JP6269587B2 - パイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法 - Google Patents

パイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法 Download PDF

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Description

本願発明は、複数の綜絖枠に個別に複数の駆動系を備え、織前の前後移動によりパイルを形成するパイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法に関する。
パイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法の従来技術としては、例えば、特許文献1に開示されたパイル経糸の張力制御方法が知られている。特許文献1には、パイル形成時のパイル経糸の張力を定常時より低い値に設定することにより、開口不良による緯入れミスを生じること無く、確実に所望高さのパイルを形成できるパイル経糸の張力制御方法が開示されている。特許文献1では、パイル経糸送出し装置に設けたテンションロールがACサーボモータにより駆動される。ACサーボモータは、パイルを発生させる筬打ち期間に、電気信号の入力により出力を変化する。テンションロールは、ACサーボモータによりパイル経糸の張力を減じる方向に作動され、筬打ち期間の間、パイル経糸の張力を定常時の張力よりも低い状態に設定される。
また、パイル経糸の開口途上では、筬やヘルド等の機料品や、パイル経糸及び地経糸同士の摩擦により、緯糸飛走路近傍のパイル経糸への張力伝達が充分でなく、開口不良を発生する。特許文献1では、パイル経糸の開口量の増加期間中は、ACサーボモータによりテンションロールを作動し、パイル経糸の張力を他の期間のパイル経糸の張力よりも積極的に高い値にする。このため、杼口を形成するパイル経糸に対して張力が充分に作用し、パイル経糸のさばき具合が良くなる。
特許文献2には、例えば、パイル織機のように、パイル織工程からボーダ織工程に切り替わり、緯糸密度が増大するような場合に、織前に対する緯糸のくい込み状態をきつくし、緯糸の打ち込み性を安定化した開口制御方法が開示されている。特許文献2では、織機制御コンピュータと、柄出し制御装置と、開口曲線生成回路、制御回路、及び駆動回路を有する開口制御装置とを備えている。
製織中、柄出し制御装置は柄パターンを織機制御コンピュータに送る。織機制御コンピュータは柄パターンに含まれる緯糸密度情報を開口曲線生成回路に送る。開口曲線生成回路は緯糸密度情報が変更されていると、開口曲線を変更して生成し、緯糸の打ち込み状態を安定化して、緯糸密度の切り替わり時の境目において緯糸密度がぼやけることを防止する。開口曲線の変更では、クロスポイント、上側及び下側静止角、開口量の選択的な変更が行われる。
特開2001−131845号公報 特開平10−130988号公報
パイル織機は、織前が正規の位置より織機の前方へ移動された位置で緯入れ及び筬打ちが行われるルーズピックと、織前が織機後方の正規の位置への復帰行程中に緯入れされ、復帰した状態で筬打ちが行われるファーストピックとを繰り返し、パイルを形成する。ルーズピックでは、織前の移動によりパイル経糸が引っ張られ、張力が付加された状態となるため、パイル経糸の開口に影響が無い。しかし、ファーストピックでは、織前が織機の後方へ移動されるため、パイル経糸に緩みが生じ、パイル経糸の開口不良により緯入れミスを発生する恐れがある。
特許文献1では、パイル経糸の張力制御を行うテンションロールをACサーボモータにより作動して、パイル経糸の開口量の増加期間中、パイル経糸の張力を積極的に高めている。しかし、特許文献1において指摘しているように、筬やヘルド、ドロッパー等の機料品や、パイル経糸及び地経糸同士の摩擦が大きく、しかも、テンションロールから織前までの距離が長いため、張力を地経糸よりも低く設定しているパイル経糸では、張力の伝達が有効に働かない。
このため、テンションロールを積極的に作動しても織前位置のパイル経糸への張力伝達は充分に行われず、織前移動に伴うパイル経糸の緩みを解消できない。特に、織前移動とファーストピック時のパイル経糸の開口は、極めて短い時間で行われるため、テンションロールによるパイル経糸の張力制御は、高速運転されるパイル織機において、充分に追従できない。
特許文献2では、例えば、パイル織工程からボーダ織工程への切り替わり時のように、緯糸密度が変化した時にのみ開口曲線の変更を行うものである。特許文献2は、パイル形成のために数ピック毎に繰り返されるファーストピック時のパイル経糸の緩みの解消を示唆するものでない。
