JP6264037B2 - 車両用情報表示装置及び車両用情報表示方法 - Google Patents

車両用情報表示装置及び車両用情報表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両周辺に位置する対象物の情報を表示する車両用情報表示装置及び車両用情報表示方法に関する。
車両用情報表示装置は、車両の周辺に存在する対象物を検出して対象物の情報を表示する装置である。特開2011−119917号公報には、カメラが撮像した画像から歩行者を含む画像を確定して歩行者を検知すると共に、歩行者を囲む歩行者検知枠等の物標を用いて表示器上で歩行者を強調表示する車両用表示装置が開示されている。上記の表示器として、ウィンドシールドに画像を投影するヘッドアップディスプレイが開示されている。上述した車両用表示装置では、物標で歩行者等の対象物を強調表示することで、自車両の運転者に対象物の存在を確実に伝えることができ注意喚起を行えるようになっている。
特開2011−119917号公報
上述したように、ウィンドシールド等の表示領域に物標を表示させることによって対象物を強調表示する手法においては、運転者の目から表示領域までの距離と運転者の目から対象物までの距離との差によって、運転者が対象物に注視したときに表示領域上の物標が二重に見えたりぼやけたりすることがある。このように、運転者が両目で対象物に注視したときに物標が二重に見えたりぼやけたりすることがあるので、運転者に煩わしさを与える可能性がある。
そこで、本発明の課題は、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる車両用情報表示装置及び車両用情報表示方法を提供することである。
本発明の一側面に係る車両用情報表示装置は、自車両の周辺に位置する対象物を検出する対象物検出部と、対象物検出部によって検出された対象物を強調表示させるために対象物を囲むように表示された物標を自車両の運転者と対象物との間に位置する表示領域に表示させるものであって、自車両から対象物までの距離が長い場合における物標の縦成分の強調度合を、自車両から対象物までの距離が短い場合における物標の縦成分の強調度合に比して、抑制して物標を表示させる表示部と、を備える。
自車両から対象物までの距離が長い場合には、自車両から対象物までの距離が短い場合と比較して、運転者の目から対象物までの距離と運転者の目から表示領域までの距離との差が大きくなる。よって、運転者が対象物に注視したときに運転者の目のピントが大きくずれやすくなるので物標がぼやけやすい。更に、運転者の眼球が横方向に2個並んでいることに起因して横方向に焦点位置がずれやすくなっており、このため物標が横方向にぼやけやすくなっている。そこで、本発明の一側面に係る車両用情報表示装置では、自車両から対象物までの距離が長いほど、対象物を囲むように表示された物標における縦成分の強調度合を抑制している。このように、ぼやけやすい物標の縦方向の成分における強調度合を抑制しているので、運転者は、物標がぼやけていると感じにくくなり、物標による対象物の強調表示において煩わしいと感じにくくなる。従って、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。
また、表示部は、自車両から対象物までの距離が所定の第1閾値以上である場合における強調度合を、自車両から対象物までの距離が第1閾値未満である場合における強調度合に比して、抑制して物標を表示させてもよい。このように、自車両から対象物までの距離が第1閾値以上である場合に、自車両から対象物までの距離が第1閾値未満である場合に比して、物標における縦成分の強調度合を抑制している。よって、ぼやけやすい物標の縦方向の成分における強調度合を抑制しているので、運転者は、物標がぼやけていると感じにくくなり、物標による対象物の強調表示において煩わしいと感じにくくなる。従って、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。
また、表示領域から運転者までの距離を検出する運転者側距離検出部を備え、表示部は、表示領域から運転者までの距離が短い場合における物標の縦成分の強調度合を、表示領域から運転者までの距離が長い場合における物標の縦成分の強調度合に比して、抑制して物標を表示させてもよい。例えば、自車両から対象物までの距離が一定であって且つ表示領域から運転者までの距離が短くなると、表示領域上の物標に対する運転者の目のピントが大きくずれやすくなる。従って、表示領域から運転者までの距離が短い場合に物標の縦成分の強調度合を抑制させることによって、運転者によって物標がぼやけていると認識される可能性を抑えることができる。よって、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。
