JP3487502B2 - 織機の織り段防止方法およびその装置 - Google Patents

織機の織り段防止方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機の停止状態
で、経糸の開口態様に応じて、織り前の位置を前後方向
に補正することにより、織り段を防止する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−155757号公報は、織
機の起動時に送り出しビームを予め設定された回転量だ
け正転方向または逆転方向に回転させ、織り段を防止す
る技術を開示している。
【0003】上記の技術によると、1/2綾組織の製織
の場合、1リピートの各開口サイクルの経糸クロスタイ
ミングにおいて、綜絖枠に通された3枚の経糸シートの
うちいずれか1枚は、必ず上開口位置に維持される。こ
のため、織機が停台した瞬間から、織り前の位置は、経
糸の開口態様に対応して変位する。各綜絖枠は、前後の
位置の相違により、各開口サイクル間で各経糸シートの
経糸張力や張力の作用方向が異なっている。例えば、特
定の開口サイクルで停止させたとき、前記織り段防止技
術により、織り段(停止段)の発生が阻止されたとして
も、他の開口サイクルで停止し、待機させたときには、
上記各経糸シートにおける経糸張力や作用方向の相違か
ら織り前の位置の変位度合いが異なるため、同じ駆動量
の設定のもとでは、依然として停止段が解消されないと
いう問題がある。
【0004】また、特開平7−54244号公報は、上
記と同様の綾組織で、特定の開口サイクルで停止させる
ことにより、経糸に作用する力を所望の状態に設定し
て、織り段を解消している。この技術によると、織り段
が解消できる反面、起動までの操作(口合わせ)が煩雑
で、実用的ではない。
【0005】さらに、特開平3−227340号公報
は、織機起動時に、織機の起動角度に対応して予め設定
された目標のキックバック量に基づき、送り出しモータ
および巻取りモータの少なくとも一方を駆動する織機の
キックバック制御方法(織り段防止技術)を開示する。
その技術によれば、起動位置の違いによる織り段は解消
する反面、停止状態で経糸の開口状況例えば開口サイク
ルの違いに起因する織り段は解消できない。一般に、綜
絖枠は、織り前位置から遠ざかるに連れて開口量を大き
く設定するため、経糸経路に沿って配置された綜絖枠の
うちいずれの綜絖枠が上口/下口開口するかによっては
経糸に作用する力や方向が変わり、これにともなって織
り段の状況も変わる。このことから、その技術は、この
ような織り段の状況に対して有効に対処できないのであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、織機の起動時、先の停止状態における織り前に
作用する力具合、すなわち経糸の開口態様を考慮して、
織り前位置を補正することにより、確実に織り段(停止
段)を防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的のもとに、本発
明は、織機の織り段防止方法として、経糸の経路に沿っ
て複数列に配列した綜絖を有する開口装置と、織布の織
り前の位置を補正可能な部材とを有する織機において、
織機の停止状態では、経糸の開口が静止状態にあるとき
の経糸の開口態様を求め、織機の起動時には、前記求め
た経糸の開口態様に対応して設定された駆動量に基づき
前記部材を駆動して、織り前の位置を補正する。
【0008】ここで、前記の開口装置は、綜絖枠を駆動
することによって、綜絖枠に固定されている綜絖を駆動
するか、またはジャカード装置のように、綜絖枠を用い
ないで、直接綜絖を駆動する。これら綜絖枠は、経糸走
行経路に沿って、しかもこの経糸経路に交差する方向に
複数例に分けて配置され、開口運動時、これらの綜絖枠
は、各列毎に、一斉駆動される。なお、開口装置は、主
軸に連結駆動される機械的な開口装置のほか、独立した
アクチュエータにより駆動する電動式の開口装置として
構成される。
【0009】経糸の開口態様は、下記の3つの手段、つ
まり(a)開口パターン、(b)開口高さ、(c)開口
