JP6270426B2 - シャッタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の出入口等を開閉するシャッタ装置に関する。
所定の位置に設けられた着地位置センサーにより、閉作動するシャッタカーテンが着地位置に到達したことを検出する前に、モータの回転数に基づいて検出したシャッタカーテンの現在の位置が当該着地位置に到達した場合、モータ負荷電流に基づいて行なわれるシャッタカーテンの挟み込み検知の感度を鋭敏にするシャッタ装置に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。
当該従来技術によるシャッタ装置においては、モータの作動時の電流に対して所定のマージンを付加した閾値電流を設け、モータ電流が当該閾値電流を越えた時に、挟み込みがあったことを検知しており、挟み込み検知の感度を鋭敏にするためには、上記したマージンを減少させている。これによって、当該従来技術によるシャッタ装置は、障害物に対する挟み込み検知機能が向上し、挟み込み回避の処置がとりやすくなるため、その安全性が高められる。
特開2008−240284号公報
ところで、シャッタ装置にある現象が発生した場合、それにより挟み込み検知が遅れることがある。すなわち、巻き取られた状態から、モータを駆動してシャッタカーテンを降ろしていく時に挟み込みが発生すると、シャッタカーテンがスムーズに下降しなくなり、巻き取られたシャッタカーテンを格納しているケースの中で、シャッタカーテンが巻取り部から半径方向外方に膨らんでしまう(巻き出される)ことがある(図8参照)。この場合には、挟み込みによって発生した荷重がモータまで伝達し難く、挟み込み検知が遅れることになる。こういう状況下においては、シャッタカーテンの挟み込み検知の感度を鋭敏にしたとしても、モータの負荷電流自体が増大しないため、障害物に対する挟み込みの検知機能を高めることはできない。
これに加えて、シャッタカーテンを構成する各々のスラットが、側端部の線状連結部材に対して回動するブラインドシャッタの場合、シャッタカーテンが巻取り部から半径方向外方に膨らむことにより、拘束を解かれたスラット自体が自重により線状連結部材に対して回動することがある(図9参照)。このため、このままシャッタカーテンを降ろすと、回動したスラットがガイドレールの入口等に引っかかり、シャッタカーテンの閉め不良につながる。また、再び、シャッタカーテンを巻き取った時、回転したスラットによって巻き取り不良となり、シャッタカーテンの開作動に支障を来たすことにもなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、円滑な開閉作動が可能なシャッタ装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係るシャッタ装置の発明は、建築物の開口部の両側縁部において上下方向に延びるとともに、ガイドレール部を有した一対のガイドフレームと、ガイドレール部に沿って移動することにより、開口部を開閉するシャッタカーテンと、開口部の上端において水平方向に延び、シャッタカーテンを巻き取り可能な巻取体と、巻取体を回転させる駆動モータとを収容するシャッタケースと、巻取体に巻き取られたシャッタカーテンの外周面とシャッタケースとの間に形成された空間を、巻き取られたシャッタカーテンの外周面から遮るために、シャッタケースの内周部に形成されたシャッタガイド部と、を備えている。
また、 請求項に係る発明は、シャッタガイド部は、シャッタケースを下方から塞ぐ底板上おいて、シャッタケースの延在方向の任意の位置に形成され、巻取体よりも下方であって、かつ、巻取体よりも建築物よりに位置する空間を埋める下方ガイド部を含んでいる。
また、 請求項に係る発明は、底板の上面部には、ガイド取付部が突出しており、下方ガイド部は、合成樹脂材料によって一体に形成され、下端部からは可撓性を有する嵌合片が下方に向けて突出しており、嵌合片は、ガイド取付部とスナップフィット結合している。
請求項に係る発明は、請求項のシャッタ装置において、下方ガイド部は、下端部から下方に向けて突出した係合片を有しており、底板に取り付けられることにより、係合片が底板の上面部に弾発的に当接している。
請求項に係る発明は、請求項1又は2のシャッタ装置において、シャッタガイド部は、シャッタケースの延在方向の両端部に配置された端部板に、それぞれ取り付けられた一対の端部ガイド部材を含み、各々の端部ガイド部材は、端部板に固定された軸端取付部と、軸端取付部から、シャッタケースの延在方向に向けて、巻き取られたシャッタカーテンを囲むように湾曲して延びた軸方規制部と、により形成されている。