また、表示部は、表示領域から運転者までの距離が所定の第2閾値未満である場合における強調度合を、表示領域から運転者までの距離が第2閾値以上である場合における強調度合に比して、抑制して物標を表示させてもよい。このように、表示領域から運転者までの距離が第2閾値未満である場合に、表示領域から運転者までの距離が第2閾値以上である場合に比して、物標における縦成分の強調度合を抑制している。従って、ぼやけやすい物標の縦方向の成分における強調度合を抑制しているので、運転者によって物標がぼやけていると認識される可能性を抑えることができるので、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。
また、表示領域は、自車両のヘッドアップディスプレイであってもよい。このように表示領域がヘッドアップディスプレイである場合には、対象物の情報は、自車両の運転者の略視線上に表示される。よって、自車両の運転者は、視線をほとんど移動させなくても対象物の位置を把握することが可能となるので、運転者が対象物の存在に気付くタイミングを早めることができる。
本発明の別の側面に係る車両用情報表示方法は、自車両の周辺に位置する対象物を検出する対象物検出ステップと、対象物検出ステップで検出された対象物を強調表示させるために対象物を囲むように表示された物標を自車両の運転者と対象物との間に位置する表示領域に表示させ、自車両から対象物までの距離が長い場合における物標の縦成分の強調度合を、自車両から対象物までの距離が短い場合における物標の縦成分の強調度合に比して、抑制して物標を表示させる表示ステップと、を備えている。
本発明の別の側面に係る車両用情報表示方法では、表示ステップにおいて、自車両から対象物までの距離が長い場合における縦成分の強調度合を抑制している。このように、ぼやけやすい縦方向の成分における強調度合を抑制して物標を表示しているので、運転者は、物標がぼやけていると感じにくくなる。従って、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。
また、表示ステップでは、自車両から対象物までの距離が所定の第1閾値以上である場合における強調度合を、自車両から対象物までの距離が第1閾値未満である場合における強調度合に比して、抑制して物標を表示させてもよい。このように、自車両から対象物までの距離が第1閾値以上である場合に、自車両から対象物までの距離が第1閾値未満である場合に比して、物標における縦成分の強調度合を抑制している。よって、ぼやけやすい物標の縦方向の成分における強調度合を抑制しているので、運転者は、物標がぼやけていると感じにくくなり、物標による対象物の強調表示において煩わしいと感じにくくなる。従って、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。
本発明の種々の側面及び実施形態によれば、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。
本実施形態に係る車両用情報表示装置を示すブロック図である。 各距離の算出について説明するための概略図である。 各距離の算出について説明するための概略図である。 本実施形態に係る車両用情報表示処理を示すフローチャートである。 物標の表示態様を説明するための概略図である。 物標の表示態様の変形例を説明するための概略図である。 物標の表示態様の別の変形例を説明するための概略図である。 物標の表示態様の更に別の変形例を説明するための概略図である。 物標の表示態様の更に別の変形例を説明するための概略図である。 運転者の目から表示領域までの距離に応じた物標の表示態様を説明するための概略図である。 運転者の目から対象物までの距離に応じた物標の表示態様を説明するための概略図である。 物標における種々の表示態様を説明するための図である。 変形例に係る車両用情報表示処理を示すフローチャートである。 対象物から表示領域までの距離と物標の強調度合との関係を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用情報表示装置1は、車両100に搭載されている。車両用情報表示装置1は、車両100周辺の対象物T(図5参照)を検出して、表示系HMI(Human Machine Interface)であるHUD装置30の表示領域31に、対象物Tに対応する第1物標X1又は第2物標X2を表示させる。車両100周辺の対象物Tとしては、例えば、車両100の走行を妨げる可能性がある歩行者、自転車、オートバイ又は車両100以外の他車両等の危険性を有する対象物が挙げられる。なお、車両100周囲の歩行者等から当該歩行者等が対象物Tであるか否かを判断する手法としては、種々の方法を採用することができる。