本願発明は、パイル織機のファーストピックにおけるパイル経糸の張力低下を抑制することを目的とする。
請求項1は、パイル経糸と前記パイル経糸を挿通した複数の綜絖枠と前記各綜絖枠を個別に駆動する複数の駆動系とを備え、織前の前後移動によりパイルを形成するパイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法において、ファーストピックの緯入れ開始時における前記パイル経糸の開口量をルーズピックの緯入れ開始時における前記パイル経糸の開口量より大きくしたことを特徴とする。
請求項1によれば、ファーストピック時の織前移動に伴うパイル経糸の緩みをパイル経糸の開口量の増加により吸収するため、ファーストピックにおけるパイル経糸の張力低下を抑制することができ、緯入れの安定化を図ることができる。また、パイル経糸の開口量という織前付近のパイル経糸を直接制御する構成であるため、パイル経糸の緩みに対する張力制御を迅速に行うことができ、パイル織機の高速運転に十分対応することができる。
請求項2は、前記ファーストピックの開口曲線における最大開口位置に到達するタイミングを前記ルーズピックの開口曲線における最大開口位置に到達するタイミングより早めたことを特徴とする。請求項2によれば、ファーストピック及びルーズピックにおける静止角を異ならせた開口曲線を作成するのみであるため、パイル経糸を制御する構成が簡単である。
請求項3は、前記ファーストピックの開口曲線における最大開口位置に達するタイミング及び前記ルーズピックの開口曲線における最大開口位置に達するタイミングを同一にし、前記ファーストピックの開口曲線におけるクロスタイミングを前記ルーズピックの開口曲線におけるクロスタイミングより早めたことを特徴とする。請求項3によれば、ファーストピック及びルーズピックにおけるクロスタイミングを異ならせた開口曲線を作成するのみであるため、パイル経糸を制御する構成が簡単である。
請求項4は、前記複数の駆動系は独立した複数の開口モータで構成され、前記各綜絖枠は前記複数の開口モータに個別に連結して駆動されることを特徴とする。請求項4によれば、各綜絖枠がそれぞれ独立した1つの開口モータによって駆動されるため、パイル経糸を通した綜絖枠を設定された開口曲線に基づき自由に、かつ正確に駆動することができ、パイル経糸の張力低下を確実に抑制することができる。
請求項5は、前記ルーズピックと前記ファーストピックの開口曲線において、クロスタイミング及び最大開口位置に達するタイミングは共に同一とし、前記ルーズピックにおいてクロスタイミングから最大開口位置に達するタイミングに至る曲線軌跡よりも、前記ファーストピックにおいてクロスタイミングから最大開口位置に達するタイミングに至る曲線軌跡を開口量が拡大する方向に変位させることを特徴とする。請求項5によれば、ルーズピックとファーストピックとでクロスポイント及び最大開口位置に達するタイミングの双方を同一とすることができるため、従来からなるべく製織条件を変えない状態でパイル経糸の緩みによる張力低下を抑制することができる。
本願発明は、パイル織機のファーストピックにおけるパイル経糸の張力低下を抑制することができる。
第1の実施形態におけるパイル織り織機の概要を示す全体図である。 パイル経糸の開口曲線を示す線図である。 ルーズピックとファーストピックとを示す説明図である。 第2の実施形態におけるパイル経糸の開口曲線を示す線図である。 第3の実施形態におけるパイル経糸の開口曲線を示す線図である。 他の実施形態におけるパイル経糸の開口曲線を示す線図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。なお、本願明細書においては、図1の右側を前、左側を後とし、上側及び下側をそれぞれ上、下として説明する。図1はパイル織機の側面を示し、地経糸ビーム1は地経糸送出し制御装置C2に電気的に接続された送出しモータM2により駆動される。送出しモータM2の回転により地経糸ビーム1から送り出される地経糸TGは円弧状のバックガイドプレート2及びテンションローラ3を経由して複数の綜絖枠4A〜4D及び筬5に通される。織布Wはエキスパンションバー6、サーフェスローラ7及びガイドローラ8、9を経由してクロスローラ10に巻き取られる。
織機フレーム11は、バックガイドプレート2を支持するとともに、テンションローラ3への付勢力付与機構を備えたテンションパイプ12を回転可能に支持する。テンションパイプ12に固定された上方支持アーム13は上端にテンションローラ3を回転可能に支持する。なお、経糸開口運動による地経糸TGの張力変動は、テンションパイプ12の付勢力付与機構により付勢されたテンションローラ3の消極イージングにより吸収される。また、テンションパイプ12の付勢力付与機構に固定された下向きレバー14の先端には、ロッド15が回転可能に連結されている。
