管理することにより盗難防止を図るための携帯端末管理装置において、前記出入口位置検知装置に備えられ、前記携帯端末装置が前記施設の出入口近傍領域に位置した場合に、前記統括管理装置からの前記端末識別番号データを含む警告要求信号を受信する警告要求信号受信手段と、前記警告要求信号を受信した場合に、前記携帯端末装置に前記警告音発生信号を送信する警告音発生信号送信手段と、前記位置検知装置に備えられ、前記携帯端末装置が前記施設の出入口近傍領域から離れた場合に、前記統括管理装置からの前記端末識別番号データを含む警告解除信号を受信する警告解除信号受信手段と、前記警告解除信号を受信した場合に、前記携帯端末装置に前記警告音解除信号を送信する警告音解除信号送信手段と、を有し、前記統括管理装置は、前記出入口近傍領域で警告音を発生している携帯端末装置が前記出入口近傍領域から前記位置検知装置の検知領域へ移動した場合、その位置検知装置からの位置要求応答信号を受信したことにより警告解除信号を位置検知装置へ送信し、統括管理装置からの警告解除信号を受信した位置検知装置は、警告音を発生している携帯端末装置へ警告音解除信号を送信すること、を特徴とする。
ここで、警告音発生信号とは、出入口位置検知装置から携帯端末装置へ送信される信号であって、携帯端末装置に警告音を発生させるための信号である。
また、端末識別番号データとは、2機以上ある携帯端末装置の個々を識別するために各々異なった番号等が各携帯端末装置に記憶されているデータである。
さらに、出入口近傍領域とは、施設の出入口の近傍において、携帯端末装置と出入口位置検知装置と無線通信可能となる領域をいう。
警告要求信号とは、統括管理装置から出入口位置検知装置に送信される信号であって、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置の端末識別番号データを含み、当該携帯端末装置に対して警告音発生信号を送信することを要求する信号である。
警告解除信号とは、統括管理装置から位置検知装置に送信される信号であって、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置の端末識別番号データを含み、当該携帯端末装置に対して警告音解除信号を送信することを要求する信号である。
警告音解除信号とは、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置の端末識別番号データを含み、携帯端末装置に発生している警告音を解除させるための信号である。
本発明によれば、携帯端末装置は、施設の情報に関する案内手段と、警告音発生信号を受信することにより警告音を発生する警告手段と、無線通信による端末識別番号データの送受信手段と、位置検知装置又は出入口位置検知装置と無線通信を行い端末識別番号データの送受信をする送受信手段と、を備えており、携帯端末装置が前記施設の出入口近傍領域に位置すると、統括管理装置が出入口位置検知装置へ端末識別番号データを有する警告要求信号を送信し、出入口位置検知装置の警告要求信号受信手段が受信する。出入口位置検知装置は、警告要求信号を受信したことにより、警告音発生信号送信手段から携帯端末装置へ警告音発生信号を送信し、携帯端末装置が警告音発生信号を受信すると警告音を発生することができるようになっている。また、警告音を発生している携帯端末装置が前記施設の出入口近傍領域から離れ、出入口近傍領域から前記位置検知装置の検知領域へ移動した場合に、統括管理装置が位置検知装置へ端末識別番号データを有する警告解除信号を送信し、位置検知装置の警告解除信号受信手段が受信する。位置検知装置は、警告解除信号を受信したことにより、警告音解除信号送信手段から携帯端末装置へ警告音解除信号を送信し、携帯端末装置が警告音解除信号を受信すると発生している警告音を排除することができるようになっている。
これにより、携帯端末装置を携帯する来客者が、携帯端末装置を出入口近傍領域に位置させることで携帯端末装置から警告音を発生させることができる。また、出入口近傍領域から携帯端末装置が離れ前記位置検知装置の検知領域へ移動することで、携帯端末装置からの警告音を解除することができる。したがって、誤って出入口近傍領域に入っても、この領域からすぐに出るようにすれば、警告音をすぐに解除させることができる。
そして、本発明は、前記携帯端末装置が、前記警告音解除信号を受信するまでの間において、警告音を発生している時間に応じて警告音の音量を調節する警告音制御手段を備える構成としてもよい。
本発明によれば、警告音制御手段によって、出入口近傍領域に携帯端末装置を位置させると次第に警告音が大きくなるように警告音の音量を調節することができる。したがって、誤って出入口近傍領域に携帯端末装置を位置させた場合、警告音が小さく設定されているので、携帯端末装置を出入口近傍領域に位置させた携帯者に、警告音による不快感を与えることなく警告音を発生させることができる。
また、本発明は、前記施設に備えられ、検知領域に位置する携帯端末装置からの端末識別番号データと装置識別番号データとを有する位置登録応答信号を前記統括管理装置に送信する2基以上の位置検知装置と、出入口近傍領域に位置する携帯端末装置からの端末識別番号データと装置識別番号データとを有する位置登録応答信号を前記統括管理装置に送信する少なくとも1基以上の出入口位置検知装置と、前記統括管理装置に備えられ、前記位置検知装置及び前記出入口位置検知装置からの位置登録応答信号が有する端末識別番号データと装置識別番号データとを記憶する位置登録記憶部と、前記位置検知装置及び前記出入口位置検知装置の設置位置データを記憶している装置設置位置データベースと、前記位置登録記憶部に記憶されている端末識別番号データと装置識別番号データ、及び装置設置場所データベースに記憶された前記位置検知装置及び前記出入口位置検知装置の設置位置データから位置データを作成する位置データ作成手段と、を有し、位置表示の対象となる携帯端末装置の位置データを、前記位置登録記憶部から抽出し、当該位置データを位置データ表示実行手段により表示する構成としてもよい。
ここで、装置識別番号データとは、2基以上設けられた位置検知装置の個々を識別するために各々異なった番号等が各位置検知装置に記憶されているデータである。
検知領域とは、各位置検知装置が各携帯端末装置と無線通信が可能となる領域をいう。
位置登録応答信号とは、位置検知装置の検知領域又は出入口位置検知装置の出入口近傍領域に位置する携帯端末装置の端末識別番号データと、位置検知装置が記憶している装置識別番号データ又は出入口位置検知装置が記憶している装置識別番号データとを有し、これら端末識別番号データと装置識別番号データとを統括管理装置に記憶させるための信号である。
設置位置データとは、位置検知装置及び出入口位置検知装置が設置された施設内の所定の場所を示したデータである。
位置データとは、携帯端末装置5が位置している施設内の場所を示すデータである。
本発明によれば、施設に備えられる2基以上の位置検知装置が、各位置検知装置の検知領域に位置する各携帯端末装置の端末識別番号データと位置検知装置が記憶している装置識別番号データとを有する位置登録応答信号を前記統括管理装置に送信する。そして、少なくとも1基以上の出入口位置検知装置が、出入口近傍領域に位置する各携帯端末装置の端末識別番号データと出入口位置検知装置が記憶している装置識別番号データとを有する位置登録応答信号を前記統括管理装置に送信する。統括管理装置は、受信した位置登録応答信号に含まれている各端末識別番号データと装置識別番号データとを、位置データ作成手段により装置設置位置データベースに記憶している位置検知装置及び出入口位置検知装置の設置位置データとを関連させた位置データを作成し、位置登録記憶部に記憶する。位置表示の対象となる携帯端末装置の位置は、該携帯端末装置の端末識別番号データと位置登録記憶部に記憶されている各端末識別番号データとを比較して、一致した場合に、位置登録記憶部に記憶されている位置表示の対象となる携帯端末装置の端末識別番号データを有している位置データを抽出し、位置データ表示実行手段により表示させる。
これにより、携帯者に携帯されている携帯端末装置の位置を位置検知装置の位置により把握することができる。
したがって、本発明の携帯端末管理装置によれば、携帯端末装置を携帯する来客者が、携帯端末装置を出入口近傍領域に位置させることで携帯端末装置から警告音を発生させることができる。また、出入口近傍領域から携帯端末装置が離れることで、携帯端末装置からの警告音を解除することができる。したがって、誤って出入口近傍領域に入っても、この領域からすぐに出るようにすれば、警告音をすぐに解除させることができる。
また、本発明は、音量調節手段によって、出入口近傍領域に携帯端末装置を位置させると次第に警告音が大きくなるように警告音の音量を調節することができる。したがって、誤って出入口近傍領域に携帯端末装置を位置させた場合、警告音が小さく設定されているので、携帯端末装置を出入口近傍領域に位置させた携帯者に、警告音による不快感を与えることなく警告音を発生させることができる。
