JP4736854B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

この発明は、室内の複数の温度制御対象領域に対応して複数の赤外線検出素子が配列された温度検出手段を用いて室内の温度制御を行う空気調和装置に関するものである。
従来から、室内の複数の温度制御対象領域に対応して複数の赤外線検出素子が配列された温度検出手段を用いた空気調和装置が知られている(特許文献1参照)。この空気調和装置は、マトリクス状の赤外線検出素子を用いて居住空間の温度分布を検出し、迅速かつ高精度、省スペース、低コストで移動人体、静止人体の検出を行い、この結果をもとに、空調時の快適性を向上するとともに省エネルギー化を実現している。
たとえば、温度が高い領域が連続して移動していることを検出することによって、人体などの熱源が存在すると検知できる。同様にして、同一領域で極端に温度が高い領域を連続して検出することによって、静止人体やストーブが配置された状態であると検知できる。また、暖房時に、同一領域で極端に温度が低い領域を連続して検出することによって、窓が開いているなどの状態を検知できる。
特開2001−304655号公報 特開昭61−59143号公報
しかしながら、マトリクス状の赤外線検出素子によって床上温度を検出して温度制御を行う場合、各温度制御対象領域の温度変化を経時的に取得し、この温度検出結果を比較処理することによって高温領域あるいは低温領域を特定するようにしていたため、温度検出結果を保持するために大きなメモリ容量が必要であるとともに、高温領域あるいは低温領域を特定するための処理負荷が大きいという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易かつ適切に床上温度を検出して室内の温度制御を行うことができる空気調和装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる空気調和装置は、室内の複数の温度制御対象領域に対応して複数の赤外線検出素子が配列された温度検出手段を用いて室内の温度制御を行う空気調和装置であって、前記温度検出手段が検出した各温度制御対象領域の温度検出結果から所定の条件に沿って抽出した一部の温度検出結果をもとに前記室内の床上温度を算出する床上温度算出手段を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる空気調和装置は、上記の発明において、前記床上温度算出手段は、当該空気調和装置が暖房運転時である場合、各温度制御対象領域の温度検出結果のうちの高温側の上位温度検出結果の平均値を前記室内の床上温度として算出することを特徴とする。
また、この発明にかかる空気調和装置は、上記の発明において、前記床上温度算出手段は、当該空気調和装置が冷房運転時である場合、各温度制御対象領域の温度検出結果のうちの低温側の下位温度検出結果の平均値を前記室内の床上温度として算出することを特徴とする。
また、この発明にかかる空気調和装置は、上記の発明において、前記床上温度算出手段が算出した床上温度をもとに室内温度を補正する補正値を算出する補正値算出手段を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる空気調和装置は、上記の発明において、前記床上温度から設定温度を減算した値と前記補正値との関係を保持した補正テーブルを備え、前記補正値算出手段は、前記補正テーブルを参照して前記補正値を算出することを特徴とする。
また、この発明にかかる空気調和装置は、室内の複数の温度制御対象領域に対応して複数の赤外線検出素子が配列された温度検出手段を用いて室内の温度制御を行う空気調和装置であって、前記温度検出手段が検出した各温度制御対象領域の温度検出結果をもとに最も温度が高いあるいは最も温度が低い領域を特定する領域特定手段と、前記領域特定手段が特定した領域に空気を吹き出す風向制御を行う風向制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる空気調和装置は、上記の発明において、前記風向制御手段は、前記領域特定手段が特定した領域に空気を吹き出す風向制御を間欠的に行うことを特徴とする。
この発明にかかる空気調和装置では、床上温度算出手段が、室内の複数の温度制御対象領域に対応して複数の赤外線検出素子が配列された温度検出手段が検出した各温度制御対象領域の温度検出結果のうちの一部の温度検結果をもとに前記室内の床上温度を算出しているので、たとえば暖房時に極端に温度が低い領域や冷房時に極端に温度が高い領域を除外した精度の高い床上温度を簡易かつ少ないメモリで得ることができ、この精度の高い床上温度をもとにした効率的な温度制御を行うことができるという効果を奏する。
