JP6260177B2 - 画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、罫線を含む画像をシートに記録する画像処理システムに関する。
従来より、シートに画像を記録する画像処理装置が知られている。また、画像が記録されたシートは、二つ折りされて保管されることがある。そこで、例えば特許文献1には、シートの折り目に重なった画像が見づらくなるという課題を解決するために、シートの中心線を跨いで画像が形成されないように、シート上に画像を配置する画像処理装置が開示されている。
特開2007−72876号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、シートの画像記録面に2つの画像を記録する(所謂、2in1印刷)ことを前提としており、例えば、表のような画像をシートに大きく記録する場合にまで適用することはできない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、罫線を含む画像を見やすいレイアウトでシートに記録する画像処理装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る画像処理システムは、シートに画像を記録する記録部と、制御部とを備える。上記制御部は、第1方向の長さが上記第1方向に直交する第2方向より長いシート上の第1位置に記録される対象画像内において、上記第2方向に延びる罫線を検出する罫線検出処理と、上記第1方向の中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるセンタラインと、上記罫線検出処理で検出された上記罫線とが一致するシート上の第2位置に上記対象画像を移動させることを示す罫線合わせ指示の入力を受け付ける第1受付処理と、上記第1受付処理で上記罫線合わせ指示が受け付けられたことを条件として、上記第1方向の両側において上記第2位置に位置する上記対象画像の端部とシートの端部との余白距離を算出する算出処理と、上記算出処理で算出された上記余白距離がいずれも0より大きいことを条件として、シート上における上記対象画像の記録位置を上記第1位置から上記第2位置に変更する画像移動処理と、上記対象画像をシートに記録させる画像記録指示の入力を受け付ける第2受付処理と、上記画像移動処理で上記対象画像の記録位置が変更され且つ上記第2受付処理で上記画像記録指示の入力が受け付けられたことを条件として、上記記録部に、シート上の上記第2位置に上記対象画像を記録させる記録処理とを実行する。
上記構成によれば、対象画像に含まれる罫線とセンタラインとを一致させることにより、対象画像に含まれる文字や図形がセンタラインに重なるのを抑制することができる。その結果、罫線を含む対象画像を見やすいレイアウトでシートに記録することができる。
(2) 好ましくは、該画像処理システムは、表示部をさらに備える。また、上記対象画像は、複数の上記罫線を含む。そして、上記制御部は、シート上の上記第1位置に位置する上記対象画像を表すプレビュー画像を上記表示部に表示させるプレビュー処理を実行し、上記第1受付処理において、上記プレビュー画像に含まれる複数の上記罫線のうちの1つである指定罫線の選択をユーザから受け付け、上記算出処理において、上記指定罫線を上記センタラインに一致させた場合の上記余白距離を算出する。
上記構成によれば、シート上における対象画像の配置をユーザに決定させることができるので、対象画像をユーザにとって見やすいレイアウトでシートに記録することができる。
(3) 好ましくは、上記対象画像は、複数の上記罫線を含む。そして、上記制御部は、上記算出処理において、複数の上記罫線それぞれを上記センタラインに一致させた場合の上記余白距離を算出し、上記画像移動処理において、複数の上記罫線のうち、上記算出処理で算出された余白距離の差が最小となる上記罫線を上記センタラインに一致させる。
上記構成によれば、対象画像をシートの中央に近い位置に記録することができる。
(4) 好ましくは、上記対象画像は、複数の上記罫線を含む。上記制御部は、上記算出処理において、上記第1位置に位置する上記対象画像に含まれる複数の上記罫線のうち、上記第1方向における上記センタラインとの距離が最も近い上記罫線を上記センタラインに一致させた場合の上記余白距離を算出する。
上記構成によれば、画像移動処理における対象画像の移動量が最小になるので、オリジナルに近いレイアウトで対象画像をシートに記録することができる。
(5) 好ましくは、上記制御部は、上記第1方向において上記対象画像の長さがシートの長さの半分以下であり且つ上記対象画像の端部が上記罫線で構成されていることを条件として、上記画像移動処理において、上記対象画像の端部に位置する上記罫線を上記センタラインに一致させる。
上記構成によれば、対象画像がシートの折り目を跨ぐことがないので、さらに見やすいレイアウトで対象画像をシートに記録することができる。
(6) 好ましくは、上記対象画像は、複数の上記罫線を含む。上記制御部は、上記第1方向におけるシートの端部と上記センタラインとの中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるクォータラインと、上記第2位置に位置する上記対象画像に含まれる複数の上記罫線のうちの当該クォータラインに最も近い上記罫線とが一致するように、上記対象画像内において当該罫線を移動させる画像編集処理を実行する。
上記構成によれば、二つ折りされたシートの一方側をさらに二つ折り(所謂、Z折り)した場合にも、見やすいレイアウトで対象画像をシートに記録することができる。
(7) 例えば、上記対象画像は、当該対象画像の上下方向に沿って延びる上記罫線を含む。そして、上記制御部は、上記記録処理において、上記対象画像の上下方向をシートの上記第2方向に沿わせて上記記録部に記録させる。
対象画像の上下方向とは、例えば、対象画像に含まれる文字、数字、マーク等の向きによって定まる方向である。上記の例において、ユーザは、横長のシートに記録された対象画像を見ると共に、横長のシートの左右方向の中央において上下方向に延びる罫線に沿って当該シートを折り畳む。但し、本発明は上記の例に限定されず、左右方向に延びる罫線を含む対象画像の上下方向をシートの第1方向に向けて記録してもよい。