また、本発明は、携帯者に携帯されている携帯端末装置の位置を位置検知装置の位置により把握することができる。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、本発明の携帯端末管理装置は、住宅展示場、美術館、動物園、イベント会場等で用いることができるが、ここでは、住宅展示場で本発明の携帯端末管理装置を用いた場合について説明する。
本実施形態において、図1は、本発明の携帯端末管理装置の概略を示す概略図である。図2は、本発明の携帯端末管理装置の概略を示す概略図である。図3は、本発明の携帯端末管理装置を示すブロック図である。図4は、装置判別手段の構成を示すブロック図である。図5は、監視モード判別手段の構成を示すブロック図である。図6は、位置特定手段の構成を示すブロック図である。図7は、出入口近傍領域及び検知領域を示す模式図である。図8は、位置登録要求信号の一例を示す概念図である。図9は、位置確認要求信号の一例を示す概念図である。図10は、位置確認応答信号の一例を示す概念図である。図11(a)は、位置登録応答信号の一例を示す概念図である。図11(b)は、位置登録応答信号の他の例を示す概念図である。図12は、警告要求信号の一例を示す概念図である。図13は、警告音発生信号の一例を示す概念図である。図14は、警告解除信号の一例を示す概念図である。図15は、警告音解除信号の一例を示す概念図である。図16は、警告レベルデータの一例を示す概念図である。図17は、設置位置データの一例を示す概念図である。図18は、位置登録記憶部の一例を示す概念図である。図19は、位置データの一例を示す概念図である。図20は、位置データをディスプレイに表示した状態の一例を示す模式図である。
(携帯端末管理装置)
本発明の携帯端末管理装置1は、図1に示すように、2機以上の携帯端末装置5,5・・・と、これら携帯端末装置5の管理を行い、住宅展示場の主催者が使用する主催者監視室に設置される統括管理装置2と、施設の出入口近傍領域に設置される出入口位置検知装置3と、住宅展示場の施設(以下、「モデルハウス」という。)内に設置される2基以上の位置検知装置4,4・・・と、から構成されている。
なお、本発明の実施の形態において、施設の入口と出口は、同一箇所を出入口として用いているが、入口と出口とを個別に設けても良い。
また、携帯端末管理装置1は、図示しないが、統括管理装置2に備えられた、住宅展示場に展示されている各モデルハウスにおける各部屋の案内・説明の内容を含む案内データが記憶されている案内データ記憶部から携帯端末装置の位置に対応して案内データ送信手段により携帯者(以下、「来客者」と表現することがある。)が携帯する携帯端末装置5に送信して、案内・説明を音声または文字(テキスト)または画像で行いつつ、携帯端末装置5の盗難を防止する役割を果たす。
また、携帯端末管理装置1は、図2に示すように、各モデルハウスMH1,MH2・・・MHnに設置された出入口位置検知装置3と2基以上の位置検知装置4と2機以上の携帯端末装置5とにおいて無線通信が行えるようになっている。また、出入口位置検知装置3と2基以上の位置検知装置4とは、図1に示すような、例えばLAN(Local Area Network)のような通信網で接続されている。以下、各構成について説明する。
この携帯端末管理装置1は以下のような各種信号の送受信を行っている。
統括管理装置2から出入口位置検知装置3及び総ての位置検知装置4,4・・・へ位置登録要求信号を送信する。出入口位置検知装置3は、統括管理装置2からの位置登録要求信号を受信すると、位置確認要求信号を出入口近傍領域に送信する。ここで、出入口近傍領域に携帯端末装置5が存在する場合は、その携帯端末装置5が位置確認要求信号を受信することとなり、出入口近傍領域に携帯端末装置5が存在しない場合は、出入口位置検知装置3は、その後の処理を行わない。同様に、各位置検知装置4,4・・・は、統括管理装置2からの位置登録要求信号を受信すると、位置確認要求信号を検知領域に送信する。ここで、検知領域に携帯端末装置5が存在する場合は、その携帯端末装置5が位置確認要求信号を受信することとなり、検知領域に携帯端末装置5が存在しない場合は、位置検知装置4は、その後の処理を行わない。
携帯端末装置5は、出入口位置検知装置3又は位置検知装置4からの位置確認要求信号を受信すると、位置確認要求信号を送信してきた出入口位置検知装置3又は位置検知装置4へ位置確認応答信号を送信する。出入口位置検知装置3及び位置検知装置4は、携帯端末装置5からの位置確認応答信号を受信すると、統括管理装置2へ位置登録応答信号を送信する。
統括管理装置2は、出入口位置検知装置3からの位置要求応答信号を受信した場合に、出入口位置検知装置3へ警告要求信号を送信する。出入口位置検知装置3は、警告要求信号を受信した場合は、出入口近傍領域に位置する携帯端末装置5へ警告音発生信号を送信する。
また、統括管理装置2は、警告音を発生している携帯端末装置5が、出入口近傍領域から位置検知装置4の検知領域へ移動した場合に、その位置検知装置4からの位置要求応答信号を受信したことにより警告解除信号をその位置検知装置4へ送信する。警告音を発生している携帯端末装置5を検知した位置検知装置4は、統括管理装置2からの警告解除信号を受信することにより、警告音を発生している携帯端末装置5へ警告音解除信号を送信する。
[信号の説明]
なお、位置登録要求信号とは、図8に示すように、統括管理装置2から出入口位置検知装置3又は位置検知装置4へ送信される信号であって、出入口位置検知装置3の出入口近傍領域又は位置検知装置4の検知領域に位置する総ての携帯端末装置5,5・・・の端末識別番号データを統括管理装置2へ通知させるために、出入口位置検知装置3又は位置検知装置4に携帯端末装置5,5・・・への位置確認要求信号の送信を命令する登録要求データを有して構成された信号である。
また、登録要求データを、出入口位置検知装置3又は位置検知装置4が受信することで、出入口位置検知装置3又は位置検知装置4が無線通信可能な携帯端末装置5,5・・・へ位置確認要求信号を送信させることができるようになっている。
位置確認要求信号とは、図9に示すように、出入口位置検知装置3が検知する出入口近傍領域又は位置検知装置4が検知する検知領域に位置する総ての携帯端末装置5,5・・・へ送信される信号であって、位置確認要求信号を受信した携帯端末装置5,5・・・に端末識別番号データを無線通信可能な出入口近傍領域又は位置検知装置4へ通知させるために、携帯端末装置5,5・・・に位置確認応答信号の送信を命令する確認要求データを有して構成された信号である。
また、確認要求データを、各携帯端末装置5,5・・・が受信することで、各携帯端末装置5,5・・・が無線通信可能な出入口位置検知装置3又は位置検知装置4へ位置確認応答信号を送信させることができるようになっている。
位置確認応答信号とは、図10に示すように、携帯端末装置5が、受信した位置確認要求信号に応答して、位置確認要求信号を送信してきた出入口位置検知装置3又は位置検知装置4へ送信する信号であって、携帯端末装置5が有する端末識別番号データと、位置登録応答信号を統括管理装置2へ送信するように要求する確認応答データとを有して構成された信号である。
また、確認応答データを、出入口位置検知装置3又は位置検知装置4が受信することで、統括管理装置2へ位置登録応答信号を送信させることができるようになっている。
ここで、端末識別番号データは、携帯端末装置5の固体番号を意味するデータ(例えば、「#0001」)と、携帯端末装置であることを意味するデータ(例えば、「T」)とを順番に配列し、電子化したデータとして構成されている。この携帯端末装置5の固体番号を意味するデータは、各携帯端末装置5,5・・・によって異なっている。
したがって、「#0001T」と設定された端末識別番号データを有する携帯端末装置5は、例えば、「位置登録応答信号の送信」という確認応答データと、「#0001T」と設定された端末識別番号データとを有して構成された位置確認応答信号を出入口位置検知装置3又は位置検知装置4へ送信することとなる。
位置登録応答信号とは、図11(a)に示すように、出入口位置検知装置3又は位置検知装置4から統括管理装置2へ送信される信号であって、位置検知装置4の検知領域又は出入口位置検知装置3の出入口近傍領域に位置する携帯端末装置5の端末識別番号データと、位置検知装置4が記憶している装置識別番号データ又は出入口位置検知装置3が記憶している装置識別番号データとを有し、かつ、これら端末識別番号データと装置識別番号データとを統括管理装置2に記憶させるための登録応答データを有して構成された信号である。なお、位置登録応答信号は、図11(b)に示すように、位置検知装置4の検知領域又は出入口位置検知装置3の出入口近傍領域に位置する総ての携帯端末装置5の端末識別番号データを有するように構成することもできる。