パターンと開口高さとの組み合わせによって認識され
る。なお、ここでいう開口態様とは、織り前に作用する
力すなわち経糸張力の方向や大きさなどの作用状況を反
映するものであり、経糸開口状況と表現することもでき
る。
【0010】(a)経糸の開口態様は、停止状態の開口
パターンから認識される。ここで、開口パターンとは、
対象とする綜絖が上口/下口開口のいずれに属するかを
示す情報である。着目する綜絖の列は、重み付けのない
状態で、あるいは例えば織り口に近い順に従って重み付
けし、特定の1列、特定する2列以上、もしくは特定の
2以上の列の組み合わせ、または全ての列として開口パ
ターンをとらえることができる。なお、経糸の開口態様
の検出には、開口状態の詳細情報(上口/下口の区別)
が必要となる。
【0011】開口パターンは、綜絖が上口/下口のいず
れにあるかをセンサで検出するか、電子ドビー・ジャカ
ード・電動開口装置については開口運動に関する駆動指
令に基づいて検出する。織機の停止位置がずれたりし
て、開口量(開口高さ)が変わったことを認識できず、
設定量と実際の開口状況との間で食い違いが生じるから
である。
【0012】開口装置は、主軸に同期した状態で駆動さ
れるため、停止位置が一定なら、開口パターン、換言す
れば、パターンに対応して設定する駆動量と、実際の開
口状態(開口方向および開口量)は、1対1の対応にな
ることから、結果として開口態様に対応する駆動量の設
定が可能となり、この駆動量の設定によって、織り段の
防止が可能となる。さらに開口パターンとして、前記し
た開口状態の詳細情報に代えて開口ステップ番号とする
ことによっても、前記同様に織り段を防止することがで
きる。なぜなら、これら開口ステップ番号は、開口運動
駆動指令出力のためのもとになる情報であり、前記した
開口状態の詳細情報、換言すれば実際の開口状態に1対
1に対応しているからである。
【0013】(b)経糸の開口態様は、経糸の開口高さ
から認識する。経糸の開口高さは、綜絖(メール)の位
置を対象とし、例えば中口開口時の位置との相対位置か
ら求められる。開口高さは、センサを用いて検出する
か、または計算により求められる。センサは、綜絖など
開口運動にともなって変位する部材の位置を検出する。
例えば検出対象として綜絖、これを固定する綜絖枠、運
動伝達手段(ロッド、ワイヤ)、これを駆動する機構
(回転運動から往復運動に変換する機構)などである。
また、計算は、主軸角度、および開口装置に関する設定
(クロスポイント・開口曲線)から演算により求める。
【0014】着目する綜絖の列は、特定の1列、特定の
2列以上、または全列である。前記と同様に、開口高さ
を検出し、着目したのは、織機の経年変化などで、織機
の停止位置(角度)が変わると、開口高さが変わり、織
り段の状況も変わるからである。したがって、開口量を
直接正確にとらえるため、上記(a)のような停止位置
のずれにともなう駆動量の過不足が生じるという問題は
ない。
【0015】(c)さらに、経糸の開口態様は、前記
(a)と前記(b)との認識手段を組み合わせることに
よって認識できる。
【0016】経糸開口が静止状態にあるときとは、経糸
の開口運動が静止したまま変位しない状態を指し、具体
的には、主軸が回転しない織工待機状態や、緯入れミス
糸除去、経糸補修時などの修復のために特定の位相で停
止状態を含む。これらの状態は、織機側から与えられる
状態信号で認識できる。
【0017】織り前の位置補正のために駆動するもの
は、巻取り側部材(巻取りロールの回転)、送り出し側
の部材(送り出しビームの回転、テンションロールの変
位)などが考えられる。設定される駆動量は、プラスま
たはマイナス方向の少なくとも1つであり、いずれかが
0設定される場合も含む。
【0018】前記駆動量の設定は、時間経過に対応して
設定されるとともに、開口の静止状態の経過時間を積算
し、織機の起動時には、前記積算時間に対応する駆動量
に基づき前記部材を駆動することもできる。
【0019】本発明は、コンピュータによるソフトウエ
アの分野でも処理可能であり、上記のように、織機の織
り段防止方法として特定されるほか、この方法に基づく
