JP6269263B2 - 蓄電素子及び蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池その他の電池などの蓄電素子及び蓄電装置に関する。
複数の蓄電素子(単電池)を集合させて、隣接する単電池の電極端子をバスバーにより接続するときに、従来、電極端子をボルト端子とし、電極端子とバスバーとはボルト締めにより接合されている組電池がある。しかしながら、電極端子とバスバーとをボルト締めにより接合する組電池では、移動体用途などにおいては振動により緩みが生じるおそれがある。特許文献1に開示されている電池モジュール(上記組電池)では、電極端子とバスバーとを溶接で接合する。溶接で接合することで、振動により電極端子とバスバーとに緩みが生じることを防止することができる。
特開2008−270033号公報
蓄電素子は、電極端子が蓄電素子の容器に対して貫通して設けられていることから、貫通している部分を封止するために樹脂性の絶縁封止部材が設けられている。つまり、絶縁封止部材を用いることにより、容器の気密性を保持している。
しかしながら、特許文献1の技術では、電極端子とバスバーとを溶接により接続する場合に、溶接により生じた熱が電極端子を熱伝導することで絶縁封止部材に伝わり、絶縁封止部材が高温になることで変形するおそれがある。これにより、絶縁封止部材が維持している容器の気密性が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、絶縁封止部材が維持している容器の気密性が低下することを防ぐことができる蓄電素子及び蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、電極体を収容する容器と、電極端子と、前記容器及び前記電極端子の間に配置された絶縁封止部材とを備える蓄電素子であって、前記電極端子は、前記電極体と電気的に接続され、かつ、前記絶縁封止部材に接触して配置された基部と、前記基部から容器の外方である第一方向に突設された放熱部と、前記放熱部の端部に配置され、前記電極端子に接続されるバスバーの縁部と溶接される溶接部とを有する。
これによれば、電極端子は、基部から第一方向に向けて放熱部が突設されているため、電極端子とバスバーとを溶接したときに生じる熱を放熱部から拡散させることができる。このため、溶接により生じた熱で絶縁封止部材が変形することを防ぐことができ、絶縁封止部材が維持している容器の気密性が低下することを防ぐことができる。
また、前記放熱部には、前記バスバーが前記電極端子に接続され、前記バスバーと前記基部との間に空隙が形成されていてもよい。
これによれば、放熱部の、バスバーと基部との間に空隙が形成されているため、周囲の空気にいっそう放熱されやすくなる。溶接時に発生した熱が、絶縁封止部材に到達する熱の熱量を少なくすることができる。このため、絶縁封止部材が維持している容器の気密性が低下することを防ぐことができる。
また、前記電極端子の溶接部は、壁部であってもよい。
これによれば、バスバーの縁部の溶接される壁部は熱容量が小さいため、溶接で生じる熱を少なくすることができる。また、バスバーの縁部のうちの外周縁部に溶接されるので、溶接により生じた熱を周囲の空気に放熱されやすくすることができる。このため、溶接時に生じた熱が絶縁封止部材に伝わることにより、絶縁封止部材が変形することを防ぐことができる。
放熱部は、長手方向が第一方向の沿っている、長尺状の部材であれば、バスバーが溶接される部分と、絶縁封止部材が接触する部分との間の距離を遠くすることができる。このため、溶接による熱が絶縁封止部材に伝わりにくい構造とすることができるため、溶接時に生じた熱が絶縁封止部材に伝わることにより、絶縁封止部材が変形することを防ぐことができる。
また、前記放熱部は、前記基部から前記第一方向に突設された第一放熱部と、前記第一放熱部から前記第一方向に交差する第二方向に延設された第二放熱部と、を有してもよい。
これによれば、第一放熱部のみの端子より、溶接時に発生した熱を放熱部からいっそう拡散することができる。また、電極端子の第一方向に第一放熱部が突設されており、第一放熱部からさらに第二方向に第二放熱部が延設されている。つまり、電極端子は、第二放熱部に延設し端子の長さを長くし得る構造である。これにより、放熱性を高めることができる。
また、前記電極端子は、前記バスバーの前記第一方向とは反対側の面を支持する支持部を有してもよい。
これによれば、バスバーは第一方向とは反対側の面が電極端子の支持部により支持されるため、溶接工程の際にバスバーをしっかりと電極端子に保持させることができる。このため、溶接工程をより容易に行うことができる。
また、前記溶接部の前記支持部からの長さは、前記バスバーの厚みと略等しくてもよい。
これによれば、バスバーの第一方向側の面と電極端子の溶接部の第一方向側の端部とは、線上で接するため、バスバーと電極端子の溶接部とを線状に溶接することができる。このため、バスバーと電極端子との溶接箇所の強度を向上させることができる。
また、前記電極端子の前記支持部は、板状であってもよい。
このため、支持部は断面積に対する表面積の割合が大きい。つまり、支持部は、溶熱時に発生した熱を周囲の空気に熱伝達させやすい構造であるため、周囲の空気に当該熱を効果的に放熱させることができる。また、支持部の断面積が小さいので、支持部から放熱部への熱拡散を抑制することができる。このため、溶接時に発生した熱が絶縁封止部材に伝わることにより、絶縁封止部材が変形することを防ぐことができる。
また、前記放熱部の少なくとも一部の導電経路にかかる断面積は、前記バスバーの導電経路にかかる断面積よりも大きくてもよい。
