JP6274996B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機に関し、特に人体を検出する手段を備える空気調和機の室内機に関する。
従来の空気調和機において、室内機に赤外線センサまたはカメラなどを備え、室内の人の存在および位置を検出する構成が知られている。このような空気調和機では、検出された室内の人の位置および活動量に応じて、調和された空気を吹き出す風向または風量を制御する構成となっている(例えば特許文献1)。
特開平5−223319号公報(図8および図9参照)
このような空気調和機では、暖房運転を行う際に、検出された人に向けて風向が制御されるため、人体において、空気調和機からの暖気が当たっている箇所は暖かい。しかしながら、人体の周囲に温度の低い壁面または床面が存在するとき、その壁面または床面によって冷却され、自然対流によって流れてくる冷気が、人体に当たることがある。この場合、冷気が当たる箇所については、冷たく感じられるため、使用者の快適性を損なうという課題があった。
本発明はこのような課題を鑑み、人体の周囲の温度が低い床面または壁面からの冷気が人体に当たることを抑制し、使用者の快適性を向上させることが可能な空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、吸込口および吹出口が形成された筐体と、筐体の内部で吸込口と吹出口とを連通させる風路内に配置された熱交換器およびファンと、ファンから吹き出される空気の風向を制御する、上下方向に回動自在な上下風向制御板および左右方向に回動自在な左右風向制御板と、室内に存在する人体の位置を検出する人体検出手段と、室内の床面および壁面の温度分布を測定可能な温度分布検出手段と、上下風向制御板および左右風向制御板の姿勢を制御する制御部と、を有し、制御部は、暖房運転時に、温度分布検出手段によって、床面および壁面の温度分布において、温度が温度分布の平均温度より一定値以上低い低温箇所が検出されたか否かを判断し、低温箇所が検出された場合であって、低温箇所と人体検出手段によって検出された人***置との距離が閾値未満の場合、ファンから吹き出される空気を、人体検出手段によって検出された人***置の周囲の床面であって、筐体と人***置との間の床面に向けるよう、上下風向制御板および左右風向制御板の姿勢を制御し、低温箇所が検出された場合であって、低温箇所と人***置との距離が閾値以上の場合、ファンから吹き出される空気を、人***置に向けるよう、上下風向制御板および左右風向制御板の姿勢を制御し、低温箇所が検出されない場合、ファンから吹き出される空気を、人***置に向けるよう、上下風向制御板および左右風向制御板の姿勢を制御するものである。
本発明に係る空気調和機の室内機は、暖房運転時の風向を制御することで、ファンから吹き出される空気によって人体の周囲の温度が低い床面または壁面からの冷気を遮断し、使用者の快適性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の室内機の右側前方斜視図である。 本発明の実施の形態1における空気調和機の室内機の右側下方斜視図である。 本発明の実施の形態1における空気調和機の室内機の縦断面図(図1のA面での断面図)である。 本発明の実施の形態1における空気調和機の室内機の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態1における風向制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における風向制御処理による気流の例を示す図である。 本発明の実施の形態1における風向制御処理による気流の別の例を示す図である。 本発明の実施の形態2における風向制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3における風向制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における風向制御処理による気流の例を示す図である。 本発明の実施の形態5における上下風向制御板および左右風向制御板の概略構成を示す図である。