また、登録応答データを、統括管理装置2が受信することで、統括管理装置2に端末識別番号データと装置識別番号データとを記憶させることができるようになっている。
ここで、装置識別番号データは、出入口位置検知装置3又は位置検知装置4の固体番号を意味するデータ(例えば、「#1001」)と、出入口位置検知装置3又は位置検知装置4であることを意味するデータ(例えば、「S」)とを順番に配列し、電子化したデータとして構成されている。この出入口位置検知装置3又は位置検知装置4の固体番号を意味するデータは、出入口位置検知装置3,各位置検知装置4,4・・・で異なっている。
したがって、「#1001S」と設定された装置識別番号データを有する出入口位置検知装置3又は位置検知装置4は、「#0001T」と設定された端末識別番号データを有する携帯端末装置5を検知した場合に、「#1001S」と設定された装置識別番号データと、「#0001T」と設定された端末識別番号データと、「端末識別番号データと装置識別番号データとを記憶」という登録応答データと、を有して構成された位置登録応答信号を統括管理装置2へ送信することとなる。
なお、複数の携帯端末装置5,5・・・の端末識別番号データを有して位置登録応答信号を構成する場合は、例えば、端末識別番号データが「#0001T」や「#0033T」等を有しているとすれば、これら「#0001T」や「#0033T」等の端末識別番号データと、登録応答データと、装置識別番号データとを配列して、構成しても良い。
警告要求信号とは、統括管理装置2から出入口位置検知装置3に送信される信号であって、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置5の端末識別番号データを有し、当該携帯端末装置5に対して警告音発生信号を送信することを出入口位置検知装置3に要求する発生要求データを有して構成された信号である。
また、発生要求データを、出入口位置検知装置3が受信することで、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置5へ警告音発生信号を送信させることができるようになっている。
なお、警告要求信号には、図12に示すように、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置5の端末識別番号データに後述する警告音レベルデータをも含ませて構成している。
例えば、「#0001T」と設定された端末識別番号データを有する携帯端末装置5が出入口近傍領域に位置した場合の警告要求信号は、「#0001T」と設定された端末識別番号データと、「警告音発生信号を送信」という発生要求データと警告音レベルデータとを配列して構成されている。
警告音発生信号とは、図13に示すように、出入口位置検知装置3から携帯端末装置5へ送信される信号であって、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置5の端末識別番号データを有しつつ後述する警告音レベルデータを含み、携帯端末装置5に警告音を発生させるための発生データを有して構成された信号である。
また、発生データを、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置5が受信することで、その携帯端末装置5から警告音を発生させることができるようになっている。
したがって、出入口位置検知装置3は、「#0001T」と設定された端末識別番号データを有する携帯端末装置5が出入口近傍領域に位置した場合に、警告要求信号が有している「#0001T」と設定された端末識別番号データと警告音レベルデータとに「警告音の発生」という発生データを配列した警告音発生信号を送信することとなる。
なお、警告音発生信号は、端末識別番号データをプロトコルヘッダに組み込み、携帯端末装置5のアドレスとして用い、それに警告音レベルデータを有して構成しても良い。
警告解除信号とは、図14に示すように、統括管理装置2から位置検知装置3に送信される信号であって、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置5の端末識別番号データと、当該携帯端末装置5に対して警告音解除信号を送信することを位置検知装置4に要求する解除要求データとを有して構成された信号である。
また、解除要求データを、警告音を発生している携帯端末装置5と無線通信をした位置検知装置4が受信することにより、その携帯端末装置5へ警告音解除信号を送信することができるようになっている。
例えば、統括管理装置2は、「#0001T」と設定された端末識別番号データを有する携帯端末装置5が出入口近傍領域に位置したことにより警告音を発生し、警告音を発生させた状態で位置検知装置4の検知領域へ移動した場合、警告音を発生している携帯端末装置5の端末識別番号データ「#0001T」と、「警告音解除信号の送信」という解除要求データとを有する警告解除信号を、警告音を発生させている携帯端末装置5と無線通信した位置検知装置4へ送信することとなる。
警告音解除信号とは、図15に示すように、出入口近傍領域に位置した携帯端末装置5の端末識別番号データと、携帯端末装置5が発生している警告音を解除させるための解除データを有して構成された信号である。
また、解除データを、警告音を発生している携帯端末装置5が受信することで、発生している警告音を解除することができるようになっている。
例えば、警告音を発生している「#0001T」と設定された端末識別番号データを有する携帯端末装置5と無線通信をした位置検知装置4は、その携帯端末装置5の端末識別番号データ「#0001T」と、「警告音の解除」という解除データとから構成されている警告音解除信号をその携帯端末装置5へ送信することとなる。
[携帯端末装置]
携帯端末装置5は、図3に示すように、警告音レベルデータデータベース51,送受信手段52,位置確認要求信号受信手段53,位置確認応答信号送信手段54,警告音制御手段55,案内手段57,表示実行手段58,スピーカSPから構成されており、携帯端末装置5を携帯する携帯者にモデルハウスMH1,MH2・・・MHnの案内と説明を行うとともに、モデルハウスMH1,MH2・・・MHnの出入口近傍領域に入るとスピーカSPから警告音を発生させて、携帯者に出入口に接近しないように警告する役割を果たす。
なお、この携帯端末装置5は、住宅展示場の各モデルハウスMH1,MH2・・・MHnの入室受付で貸し出されるものであり、一般のPDA(Personal Digital Assistant)を用いることができる。
警告音レベルデータとは、警告音が発生している時間に応じて、携帯端末装置5のスピーカSPから発生される警告音の音量と警告音の音量とともに表示実行手段58に表示されるテキストデータ化された警告メッセージとを段階的に変化させた警告音レベルを電子データ化したものである。
例えば、図16に示すように、警告音レベルデータは、レベル1〜レベル5までの段階ごとに別々のデータとして設定しておき、レベル1は、警告音の音量を「弱」、警告メッセージを「案内圏外です」と設定しておく。同様に、レベル2は、警告音の音量を「弱+α」、警告メッセージを「お戻りください」と設定しておく。また、レベル3は、警告音の音量を「中」、警告メッセージを「返却してください」と設定しておく。ここで、レベル2の警告音の音量「弱+α」は、レベル1の音量「弱」よりも大きく、レベル3の音量「中」よりも小さい音量とする。
また、レベル4は、警告音の音量を「中+α」、警告メッセージを「不法持ち出しとなります」と設定しておく。また、レベル5は、警告音の音量を「強」、警告メッセージを「盗難扱いとなりますので、早急にご返却ください」と設定しておく。ここで、レベル4の警告音の音量「中+α」は、レベル3の音量「中」よりも大きく、レベル3の音量「強」よりも小さい音量とする。
警告音レベルデータデータベース51は、図16に示すように、警告音レベルデータを各警告音レベルの警告音の音量が小さい順に記憶している。
この警告音レベルデータデータベース51は、出入口位置検知装置3の警告音発生信号送信手段37から送信される警告音発生信号を送受信手段52を介して警告音制御手段55が受信した場合に、この警告音制御手段55の警告音レベル抽出手段551により用いられる。
送受信手段52は、後述する統括管理装置2の送受信手段22を介して図示しない案内データ送信手段から送信される案内データを、位置検知装置4を用いて中継することにより受信して案内手段57へ案内データを出力する役割と、出入口位置検知手段3の位置確認要求信号送信手段33から送信される位置確認要求信号を受信して位置確認要求信号受信手段53へ出力し、また、警告音発生信号送信手段37から送信される警告音発生信号を受信して警告音制御手段55へ出力する役割と、位置検知手段4の位置確認要求信号送信手段43から送信される位置確認要求信号を受信して位置確認要求信号受信手段53へ出力し、また、警告音解除信号送信手段47から送信される警告音解除信号を受信して警告音制御手段55へ出力する役割と、携帯端末装置5の位置確認応答信号送信手段54から位置確認応答信号を送信する役割と、を果たす。