このため、放熱部の少なくとも一部では、バスバーと電極端子とを溶接した時に生じた熱を、放熱部に分散して熱伝導させることができる。このため、当該熱を効果的に放熱させることができる。
また、前記溶接部は、前記第二放熱部における、前記バスバーの延設方向の端面を除く端面と対向する位置に設けられていてもよい。
異極端子同士を接続するために、隣り合う蓄電素子の電極端子が異極端子同士になるように並べて接続する場合、例えば、正極端子、負極端子の順で並んでいる場合の端子間をバスバーで接続する場合と、負極端子、正極端子の順で並んでいる場合の端子間をバスバーで接続する場合との2種類が存在する。上記の蓄電素子では、溶接部がバスバーの延設方向の端面を除く端面と対向する位置に設けられるため、正極端子及び負極端子の並び順にかかわらず、溶接部がバスバーの設置を邪魔することがない。このため、蓄電素子の形状を1種類のみとすることができる。
また、複数の蓄電素子と、前記複数の蓄電素子の電極端子に溶接されるバスバーと、を備える蓄電装置として実現してもよい。
本発明に係る蓄電素子及び蓄電装置によれば、絶縁封止部材が維持している容器の気密性が低下することを防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る蓄電素子の模式的な構成を示す分解斜視図である。 図1の蓄電素子のA−A断面図である。 本発明の実施の形態1に係る蓄電素子を複数接続して構成された蓄電装置の外観を示す斜視図である。 電極端子の導電経路に係る断面としての、X−Y平面に平行な面で切断したときの断面を示す図である。 バスバーの導電経路に係る断面としての、Y−Z平面に平行な面で切断したときの断面を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 図6の蓄電素子のD−D断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例に係る蓄電素子を複数接続して構成された蓄電装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 図9の蓄電素子のE−E断面図である。 本発明の実施の形態2に係る蓄電素子を複数接続して構成された蓄電装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2の変形例に係る蓄電素子を複数接続して構成された蓄電装置の外観を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る蓄電素子の模式的な構成を示す分解斜視図である。図3は、図1の蓄電素子のA−A断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の蓄電素子100は、容器110と、容器110内に収容される電極体170と、電極端子130と、電極端子130と電極体170とを電気的に接続する集電体160と、容器110と電極端子130とを絶縁する外部絶縁封止部材120と、容器110と集電体160とを絶縁する内部絶縁封止部材150とを備える。
容器110は、蓋部111と容器本体114とから構成される。蓋部111は、Y軸方向(後述参照)に長い長尺板状の部材である。容器本体114は、矩形筒状の部材の一端に開口部115を有し、他端に底を有する部材である。なお、本実施の形態では、容器本体114と蓋部111との並び方向を上下方向(図1ではZ軸方向)とし、正極端子と負極端子との並び方向を左右方向(図1ではY軸方向)とし、上下方向及び左右方向に垂直な方向を前後方向(図1ではX軸方向)と定義する。
蓋部111は、長手方向の両端部に、電極端子130に貫通される貫通孔113が形成されている。なお、図2においては、正極側の貫通孔113のみを示し、負極側の貫通孔は後述する絶縁封止部材の陰に隠れるため図示されない。また、蓋部111は、容器110の内圧が所定圧力以上になった場合に、開放される安全弁112を有する。
電極体170は、帯状の電極である正極と負極との間にセパレータが挟み込まれるように積層しつつ全体が長円筒形に捲回されて形成される。電極体170は、捲回軸方向がY軸方向に一致し、かつ、断面の長円形状の長軸がZ軸方向に一致するような向きで容器110内に収納される。正極及び負極は、捲回軸方向に互いに位置をずらして、捲回軸を中心に長円筒形に捲回されている。電極体170は、その両端において、正極及び負極のそれぞれが所定の幅でセパレータから電極体170の捲回軸方向(Y軸方向)外側に向けて突出している突出部171、172を有する。つまり、電極体170は、捲回軸方向の一端において正極がセパレータから突出している正極側の突出部171と、他端において負極がセパレータから突出している負極側の突出部172とを有する。更に、正極側の突出部171及び負極側の突出部172は、活物質が形成されておらず、基材である金属箔が露出している。つまり、正極側の突出部171は、正極活物質層が形成されていない正極基材であるアルミニウム箔が露出しており、負極側の突出部172は、負極活物質層が形成されていない負極基材である銅箔が露出している。正極側の突出部171及び負極側の突出部172には、正極側の集電体160及び負極側の集電体164がそれぞれ電気的に接続される。
集電体160の上側の端部は、電極体170の上側の表面と平行(つまり、X−Y平面に平行)な板状の構成(後述する板部161)を有し、当該板状の構成には貫通孔162が形成されている。また、集電体160は、電極体170の捲回軸方向の一端である正極側の突出部171において超音波溶接等により接続、固定される構成を有する。なお、負極側の集電体164も同様の構成を有し、銅または銅合金で形成される。正極側の集電体160及び負極側の集電体164は、同じ構成であるため、以下では、正極側の集電体160のみについて説明し、負極側の集電体164の説明は省略する。