織機の織り段防止装置としても構成される。
【0020】織機の織り段防止装置は、経糸の経路に沿
って複数列に配列した綜絖を駆動する開口装置と、経糸
の開口状況に対応する信号を発生する開口状況信号出力
手段と、前記開口状況の信号に対応する駆動量を設定す
る駆動量設定器および前記経糸の開口状況の信号に対応
して前記駆動量設定器により設定された駆動量を出力す
る駆動量出力器からなる駆動量出力手段と、前記駆動量
出力手段の出力に従って織布の織り前の位置を補正する
織り前位置補正手段とを備えてなり、前記駆動量出力手
段には、織機状態信号ならびに起動信号が入力され、織
機状態信号入力時には、前記経糸の開口状況信号の入力
に対応する駆動量を読み出して記憶し、起動信号入力時
には、前記記憶した値を前記駆動量として出力する。
【0021】前記開口状況信号出力手段は、織機の主軸
の回転にともなって複数列のうち少なくとも特定する列
の綜絖に対応する開口パターン信号に基づいて、前記開
口状況に対応する信号を出力するか、または開口運動に
ともなって変位する部材の位置を求め、求めた位置に基
づいて前記開口状況に対応する信号を出力する。
【0022】前記駆動量設定器には、停台時間に対応す
る駆動量が予め設定され、前記駆動量出力器は、織機状
態信号の入力に従って織機の停台時間を積算し、織機の
起動信号入力時には、前記積算結果に対応する駆動量を
前記駆動量として出力することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、織機1の概要を示してい
る。経糸7は、送り出しビーム2に巻付けられており、
送り出しモータ3の回転により、テンションロール4に
接し、ドロッパ5を経て、複数列に配列された綜絖9に
通され、これらの綜絖9の上下運動によって、開口6を
形成し、この開口6の内部で緯糸8と交錯し、筬12に
よって織り前11に筬打ちされて織布10となる。そし
て、この織布10は、巻取りモータ14によって駆動さ
れる巻取りロール13を経て、布巻きロール15に巻取
られていく。なお、経糸7の張力は、テンションロール
4の位置で、ロードセルなどの張力センサ16によって
電気的な信号として検出される。
【0024】また、原動モータ17は、主軸18を駆動
する。この具体例によると、主軸18は、回転運動を揺
動運動に変換する機構19を介して筬12に筬打ち運動
を与え、また開口装置20を介して、複数列に配列され
た綜絖9に上下方向の往復運動を与える。
【0025】図2は、巻取り駆動装置21、および送り
出しビーム駆動装置22の構成を主制御装置23、駆動
量出力手段24との関連で示している。主制御装置23
は、運転/停止信号を発生し、駆動量出力手段24、巻
取り駆動装置21の中の巻取り制御装置25、送り出し
ビーム駆動装置22の中の送り出し制御装置26に送る
ほか、起動信号および停止状態信号を駆動量出力手段2
4に送る。また、駆動量出力手段24は、開口状況信号
出力手段27から信号を受けて、完了信号のほか、駆動
量の信号を発生し、巻取り制御装置25および送り出し
制御装置26の出力側の加え合わせ点28、29に所定
の駆動量の信号を送る。
【0026】そして、巻取り制御装置25は、主軸18
の回転に同期して設定された打ち込み密度に対応する回
転量に従って、巻取りロール13を駆動するために、主
軸18に連結されたエンコーダなどの回転量センサ30
からの主軸回転角度(クランク角度)θの信号および密
度設定器31によって設定された打ち込み密度の信号を
入力として、回転指令の信号を発生し、この回転指令の
信号で増幅器32を駆動して、巻取りモータ14を駆動
する。なお、巻取りモータ14の回転は、エンコーダ3
3により検出され、増幅器32に帰還される。
【0027】また、送り出し制御装置26は、織機1の
運転中に、目標張力に対する張力偏差を解消するように
送り出しビーム2を駆動するために、目標張力設定器3
4で設定される目標張力の信号および張力センサ16か
らの検出した経糸7の張力の信号を入力とし、PID制
御のもとに、速度信号を発生し、この速度信号で増幅器
35を駆動して、送り出しモータ3の回転を制御する。