ロッド15には、テンションローラ3にかかる地経糸TGの張力を検出するロードセル16が取り付けられている。ロードセル16は地経糸送出し制御装置C2に電気的に接続されている。地経糸送出し制御装置C2は予め設定された基準張力及びロードセル16から得られる張力検出情報に基づいて送出しモータM2の送り出し速度を制御する。地経糸ビーム1の上方にはパイル経糸ビーム17が配設されている。パイル経糸ビーム17はパイル経糸送出し制御装置C3に電気的に接続された送出しモータM3により駆動される。パイル経糸ビーム17から送り出されるパイル経糸TPは、転向ローラ18、張力付与部材19及びテリーモーションローラ20を経由して綜絖枠4A〜4D及び筬5に通される。
転向ローラ18は織機フレーム11に固定されるとともに、ロードセル21を備えた軸22に回転可能に支持されている。パイル経糸TPの張力はロードセル21により検出され、パイル経糸送出し制御装置C3に出力される。また、転向ローラ18のパイル経糸TPが接触していない端部位置には、図示しない一対の被検出要素が設けられている。前記一対の被検出要素と対応する一対の近接スイッチ23は、転向ローラ18の回転を検出し、パイル経糸送出し制御装置C3に出力する。従って、パイル経糸送出し制御装置C3は予め設定された基準張力とロードセル21から得られる張力検出情報との比較及び近接スイッチ23から得られる回転検出信号に基づいて送出しモータM3の送出し速度を制御する。
張力付与部材19は織機フレーム11に固定された板ばね24によって支持され、板ばね24の撓みによる張力付与部材19の消極イージングにより経糸開口運動によるパイル経糸TPの張力変動が吸収される。なお、パイル織機では、パイルの形成を確実に行うために、パイル経糸TPの張力は、地経糸TGの張力よりも小さくなるように設定されている。テリーモーションローラ20は軸25によって回転可能に支持された揺動レバー26の上方アーム先端に回転可能に支持されている。揺動レバー26の下方アームはロッド15に回転可能に連結している。
織機の前後方向中央部には、二叉状の中間レバー27が軸28に回転可能に設けられている。中間レバー27の上方位置には、パイルモーション機構29が配設されている。パイルモーション機構29は、図示されていないが、専用の駆動モータ又は織機駆動モータM1によって駆動されるボールねじ機構又はカム機構からなる駆動装置が内装され、パイルモーション機構29の駆動装置の作動により駆動軸30に固定された駆動レバー31が往復回転される。
織機駆動モータM1の作動は織機回転角度を検出するロータリエンコーダ32と接続する織機制御装置C1によって制御される。また、織機制御装置C1及びパイル経糸送出し制御装置C3は柄出し制御装置33と接続する。柄出し制御装置33には、パイル製織用の織り柄パターンが設定されている。柄出し制御装置33は緯入れ1サイクル中の所定の織機回転角度毎に織機制御装置C1及びパイル経糸送出し制御装置C3に織り柄パターンを送る。従って、織機制御装置C1は柄出し制御装置33から得られる織り柄パターンに基づいてパイルモーション機構29を作動する。
パイルモーション機構29の駆動レバー31は中間レバー27の一方のアーム34と連結するロッド35を介して中間レバー27に往復回動運動を伝える。中間レバー27はその他方のアーム36に連結するロッド15を介してテンションローラ3及びテリーモーションローラ20に揺動運動、即ちテリーモーションを伝えることができる。また、織機の前方位置で織布Wを案内するエキスパンションバー6は、軸37に回転可能に支持された揺動レバー38の上端に支持され、揺動レバー38の下端がロッド39を介して中間レバー27の他方のアーム36に連結されている。
従って、中間レバー27の往復回動は同時にロッド39を介して揺動レバー38を揺動し、エキスパンションバー6にテンションローラ3及びテリーモーションローラ20と同一方向のテリーモーションを伝えることができる。なお、前記織り柄パターンに基づくテリーモーションは、パイル織り工程のルーズピック時にテンションローラ3、テリーモーションローラ20及びエキスパンションバー6を図1の右方である織機前方に揺動して織前W1を織機前側の仮想線位置に移動し、パイル織り工程のファーストピック時及びボーダ織時にテンションローラ3、テリーモーションローラ20及びエキスパンションバー6を図1の左方である織機後方に揺動して織前W1を織機後側の正規の位置(実線位置参照)に移動する。