内部絶縁封止部材150は、蓋部111と集電体160との間に配置されることにより、容器110と集電体160とを絶縁する絶縁部材である。つまり、内部絶縁封止部材150は、容器110の内部に配置されて、集電体160を介して電気的に接続されている電極体170から容器110を絶縁するための絶縁部材である。また、内部絶縁封止部材150は、容器110の蓋部111に形成される貫通孔113に対して電極端子130及び外部絶縁封止部材120とともに圧着されることにより、当該貫通孔113を密閉するための封止部材(パッキン)としても機能する。内部絶縁封止部材150は、合成樹脂(例えばPPS(Poly Phenylene Sulfide))等により構成され、絶縁性及び弾性を備える。内部絶縁封止部材150には、蓋部111の貫通孔113及び集電体160の貫通孔162とともに、後述する電極端子130の接続部135によって貫通される貫通孔151が形成されている。
外部絶縁封止部材120は、電極端子130の基部131(後述参照)と蓋部111との間に配置されることにより、電極端子130と容器110とを絶縁する絶縁部材である。つまり、外部絶縁封止部材120は、容器110の外部に配置されて、電極端子130及び集電体160を介して電気的に接続されている電極体170から容器110を絶縁するための絶縁部材である。また、外部絶縁封止部材120は、基部131及び容器110の蓋部111との間に渡って配置される部材であり、かつ、接続部135及び容器110の蓋部111の貫通孔113が形成されている部分との間に渡って配置されている部材である。また、外部絶縁封止部材120は、容器110の蓋部111に形成される貫通孔113に対して電極端子130及び内部絶縁封止部材150とともに圧着されることにより、当該貫通孔113を密閉するための封止部材(パッキン)としても機能する。外部絶縁封止部材120は、蓋部111の上側に配置され、貫通孔123が形成される板状の板部121と、板部121の貫通孔123が形成される部分から連続して形成され、板部121の下方に延びる筒状の筒部122とを有する。つまり、外部絶縁封止部材120は、筒部122と、筒部122の軸に交差する方向であって筒部122の外側の方向に向かって拡がる板部121とを有する。
外部絶縁封止部材120は、内部絶縁封止部材150と同様の合成樹脂(例えばPPS)製の部材である。外部絶縁封止部材120に形成される貫通孔123は、蓋部111に形成される貫通孔113、内部絶縁封止部材150に形成される貫通孔151及び集電体160に形成される貫通孔162とともに、後述する電極端子130の接続部135によって貫通される。
また、外部絶縁封止部材120の筒部122は、蓋部111と対向する側(つまり板部121の下側)に形成されており、貫通孔123と筒部122の内縁とは一致している。また、筒部122は、貫通孔113、151に対応した外形を有し、貫通孔113、151に嵌り込むようになっている。したがって、筒部122は、容器110の蓋部111に形成される貫通孔113と電極端子130の接続部135との間に挟み込まれる。つまり、外部絶縁封止部材120は、電極端子130の基部131と容器110の蓋部111との間に挟み込まれ、かつ、電極端子130の接続部135と容器110の貫通孔113を形成する部分との間に挟み込まれることにより、電極端子130と容器110とを絶縁する。
電極端子130は、基部131と、放熱部132と、壁部133と、接続部135とを有する。
基部131は、集電体160を介して電極体170と電気的に接続され、かつ、外部絶縁封止部材120に接触して配置される。基部131は、外部絶縁封止部材120の上面に接触し、外部絶縁封止部材120の上面から所定の高さを有する。
放熱部132は、基部から容器の外方である第一方向(本実施の形態ではZ軸方向)に突設されている。電極端子130は、放熱部132の上面がバスバー(後述参照)の下面を支持する支持面134としても機能する。つまり、電極端子130は、バスバーの第一方向とは反対側の面を支持する支持部を有するとも言える。また、放熱部132は、基部131からの長さD2がY軸方向の幅D3よりも長い(図3を参照)。また、図示しないが、放熱部132は、長さD2がX軸方向の幅よりも長い。つまり、放熱部132は、長尺状であり、放熱部132の長手方向がZ軸方向に沿っている。
壁部133は、放熱部132の上側の端部に配置され、電極端子130に接続されるバスバーの外周縁部と溶接される溶接部である。壁部133は、放熱部132の支持面134のX軸方向マイナス側の辺を除く辺から上方向に向かって立設されている。つまり、放熱部132の支持面134よりも上方の空間は、バスバーが配置されるための空間である。壁部133の、放熱部132の支持面134からの長さD1は、バスバーの厚みD4と略等しい(後述の図3及び図5Bを参照)。また、壁部133は、バスバーの外周縁部の形状と一致する形状である(後述の図4の(b)を参照)。このため、バスバーが放熱部132の支持面134に配置された場合、バスバーの側面と壁部133の側面とはほぼ接触し、かつ、バスバーの上面と壁部133の上端とが面一になる。
