JP6275078B2 - 商品発注数調整装置、商品発注数調整方法、発注システムおよびコンピュータプログラム - Google Patents

商品発注数調整装置、商品発注数調整方法、発注システムおよびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンビニエンスストアなどの店舗スタッフが発注する商品の発注数を調整するための技術に関する。
現在、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等、多くの店舗においてPOS(Point of Sales)システムが普及しており、収集された商品の売上データは様々に活用されている。その中で、売上データに基づき商品の需要を予測し、発注に活用するシステムがある。
例えば、特許文献1には、過去の売上実績に基づき商品の需要を予測するシステムが記載されている。このシステムは、過去の売上データに基づき予測した商品の需要数に応じて発注すべき数を店舗スタッフに提示することで、店舗スタッフが商品の発注数を自ら決定しなければならないという発注業務を支援する。特許文献1に記載のシステムに限らず、他の商品需要予測システムも同様に、店舗スタッフが商品の発注数を自ら決定するにあたり、その発注業務を支援するために、スタッフが発注を確定する前に、予測した需要数に対応する発注すべき数を店舗スタッフに示唆する。
特開2009−43291号公報
ところで、フランチャイズの事業形態の一例であるコンビニエンスストアは、フランチャイズの加盟店である店舗オーナー(店舗スタッフ)が商品の発注数を決定する。商品には販売期限があり、販売期限までに売れなかった商品は廃棄ロスとなる。廃棄ロスの仕入額がそのままオーナーの損害となる取り扱い(契約)が一般的なようである。万一、廃棄ロスが生じた場合には、廃棄ロスの仕入額が利益を食いつぶすことになるので、店舗オーナーは廃棄ロスを畏れ、確実に売り切れるように、システムが提示する発注すべき数よりも少なめに発注することが多いことが本発明の発明者の調査により判明した。そうすれば、店舗に並ぶ商品の数は需要数よりも少ないので、当然ながら欠品となり、本来であれば売れたはずなのに商品がないという機会ロスが多発することになる。機会ロスは、買上率及び客単価を下げる要因になるばかりか、客数の減少を招来するおそれがある。
かといって、廃棄ロスの損害をフランチャイズの本部が負担することを予めオーナーと取り決め(契約)してしまうと、廃棄ロスの不安がなくなるので、過剰に発注するオーナーが増え、廃棄数が増大してしまうおそれが考えられる。
本発明は、このような新たな課題に着目してなされたものであって、その目的は、機会ロスの低減と、過剰発注の抑制と、を両立可能な技術を提供することである。
本発明は、かかる目的を達成するために次の手段を講じたものである。
すなわち、本発明の商品発注数調整装置は、店舗端末から送信され、販売期限を有する商品及び当該商品の店舗発注数を含む発注データを取得する発注データ取得部と、前記発注データが表す商品について納入されてから販売期限までに店舗に生じる需要数に対応する発注すべき数を含む予測基準データを取得する基準データ取得部と、前記発注すべき数に対する前記店舗発注数の不足を埋めるように、追加数を決定する追加数決定部と、発注サーバが所定の発注実行タイミングで発注先へ送信する発注データを記憶するための記憶部に、前記追加数と前記店舗発注数との合計値が実際の発注数となるように発注数を調整した発注データを記憶させる発注数調整部と、を備える。
この構成によれば、店舗端末から送信される発注データのうちオーナーが決定した店舗発注数が、需要数に対応する発注すべき数よりも少ないときは、予測基準データに基づき追加発注されるので、発注に基づき納入され店舗に並ぶ商品の数が需要数を満たし、機会ロスを防止することができる。一方、オーナーが決定した店舗発注数が発注すべき数に対して不足していないときには、予測基準データに基づき追加発注されないので、オーナーの責任による発注となり、過剰な発注を防止できる。