(8) 本発明に係る画像処理方法は、第1方向の長さが上記第1方向に直交する第2方向より長いシート上の第1位置に記録される対象画像内において、上記第2方向に延びる罫線を検出する罫線検出ステップと、上記第1方向の中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるセンタラインと、上記罫線検出ステップで検出された上記罫線とが一致するシート上の第2位置に上記対象画像を移動させることを示す罫線合わせ指示の入力を受け付ける第1受付ステップと、上記第1受付ステップで上記罫線合わせ指示が受け付けられたことを条件として、上記第1方向の両側において上記第2位置に位置する上記対象画像の端部とシートの端部との余白距離を算出する算出ステップと、上記算出ステップで算出された上記余白距離がいずれも0より大きいことを条件として、シート上における上記対象画像の記録位置を上記第1位置から上記第2位置に変更する画像移動ステップと、上記対象画像をシートに記録させる画像記録指示の入力を受け付ける第2受付ステップと、上記画像移動ステップで上記対象画像の記録位置が変更され且つ上記第2受付ステップで上記画像記録指示の入力が受け付けられたことを条件として、シート上の上記第2位置に上記対象画像を記録する記録ステップとを実行する。
(9) 本発明に係る画像処理プログラムは、シートに画像を記録する記録装置に接続されたコンピュータによって実行される。そして、当該画像処理プログラムは、第1方向の長さが上記第1方向に直交する第2方向より長いシート上の第1位置に記録される対象画像内において、上記第2方向に延びる罫線を検出する罫線検出ステップと、上記第1方向の中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるセンタラインと、上記罫線検出ステップで検出された上記罫線とが一致するシート上の第2位置に上記対象画像を移動させることを示す罫線合わせ指示の入力を受け付ける第1受付ステップと、上記第1受付ステップで上記罫線合わせ指示が受け付けられたことを条件として、上記第1方向の両側において上記第2位置に位置する上記対象画像の端部とシートの端部との余白距離を算出する算出ステップと、上記算出ステップで算出された上記余白距離がいずれも0より大きいことを条件として、シート上における上記対象画像の記録位置を上記第1位置から上記第2位置に変更する画像移動ステップと、上記対象画像をシートに記録させる画像記録指示の入力を受け付ける第2受付ステップと、上記画像移動ステップで上記対象画像の記録位置が変更され且つ上記第2受付ステップで上記画像記録指示の入力が受け付けられたことを条件として、シート上の上記第2位置に上記対象画像を記録する記録ステップと、を上記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、対象画像に含まれる罫線とセンタラインとを一致させることにより、対象画像に含まれる文字や図形がセンタラインに重なるのを抑制することができる。その結果、罫線を含む対象画像を見やすいレイアウトでシートに記録することができる画像処理システムを得ることができる。
図1は、実施形態1における画像処理システム100の概略図である。 図2は、(A)が複合機10のブロック図であり、(B)が情報処理装置50のブロック図である。 図3は、実施形態1における画像記録処理のフローチャートである。 図4は、表示部53における表示例であって、(A)は画像移動処理前の状態を、(B)は指定罫線を選択する状態を、(C)は画像移動処理後の状態を、(D)は画像編集処理後の状態を示している。 図5は、実施形態2における画像記録処理のフローチャートである。 図6は、表示部53における表示例であって、(A)は画像移動処理前の状態を、(B)は画像移動処理後の状態を、(C)は画像編集処理後の状態を示している。 図7は、実施形態3における画像記録処理のフローチャートである。 図8は、表示部53における表示例であって、(A)は画像移動処理前の状態を、(B)は画像移動処理後の状態を、(C)は画像編集処理後の状態を示している。 図9は、対象画像40が用紙30の長手方向の半分より小さい場合の例を説明するための図であって、(A)は画像移動処理前の状態を、(B)は画像移動処理後の状態を示している。 図10は、対象画像40の上下方向を用紙30の長手方向に沿わせて配置した例を示す図であって、(A)は画像移動処理前の状態を、(B)は画像移動処理後の状態を、(C)は画像編集処理後の状態を示している。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1における画像処理システム100の概略図である。図1に示される画像処理システム100は、複合機10と、情報処理装置50とで構成されている。複合機10と情報処理装置50とは、通信ネットワーク101を介して相互に通信可能とされている。通信ネットワーク101の具体例は特に限定されないが、例えば、LAN(Local Area Networkの略)、或いはWAN(Wide Area Networkの略)等である。
[複合機10]
複合機10は、図2(A)に示されるように、プリンタ部11と、表示部13と、操作部14と、通信部15と、CPU17と、記憶部18とを主に備える。また、複合機10を構成する各構成要素は、通信バス19を介して相互に接続されている。プリンタ部11は、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式によって用紙に画像を記録するプリント処理を実行する。また、複合機10は、外部装置との間でFAXの送受信を行うFAX機能、或いは原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン機能等を有してもよい。複合機10は、記録装置の一例である。
[表示部13]
表示部13は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部13の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部14]
操作部14は、ユーザの操作を検知する。具体的には、操作部14は、例えば、複数の押ボタンを有する。操作部14は、押下された押ボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU17へ出力する。さらに、操作部14は、表示部13の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部13がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。