請求項に係る発明は、請求項1乃至のうちのいずれかのシャッタ装置において、シャッタカーテンは、両側端部に配置され、巻き取り方向に延びた一対の線状連結部材と、それぞれが長尺状に形成され、長手方向の両端部が一対の線状連結部材にそれぞれ接続されるとともに、互いの側部が隣接するように、巻き取り方向に連続して並べられた複数のスラットと、を具備しており、各々のスラットは、線状連結部材に対して回動可能に形成され、開口部の下端までシャッタカーテンが降ろされた状態において、開口部を閉じる閉鎖位置と、開口部の一部を開放する開放位置とを選択可能に形成されている。
請求項1に係るシャッタ装置によれば、巻取体に巻き取られたシャッタカーテンの外周面とシャッタケースとの間に形成された空間を、巻き取られたシャッタカーテンの外周面から遮るために、シャッタケースの内周部に形成されたシャッタガイド部を備えていることにより、シャッタカーテンを降ろしていく時に、シャッタケースの中で、シャッタカーテンが半径方向外方に膨らんでしまうことを低減できるため、シャッタカーテンの円滑な開閉作動が可能になる。
また、請求項に係るシャッタ装置によれば、シャッタガイド部は、巻取体よりも下方であって、かつ、巻取体よりも建築物よりに位置する空間を埋める下方ガイド部を含んでいることにより、最も、シャッタカーテンが半径方向外方に膨らみやすい空間との間を遮断することができるため、よりいっそう、シャッタカーテンの円滑な開閉作動が可能になる。
また、シャッタガイド部は、従前よりシャッタ装置が備えているシャッタケースの底板上に形成されているため、追加部品点数を最低限に抑えることができ、小型で低コストのシャッタ装置にすることができる。
また、請求項に係るシャッタ装置によれば、下方ガイド部は、合成樹脂材料によって一体に形成され、下端部からは可撓性を有する嵌合片が下方に向けて突出しており、嵌合片は、底板の上面部に形成されたガイド取付部とスナップフィット結合していることにより、ボルト等の特別な締結部材を必要とせずに、下方ガイド部の底板に対する取付作業性を向上させることができる。
請求項に係るシャッタ装置によれば、下方ガイド部は、下端部から下方に向けて突出した係合片を有しており、底板に取り付けられた状態において、係合片が底板の上面部に弾発的に当接しているため、係合片と底板との間の摩擦力により、下方ガイド部が、シャッタケースの延在方向に移動することを防ぐことができる。
請求項に係るシャッタ装置によれば、シャッタガイド部は、シャッタケースの延在方向の両端部に配置された端部板に、それぞれ取り付けられた一対の端部ガイド部材を含み、各々の端部ガイド部材は、端部板に固定された軸端取付部と、軸端取付部から、シャッタケースの延在方向に向けて、巻き取られたシャッタカーテンを囲むように湾曲して延びた軸方規制部とにより形成されていることにより、端部ガイド部材は、シャッタカーテンの軸方向の両端部において空間との間を遮断することができるため、安定してシャッタカーテンをガイドし、半径方向外方に膨らんでしまうことをいっそう低減することができる。
請求項に係るシャッタ装置によれば、シャッタカーテンの各々のスラットは、線状連結部材に対して回動可能に形成され、開口部の下端までシャッタカーテンが降ろされた状態において、開口部を閉じる閉鎖位置と、開口部の一部を開放する開放位置とを選択可能に形成されている。このように、シャッタカーテンがいわゆるブラインドシャッタであっても、シャッタガイド部によって、シャッタカーテンが半径方向外方に膨らむことを防ぎ、スラット自体が線状連結部材に対して回動することがないため、シャッタカーテンの巻き取り不良を防いで、その開閉作動に支障を来たすことを防止することができる。
本発明の一実施形態によるシャッタ装置が設けられた建築物の開口部の正面図 横フレームを延在方向に対し垂直にカットした場合の断面図 線状連結部材のリンクとスラットとを表した拡大図 横フレーム内部にロアガイドと端部ガイドを取り付けた状態を表した斜視図 ロアガイドを横フレームの底板に取り付ける方法を表した図であって、ロアガイドの突出片を底板のガイドフックに係合させた状態を示した図 ロアガイドの嵌合片を底板の取付レール上に配置した状態を示した図 嵌合片を取付レールに係合させた状態を示した図 ロアガイドの係合片を底板の上面に当接させて、取り付けを完了させた状態を示した図 端部ガイドの拡大斜視図 横フレーム内においてスラットカーテンがロアガイドによって規制されている状態を表した断面図 スラットカーテンが半径方向外方に膨らんだ状態を表した断面図 スラットが線状連結部材に対して回動した状態を表した断面図