車両用情報表示装置1は、自車両である車両100の周辺に位置する対象物Tを検出する物体検出センサ(対象物検出部)10と、対象物Tを強調表示させるために対象物Tに対応付けられた第1物標X1又は第2物標X2を表示領域31に表示させるHUD装置30とを備えている。ここで、物標とは、表示領域31上に表示される図形、記号又はアイコンであり、例えば図5に示される対象物Tを囲む枠状の第1物標X1のように、対象物Tに対応付けられて表示されるものである。このように物標を対象物Tに対応付けて表示領域31に表示させることによって、対象物Tを表示領域31上で強調表示させる。
本実施形態において表示領域31は、車両100内から前方を見た場合におけるフロントガラス35の運転席側に設定されたヘッドアップディスプレイであり、車両100の運転者M(図2参照)が運転中に視認可能となっている。ここで、ヘッドアップディスプレイとは、車両100の運転者Mの視野に対して情報を重ね合わせるディスプレイである。ヘッドアップディスプレイとしては、例えばフロントガラス35又はフロントガラス35の手前側に設置された透明板を用いることができる。
また、車両100の運転者Mから見てフロントガラス35の外側に対象物Tが位置しているので、運転者Mは表示領域31越しに対象物Tを視認可能となっている。更に、表示領域31をフロントガラス35の運転席側に配置することによって、運転者が表示領域31をより視認しやすくなっており、このように運転者からの視認性を高めつつ表示領域31のコンパクト化を実現させることができる。
HUD装置30は、対象物Tにおける車両100からの距離が長いほど、物標における縦成分の強調度合を抑制して物標を表示させる。ここで、物標の強調度合とは、物標の濃さ、物標の太さ、物標の輝度、物標が認識しやすい色であるか否か、又は物標の色が危険度が高いことを示すために予め設定された色(例えば赤色)であるか否か等、運転者Mにとっての物標の認識のしやすさを示している。また、強調度合を抑制するとは、物標を薄くしたり、物標を構成する枠を細くしたり、物標の輝度を下げたり、物標を視認しにくい色に変化させたり、又は物標の色を危険度が高いことを示す色から危険度が低いことを示す色に変化させたり等、運転者Mにとって物標を視認しにくくすることを示している。
また、物標における縦成分とは、表示領域31に表示される物標の縦方向(車両上下方向)に伸びる部分を示している。例えば物標が四角形の枠である場合は、当該四角形の枠の一部を構成する縦方向に伸びる線が物標の縦成分である。
また、物標における縦成分の強調度合を抑制するとは、物標の縦成分を認識しにくくすることをいい、例えば物標が枠である場合は縦に伸びる線を、薄くしたり細くしたり輝度を下げたり等によって、横に伸びる線よりも目立たなくすることが挙げられる。例えば物標が四角形の枠である場合は縦に伸びる直線を、薄くしたり細くしたり輝度を下げたり等によって、横に伸びる直線よりも目立たなくすることが挙げられる。また、例えば枠状の物標を、同物標よりも縦に伸びる領域が少ない別の物標(横線状の物標等)に変化させることにより、表示させる物標の縦成分を目立たなくすることが挙げられる。
物体検出センサ10は、車両100周辺の物体を対象物Tとして検出するセンサであり、特に障害物となり得る物体の有無を検出する。物体検出センサ10は、例えば、車両100の前部に設けられている(図3参照)。物体検出センサ10は、例えば、車両100の周辺に電磁波を出力し、車両100周辺の物体から反射される電磁波を受信することによって対象物Tを検出する。物体検出センサ10としては、例えば、ミリ波レーダ、レーザレーダ又はカメラ等を用いることが可能である。また、物体検出センサ10に代えて、車両用情報表示装置1が、他車両又は道路インフラ等の外部から情報を受信して、受信した情報から対象物Tを検出するようにしてもよい。
物体検出センサ10にはHUD装置30による表示領域31への画面表示を制御するECU(Electronic Control Unit)20が接続されており、ECU20にはHUD装置30が接続されている。物体検出センサ10によって検出された対象物Tの情報はECU20に出力される。ECU20は、車両100と対象物Tに関する各種距離を算出する距離算出部21と、表示領域31上で表示される第1物標X1又は第2物標X2となる表示意匠を設定する表示意匠設定部22とを備えている。ECU20は、CPUと、ROM及びRAM等のメモリとを備えており、CPUによるプログラムの実行を通じて、距離算出部21及び表示意匠設定部22の機能を実現する。なお、距離算出部21及び表示意匠設定部22の機能は、複数のECUによって実現されてもよい。