綜絖枠4A〜4Dは、パイル経糸TPを挿通した枠を示しており、経糸開口装置40により駆動される。経糸開口装置40には、複数の駆動系として綜絖枠4A〜4Dに連結される複数の開口モータM4〜M7が備えられている。開口モータM4は綜絖枠4Aと、開口モータM5は綜絖枠4Bと、開口モータM6は綜絖枠4Cと、開口モータM7は綜絖枠4Dと連結されている。開口モータM4〜M7は、それぞれモータの回転速度を自由に制御できるため、各綜絖枠4A〜4Dに独立した開口運動を行わせることができる。なお、本実施形態では、4枠が示されているが、一般的には6枠、8枠、12枠等の多数枠で実施されることが多い。
経糸開口装置40は経糸開口制御装置C4に電気的に接続され、経糸開口制御装置C4は織機制御装置C1と相互通信可能に電気的に接続されている。経糸開口制御装置C4には、柄出し制御装置33に設定された織柄パターンに基づいた地経糸TG及びパイル経糸TPの開口パターンが設定されている。経糸開口制御装置C4は開口パターンに基づいて開口モータM4〜M7に駆動信号を発信する。
経糸開口制御装置C4に設定されたパイル経糸TPの開口パターンを、図2に基づき説明する。本実施形態では、2回のルーズピック後ファーストピックを行う3ピックパイルと呼ばれるパイル形成方法で説明している。しかし、パイル形成方法は、3回以上のルーズピックを行う方法でも構わない。
図2には、ルーズピック1、ルーズピック2及びファーストピックにおけるパイル経糸TPの開口曲線が示されている。パイル経糸TPの開口曲線では、ファーストピックからルーズピック1の間はパイル経糸TPの最大開口状態を維持し、連続した緯入れ2回分の開口を形成している。また、ファーストピックの直前となるルーズピック2は緯入れ1回分の開口状態を形成している。ルーズピック2の開口曲線は上側開口時及び下側開口時に静止角αを有し、ファーストピックは上側開口時及び下側開口時に静止角βを有する。
本実施形態では、静止角αは、ルーズピック2において、パイル経糸TPが最大開口位置に達したタイミングR2からクロスタイミングKに例えば織機回転角度180度を加えた位置Qまでの織機回転角度で表示している。静止角βは、ファーストピックにおいて、パイル経糸TPが最大開口位置に達するタイミングR1からクロスタイミングKに例えば織機回転角度180度を加えた位置Qまでの織機回転角度で表示している。
本実施形態において、ファーストピックの開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR1は、ルーズピック2の開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR2よりも早く設定されている。このため、ルーズピック2における緯入れ終了後、パイル経糸TPが閉口し、続いて開口する期間における開口モータM4〜M7の回転速度は、ルーズピック1の緯入れ終了後、パイル経糸TPがルーズピック2の開閉口を行う期間の回転速度よりも速くなるように制御される。従って、ファーストピックの開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR1を、ルーズピック2の開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR2よりも早く設定した構成により、ファーストピックのクロスタイミングKから最大開口位置に達するタイミングR1までの期間L1が、ルーズピック2のクロスタイミングKから最大開口位置に達するタイミングR2までの期間L2より小さくなる。
ルーズピック2とファーストピックとで最大開口位置に達するタイミングR1、R2を異ならせ、ファーストピックの開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR1を、ルーズピック2の開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR2よりも早く設定した開口曲線は、ファーストピックの緯入れ開始時(例えば、織機回転角度20度)におけるパイル経糸TPの開口量H1を、ルーズピック2の緯入れ開始時におけるパイル経糸TPの開口量H2よりも大きくすることができる。開口量H1及びH2は、上側開口するパイル経糸TPと下側開口するパイル経糸TPの開口高さを表すもので、開口量H1及びH2が大きいほど、パイル経糸TPが上下に強く引っ張られた状態となり、パイル経糸TPの捌きが良くなる。
