JP6270698B2 - Ledドライバ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LEDドライバ装置に関する。
従来、スイッチング電源の一つとして、ZETA型コンバータが知られている(特許文献1,2)。このZETA型コンバータでは、バッテリの正極と負極(接地電位)との間に、直列接続されたスイッチング素子とインダクタを有する。スイッチング素子の一端はバッテリの正極に接続され、インダクタの一端はバッテリの負極に接続される。
上記スイッチング素子は、半導体集積回路で構成される制御部によりオン/オフ制御される。制御部は、動作電圧を入力するVCC端子と、基準電位を入力するGND端子と、スイッチング素子の制御信号を出力する制御端子とを有している。GND端子はバッテリの負極に接続される。
スイッチング素子としては、通常、MOSFET(電界効果トランジスタ)が用いられ、より詳しくは、P型MOSFETよりも価格およびオン抵抗等の性能に優れるN型MOSFETが用いられる。N型MOSFETを用いる場合、ドレイン端子がバッテリの正極と接続され、ソース端子がインダクタを介して接地される。
特開2006−340432号公報 中国実用新案202005034
上記のように、ZETA型コンバータでは、N型MOSFETとバッテリの負極(接地電位)との間にインダクタが設けられており、N型MOSFETのソース端子の電位とバッテリの負極の電位(接地電位)とが異なる。このため、ハイサイドドライブ方式によりN型MOSFETを駆動する必要がある。しかしながら、この場合、制御部は、GND端子の他に、ハイサイドドライブ用の基準電位を入力する端子が必要となる。このため、制御部として、2つの基準電位を扱うことが可能なように複雑な製造プロセスにより作製された高価な半導体チップを用いなければならない。よって、ハイサイドドライブ方式を採る場合、制御部のコストが増大するという問題がある。
これに対し、スイッチング素子としてP型MOSFETを使用する場合は、基準電位を入力するための端子を増やす必要がなく、制御部のコスト増を避けられる。しかしながら、一般的にP型MOSFETはコストの面からN型MOSFETに比べて不利である。また、P型MOSFETはN型MOSFETに比べてオン抵抗の値が大きく、電力変換効率が低下するという問題もある。
本発明は、上記の技術的認識に基づいてなされたものであり、その目的は、ハイサイドドライブ方式を採らずにN型MOSFETを用いて構成することが可能であり、安価なLEDドライバ装置を提供することである。
本発明の一態様に係るLEDドライバ装置は、
バッテリの正極に接続される入力端子と、
接地される接地端子と、
LEDランプの一端に接続される出力端子と、
N型の電界効果トランジスタからなり、前記入力端子に一端が接続されたスイッチング素子と、
前記スイッチング素子の他端に一端が接続され、前記接地端子に他端が接続された第1のインダクタと、
前記第1のインダクタの一端に一端が接続された第1のコンデンサと、
前記第1のコンデンサの他端に一端が接続され、前記出力端子に他端が接続された第2のインダクタと、
前記接地端子から前記第1のコンデンサの他端に向かう方向が順方向となるように、一端が前記接地端子に接続され他端が前記第1のコンデンサの他端に接続された第1の整流素子と、
基準電位を入力するGND端子が前記スイッチング素子の前記他端に接続され、前記出力端子を流れる電流に基づいて前記スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
また、前記LEDドライバ装置において、
前記スイッチング素子の他端に一端が接続された第2のコンデンサと、
前記入力端子から前記第2のコンデンサの他端に向かう方向が順方向となるように、一端が前記入力端子に接続され他端が前記第2のコンデンサの他端に接続された第2の整流素子と、
前記制御部の動作電圧を入力するVCC端子に一端が接続され前記第2のコンデンサの他端に他端が接続され、前記第2のコンデンサの他端の電圧を前記制御部の動作電圧範囲内の電圧に降圧する降圧部と、
をさらに備えてもよい。
また、前記LEDドライバ装置において、
