JP6270512B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本願発明は、シリンダヘッドの一端部にセンサと冷却水分配装置とを配置した内燃機関に関するものである。
内燃機関のシリンダヘッドには、一般に、カム軸の回転角(回転位相)を検知するカム角度センサを設けている。その例として特許文献1には、カム角度センサをシリンダヘッドのうちクランク軸線の方向を向いた一端面に配置することが記載されている。
特開2001−73826号公報
シリンダヘッドには排気マニホールドが固定されており、排気マニホールドは、シリンダヘッドのうちクランク軸線と直交した方向に向いた一側面に固定されている。そして、排気マニホールドの集合部は排気管や触媒ケース等の部材が接続されているが、内燃機関の構造によっては、排気マニホールドや排気管の上側又は近傍にカム角度センサが位置する等して、シリンダヘッドの一端部に設けたカム角度センサが排気マニホールド等の熱(特に輻射熱)に晒される場合がある。
この点については、カム角度センサを排気マニホールド等の熱から保護する遮蔽部材をシリンダヘッドに取り付けたらよいと云えるが、シリンダヘッドは高温になるため、遮蔽部材に伝熱して遮蔽部材が高温になると、遮蔽部材が熱源になってカム角度センサが熱害を受けるおそれがある。特に、触媒ケースの熱を受ける場合は、熱量が多いため、遮蔽部材の昇温も顕著になるおそれがある。
本願発明はこのような現状に鑑み成されものでありる、センサへの熱害を防止又は著しく抑制することを目的とするものである。
本願発明は、請求項1のとおり、シリンダヘッドの外面のうちクランク軸線の方向に長い一側面に排気系部材を接続し、前記シリンダヘッドのうちクランク軸線方向に向いた一端部に、冷却水分配装置とカム角度センサ又は他のセンサとを配置している構成において、前記センサを前記排気系部材の熱から保護する遮蔽部材、前記冷却水分配装置のみに直接又は他の部材を介して間接的に取り付けられている。なお、センサは、ハーネス(ケーブル)も含む概念である。
本願発明は請求項2,3の構成も含んでおり、このうち請求項2の発明は、請求項1において、前記遮蔽部材は、前記冷却水分配装置の冷却水流出部に取り付けられている。他方、請求項3の発明は、請求項1において、前記遮蔽部材は、前記冷却水分配装置の冷却水流入部に取り付けられている。
本願発明によると、遮蔽部材が排気系部材によって受熱しても、その熱を冷却水分配装置から冷却水に逃がすことができる。このため、遮蔽部材が高温化してセンサが熱害を受けることを防止できる。
請求項2の構成を採用すると、冷却水分配装置から流出する冷却水に伝熱できるため、暖機運転時に循環する冷却水に伝熱して早期暖機に貢献でき、延いては燃費の向上に貢献できる。また、車両用内燃機関の場合、シリンダヘッド等を通過した冷却水は冷却水分配装置の流出部から車内暖房用ヒータに向かうが、請求項2の構成を採用すると、ヒータに向かう冷却水を昇温できるため、ヒータの性能を向上できる利点がある。
他方、冷却水がラジェータで冷却されたりヒータで吸熱されている状態では、冷却水分配装置のうち冷却水流入部には降温した冷却水が流入するため、遮蔽部材の冷却性能を向上してセンサの熱害防止機能がより一層確実化する。
実施形態に係る内燃機関の部分側面図である。 (A)は遮蔽部材を分離した状態での内燃機関の部分正面図、(B)は遮蔽部材の斜視図である。 (A)は要部の部分正面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は車両用内燃機関に適用しており、内燃機関は、機関本体の中核としてのシリンダブロック1と、その頂面に固定されたシリンダヘッド2とを備えており、シリンダヘッド2の頂面にシリンダヘッドカバー3を固定している。図2に示すように、本実施形態の内燃機関は、シリンダボアの軸線4が水平に近付くように大きく傾斜させたスラント形になっている。
従って、シリンダヘッド2のうち、シリンダボアの軸線4及びクランク軸線方向(或いは気筒列方向)5と直交した方向に向いた2つの側面2a,2bは下向きと上向きになっており、下側に向いた一側面2aに排気マニホールド6を固定し、上側に向いた他側面2bに吸気マニホールド(図示せず)を固定している。
図1のとおり、本実施形態の内燃機関は3気筒であり、シリンダヘッド2の一側面2aには3つの排気穴7がクランク軸線方向5に並んでいる。従って、排気マニホールド6は、3つの枝管6aと1つの集合管6bとを有しており、集合管6bに、排気管8が第1及び第2のフランジ9,10によって接続されている。第1フランジ板9は排気マニホールド6の集合部6bに溶接されて、第2フランジ板10は排気管8に溶接されており、両者はボルト(図示せず)で固定されている。排気マニホールド6の大部分は、インシュレータ11で覆われている。
排気マニホールド6の集合部6bは、クランク軸線方向5に向かって一方の側に引き出されており、従って、集合部6bは、シリンダヘッド2のうち、クランク軸線方向5に向かって一方の側に位置した一端部(一端面)2cの側に位置している。
シリンダヘッド2の一端部2cには冷却水分配装置12を設けており、冷却水分配装置12の冷却水流入部12aがクランク軸線方向5に突出している。なお、冷却水分配装置12は、シリンダヘッド2の内部にも入り込んでいる。そして、排気マニホールド6の集合部6bに固定した第1フランジ板9、ステー13を介して冷却水流入部12aに固定されている。