本実施形態における作用を図3に基づき説明する。図3(A)では、綜絖枠4A〜4Dが、図2に示したルーズピック1の開口曲線に基づき、開口モータM4〜M7により駆動され、パイル経糸TPに開口運動を付与する。また、織前W1は、テリーモーションにより織布Wとともに正規の位置から織機の前方側へ移動(矢印F参照)されている。第1の緯糸Y1は、ルーズピック1の開口曲線に基づくパイル経糸TPの開口内に緯入れされ、筬打ちされる。パイル経糸TPは、織前W1が織機の前方へ移動されると、織機前方側へ引っ張られ、張力を高められた状態となり、パイル経糸TPの捌きが良好に行われる。織布Wには、第1の緯糸Y1、第2の緯糸Y2、第3の緯糸Y3が既に織り込まれ、パイルPが形成されている。
図3(B)では、図3(A)と同様に、織前W1が織機の前方へ移動されたままの位置にある。綜絖枠4A〜4Dは、図2に示したルーズピック2の開口曲線に基づき、開口モータM4〜M7により駆動され、パイル経糸TPに開口運動を付与する。第2の緯糸Y2は、ルーズピック2の開口曲線に基づくパイル経糸TPの開口内に緯入れされ、筬打ちされる。図3(B)では、織前W1が織機前方へ移動されたままであるため、パイル経糸TPに張力が付与され、パイル経糸TPの捌きは良好に行われる。
図3(C)では、ファーストピックにおける第3の緯糸Y3の緯入れ状態(仮想線参照)と筬打ち状態(実線参照)が示されている。ファーストピック時では、織前W1は、テリーモーションにより織布Wとともに織機の後方側へ移動(矢印R参照)され、正規の位置へ配置される。
仮に、ファーストピックにおける綜絖枠4A〜4Dが、従来のように、図2に示したルーズピック2の開口曲線と同一の開口曲線により、開口運動を付与されていた場合、織前W1の織機後方側への移動により、パイル経糸TPの張力が低下する。パイル織機に備えられた張力付与部材19では、パイル経糸TPの張力を調整する経路が長く、経路中で多くの抵抗を受けるため、パイル経糸TPの瞬時の張力調整ができず、パイル経糸TPには、大きな緩みが生じる。パイル経糸TPは、張力低下により、図3(C)の仮想線で示すように、地経糸TGの開口位置よりも開口内に垂れ下がり、開口不良を生じる。パイル経糸TPの開口不良は、第3の緯糸Y3の緯入れミスを発生する大きな要因となる。
本実施形態では、図2に示すように、ルーズピック2とファーストピックとで最大開口位置に達するタイミングR1、R2を異ならせ、ファーストピックの開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR1を、ルーズピック2の開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR2よりも早く設定した開口曲線に基づいてファーストピックにおける綜絖枠4A〜4Dの開口運動を行わせている。このため、パイル経糸TPは、緯入れ開始時のタイミングで、ルーズピック2の開口量H2よりも大きな開口量H1(図2参照)を得ることができ、図3(C)に実線で示すように、弛みのない開口を行うことができる。正常に開かれた経糸開口内には、第3の緯糸Y3が緯入れされ、緯糸Y3の筬打ちにより新しいパイルP1が形成される。
第1の実施形態では、ファーストピック時の織前W1の移動に伴うパイル経糸TPの緩みをパイル経糸TPの開口量をH2からH1へ増加させることにより吸収するため、ファーストピックにおけるパイル経糸TPの張力低下を抑制することができ、緯入れの安定化を図ることができる。また、パイル経糸TPの開口量の拡大という織前W1付近のパイル経糸TPを直接制御する構成であるため、パイル経糸TPの緩みに対する張力制御を迅速に行うことができ、パイル織機の高速運転に十分対応することができる。
また、ファーストピックの開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR1を、ルーズピック2の開口曲線における最大開口位置に達するタイミングR2よりも早く設定した開口曲線を作成するのみでパイル経糸TPの張力低下を抑制することができるため、パイル経糸TPを制御する構成が簡単である。また、各綜絖枠4A〜4Dがそれぞれ独立した1つの開口モータM4〜M7によって駆動されるため、設定された開口曲線に基づき綜絖枠4A〜4Dを自由に、かつ正確に駆動することができ、パイル経糸TPの張力低下を確実に抑制することができる。
また、パイル織機において緯入れミスを生じた場合、ルーズピック及びファーストピックにおいて緯入れした第1〜第3の3本の緯糸Y1、Y2、Y3を織布Wから取り除く必要がある。緯入れミスの発生は、煩雑な修復作業と緯糸の無駄を生じるほか、緯糸密度が不均一となる織段を発生する恐れがある。本実施形態では、パイル経糸TPの開口不良による緯入れミスの発生を抑制することができるため、修復作業の軽減、緯糸の無駄防止、緯糸密度の斑の軽減に大きく貢献することができる。