前記スイッチング素子の他端に一端が接続され、前記VCC端子に他端が接続された第2のコンデンサと、
前記第1のコンデンサの他端から前記第2のコンデンサの他端に向かう方向が順方向となるように、一端が前記第1のコンデンサの他端に接続され他端が前記第2のコンデンサの他端に接続された第2の整流素子と、
前記入力端子に一端が接続され前記VCC端子に他端が接続され、前記VCC端子の電圧が所定の閾値に達するまでの間、前記入力端子と前記VCC端子を接続する起動部と、をさらに備えてもよい。
また、前記LEDドライバ装置において、
前記起動部は、
一端が前記入力端子に接続され、他端が前記VCC端子に接続された第1のスイッチング素子と、
一端が抵抗を介して前記入力端子に接続されるとともに前記第1のスイッチング素子のゲート端子に接続され、他端が接地された第2のスイッチング素子と、
前記VCC端子の電圧と前記バッテリの電圧を入力し、前記VCC端子の電圧が前記バッテリの電圧以上となった場合に前記第2のスイッチング素子のゲート端子にオン信号を出力する比較器と、
を有するようにしてもよい。
また、前記LEDドライバ装置において、
前記第1のコンデンサの電圧を検出する電圧検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1のコンデンサの電圧を、定常動作時における前記出力端子の電圧として前記スイッチング素子の制御を行うようにしてもよい。
また、前記LEDドライバ装置において、
前記電圧検出部は、直列接続された第1の抵抗および第2の抵抗を有し、前記直列接続された第1および第2の抵抗の一端は前記第1のコンデンサの一端に接続され、前記直列接続された第1および第2の抵抗の他端は前記第1のコンデンサの他端に接続され、前記第1の抵抗および前記第2の抵抗の接続点の電圧を出力するようにしてもよい。
また、前記LEDドライバ装置において、
前記第2のインダクタの他端と接地との間には、コンデンサが設けられていないようにしてもよい。
本発明に係るLEDドライバ装置では、制御部のGND端子がスイッチング素子の他端に接続されているため、スイッチング素子の他端と制御部のGND端子が同じ電位となる。このため、制御部はハイサイドドライブ方式を採らずに、N型MOSFETのスイッチング素子を駆動することができる。
よって、本発明によれば、ハイサイドドライブ方式を採らずN型MOSFETを用いて構成することが可能であり、安価なLEDドライバ装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るLEDドライバ装置1の概略的な構成を示す図である。 LEDドライバ装置1の降圧部23の一例を示す回路図である。 LEDドライバ装置1の各種電圧の時間波形を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るLEDドライバ装置1Aの概略的な構成を示す図である。 LEDドライバ装置1Aの起動部33の一例を示す回路図である。 LEDドライバ装置1Aの各種電圧の時間波形を示す図である。 実施形態に係る電圧検出部40の一例を示す回路図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態に係るLEDドライバ装置について説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るLEDドライバ装置1は、バッテリBから入力した直流電力を変換して、複数の直列接続されたLED素子を有するLEDランプLに所定の電流を供給するものである。LEDドライバ装置1は、ZETA型コンバータをベースとしている。
LEDドライバ装置1は、図1に示すように、入力端子11と、接地端子12と、出力端子13と、スイッチング素子2と、インダクタ3と、コンデンサ4と、インダクタ5と、整流素子6と、制御部7とを備えている。以下、各構成要素について詳しく説明する。
入力端子11および接地端子12はそれぞれバッテリBの正極および負極に接続される。なお、接地端子12は接地されてもよい。出力端子13は、LEDランプLのアノード端子Laに接続される。なお、LEDランプLのカソード端子Lcは接地される。