なお、送り出しモータ3の回転は、エンコーダ36によ
り検出され、増幅器35に帰還されている。
【0028】なお、この例で、巻取り駆動装置21ある
いは送り出し制御装置26は、いずれも、電動式である
が、機械式の装置として構成することもできる。例えば
巻取り装置が機械式の場合、機械式の巻取り駆動装置
は、織機1の起動前で織り段防止動作時にのみ、機械的
駆動系から切り離される。このとき、巻取り制御装置2
5は、織り段の防止のために、巻取りモータ14に相当
する専用のモータを駆動して、織り段の防止のために必
要な駆動を行うことになる。送り出し装置についても同
様である。
【0029】ここで、駆動量出力手段24は、開口装置
20の制御部分を構成しており、また、駆動量出力手段
24、開口状況信号出力手段27、巻取り駆動装置21
および送り出しビーム駆動装置22は、織り段防止装置
40の主要な部分を構成している。
【0030】図3は、駆動量出力手段24および開口状
況信号出力手段27の内部を示している。開口状況信号
出力手段27の内部の綜絖枠センサ37は、綜絖枠39
の高さ位置すなわち上口開口(中口位置も含む)位置に
存在するか否かを検出するために、綜絖枠39の側方に
設けられ、上口開口(中口位置を含む)のときに、綜絖
枠39を検出し、オンの信号を発生し、また、下口開口
のときに、綜絖枠39を検出しないため、オフの信号を
発生し、開口状況信号発生器38に送る。開口状況信号
発生器38は、綜絖9の高さ位置に応じて、開口状況信
号(開口位置信号)を発生し、駆動量出力手段24の内
部の駆動量出力器41に送る。
【0031】駆動量出力器41は、停止状態の綜絖9の
中口位置を境にして、上下方向に分けられた2つの領域
すなわち上口開口(中口位置)と下口開口とを区別し、
停止状態の綜絖9がいずれに存在するかに対応して、駆
動量設定器42によって設定された駆動量に応じて、駆
動量の信号を発生する。なお、図3では、綜絖枠センサ
37があたかも単一しか存在しないように図示されてい
るが、上下各位置にそれぞれ設けることもできる。ま
た、綜絖枠センサ37を複数の綜絖枠39にそれぞれ設
けることができ、各綜絖枠センサ37からの検出出力
は、前記同様、開口状況信号発生器38に送り込まれ
る。開口状況信号発生器38は、各出力の組み合わせに
対応する信号を開口状況信号として出力することがで
き、駆動量出力器41より対応する駆動量を出力させる
ことができる。
【0032】なお、駆動量出力器41に入力される停止
状態信号は、織機の停止中、開口装置20が静止状態の
ときオンとなって出力され、例えば織機1が停止して綜
絖枠39の停止後から最初の操作(逆転)開始までの間
いわゆる織工待ち期間に出力される。また起動信号は、
運転開始前で織り段の防止操作を開始するときにオンの
信号として出力される。さらに、運転/停止信号は、織
機の運転中にオンの状態として出力され、運転中は織り
段防止操作を禁止するための信号として使用される。
【0033】図4は、織機1の停止から起動までのタイ
ムチャートを示している。織機1の運転中に運転信号が
変化して、停止信号(停止パルス)が発生したとき、主
制御装置23の制御のもとで、織機1(原動モータ1
7)は、回転速度を低下させ、やがて停止する。織機1
の停止状態で、開口状況信号出力手段27は、綜絖枠セ
ンサ37で綜絖9の位置を検出し、主制御装置23から
の停止状態信号のオンの入力にともない開口状況を読み
込むことによって、開口状況の信号を駆動量出力器41
に送り込む。
【0034】織工待ち期間などの静止状態の経過後に、
停止状況が読み込まれ、織工は、停止原因を除去するた
めに、逆転、補修、逆転操作などを行って、停止原因を
取り除き、再起動可能な状態に設定し、織機起動指令を
与える。
【0035】駆動量出力器41は、主制御装置23から
の織機起動指令(起動パルス)を受けた時点から、織り
段防止動作を開始し、開口状況信号の入力に基づいて対
応する駆動量を駆動量設定器42から読み出し、織機起
動指令(起動パルス)の入力時、読み出した駆動量に対
応する信号を巻取り駆動装置21および送り出しビーム
駆動装置22に送り込む。