案内データとは、統括管理装置2の図示しない案内データ記憶部に記憶されているデータであって、各モデルハウスMH1,MH2・・・MHnの各部屋等の案内・説明が音声,文字(テキスト),画像で収めたデータである。
位置確認要求信号受信手段53は、出入口位置検知装置3の位置確認要求信号送信手段33から送信される位置確認要求信号又は、位置検知装置4の位置確認要求信号送信手段43から送信される位置確認要求信号を送受信手段52を介して受信して、この位置確認要求信号が有している確認要求データを読み込み、位置確認応答信号送信手段54に位置確認応答信号を送信させる役割を果たす。
ここで、確認要求データを読み込むことで、位置確認応答信号送信手段54に確実に位置確認応答信号を送信させることができる。
位置確認応答信号送信手段54は、位置確認要求信号受信手段53が出入口位置検知装置3の位置確認要求信号送信手段33からの位置確認要求信号を受信して確認要求データを読み込んだ場合は、出入口位置検知装置3の位置確認応答信号受信手段34へ端末識別番号データを有した位置確認応答信号を送受信手段52を介して送信する役割を果たし、位置確認要求信号受信手段53が位置検知装置4の位置確認要求信号送信手段43からの位置確認要求信号を受信して確認要求データを読み込んだ場合は、位置検知装置4の位置確認応答信号受信手段44へ端末識別番号データと確認応答データとを有した位置確認応答信号を送受信手段52を介して送信する役割を果たす。
警告音制御手段55は、出入口位置検知装置3の警告音発生信号送信手段37から送信される警告音発生信号を送受信手段52を介して受信した場合に、スピーカSPから警告音を発生させ、位置検知装置4の警告音解除信号送信手段37から送信される警告音解除信号を送受信手段52を介して受信した場合に、発生している警告音を解除する役割を果たし、警告音レベルデータ抽出手段551,警告手段552,警告音発生時間警告手段553,警告解除手段554から構成されている。
図7に示すように、この警告音制御手段55が作動して警告音を発生させる場合は、携帯端末装置5が出入口位置検知装置3の検知可能とする出入口近傍領域に位置した場合であり、発生している警告音が解除される場合は、携帯端末装置5が出入口位置検知装置3の検知可能とする出入口近傍領域から移動して位置検知装置4の検知可能とする検知領域に位置した場合である。
警告音レベルデータ抽出手段551は、受信した警告音発生信号が有している発生データを読み込んだ後に警告音レベルデータを読み込み、警告音レベルデータデータベース51から同一の警告音レベルデータを抽出して警告手段552に出力する役割を果たし、また、警告音発生時間警告手段553から出力される時間経過信号を入力して、警告音レベルデータデータベース51から発生させている警告音よりも1段階上の警告音レベルデータを抽出して警告手段552に出力する役割を果たす。
ここで、警告音発生信号が有している発生データを読み込むことで、警告音を発生させることを警告音レベルデータ抽出手段551が認識して、その後に警告音レベルデータを読み込む。これにより、確実に携帯端末装置5から警告音を発生することができる。
警告手段552は、警告音レベルデータ抽出手段551が出力した警告音レベルデータを入力して、スピーカSPから警告音レベルデータに対応する警告音を発生させる役割を果たす。
警告音発生時間計測手段553は、警告手段552が警告音を発生している時間を計測して、警告音レベルデータ抽出手段551へ所定時間が経過したことを通知する時間経過信号を出力する役割を果たす。
所定時間の経過は、図示しない時間帯データデータベースを用いて、この時間帯データデータベースに記憶されている時間的間隔を読み取るようにしても良い。例えば、警告音の発生から2分後、4分後、6分後・・・といったように設定しておくようにしてもよい。
これにより、携帯端末装置5が出入口位置検知装置3の検知可能とする出入口近傍領域に位置した場合に、適切な音量で警告音を携帯端末装置5から発生させることができる。また、携帯端末装置5から警告音が発生すると、後述する警告音を解除するための処置を行わない限り、警告音を解除することができず、携帯端末装置5自体から警告音を発生し続けることができる。
警告解除手段554は、位置検知装置4の警告音解除信号送信手段47から送信された警告音解除信号を受信した場合に、この警告音解除信号が有している解除データを読み込むことにより、発生している警告音を解除する役割を果たす。
これにより、携帯端末装置5から警告音が発生しても、警告音を解除するための処置として、位置検知装置4の検知可能とする検知領域に携帯端末装置5を位置させることにより、自動的に警告音を解除することができる。
案内手段57は、統括管理装置2に備えられた図示しない案内データ送信手段から送信される案内データを、位置検知装置4により中継して送受信手段51を介して受信し、表示実行手段58に案内データを表示させて携帯端末装置5の携帯者に住宅の案内・説明を行う役割を果たす。
表示実行手段58は、案内手段57により、各モデルハウスMH1,MH2・・・MHnの各部屋の案内・説明をする案内データを表示する役割を果たす。
[出入口位置検知装置]
出入口位置検知装置3は、図3に示すように、送受信手段31,位置登録要求信号受信手段32,位置確認要求信号送信手段33,位置確認応答信号受信手段34,位置登録応答信号送信手段35,警告要求信号受信手段36,警告音発生信号送信手段37から構成されている。
出入口位置検知装置3は、モデルハウスMH1,MH2・・・MHnの出入口近傍領域に設置され、携帯端末装置5が出入口近傍領域に位置した場合に、携帯端末装置5に警告音発生信号を送信して携帯端末装置5から警報音を発生させる役割を果たす。
なお、位置登録応答信号には、前述したように、図11(b)に示すように、出入口近傍領域又は位置検知装置4の検知可能な検知位置に位置する総ての携帯端末装置5,5・・・の端末識別番号データを含ませることができる。また、図11(a)に示すように、出入口近傍領域又は位置検知装置4の検知可能な検知位置に位置する1台の携帯端末装置5の端末識別番号データのみを含ませていてもよい。
送受信手段31は、携帯端末装置5の位置確認応答信号送信手段54から位置確認信号を受信し、総括管理装置2へ位置確認信号に含まれている端末識別番号データと、出入口位置検知装置3が有する装置識別番号データとを有する位置登録応答信号を送信する役割と、統括管理装置2から送信される位置登録要求信号と警告要求信号とを受信する役割と、携帯端末装置5に警告音発生信号を送信する役割とを果たす。
位置登録要求信号受信手段32は、統括管理装置2から送信される位置登録要求信号を送受信手段31を介して受信して、位置登録要求信号が有している登録要求データを読み込むことにより、位置確認要求信号送信手段33に位置確認要求信号を送信させる役割を果たす。
ここで、登録要求データを読み込むことで、位置確認要求信号送信手段33に確実に位置確認要求信号を送信させることができる。
位置確認要求信号送信手段33は、位置登録要求信号受信手段32が位置登録要求信号を受信したことにより、携帯端末装置5へ確認要求データを有する位置確認要求信号を送受信手段31を介して送信する役割を果たす。
位置確認応答信号受信手段34は、携帯端末装置5の位置確認応答信号送信手段54から送受信手段52を介して送信された位置確認応答信号を送受信手段31を介して受信して、この位置確認応答信号が有している確認応答データを読み込むことにより、位置登録応答信号送信手段35に位置登録応答信号を統括管理装置2に送信させる役割を果たす。
ここで、確認応答データを読み込むことで、位置登録応答信号送信手段35に確実に位置登録応答信号を送信させることができる。
位置登録応答信号送信手段35は、位置確認応答信号受信手段34が位置確認応答信号を受信したことにより、統括管理装置2へ位置登録応答信号を送受信手段31を介して送信する役割を果たす。
このとき、位置登録応答信号送信手段35は、位置確認応答信号が有する端末識別番号データと出入口位置検知装置3が有する装置識別番号データと登録応答データとを含めて位置登録応答信号を生成し、統括管理装置に送信する。
警告要求信号受信手段36は、統括管理装置2から送信される警告要求信号を送受信手段31を介して受信して、この警告要求信号が有している発生要求データを読み込むことにより、警告音発生信号送信手段37に携帯端末装置5へ警告音発生信号を送信させる役割を果たす。