すなわち、ステー13の上端部をボルト15で冷却水流入部12aの外端面に固定し、ステー13の下端部を第1フランジ板9にボルト17で固定している。第1フランジ板9よりも冷却水流入部12aの外端面がシリンダヘッド2からクランク軸線方向5に離れているため、ステー13は側面視で屈曲している。冷却水分配装置12の冷却水流入部12aにはヒータ戻り管19が接続されている。
シリンダヘッド2の一端部2cのうち、正面視で冷却水分配装置12よりもシリンダヘッドカバー3の側でかつ他側面2bに少し寄った部位には、吸気弁及び排気弁を駆動するカム軸の回転位相(回転角度)を検知するカム角度センサ21配置されている。当然ながら、カム角度センサ21にはハーネス22が接続されている。
カム角度センサ21は、おおよそ排気マニホールド6の集合部6bの上に位置している。このため、カム角度センサ21は排気マニホールド6の集合部6bからの熱31を受けることになる。そこで、カム角度センサ21の下側に、排気マニホールド6の集合部6bからの熱をガードする金属板製の遮蔽部材23を設けている。
遮蔽部材23は、カム角度センサ21の下側に位置して略水平状に広がる遮蔽部24と、シリンダヘッド2の一側部2cに近接した状態で配置されたブラケット部25とを有している。従って、略L形の形態を成している。
ブラケット部25はステー14の上部に向けて延びる形態であり、ステー14には、ブラケット部25の外に向いた横向き片14aを突設し、この横向き片14aの上面に補助板26を溶接している。なお、補助片26をステー14に一体に設けることも可能である。
ブラケット部25は補助片26に下方から重なっている。そして、ブラケット部25の先端には外向きに開口した位置決め溝28を切り開き形成しており、位置決め溝28がステー14の横向き片14aに嵌まっており、更に、ブラケット部25の内面にナット29を固定し、補助片26をボルト30でナットに固定している。このため、遮蔽部材23は、ナット29の軸心回りに回動しないように位置決めされた状態で補助片26に固定されている。遮蔽部24は、ブラケット部25からシリンダヘッド2の方に向いている。
以上の構成において、カム角度センサ21(及びそのハーネス22)と排気マニホールド6及び排気管8との間に遮蔽部材23が配置されているため、排気マニホールド6や排気管8からの熱31は、遮蔽部材23の遮蔽部24で遮られる。そして、遮蔽部材23は熱31を受けて昇温するが、遮蔽部材23の熱は、ステー14を介して冷却水分配装置12の冷却水流入部12aに逃げるため、遮蔽部材23がどんどん昇温してカム角度センサ21に対する熱源になることを防止できる。
すなわち、遮蔽部材23はステー14を介して冷却水で冷却されるのであり、このため、遮蔽部材23がカム角度センサ21に熱害を及ぼすような高音に昇温することを防止できるのであり、その結果、カム角度センサ21の保護機能を十分に発揮して、カム角度センサ21の誤作動や作動不良といった事態を防止できる。
遮蔽部材23は、2本のボルト30で補助片26に固定することで位置決めすることも可能であるが、実施形態のように係合溝28を横向き片14aに嵌め込む方式を採用すると、1本のボルト30の締結でありながら確実に位置決めできる利点がある。もとより、他の位置決め手段を採用してもよい。
上遮蔽部材23は、冷却水分配装置12のうち冷却水流入部の箇所に固定してもよいし、遮蔽部材23のブラケット部25を二股に形成して、これらを冷却水流出部と冷却水流入部との両方に固定してもよい。この場合も、直接に固定してもよいし、ステー等の他の部材を介して固定してもよい。
なお、遮蔽部材23とシリンダヘッド2との間の隙間をグラスウール等の断熱材で塞ぐことも可能である。遮蔽部材では、カム角度センサとは異なる他のセンサを保護してもよいし、カム角度センサと他のセンサとを保護してもよい。
本願発明は、実際に内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シタンダブロック
2 シリンダヘッド
4 シリンダボアの軸線
5 クランク軸線方向(気筒列の軸線)
6 排気マニホールド
8 排気管
9 第1フランジ板
12 冷却水分配装置
12a 冷却水流出部
14 ステー
14a 横向き片
21 センサの一例としてのカム角度センサ
22 センサのハーネス
23 遮蔽部材
24 遮蔽部
26 補助片
25 ブラケット部
28 係合溝
29 ナット
30 ボルト

Claims (3)

  1. シリンダヘッドの外面のうちクランク軸線の方向に長い一側面に排気系部材を接続し、前記シリンダヘッドのうちクランク軸線方向に向いた一端部に、冷却水分配装置とカム角度センサ又は他のセンサとを配置している構成であって、
    前記センサを前記排気系部材の熱から保護する遮蔽部材、前記冷却水分配装置のみに直接又は他の部材を介して間接的に取り付けられている、
    内燃機関。
  2. 前記遮蔽部材は、前記冷却水分配装置の冷却水流出部に取り付けられている、
    請求項1に記載した内燃機関。
  3. 前記遮蔽部材は、前記冷却水分配装置の冷却水流入部に取り付けられている、
    請求項1に記載した内燃機関。
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