接続部135は、基部131の下面から下方に延びる筒状の部材である。接続部135は、容器110を貫通し、かつ、集電体160に接続される。つまり、接続部135は、容器110の内方に向かって延びている。接続部135は、基部131と集電体160とを電気的に接続するとともに、蓋部111と電極体170とを機械的に接合する役割を果たす。また、正極側に配置される電極端子130は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から構成され、負極側に配置される電極端子は、銅または銅合金から構成される。
電極端子130は、複数の蓄電素子100を並べて配置した状態(図4を参照)で、バスバーなどの導電部材により各電池の基部131が溶接固定されることにより、蓄電素子100同士の電気的な接続を完成するための部材である。あるいは、電極端子130は、具体的には、図示しない外部負荷(つまり、蓄電素子100の電気エネルギーを消費する機器)の端子と電気的に接続されている導電部材が溶接固定されることにより、蓄電素子100と外部負荷との電気的な接続を完成するための部材である。
なお、電極端子130は、基部131と、放熱部132と、壁部133と、接続部135とが鍛造、鋳造等によって同一の素材から構成されていてもよい。また、電極端子130は、基部131と、壁部133を含む放熱部132と、接続部135とがそれぞれ独立しており、基部131と、壁部133を含む放熱部132と、接続部135とを構成する2つの異種または同種材料の素材を一体成形することにより構成されているのが、電気接続の点から好ましい。
次に、図3を参照して、本実施の形態1に係る非水電解質二次電池の電極端子周辺の構成をさらに詳細に説明する。
図3に示すように、蓄電素子100の電極端子130周辺の構成は、上から電極端子130、外部絶縁封止部材120、蓋部111、内部絶縁封止部材150、集電体160の板部161の順に積層されている。外部絶縁封止部材120は、板部121と、蓋部111と、内部絶縁封止部材150とが重なり、かつ、筒部122が蓋部111に形成される貫通孔113及び内部絶縁封止部材150に形成される貫通孔151に貫通した状態で配置される。筒部122の端面は、内部絶縁封止部材150の下面と同一面上にあり内部絶縁封止部材150の下面とともに集電体160の板部161の上面に接している。そして、外部絶縁封止部材120の筒部122の内周の形状と、集電体160の貫通孔162とは、同じサイズ、かつ、同じ形状である。また、筒部122と貫通孔162とは電極端子130の接続部135に貫通されている。つまり、接続部135の外周と、筒部122の内周、及び、貫通孔162が形成される部分とは、互いに接触した状態となる。そして、電極端子130の接続部135は、外部絶縁封止部材120の筒部122及び集電体160に形成される貫通孔162を貫通した状態で、その先端がかしめられ、かしめ端136が整形される。かしめ端136は、電極端子130において、接続部135の基部131とは反対側の端部がかしめられることにより形成され、筒部122の内径、集電体160の貫通孔162の径よりも外径が大きい。
かしめ端136の外径は各貫通孔123、113、151、162の径より大きいため、外部絶縁封止部材120、蓋部111、内部絶縁封止部材150及び集電体160は電極端子130の基部131とかしめ端136とにより挟まれることで互いに圧着され、一体的に固定される。これにより、電極端子130は、外部絶縁封止部材120と容器110の蓋部111とを圧着することにより、容器110の貫通孔113が形成される部分と電極端子130との間(つまり、電極端子130が容器110を貫通している部分)を外部絶縁封止部材120及び内部絶縁封止部材150で密閉する。また、電極端子130は、接続部135及びかしめ端136が集電体160において接しているため、蓋部111を貫通した状態で集電体160と電気的に接続される。なお、接続部135の側面は外部絶縁封止部材120の筒部122によって覆われているため、蓋部111と接続部135との間は絶縁状態が確保されている。
次に、図4を参照して、本実施の形態1に係る蓄電素子を複数接続して構成された蓄電装置の構成を説明する。図4は、蓄電装置の外観を示す斜視図である。より具体的には、図4の(a)は、複数の蓄電素子をバスバー180により溶接により電気的に接続されることにより構成された蓄電装置1の外観斜視図である。図4の(b)は、図4の(a)の破線で囲んだ領域の拡大図である。
図4に示すように、蓄電装置1は、複数の蓄電素子100、200と、バスバー180とにより接続されることにより構成される。なお、蓄電素子200は、図1〜図3で説明した蓄電素子100の上面視において線対称な形状を有する。蓄電装置1は、複数の蓄電素子100、200がX軸方向に交互に並べられた状態で、バスバー180により蓄電素子100の正極側の電極端子130と一の蓄電素子200の負極側の電極端子240とが接続される。また、他のバスバー180により蓄電素子100の負極側の電極端子140と他の蓄電素子200の正極側の電極端子230とが接続される。蓄電素子200は、正極側の電極端子230が蓄電素子100の負極側の電極端子140と線対称の関係にある形状であり、負極側の電極端子240が蓄電素子100の正極側の電極端子130と線対称の関係にある形状である。つまり、蓄電素子200の正極側の電極端子230及び負極側の電極端子240は、蓄電素子100の正極側の電極端子130及び負極側の電極端子140と、X軸方向における向きが異なるだけで、その他の構成は同一である。このため、その他の構成の詳細については説明を省略する。