本発明の第1実施形態の商品発注数調整装置及びこれを適用させた発注システムを模式的に示すブロック図。 追加の発注数を決定するロジックに関する説明図。 発注すべき数に関する説明図。 第1実施形態の商品発注数調整装置が実行する商品発注数調整処理ルーチンを示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の発注システムを模式的に示すブロック図。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の商品発注数調整装置3及びその装置が適用される発注システム1について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、発注システム1は、店舗に設置される店舗端末10と、本部に設置される発注サーバ11及び記憶部12と、を有する。店舗端末10は、本部に設置されるPOSサーバ20と共に、POSシステム2を構成している。店舗の商品には、店舗端末10が読取可能なPOS用情報(バーコード等)が付されている。このPOS用情報が販売時に店舗端末10に読み取られると、その商品の売上に関する売上データが本店のPOSサーバ20に送信され、POSサーバ20に設けられるPOSデータベース21に、売上実績データとして記憶される。POSデータベース21には、売上実績データの他に、商品に関する商品マスタ、発注履歴データなどのデータが記憶されている。POSシステム2については、一般的であるので詳細な説明を省略する。
なお、本明細書において、店舗端末10は、店舗に設置される情報処理装置を意味し、本部に設置されたサーバ(情報処理装置)と通信可能であれば、EOB(Electric Order Book)等のモバイル端末、レジに設置されるレジスタ、店舗に設置されるオフィスコンピュータにいずれであるかは限定されない。
発注システム1について、店舗端末10は、発注する商品及びその店舗発注数を入力可能に構成されている。商品は、発注タイミングに応じて予め定まる消費期限などの販売期限が設定されている。店舗オーナー等の店舗スタッフが、予め定められた店舗発注タイミング(一日あたり3〜4回が多い)までに、発注する商品及びその店舗発注数を入力し、発注を確定させるための発注確定操作を店舗端末10に行っておく。店舗端末10は、発注確定操作がなされており且つ店舗発注タイミングが来れば、発注データを本店へ送信する。
店舗発注数は、店舗端末から送信される時点の発注数を意味する。店舗発注数は、店舗スタッフが決定して入力した発注数でもよいし、店舗スタッフの委任に応じて店舗端末が自動的に入力した発注数でもよい。
なお、売上実績データに基づき、発注対象となる商品の販売期限までに店舗に生じる需要数を予測する需要予測システム22を設けておき、発注確定操作がなされる前に、発注する商品及びその店舗発注数を入力する画面に、需要数に対応する発注すべき数を表示するようにしてもよい。
本店に設けられた記憶部12は、発注サーバ11が用いる発注ワーク用データベースであり、店舗端末10から送信された発注データが記憶される。本実施形態では、RDBMS(Relational Database Management System)が用いられているが、発注データが記憶されるのであれば、これに限定されない。
発注サーバ11は、記憶部12(発注ワーク用データベース)にアクセス可能であり、記憶部12に記憶されている発注データを所定の発注実行タイミングで発注先へEDI(Electronic Data Interchange)等を用いて送信する。発注を受けた発注先(メーカ)は、店舗端末10が読取可能なPOS用情報を付した商品を店舗に納入する。POS用情報には、例えばその商品を識別する情報である商品コードが含まれる。商品コードは、本店に設けられる商品マスタ、発注履歴データ、在庫データなどのデータベースを照合することによって、どの発注に基づき店舗に納入された商品であるかを特定可能な発注特定情報であるともいえ、また、商品名、価格、販売期限等の販売時に必要な販売用情報を特定可能な情報であるともいえる。
上記が従来のシステムであるが、本実施形態では、更に商品発注数調整装置3を追加している。
商品発注数調整装置3は、記憶部12(発注ワーク用データベース)にアクセス可能に構成され、記憶部12(発注ワーク用データベース)に記憶されている発注データにおける商品の発注数を調整する。
ここで商品の発注数を調整する意味について説明する。
図2に示すように、例えば、商品の販売期限が1日で納入当日中であり、当日の商品を前日に発注し、その商品が当日に1便で納入される場合を例として説明する。なお、実際は、一日に3〜4便納入され、発注タイミングも複数時点存在する。