以下に、本発明に係る空気調和機の室内機の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1および図2は、本発明の実施の形態1における空気調和機の室内機10の外観を示す斜視図である。詳しくは、図1は室内機10を右側前方から見た斜視図であり、図2は室内機10を右側下方から見た斜視図である。また、図1は、後述する上下風向制御板14が閉じている状態を示し、図2は、上下風向制御板14が開き、内部に配置される左右風向制御板15が見えている状態を示す。
図1および図2に示すように、室内機10は略箱形状の筐体11を有する。筐体11の上面には、室内の空気を吸い込むための吸込口12が形成され、前面の下部には、調和された空気を吹き出す吹出口13が形成される。また、吹出口13には吹き出される空気の風向を制御する上下風向制御板14および左右風向制御板15が設けられる。上下風向制御板14は、回動軸(図示せず)によって上下方向に回動可能に支持され、吹き出される空気の上下方向の風向を制御する。左右風向制御板15は、回動軸(図示せず)によって左右方向に回動可能に支持され、吹き出される空気の左右方向の風向を制御する。さらに、筐体11の前面の下部であって、吹出口13の上には、可動式の赤外線センサ16が設けられている。赤外線センサ16は、左右に走査しながら熱源検知を行い、人体が存在する位置を検出する。
図3は、図1の室内機10をA面で切断した縦断面図である。図3に示すように、室内機10の内部には、熱交換器17およびファン18が配置される。熱交換器17およびファン18は、吸込口12と吹出口13とを連通させる風路内に配置される。室内機10の運転が開始されると、ファン18が回転することにより、室内の空気が吸込口12から室内機10内に吸い込まれる。室内機10に吸い込まれた空気は、熱交換器17によって熱交換され、調和された空気となって吹出口13から室内へ吹出される。
図4は、室内機10の制御ブロック図である。室内機10は、各部を制御するための制御部100を有する。図4に示すように、制御部100は、制御のための情報が入力される入力部101と、演算処理および判断処理を行うCPU102と、各種の制御設定値およびプログラムが記憶されているメモリ103と、CPU102での演算結果または決定結果の出力情報を処理する出力部104と、から構成される。
入力部101には、リモコン19によって設定される、使用者からの運転モード、設定温度、設定湿度、風速設定および運転情報、ならびに赤外線センサ16からの制御のための情報(検出情報)が入力される。そして、出力部104から出力される出力結果に応じて、ファン18を回転駆動させるファン駆動モータ18mの回転数、上下風向制御板14を駆動する上下駆動モータ14mの回転数(回動角度)、および左右風向制御板15を駆動する左右駆動モータ15mの回転数(回動角度)が設定される。
続いて、上記のように構成された室内機10における風向制御処理について、図5および図6を参照して説明する。図5は、本実施の形態における風向制御処理の流れを示すフローチャートであり、図6は、当該処理による気流の例を説明するための図である。図6の例では、室内1に室内機10が設置され、室内機10に向かって左側に窓2がある。
本実施の形態の風向制御処理は、室内機10の運転開始により、制御部100によって実行される。本処理では、まず、暖房運転であるか否かを判断する(S1)。そして、暖房運転である場合(S1:YES)、赤外線センサ16によって人***置の検出を行う(S2)。S2では、赤外線センサ16の検出情報から得られた熱源情報が制御部100のCPU102で処理され、メモリ103の制御設定値と照らし合わせることにより、人体3の存在およびその位置についての情報を得ることができる。一方、暖房運転ではない場合(S1:NO)、設定された運転情報に従って、その他の処理を行う(S3)。