蓄電素子100の正極側の電極端子130は、図4の(b)に示すように、壁部133がX軸方向のマイナス側に形成されていない形状である。また、蓄電素子100のX軸方向のマイナス側に配置される蓄電素子200の負極側の電極端子240は、X軸方向のプラス側に壁部243が形成されていない形状である。つまり、蓄電素子100の正極側の電極端子130と蓄電素子200の負極側の電極端子240とのバスバー180に接続される同士の組は、互いに対向している側に壁部333、443が形成されない構造である。つまり、バスバー180により接続される対象となる、蓄電素子100の電極端子130と、蓄電素子200の電極端子240とは、バスバー180が配置される側に壁部133及び壁部243が形成されていない。このため、当該電極端子130と当該電極端子240とは、バスバー180により接続されることが可能である。また、バスバー180は、延設方向側の端部で壁部133及び壁部243と接する。このため、バスバー180と電極端子130、240とを、図4の(b)の黒矢印で示すような線状に溶接することができる。
また、バスバー180は、正極側部材181と、負極側部材182とが一体化されて形成されている。より具体的には、正極側部材181及び負極側部材182は、バスバー180の厚みの半分の厚みの薄肉部分を有している。バスバー180は、正極側部材181の薄肉部分と、負極側部材182の薄肉部分とを重ね合わせて形成されている。なお、正極側部材181は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から構成され、負極側部材182は、銅または銅合金から構成される。
また、電極端子130の放熱部132の導電経路に係る断面積と、バスバーの導電経路に係る断面積との関係について説明する。
図5Aは、電極端子の導電経路に係る断面としての、X−Y平面に平行な面で切断したときの断面を示す図である。より具体的には、図5Aは、図4の(b)におけるB−B断面図である。図5Bは、バスバーの導電経路に係る断面としての、Y−Z平面に平行な面で切断したときの断面を示す図である。より具体的には、図5Bは、図4の(b)におけるC−C断面図である。なお、図5A及び図5Bに示す断面図は、同一の縮尺である。
図5A及び図5Bに示すように、電極端子130の導電経路に係る断面積S1は、バスバー180の導電経路に係る断面積S2よりも大きい。このため、バスバー180と電極端子130とを溶接したときに生じた熱を、放熱部に分散して熱伝導させることができる。このため、当該熱を放熱させることができる。
本実施の形態1に係る蓄電素子100によれば、電極端子130は、基部131からZ軸方向(上方向)に向けて放熱部132が突設されている。このため、放熱部132が設けられていない電極端子と比較した場合、電極端子130とバスバー180とを溶接したときに生じる熱を放熱部132から拡散させることができる。このため、溶接により生じた熱で外部絶縁封止部材120が変形することを防ぐことができ、外部絶縁封止部材120が維持している容器110の気密性が低下することを防ぐことができる。
また、放熱部132は、長手方向がZ軸方向に沿っている、長尺状の部材であるため、バスバー180が溶接される部分と、外部絶縁封止部材120が接触する部分との間の距離を遠くすることができる。このため、溶接により生じた熱が、放熱部132において熱伝導により伝熱される間に、周囲の空気に放熱されやすくなる。つまり、溶接による熱が外部絶縁封止部材120に伝わりにくい構造とすることができるため、溶接時に生じた熱が外部絶縁封止部材120に伝わることにより、外部絶縁封止部材120が変形することを防ぐことができる。
また、バスバー180の外周縁部の溶接されるのは放熱部132に形成された壁部133であるため、バスバー180と電極端子130の端面とを溶接する場合と比較して、低い溶接温度で溶接することができる。このため、溶接時に生じた熱が外部絶縁封止部材120に伝わることにより、外部絶縁封止部材120が変形することを防ぐことができる。
また、本実施の形態1に係る蓄電素子100によれば、バスバー180は、Z軸方向(上方向)とは反対側の面(下面)が電極端子130の支持面134により支持されるため、溶接工程の際にバスバー180をしっかりと電極端子130に保持させることができる。このため、溶接工程をより容易に行うことができる。
また、本実施の形態1に係る蓄電素子100によれば、壁部133の放熱部132の支持面134からの長さD1が、バスバー180の厚みD4と略等しい。バスバー180のZ軸方向(上方向)の面と電極端子130の壁部133とを線状に溶接することができる。このため、バスバー180と電極端子130との溶接箇所の強度を向上させることができる。
(実施の形態1の変形例)
上記実施の形態1に係る蓄電素子100では、空隙336が形成された放熱部を有する構成の蓄電素子を採用してもよい。図6〜図8を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態1の変形例に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。図7は、図6の蓄電素子のD−D断面図である。図8は、本発明の実施の形態1の変形例に係る蓄電素子を複数接続して構成された蓄電装置の外観を示す斜視図である。より具体的には、図8の(a)は、複数の蓄電素子をバスバー180により溶接により電気的に接続されることにより構成された蓄電装置2の外観斜視図である。図8の(b)は、図8の(a)の破線で囲んだ領域の拡大図である。
これらの図に示すように、実施の形態1の変形例に係る蓄電素子300は、電極端子330の放熱部332は、X軸方向マイナス側の側面に空隙336が形成されている構成である。つまり実施の形態1の変形例に係る蓄電素子300は、電極端子330の構成のみが実施の形態1に係る蓄電素子100と異なるため、電極端子330のみの説明をする。電極端子330は、上述したように空隙336が形成されているため、上面がバスバー180の下面を支持する支持面334である板状の支持部335を有する。