[通信部15]
通信部15は、通信ネットワーク101を通じて情報処理装置50とデータの送受信を行うためのインタフェースである。例えば、複合機10は、通信部15を通じて情報処理装置50にデータを送信し、或いは通信部15を通じて情報処理装置50からデータを受信する。通信方式は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
[CPU17]
CPU(Central Processing Unitの略)17は、複合機10全体の動作を制御するものである。CPU17は、操作部14から出力される操作信号、或いは通信部15を通じて情報処理装置50から取得したデータ等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部18から取得して実行する。すなわち、CPU17及び記憶部18は、制御部の一例を構成する。
[記憶部18]
記憶部18は、プログラム記憶領域18Aと、データ記憶領域18Bとを有する。プログラム記憶領域18Aには、OS(Operating Systemの略)20と、画像処理プログラム21とが格納される。データ記憶領域18Bには、画像処理プログラム21の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。記憶部18は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU17が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
プログラム記憶領域18Aに記憶されているプログラムは、CPU17によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU17を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU17がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述する情報処理装置50についても同様である。
OS20は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、表示部13、操作部14、及び通信部15等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上述した各プログラムは、OS20が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS20を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS20のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。後述する情報処理装置50についても同様である。
[情報処理装置50]
情報処理装置50は、図2(B)に示されるように、通信バス59を介して相互に接続された表示部53と、操作部54と、通信部55と、CPU57と、記憶部58とで構成されている。情報処理装置50の具体例は特に限定されないが、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、又はスマートフォン等である。情報処理装置50が備える各構成要素は複合機10と共通するので、再度の説明は省略する。なお、情報処理装置50が備える操作部54は、例えば、マウス等のポインティングデバイスであってもよいし、キーボード等であってもよい。また、プログラム記憶領域58Aには、OS60と、情報処理プログラム61とが格納されている。
[画像記録処理]
図3及び図4を参照して、実施形態1における画像記録処理を説明する。この画像記録処理は、例えば、情報処理装置50によって実行される。なお、以下の各処理は、プログラム記憶領域58Aに記憶されている情報処理プログラム61をCPU57が読み出して実行してもよいし、ハードウェア回路によって実現されてもよい。情報処理装置50の情報処理プログラム61は、例えば、複合機10に画像を記録させる記録指示を、通信ネットワーク101を通じて複合機10に送信する、所謂デバイスドライバである。そして、図3に示される画像記録処理は、情報処理プログラム61が起動されたことを条件として開始される。
情報処理プログラム61を起動する際には、例えば、複合機10に画像記録させる画像(以下、「対象画像」と表記する。)、当該対象画像が記録される用紙の向き、用紙上における対象画像の位置等が指定される。但し、これらは、情報処理プログラム61の起動の際にユーザによって明示的に指定される必要は必ずしもなく、それぞれにデフォルト値が設定されていてもよいし、情報処理プログラム61の起動後に変更可能であってもよい。実施形態1では、図4に示されるように、表形式の対象画像40の上下方向を用紙30の短手方向に向けて記録する例を説明する。
まず、情報処理プログラム61は、対象画像40に含まれる罫線を検出する(S11)。具体的には、情報処理プログラム61は、ステップS11において、対象画像40に含まれる罫線のうち、用紙30の短手方向(図4の例では、上下方向)に延びる罫線を検出する。その結果、ステップS11では、図4(A)に示される対象画像40から5つの罫線41、42、43、44、45が検出される。ステップS11の処理は、罫線検出処理の一例である。
なお、罫線41〜45を検出する処理の具体例は特に限定されないが、例えば以下の方法が考えられる。まず、情報処理プログラム61は、対象画像40を示す画像データの画素値を左右方向に走査することにより、背景色と異なる画素を特定する。背景色と異なる画素(以下、「特定画素」と表記する。)とは、例えば、隣接する画素値の差が閾値を上回る画素である。次に、情報処理プログラム61は、特定画素を基点として画像データの画素値を上下方向に走査し、特定画素と略同一の画素が閾値長さ以上連続していることを条件として、特定画素から上下方向に延びる罫線を検出する。