スイッチング素子2は、N型の電界効果トランジスタ(N型MOSFET)からなり、入力端子11に一端が接続されている。より詳しくは、スイッチング素子2のドレイン端子が入力端子11に接続され、ソース端子がインダクタ3およびコンデンサ4に接続されている。
インダクタ3は、スイッチング素子2のソース端子に一端が接続され、接地端子12に他端が接続されている。コンデンサ4は、インダクタ3の一端に一端が接続され、インダクタ5の一端に他端が接続されている。インダクタ5は、コンデンサ4の他端に一端が接続され、出力端子13に他端が接続されている。
整流素子6は、例えばダイオードであり、アノードが接地端子12に接続され、カソードがコンデンサ4の他端およびインダクタ5の一端に接続されている。整流素子6はスイッチング素子であってもよい。したがって、より一般的に言えば、整流素子6は、接地端子12からコンデンサ4の他端に向かう方向が順方向となるように、一端が接地端子12に接続され他端がコンデンサ4の他端に接続された素子である。
制御部7は、半導体集積回路として構成されており、VCC端子7a、GND端子7bおよび制御端子7cを有する。VCC端子7aは動作電圧を入力するための端子であり、降圧部23に接続されている。GND端子7bは、基準電位を入力するための端子であり、スイッチング素子2のソース端子に接続されている。即ち、制御部7のGND端子7bは、フローティング接続されている。制御端子7cは、スイッチング素子2のゲート端子に接続され、スイッチング素子2をオン/オフするための制御信号を出力する。なお、制御部7は、出力電流(出力端子13を流れる電流)をモニタするための端子(図示せず)も有している。
制御部7は、出力電流に基づいてスイッチング素子2をオン/オフ制御する。例えば、制御部7は出力電流に基づいて、スイッチング素子2をPWM(Pulse Width Modulation)制御する。これにより、所定の直流電流が出力端子13からLEDランプLに供給される。
なお、LEDドライバ装置1は、ZETA型コンバータをベースとしているが、図1に示すように、出力コンデンサが設けられていないことが好ましい(出力コンデンサレス構成)。即ち、インダクタ5の他端と接地との間には、コンデンサが設けられていないことが好ましい。これにより、LEDドライバ装置1は、より高速の応答が可能となる。このため、例えば、LEDランプL内のLED素子の直列数(点灯数)が変化した場合(負荷が急変した場合)であっても、負荷急変による影響を受け難く、出力電流を一定に供給することができる。
上記のように本実施形態では制御部7のGND端子7bがスイッチング素子2のソース端子に接続されている。このため、従前のように制御部7のVCC端子7aを入力端子11に接続しても、制御部7を動作させることはできない。そこで、LEDドライバ装置1は制御部7に動作電圧を供給するための構成を有している。次に、この構成について詳しく説明する。なお、本実施形態では、入力端子11の電圧(以下、「入力電圧」ともいう。)Vinは、制御部7の動作電圧範囲の下限値よりも高いものとする。
制御部7に動作電圧を供給するために、LEDドライバ装置1は、図1に示すように、コンデンサ21と、整流素子22と、降圧部23とをさらに備えている。
コンデンサ21は、スイッチング素子2のソース端子に一端が接続され、降圧部23に他端が接続されている。
整流素子22は、例えばダイオードであり、アノードが入力端子11に接続され、カソードが降圧部23およびコンデンサ21の他端に接続されている。整流素子22はスイッチング素子であってもよい。したがって、より一般的に言えば、整流素子22は、入力端子11からコンデンサ21の他端に向かう方向が順方向となるように、一端が入力端子11に接続され、他端がコンデンサ21の他端に接続された素子である。
降圧部23は、制御部7のVCC端子7aに一端が接続され、コンデンサ21の他端に他端が接続されている。この降圧部23は、コンデンサ21の他端の電圧(即ち、接続点N1の電圧)を制御部7の動作電圧範囲内の電圧に降圧するように構成されている。