以下、この発明を実施するための最良の形態である空気調和装置について説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である空気調和装置の構成を示すブロック図である。また、図2は、図1に示した空気調和装置の横断面図である。なお、図1および図2に示した空気調和装置1は、室内熱交換器側の装置を示している。図1および図2において、この空気調和装置1は、室内における複数の温度対象領域である被検知領域Eの床上温度を検知するサーモパイルモジュール10と、サーモパイルモジュール10が検出した床上温度をもとに室内の温度制御を含む各種制御を行う制御モジュール20とを有する。このサーモパイルモジュール10と制御モジュール20とは、空気調和装置1の前面下部に設けられる。なお、床上温度とは、床面の温度に限らず、室内の壁面や室内に配置された家具などの物体の温度も含む。
また、制御モジュール20には、熱交換器31、送風ファン32、上下ベーン33、および左右ベーン34が接続される。空気調和装置1の前面には吸込口35が設けられ、この吸込口35と、内部に設けられた送風ファン32との間に熱交換器31が配置される。吸込口35から流入した空気は、熱交換器31を通過することによって空気との間で熱交換が行われ、熱交換された空気は、下部に設けられた吹出口36から室内に送出される。この吹出口36には、上下ベーン33と左右ベーン36とが設けられ、上下ベーン33によって吹出空気の上下風向が変えられ、左右ベーン36によって吹出空気の左右風向が変えられる。
なお、吸込口35には、室内温度を検出するための吸込口温度センサ18が設けられる。また、空気調和装置1の上部には、通風路37が形成され、通風路37と送風ファン32との間は、開閉部38が開状態のときに連通し、開閉部38が閉状態のときに塞がる。通常、開閉部38は閉状態であり、後述するプレミックス運転を行うときに開状態となる(特許文献2参照)。
サーモパイルモジュール10は、サーモパイル13およびサーミスタ14を有するサーモパイルユニット12と、サーモパイル13を駆動する駆動部15と、サーモパイル13から出力された温度信号をA/D変換し、コネクタ17,28を介して制御モジュール20に出力するA/D変換部16と、コネクタ17とを有する。
図3は、サーモパイルユニット12の断面図であり、図4は、サーモパイルユニットの平面図である。図3および図4に示すように、サーモパイルユニット12は、放射赤外線を集光して入力するシリコンレンズ11を有したメタルケース40内に、サーモパイル13とサーミスタ14とが設けられる。サーモパイル13は、冷接点であるシリコン基盤42上に赤外線吸収膜41が温接点としてマトリクス状に形成され、シリコン基板42と赤外線吸収膜41との間の温度差による熱起電力を出力する。サーミスタ14は、シリコン基盤42の温度を検出する。
赤外線吸収膜41は、8つの赤外線吸収膜41a〜41hからなり、各赤外線吸収膜41a〜41hのシリコン基盤42の配置位置は、図5に示す床上の8つの温度制御対象領域EA〜EHの配置に対応して設けられている。
制御モジュール20は、サーモパイルモジュール10から出力された各温度制御対象領域EA〜EHの温度情報をもとに平均床上温度を算出する床上温度算出部22、床上温度と室温との差である補正値を算出する補正値算出部23、および補正された室温を用いて温度制御を行う温度制御部24を有する制御部と、補正値算出部23が補正値を算出する際に用いる補正テーブル26を少なくとも有する記憶部25と、熱交換器31,送風ファン32,上下ベーン33,および左右ベーン34を少なくとも駆動制御する駆動制御部27とを有する。
ここで、図6に示したフローチャートをもとに、制御部21による暖房時温度制御処理手順について説明する。図6において、まず、床上温度算出部22は、サーミスタ14から出力された電圧値に、8つのサーモパイル41a〜41hから出力された熱起電力の電圧値を加算して各温度制御対象領域EA〜EHの床上温度を求めるとともに、吸込口温度センサ18から出力された電圧値をもとに吸込空気温度を検出する(ステップS101)。
その後、床上温度算出部22は、現在の運転状態が暖房時であることから、求められた8つの各温度制御対象領域EA〜EHの床上温度のなかから、床上温度が高い5つの床上温度を選択し、この5つの床上温度の平均値を求め、この平均値を平均床上温度として出力する(ステップS102)。
その後、補正値算出部23は、図7に示す補正テーブル26を用いて、図8に示すように、吸込口温度と床上温度との温度ずれを補正する補正値を算出する(ステップS103)。この補正値は、平均床上温度Tfから、ユーザによって設定された設定温度Tsを減算した値である補正パラメータΔTfsを求め、補正テーブル26を参照して、この補正パラメータΔTfsの値に対応する補正値を求める。たとえば、補正パラメータΔTfsの値が「−2.0」である場合、補正値は、「2.5K」となり、補正パラメータΔTfsの値が「−1.0」である場合、補正値は、「2.0K」となる。