図2に示すように、20日(火)が販売期限となる商品が19日(月)に発注される。19日(月)に発注される発注データの店舗発注数(オーナが決定した数)は、商品Aが12個、商品Bが17個、商品Cが9個、商品Dが4個であり、これに対して、需要予測に基づき予測される需要数に対応する発注すべき数は、商品Aが13個、商品Bが19個、商品Cが8個、商品Dが6個であったとする。この場合、需要数に対応する発注すべき数に対する店舗発注数の不足は、商品Aが1個、商品Bが2個、商品Cが0個、商品Dが2個である。このまま発注してしまうと、商品A、B、Dについて、本来であれば売れたはずなのに商品がないという機会ロスが発生する可能性が高い。そこで、不足を埋めるために自動で追加発注を行う。追加数は、商品Aが1個、商品Bが2個、商品Cが0個、商品Dが1個としている。この追加数は一例である。
ここで、発注すべき数について図3を用いて説明する。
図3の例では、1日に3回発注し、商品の販売期限は納入後8時間としている。4月1日の18:00の発注において発注すべき数を考える。4月1日の18:00の発注に基づく商品は、4月2日の2:00に納入されるとし、その販売期限が4月2日の10:00とする。商品について納入されてから販売期限までの期間t1の間に店舗に生じる需要数X1に対応する発注すべき数Oを求めたい。しかし、発注と納入にタイムラグがあるので、現時点での在庫数Yなどの他の要因も考慮しなければならず、需要数X1=発注すべき数Oとならない。そのために、現時点から、発注により納入される商品の販売期限までの期間t2の間に店舗に生じる需要数X2を用いる。発注すべき数Oは、次の式で算出される。
現時点で発注すべき数O=需要数X2−在庫数S−入荷予定数N+破棄予定数L
X2:期間t2で生じる需要数X2
S:現時点での在庫数
N:他の発注によって期間t2に納入される予定数
L:在庫のうち期間t2にて廃棄される予定数
図3の例では、納入と発注とが同時であると仮定しているので、入荷予定数と破棄予定数は共に0となるが、実際は納入と発注が同時とは限らない。
上記発注数の調整を実現するために、下記のように商品発注数調整装置3は、構成されている。
図1に示すように、商品発注数調整装置3は、発注データ取得部30と、基準データ取得部31と、追加数決定部32と、発注数調整部33と、追加数特定データ記憶部34と、を有する。これら各部30〜33は、CPU、メモリ及び通信部を備えた一般的なコンピュータにおいてCPUが予め記憶されている図示しない処理ルーチンを実行することによりソフトウェア及びハードウェアが協働して実現される。
発注データ取得部30は、発注確定操作がなされることで店舗端末10から送信された発注データを取得する。発注データには、販売期限を有する商品及び当該商品の店舗発注数が含まれる。本実施形態では、記憶部12はRDBMSであり、記憶部12にアクセス可能にするために、RDMBSが実装されるコンピュータと同じネットワークに商品発注数調整装置3を接続し、ネットワーク経由でRDMBSのテーブルに読み書きできるようにしている。
本実施形態では、発注データ取得部30は、予め定められたタイミングで記憶部12を参照し、当該記憶部12に記憶された発注データを取得するように構成しているが、これに限定されない。例えば、店舗端末10から直接発注データを受信するように構成してもよい。予め定められたタイミングは、店舗端末10から発注データが送信される店舗発注タイミングよりも後であって、発注サーバ11が発注先へ発注データを送信する発注実行タイミングよりも前に設定される。
基準データ取得部31は、発注データが表す商品について納入から販売期限までに店舗に生じる需要数に対応する発注すべき数を含む基準データを取得する。本実施形態では、需要予測システム22による需要予測演算を予め実行しておき、現時点から販売期限までの時間帯、商品、商品の需要数X2が店舗毎に関連づけられた需要予測データを、需要予測データ記憶部35(データベース)に予め記録しておく。基準データ取得部31は、需要予測データ記憶部35に記憶されている需要予測データのうち、発注データの各商品に対応するデータを取得すると共に、POSデータベース21に基づき在庫数、入荷予定数(発注残)及び破棄予定数を取得する。基準データ取得部31は、取得したデータに基づいて発注すべき数Oを算出し、基準データを取得するようにしている。この構成によれば、数千〜数万店舗毎に数百の商品の追加数を決定しなければならないところ、演算負荷の大きい需要予測を予め実行してあるので、発注データが記憶部12に記憶されてから所定の発注実行タイミングが到来するまでの限られた時間内に追加数を決定可能となる。