次に、情報処理プログラム61は、プレビュー画像と「印刷」ボタンとを表示部53に表示させる(S12)。プレビュー画像は、複合機10によって用紙30上に記録される対象画像40のイメージを示す画像である。すなわち、ステップS12において表示部53に表示されるプレビュー画像は、図4(A)に示されるように、用紙30と、当該用紙30上に配置された対象画像40とを含む。最初に実行されるステップS12における用紙30上の対象画像40の位置が第1位置である。また、「印刷」ボタンは、後述する記録処理を情報処理装置50に実行させるためのボタンである。なお、用紙30の長手方向は、第1方向の一例であって、実施形態1ではプレビュー画像の左右方向に相当する。また、用紙30の短手方向は、第2方向の一例であって、実施形態1ではプレビュー画像の上下方向に相当する。
次に、情報処理プログラム61は、ユーザの入力操作が操作部54によって検知されるまで待機する(S13:No)。具体的には、情報処理プログラム61は、罫線合わせ指示或いは画像記録指示が入力されるまで待機する。ステップS14において罫線合わせ指示の入力を受け付ける処理は、第1受付処理の一例である。また、ステップS14において画像記録指示の入力を受け付ける処理は、第2受付処理の一例である。
罫線合わせ指示とは、用紙30のセンタライン31と対象画像40の罫線41〜45のいずれかとを一致させるために、用紙30上において対象画像40を移動させるための指示である。センタライン31は、用紙30の長手方向の中央において短手方向に延びる仮想線である。また、画像記録指示とは、プレビュー画像に示される用紙30上の位置に対象画像40を記録する処理を複合機10に実行させるための指示であって、例えば、「印刷」ボタンが押下されることによって入力される。
なお、実施形態1における罫線合わせ指示には、センタライン31に一致させる罫線(以下、「指定罫線」と表記する。)を特定する情報が含まれる。実施形態1における罫線合わせ指示は、例えば図4(B)に示されるように、プレビュー画像に含まれる罫線41〜45のいずれかをポインティングデバイスで選択することによって入力されてもよい。図4(B)に示されるプレビュー画像は、罫線43が指定罫線として選択された状態を示している。
また、情報処理プログラム61は、指定罫線を選択する過程において、ポインタに重畳された罫線43の表示態様を、他の罫線41、42、44、45と異ならせてもよい。図4(B)の例では、罫線43の線幅を他の罫線41、42、44、45より太くしているが、これに限定されない。他の例として、ポインタに重畳された罫線の色を変更してもよいし、点滅させてもよい。
そして、情報処理プログラム61は、罫線合わせ指示を入力する操作が操作部54によって検知されたことを条件として(S14:罫線合わせ指示)、指定罫線である罫線43をセンタライン31に一致させた際の左右の余白距離を算出する(S15)。余白距離とは、図4(C)に示されるように、罫線43とセンタライン31とを一致させたと仮定した場合における、用紙30の左端と対象画像40の左端との左右方向の距離(以下、「左側余白距離」と表記する。)、及び用紙30の右端と対象画像40の右端との左右方向の距離(以下、「右側余白距離」と表記する。)を指す。ステップS15の処理は、算出処理の一例である。
次に、情報処理プログラム61は、左側余白距離及び右側余白距離の両方が0より大きいことを条件として(S16:Yes)、用紙30上で対象画像40を移動させることによって、指定罫線である罫線43をセンタライン31に一致させる(S17)。ステップS17は、対象画像40自体を変更することなく、用紙30上における対象画像40の位置のみを変化させる処理である。ステップS17における用紙30上の対象画像40の位置が第2位置である。なお、情報処理プログラム61は、図4(C)に示されるプレビュー画像を、必ずしも表示部53に表示させる必要はない。ステップS17の処理は、画像移動処理の一例である。
なお、左側余白距離が0より大きい場合とは、例えば図4(C)に示されるように、用紙30の左端が対象画像40の左端より左側に位置している場合である。同様に、右側余白距離が0より大きい場合とは、用紙30の右端が対象画像40の右端より右側に位置している場合である。すなわち、左側余白距離及び右側余白距離の両方が0より大きい場合とは、第2位置の対象画像40全体が用紙30に収まっている場合である。換言すれば、左側余白距離及び右側余白距離の一方が0以下の場合とは、第2位置の対象画像40の一部が用紙30からはみ出している場合である。なお、実施形態1におけるステップS15では、左側余白距離及び右側余白距離の具体的な値を算出せず、左側余白距離及び右側余白距離が0より大きいか否かのみを算出してもよい。
次に、情報処理プログラム61は、図4(D)に示されるように、第2位置に位置する対象画像40に含まれる複数の罫線41〜45のうちのクォータライン32に最も近い罫線44が当該クォータライン32に一致するように、対象画像40内において罫線44を移動させる。クォータライン32とは、用紙30の長手方向の端部(図4(D)の例では、右端)とセンタライン31との中央において用紙30の短手方向に延びる仮想線である。ステップS18の処理は、画像編集処理の一例である。
ステップS18は、用紙30上における対象画像40の位置を変更することなく、対象画像40内における罫線44の位置を変化させる処理である。図4(D)は、図4(C)に示される罫線44が右方向に移動した状態を示している。すなわち、図4(D)に示される対象画像40は、図4(C)と比較して、罫線43、44で囲まれたセルの左右方向の幅が拡大し、罫線44、45で囲まれたセルの左右方向の幅が縮小している。
一方、情報処理プログラム61は、左側余白距離及び右側余白距離の一方が0以下であることを条件として(S16:No)、指定罫線である罫線43とセンタライン31とを一致させることができない、すなわち、対象画像40を第2位置に移動させることができないことをユーザに報知する(S19)。また、報知の具体的な方法は特に限定されないが、例えば、表示部53にメッセージを表示してもよいし、不図示のスピーカからガイド音声を出力してもよい。
そして、情報処理プログラム61は、ステップS18或いはステップS19の実行後に、ステップS12に戻る。なお、ステップS18の後に実行されるステップS12では、プレビュー画像が図4(A)から図4(D)に変化する。すなわち、この場合のプレビュー画像は、指定罫線である罫線43がセンタライン31に一致し、且つ指定罫線と異なる罫線44がクォータライン32上に移動された画像となる。一方、ステップS19の後に実行されるステップS12において表示されるプレビュー画像は、図4(A)のままである。