続いて、人体3が室内に存在するか否かを判断する(S4)。そして、人体3が存在する場合(S4:YES)、検出された人***置に基づいて、吹き出される調和空気の風向を変更する(S5)。
ここで、従来の空気調和機では、暖房運転時に室内に人体3が存在する場合、人体3に向けて直接暖気を吹き出すことによって、使用者の快適性を高める制御が行われる。しかしながら、図6に示される室内1において、断熱性能の低い窓2はその他の壁面に比べて低温となる。そして、低温の窓2によって冷やされた室内1の窓2付近の空気(図6において破線で示す。以下、「冷気CF」という)は、自然対流によって床面に到達する。床面に到達した冷気CFは、床面を這うようにして広がり、室内1に存在する人体3に到達してしまう。その結果、人体3に対して、室内機10から吹き出される暖気の当たっている箇所は暖かいが、一方で窓2によって冷やされた冷気CFが体に当たる箇所は冷たく感じられ、使用者の快適性を低下させてしまう。
そこで、本実施の形態では、窓2によって冷やされた冷気CFを人体3に到達させないように、吹出口13から吹き出される空気が、人***置と室内機10との間の床面であって、人***置の近傍で、人***置よりも室内機10寄りの床面に向かうよう、上下風向制御板14および左右風向制御板15の姿勢を制御して風向を変更する。具体的には、S5において、まず、検出された人***置に基づき、風向を人***置に向ける場合の上下風向制御板14および左右風向制御板15の回動角度をそれぞれ求める。続いて、上下風向制御板14の向きが、所定の角度(例えば5〜15度)だけ下方を向くように、求められた上下風向制御板14の回動角度に所定の角度(例えば5〜15度)を加算(または減算)する。続いて、求められた回動角度に基づいて、上下駆動モータ14mおよび左右駆動モータ15mを駆動する。
このように風向を変更することにより、図6に示すように、室内機10から吹き出された調和空気の気流AF(図6において実線で示す)は、人体3よりも室内機10寄りの床面に到達する。そして、床面に到達した気流AFは、床面に衝突することで室内機10と人体3を結ぶ線と直交する方向に大きく広がりながら人***置に達する。この大きく広がりながら人体3に到達する気流AFの一部が人体3と窓2の間に流れることにより、低温の窓2によって冷やされた冷気CF(図6において破線で示す)が、人体3に到達することを抑制する。
なお、人体3が存在しない場合は(S4:NO)、既定の風向による通常の暖房運転を行う。そして、室内機10の運転が停止するまで(S7:YES)、S1からS7の処理を繰り返す。
上記のように、本実施の形態においては、室内機10から吹き出される空気の気流AFを人***置の周囲の床面であって、人***置と室内機10との間の床面に向けることで、人体3と温度の低い床面または壁面との間に気流AFを送ることができる。これにより、窓2からの冷気CFを遮断し、人体3への到達を抑制することが可能となる。その結果、使用者の快適性を高めることができる。
また、上記では、図6を例に、窓2が室内機10に向かって左側の壁に設けられる場合について説明したが、窓2が室内機10に向かって右側の壁に設けられる場合についても、同様の効果を得ることができる。さらに、図7に示すように、窓2が設けられた壁面に室内機10が設置されている場合についても同様の効果を得ることができる。図7は本実施の形態における風向制御処理による気流の別の例を示す図である。図7に示すように、窓2が設けられた壁面に室内機10が設置されている場合も、室内機10から吹き出される気流AF(図7において実線で示す)を、人***置付近の室内機10寄りの床面に向けることで、壁面によって冷やされた冷気CF(図7において破線で示す)が人体3に到達することを抑制することが可能となる。
実施の形態2.