追加数決定部32は、基準データが示す発注すべき数に対する店舗発注数の不足を埋めるように、追加数を商品毎に決定する。追加数の決定方法は、商品A〜Cのように、過去の販売実績に基づき算出できる発注すべき数から店舗発注数を引いた値でもよいし、商品Dのように係数などを用いて補正してもよい。具材が異なる複数種類のおにぎりなど、同じカテゴリに属する複数の商品を一つのグループとして、グループ単位で追加数を決定してもよい。
発注数調整部33は、追加数と店舗発注数の合計値が実際の発注数となるように発注数を調整した発注データを記憶部12に記憶させる。本実施形態では、発注データが記憶部12に既に記憶されているので、追加数と店舗発注数との合計値が実際の発注数になるように、記憶部12に記憶されている発注データを補正する。勿論、これに限定されない。例えば、記憶部12に予め発注データが記憶されていない場合には、発注数を調整した後の発注データを記憶部12に記憶(追加)させるようにしてもよい。
追加数特定データ記憶部34は、追加数特定データを記憶する。追加数特定データは、発注に対して関連づけられ、商品の追加数を特定可能なデータである。追加数特定データの例としては、発注IDと、商品IDと、追加数とを含むデータが挙げられる。勿論、追加数特定データは、追加数がないものの、発注IDと、商品IDと、店舗発注数と、実際の発注数とを含むデータが挙げられる。
追加数特定データは、廃棄ロスとなった商品が、需要予測に基づき追加で発注されたものであるかを識別可能にするために用いられる。具体的には、廃棄ロスとなった商品のPOS用情報(発注特定情報)が店舗端末10で読み取り、読み取った発注特定情報と追加数特定データとを照合すれば、廃棄ロスとなった商品が、需要予測に基づき追加で発注されたものであるかを識別可能になる。そうすれば、廃棄ロスが生じた場合に、その廃棄ロスの費用負担を本部か店舗にするかを決定することが可能となる。
この追加数特定データを利用する一例として、POSシステム2に、判定部23と、費用負担先決定部24と、報知部25と、を設けることが考えられる。
判定部23は、廃棄ロスとなった商品の発注特定情報が店舗端末10で読み取られることをトリガーとして、発注特定情報で特定される発注に対応する追加数特定データを追加数特定データ記憶部34から取得し、廃棄ロスとなった商品が、需要予測に基づき発注数が追加された発注によって納入されたかを判定する。
費用負担先決定部24は、廃棄ロスとなった商品が、発注数が追加された発注によって納入されたと判定部23が判定したときに、その費用負担が本部であると決定する。一方、廃棄ロスとなった商品が、発注数が追加された発注によって納入されていないと判定部23が判定したときに、その費用負担が店舗であると決定する。
報知部25は、費用負担先決定部24が決定した費用負担先を、店舗端末に対して、音やディスプレイの表示などによって報知させる。
上記の商品発注数調整装置3の動作を、図1及び図4を用いて説明する。例えば店舗端末10が発注データを送信する店舗発注タイミングが毎日9時であり、発注サーバ11が発注先へ発注データを送信する発注実行タイミングが毎日10時半とする。
まず、記憶部12(発注ワーク用データベース)には、店舗端末10から毎日9時に送信された発注データが記憶される。ステップS1において、発注データ取得部30は、所定のタイミング(毎日10時等)に、記憶部12を参照して記憶部12に記憶された発注データを取得する。この発注データは、発注確定操作がなされることで店舗端末10から送信されたデータであり、販売期限を有する商品及び当該商品の店舗販売数が含まれる。
次のステップS2において、基準データ取得部31は、基準データを取得する。基準データは、発注データが表す商品について納入されてから販売期限までに店舗に生じる需要数に対応する発注すべき数が含まれる。
次のステップS3において、追加数決定部32は、発注すべき数に対する店舗発注数の不足を埋めるように、追加数を決定する。
次のステップS4において、発注数調整部33は、記憶部12に、追加数と店舗発注数との合計値が実際の発注数となるように、発注数を調整した発注データを記憶させる。本実施形態では、記憶部12に記憶されている発注データを補正する。