ここで、降圧部23の一例について図2を参照して説明する。降圧部23は、図2に示すように、バイポーラトランジスタ24と、ツェナーダイオード25と、抵抗26とを有する。バイポーラトランジスタ24は、接続点N1に接続されたコレクタ端子と、接続点N1に抵抗26を介して接続されたベース端子と、VCC端子7aに接続されたエミッタ端子とを有する。ツェナーダイオード25は、アノード端子が接地され、カソード端子がバイポーラトランジスタ24のベース端子に接続されている。
次に、上記構成のLEDドライバ装置1の動作について説明する。なお、制御部7が動作する前の状態では、スイッチング素子2はオフ状態であり、インダクタ3は単なる導線とみなせる。
まず、バッテリBがLEDドライバ装置1に接続されると、入力電圧Vinによりコンデンサ21が充電され、それに伴って接続点N1の電圧は上昇する。
接続点N1の電圧が所定値になると、抵抗26を介してバイポーラトランジスタ24に所定のベース電流が流れ、バイポーラトランジスタ24はオン状態となる。ツェナーダイオード25の両端の電圧は一定に保たれる。その結果、制御部7のVCC端子7aの電圧は、入力電圧Vinよりも低い、Vz−Vbeとなる。ここで、Vzはツェナーダイオード25の両端の電圧であり、Vbeはバイポーラトランジスタ24のベース−エミッタ間の電圧である。電圧Vz−Vbeは制御部7の動作電圧範囲内の電圧である。このようにして制御部7に電圧が供給されることで制御部7は動作を開始する。
その後、制御部7によりスイッチング素子2がオン/オフ制御されるに伴い、接続点N1の電圧VN1は、図3(a),(b)に示すように、入力電圧Vinよりも高い、Vin+Voまで上昇する。ここで、Voは、出力電圧(出力端子13の電圧)である。この状態においても、VCC端子7aの電圧はVz−Vbeである。なお、前述のように接続点N1と入力端子11との間には整流素子22が設けられているため、コンデンサ21からバッテリBに電流は逆流しない。
制御部7によるスイッチング制御が始まると、GND端子7bの電圧VGNDは、図3(c)に示すように、スイッチング素子2のオン/オフに合わせてVinと−Voの間を振動する。より詳しくは、電圧VGNDは、スイッチング素子2がオン状態のときVinとなり、オフ状態のとき−Voとなる。
上記のように、LEDドライバ装置1では、制御部7のGND端子7bがフローティング接続されている。即ち、制御部7のGND端子7bは、接地端子12ではなく、スイッチング素子2のソース端子に接続されている。これにより、スイッチング素子2のソース端子とGND端子7bが同じ電位となる。このため、制御部7は、ハイサイドドライブ方式を採らずに、N型MOSFETのスイッチング素子2を駆動することができる。また、ハイサイドドライブ方式を採らないため、基準電位を入力する端子を増やす必要がなく、制御部7のコスト増を避けることができる。
したがって、N型MOSFETよりも高価なP型MOSFETや、複数の基準電位を入力可能な高価な制御部を使用しなくとも、ZETA型コンバータベースのLEDドライバ装置を構成することができる。また、スイッチング素子および制御部のコストを抑制することで、安価なLEDドライバ装置を提供することができる。
上記のように、第1の実施形態によれば、ハイサイドドライブ方式を採らずにN型MOSFETを用いてLEDドライバ装置を構成することが可能であり、安価なLEDドライバ装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るLEDドライバ装置1Aについて説明する。第1の実施形態との相違点の一つは、制御部7に動作電圧を供給するための構成である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に第2の実施形態について説明する。
なお、第2の実施形態では、LEDドライバ装置1Aの入力電圧(入力端子11の電圧)Vin、および出力電圧(出力端子13の電圧)Voの定常値(定常動作時の値)は制御部7の動作電圧範囲の下限値よりも高く、また、出力電圧Voは入力電圧Vinよりも高いものとする。
LEDドライバ装置1Aは、図4に示すように、入力端子11と、接地端子12と、出力端子13と、スイッチング素子2と、インダクタ3と、コンデンサ4と、インダクタ5と、整流素子6と、制御部7とを備えている。これらの構成要素は第1の実施形態と同様であるので詳しい説明は省略する。第2の実施形態においても、制御部7のGND端子7bはフローティング接続されている。