また、織前W1が織機の前方へ移動すると、パイル経糸TPの張力を増加させる傾向にあり、織前W1が織機の後方へ移動すると、パイル経糸TPの張力を減少させる傾向にある。しかし、第1の実施形態では、ファーストピック時でのみパイル経糸TPの張力を大きくし、ルーズピック時にはパイル経糸TPの張力がパイル形成に適した張力に復元されるので、ファーストピックで織成されたパイルをルーズピック時に引き抜く(一般に、パイル引けと言われる)張力の増加の恐れがなく、パイル高さの乱れを生じることが無い。また、第1の実施形態では、ルーズピック2の最大開口位置に達するタイミングR2がファーストピックの最大開口位置に達するタイミングR1より遅いため、ルーズピック2におけるパイル経糸TPの張力上昇を抑制でき、パイルPの引けを防止することができる。また、後述する第2の実施形態と比較して、ルーズピック2とファーストピックとでクロスタイミングKを同一にできるので、ルーズピック2とファーストピックとで筬打ち力が変動して織物組織に何らかの影響が出てしまう恐れが無い。
(第2の実施形態)
図4は第2の実施形態を示したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号にて説明し、詳細な説明を省略する。第2の実施形態は、ルーズピックの開口曲線とファーストピックの開口曲線とを異ならせる方法を変更したものである。
図4には、3ピックパイルによるパイル形成方法において、ルーズピック1、ルーズピック2及びファーストピックの開口曲線が示されている。ルーズピック2及びファーストピックの各開口曲線における最大開口位置に達するタイミングRは同一に設定されている。
ファーストピックのクロスタイミングK2は、ルーズピック2におけるクロスタイミングK1よりも早くなるように設定されている。このため、綜絖枠4A〜4Dを駆動する開口モータM4〜M7は、ルーズピック2の最大開口位置からファーストピックのクロスタイミングK2に至るパイル経糸TPの閉口期間の回転速度が速くなるように制御される。また、ファーストピックのクロスタイミングK2からファーストピックの最大開口位置に達するタイミングRに至るパイル経糸TPの開口期間の開口モータM4〜M7の回転速度が遅くなるように制御される。
従って、ルーズピック2の開口曲線に対し、クロスタイミングK2を早めることにより開口曲線を異ならせたファーストピックは、緯入れ開始時におけるパイル経糸TPの開口量H3を、ルーズピック2の緯入れ開始時におけるパイル経糸TPの開口量H4よりも大きくすることができる。ファーストピックの開口曲線をクロスタイミングK2の変更によりルーズピック2の開口曲線と異ならせた第2の実施形態は、簡単な構成で、第1の実施形態と同一の作用効果を得ることができる。また、第2の実施形態では、最大開口に達するタイミングRをルーズピック2とファーストピックとで同一にできるので、第1の実施形態と比較して、ファーストピックにおいてクロスタイミングK2から最大開口位置に達するタイミングRに至るまでの開口速度を増大させず、パイル経糸TPの張力が急激に増大することがない。
(第3の実施形態)
図5は第3の実施形態を示したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号にて説明し、詳細な説明を省略する。第3の実施形態は、ルーズピック1、2及びファーストピックの開口曲線を、例えばサインカーブのような2次曲線で設定し、上側開口時及び下側開口時に静止状態の無い開口曲線で構成したものである。
図5のような静止状態の無い開口曲線であっても、上側及び下側の最大開口時のストロークSに対して所定割合ΔS(Δは、例えば3%)の領域は、上下の動きが極めて小さいため、静止状態に近似している。従って、ルーズピック2では、図2の静止角αと同一となる織機回転角度の期間がΔSとなるように開口モータM4〜M7の回転速度を制御している。同様に、ファーストピックでは、図2の静止角βと同一となる織機回転角度の期間がΔSとなるように開口モータM4〜M7の回転速度を制御している。本実施形態では、静止角に近似したΔSの期間も静止角の概念に含め、静止角α、静止角βとして説明する。
第3の実施形態は、静止状態の無い開口曲線において、近似した静止角α、βを設定することにより、ファーストピックの緯入れ開始時の開口量H5をルーズピック2の緯入れ開始時の開口量H6よりも大きくし、パイル経糸TPの緩みによる張力低下を抑制することができる。
本願発明は、前記した各実施形態の構成に限定されるものではなく、本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