ここで、発生要求データを読み込むことで、警告音発生信号送信手段37に確実に警告音発生信号を送信させることができる。
警告音発生信号送信手段37は、警告要求信号受信手段36が警告要求信号を受信すると、携帯端末装置5に警告音発生信号を送受信手段31を介して送信する役割を果たす。
[位置検知装置]
位置検知装置4は、図3に示すように、送受信手段41、位置登録要求信号受信手段42,位置確認要求信号送信手段43,位置確認応答信号受信手段44,位置登録応答信号送信手段45,警告解除信号受信手段46,警告音解除信号送信手段47から構成されている。
位置検知装置4は、モデルハウスMH1,MH2・・・MHnの各部屋の検知領域に設置され、携帯端末装置5が検知領域に位置した場合に、検知した携帯端末装置5の端末識別番号データと位置検知装置4が有している装置識別番号データとを位置登録応答信号に含ませて統括管理装置2に送信する役割と、携帯端末装置5に警告音解除信号を送信して携帯端末装置5から発生している警報音を解除させる役割と、統括管理装置2から送信される案内データを、図示しない案内データ中継手段により中継して、携帯端末装置5に案内データを表示させる役割を果たす。
なお、位置検知装置4の位置登録要求信号受信手段42,位置確認要求信号送信手段43,位置確認応答信号受信手段44,位置登録応答信号送信手段45,は、出入口位置検知装置3の位置登録要求信号受信手段32,位置確認要求信号送信手段33,位置確認応答信号受信手段34,位置登録応答信号送信手段35,と同様の効果を奏する。したがって、これらの説明を省略し、送受信手段41、警告解除信号受信手段46、警告音解除信号送信手段47、について説明する。
送受信手段41は、携帯端末装置5の位置確認応答信号送信手段54から位置確認信号を受信し、総括管理装置2へ位置確認信号が有している端末識別番号データと、位置検知装置4が有する装置識別番号データとを有する位置登録応答信号を送信する役割と、統括管理装置2から送信される位置登録要求信号と警告解除信号とを受信する役割と、携帯端末装置5へ警告音解除信号を送信する役割とを果たす。
警告解除信号受信手段46は、統括管理装置2の警告解除信号送信手段26から送信される警告解除信号を送受信手段41を介して受信して、この警告解除信号が有している解除要求データを読み込むことにより、警告音解除信号送信手段47に警告音解除信号を送信させる役割を果たす。
ここで、解除要求データを読み込むことで、警告音解除信号送信手段47に確実に警告音解除信号を送信させることができる。
警告音解除信号送信手段47は、警告解除信号受信手段46が警告解除信号を受信すると、警告音解除信号を携帯端末装置5へ送受信手段41を介して送信する役割を果たす。
[統括管理装置]
統括管理装置2は、図3に示すように、記憶部21,送受信手段22,位置登録要求信号送信手段23,位置登録応答信号受信手段24,装置判別手段25,監視モード判別手段26,警告要求信号送信手段27,警告解除信号送信手段28,位置特定手段29から構成されている。
この統括管理装置2は、主に、携帯端末装置5が出入口近傍領域に位置した場合に、この携帯端末装置5に対して警告音を発生させるように要求し、警告音が発生している携帯端末装置5が位置検知装置の検知領域に位置した場合には、警告音が解除するように警告解除信号を送信する役割と、総ての携帯端末装置5,5・・・の位置を記憶する役割と、総ての携帯端末装置5,5・・・に案内データを送信する役割を果たす。
記憶部21は、位置登録記憶部21Aと、装置設置位置データベース21Bとから構成されている。
位置登録記憶部21Aは、各携帯端末装置5,5・・・と出入口位置検知装置3又は各位置検知装置4,4・・・とが無線通信をした場合に、出入口位置検知装置3又は各位置検知装置4,4・・・から送信される位置登録応答信号が有している端末識別番号データと装置識別番号データとを関連付けて記憶する役割と、後述する設置位置データと監視モードデータとを、関連付けた端末識別番号データと装置識別番号データにさらに関連つけて記憶する役割を果たす。
したがって、位置登録応答信号に複数の端末識別番号データが含まれている場合は、それぞれの端末識別番号データと装置識別番号データとが関連付けられることとなる。
装置設置位置データベース21Bは、出入口位置検知装置3及び各位置検知装置4,4・・・の設置場所をそれぞれ設置位置データとして記憶している。
設置位置データとは、図17に示すように、出入口位置検知装置3及び位置検知装置4が設置された施設内の所定の場所を示したデータであり、各部屋に名称を付けてその名称をデータ化(以下、「部屋データ」という)し、これに出入口位置検知装置3及び位置検知装置4の装置識別番号データを関連付けたデータである。
各部屋の名称は、リビングでは「LVG」、ダイニングでは「DNG」、出入口では「ETC」とし、これをデータ化た部屋データとして「MH1−LVG」,「MH1−DNG」,「MH1−ETC」等と表す。そして、この部屋データに出入口位置検知装置3及び位置検知装置4,4・・・の装置識別番号データを関連付ける。
例えば、出入口位置検知装置3の装置識別番号データを「#1003S」,位置検知装置4の装置識別番号データを「#1001S」,「#1002S」とした場合に、モデルハウスMH1の出入口に出入口位置検知装置3を設置する場合は、出入口位置検知装置3の装置識別番号データ「#1003S」と、部屋データ「MH1−ETC」とを並べて関連させる。これにより、装置識別番号データ「#1003S」を読み込むと、合わせて部屋データ「MH1−ETC」も読み込めるようになる。
同様に、装置識別番号データ「#1001S」を有する位置検知装置4をモデルハウスMH1のリビングに設置する場合は、その位置検知装置4の装置識別番号データ「#1001S」と、リビングの部屋データ「MH1−LVG」とを並べて関連させる。また、位置検知装置4の装置識別番号データ「#1002S」と、ダイニングの部屋データ「MH1−DNG」とを並べて関連させる。このようにして、モデルハウスMH1の各部屋の部屋データと、その各部屋に設置される出入口位置検知装置3及び位置検知装置4,4・・・を総て関連付ける。
このように、設置位置データは、例えば、図17に示すように、出入口位置検知装置3及び各位置検知装置4,4・・・の装置識別番号データと部屋データとが関連付けられて、設置場所を示すデータとなる。
したがって、設置した総ての位置検知装置4及び出入口位置検知装置3の設置位置データを記憶することにより、携帯端末装置5,5・・・がどの位置検知装置4又は出入口位置検知装置3と無線通信をしたか、無線通信をした位置検知装置4又は出入口位置検知装置3がどの場所なのかを把握するために用いることができる。
送受信手段22は、出入口位置検知装置3及び位置検知装置4へ位置登録要求信号を送信する役割と、出入口位置検知装置3及び位置検知装置4から位置登録応答信号を受信する役割と、出入口位置検知装置3へ警告要求信号を送信し、位置検知装置4へ警告解除信号を送信する役割と、を果たす。
位置登録要求信号送信手段23は、所定時間ごとに出入口位置検知装置3及び位置検知装置4へ位置登録要求信号を送受信手段22を介して送信する役割を果たす。
所定時間ごとにとは、例えば、1分毎や2分毎といった間隔をいい、図示しないタイマー等でこの所定時間を決定しても良い。
位置登録応答信号受信手段24は、出入口位置検知装置3及び位置検知装置4からの位置登録応答信号を送受信手段22を介して受信して、この位置登録応答信号が有している登録応答データを読み込み、位置登録応答信号が有している端末識別番号データと装置識別番号データとを装置判別手段25に出力する役割を果たす。
ここで、登録応答データを読み込むことで、装置判別手段25に確実に端末識別番号データと装置識別番号データとを出力することができる。
装置判別手段25は、図4に示すように、部屋データ抽出手段251と、設置位置データ関連付け手段252と、監視モードデータ関連付け手段253と、位置データ作成手段254とから構成され、位置登録応答信号受信手段24から出力された端末識別番号データと装置識別番号データとを入力し、端末識別番号データと装置識別番号データとに、設置位置データ及び監視モードデータを関連付けて位置データを作成し、記憶部21の位置登録記憶部21Aに記憶する役割を果たす。
部屋データ抽出手段251は、位置登録応答信号受信手段24から出力された装置識別番号データを用いて、装置設置位置データベース21Bに記憶されている設置位置データとして関連されている装置識別番号データと部屋データとを読み込むことで、部屋データを抽出する役割を果たす。つまり、出力された装置識別番号データと同一の装置識別番号データがあるか否かを設置位置データから検索し、同一の装置識別番号データが存在する場合に、その装置識別番号を読み込み、装置識別番号データと関連付けられている部屋データ読み込むことで、その読み込んだ部屋データを抽出するようになっている。そして、抽出した部屋データとともに入力した端末識別番号データと装置識別番号データとを設置位置データ関連付け手段252に出力する。