次に、情報処理プログラム61は、画像記録指示を入力する操作が操作部54によって検知されたことを条件として(S14:画像記録指示)、対象画像40を用紙30に記録する処理を複合機10に実行させ(S20)、画像記録処理を終了する。具体的には、情報処理プログラム61は、対象画像40を示す画像データ、用紙30のサイズ及び向き、用紙30上における対象画像40の位置等を含む記録指示を、通信部55を通じて複合機10に送信する。
なお、ステップS20に先立ってステップS15〜S18が実行されていない場合、用紙30上における対象画像40の位置は第1位置となる。一方、ステップS20に先立ってステップS15〜S18が実行されている場合、用紙30上における対象画像40の位置は第2位置となる。用紙30上における対象画像40の位置の特定方法は特に限定されないが、例えば、用紙30の左上端の座標を(0,0)とし、対象画像40の左上端が位置する用紙30の座標によって特定することができる。
そして、複合機10は、通信部15を通じて情報処理装置50から記録指示を受信したことを条件として、記録指示の内容に従ってプリンタ部11にプリント処理を実行させる。プリント処理は公知の方法によって実行されるので、詳細な説明は省略する。ステップS20の処理は、記録処理の一例である。
[実施形態1の作用効果]
実施形態1によれば、罫線43とセンタライン31とが一致する用紙30上の第2位置に対象画像40が記録される。その結果、センタライン31を折り目として用紙30を二つ折りした場合に、対象画像40に含まれる文字や図形がセンタライン31に重なるのを抑制することができる。すなわち、罫線41〜45を含む対象画像40が見やすいレイアウトで用紙30に記録される。また、実施形態1では、センタライン31に一致させる罫線43をユーザに選択させることができるので、ユーザにとって見やすいレイアウトで対象画像40を用紙30に記録することができる。
また、実施形態1によれば、さらに罫線44がクォータライン32に一致するように対象画像40を編集するので、クォータライン32を折り目として用紙30をZ折りする場合でも、対象画像40に含まれる文字や図形がクォータライン32に重なるのを抑制することができる。すなわち、実施形態1における画像記録処理は、大判の用紙30全体に対象画像40を記録する場合に、特に有利な効果を奏する。
なお、実施形態1では、第2位置の対象画像40に含まれる罫線41〜45のうち、クォータライン32に最も近い罫線44をクォータライン32に一致させた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、センタライン31に一致させる罫線43と同様に、クォータライン32に一致させる罫線をユーザに選択させてもよい。また、ステップS18を実行するか否かをユーザに選択させてもよい。すなわち、ステップS18は省略可能である。
また、実施形態1では、表形式の対象画像40を用紙30に記録する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、罫線検出処理(S11)において検出される罫線は、表の各セルを区画する罫線に限定されない。また、罫線検出処理(S11)において検出される罫線は、用紙30の短手方向と厳密に一致している罫線に限定されず、用紙30の短手方向に沿って延びる罫線を含んでもよい。すなわち、センタライン31を折り目として用紙30を折り畳んだ時に文字や図形が折り目に重ならない範囲において、センタライン31及び罫線の向きがずれていてもよい。
[実施形態2]
次に、図5及び図6を参照して、実施形態2における画像記録処理を説明する。実施形態2における画像記録処理は、複数の罫線のうちの第1方向におけるセンタライン31との距離が最も近い罫線をセンタライン31に一致さる点において、実施形態1と相違する。なお、実施形態1と共通する処理には同一の符号を付して詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
まず、情報処理プログラム61は、ステップS12において、プレビュー画像及び「印刷」ボタンと共に「折り目合わせ」ボタンを表示部53に表示させる。「折り目合わせ」ボタンは、罫線をセンタライン31に一致させる画像移動処理を情報処理装置50に実行させるためのボタンである。すなわち、「折り目合わせ」ボタンの押下は、罫線合わせ指示の入力の他の例である。すなわち、実施形態2における画像記録処理では、センタライン31に一致させる罫線がユーザによって選択されない。
次に、情報処理プログラム61は、罫線合わせ指示を入力する操作が操作部54によって検知されたことを条件として(S14:罫線合わせ指示)、第1位置の対象画像40に含まれる罫線41〜45のうちのセンタライン31との左右方向の距離が最も近い罫線43をセンタライン31に一致させたと仮定した場合の左側余白距離及び右側余白距離を算出する(S21)。そして、情報処理プログラム61は、罫線43の左側余白距離及び右側余白距離の両方が0より大きいことを条件として(S16:Yes)、罫線43をセンタライン31に一致させる画像移動処理を実行する(S17)。
[実施形態2の作用効果]
実施形態2によれば、第1位置の対象画像40に含まれる罫線41〜45のうち、センタライン31に最も近い罫線43をセンタライン31に一致させる。これにより、画像移動処理における対象画像40の移動量が最小になるので、オリジナルに近いレイアウトで対象画像40を用紙30に記録することができる。
なお、実施形態2では、センタライン31に一致させる罫線43を情報処理プログラム61が選択するので、プレビュー画像の表示処理(S12)は省略可能である。すなわち、ユーザに「印刷」ボタンを押下させる際に、画像移動処理及び画像編集処理を実行するか否かを選択させてもよい。換言すれば、操作部54を通じてユーザによって入力される画像記録指示は、画像移動処理及び画像編集処理を実行するか否かを特定する情報を含んでもよい。また、実施形態2における画像記録処理では、実施形態1と同様にステップS18の処理が省略可能である。
[実施形態3]