図2に示されるように、距離算出部21は、物体検出センサ10によって検出された対象物Tの情報から、車両100と対象物Tに関する各種距離を算出する。距離算出部21は、対象物Tから運転者Mまでの距離である対象物距離Aと、フロントガラス35の表示領域31から運転者Mまでの距離である運転者側距離Bと、対象物距離Aと運転者側距離Bとの差分である距離Hとを算出する。具体的には、対象物距離Aは対象物Tから運転者Mの目Nまでの距離、運転者側距離Bは表示領域31から運転者Mの目Nまでの距離とすることができる。距離Hは、対象物距離Aから運転者側距離Bを減算することによって算出される。すなわち、距離Hは、対象物Tから表示領域31までの距離に対応している。
運転者側距離Bは、例えば、ECU20に接続されたドライバモニタカメラ15を用いて算出される。ドライバモニタカメラ15は、運転者Mの顔を撮影し、運転者Mの視線計測処理を行うことによって運転者Mの目Nの位置座標を求め、求めた目Nの位置座標をECU20に出力する。ECU20の距離算出部21は、ドライバモニタカメラ15から得た運転者Mの目Nの位置座標を用いて、運転者Mの目Nから表示領域31までの距離を運転者側距離Bとして算出する。このように、ドライバモニタカメラ15及び距離算出部21は運転者側距離検出部として機能する。なお、運転者側距離Bの算出方法については、上記のドライバモニタカメラ15を用いた例に限られず種々の方法を採用することができる。また、運転者側距離Bを車両100の設計値として予めECU20のメモリに格納しておいてもよい。
距離算出部21による対象物距離Aの算出方法としては、例えば図3に示されるように、距離算出部21は、まず対象物Tと物体検出センサ10との間における水平方向の距離Cを取得する。そして、距離算出部21は、ドライバモニタカメラ15から得た運転者Mの目Nの位置座標を用いて、運転者Mの目Nの直下に位置する基準点Pと物体検出センサ10との間における水平方向の距離Dと、基準点Pと運転者Mの目Nとの間における鉛直方向の距離Fとを取得する。なお、例えば運転者Mの目Nの位置を所定位置として、距離Dと距離Fを車両100の設計値として予めECU20のメモリに格納しておいてもよい。このように、距離C、距離D及び距離Fを取得した後に、距離算出部21は、下記の式(1)を用いて対象物距離Aを算出することができる。
表示意匠設定部22は、表示領域31に表示させる第1物標X1又は第2物標X2を選択する。ECU20のメモリには、対象物Tを囲む態様で表示領域31に表示される枠状の物標である第1物標X1と、第1物標X1よりも縦成分の強調度合が抑制され、その結果、縦成分の強調度合と横成分の強調度合との差が大きくなる態様で表示領域31に表示される第2物標X2とが格納されている。
図5に示されるように、第2物標X2としては、例えば対象物Tの下方で横方向に延在するアンダーバーを用いることができる。表示意匠設定部22は、距離算出部21によって算出された距離Hが所定の閾値(第1閾値)Th未満である場合には第1物標X1を選択し、距離Hが所定の閾値Th以上である場合には第2物標X2を選択する。ここで、所定の閾値Thとは、第1物標X1を選択するか又は第2物標X2を選択するかの選択基準となる距離Hの値である。この閾値Thは、例えば、予め定められた固定値であってもよいし、所定の規則に応じて変更される変動値であってもよい。なお、閾値Thは、予めECU20のメモリに記憶されており例えば40mとすることができるが、閾値Thの値は適宜変更可能となっている。
HUD装置30は、ECU20の表示意匠設定部22によって選択された第1物標X1又は第2物標X2を表示領域31上に表示させる。HUD装置30は、対象物距離Aと運転者側距離Bとの差分である距離Hが閾値Th未満である場合には、対象物Tを囲む態様で第1物標X1を表示領域31に表示させ、距離Hが閾値Th以上である場合には、対象物Tの下方にアンダーバーを示す態様で第2物標X2を表示領域31に表示させる。このように、距離算出部21、表示意匠設定部22及びHUD装置30は、対象物Tに対応付けられた第1物標X1又は第2物標X2を表示領域31に表示させる表示部40として機能し、表示部40によって対象物Tの強調表示を行うので、運転者Mは対象物Tを認識しやすくなっている。