設置位置データ関連付け手段252は、部屋データ抽出手段251から出力された部屋データ,端末識別番号データ,装置識別番号データを関連付ける役割を果たす。そして、これらを関連付けたら、監視モードデータ関連付け手段253に出力する。
監視モードデータ関連付け手段253は、設置位置データ関連付け手段252から出力され、関連付けられた部屋データ,端末識別番号データ,装置識別番号データに監視モードデータを関連付けて、記憶部21の位置登録記憶部21Aに記憶する役割を果たす。
ここで監視モードデータとは、管理している携帯端末装置5,5・・・が、現在監視しなければならない状態なのか、それともモデルハウスMH1内を案内しているのかを区別するためのデータであって、監視しなければならない状態の場合は「監視中」の監視モードデータを設定する。また、モデルハウスMH1内を案内している状態の場合は、「案内中」の監視モードデータを設定する。なお、監視しなければならない状態とは、携帯端末装置5が出入口近傍領域に位置している状態をいう。
この監視モードデータ関連付け手段253は、部屋データを読み込み、この部屋データが「MH1−ETC」となっている場合には「監視中」の監視モードデータを関連付ける。また、それ以外の部屋データとなっている場合は、「案内中」の監視モードデータを関連付け、位置登録記憶部21Aに記憶する。
なお、監視モードデータ関連付け手段253に予め出入口位置検知装置3の装置識別番号データを記憶させておき、この装置識別番号データと、入力した装置識別番号データとを比較することにより、「監視中」の監視モードデータを関連付けるか、「案内中」の監視モードデータを関連付けるかを決定しても良い。
位置データ作成手段254は、関連付けられた部屋データ,端末識別番号データ,装置識別番号データ,監視モードデータから、端末識別番号データを主体とする位置データを作成し、位置登録記憶部21Aに記憶する役割を果たす。この位置データ作成手段254は、各位置データを端末識別番号データごとに累積して位置登録記憶部21Aに記憶する。
例えば、図18に示すように、(a)モデルハウスMH1のリビングに設置した「#1001S」の装置識別番号データを有する位置検知装置4が、リビングに位置した「#0001T」の端末識別番号データを有する携帯端末装置5を検知した場合、位置登録記憶部21Aには、端末識別番号データ「#0001T」,装置識別番号データ「#1001S」,部屋データ「MH1−LVG」,監視モードデータ「案内中」とする図19に示すような位置データが記憶される。同様に、(b)モデルハウスMH1のダイニングに設置した「#1002S」の装置識別番号データを有する位置検知装置4が、ダイニングに位置した「#0002T」の端末識別番号データを有する携帯端末装置5を検知した場合、位置登録記憶部21Aには、端末識別番号データ「#0002T」,装置識別番号データ「#1002S」,部屋データ「MH1−DNG」,監視モードデータ「案内中」とする位置データが記憶される。そして、(c)モデルハウスMH1の出入口に設置した「#1003S」の装置識別番号データを有する出入口位置検知装置3が、出入口に位置した「#0003T」の端末識別番号データを有する携帯端末装置5を検知した場合、位置登録記憶部21Aには、端末識別番号データ「#0003T」,装置識別番号データ「#1003S」,部屋データ「MH1−ETC」,監視モードデータ「監視中」とする位置データが記憶される。
このように、位置登録記憶部21Aは、各携帯端末装置5,5・・・に対して、その位置や状態を記憶している。したがって、携帯端末装置5が各部屋を移動すれば、その携帯端末装置5が有している端末識別番号データを基準に、装置識別番号データ、部屋データ、監視モードデータが書き換えられていくこととなる。
監視モード判別手段26は、図5に示すように、監視モードデータ読み込み手段261,監視モードデータ判別手段262,警告要求指示手段263,解除要求指示手段264とから構成され、管理している各携帯端末装置5,5・・・が、出入口位置検知装置3の出入口近傍領域に位置しているか、位置検知装置4の検知領域に位置しているかを、位置登録記憶部21Aを読み込むことにより判別し、出入口近傍領域に位置した場合は、警告要求の指示をし、警告要求の指示をした携帯端末装置5に対して検知領域に位置した場合に警告解除の指示をする役割を果たす。
監視モードデータ読み込み手段261は、位置登録記憶部21Aに記憶された端末識別番号データと監視モードデータとを読み込み、読み込んだ端末識別番号データと監視モードデータとを監視モードデータ判別手段262に出力する役割を果たす。
監視モードデータ判別手段262は、監視モードデータ読み込み手段261から出力された端末識別番号データと監視モードデータとを入力し、監視モードデータが「監視中」である場合は、図示しない一時記憶部(例えば、「RAM」といった記憶部)に端末識別番号データと監視モードデータとを一時的に記憶して端末識別番号データを警告要求指示手段263に出力し、監視モードデータが「案内中」である場合は、端末識別番号データを解除要求指示手段264に出力する役割を果たす。
ここで、監視モードデータが「監視中」である場合は、図示しない一時記憶部を読み込み、一時記憶部に記憶されている端末識別番号データ及び監視モードデータと、入力した端末識別番号データ及び監視モードデータとを比較して、同一となっている場合は、その後の処理をせずに待機となる。同様に、監視モードデータが「案内中」である場合は、図示しない一時記憶部を読み込み、一時記憶部に記憶されている端末識別番号データ及び監視モードデータと、入力した端末識別番号データ及び監視モードデータとを比較して、同一となっている場合は、その後の処理をせずに待機となる。
また、監視モードデータが「監視中」である場合は、図示しない一時記憶部を読み込み、一時記憶部に記憶されている端末識別番号データ及び監視モードデータと、入力した端末識別番号データ及び監視モードデータとを比較して、同一とならない場合は、端末識別番号データを解除要求指示手段264に出力する。同様に、監視モードデータが「案内中」である場合は、図示しない一時記憶部を読み込み、一時記憶部に記憶されている端末識別番号データ及び監視モードデータと、入力した端末識別番号データ及び監視モードデータとを比較して、同一とならない場合は、端末識別番号データを警告要求指示手段263に出力する。
警告要求指示手段263は、監視モードデータ判別手段262から出力された端末識別番号データを入力すると、警告要求信号送信手段27に端末識別番号データを送信し、警告要求する役割を果たす。
解除要求指示手段264は、監視モードデータ判別手段262から出力された端末識別番号データを入力すると、警告解除信号送信手段28に端末識別番号データを送信し、解除要求する役割を果たす。
警告要求信号送信手段27は、監視モード判別手段26の警告要求指示手段263から出力された端末識別番号データを入力し、警告音の初期値として用いられる警告音レベルデータと、入力した端末識別番号データと、警告音発生信号を送信させるための発生要求データとから警告要求信号を生成して、出入口位置検知装置3に送受信手段22を介して送信する役割を果たす。
警告音レベルデータは、例えば、図13に示すように、「レベル1」と予め設定しておく。なお、関連付けるこの警告音レベルデータは、施設の用途や重要性を考慮して適宜変更が可能である。
警告解除信号送信手段28は、監視モード判別手段26の警告要求指示手段263から出力された端末識別番号データを入力し、入力した端末識別番号データと、警告音解除信号を送信させるための解除要求データとから警告解除信号を生成して、位置検知装置4に送受信手段22を介して送信する役割を果たす。
位置特定手段29は、図6に示すように、端末識別番号データ指定手段291と、位置データ抽出手段292と、位置データ表示実行手段293とから構成されており、各携帯端末装置5,5・・・の所在位置を特定する役割を果たす。
なお、位置特定手段29による位置特定の対象となる携帯端末装置5の位置表示の動作説明を図26を用いて説明する。図26は、携帯端末装置の位置の表示の方法を示すフローチャートである。
端末識別番号データ指定手段291は、所在位置を特定したい携帯端末装置5の端末識別番号データを入力する(S81)役割を果たす。
位置データ抽出手段292は、端末識別番号データ指定手段291により端末識別番号データが入力されると、位置登録記憶部21Aから、端末識別番号データ指定手段291により入力された端末識別番号データと同一の端末識別番号データを読み込み(S82)、位置登録記憶部21Aに記憶されている端末識別番号データと関連付けられている装置識別番号データ、設置位置データ、監視モードデータ、端末識別番号データから構成されている例えば図19に示すような位置データを抽出する(S83)役割を果たす。