次に、図7及び図8を参照して、実施形態3における画像記録処理を説明する。実施形態3における画像記録処理は、対象画像40を第2位置に移動させた場合において、左側余白距離及び右側余白距離の差が最小となる罫線をセンタライン31に一致させる点において、実施形態1と相違する。なお、実施形態1と共通する処理には同一の符号を付して詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
情報処理プログラム61は、罫線合わせ指示を入力する操作が操作部54によって検知されたことを条件として(S14:罫線合わせ指示)、罫線41〜45それぞれをセンタライン31に一致させたと仮定した場合の左側余白距離及び右側余白距離を算出する(S15、S31)。すなわち、実施形態2における画像記録処理では、ステップS15の処理が5回繰り返されることになる。なお、罫線合わせ指示の入力方法は、実施形態2と共通する。
そして、情報処理プログラム61は、全ての罫線41〜45について余白距離を算出(S31:Yes)し、且つ左側余白距離及び右側余白距離の両方が0より大きい罫線が存在することを条件として(S32:Yes)、罫線41〜45のうちの左側余白距離及び右側余白距離の差が最も小さくなる罫線43をセンタライン31に一致させる画像移動処理を実行する(S33)。一方、情報処理プログラム61は、全ての罫線41〜45について左側余白距離及び右側余白距離の一方が0以下であることを条件として(S32:No)、対象画像40を第2位置に移動させることができないことをユーザに報知する(S19)。
[実施形態3の作用効果]
実施形態3によれば、第2位置の対象画像40を用紙30の中央に近い位置に記録することができる。すなわち、対象画像40に含まれる文字や図形が折り目に重なることが抑制されると共に、バランスの取れたレイアウトで対象画像40を用紙30に記録することができる。なお、実施形態3における画像記録処理では、実施形態1と同様にステップS18の処理が省略可能であり、実施形態2と同様にステップS12の処理が省略可能である。
[その他の変形例]
なお、上記の各実施形態では、対象画像40に含まれる罫線41〜45のうち、左右方向の中央に近い罫線43をセンタライン31に一致させた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、情報処理プログラム61は、図9(A)に示されるように、対象画像40の左右方向の長さが用紙30の左右方向の長さの半分以下であることを条件として、画像移動処理において、対象画像40の左右方向の端部に位置する罫線41、45のいずれかをセンタライン31に一致させてもよい。図9(B)は、対象画像40の右端の罫線45をセンタライン31に一致させた状態を示している。上記構成によれば、対象画像40が用紙30の折り目を跨ぐことがないので、さらに見やすいレイアウトで対象画像40を用紙30に記録することができる。なお、対象画像40の左端の罫線41をセンタライン31に一致させてもよいことは、言うまでもない。
また、上記の各実施形態では、用紙30の短手方向に対象画像40の上下方向を沿わせて記録する例を示したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、図10(A)に示されるように、用紙30の長手方向に対象画像40の上下方向を沿わせて記録する場合にも本発明を適用することができる。
具体的には、情報処理プログラム61は、罫線検出処理において、用紙30の短手方向である左右方向に延びる罫線71〜79を罫線検出処理において検出する。また、情報処理プログラム61は、画像移動処理において、罫線71〜79のいずれか(図10(B)の例では、罫線75)を左右方向に延びるセンタライン33に一致させる。さらに、情報処理プログラム61は、画像編集処理において、罫線71〜79のいずれか(図10(C)の例では、罫線78)を左右方向に延びるクォータライン34に一致させる。
なお、上記の各実施形態では、罫線検出処理(S11)、プレビュー処理(S12)、受付処理(S14)、算出処理(S15、S21)、画像移動処理(S17)、及び画像編集処理(S18)が情報処理装置50で実行され、記録処理(S20)が複合機10で実行される例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複合機10の画像処理プログラム21で全ての処理が実行されてもよい。この場合、ユーザとのインタフェースには、複合機10の表示部13及び操作部14が用いられてもよいし、情報処理装置50の表示部53及び操作部54が用いられてもよい。
また、上記の各実施形態では、プログラム記憶領域18A、58Aに記憶された各種プログラムがCPU17、57によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、複合機10或いは情報処理装置50として実現できるだけでなく、上記の各処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。また、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよいし、当該プログラムを示す情報或いは信号が、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
10・・・複合機
13,53・・・表示部
17,57・・・CPU
18,58・・・記憶部
21・・・画像処理プログラム
50・・・情報処理装置
61・・・情報処理プログラム

Claims (12)

  1. シートに画像を記録する記録部と、
    制御部と、を備えており、
    上記制御部は、
    第1方向の長さが上記第1方向に直交する第2方向より長いシート上の第1位置に記録される対象画像内において、上記第2方向に延びる罫線を検出する罫線検出処理と、
    上記第1方向の中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるセンタラインと、上記罫線検出処理で検出された上記罫線とが一致するシート上の第2位置に上記対象画像を移動させることを示す罫線合わせ指示の入力を受け付ける第1受付処理と、
    上記第1受付処理で上記罫線合わせ指示が受け付けられたことを条件として、上記第2位置に位置する上記対象画像の上記第1方向における一端部と、上記第1方向におけるシートの端部であって、上記対象画像の上記一端部に近い側の端部である一端部との間の距離である第1余白距離と、上記第2位置に位置する上記対象画像の上記第1方向における他端部と、上記第1方向におけるシートの端部であって、上記対象画像の上記他端部に近い側の端部である他端部との間の距離である第2余白距離と、を算出する算出処理と、