次に、本実施形態に係る車両用情報表示方法について図4を参照して説明する。図4に示されるフローチャートは、車両用情報表示装置1を用いて行われる車両用情報表示処理のフローを示している。この車両用情報表示処理は、例えば一定時間ごとに繰り返し実行される。
まず、ステップS11(以下、「S11」という。他のステップにおいても同様とする)では、物体検出センサ10によって対象物検出処理(対象物検出ステップ)が実行される。S11では、物体検出センサ10によって車両100の周辺に対象物Tが存在するか否かが判定される。具体的には、例えば車両100周辺の環境が物体検出センサ10によって計測され、車両100周辺に危険対象物である対象物Tが存在するか否かが判定される。S11で車両100の周辺に対象物Tが存在しないと判定された場合には一連の処理を終了し、S11で車両100の周辺に対象物Tが存在すると判定された場合にはS12に移行する。
S12では、距離算出部21によって距離算出処理が実行される。S12では、距離算出部21によって、運転者側距離Bが取得されると共に、距離C、距離D及び距離Fから対象物距離Aが算出される。そして、距離算出部21によって車両100に対する対象物Tの位置が推定される。また、距離算出部21によって対象物距離Aと運転者側距離Bとの差分である距離Hが算出される。
その後、S13に移行して差分比較処理が実行される。S13では、S12で算出された距離Hと閾値Thとの比較が行われる。そして、距離Hが閾値Th以上である場合には、S14に移行して表示意匠設定部22によってアンダーバーである第2物標X2が選択される。S14で第2物標X2が選択されるとS15に移行して、HUD装置30によって第2物標が表示され(表示ステップ)、その後一連の処理が終了する。一方、S13において距離Hが閾値Th以上でない場合には、S16に移行して表示意匠設定部22によって枠状の第1物標X1が選択される。S16で第1物標X1が選択されるとS17に移行して、HUD装置30によって第1物標X1が表示される(表示ステップ)。その後、一連の処理が終了する。
以上のように、本実施形態の車両用情報表示装置1及び車両用情報表示方法では、車両100から対象物Tまでの距離が長い場合に、車両100から対象物Tまでの距離が短い場合に表示させる第1物標X1の縦成分の強調度合に比して、縦成分の強調度合を抑制させた第2物標X2を表示させる。ここで、車両100から対象物Tまでの距離が長い場合とは、距離Hが閾値Th以上であることを示しており、車両100から対象物Tまでの距離が短い場合とは、距離Hが閾値Th以上でないことを示している。このように第2物標X2を表示させることによってぼやけやすい縦方向の成分における強調度合を抑制しているので、運転者は、対象物Tの強調表示において煩わしいと感じにくくなる。従って、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。更に、第2物標X2では、横方向の強調度合は抑制されていないので、第2物標X2による対象物Tの強調表示そのものは確実に行われる。よって、対象物Tの強調表示の機能は常に達成可能であるため、運転者Mの安全運転に寄与する。
また、対象物Tから運転者Mまでの距離である対象物距離Aと表示領域31から運転者Mまでの距離である運転者側距離Bとの差分である距離Hが長い場合、運転者Mが対象物Tを注視した場合に、表示領域31上の物標に対する運転者Mの目Nのピントが横方向に大きくずれやすくなるので物標がぼやけやすい。しかしながら、本実施形態では、距離Hが長い場合に第2物標X2を表示させることによって縦成分の強調度合を抑制している。よって、運転者Mによって物標がぼやけていると認識される可能性を抑えることができるので、運転者Mが感じる煩わしさを抑えることができる。
また、表示領域31は、車両100のヘッドアップディスプレイであるため、対象物Tの情報は、運転者Mの略視線上に表示される。よって、運転者Mは、視線をほとんど移動させなくても対象物Tを把握することが可能となるので、運転者Mが対象物Tの存在に気付くタイミングを早めることができる。更に、運転者Mは、対象物Tに対する対処行動(例えば、減速や操舵等)を素早く実施できるようになる。
なお、本発明に係る車両用情報表示装置及び車両用情報表示方法は本実施形態に記載されたものに限定されない。本発明に係る車両用情報表示装置及び車両用情報表示方法は、各請求項に記載した要旨を変更しないように本実施形態に係る車両用情報表示装置及び車両用情報表示方法を変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上記実施形態では、表示領域31に表示される枠状の第1物標X1と、第1物標X1よりも縦成分の強調度合を抑制し、その結果、縦成分の強調度合と横成分の強調度合との差が大きくなる態様で表示領域31に表示されるアンダーバーの第2物標X2とを用いたが、第1物標X1又は第2物標X2に代えて種々の物標を用いることができる。