なお、図8に示すように、複数の蓄電素子300、400は、実施の形態1の蓄電装置1を構成する複数の蓄電素子100、200と同様に、上面視において互いに線対称の関係の形状である。このため、当該電極端子130と当該電極端子240とは、バスバー180により接続されることが可能である。また、バスバー180は、延設方向側の端部で壁部333及び壁部443と接する。このため、バスバー180と電極端子330、440とを、図8の(b)の黒矢印で示すような線状に溶接することができる。
これによれば、放熱部332の、バスバー180と基部131との間に空隙336が形成されているため、電極端子330は、壁部333と外部絶縁封止部材120とを最短距離で結ぶ直線上を通過しない構造である。これにより、溶接時に発生した熱が、溶接箇所から外部絶縁封止部材120までの間を熱伝導する距離を長くすることができると考えられる。また、空隙336を設けることで放熱部332の表面積が、空隙を形成しない場合と比べ大きくなる。つまり放熱部332の空気との接触面積が大きくなるため、放熱部からの熱拡散(熱伝達)を促すことができる。また、空隙336を形成した部分の断面積が小さいので、基部131への熱拡散(熱伝導)を抑制することもできる。このため、外部絶縁封止部材120が維持している容器110の気密性が低下することをより好適に防ぐことができる。また、放熱部332の空隙336が形成されていない部分の導電経路に係る断面積は、実施の形態1の放熱部132の断面積と同じであるため、バスバー180の導電経路にかかる断面積よりも大きい。このため、放熱部332の空隙336が形成されていない部分においては、バスバー180と電極端子330とを溶接したときに生じた熱を分散して熱伝導させることができる。このため、当該熱を放熱させることができる。
なお、上記変形例の電極端子330では、放熱部332がバスバー180の下面を支持する支持部335を有する構成であるが、これに限らずに、バスバーの下面を支持する支持部を有していない構成の放熱部としてもよい。この場合には、バスバー180は、電極端子と接触する箇所は壁部のみとなる。実施の形態1に係る放熱部132の支持面134を残したまま放熱部132の側面をくりぬく(つまり、放熱部132の側面に凹部を形成する)ことにより空隙を形成する構成としてもよい。
(実施の形態2)
上記実施の形態1に係る蓄電素子100では、放熱部132は、Z軸方向(上方向)のみに突設されているが、これに限らない。例えば、図9〜図11に示すように、所定の方向に延びてから所定の方向とは異なる方向に屈曲した構造の放熱部を有する蓄電素子が採用されてもよい。
図9は、本発明の実施の形態2に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。図10は、図9の蓄電素子のE−E断面図である。図11は、本発明の実施の形態2に係る蓄電素子を複数接続して構成された蓄電装置の外観を示す斜視図である。より具体的には、図11の(a)は、複数の蓄電素子をバスバー180により溶接により電気的に接続されることにより構成された蓄電装置3の外観斜視図である。図11の(b)は、図11の(a)の破線で囲んだ領域の拡大図である。
これらの図に示すように、電極端子530は、基部131と、第一放熱部532及び第二放熱部533からなる放熱部と、壁部534と、接続部135とにより構成される。ここで、基部131及び接続部135は、実施の形態1に係る電極端子130と同様であるため説明を省略する。
放熱部は、第一放熱部532及び第二放熱部533により構成される。第一放熱部532は、基部131からZ軸方向(上方向)に突設している。第二放熱部533は、第一放熱部532からZ軸方向(上方向)に交差するY軸方向に延設されている。また、第二放熱部533は、バスバー280の下面を支持する支持面535を有する。つまり、第二放熱部533は、支持部としても機能する。また、第二放熱部533の支持面535は、第一放熱部532の上面よりも下方に位置する。第二放熱部533は、板状部材である。また、第一放熱部532は、基部131からの長さD5がY軸方向の幅D6よりも長い(図10を参照)。また、図示しないが、第一放熱部532は、長さD5がX軸方向の幅よりも長い。つまり、第一放熱部532は、長尺状であり、第一放熱部532の長手方向がZ軸方向に沿っている。
壁部534は、第二放熱部533の端部に形成される。具体的には、壁部534は、第二放熱部533のY軸方向の端部のX軸方向マイナス側の辺を除く辺に形成されるように、第二放熱部533の支持面535がバスバー280の厚みの分だけ凹んでいる。つまり、第二放熱部533の支持面535よりも上方の空間は、バスバー280が配置されるための空間である。また、壁部534の支持面535からの長さは、バスバー280の厚みと略等しい。また、壁部534は、バスバー280の外周縁部の形状と一致する形状である(図8の(b)を参照)。このため、バスバー280が第二放熱部533の支持面535に配置された場合、バスバー280の側面と壁部133の側面とはほぼ接触し、かつ、バスバー280の上面と壁部534の上端とが面一になる。なお、バスバー280は、実施の形態1のバスバー180と同様に、正極側部材281と負極側部材282とを有する。