以上のように、第1実施形態の商品発注数調整装置3は、
発注確定操作がなされることで店舗端末10から送信され、販売期限を有する商品及び当該商品の店舗発注数を含む発注データを取得する発注データ取得部30と、
発注データが表す商品について納入されてから販売期限までに店舗に生じる需要数に対応する発注すべき数を含む基準データを取得する基準データ取得部31と、
発注すべき数に対する店舗発注数の不足を埋めるように、追加数を決定する追加数決定部32と、
発注サーバが所定の発注実行タイミングで発注先へ送信する発注データを記憶するための記憶部12に、追加数と店舗発注数との合計値が実際の発注数となるように発注数を調整した発注データを記憶させる発注数調整部33と、
を備える。
第1実施形態にてコンピュータが実行する方法は、
発注確定操作がなされることで店舗端末10から送信され、販売期限を有する商品及び当該商品の店舗発注数を含む発注データを取得するステップ(S1)と、
発注データが表す商品について納入されてから販売期限までに店舗に生じる需要数に対応する発注すべき数を含む基準データを取得するステップ(S2)と、
発注すべき数に対する店舗発注数の不足を埋めるように、追加数を決定するステップ(S3)と、
発注サーバが所定の発注実行タイミングで発注先へ送信する発注データを記憶するための記憶部12に、追加数と店舗発注数との合計値が実際の発注数となるように発注数を調整した発注データを記憶させるステップ(S4)と、
を含む。
この装置又は方法によれば、店舗端末10から送信される発注データのうちオーナーが決定した店舗発注数が、需要数に対応する発注すべき数よりも少ないときは、需要予測データに基づき追加発注されるので、発注に基づき納入され店舗に並ぶ商品の数が需要数を満たし、機会ロスを防止することができる。一方、オーナーが決定した店舗発注数が発注すべき数に対して不足していないときには、需要予測データに基づき追加発注されないので、オーナーの責任による発注となり、過剰な発注を防止できる。
本実施形態では、記憶部12は、店舗端末10から送信された発注データを記憶し、発注データ取得部30は、記憶部12を参照して記憶部12に記憶された発注データを取得し、発注数調整部33は、追加数と店舗発注数との合計値が実際の発注数になるように、記憶部12に記憶されている発注データを補正する。
この構成によれば、記憶部12に対してアクセス可能に構成されているだけで、発注データの取得および発注数の調整を実現できるので、既存のレガシーシステムに組み込むのが容易となる。
発注に基づき店舗に納入される商品には、どの発注に基づき店舗に納入された商品であるかを特定可能な発注特定情報(商品コード)が付されているのが一般的である。
本実施形態では、発注に対して関連づけられ、商品の追加数を特定可能な追加数特定データを記憶する追加数特定データ記憶部34を有するので、廃棄ロスとなった商品に付されている発注特定情報と、上記追加数特定データとを照合可能となり、廃棄ロスとなった商品が、需要予測に基づき発注数が追加された発注によって納入されたかが識別可能になるので、廃棄ロスが生じた場合に、その廃棄ロスの費用負担を本部か店舗にするかを決定することが可能となり、需要予測データに基づく追加発注を適切に運用することが可能となる。
本実施形態では、コンピュータプログラムは、上記方法を構成する各ステップをコンピュータに実行させるプログラムである。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、既に構築されているレガシーの発注システムの改修を必要とすることなく、商品発注数調整装置3を追加するだけで、所望の目的を達成しているが、これに限定されない。例えば、図5に示す第2実施形態にように、商品発注数調整装置3を構成する各機能をレガシーである発注システムへ追加することでも実現可能である。
すなわち、図5に示すように、発注システムを構成してもよい。この発注システムは、販売期限を有する商品及び当該商品の店舗発注数を含む発注データを、発注確定操作がなされることで送信する店舗端末10と、
店舗端末10から送信された発注データを取得する発注データ取得部30と、
発注データが表す商品について納入されてから販売期限までに店舗に生じる需要数に対応する発注すべき数を含む基準データを取得する基準データ取得部31と、
発注すべき数に対する店舗発注数の不足を埋めるように、追加数を決定する追加数決定部32と、
記憶部12と、