図1乃至図9に基づき、本発明の一実施形態によるシャッタ装置1について説明する。尚、図2および図7乃至図9において、左方向が建築物9から離れる方向、右方向が建築物9に近づく方向を表しているが、説明中において建築物9から離れる方向を前方といい、建築物9に近づく方向を後方と言うことがある。図1に示したように、シャッタ装置1は、建築物9内において、所定の距離を隔てて置かれ、ともに上下方向に延びた一対の縦フレーム2a、2b(ガイドフレームに該当する)と、縦フレーム2a、2bの下端部において、双方を連結している下枠4と、建築物9に取り付けられるとともに、双方の縦フレーム2a、2bの上端部に架け渡された横フレーム5(シャッタケースに該当する)とを備えている。
互いに対向した縦フレーム2a、2bおよび横フレーム5によって、建築物9の内外を連通する矩形状の出入口91(開口部に該当する)が形成され、縦フレーム2a、2bは出入口91の両側縁部において上下方向に延び、横フレーム5は出入口91の上端において水平方向に延びている。出入口91には、スラットカーテン3(シャッタカーテンに該当する)が配置されている。スラットカーテン3の両側端部は、縦フレーム2a、2bにおいて互いの対向面に形成され、上下方向に延びたガイドレール21(ガイドレール部に該当する)に係合している。
横フレーム5は、上面部51a、前面部51b、後面部51c、下面部51dおよび底板51eを備えており、延在方向(図1における左右方向)に対し垂直な断面がおよそ矩形状(箱形)に形成されている(図2示)。横フレーム5の内部には、巻取空間52が形成されており、巻取空間52内には円筒状の巻取体53が収容されている。巻取体53は、横フレーム5に対して、回転軸φを中心に回転可能に取り付けられている。
また、巻取体53の筒状の内部空間には、駆動装置54が設けられている。駆動装置54は、横フレーム5に取り付けられた外殻筒体54a、外殻筒体54aの内部に固定された駆動モータ54bおよび駆動モータ54bの出力軸に接続された回転伝達部材54cを備えている。外殻筒体54aの軸方向の一端部54a1(図1における左端部)は、横フレーム5に固定されている。回転伝達部材54cは、外殻筒体54aの軸方向の他端部54a2(図1において右端部)から軸方向に突出し、巻取体53を回転駆動する。
巻取体53の外周面53aには、前述したスラットカーテン3の上端部が連結されており、巻取体53が正回転(図2において時計回り)することにより、スラットカーテン3が巻取体53に巻き取られ、巻取体53が逆回転(図2において反時計回り)することにより、スラットカーテン3は下降する。スラットカーテン3は、側端部が前述したガイドレール21によって案内されながら上下動し、出入口91を開閉する。
スラットカーテン3は、それぞれが長尺状の複数のスラット31が、スラットカーテン3の巻き取り方向である上下方向に連続して並べられて形成されている。複数のスラット31は、それぞれの長手方向が水平方向を向き、互いの側部が隣接するように配置されている。スラットカーテン3の両側端部には、一対の線状連結部材32が配置されている。それぞれの線状連結部材32は上下方向に延びており、各々のスラット31の長手方向の両端部が接続されている。スラットカーテン3の下端部には、出入口91の下端まで降ろされた状態において、下枠4に着座する座板33が設けられている。
図2に示すように、線状連結部材32は、複数のリンク32aの端部同士が連結されて形成されており、接続されたリンク32aは、互いに回動可能かつ接続方向に所定距離だけ相対移動可能に形成されている。各々のリンク32aに対しては、対応するスラット31の端部が枢支ピン31aによりそれぞれ接続されている。一対の線状連結部材32は、それぞれ前述した縦フレーム2a、2bのガイドレール21に係合している。
本実施形態において各々のスラット31は、接続されたリンク32aに対して、枢支ピン31aを中心に回動可能に形成されている。これによって、出入口91の下端までスラットカーテン3が降ろされた状態において、スラット31は、出入口91を閉じる閉鎖位置と、出入口91の一部を開放する開放位置とを選択可能となり、スラットカーテン3は、いわゆるブラインドシャッタを形成している(図3示)。
尚、シャッタ装置1の発明の要所以外の構成に関して、これまでに述べていないものの詳細については、公開特許公報である特開2009−57742号に開示されている構成と同様である。
上述した横フレーム5を下方から塞ぐ底板51e上には、ロアガイド55(シャッタガイド部、下方ガイド部に該当する)が取り付けられている(図2および図4示)。ロアガイド55は、合成樹脂材料によって一体に形成され、その下端部において底板51eに取り付けられている。ロアガイド55は、巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3に向けて、上方へと平板状に延びており、その上端面はスラットカーテン3の外周面に対応して円孤状に形成されている。これによりロアガイド55は、巻取空間52のうち、巻取体53よりも下方であって、かつ、巻取体53よりも後方に位置する空間を埋めている。