抽出した位置データは、位置データ表示実行手段293に出力される。
位置データ表示実行手段293は、位置データ抽出手段292により出力された位置データを入力し、ディスプレイなどの表示部に表示する(S84)役割を果たす。
例えば、図20に示すように、位置データを位置データ表示実行手段293によりディスプレイに表示して、位置特定の対象とした携帯端末装置5の所在地を視覚的に把握することができる。
これにより、複数の携帯端末装置5,5・・・が一つのモデルハウスの各部屋に位置していても、特定の携帯端末装置5について、その携帯端末装置5の位置を的確に把握することができる。
(装置の動作説明)
次に、本発明の携帯端末管理装置1の動作を説明する。
本発明の携帯端末管理装置1による携帯端末装置5からの警告音の発生及び解除は、次のように行われる。なお、ここでは、モデルハウスMH1内においての携帯端末装置5からの警告音の発生及び解除について、図3及び図21〜図25を用いて説明する。
図21は、本発明に係る携帯端末管理装置の警告音の発生及び解除の方法を示すシーケンスチャートである。図22は、警告音の発生及び解除における統括管理装置の動作を示すフローチャートである。図23は、警告音の発生及び解除における携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。図24は、警告音の発生における出入口位置検知装置の動作を示すフローチャートである。図25は、警告音の解除における位置検知装置の動作を示すフローチャートである。
[警告音の発生・解除の動作説明]
図21に示すように、住宅展示場に来場した来客者は、モデルハウスMH1の入口と出口とが兼用されている出入口に入り、受付により携帯端末装置5の貸し出しを受ける(S1)。このとき、受付により携帯端末装置5の電源が入れられる。これにより来客者は携帯端末装置5の携帯者となり、携帯端末装置5がモデルハウスMH1から持ち出されないように携帯端末管理装置1により監視されることとなる。
また携帯端末装置5は、電源が入れられると、出入口位置検知装置3及び各位置検知装置4とそれぞれ無線通信可能な状態となるとともに、モデルハウスMH1の各部屋等の案内・説明が開始される。
ここで、携帯端末装置5が、出入口位置検知装置3の検知可能とする出入口近傍領域に移動した場合について説明する。
統括管理装置2は、位置登録要求信号を送信する時期となる所定時間になった場合(S30,Yes)に、位置登録要求信号を総ての位置検知装置4,4・・・及び出入口位置検知装置3へ送信する(S2,(S31))。
位置登録要求信号を送信する時期となる所定時間になっていない場合(S30,No)は、統括管理装置2は、所定時間になるまで位置登録要求信号の送信はせず、待機することとなる。
このとき、出入口位置検知装置3は、統括管理装置2から送信された位置登録要求信号を受信して(S3,(S60))、位置確認要求信号を携帯端末装置5へ送信する(S4,(S61))。
ここで、携帯端末装置5からの位置確認応答信号を受信しなかった場合(S62,No)は、再び、統括管理装置2から送信された位置登録要求信号を受信する(S60)。
携帯端末装置5は、出入口位置検知装置3から送信された位置確認要求信号を受信して(S5,(S50))、位置確認要求信号を送信してきた出入口位置検知装置3へ位置確認応答信号を送信する(S6,(S51))。
出入口位置検知装置3は、携帯端末装置5からの位置確認応答信号を受信した場合(S7,(S62,Yes))、位置登録応答信号を統括管理装置へ送信する(S8,(S63))。
統括管理装置2は、出入口位置検知装置3から送信された位置登録応答信号を位置登録応答信号受信手段24により受信する(S9,(S32))と、位置登録応答信号が有している端末識別番号データと装置識別番号データとを装置判別手段25に出力する。装置判別手段25は、端末識別番号データと装置識別番号データとを入力すると、設置位置データと監視モードデータを端末識別番号データと装置識別番号データとに関連付けて位置登録記憶部21Aに記憶する(S33)。
ここで、監視モード判別手段26は、位置登録記憶部21Aに記憶されている監視モードデータを読み込む(S34)。読み込んだ監視モードデータが、例えば「監視中」の監視モードデータである場合(S35,Yes)であって、前回も例えば「監視中」の監視モードデータである場合(S36,Yes)は、その後の処理をせずに、位置登録要求信号を送信するまで待機する(S30)。前回が例えば「監視中」の監視モードデータではない場合(S36,No)は、警告要求信号を出入口位置検知装置3に送信する(S10,(S37))。その後、位置登録要求信号を送信するまで待機する(S30)。
出入口位置検知装置3は、統括管理装置2からの警告要求信号を受信した場合は(S11,(S64,Yes))、警告音発生信号を携帯端末装置5へ送信する(S12,(S65))。なお、統括管理装置2からの警告要求信号を受信しなかった場合(S64,No)は、再び、統括管理装置2から送信された位置登録要求信号を受信する(S60)。
携帯端末装置5は、出入口位置検知装置3から送信された警告音発生信号を受信した場合(S13,(S52,Yes))、警告音発生信号に含まれている警告レベルデータを読み込み、この警告レベルデータにある警告音の音量で警告音を発生し、警告メッセージを表示して(S14,(S53))、警告音の発生時間を計測する(S54)。
警告音発生信号を受信しなかった場合(S52,No)であって、警告解除信号を受信しなかった場合(S55,No)は、携帯端末装置5が警報音を発生している状態の場合(S57,Yes)、警告音発生時間に応じた警告音レベルデータを決定して(S58)、この警告音レベルデータの音量及び警告メッセージに変更して(S15)、変更した警告音の音量で警告音を発生し、警告メッセージを表示する(S16,(S59))。そして、位置確認要求信号を受信する(S50)。
これを繰り返すことによって、警告音の音量を次第に大きくなるように調節することができる。
なお、携帯端末装置5が警報音を発生していない状態の場合(S57,No)は、位置確認要求信号を受信する(S50)。
ここで、警報を発生している携帯端末装置5が、出入口位置検知装置3の検知可能とする出入口近傍領域から、位置検知装置4の検知可能とする検知領域に移動した場合について説明する。
統括管理装置2は、位置登録要求信号を送信する時期となる所定時間になった場合(S30,Yes)に、位置登録要求信号を総ての位置検知装置4,4・・・及び出入口位置検知装置3へ送信する(S17,(S31))。
このとき、位置検知装置4は、統括管理装置2から送信された位置登録要求信号を受信して(S18,(S70))、位置確認要求信号を携帯端末装置5へ送信する(S19,(S71))。
携帯端末装置5は、位置検知装置4から送信された位置確認要求信号を受信して(S20,(S50))、位置確認要求信号を送信してきた位置検知装置4へ位置確認応答信号を送信する(S21,(S51))。
位置検知装置4は、携帯端末装置5から送信された位置確認応答信号を受信した場合(S22,(S72,Yes))、位置登録応答信号を統括管理装置2へ送信する(S23,(S73))。なお、携帯端末装置5から送信された位置確認応答信号を受信しなかった場合(S72,No)は、再び、統括管理装置2から送信された位置登録要求信号を受信する(S70)。
統括管理装置2は、位置検知装置4から送信された位置登録応答信号を受信し(S24,(S32))、位置登録応答信号が有する端末識別番号データと装置識別番号データとを装置判別手段25に出力する。装置判別手段25は、端末識別番号データと装置識別番号データとを入力すると、設置位置データと監視モードデータを端末識別番号データと装置識別番号データとに関連付けて位置登録記憶部21Aに記憶する(S33)。
監視モード判別手段26は、監視モードデータを読み込み(S34)、読み込んだ監視モードデータが、例えば「監視中」の監視モードデータではない場合(S35,No)であって、前回も例えば「案内中」の監視モードデータである場合(S38,Yes)は、監視モードデータを同様の「案内中」で記憶(S41)し、位置登録要求信号を送信するまで待機する(S30)。前回が例えば「案内中」の監視モードデータではない場合(S38,Yes)は、「監視中」の監視モードデータを「案内中」の監視モードデータに替えて記憶(S39)しつつ、警告解除信号を位置検知装置4へ送信する(S25,(S40))。そして、統括管理装置2は、位置登録要求信号を送信するまで待機する(S30)。
位置検知装置4は、統括管理装置2からの警告解除信号を受信した場合(S26,(S74,Yes))、警告音解除信号を携帯端末装置5へ送信する(S27,(S75))。統括管理装置2からの警告解除信号を受信しなかった場合(S74,Yes)は、再び、統括管理装置2から送信された位置登録要求信号を受信する(S70)。