    上記算出処理で算出された上記第1余白距離及び上記第2余白距離がいずれも0より大きいことを条件として、シート上における上記対象画像の記録位置を上記第1位置から上記第2位置に変更する画像移動処理と、
    上記対象画像をシートに記録させる画像記録指示の入力を受け付ける第2受付処理と、
    上記画像移動処理で上記対象画像の記録位置が変更され且つ上記第2受付処理で上記画像記録指示の入力が受け付けられたことを条件として、上記記録部に、シート上の上記第2位置に上記対象画像を記録させる記録処理と、を実行する画像処理システム。
  2. 該画像処理システムは、表示部をさらに備えており、
    上記対象画像は、複数の上記罫線を含んでおり、
    上記制御部は、
    シート上の上記第1位置に位置する上記対象画像を表すプレビュー画像を上記表示部に表示させるプレビュー処理を実行し、
    上記第1受付処理において、上記プレビュー画像に含まれる複数の上記罫線のうちの1つである指定罫線の選択をユーザから受け付け、
    上記算出処理において、上記指定罫線を上記センタラインに一致させた場合の上記第1余白距離及び上記第2余白距離を算出する請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 上記対象画像は、複数の上記罫線を含んでおり、
    上記制御部は、
    上記算出処理において、複数の上記罫線それぞれを上記センタラインに一致させた場合の上記第1余白距離及び上記第2余白距離を算出し、
    上記画像移動処理において、複数の上記罫線のうち、上記算出処理で算出された上記第1余白距離と上記第2余白距離との差が最小となる上記罫線を上記センタラインに一致させる請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 上記対象画像は、複数の上記罫線を含んでおり、
    上記制御部は、上記算出処理において、上記第1位置に位置する上記対象画像に含まれる複数の上記罫線のうち、上記第1方向における上記センタラインとの距離が最も近い上記罫線を上記センタラインに一致させた場合の上記第1余白距離及び上記第2余白距離を算出する請求項1に記載の画像処理システム。
  5. 上記制御部は、上記第1方向において上記対象画像の長さがシートの長さの半分以下であり且つ上記対象画像の端部が上記罫線で構成されていることを条件として、上記画像移動処理において、上記対象画像の端部に位置する上記罫線を上記センタラインに一致させる請求項1に記載の画像処理システム。
  6. 上記対象画像は、複数の上記罫線を含んでおり、
    上記制御部は、上記第1方向におけるシートの端部と上記センタラインとの中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるクォータラインと、上記第2位置に位置する上記対象画像に含まれる複数の上記罫線のうちの当該クォータラインに最も近い上記罫線とが一致するように、上記対象画像内において当該罫線を移動させる画像編集処理を実行する請求項1から5のいずれかに記載の画像処理システム。
  7. 上記対象画像は、当該対象画像の上下方向に沿って延びる上記罫線を含んでおり、
    上記制御部は、上記記録処理において、上記対象画像の上下方向をシートの上記第2方向に沿わせて上記記録部に記録させる請求項1から6のいずれかに記載の画像記録システム。
  8. 第1方向の長さが上記第1方向に直交する第2方向より長いシート上の第1位置に記録される対象画像内において、上記第2方向に延びる罫線を検出する罫線検出ステップと、
    上記第1方向の中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるセンタラインと、上記罫線検出ステップで検出された上記罫線とが一致するシート上の第2位置に上記対象画像を移動させることを示す罫線合わせ指示の入力を受け付ける第1受付ステップと、
    上記第1受付ステップで上記罫線合わせ指示が受け付けられたことを条件として、上記第2位置に位置する上記対象画像の上記第1方向における一端部と、上記第1方向におけるシートの端部であって、上記対象画像の上記一端部に近い側の端部である一端部との間の距離である第1余白距離と、上記第2位置に位置する上記対象画像の上記第1方向における他端部と、上記第1方向におけるシートの端部であって、上記対象画像の上記他端部に近い側の端部である他端部との間の距離である第2余白距離と、を算出する算出ステップと、
    上記算出ステップで算出された上記第1余白距離及び上記第2余白距離がいずれも0より大きいことを条件として、シート上における上記対象画像の記録位置を上記第1位置から上記第2位置に変更する画像移動ステップと、
    上記対象画像をシートに記録させる画像記録指示の入力を受け付ける第2受付ステップと、
    上記画像移動ステップで上記対象画像の記録位置が変更され且つ上記第2受付ステップで上記画像記録指示の入力が受け付けられたことを条件として、シート上の上記第2位置に上記対象画像を記録する記録ステップと、を実行する画像処理方法。
  9. シートに画像を記録する記録装置に接続されたコンピュータによって実行される画像処理プログラムであって、
    第1方向の長さが上記第1方向に直交する第2方向より長いシート上の第1位置に記録される対象画像内において、上記第2方向に延びる罫線を検出する罫線検出ステップと、
    上記第1方向の中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるセンタラインと、上記罫線検出ステップで検出された上記罫線とが一致するシート上の第2位置に上記対象画像を移動させることを示す罫線合わせ指示の入力を受け付ける第1受付ステップと、
    上記第1受付ステップで上記罫線合わせ指示が受け付けられたことを条件として、上記第2位置に位置する上記対象画像の上記第1方向における一端部と、上記第1方向におけるシートの端部であって、上記対象画像の上記一端部に近い側の端部である一端部との間の距離である第1余白距離と、上記第2位置に位置する上記対象画像の上記第1方向における他端部と、上記第1方向におけるシートの端部であって、上記対象画像の上記他端部に近い側の端部である他端部との間の距離である第2余白距離と、を算出する算出ステップと、