当該空間は、巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3の円弧状の外周面と、横フレーム5の4隅との間に形成された空間の内の一つに該当し、ロアガイド55は、当該空間のうち、横フレーム5の延在方向のうちの一部とスラットカーテン3の円弧状の外周面との間を遮っている。すなわち、ロアガイド55は、底板51e上における横フレーム5の延在方向の任意の位置に取り付けられ、ロアガイド55と巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3とは、横フレーム5の延在方向においてオーバーラップしている。ロアガイド55が埋めている空間は、スラットカーテン3の外周面と、横フレーム5の4隅との間に形成された4つの空間の内、最も、スラットカーテン3が半径方向外方に膨らみやすい空間である。
底板51eの上面部には、横フレーム5の延在方向に延びる取付レール51e1(ガイド取付部に該当する)が突出している。また、当該上面部には、取付レール51e1と平行にガイドフック51e2が形成されている。
一方、ロアガイド55の下端部には、ガイドフック51e2と係合可能な突出片55aが形成されている。また、ロアガイド55の下端部からは、可撓性を有し、取付レール51e1とスナップフィット結合可能な嵌合片55bが下方に突出しており、嵌合片55bの先端部には、突部55b1が形成されている。また、ロアガイド55の下端部からは、下方に向けて係合片55cが突出している。さらに、ロアガイド55の外周面全体には、複数の補強用リブ55dが形成されている。
以下、図5A乃至図5Dに基づき、ロアガイド55を底板51eの上面部に取り付ける方法について説明する。最初に、ロアガイド55の突出片55aを、底板51eのガイドフック51e2と係合させる(図5A示)。次に、ロアガイド55の嵌合片55bを、取付レール51e1の上面に当接させた(図5B示)後、下方に押し下げ、嵌合片55bを撓ませることにより、突部55b1に取付レール51e1を乗り越えさせる。取付レール51e1を突部55b1が乗り越えると、嵌合片55bは元の位置に復帰し、取付レール51e1と係合する(図5C示)。その後、さらにロアガイド55を下方に押し下げ、係合片55cを底板51eの上面部に当接させて取り付けを完成する(図5D示)。ロアガイド55を底板51eに取り付けた状態で、係合片55cは、底板51eの上面部に対してクッション性を有するべく弾発的に当接し、底板51eの上面部に対しバネ力を与えている。
一方、図4に示すように、横フレーム5の延在方向の両端部に配置された端部板51fには、一対の端部ガイド56(シャッタガイド部、端部ガイド部材に該当する)が取り付けられている。各々の端部ガイド56は、合成樹脂材料にて一体に形成され、図示しない取付ボルトによって端部板51fに固定される。端部ガイド56は、対称形状を呈しており、双方の端部板51fには同一のものが取り付けられている。尚、図6においては、一方の端部ガイド56のみを示している。
図6に示すように、端部ガイド56は、端部板51fに固定される平板状の軸端取付部56aと、軸端取付部56aから、横フレーム5の延在方向に向けて、巻き取られたスラットカーテン3を囲むように円弧状に延びた軸方規制部56bとにより形成されている。軸方規制部56bは、巻取体53よりも上方であって、かつ、巻取体53よりも前方に位置する空間と巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3の円弧状の外周面との間、および巻取体53よりも下方であって、かつ、巻取体53よりも前方に位置する空間と巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3の円弧状の外周面との間を遮っている。すなわち、端部ガイド56の軸方規制部56bと、巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3とは、横フレーム5の延在方向においてオーバーラップしている。
前述したように、巻取空間52内にロアガイド55が存在しない場合、スラットカーテン3を降ろしていく時に挟み込みが発生すると、スラットカーテン3が巻取体53に巻き取られた部位から半径方向外方に膨らんでしまう(図8示)。
また、スラットカーテン3がブラインドシャッタである場合、スラットカーテン3が巻取体53に巻き取られた部位から半径方向外方に膨らむことにより、拘束を解かれたスラット31自体が、自重によって線状連結部材32のリンク32aに対して回動することがある(図9示)。