図6に示されるように、アンダーバーの第2物標X2に代えて、対象物Tの上方に位置する三角形状の物標X3を表示領域31上で表示させることも可能である。更に、三角形状の物標X3に代えて、例えば対象物Tの上方で横方向に延在するオーバーライン等を用いることも可能であり、要は、第1物標X1よりも縦成分の強調度合が抑えられていればよい。
図7に示されるように、アンダーバーの第2物標X2に代えて、第1物標X1よりも縦線を細くした物標X4を表示領域31に表示させてもよい。図8に示されるように、第2物標X2に代えて、第1物標X1よりも縦線の色を薄くした物標X5を表示領域31に表示させてもよい。また、物標X5に代えて、第1物標X1よりも縦線の輝度を抑えた物標を表示領域31に表示させてもよく、更に図9に示されるように、第2物標X2に代えて、第1物標X1の縦線を無くした物標X6を表示領域31に表示させてもよい。
例えば、第1物標X1として赤色の枠の物標を表示させ、縦線の色のみを、より視認しにくい黄色に変化させてもよい。また、第1物標X1として赤色の枠の物標を表示させ、縦線の色のみを危険度が低いことを示す青色に変化させてもよい。このように、枠状の第1物標X1の縦線を認識しにくくして縦成分の強調度合を抑えた物標を表示領域31に表示させることによって上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、距離Hが閾値Th未満である場合に第1物標X1が選択され、距離Hが閾値Th以上である場合に第2物標X2が選択された。しかしながら、物標を選択する条件は距離Hに限定されない。例えば、対象物Tと物体検出センサ10との間の距離である距離Cを車両100から対象物Tまでの距離として、この距離Cを物標選択の条件として用いてもよい。この場合、例えば、車両100から対象物Tまでの距離Cが閾値Th未満である場合に第1物標X1が選択され、距離Cが閾値Th以上である場合に第2物標X2が選択される。
ところで、対象物Tから運転者Mまでの距離である対象物距離Aと、表示領域31から運転者Mまでの距離である運転者側距離Bとの差分である距離Hが長いほど、運転者Mの目Nのピントが大きくずれて物標の縦成分がぼやけやすくなってしまう。すなわち、対象物距離Aに対して運転者側距離Bが相対的に短くなるか、又は運転者側距離Bに対して対象物距離Aが相対的に長くなるときに、物標の縦成分がぼやけやすくなる。
よって、図10に示されるように、運転者側距離Bが所定の閾値(第2閾値)Tb未満となったときに第2物標X2を選択して縦成分の強調度合を抑えれば、運転者によって物標がぼやけていると認識される可能性を抑えることができるので、運転者が感じる煩わしさを抑えることができる。ここで、所定の閾値Tbとは、第1物標X1を選択するか又は第2物標X2を選択するかの選択基準となる運転者側距離Bの値である。この閾値Tbは、例えば、予め定められた固定値であってもよいし、所定の規則に応じて変更される変動値であってもよい。また、図11に示されるように、対象物距離Aが閾値Ta以上となったときに物標X3を選択して縦成分の強調度合を抑えるようにしても上記実施形態と同様の効果が得られる。なお、閾値Tbは例えば0.5mとすることができ、閾値Taは例えば50mとすることができるが、閾値Tb及び閾値Taの各値は適宜変更可能である。
更に、図12に示されるように、物標を選択する条件を運転者側距離Bと距離Hの両方としてもよい。図12では、運転者側距離Bが閾値Tb以上である場合においては、距離Hが閾値Th未満であるときに矩形枠状の第1物標X1を選択し、距離Hが閾値Th以上であるときにアンダーバーの第2物標X2を選択している。そして、運転者側距離Bが閾値Tb未満である場合においては、距離Hが閾値Th未満であるときに三角形状の物標X3を選択し、距離Hが閾値Th以上であるときに色を薄くしたアンダーバーである物標X7を選択している。すなわち、距離Hが長いとき又は短いときのそれぞれにおいて、運転者側距離Bの長短に応じて、より細かく物標の縦成分の強調度合を調整可能である。