【0036】そこで、巻取り駆動装置21および送り出
しビーム駆動装置22は、送り出しモータ3や巻取りモ
ータ14を、駆動モータ速度の実線で見られるように、
正転後逆転するか、または点線に見られるように、逆転
後正転させることによって、織り段(停止段)の防止動
作を実行する。このように、織り段防止装置40は、織
機1の停止状態で、綜絖9の高さ位置から経糸7の開口
6の静止状態での開口状況を求め、織機1の起動時に、
求めた開口状況に対応する駆動量に基づいて送り出しモ
ータ3および巻取りモータ14などを駆動して、織布1
0の織り前11の位置を前後方向に補正する。
【0037】駆動量出力手段24は、上記のような織り
段防止動作を完了した時点で、完了信号として完了パル
スを発生し、主制御装置23に送る。この後、主制御装
置23は、完了信号の入力にしたがって織機1の原動モ
ータ17を駆動し、織機1を再起動する。なお、織り段
の防止動作は、送り出しモータ3や巻取りモータ14を
駆動することに代えて、テンションロール4の位置を変
位させるための図示しないアクチュエータを駆動して、
織り前11を所定の方向に移動させることによっても実
現できる。
【0038】停止状態信号は、織工の待機に着目して出
力させるほか、補修作業に着目し、補修状況信号を出力
させ、補修経過に対応して設定された駆動量の信号を駆
動量出力手段24より出力してもよい。なお、補修状況
信号出力中の時間を積算し、この積算時間に対応して設
定された駆動量を出力すれば、織り段の防止がさらに有
効に行える。
【0039】着目する綜絖枠は、特定の1枠、2枠また
は2枠以上の組み合わせでもよく、さらに全枠でもよ
い。駆動量出力器41は、織り段に影響する条件に応じ
て、駆動量を読み出すようにしてもよい。例えば、停止
状態信号の出力時間を積算し、静止時間に対応して設定
駆動量を読み出して出力する。このように、綜絖9の位
置によって、織機1の停止状態で、経糸7の伸縮状態が
異なっているため、織り段防止動作は、経糸7の伸縮状
態を綜絖9の位置から検出し、それに基づいて織り前1
1の駆動量を設定することになる。
【0040】開口状況信号出力手段27について、後述
する図5〜図8のように構成して様々な信号を開口状況
信号として出力することができる。このため、駆動量設
定器42にはその信号に対応して駆動量が設定され、駆
動量出力器41は、起動信号入力時に入力される開口状
況信号に対応する駆動量を読み出して、下段にある巻取
り制御装置25、送り出し制御装置26などの織布10
の織り前11の位置を補正可能な装置に出力して、一連
の織り段防止動作を行うことができる。
【0041】図5は、他の開口状況信号出力手段27の
例を示す。開口状況信号出力手段27は、1開口リピー
ト内の開口ステップ(主軸回転回数)に対応して、開口
状況の信号を出力する。開口状況信号出力手段27内の
歩進信号発生器43は、主軸18と連動するドグ44を
2つの近接センサ45により検出し、ドグ44の回転方
向により時間差をもって入力される信号にもとづき、主
軸18の回転方向を判別し、所定のタイミングを通過す
る毎に、正転・逆転方向に対応する歩進ステップ信号を
カウンタ48に出力する。カウンタ48には、開口リピ
ートのサイクル数(上限カウント値)が設定器49を介
して設定され、歩進信号発生器43からの正転歩進信
号、逆転歩進信号の入力にともない、正逆方向にカウン
トし、カウント値を開口状況信号として出力する。この
ようにして、駆動量出力器41は、織り段防止動作時
に、カウント値に応じて、駆動量設定器42により与え
られる開口指令信号(ステップ信号)を発生する。
【0042】開口装置20は、主軸18と同期駆動さ
れ、カウント値は、開口状況と同期して出力される。1
/3綾組織により1開口リピートが4サイクルになる場
合、カウンタ48には上限値4を設定し、筬打ち後、N
O.1の綜絖枠39が上口開口するサイクルにおけるカ
ウント値を1と設定すれば、主軸18が回転し、後続の
NO.1、NO.2の綜絖枠39が上口開口するサイク
ルに進むに従い、正転歩進信号の入力でカウント値が1
ずつ加算される。やがてカウント値が4となり、NO.