携帯端末装置5は、警告音発生信号を受信しなかった場合(S52,No)であって、位置検知装置4から送信された警告解除信号を受信した場合(S28,(S55,Yes))は、発生している警告音及び警告メッセージを解除する(S29,(S56))。そして、位置確認要求信号を受信する(S50)。
したがって、このように本発明の携帯端末管理装置を構成したので、統括管理装置を警備業者が用いることで、携帯端末装置の盗難防止を的確に行うことができ、また、統括管理装置を住宅展示場の主催者が用いても、携帯端末装置の盗難防止を的確に行うことができる。
以上、本発明について、好適な実施形態の一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。
例えば、図27に示すように、本発明の携帯端末管理装置10は、携帯端末管理装置1に警告音発生通知装置7を設けた構成となっているところが異なる。また、それに伴い、携帯端末管理装置1の統括管理装置2における警告要求信号送信25に換えて、携帯端末管理装置10の統括管理装置2において警告要求信号送信25Aが備えられているところも異なる。この携帯端末管理装置10は、統括管理装置を住宅展示場の主催者が使用し、警告音発生通知装置7を警備業者が用いるようになっている。
携帯端末管理装置10の統括管理装置2における警告要求信号送信25Aは、警告要求信号を出入口位置検知装置3へ送受信手段22を介して送信しつつ、警告音発生通知装置7へ警告要求信号を送受信手段22を介して送信する役割を果たす。
警告音発生通知装置7は、受信手段71,警告要求信号受信手段72,警告表示実行手段73,表示手段74から構成されており、携帯端末装置5が出入口近傍領域に位置したことを通報する役割を果たす。
受信手段71は、統括管理装置2の警告要求信号送信25Aから送信される警告要求信号を受信する役割を果たす。
警告要求信号受信手段72は、受信手段71を介して警告要求信号を受信する役割を果たし、受信した警告要求信号の端末識別番号データと警告音レベルデータとを警告表示実行手段73に出力する。
警告表示実行手段73は、警告要求信号受信手段72から出力された端末識別番号データと警告音レベルデータとを表示手段74に表示させる役割を果たす。
表示手段74は、警告データ表示実行手段73による携帯端末装置5の端末識別番号データと、警告メッセージを表示させる役割を果たす。
これにより、警備業者は、携帯端末装置5が出入口近傍領域に位置したこと、及び、盗難される恐れがあることを認識することができる。
また、他の変形例としては、例えば、警告要求信号を電子メールにて警告音発生通知装置7に送信してもよい。
また、この場合の警告音発生通知装置を、一般の電子メールが受信可能な携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)を用いてもよい。
また、各信号には、プロトコルヘッダを用いて、端末識別番号データや装置識別番号データ、警告音レベルデータ等を有するように構成してもよい。
本発明の携帯端末管理装置の概略を示す概略図である。 本発明の携帯端末管理装置の概略を示す概略図である。 本発明の携帯端末管理装置を示すブロック図である。 装置判別手段の構成を示すブロック図である。 監視モード判別手段の構成を示すブロック図である。 位置特定手段の構成を示すブロック図である。 出入口近傍領域及び検知領域を示す模式図である。 位置登録要求信号の一例を示す概念図である。 位置確認要求信号の一例を示す概念図である。 図10は、位置確認応答信号の一例を示す概念図である。 (a)は、位置登録応答信号の一例を示す概念図であり、(b)は、位置登録応答信号の他の例を示す概念図である。 警告要求信号の一例を示す概念図である。 警告音発生信号の一例を示す概念図である。 警告解除信号の一例を示す概念図である。 警告音解除信号の一例を示す概念図である。 警告レベルデータの一例を示す概念図である。 設置位置データの一例を示す概念図である。 位置登録記憶部の一例を示す概念図である。 位置データの一例を示す概念図である。 位置データをディスプレイに表示した状態の一例を示す模式図である。 本発明に係る携帯端末管理装置の警告音の発生及び解除の方法を示すシーケンスチャートである。 警告音の発生及び解除における統括管理装置の動作を示すフローチャートである。 警告音の発生及び解除における携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。 警告音の発生における出入口位置検知装置の動作を示すフローチャートである。 警告音の解除における位置検知装置の動作を示すフローチャートである。 携帯端末装置の位置の表示の方法を示すフローチャートである。 本発明の携帯端末管理装置の他の例を示すブロック図である。もできる。
符号の説明
1,10 携帯端末管理装置
2 統括管理装置
21A 位置登録記憶部
21B 装置設置位置データベース
22 送受信手段
254 位置データ作成手段
28 位置特定手段
283 位置データ表示実行手段
3 出入口位置検知装置
31 送受信手段
36 警告要求信号受信手段
37 警告音発生信号送信手段
4 位置検知装置
41 送受信手段
46 警告解除信号受信手段
47 警告音解除信号送信手段
5 携帯端末装置
52 送受信手段
55 警告音制御手段
57 案内手段
552 警告手段
SP スピーカ
MH1,MH2・・・MHn モデルハウス(施設)

Claims (3)

  1. 施設の情報に関する案内手段と、警告音発生信号を受信することにより警告音を発生する警告手段と、位置検知装置又は出入口位置検知装置と無線通信を行い端末識別番号データの送受信をする送受信手段と、を
    備える携帯端末装置を、
    統括管理装置により管理することにより盗難防止を図るための携帯端末管理装置において、
    前記出入口位置検知装置に備えられ、前記携帯端末装置が前記施設の出入口近傍領域に位置した場合に、前記統括管理装置からの前記端末識別番号データを含む警告要求信号を受信する警告要求信号受信手段と、
    前記警告要求信号を受信した場合に、前記携帯端末装置に前記警告音発生信号を送信する警告音発生信号送信手段と、
    前記位置検知装置に備えられ、前記携帯端末装置が前記施設の出入口近傍領域から離れた場合に、前記統括管理装置からの前記端末識別番号データを含む警告解除信号を受信する警告解除信号受信手段と、前記警告解除信号を受信した場合に、前記携帯端末装置に前記警告音解除信号を送信する警告音解除信号送信手段と、を有し、
    前記統括管理装置は、前記出入口近傍領域で警告音を発生している携帯端末装置が前記出入口近傍領域から前記位置検知装置の検知領域へ移動した場合、その位置検知装置からの位置要求応答信号を受信したことにより警告解除信号を位置検知装置へ送信し、
    統括管理装置からの警告解除信号を受信した位置検知装置は、警告音を発生している携帯端末装置へ警告音解除信号を送信すること、を特徴とする携帯端末管理装置。
  2. 前記携帯端末装置が、前記警告音解除信号を受信するまでの間において、警告音を発生している時間に応じて警告音の音量を調節する警告音制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末管理装置。
  3. 前記施設に備えられ、検知領域に位置する携帯端末装置からの端末識別番号データと装置識別番号データとを有する位置登録応答信号を前記統括管理装置に送信する2基以上の位置検知装置と、
    出入口近傍領域に位置する携帯端末装置からの端末識別番号データと装置識別番号データとを有する位置登録応答信号を前記統括管理装置に送信する少なくとも1基以上の出入口位置検知装置と、
    前記統括管理装置に備えられ、前記位置検知装置及び前記出入口位置検知装置からの位置登録応答信号が有する端末識別番号データと装置識別番号データとを記憶する位置登録記憶部と、
    前記位置検知装置及び前記出入口位置検知装置の設置位置データを記憶している装置設置場所データベースと、
    前記位置登録記憶部に記憶されている端末識別番号データと装置識別番号データ、及び装置設置場所データベースに記憶された前記位置検知装置及び前記出入口位置検知装置の設置位置データから位置データを作成する位置データ作成手段と、を有し、
    位置表示の対象となる携帯端末装置の位置データを、前記位置登録記憶部から抽出し、当該位置データを位置データ表示実行手段により表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末管理装置。
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