これに対して、図7に示したように、巻取空間52内にロアガイド55が設けられると、巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3が、ロアガイド55に規制されて、挟み込みが発生しても、巻取空間52の後方下部において半径方向外方に膨らむ量が低減される。また、スラットカーテン3同士が巻き取られて重なっているため、スラット31自体も線状連結部材32に対して回動することがない。
さらに、スラットカーテン3は、端部ガイド56の軸方規制部56bによっても規制され、巻取空間52の前方においても半径方向外方に膨らむ量が低減される。
尚、図7乃至図9において、上方を向いた矢印は、スラットカーテン3において挟み込みが発生し、スラットカーテン3の下方から、巻取体53によって巻き取られている部位に向けて荷重が働いていることを示している。
本実施形態によれば、巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3の外周面を、横フレーム5の4隅との間に形成された空間のうちの少なくとも一つから遮断するために、横フレーム5の内周部に形成されたロアガイド55または端部ガイド56を備えていることにより、スラットカーテン3を降ろしていく時に、横フレーム5の中で、スラットカーテン3が半径方向外方に膨らんでしまうことを低減できるため、スラットカーテン3の円滑な開閉作動が可能になる。
また、ロアガイド55および端部ガイド56は、巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3の外周面と横フレーム5の4隅との間に形成された空間のうち、横フレーム5の延在方向の一部の空間のみから遮断するため、小型化することができ、その製造コストを低減することができる。
また、ロアガイド55は、巻取体53よりも下方であって、かつ、巻取体53の後方に位置する空間を埋めることにより、スラットカーテン3を降ろしていく時に、最も、半径方向外方に膨らみやすい空間との間を遮断することができるため、よりいっそう、スラットカーテン3の円滑な開閉作動が可能になる。
また、ロアガイド55は、通常、シャッタ装置1が備えている横フレーム5の底板51e上に形成されているため、追加部品点数を最低限に抑えることができ、小型で低コストのシャッタ装置1にすることができる。
また、ロアガイド55は合成樹脂材料によって一体に形成され、下端部からは可撓性を有する嵌合片55bが下方に向けて突出しており、嵌合片55bは、底板51eの上面部に形成された取付レール51e1とスナップフィット結合していることにより、ボルト等の特別な締結部材を必要とせずに、ロアガイド55の底板51eに対する取付作業性を向上させることができる。
また、取付レール51e1は、横フレーム5の延在方向に延びているため、ロアガイド55を、当該延在方向において任意の位置に取り付けることができる。
また、ロアガイド55は、下端部から下方に向けて突出した係合片55cを有しており、底板51eに取り付けられた状態において、係合片55cが底板51eの上面部に弾発的に当接しているため、係合片55cと底板51eとの間の摩擦力により、ロアガイド55が、取付レール51e1に沿って、横フレーム5の延在方向に移動することを防ぐことができる。
また、一対の端部ガイド56は、横フレーム5の延在方向の両端部に配置された端部板51fに、それぞれ取り付けられており、各々の端部ガイド56は、端部板51fに固定された軸端取付部56aと、軸端取付部56aから横フレーム5の延在方向に向けて、巻き取られたスラットカーテン3を囲むように湾曲して延びた軸方規制部56bとにより形成されていることにより、端部ガイド56は、巻き取られたスラットカーテン3の軸方向の両端部において空間との間を遮断することができるため、安定してスラットカーテン3をガイドし、半径方向外方に膨らんでしまうことをいっそう低減することができる。
また、ロアガイド55および端部ガイド56は、合成樹脂材料にて形成されているため、スラットカーテン3が当接した場合の異音等を低減することができ、スラットカーテン3における疵、打痕等の発生を防ぐことができる。
また、スラットカーテン3の各々のスラット31は、線状連結部材32に対して回動可能に形成され、建築物9の出入口91の下端までスラットカーテン3が降ろされた状態において、出入口91を閉じる閉鎖位置と、出入口91の一部を開放する開放位置とを選択可能に形成されている。このように、スラットカーテン3がいわゆるブラインドシャッタであっても、ロアガイド55および端部ガイド56によって、スラットカーテン3が半径方向外方に膨らむことを防ぐことができるため、スラット31自体が線状連結部材32に対して回動することがなく、スラットカーテン3の巻き取り不良を防いで、その開閉作動に支障を来たすことを防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