制御部7に動作電圧を供給するために、LEDドライバ装置1Aは、図4に示すように、コンデンサ31と、整流素子32と、起動部33とをさらに備えている。
コンデンサ31は、スイッチング素子2のソース端子に一端が接続され、VCC端子7aに他端が接続されている。
整流素子32は、例えばダイオードであり、アノードがコンデンサ4の他端(接続点N2)に接続され、カソードが起動部33およびコンデンサ31の他端に接続されている。整流素子32はスイッチング素子であってもよい。したがって、より一般的に言えば、整流素子32は、コンデンサ4の他端からコンデンサ31の他端に向かう方向が順方向となるように、一端がコンデンサ4の他端に接続され他端がコンデンサ31の他端に接続された素子である。この整流素子32は、後述するように、コンデンサ31を充電するために設けられている。
起動部33は、入力端子11に一端が接続され、VCC端子7aに他端が接続されている。この起動部33は、VCC端子7aの電圧(即ち、接続点N1の電圧)が所定の閾値(例えばバッテリBの電圧)に達するまでの間、入力端子11とVCC端子7aを接続することで、VCC端子7aに入力電圧Vinを供給するように構成されている。さらに、起動部33は、接続点N1の電圧が所定の閾値に達すると、入力端子11とVCC端子7a間を絶縁するように構成されている。
ここで、起動部33の一例について説明する。起動部33は、図5に示すように、スイッチング素子34と、スイッチング素子35と、比較器36と、抵抗37,38,39とを有する。
スイッチング素子34は、例えばN型MOSFETであり、ドレイン端子が抵抗38を介して入力端子11に接続され、ソース端子が接続点N1(VCC端子7a)に接続されている。また、スイッチング素子34のゲート端子は抵抗37を介して入力端子11に接続されている。なお、抵抗38は、VCC端子7aに供給される電圧レベルを調整するためのものであり、必須の構成ではない。
スイッチング素子35は、例えばN型MOSFETであり、ドレイン端子が抵抗37を介して入力端子11に接続されるとともにスイッチング素子34のゲート端子にも接続されている。スイッチング素子35のソース端子は接地されている。例えば当該ソース端子は接地端子12に接続される。また、スイッチング素子35のゲート端子は比較器36の出力端子に接続されている。
比較器36は、接続点N1(VCC端子7a)に接続された第1の入力端子(+)と、参照電圧Vrefに接続された第2の入力端子(−)と、スイッチング素子35のゲート端子に接続された出力端子とを有する。ここで、第2の入力端子に入力される参照電圧は、例えばバッテリBの電圧である。この場合、比較器36の第2の入力端子は入力端子11に接続されてもよい。
比較器36は、VCC端子7aの電圧と参照電圧Vrefを入力し、VCC端子7aの電圧が参照電圧以上となった場合にスイッチング素子35のゲート端子にオン信号を出力する。スイッチング素子35は比較器36からオン信号を受けるとオン状態になる。
抵抗39は、スイッチング素子35のゲート端子に一端が接続され、他端が接地されている。この抵抗39を設けることで、LEDドライバ装置1Aの起動時にスイッチング素子35がオフ状態であるようにすることができる。
次に、上記構成のLEDドライバ装置1Aの動作について説明する。なお、制御部7が動作する前の状態では、スイッチング素子2はオフ状態であり、インダクタ3は単なる導線とみなせる。
まず、バッテリBがLEDドライバ装置1Aに接続されると、スイッチング素子34のゲート端子に電圧が印加されてスイッチング素子34がオン状態となり、入力端子11と接続点N1が接続される。コンデンサ31が入力電圧Vinにより充電され、それに伴って接続点N1の電圧は上昇する。
その後、接続点N1の電圧が制御部7の動作電圧範囲の下限値以上になると、制御部7は動作を開始する。制御部7によりスイッチング素子2がオン/オフ制御されるに伴い、接続点N2の電圧は上昇し、コンデンサ31は整流素子32を介して接続点N2の電圧により充電される。その結果、図6(a),(b)に示すように、接続点N1の電圧VN1は出力電圧Voまで上昇する。