記憶部12に、追加数と店舗発注数との合計値が実際の発注数となるように発注数を調整した発注データを記憶させる発注数調整部33と、
記憶部12に記憶されている発注データを所定の発注実行タイミングで発注先へ送信する発注サーバ11と、
を備える。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、第1及び第2実施形態では、判定部23及び費用負担先決定部24がPOSサーバ20に設けられているが、商品発注数調整装置3に設けてもよい。
第1及び第2実施形態では、店舗端末は、発注確定操作がなされることで、発注データを送信するように構成されているが、これに限定されない。明確な発注確定操作がなくとも、店舗端末が発注データを送信可能に操作又は設定されていればよい。
10…店舗端末
30…発注データ取得部
31…基準データ取得部
32…追加数決定部
33…発注数調整部

Claims (6)

  1. 店舗端末から送信され、販売期限を有する商品及び当該商品の店舗発注数を含む発注データを取得する発注データ取得部と、
    前記発注データが表す商品について納入されてから販売期限までに店舗に生じる需要数に対応する発注すべき数を含む基準データを取得する基準データ取得部と、
    前記発注すべき数に対する前記店舗発注数の不足を埋めるように、追加数を決定する追加数決定部と、
    発注サーバが所定の発注実行タイミングで発注先へ送信する発注データを記憶するための記憶部に、前記追加数と前記店舗発注数との合計値が実際の発注数となるように発注数を追加のみで調整した発注データを記憶させる発注数調整部と、
    を備える、商品発注数調整装置。
  2. 前記記憶部は、前記店舗端末から送信された発注データを記憶し、
    前記発注データ取得部は、前記記憶部を参照して当該記憶部に記憶された発注データを取得し、
    前記発注数調整部は、前記追加数と前記店舗発注数との合計値が実際の発注数になるように、前記記憶部に記憶されている発注データを補正する、請求項1に記載の商品発注数調整装置。
  3. 発注に対して関連づけられ、商品の追加数を特定可能な追加数特定データを記憶する追加数特定データ記憶部を有する、請求項1又は2に記載の商品発注数調整装置。
  4. 販売期限を有する商品及び当該商品の店舗発注数を含む発注データを送信する店舗端末と、
    前記店舗端末から送信された発注データを取得する発注データ取得部と、
    前記発注データが表す商品について納入されてから販売期限までに店舗に生じる需要数に対応する発注すべき数を含む基準データを取得する基準データ取得部と、
    前記発注すべき数に対する前記店舗発注数の不足を埋めるように、追加数を決定する追加数決定部と、
    記憶部と、
    前記記憶部に、前記追加数と前記店舗発注数との合計値が実際の発注数となるように発注数を追加のみで調整した発注データを記憶させる発注数調整部と、
    前記記憶部に記憶されている発注データを所定の発注実行タイミングで発注先へ送信する発注サーバと、
    を備える、発注システム。
  5. コンピュータが実行する方法であって、
    店舗端末から送信され、販売期限を有する商品及び当該商品の店舗発注数を含む発注データを取得するステップと、
    前記発注データが表す商品について納入されてから販売期限までに店舗に生じる需要数に対応する発注すべき数を含む基準データを取得するステップと、
    前記発注すべき数に対する前記店舗発注数の不足を埋めるように、追加数を決定するステップと、
    発注サーバが所定の発注実行タイミングで発注先へ送信する発注データを記憶するための記憶部に、前記追加数と前記店舗発注数との合計値が実際の発注数となるように発注数を追加のみで調整した発注データを記憶させるステップと、
    を含む、商品発注数調整方法。
  6. 請求項5に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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JP6081180B2 (ja) * 2012-12-17 2017-02-15 株式会社日立システムズ 自動発注システムおよび自動発注方法

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