その後、温度制御部24は、吸込口温度センサ18が検出した吸込口温度Tbから、求められた補正値を減算して現在の室温Trを求め(ステップS104)、この室温Trをもとに熱交換器31あるいは送風ファン32を制御する温度制御を行う(ステップS105)。その後、終了指示があったか否かを判断し(ステップS106)、終了指示がない場合(ステップS106,NO)には、ステップS101に移行して上述した処理を繰り返し、終了指示があった場合(ステップS106,YES)には、本処理を終了する。
なお、上述した処理は、暖房時について説明したが、冷房時には、ステップS102において、求められた8つの各温度制御対象領域EA〜EHの床上温度のなかから、床上温度が低い5つの床上温度を選択し、この5つの床上温度の平均値を求め、この平均値を平均床上温度として出力するようにし、さらに補正テーブル26の補正値の符号をマイナスに設定することによって冷房時温度制御処理を行うことができる。
この実施の形態1では、温度制御を行う際、経時的な温度情報を保持しておく必要がないため、少ないメモリ容量かつ少ない制御処理で簡易に温度制御を行うことができる。また、すべての温度制御対象領域EA〜EHに対する床上温度の平均値を求めていないので、たとえば暖房時に窓が開いていることによって空気調和装置1による影響を受けにくい領域の温度情報を排除することができるため、精度の高い平均床上温度を算出することができ、結果的に精度の高い温度制御を実現できる。
なお、上述した実施の形態1では、暖房時には8つの床上温度の中から高温の5つの床上温度を選択し、冷房時には8つの床上温度の中から低温の5つの床上温度を選択していたが、これに限らず、8つの床上温度の中から、1つ〜7つの一部の床上温度を選択してもよい。また、暖房時および冷房時にそれぞれ、最高温度および最低温度を除外する選択を行っても良い。たとえば、暖房時に、2番目に高い床上温度から、6番目に高い床上温度までの床上温度を選択するようにしてもよい。
ここで、図9は、上述した空気調和装置1の外観を示し、図10に示す本体内部2が下端側に組み込まれる。図12に示したサーモパイルモジュール10は、図11に示す検出部3に組み込まれ、この検出部3は、本体内部2のほぼ中央に配置される。なお、本体内部2は、図1に示した機能部あるいは制御部以外にLEDなどによって実現される表示部4や入力指示を受ける赤外線センサなどが組み込まれ、制御部21によって制御される。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、サーモパイルモジュール10を用い、一部の床上温度から平均床上温度を求め、この平均床上温度をもとに温度制御を行うものであったが、この実施の形態2では、サーモパイルモジュール10を用いて風向制御を間欠的に行うものである。
図13は、この発明の実施の形態2である空気調和装置の構成を示すブロック図である。この空気調和装置は、実施の形態1に示した空気調和装置の制御部21に、高低エリア特定部101および風向制御部102をさらに設けるとともに、記憶部25に、温度履歴部103をさらに設けた構成である。また、吸込口35の湿度を検出する吸込口湿度センサ19をさらに設けている。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
ここで、図14〜図17に示すフローチャートを参照して、制御部21による風向制御処理手順について説明する。まず、図14において、制御部21は、空気調和装置1が暖房運転か冷房・除湿運転かを判断する(ステップS201)。その後、暖房運転である場合(ステップS201,暖房運転)には、図15に示す暖房時風向制御処理を行う(ステップS202)。
一方、冷房・除湿運転の場合(ステップS201,冷房・除湿運転)には、図16に示す冷房・除湿時左右風向制御処理(ステップS203)と図17に示す冷房・除湿時上下風向制御処理(ステップS204)とを平行処理する。その後、変更指示が有ったか否かを判断し(ステップS205)、運転の変更指示があった場合(ステップS205,YES)、ステップS201に移行して上述した処理を繰り返し、運転の変更指示がなかった場合(ステップS205,NO)、本処理を終了する。なお、ステップS203,S204の処理を同時に行うのは、冷房・除湿運転時には、左右風向制御と上下風向制御とを個別に制御するためである。