巻取空間52内に、ロアガイド55および端部ガイド56のうちの一方のみを設けてもよい。また、端部ガイド56は、必ず一対設けなければならないわけではなく、横フレーム5の延在方向の一端部のみに形成してもよい。
また、巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3を、横フレーム5との間の空間から遮断する部材は、巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3に対する上方であって、スラットカーテン3よりも後方の空間から遮断する部材であってもよいし、また、横フレーム5の4隅との間に形成された空間以外の、その他の空間から遮る構成であってもよい。
また、巻取体53に巻き取られたスラットカーテン3を、横フレーム5との間の空間から遮断する部材は、横フレーム5の成形時に横フレーム5と一体に形成してもよい。
また、横フレーム5は、その延在方向に対し垂直な断面が必ずしも矩形状に形成されていなくてもよく、例えば、当該断面形状が円形であってもよい。
本発明は、スラット31が線状連結部材32に対して回動しない、通常のシャッタ装置にも適用可能である。
図面中、1はシャッタ装置、2a,2bは縦フレーム(ガイドフレーム)、3はスラットカーテン(シャッタカーテン)、5は横フレーム(シャッタケース)、9は建築物、21はガイドレール(ガイドレール部)、31はスラット、32は線状連結部材、51eは底板、51e1は取付レール(ガイド取付部)、51fは端部板、53は巻取体、54bは駆動モータ、55はロアガイド(シャッタガイド部、下方ガイド部)、55bは嵌合片、55cは係合片、56は端部ガイド(シャッタガイド部、端部ガイド部材)、56aは軸端取付部、56bは軸方規制部、91は出入口(開口部)を示している。

Claims (4)

  1. 建築物の開口部の両側縁部において上下方向に延びるとともに、ガイドレール部を有した一対のガイドフレームと、
    前記ガイドレール部に沿って移動することにより、前記開口部を開閉するシャッタカーテンと、
    前記開口部の上端において水平方向に延び、前記シャッタカーテンを巻き取り可能な巻取体と、
    該巻取体を回転させる駆動モータとを収容するシャッタケースと、
    前記巻取体に巻き取られた前記シャッタカーテンの外周面と前記シャッタケースとの間に形成された空間を、巻き取られた前記シャッタカーテンの外周面から遮るために、前記シャッタケースの内周部に形成されたシャッタガイド部と、
    を備え
    前記シャッタガイド部は、前記シャッタケースを下方から塞ぐ底板上において、前記シャッタケースの延在方向の任意の位置に形成され、前記巻取体よりも下方であって、かつ、前記巻取体よりも前記建築物よりに位置する空間を埋める下方ガイド部を含み、
    前記底板の上面部には、ガイド取付部が突出しており、
    前記下方ガイド部は、合成樹脂材料によって一体に形成され、下端部からは可撓性を有する嵌合片が下方に向けて突出しており、該嵌合片は、前記ガイド取付部とスナップフィット結合しているシャッタ装置。
  2. 前記下方ガイド部は、
    前記下端部から下方に向けて突出した係合片を有しており、前記底板に取り付けられることにより、前記係合片が前記底板の前記上面部に弾発的に当接する請求項記載のシャッタ装置。
  3. 前記シャッタガイド部は、
    前記シャッタケースの延在方向の両端部に配置された端部板に、それぞれ取り付けられた一対の端部ガイド部材を含み、
    各々の前記端部ガイド部材は、
    前記端部板に固定された軸端取付部と、
    該軸端取付部から、前記シャッタケースの延在方向に向けて、巻き取られた前記シャッタカーテンを囲むように湾曲して延びた軸方規制部と、
    により形成されている請求項1又は2に記載のシャッタ装置。
  4. 前記シャッタカーテンは、
    両側端部に配置され、巻き取り方向に延びた一対の線状連結部材と、
    それぞれが長尺状に形成され、長手方向の両端部が一対の前記線状連結部材にそれぞれ接続されるとともに、互いの側部が隣接するように、巻き取り方向に連続して並べられた複数のスラットと、
    を具備しており、
    各々の前記スラットは、
    前記線状連結部材に対して回動可能に形成され、前記開口部の下端まで前記シャッタカーテンが降ろされた状態において、前記開口部を閉じる閉鎖位置と、前記開口部の一部を開放する開放位置とを選択可能に形成されている請求項1乃至のうちのいずれか一項に記載のシャッタ装置。
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