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2は、赤外線センサ16によって検出された床面および壁面の温度分布情報を用いて風向制御処理を行う点において、実施の形態1と相違する。その他の構成については、実施の形態1と同様である。
図8は、実施の形態2における風向制御処理を示すフローチャートである。図8において、実施の形態1と同様の処理については、図5と同じ符号を付す。本処理では、まず、暖房運転であるか否かを判断する(S1)。そして、暖房運転である場合(S1:YES)、赤外線センサ16によって人***置の検出を行う(S2)。一方、暖房運転ではない場合(S1:NO)、設定された運転情報に従って、その他の処理を行う(S3)。
続いて、人体3が室内1に存在するか否かを判断する(S4)。人体3が存在する場合(S4:YES)、赤外線センサ16によって、床と壁の温度分布を検出する(S11)。続いて、検出された温度分布に基づき、局所的に温度が低い箇所(以下、「低温箇所」という)があるかどうかを判定する(S12)。例として、室内1全体の床温度の平均値に対して2℃以上温度が低い箇所を「低温箇所」とする。そして、低温箇所がある場合(S12:YES)、検出された人***置に基づいて、吹出口13から吹き出される空気が、人***置と室内機10との間の床面であって、人***置の近傍で、人***置よりも室内機10寄りの床面に向かうよう、風向を変更する(S5)。S5における風向変更の具体的な処理については、実施の形態1と同様である。
一方、人体3が存在しない場合は(S4:NO)、通常の暖房運転を行う(S6)。また、低温箇所がない場合(S12:NO)は、吹き出される調和空気が人***置に向かうように、上下風向制御板14および左右風向制御板15の姿勢を制御して、風向を変更する(S13)。具体的には、まず、検出された人***置に基づき、風向が検出された人***置に向かうような上下風向制御板14および左右風向制御板15の回動角度をそれぞれ求める。そして、求められた回動角度に基づき、上下駆動モータ14mおよび左右駆動モータ15mを駆動する。そして、室内機10の運転が停止するまで(S7:YES)、S1からS7の処理を繰り返す。
このように、本実施の形態では、低温箇所が存在する場合、すなわち人体3に冷たい床または壁面によって冷やされた空気が当たり、使用者が不快に感じている場合にのみ、風向を人体周囲の床面に向けて冷気を遮断することで、使用者の快適性を高めることができる。また、低温箇所が存在しない場合には、人体3に対して床面または壁面からの冷気が当たることがないため、従来と同様に風向を人***置に向けることで、暖気が人体3に直接あたり、体感温度を高めて快適な空気調和を実施することができる。
実施の形態3.
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3は、人***置と低温箇所との距離を用いて風向制御処理を行う点において、実施の形態2と相違する。その他の構成については、実施の形態2と同様である。
図9は、実施の形態3における風向制御処理を示すフローチャートである。図9において、実施の形態2と同様の処理については、図8と同じ符号を付す。本処理では、まず、暖房運転であるか否かを判断する(S1)。そして、暖房運転である場合(S1:YES)、赤外線センサ16によって人***置の検出を行う(S2)。一方、暖房運転ではない場合(S1:NO)、設定された運転情報に従って、その他の処理を行う(S3)。
続いて、人体3が室内1に存在するか否かを判断する(S4)。人体3が存在する場合(S4:YES)、赤外線センサ16によって、床と壁の温度分布を検出する(S11)。続いて、検出された温度分布に基づき、低温箇所があるかどうかを判定する(S12)。そして、低温箇所がある場合(S12:YES)、検出された人***置と低温箇所との距離を算出し(S21)、算出した距離と所定の閾値とを比較する(S22)。ここで、所定の閾値は、例えば1〜3メートルとする。
人***置と低温箇所との距離が所定の閾値より小さい場合(S22:YES)、検出された人***置に基づいて、吹出口13から吹き出される空気が、人***置と室内機10との間の床面であって、人***置の近傍で、人***置よりも室内機10寄りの床面に向かうよう、風向を変更する(S5)。S5における風向変更の具体的な処理については、実施の形態1と同様である。一方、人***置と低温箇所との距離が閾値以上である場合(S22:NO)、冷たい床面または壁面が人体から遠く離れた場所にあり、そもそも人体が冷たい床面または壁面により冷やされた空気による影響を受けないと判断できる。そのため、従来と同様に、吹き出される調和空気が人***置に向かうように、上下風向制御板14および左右風向制御板15の姿勢を制御して、風向を変更する(S13)。S13における風向変更の具体的な処理については、実施の形態2と同様である。
なお、人体が存在しない場合は(S4:NO)、通常の暖房運転を行う(S6)。また、低温箇所が存在しない場合(S12:NO)は、人***置と低温箇所との距離が所定の閾値以上の場合(S22:NO)と同様に、吹き出される調和空気が人***置に向かうように、上下風向制御板14および左右風向制御板15の姿勢を制御して、風向を変更する(S13)。そして、室内機10の運転が停止するまで(S7:YES)、S1からS7の処理を繰り返す。
このように、本実施の形態では、局所的に温度の低い低温箇所が存在し、かつ、人***置と低温箇所との距離が短い場合にのみ、風向を変更することにより、使用者の快適性を高めることができる。また、冷たい床面または壁面が存在しない場合、および低温箇所が存在しても人体からの距離が長い場合には、人体に対して床面または壁面からの冷気が当たることがないと考えられるため、従来と同様に風向を人***置に向けることで、暖気が人体に直接あたり、体感温度を高めて快適な空気調和を実施することができる。
実施の形態4.