4の綜絖枠39の上口開口が終了すると正転歩進信号の
入力でカウンタ46のカウント値は1に戻り、NO.1
の綜絖枠39が上口開口するサイクルになる。なお、逆
転時には、逆転歩進信号の入力によりカウント値を1減
算する。
【0043】つぎに、図6の開口状況信号出力手段27
は、開口指令パターンに対応して、駆動量を設定する例
である。主軸18から、カウンタ46までの構成は、図
5と同であり、その説明を省略する。カウンタ46は、
主軸18の回転位相を検出して開口ステップ番号を開口
指令信号発生器47に出力する。開口指令信号発生器4
7には、設定器54が接続されており、設定器54には
開口ステップ番号毎に各列の綜絖の運動方向を指令する
パターンが設定されている。このため開口指令信号発生
器47は、ジャカード装置やドビー装置の開口運動を選
択指令する選択信号、すなわち各ソレノイドに対する励
磁出力をしかるべきタイミングで出力するとともに、開
口状況信号として駆動量出力器41にも出力する。な
お、電子ドビー装置では、綜絖枠39の選択信号は、開
口に先行して、発生するから、そのまま使えない。通
常、綜絖枠39の選択指令が実際に開口する1ステップ
前に行われるため、綜絖枠39の選択信号を実際の開口
状態に対応して出力するよう記憶させ、出力させる構成
が必要となる。このため、駆動量出力器48は、図示し
ないタイミング信号発生器からの信号出力を利用して、
主軸18の回転位相を検出し、発生器47から出力され
る選択指令を記憶することにより、実際に開口する1ス
テップ前の選択信号を、実際の開口状態に対応するもの
として認識し、駆動量設定器42より対応する設定駆動
量を読み出して、下段にある織り前11の位置を補正可
能な装置に出力することができる。
【0044】さて、開口状況信号出力手段27は、前記
した開口パターンに関する信号を出力するに代えて、開
口高さに関する信号を後述する図7のように構成して開
口状況信号として出力することができる。図7の開口状
況信号出力手段27は、綜絖枠39の開口高さに対応し
てより正確な駆動量を設定する例である。複数の綜絖枠
センサ55は、接触型または被接触型の変位センサであ
り、綜絖9(綜絖枠39)の高さの位置に対応する信号
を出力する。開口状況信号発生器38は、高さの位置信
号の組み合わせに基づいて、開口状況の信号を出力す
る。綜絖枠センサ55の検出対象とする綜絖枠39は、
前記同様、織り前11に対する作用が大きい特定の綜絖
枠39、あるいは2以上の複数の綜絖枠39または全枠
とすることができ、実際の開口高さを正確に捉え対応す
る駆動量を出力することができる。なお、開口装置20
の開口レバー50は、往復運動を繰り返し、リンク装置
51に上下方向の往復運動を与えることによって、綜絖
枠39に開口方向の運動を与える。
【0045】図8の開口状況信号出力手段27は、開口
データ設定器52および回転量センサ30からの主軸回
転角度θの信号を入力として、開口高さ演算器53によ
り、高さ信号を発生し、開口状況信号発生器38に送る
例である。このように、開口高さ演算器53は、開口パ
ターン、主軸回転角度θ、開口に関する設定値(クロス
ポイント・開口曲線)の値から高さを計算し、高さ信号
を発生する。一方、図3と同様の位置に設けられる綜絖
枠センサ37からの検出信号が、開口状況信号出力手段
27に入力されており、開口状況信号出力手段27は、
綜絖枠センサ37からの検出出力すなわち開口パターン
と前記した開口高さに基づいて開口状況信号を出力する
ことができる。この例では、開口パターンのほか開口高
さが加味されていることから、仮に織機の停止位置が経
年変化などの原因により遅れてしまい、開口高さが変わ
ったとしても、開口パターンと開口高さとにもとづき対
応する駆動量を読み出すことにより、実際の開口状況と
の食い違いが生じることなく、正確な駆動量を出力して
織り段を確実に防止できる。
【0046】前記直接検出された、あるいは間接的に求
められた1または2以上の綜絖枠39の高さ位置に関す
る信号は、開口状況信号出力手段27に出力される。開
口状況信号出力手段27では、入力される各高さ信号の
組み合わせに対応する駆動量を設定器から読み出して出
力する。駆動量設定器42には、各高さ位置の組み合わ
せ毎に駆動量を設定してもよいが、設定をより簡略化す
るために、求めた高さ位置の値が、予め定められた複数
の領域のうちいずれに属するか分類し、各属する領域に