    上記算出ステップで算出された上記第1余白距離及び上記第2余白距離がいずれも0より大きいことを条件として、シート上における上記対象画像の記録位置を上記第1位置から上記第2位置に変更する画像移動ステップと、
    上記対象画像をシートに記録させる画像記録指示の入力を受け付ける第2受付ステップと、
    上記画像移動ステップで上記対象画像の記録位置が変更され且つ上記第2受付ステップで上記画像記録指示の入力が受け付けられたことを条件として、シート上の上記第2位置に上記対象画像を記録する記録ステップと、を上記コンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  10. シートに画像を記録する記録部と、
    制御部と、を備えており、
    上記制御部は、
    第1方向の長さが上記第1方向に直交する第2方向より長いシート上の第1位置に記録される対象画像内において、上記第2方向に延びる罫線を検出する罫線検出処理と、
    上記第1方向の中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるセンタラインと、上記罫線検出処理で検出された上記罫線とが一致するシート上の第2位置に上記対象画像を移動させることを示す罫線合わせ指示の入力を受け付ける第1受付処理と、
    上記第1受付処理で上記罫線合わせ指示が受け付けられたことを条件として、上記第1方向の両側において上記第2位置に位置する上記対象画像の端部とシートの端部との余白距離を算出する算出処理と、
    上記算出処理で算出された上記余白距離がいずれも0より大きいことを条件として、シート上における上記対象画像の記録位置を上記第1位置から上記第2位置に変更する画像移動処理と、
    上記対象画像をシートに記録させる画像記録指示の入力を受け付ける第2受付処理と、
    上記画像移動処理で上記対象画像の記録位置が変更され且つ上記第2受付処理で上記画像記録指示の入力が受け付けられたことを条件として、上記記録部に、シート上の上記第2位置に上記対象画像を記録させる記録処理と、を実行し、
    上記対象画像は、複数の上記罫線を含んでおり、
    上記制御部は、
    上記算出処理において、複数の上記罫線それぞれを上記センタラインに一致させた場合の上記余白距離を算出し、
    上記画像移動処理において、複数の上記罫線のうち、上記算出処理で算出された余白距離の差が最小となる上記罫線を上記センタラインに一致させる画像処理システム。
  11. 第1方向の長さが上記第1方向に直交する第2方向より長いシート上の第1位置に記録される対象画像内において、上記第2方向に延びる罫線を検出する罫線検出ステップと、
    上記第1方向の中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるセンタラインと、上記罫線検出ステップで検出された上記罫線とが一致するシート上の第2位置に上記対象画像を移動させることを示す罫線合わせ指示の入力を受け付ける第1受付ステップと、
    上記第1受付ステップで上記罫線合わせ指示が受け付けられたことを条件として、上記第1方向の両側において上記第2位置に位置する上記対象画像の端部とシートの端部との余白距離を算出する算出ステップと、
    上記算出ステップで算出された上記余白距離がいずれも0より大きいことを条件として、シート上における上記対象画像の記録位置を上記第1位置から上記第2位置に変更する画像移動ステップと、
    上記対象画像をシートに記録させる画像記録指示の入力を受け付ける第2受付ステップと、
    上記画像移動ステップで上記対象画像の記録位置が変更され且つ上記第2受付ステップで上記画像記録指示の入力が受け付けられたことを条件として、シート上の上記第2位置に上記対象画像を記録する記録ステップと、を実行し、
    上記対象画像は、複数の上記罫線を含んでおり、
    上記算出ステップにおいて、複数の上記罫線それぞれを上記センタラインに一致させた場合の上記余白距離を算出し、
    上記画像移動ステップにおいて、複数の上記罫線のうち、上記算出ステップで算出された余白距離の差が最小となる上記罫線を上記センタラインに一致させる画像処理方法。
  12. シートに画像を記録する記録装置に接続されたコンピュータによって実行される画像処理プログラムであって、
    第1方向の長さが上記第1方向に直交する第2方向より長いシート上の第1位置に記録される対象画像内において、上記第2方向に延びる罫線を検出する罫線検出ステップと、
    上記第1方向の中央において上記第2方向に延びるシート上の仮想線であるセンタラインと、上記罫線検出ステップで検出された上記罫線とが一致するシート上の第2位置に上記対象画像を移動させることを示す罫線合わせ指示の入力を受け付ける第1受付ステップと、
    上記第1受付ステップで上記罫線合わせ指示が受け付けられたことを条件として、上記第1方向の両側において上記第2位置に位置する上記対象画像の端部とシートの端部との余白距離を算出する算出ステップと、
    上記算出ステップで算出された上記余白距離がいずれも0より大きいことを条件として、シート上における上記対象画像の記録位置を上記第1位置から上記第2位置に変更する画像移動ステップと、
    上記対象画像をシートに記録させる画像記録指示の入力を受け付ける第2受付ステップと、
    上記画像移動ステップで上記対象画像の記録位置が変更され且つ上記第2受付ステップで上記画像記録指示の入力が受け付けられたことを条件として、シート上の上記第2位置に上記対象画像を記録する記録ステップと、を上記コンピュータに実行させ、
    上記対象画像は、複数の上記罫線を含んでおり、
    上記算出ステップにおいて、複数の上記罫線それぞれを上記センタラインに一致させた場合の上記余白距離を算出し、
    上記画像移動ステップにおいて、複数の上記罫線のうち、上記算出ステップで算出された余白距離の差が最小となる上記罫線を上記センタラインに一致させる画像処理プログラム。



















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