(1)第1〜第3の実施形態では、駆動系として各綜絖枠4A〜4Dを独立した開口モータM4〜M7により個別に駆動する電子開口装置を使用したが、各綜絖枠4A〜4Dをマグネット等の電磁的装置により駆動部に個別に連結して駆動する電子ドビーを用いても良い。
(2)図6に示すように、ルーズピック2とファーストピックの開口曲線において、クロスタイミングK及び最大開口位置に達するタイミングRは、共に同一とし、ルーズピック2の曲線軌跡A2に対してファーストピックの曲線軌跡A1を変化させても良い。ファーストピックにおけるクロスタイミングKから最大開口位置に達するタイミングRに至る期間Lの曲線軌跡A1は、ルーズピック2におけるクロスタイミングKから最大開口位置に達するタイミングRに至る期間Lの曲線軌跡A2よりも、急速に速度変化して開口量H5が拡大する方向に変位されている。ルーズピック2の曲線軌跡A2に対するファーストピックの曲線軌跡A1の変位は、ファーストピックの開口量H5をルーズピック2の開口量H6よりも増大し、ファーストピックの緯入れ開始時における開口量H5を拡大することができる。この実施形態は、ルーズピック2とファーストピックとでクロスタイミングK及び最大開口位置に達するタイミングRの双方を同一とすることができるため、従来からなるべく製織条件を変えない状態でパイル経糸TPの緩みによる張力低下を抑制することができる。
1 地経糸ビーム
3 テンションローラ
4A〜4D 綜絖枠
5 筬
6 エキスパンションバー
7 サーフェスローラ
10 クロスローラ
12 テンションパイプ
15、39 ロッド
17 パイル経糸ビーム
18 転向ローラ
19 張力付与部材
20 テリーモーションローラ
24 板ばね
27 中間レバー
29 パイルモーション機構
31 駆動レバー
33 柄出し制御装置
38 揺動レバー
40 経糸開口装置
C1 織機制御装置
C2 地経糸送出し制御装置
C3 パイル経糸送出し制御装置
C4 経糸開口制御装置
H1〜H6 開口量
K、K1、K2 クロスタイミング
M1 織機駆動モータ
M2、M3 送出しモータ
M4〜M7 開口モータ
P、P1 パイル
Q クロスタイミング+180度
R、R1、R2 クロスタイミングから最大開口位置に到達するタイミング
S ストローク
TG 地経糸
TP パイル経糸
W 織布
W1 織前
Y1〜Y3 緯糸

Claims (5)

  1. パイル経糸と前記パイル経糸を挿通した複数の綜絖枠と前記各綜絖枠を個別に駆動する複数の駆動系とを備え、織前の前後移動によりパイルを形成するパイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法において、
    ファーストピックの緯入れ開始時における前記パイル経糸の開口量をルーズピックの緯入れ開始時における前記パイル経糸の開口量より大きくしたことを特徴とするパイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法。
  2. 前記ファーストピックの開口曲線における最大開口位置に到達するタイミングを前記ルーズピックの開口曲線における最大開口位置に到達するタイミングより早めたことを特徴とする請求項1に記載のパイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法。
  3. 前記ファーストピックの開口曲線における最大開口位置に達するタイミング及び前記ルーズピックの開口曲線における最大開口位置に達するタイミングを同一にし、前記ファーストピックの開口曲線におけるクロスタイミングを前記ルーズピックの開口曲線におけるクロスタイミングより早めたことを特徴とする請求項1に記載のパイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法。
  4. 前記複数の駆動系は独立した複数の開口モータで構成され、前記各綜絖枠は前記複数の開口モータに個別に連結して駆動されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のパイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法。
  5. 前記ルーズピックと前記ファーストピックの開口曲線において、クロスタイミング及び最大開口位置に達するタイミングは共に同一とし、前記ルーズピックにおいてクロスタイミングから最大開口位置に達するタイミングに至る曲線軌跡よりも、前記ファーストピックにおいてクロスタイミングから最大開口位置に達するタイミングに至る曲線軌跡を開口量が拡大する方向に変位させることを特徴とする請求項1に記載のパイル織機におけるパイル経糸の開口制御方法。
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