続いて、本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4は、風向制御処理における風向の変更方法において、実施の形態2と相違する。詳しくは、実施の形態2においては、人体および低温箇所が室内1に存在する場合、風向が人***置と室内機10との間の床面であって、人***置の近傍で、人***置よりも室内機10寄りの床面に向くよう、上下風向制御板14または左右風向制御板15の姿勢(回動角度)を設定する構成となっている(S5)。これに対し、本実施の形態では、人体3および低温箇所が室内1に存在する場合、風向が人***置と低温箇所との間の床面であって、人***置の近傍で、人***置よりも低温箇所寄りの床面に向くよう、上下風向制御板14または左右風向制御板15の姿勢(回動角度)を制御する点において実施の形態2と相違する。その他の構成については、実施の形態2と同様である。
図10は、本実施の形態における風向制御処理による気流を説明するための図である。本実施の形態における風向制御処理の流れは、図8のフローチャートに示される実施の形態2における風向制御処理と同様である。そして、室内1に人体3が存在し(S4:YES)、赤外線センサ16によって検出された温度分布に基づき、低温箇所がある場合(S12:YES)、吹き出される調和空気が、人***置と低温箇所との間の床面であって、人***置の近傍で、人***置よりも低温箇所寄りの床面に向かうよう、風向を変更する(S5)。具体的には、まず、検出された人***置に基づき、風向を人***置に向ける場合の上下風向制御板14および左右風向制御板15の回動角度をそれぞれ求める。続いて、左右風向制御板15の向きが、所定の角度(例えば5〜15度)だけ低温箇所4の方へ向くように、求められた左右風向制御板15の回動角度に所定の角度(例えば5〜15度)を加算(または減算)する。続いて、求められた回動角度に基づいて、上下駆動モータ14mおよび左右駆動モータ15mを駆動する。
本実施の形態では、上記のように風向を変更することで、図10に示すように、室内機10から吹き出された気流AF(図10において実線で示す)が、人体3と低温箇所4との間の床面に到達し、人体3と窓2の間に流れる。これにより、低温の窓2によって冷やされた冷気CF(図10において破線で示す)が気流AFによって遮断され、人体3に到達することが抑制される。その結果、使用者が冷気を感じることなく、快適性を高めることが可能となる。
実施の形態5.