電圧VN1の上昇過程において、電圧VN1が参照電圧Vref以上となったとき、比較器36はオン信号を出力し、スイッチング素子35はオン状態となる。スイッチング素子35がオン状態になると、スイッチング素子34のゲート端子の電圧が低下し、スイッチング素子34はオフ状態となる。これにより、接続点N1は入力端子11から電気的に切り離される。接続点N1が入力端子11から電気的に切り離された後は、出力電圧Voにほぼ等しい電圧がVCC端子7aに供給されるため、制御部7は動作を継続することが可能である。電圧VN1が参照電圧Vrefを下回った場合には、接続点N1は再度入力端子11に接続されるため、制御部7は動作を継続することが可能である。
なお、比較器36としてヒステリシス特性を有する比較器を用いることにより、電圧VN1が制御部7の動作電圧範囲の下限値を下回らない限り、スイッチング素子35にオフ信号を出力せず、接続点N1と入力端子11の絶縁状態を維持するようにしてもよい。
制御部7によるスイッチング制御が始まると、GND端子7bの電圧VGNDは第1の実施形態のときと同様、図6(c)に示すように、スイッチング素子2のオン/オフに合わせてVinと−Voの間を振動する。図6(d)は、接続点N2の電圧VN2の時間波形を示している。この図からわかるように、接続点N2の電圧VN2は、スイッチング素子2のオン/オフに合わせてVin+Voと−Vの間を振動する。ここで、Vは整流素子6の順方向降下電圧である。
上記のように、第2の実施形態に係るLEDドライバ装置1Aでは、制御部7のGND端子7bは、スイッチング素子2のソース端子に接続されている。このため、第1の実施形態において述べたように、ハイサイドドライブ方式を採らずにN型MOSFETを用いて構成することが可能であり、安価なLEDドライバ装置を提供することができる。
(出力電圧の検出)
LEDドライバ装置の制御においては、過電圧保護等のために出力電圧Voをモニタする必要がある。しかしながら、上述の第1および第2の実施形態においては、GND端子7bの電位がフローティングとなるため、制御部7により出力電圧を検出することは容易でない。一方、ZETA型コンバータにおいては定常動作時、コンデンサ4の電圧が出力電圧Voにほぼ等しくなるという特性を有する。
そこで、図7に示すように、LEDドライバ装置1,1Aは、コンデンサ4の電圧を検出する電圧検出部40をさらに備えるようにしてもよい。この電圧検出部40は、例えば直列接続された抵抗により構成される。この場合、電圧検出部40は、図7に示すように、直列接続された抵抗41および抵抗42を有する。直列接続された抵抗41,42の一端はコンデンサ4の一端に接続され、他端はコンデンサ4の他端に接続される。電圧検出部40は、コンデンサ4の電圧を示す値として、抵抗41および抵抗42の接続点N3の電圧を制御部7の電圧検出端子7dに出力する。
制御部7は、電圧検出端子7dを介して電圧検出部40から受信した電圧に基づいてコンデンサ4の電圧を把握する。そして、制御部7は、コンデンサ4の電圧を、定常動作時における出力端子13の電圧Voとしてスイッチング素子2の制御を行う。これにより、ZETA型コンバータの特性を利用して、定常動作時における出力電圧Voを簡易に検出することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,1A LEDドライバ装置
2 スイッチング素子
3 インダクタ
4 コンデンサ
5 インダクタ
6 整流素子
7 制御部
7a VCC端子
7b GND端子
7c 制御端子
7d 電圧検出端子
11 入力端子
12 接地端子
13 出力端子
21 コンデンサ
22 整流素子
23 降圧部
24 バイポーラトランジスタ
25 ツェナーダイオード
26 抵抗
31 コンデンサ
32 整流素子
33 起動部
34,35 スイッチング素子
36 比較器
37,38,39 抵抗
40 電圧検出部
41,42 抵抗
B バッテリ
L LEDランプ
La アノード端子
Lc カソード端子
N1,N2,N3 接続点
Vref 参照電圧

Claims (7)

  1. バッテリの正極に接続される入力端子と、
    接地される接地端子と、