なお、図11に示すように、複数の蓄電素子500、600は、実施の形態1の蓄電装置1を構成する複数の蓄電素子100、200と同様に、上面視において互いに線対称の関係の形状である。つまり、実施の形態1と同様に、蓄電素子500の正極側の電極端子530と蓄電素子600の負極側の電極端子640とのバスバー280に接続される同士の組は、互いに対向している面に壁部534、643が形成されない構造である。つまり、バスバー280により接続される対象となる、蓄電素子500の電極端子530と、蓄電素子600の電極端子640とは、バスバー280が配置される側に壁部534及び壁部643が形成されていない。このため、当該電極端子530と当該電極端子640とは、バスバー280により接続されることが可能である。また、バスバー280は、延設方向側の端部で壁部534及び壁部643と接する。このため、バスバー280と電極端子530、640とを、図11の(b)の黒矢印で示すような線状に溶接することができる。
本実施の形態2に係る蓄電素子500によれば、電極端子530のZ軸方向(上方向)に第一放熱部532が突設されており、第一放熱部532からさらにY軸方向(右方向)に第二放熱部533が延設されている。つまり、電極端子530は、第二放熱部に延設し端子の長さを長くし得る構造である。
これにより、溶接時に発生した熱が、溶接箇所である壁部534から外部絶縁封止部材120までの間を熱伝導する距離を長くすることができ、外部絶縁封止部材120に到達する熱の熱量を少なくすることができる。このため、外部絶縁封止部材120が溶接による熱で変形することを防ぐことができ、外部絶縁封止部材120が維持している容器110の気密性が低下することを防ぐことができる。
また、本実施の形態2に係る蓄電素子500によれば、電極端子530の第二放熱部533は、板状部である。このため、第二放熱部533は、断面積に対する表面積の割合が大きい。つまり、第二放熱部533は、溶接時に発生した熱を周囲の空気に熱伝達させやすい構造であるため、周囲の空気に当該熱を効果的に放熱させることができる。また、第二放熱部533の断面積が小さいので、第一放熱部532への熱拡散(熱伝導)を抑制することができる。このため、溶接時に発生した熱が外部絶縁封止部材120に伝わることにより、外部絶縁封止部材120が変形することを防ぐことができる。
また、本実施の形態2に係る蓄電素子500によれば、第一放熱部532の導電経路に係る断面積は、図示しないがバスバー280の導電経路にかかる断面積よりも大きい。このため、第一放熱部532においては、バスバー280と電極端子530とを溶接したときに生じた熱を分散して熱伝導させることができる。このため、当該熱を放熱させることができる。
(実施の形態2の変形例)
上記実施の形態2に係る蓄電素子500では、電極端子530に形成されている壁部534は、バスバー280の延設方向(X軸方向)の位置決めを容易にするためや、バスバー280の電極端子530への接続を強固にするために、バスバー280の延設方向(X軸方向)の端部とともに溶接される位置にも設けられているが、これに限らない。例えば、図12に示すように、バスバー380の延設方向に壁部が形成されていない電極端子730を有する蓄電素子700を採用してもよい。図12は、本発明の実施の形態2の変形例に係る蓄電素子を複数接続して構成された蓄電装置の外観を示す斜視図である。より具体的には、図12の(a)は、複数の蓄電素子をバスバー380により溶接により電気的に接続されることにより構成された蓄電装置4の外観斜視図である。図12の(b)は、図12の(a)の破線で囲んだ領域の拡大図である。
同図に示すように、電極端子730の壁部734は、第二放熱部733における、バスバー380の延設方向の端面を除く端面と対向する位置に設けられている。また、電極端子730の第二放熱部733には、円柱型の位置規制部735が形成されている。バスバー380は、実施の形態1のバスバー180と同様に、正極側部材381と負極側部材382とを有する。バスバー380は、実施の形態のバスバー180とは異なり、位置規制部735に嵌合され、かつ、貫通される貫通孔381a、382aがそれぞれ正極側部材381及び負極側部材382に形成されている。バスバー380は、電極端子730に設けられた位置規制部735に嵌合するため、X軸方向の端部と対向する位置に壁部が設けられていなくても、X軸方向への位置規制ができる。
なお、貫通孔318a、382aの形状は、円形であるが、これに限らずに、四角形であってもよいし、他の多角形であってもよいし、楕円形であってもよい。また、同様に、貫通孔を貫通する位置規制部は、上面視における外形が貫通孔の形状に対応した形状であればよい。また、位置規制部は、上面視における外形の全部が貫通孔の形状に必ずしも対応していなくてもよく、例えば、貫通孔の形状に3点以上の位置で内接する形状の外形を有していればよい。
また、位置規制部735は、バスバー380の貫通孔381a、382aを貫通しているが、貫通していなくてもよい。また、バスバー380に設けられる貫通孔は、貫通孔でなくてもよく、位置規制部と嵌合する穴部(凹部)であってもよい。
また、位置規制部735は、バスバー380の貫通孔381a、382aと溶接されていてもよい。つまり、バスバー380の外周縁部だけで無く、内周縁部も電極端子730に溶接されていてもよい。また、バスバー380の内周縁部のみが電極端子730に溶接されていてもよい。つまり、バスバー380の縁部は、内周縁部及び外周縁部の少なくとも一方を含む。なお、バスバーと位置規制部とが溶接される場合には、バスバーは貫通孔を有することが必要である。