続いて、本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5は、上下風向制御板14および左右風向制御板15の構成において、実施の形態1と相違する。その他の構成については、実施の形態1と同様である。
図11は、本実施の形態における上下風向制御板14Aおよび左右風向制御板15Aの概略構成を示す図である。図11に示すように、上下風向制御板14Aは、左右に分割された上下風向制御板141および142からなる。上下風向制御板141および142は、それぞれ上下駆動モータ141mおよび142mによって独立して駆動される。これにより、室内機10からの気流を左右で異なる上下方向に吹き分けることが可能となる。また、左右風向制御板15Aは、左右に分割された左右風向制御板151および152からなる。左右風向制御板151および152は、それぞれ左右駆動モータ151mおよび152mによって独立して駆動される。これにより、室内機10からの気流を左右で異なる左右方向に吹き分けることが可能となる。
上下風向制御板14Aおよび左右風向制御板15Aを上記のような構成とすることで、風向制御処理のS5において、以下のように風向を変更することが可能となる。まず、上下風向制御板141および142をそれぞれ異なる回動角度に設定することで、一方の風向を人***置に向け、他方の風向を、実施の形態1のように人***置と室内機10との間の床面へ向けることができる。また、左右風向制御板151および152をそれぞれ異なる回動角度に設定することで、一方の風向を人***置に向け、他方の風向を、実施の形態5のように人***置と低温箇所との間の床面へ向けることができる。
本実施の形態では、ファン18から吹き出される空気の一方の風向を従来と同様に人***置に向けることで、暖気が人体3に直接あたり、体感温度を高めるとともに、他方の風向を人体周囲の床面に向けて冷気を遮断することで、冷たい床または壁面によって冷やされた空気を遮断し、使用者の快適性を高めることができる。
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、上記の実施の形態の構成に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で様々な変形または組み合わせが可能である。例えば、上記実施の形態においては、可動式の赤外線センサ16によって、人***置と壁および床の温度分布との両方を検出する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、実施の形態1のように、温度分布情報を必要としない場合は、赤外線センサ16に替えて、カメラによって人***置を検出しても良い。さらに、人***置と温度分布とを別々に検出するために、複数の赤外線センサまたはカメラを備える構成としても良い。
また、上記実施の形態では室内1の空気が冷やされる箇所として窓2を例に説明したが、窓2に限らず、壁の断熱性能の低い箇所、ドアなどの機密性が低く外部から冷気が侵入してくる箇所、または床の局所的に温度が低い箇所がある場合に、上記実施の形態の風向制御処理を行うことで、使用者の快適性を向上させることができる。
さらに、窓2によって冷やされた空気が人体3に到達することをさらに抑制するために、上記のように風向を変更する処理に加え、ファン18の回転数を増加させても良い。これにより、室内機10からの送風量が増え、人体3と窓2の間に流れる気流AFの速度が上がる。その結果、窓2によって冷やされた空気が人体3に到達することを抑制する効果をより一層高めることができる。さらに、人***置と低温箇所との距離に応じて、ファン18の回転数を増減させても良い。例えば、人***置と低温箇所との距離が短い場合は、回転数を増やし、距離が短い場合は回転数を減らすようファン駆動モータ18mを制御する。これにより、室内1の状況に応じた風向および風量を設定することができ、より快適な空気調和を実施することができる。
また、上記実施の形態5において、上下風向制御板141および142ならびに左右風向制御板151および152の両方を、それぞれ独立して駆動することで、実施の形態1のように人***置と室内機10との間の床面へ向け、他方の風向を、実施の形態5のように人***置と低温箇所との間の床面へ向けることも可能である。さらに、上記実施の形態では、上下風向制御板14Aおよび左右風向制御板15Aの両方を左右に分割する構成としているが、これに限定されるものではなく、上下風向制御板14Aまたは左右風向制御板15Aのいずれか一方のみを左右に分割する構成としても良い。
1 室内、2 窓、3 人体、4 低温箇所、10 室内機、11 筐体、12 吸込口、13 吹出口、14、14A、141、142 上下風向制御板、14m、141m、142m 上下駆動モータ、15、15A、151、152 左右風向制御板、15m、151m、152m 左右駆動モータ、16 赤外線センサ、17 熱交換器、18 ファン、18m ファン駆動モータ、19 リモコン、100 制御部、101 入力部、102 CPU、103 メモリ、104 出力部、AF 気流、CF 冷気。