対応する駆動量を読み出すこともできる。図9はその一
例であり、綜絖の高さ位置を+a5〜−a5までの10
の領域に分類する例である。図9は、開口ステップ1、
2、3、4について、4個(NO.1〜NO.4)の綜
絖枠39の開口運動にともなう高さの変化すなわち開口
曲線を示している。開口ステップ1、2、3、4は、そ
れぞれパターン信号のパターン1、2、3、4に対応し
ている。そして、これらのパターン1、2、3、4毎に
綜絖枠高さ信号が出力される。例えば、パターン1で、
NO.1〜NO.4の綜絖枠39の高さ信号は、それぞ
れ+a3、−a3、−a4、−a5となっている。この
ように、4個の開口枠39について、それぞれ開口曲線
の高さが異なるのは、開口状態の経糸7が上下に傾斜し
ており、4つの綜絖枠39の位置が経糸方向において異
なっており、織り前11から離れるにしたがい、綜絖枠
39の位置が高くなるからである。なお、前記では、綜
絖枠の高さがいずれに領域に属するか分類するようにし
たが、これに代えて綜絖枠の側方に各領域毎に綜絖枠を
検出する綜絖枠センサ37をそれぞれ配置することによ
り実現してもよい。また領域は、織物に対応して自在に
設定すればよい。
【0047】
【発明の効果】本発明では、下記の特有の効果が得られ
る。請求項1によれば、織機の起動時に、先の停止状態
における経糸の開口状況に対応して織り前の位置が前後
方向に補正されるため、開口状況に応じた適切な織り前
の位置の補正が可能となり、これによって、織り段が確
実に防止できる。
【0048】請求項2によれば、停止状態の開口パター
ンの相違、すなわち織り前に作用する経糸の張力やその
方向に対して織り前の位置が補正されるから、経糸の張
力やその方向に応じて織り段が確実に防止できる。開口
装置は、主軸に同期駆動されるため、停止位置が一定な
ら、開口運動に関連する信号の出力と実際の開口状態
(開口方向および開口量)は、1対1の対応となる。こ
の結果として、開口サイクル(開口量)に対応して織り
前の位置補正の設定が可能になる。例えば、単一組織を
構成する開口リピート中の開口サイクルの相違により、
織り前の位置に作用する経糸の張力およびその方向が変
わったとしても、その開口状況(開口高さ)に対応する
織り前位置の補正が行えるから、織り段が確実に防止で
きる。
【0049】請求項3によれば、停止状態における開口
高さを検出するから、織機の経年変化や開口装置の設定
などにより、開口高さが変わることがあっても、これに
対応して設定される移動量で、織り前の位置が補正でき
るので、開口高さの変化に起因する織り段を確実に防止
することができる。
【0050】請求項4によれば、2つの要素を組み合わ
せることで、より正確な織り前位置の補正が可能にな
る。
【0051】さらに、請求項5によれば、時間の経過に
対応して状態が異なる織り段を確実に解消できる。
【0052】請求項6、7、8、9によれば、請求項1
から請求項5までの方法の発明を合理的な構成の装置に
よって実現できるため、前記の効果がこの装置によって
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】織機全体の説明図である。
【図2】織り段防止装置、巻取り駆動装置および送り出
しビーム駆動装置の制御系のブロック線図である。
【図3】開口状況信号出力手段および駆動量出力手段の
ブロック線図である。
【図4】織機の停止から織り段防止動作を経て再起動す
るまでの動作のタイムチャート図である。
【図5】開口状況信号出力手段および駆動量出力手段の
ブロック線図である。
【図6】開口状況信号出力手段および駆動量出力手段の
ブロック線図である。
【図7】開口状況信号出力手段および駆動量出力手段の
ブロック線図である。
【図8】開口状況信号出力手段および駆動量出力手段の
ブロック線図である。