図13は、距離Hの長短と運転者側距離Bの長短とに応じて物標の縦成分の強調度合を調整する処理を示すフローチャートである。図13に示されるように、図4のS11及びS12と同様、S21で物体検出センサ10によって対象物検出処理が実行され、その後S22で距離算出部21によって距離算出処理が実行される。そして、S23に移行して差分比較処理が実行され、S23では距離Hと閾値Thとの比較が行われる。距離Hが閾値Th以上である場合にはS24に移行して、運転者側距離Bと閾値Tbとの比較が行われる。ここで、運転者側距離Bが閾値Tb未満である場合には、S25に移行して表示意匠設定部22によって物標X7が選択される。そして、S26でHUD装置30によって物標X7が表示され一連の処理が終了する。一方、S24において運転者側距離Bが閾値Tb未満でない場合には、S27に移行して表示意匠設定部22によって第2物標X2が選択される。そして、S28でHUD装置30によって第2物標X2が表示され一連の処理が終了する。
また、S23に示される差分比較処理において、距離Hが閾値Th以上でない場合にはS29に移行して、運転者側距離Bと閾値Tbとの比較が行われる。そして、運転者側距離Bが閾値Tb未満である場合には、S30に移行して表示意匠設定部22によって物標X3が選択される。その後、S31でHUD装置30によって物標X3が表示され一連の処理が終了する。一方、S29において運転者側距離Bが閾値Tb未満でない場合には、S32に移行して表示意匠設定部22によって第1物標X1が選択される。その後、S33でHUD装置30によって第1物標X1が表示され一連の処理が終了する。
以上、運転者側距離Bが短い場合に、運転者側距離Bが長い場合に表示される第1物標X1又は第2物標X2の縦成分の強調度合に比して、強調度合を抑制させた物標X3又は物標X7が表示される。ここで、運転者側距離B(表示領域31から運転者Mまでの距離)が長い場合とは、運転者側距離Bが閾値Tb未満でないことを示しており、運転者側距離Bが短い場合とは、運転者側距離Bが閾値Tb未満であることを示している。上記のように、運転者側距離Bが短い場合に物標の縦成分の強調度合を抑制させることによって、運転者Mによって物標がぼやけていると認識される可能性を抑えることができる。従って、運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。
また、上記では、物標を選択する条件として運転者側距離Bと距離Hを用いた。しかし、物標を選択する条件としては、対象物距離Aと運転者側距離Bの両方としてもよいし、対象物距離Aと距離Hとしてもよい。
また、上記実施形態では、距離Hが閾値Th以上となったときにアンダーバーの第2物標X2を表示領域31に表示させたが、閾値Thを用いなくてもよい。図14は、距離Hと強調度合との関係を示すグラフであり、横軸が距離H、縦軸が強調度合を示している。図14に示されるように、距離Hの値が大きくなるにつれて徐々に縦成分の強調度合を抑制させ、距離Hの値が小さくなるにつれて徐々に縦成分の強調度合を大きくしてもよい。同様に、対象物距離Aが長くなるにつれて徐々に縦成分の強調度合を抑えてもよいし、又は運転者側距離Bが短くなるにつれて徐々に縦成分の強調度合を抑えるようにしてもよい。更に、車両100から対象物Tまでの距離Cが長くなるにつれて徐々に縦成分の強調度合を抑えるようにしてもよい。このように徐々に縦成分の強調度合を抑えるようにすれば、閾値Ta及び閾値Tbも不要となる。
また、物標の縦成分の強調度合を抑制させた状態で、距離Hが徐々に短くなる場合、対象物距離Aが徐々に短くなる場合、運転者側距離Bが徐々に長くなる場合、又は車両100から対象物Tまでの距離Cが徐々に短くなる場合、のそれぞれにおいて、物標における抑制させた縦成分の強調度合は徐々に抑制前の強調度合に戻る。
また、上記実施形態では、対象物距離Aから運転者側距離Bを減算して距離Hを算出したが、車両100の表示領域31から対象物Tまでの距離を距離Hとして直接算出してもよい。この場合も、距離Hが長いときに物標の縦成分の強調度合を抑えることが可能となるので、上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、物標を表示させる表示領域31が車両100のヘッドアップディスプレイであり、表示領域31はフロントガラス35上に位置していたが、物標を表示させる表示領域の位置は上記に限定されない。物標を表示させる表示領域の位置はフロントガラス35上に限られず、フロントガラス35の外側又は内側であってもよく、更に、表示領域としてヘッドアップディスプレイ以外のものを用いることも可能である。すなわち、上述したHUD装置30に代えて、例えば車両100内に持ち込み可能な電子端末を表示部として用いてもよい。具体的には、例えば頭部への着用型デバイスを表示部とすることも可能である。