また、実施の形態2の変形例に係る電極端子730の壁部734が、バスバー380の縁設方向の端面を除く端面と対向する位置に設けられる構成を実施の形態1の電極端子130、230、330、430に適用してもよい。また、実施の形態2の変形例に係る電極端子730に位置規制部を設け、かつ、バスバーに貫通孔を設ける構成を実施の形態1の電極端子130、230、330、430に適用してもよい。
異極端子同士を接続するために、隣り合う蓄電素子の電極端子が異極端子同士になるように並べて接続する場合、例えば、正極端子、負極端子の順で並んでいる場合の端子間をバスバーで接続する場合と、負極端子、正極端子の順で並んでいる場合の端子間をバスバーで接続する場合との2種類が存在する。上記実施の形態2の変形例に係る蓄電素子700では、壁部734がバスバー380のX軸方向(延設方向)の端面を除く端面と対向する位置に設けられるため、正極端子及び負極端子の並び順にかかわらず、壁部がバスバーの設置を邪魔することがない。このため、蓄電素子の形状を1種類のみとすることができる。上記実施の形態1、実施の形態1の変形例、及び実施の形態2では、蓄電素子100及び蓄電素子200の組み合わせで蓄電装置1を構成し、蓄電素子300及び蓄電素子300及び蓄電素子400の組み合わせで蓄電装置2を構成し、蓄電素子500及び蓄電素子600の組み合わせで蓄電装置3を構成しているが、実施の形態2の変形例では蓄電素子700を複数用意するだけで蓄電装置4を構成できる。このため、2種類の蓄電素子を用意しなくても蓄電装置を構成することができるため、製造を容易にすることができる。
(他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態に係る蓄電装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、上記実施の形態が備える各構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態及び変形例に係る蓄電装置1〜4では、バスバー180、280、380は、正極側部材181、281、381と負極側部材182、282、382との異なる材料の組み合わせにより構成されているが、これに限らずに、同種の材料で構成されていてもよい。
本発明は、絶縁封止部材が維持している容器の気密性が低下することを防ぐことができる蓄電素子及び蓄電装置などとして有用である。
1〜4 蓄電装置
100、200、300、400、500、600、700 蓄電素子
110 容器
111 蓋部
112 安全弁
113 貫通孔
114 容器本体
115 開口部
120 外部絶縁封止部材
121 板部
122 筒部
123 貫通孔
130、140、230、240、330、440、530、640、730 電極端子
131 基部
132、332 放熱部
133、243、333、443、534、643、734 壁部
134、535 支持面
135 接続部
136 かしめ端
150 内部絶縁封止部材
151 貫通孔
160 集電体
161 板部
162 貫通孔
164 集電体
170 電極体
171、172 突出部
180、280、380 バスバー
181、281、381 正極側部材
182、282、382 負極側部材
334 放熱部の支持面
336 空隙
381a、382a 貫通孔
532 第一放熱部
533、733 第二放熱部
735 位置規制部

Claims (10)

  1. 電極体を収容する容器と、電極端子と、前記容器及び前記電極端子の間に配置された絶縁封止部材とを備える蓄電素子であって、
    前記電極端子は、
    前記電極体と電気的に接続され、かつ、前記絶縁封止部材に接触して配置された基部と、
    前記基部から容器の外方である第一方向に突設された放熱部と、
    前記放熱部の端部に配置され、前記電極端子に接続されるバスバーの縁部と溶接される溶接部とを有する
    蓄電素子。
  2. 前記放熱部には、前記バスバーが前記電極端子に接続され、前記バスバーと前記基部との間に空隙が形成されている
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記電極端子の溶接部は、壁部である
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記放熱部は、
    前記基部から前記第一方向に突設された第一放熱部と、
    前記第一放熱部から前記第一方向に交差する第二方向に延設された第二放熱部と、を有する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  5. 前記溶接部は、前記第二放熱部における、前記バスバーの延設方向の端面を除く端面と対向する位置に設けられている
    請求項に記載の蓄電素子。
  6. 前記電極端子は、前記バスバーの前記第一方向とは反対側の面を支持する支持部を有する
    請求項1からのいずれか1項に記載の蓄電素子。
  7. 前記溶接部の前記支持部からの長さは、前記バスバーの厚みと略等しい
    請求項に記載の蓄電素子。
  8. 前記電極端子の前記支持部は、板状である
    請求項またはに記載の蓄電素子。
  9. 前記放熱部の少なくとも一部の導電経路にかかる断面積は、前記バスバーの導電経路にかかる断面積よりも大きい
    請求項1からのいずれか1項に記載の蓄電素子。
  10. 複数の蓄電素子と、前記複数の蓄電素子の電極端子に溶接されるバスバーと、を備える蓄電装置であって、
    前記複数の蓄電素子のそれぞれは、請求項1から9のいずれか1項に記載の蓄電素子である
    蓄電装置。
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