図15に示すように、暖房時風向制御処理は、まず、上下風向が暖房標準、たとえば水平となるように上下ベーン33を制御し、左右方向が室内中央となるように左右ベーン34を制御し、この状態で10分間、暖房運転を行う(ステップS301)。その後、高低エリア特定部101は、サーモパイルモジュール10によって各温度制御対象領域EA〜EHの床上温度をもとに床上温度が低いエリア(温度制御対象領域)を特定する(ステップS302)。この低いエリアを特定する際、記憶部25の温度履歴部103に保持された経時的な温度情報を用いてもよい。
その後、風向制御部102は、特定された低いエリアが前回特定された低いエリアと同じであるか否かを判断し(ステップS303)、同じである場合(ステップS303,YES)、ステップS301に移行して上述した処理を繰り返し、同じでない場合(ステップS303,NO)、さらに、低いエリアは、空気調和装置1側に近いエリアか遠いエリアかを判断する(ステップS304)。
低いエリアが空気調和装置1に近い場合(ステップS304,近い)には、上下風向を下吹きにし、左右方向を、特定した低いエリア方向にして、5分間運転する(ステップS305)。その後、風向制御部102は、床上温度が設定温度に達したか否かを判断し(ステップS306)、達しない場合(ステップS306,NO)に限り、さらに、5分間運転し(ステップS307)、その後、終了指示があるか否かを判断し(ステップS311)、終了指示がない限り、ステップS301に移行して上述した処理を繰り返す。
一方、特定された低いエリアが空気調和装置1から遠い場合(ステップS304,遠い)、上下風向を斜め下にし、左右方向を、特定した低いエリア方向にして、5分間運転する(ステップS308)。その後、風向制御部102は、床上温度が設定温度に達したか否かを判断し(ステップS309)、達しない場合(ステップS309,NO)に限り、さらに、5分間運転し(ステップS310)、その後、終了指示があるか否かを判断し(ステップS311)、終了指示がない限り、ステップS301に移行して上述した処理を繰り返し、終了指示があった場合、ステップS202にリターンする。
つぎに、冷房・除湿時左右風向制御処理手順について図16に示すフローチャートを参照して説明する。図16に示すように、冷房・除湿時左右風向制御処理は、まず、左右風向が室内中央となるように左右ベーン34を制御し、この状態で10分間、暖房運転を行う(ステップS401)。その後、高低エリア特定部101は、サーモパイルモジュール10によって各温度制御対象領域EA〜EHの床上温度をもとに床上温度が高いエリア(温度制御対象領域)を特定する(ステップS402)。この高いエリアを特定する際、記憶部25の温度履歴部103に保持された経時的な温度情報を用いてもよい。
その後、風向制御部102は、左右方向を、特定した高いエリア方向にして、5分間運転する(ステップS403)。その後、風向制御部102は、床上温度が設定温度に達したか否かを判断し(ステップS404)、達しない場合(ステップS404,NO)に限り、さらに、5分間運転し(ステップS405)、その後、終了指示があるか否かを判断し(ステップS406)、終了指示がない限り、ステップS401に移行して上述した処理を繰り返す。一方、終了指示があった場合(ステップS406,YES)、ステップS203にリターンする。
つぎに、図17を参照して、冷房・除湿時上下風向制御処理手順について説明する。なお、この冷房・除湿時上下風向制御時には、上述したプレミックス運転を行う。図17において、まず、風向制御部102は、上下風向を水平にして冷房あるいは除湿の指示された運転を、10分間を行う(ステップS501)。その後、この運転が冷房か除湿かを判断する(ステップS502)。
冷房である場合(ステップS502,冷房)には、さらに室温が、設定温度+2℃以下であるか否かを判断する(ステップS503)。室温が設定温度+2℃以下でない場合(ステップS503,NO)には、ステップS501に移行し、室温が設定温度+2℃以下である場合(ステップS503,YES)には、さらに湿度が低いか否か、たとえば湿度が55%以下であるか否かを判断する(ステップS504)。湿度が低い場合(ステップS504,YES)、上下方向を斜め下にして2分間運転する(ステップS505)。一方、湿度が低くない場合(ステップS504,NO)、上下風向を水平または上吹きにして10分間運転する(ステップS506)。
一方、除湿である場合(ステップS502,除湿)、さらに室温が設定温度+2℃以下であるか否かを判断する(ステップS507)。室温が設定温度+2℃以下である場合(ステップS507,YES)、上下風向を上吹きにして10分間運転する(ステップS508)。一方、室温が設定温度+2℃以下でない場合(ステップS507,NO)には、上下風向を水平のまま10分間運転する(ステップS509)。