【図9】開口曲線に対応する開口状況信号の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 織機 2 送り出しビーム 3 送り出しモータ 4 テンションロール 5 ドロッパ 6 開口 7 経糸 8 緯糸 9 綜絖 10 織布 11 織り前 12 筬 13 巻取りロール 14 巻取りモータ 15 布巻きロール 16 張力センサ 17 原動モータ 18 主軸 19 機構 20 開口装置 21 巻取り駆動装置 22 送り出しビーム駆動装置 23 主制御装置 24 駆動量出力手段 25 巻取り制御装置 26 送り出し制御装置 27 開口状況信号出力手段 28 加え合わせ点 29 加え合わせ点 30 回転量センサ 31 密度設定器 32 増幅器 33 エンコーダ 34 目標張力設定器 35 増幅器 36 エンコーダ 37 綜絖枠センサ 38 開口状況信号発生器 39 綜絖枠 40 織り段防止装置 41 駆動量出力器 42 駆動量設定器 43 歩進信号発生器 44 ドグ 45 近接センサ 46 カウンタ 47 開口指令信号発生器 48 カウンタ 49 設定器 50 開口レバー 51 リンク装置 52 開口データ設定器 53 開口高さ演算器 54 設定器 55 綜絖枠センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 51/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸の経路に沿って複数列に配列した綜
    絖を有する開口装置と、織布の織り前の位置を補正可能
    な部材とを有する織機において、 織機の停止状態では、経糸の開口が静止状態にあるとき
    の経糸の開口態様を求め、織機の起動時には、前記求め
    た経糸の開口態様に対応して設定された駆動量に基づき
    前記部材を駆動して、織り前の位置を補正することを特
    徴とする織機の織り段防止方法。
  2. 【請求項2】 前記経糸の開口態様は、開口パターンか
    ら認識することを特徴とする請求項1記載の織機の織り
    段防止方法。
  3. 【請求項3】 前記経糸の開口態様は、開口高さから認
    識することを特徴とする請求項1記載の織機の織り段防
    止方法。
  4. 【請求項4】 前記経糸の開口態様は、前記開口パター
    ンと前記開口高さとの組み合わせから認識することを特
    徴とする請求項1記載の織機の織り段防止方法。
  5. 【請求項5】 前記駆動量の設定を時間経過に対応して
    設定するとともに、開口の静止状態の経過時間を積算
    し、織機の起動時には、前記積算時間に対応する駆動量
    に基づき前記部材を駆動することを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の織機の織り段防止方法。
  6. 【請求項6】 経糸の経路に沿って複数列に配列した綜
    絖を駆動する開口装置と、経糸の開口状況に対応する信
    号を発生する開口状況信号出力手段と、前記開口状況の
    信号に対応する駆動量を設定する駆動量設定器および前
    記経糸の開口状況の信号に対応して前記駆動量設定器に
    より設定された駆動量を出力する駆動量出力器からなる
    駆動量出力手段と、前記駆動量出力手段の出力に従って
    織布の織り前の位置を補正する織り前位置補正手段とを
    備えてなり、 前記駆動量出力手段には、織機状態信号ならびに起動信
    号が入力され、織機状態信号入力時には、前記経糸の開
    口状況信号の入力に対応する駆動量を読み出して記憶
    し、起動信号入力時には、前記記憶した値を前記駆動量
    として出力することを特徴とする織機の織り段防止装
    置。
  7. 【請求項7】 前記開口状況信号出力手段は、織機の主
    軸の回転にともなって複数列のうち少なくとも特定する
    列の綜絖に対応する開口パターン信号に基づいて、前記
    開口状況に対応する信号を出力することを特徴とする請
    求項6記載の織機の織り段防止装置。
  8. 【請求項8】 前記開口状況信号出力手段は、開口運動
    にともなって変位する部材の位置を求め、求めた位置に
    基づいて前記開口状況に対応する信号を出力することを
    特徴とする請求項6記載の織機の織り段防止装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動量設定器には、停台時間に対応
    する駆動量が予め設定され、前記駆動量出力器は、織機
    状態信号の入力に従って織機の停台時間を積算し、織機
    の起動信号入力時には、前記積算結果に対応する駆動量
    を前記駆動量として出力することを特徴とする請求項6
    記載の織機の織り段防止装置。
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