    LEDランプの一端に接続される出力端子と、
    N型の電界効果トランジスタからなり、前記入力端子に一端が接続されたスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の他端に一端が接続され、前記接地端子に他端が接続された第1のインダクタと、
    前記第1のインダクタの一端に一端が接続された第1のコンデンサと、
    前記第1のコンデンサの他端に一端が接続され、前記出力端子に他端が接続された第2のインダクタと、
    前記接地端子から前記第1のコンデンサの他端に向かう方向が順方向となるように、一端が前記接地端子に接続され他端が前記第1のコンデンサの他端に接続された第1の整流素子と、
    基準電位を入力するGND端子が前記スイッチング素子の前記他端に接続され、前記出力端子を流れる電流に基づいて前記スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするLEDドライバ装置。
  2. 前記スイッチング素子の他端に一端が接続された第2のコンデンサと、
    前記入力端子から前記第2のコンデンサの他端に向かう方向が順方向となるように、一端が前記入力端子に接続され他端が前記第2のコンデンサの他端に接続された第2の整流素子と、
    前記制御部の動作電圧を入力するVCC端子に一端が接続され前記第2のコンデンサの他端に他端が接続され、前記第2のコンデンサの他端の電圧を前記制御部の動作電圧範囲内の電圧に降圧する降圧部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のLEDドライバ装置。
  3. 前記スイッチング素子の他端に一端が接続され、前記VCC端子に他端が接続された第2のコンデンサと、
    前記第1のコンデンサの他端から前記第2のコンデンサの他端に向かう方向が順方向となるように、一端が前記第1のコンデンサの他端に接続され他端が前記第2のコンデンサの他端に接続された第2の整流素子と、
    前記入力端子に一端が接続され前記VCC端子に他端が接続され、前記VCC端子の電圧が所定の閾値に達するまでの間、前記入力端子と前記VCC端子を接続する起動部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のLEDドライバ装置。
  4. 前記起動部は、
    一端が前記入力端子に接続され、他端が前記VCC端子に接続された第1のスイッチング素子と、
    一端が抵抗を介して前記入力端子に接続されるとともに前記第1のスイッチング素子のゲート端子に接続され、他端が接地された第2のスイッチング素子と、
    前記VCC端子の電圧と前記バッテリの電圧を入力し、前記VCC端子の電圧が前記バッテリの電圧以上となった場合に前記第2のスイッチング素子のゲート端子にオン信号を出力する比較器と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載のLEDドライバ装置。
  5. 前記第1のコンデンサの電圧を検出する電圧検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1のコンデンサの電圧を、定常動作時における前記出力端子の電圧として前記スイッチング素子の制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のLEDドライバ装置。
  6. 前記電圧検出部は、直列接続された第1の抵抗および第2の抵抗を有し、前記直列接続された第1および第2の抵抗の一端は前記第1のコンデンサの一端に接続され、前記直列接続された第1および第2の抵抗の他端は前記第1のコンデンサの他端に接続され、前記第1の抵抗および前記第2の抵抗の接続点の電圧を出力することを特徴とする請求項5に記載のLEDドライバ装置。
  7. 前記第2のインダクタの他端と接地との間には、コンデンサが設けられていないことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のLEDドライバ装置。
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