ステップS505,S506,S508,S509の処理が終了した場合、本処理の終了指示があったか否かを判断する(ステップS510)。終了指示がない場合(ステップS510,NO)には、ステップS501に移行して上述した処理を繰り返し、終了指示があった場合(ステップS510,YES)、ステップS204にリターンする。
この実施の形態2では、サーモパイルモジュール10によって検出された床上温度をもとに高低エリア特定部101が暖かくしたい温度の低いエリア、あるいは冷たくしたい温度の高いエリアを特定し、この特定したエリアが暖かく、あるいは冷たくなるように風向制御している。すなわち、床上温度優先で風向制御を行っている。さらに、この実施の形態2では、特定のエリアに対する風向制御を繰り返し行わないようにし、特に間欠的に風向制御しているので、特定の箇所に対する冷暖房処理が偏らず、部屋全体の空気を間欠的に混合させることによって冷暖房を効率的に行うようにしている。
なお、上述した実施の形態2では、ステップ301などの基準風向は、室内中央としているが、これは空気調和装置が室内中央に配置されているからであり、空気調和装置の配置位置によっては、左右方向が、右あるいは左にして、室内中央に風向を向けて基準風向とする。
この発明の実施の形態1にかかる空気調和装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した空気調和装置の断面図である。 サーモパイルユニットの断面図である。 サーモパイルユニットの平面図である。 サーモパイルが検知する被検知領域を示す図である。 暖房時温度制御処理手順を示すフローチャートである。 補正テーブルの一例を示す図である。 吸込口温度と床上温度との温度ずれを説明する図である。 空気調和器の外観を示す斜視図である。 本体内部の外観を示す斜視図である。 検出部の外観を示す斜視図である。 サーモパイルモジュールの外観を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2にかかる空気調和装置の構成を示すブロック図である。 風向制御処理手順を示すフローチャートである。 暖房時風向制御処理手順を示すフローチャートである。 冷房・除湿時左右風向制御処理手順を示すフローチャートである。 冷房・除湿時上下風向制御処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 空気調和装置
10 サーモパイルモジュール
11 シリコンレンズ
12 サーモパイルユニット
13 サーモパイル
14 サーミスタ
15 駆動部
16 A/D変換部
17,28 コネクタ
18 吸込口温度センサ
19 吸込口湿度センサ
20 制御モジュール
21 制御部
22 床上温度算出部
23 補正値算出部
24 温度制御部
25 記憶部
26 補正テーブル
27 駆動制御部
31 熱交換器
32 送風ファン
33 上下ベーン
34 左右ベーン
35 吸込口
36 吹出口
37 通風路
38 開閉部
40 メタルケース
41,41a〜41h 赤外線吸収膜
42 シリコン基盤
101 高低エリア特定部
102 風向制御部
103 温度履歴部

Claims (4)

  1. 室内の複数の温度制御対象領域に対応して複数の赤外線検出素子が配列された温度検出手段を用いて室内の温度制御を行う空気調和装置であって、
    前記温度検出手段が検出した各温度制御対象領域の温度検出結果のうち、当該空気調和装置が暖房運転時である場合、高温側の上位温度検出結果をもとに前記室内の床上温度を算出し、当該空気調和装置が冷房運転時である場合、低温側の下位温度検出結果をもとに前記室内の床上温度を算出する床上温度算出手段を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記床上温度算出手段が算出した床上温度をもとに室内温度を補正する補正値を算出する補正値算出手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の空気調和装置。
  3. 前記床上温度から設定温度を減算した値と前記補正値との関係を保持した補正テーブルを備え、
    前記補正値算出手段は、前記補正テーブルを参照して前記補正値を算出することを特徴とする請求項に記載の空気調和装置。
  4. 前記補正値算出手段は、前記床上温度から前記設定温度を減算することにより前記補正値を算出し、
    前記空気調和装置は、
    吸込空気温度を前記室内温度として検出する第2の温度検出手段と、
    前記吸込空気温度から前記補正値を減算することにより室温を求め、前記室温をもとに温度制御を行う制御部と、
    をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
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