Claims (4)

  1. 吸込口および吹出口が形成された筐体と、
    前記筐体の内部で前記吸込口と前記吹出口とを連通させる風路内に配置された熱交換器およびファンと、
    前記ファンから吹き出される空気の風向を制御する、上下方向に回動自在な上下風向制御板および左右方向に回動自在な左右風向制御板と、
    室内に存在する人体の位置を検出する人体検出手段と、
    前記室内の床面および壁面の温度分布を測定可能な温度分布検出手段と、
    前記上下風向制御板および前記左右風向制御板の姿勢を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、暖房運転時に、前記温度分布検出手段によって、前記床面および壁面の温度分布において、温度が前記温度分布の平均温度より一定値以上低い低温箇所が検出されたか否かを判断し、
    前記低温箇所が検出された場合であって、前記低温箇所と前記人体検出手段によって検出された人***置との距離が閾値未満の場合、前記ファンから吹き出される空気を、前記人体検出手段によって検出された人***置の周囲の床面であって、前記筐体と前記人***置との間の床面に向けるよう、前記上下風向制御板および前記左右風向制御板の姿勢を制御し、
    前記低温箇所が検出された場合であって、前記低温箇所と前記人***置との距離が閾値以上の場合、前記ファンから吹き出される空気を、前記人***置に向けるよう、前記上下風向制御板および前記左右風向制御板の姿勢を制御し、
    前記低温箇所が検出されない場合、前記ファンから吹き出される空気を、前記人***置に向けるよう、前記上下風向制御板および前記左右風向制御板の姿勢を制御することを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記上下風向制御板は、それぞれが独立して駆動可能な第1の上下風向制御板および第2の上下風向制御板からなり、
    前記制御部は、前記ファンから吹き出される空気の一方の風向を、前記人***置に向けるよう、前記第1の上下風向制御板の姿勢を制御し、前記ファンから吹き出される空気の他方の風向を、前記人***置の周囲の床面であって、前記筐体と前記人***置との間の床面に向けるよう前記第2の上下風向制御板の姿勢を制御することを特徴とする、請求項に記載の空気調和機の室内機。
  3. 吸込口および吹出口が形成された筐体と、
    前記筐体の内部で前記吸込口と前記吹出口とを連通させる風路内に配置された熱交換器およびファンと、
    前記ファンから吹き出される空気の風向を制御する、上下方向に回動自在な上下風向制御板および左右方向に回動自在な左右風向制御板と、
    室内に存在する人体の位置を検出する人体検出手段と、
    前記室内の床面および壁面の温度分布を測定可能な温度分布検出手段と、
    前記上下風向制御板および前記左右風向制御板の姿勢を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、暖房運転時に、前記温度分布検出手段によって、前記床面および壁面の温度分布において、温度が前記温度分布の平均温度より一定値以上低い低温箇所が検出されたか否かを判断し、
    前記低温箇所が検出された場合であって、前記低温箇所と前記人体検出手段によって検出された人***置との距離が閾値未満の場合、前記ファンから吹き出される空気を、前記人体検出手段によって検出された人***置の周囲の床面であって、前記温度分布検出手段によって検出された床面と壁面の温度分布において、温度が前記温度分布の平均温度より一定値以上低い低温箇所と前記人***置との間の床面に向けるよう、前記上下風向制御板および前記左右風向制御板の姿勢を制御し、
    前記低温箇所が検出された場合であって、前記低温箇所と前記人***置との距離が閾値以上の場合、前記ファンから吹き出される空気を、前記人***置に向けるよう、前記上下風向制御板および前記左右風向制御板の姿勢を制御し、
    前記低温箇所が検出されない場合、前記ファンから吹き出される空気を、前記人***置に向けるよう、前記上下風向制御板および前記左右風向制御板の姿勢を制御することを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 前記左右風向制御板は、それぞれが独立して駆動可能な第1の左右風向制御板、および第2の左右風向制御板からなり、
    前記制御部は、前記ファンから吹き出される空気の一方の風向を、前記人***置に向けるよう、前記第1の左右風向制御板の姿勢を制御し、前記ファンから吹き出される空気の他方の風向を、前記人***置の周囲の床面であって、前記低温箇所と前記人***置との間の床面に向けるよう前記第2の左右風向制御板の姿勢を制御することを特徴とする、請求項に記載の空気調和機の室内機。
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