ここで、頭部への着用型デバイスを表示部とした場合、例えば、対象物距離Aを対象物Tから運転者Mの目Nまでとし、運転者側距離Bを着用型デバイスの表示領域から運転者Mの目Nまでとすることで、上記同様に距離Hを算出する。そして、距離Hの値が長い場合に縦成分の強調度合を抑制させて物標を着用型デバイスの表示領域に表示させることで、着用型デバイスを用いた場合でも運転者が感じる煩わしさを低減させることができる。
10…物体検出センサ(対象物検出部)、15…ドライバモニタカメラ(運転者側距離検出部)、20…ECU、21…距離算出部(運転者側距離検出部)、22…表示意匠設定部、30…HUD装置、31…表示領域(ヘッドアップディスプレイ)、35…フロントガラス、40…表示部、100…車両(自車両)、A…対象物距離、B…運転者側距離、H…距離(差分)、T…対象物、Tb…閾値(第2閾値)、Th…閾値(第1閾値)、X1〜X7…物標。

Claims (6)

  1. 自車両の周辺に位置する対象物を検出する対象物検出部と、
    前記対象物検出部によって検出された前記対象物を強調表示させるために縦成分及び横成分を含んで前記対象物を囲むように表示された物標を前記自車両の運転者と前記対象物との間に位置する表示領域に表示させるものであって、前記自車両から前記対象物までの距離が長い場合における前記物標の縦成分の強調度合を、前記自車両から前記対象物までの距離が短い場合における前記物標の縦成分の強調度合に比して、抑制して前記物標を表示させる表示部と、
    前記表示領域から前記運転者までの距離を検出する運転者側距離検出部と、
    を備え
    前記表示部は、前記表示領域から前記運転者までの距離が短い場合における前記物標の縦成分の強調度合を、前記表示領域から前記運転者までの距離が長い場合における前記物標の縦成分の強調度合に比して、抑制して前記物標を表示させ、
    前記縦成分の強調度合を抑制することは、前記縦成分の色の濃さを薄くすること、前記縦成分の太さを細くすること、前記縦成分の輝度を下げること、及び前記縦成分の色を視認しにくい色に変化させること、のうち少なくとも一つである、
    車両用情報表示装置。
  2. 前記表示部は、前記自車両から前記対象物までの距離が所定の第1閾値以上である場合における前記強調度合を、前記自車両から前記対象物までの距離が前記第1閾値未満である場合における前記強調度合に比して、抑制して前記物標を表示させる、
    請求項1に記載の車両用情報表示装置。
  3. 前記表示部は、前記表示領域から前記運転者までの距離が所定の第2閾値未満である場合における前記強調度合を、前記表示領域から前記運転者までの距離が前記第2閾値以上である場合における前記強調度合に比して、抑制して前記物標を表示させる、
    請求項1又は2に記載の車両用情報表示装置。
  4. 前記表示領域は、前記自車両のヘッドアップディスプレイである、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の車両用情報表示装置。
  5. 自車両の周辺に位置する対象物を検出する対象物検出ステップと、
    前記対象物検出ステップで検出された前記対象物を強調表示させるために縦成分及び横成分を含んで前記対象物を囲むように表示された物標を前記自車両の運転者と前記対象物との間に位置する表示領域に表示させ、前記自車両から前記対象物までの距離が長い場合における前記物標の縦成分の強調度合を、前記自車両から前記対象物までの距離が短い場合における前記物標の縦成分の強調度合に比して、抑制して前記物標を表示させる表示ステップと、
    前記表示領域から前記運転者までの距離を検出する距離算出処理が実行されるステップと、
    を備え
    前記表示ステップでは、前記表示領域から前記運転者までの距離が短い場合における前記物標の縦成分の強調度合を、前記表示領域から前記運転者までの距離が長い場合における前記物標の縦成分の強調度合に比して、抑制して前記物標を表示させ、
    前記縦成分の強調度合を抑制することは、前記縦成分の色の濃さを薄くすること、前記縦成分の太さを細くすること、前記縦成分の輝度を下げること、及び前記縦成分の色を視認しにくい色に変化させること、のうち少なくとも一つである、
    車両用情報表示方法。
  6. 前記表示ステップでは、前記自車両から前記対象物までの距離が所定の第1閾値以上である場合における前記強調度合を、前記自車両から前記対象物までの距離が前記第1閾値未満である場合における前記強調度合に比して、抑制して前記物標を表示させる、
    請求項に記載の車両用情報表示方法。
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