JP6260142B2 - 液体噴射ヘッドの製造方法 - Google Patents

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本発明は液体噴射ヘッドの製造方法に関し、特に相対向する接着面の形状が異なる二つの部材を加圧接合する場合に適用して有用なものである。
液体噴射装置として、インクジェット式記録ヘッドを搭載したインクジェット式記録装置がある(例えば特許文献1参照)。インクジェット式記録ヘッドでは、圧力発生手段により圧力発生室内のインクに圧力を作用させることにより、ノズルプレートに形成されたノズル開口を介してインク滴を吐出させている。圧力発生手段としては、薄膜型の圧電アクチュエーターを用いたもの、グリーンシートを貼付する等の方法により形成される厚膜型の圧電アクチュエーターを用いたもの、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電アクチュエーターを用いたものなどが提案されている。
圧電アクチュエーターとして圧電アクチュエーターを用いるインクジェット式記録ヘッドの一種として、一体的に接合したアクチュエーターユニットと、流路部材である連通板とを有するものがある。ここで、アクチュエーターユニットは、圧力発生室が形成されるとともに、圧力発生室に対向して薄膜型の圧電アクチュエーターが配設された流路形成基板と、前記圧電アクチュエーターを覆合して保護する保護基板とを一体的に接合してなる。また、連通板は、アクチュエーターユニットとの接合面と反対側の面に、ノズル開口が形成されたノズルプレートが貼着してあり、圧力発生室とノズル開口とを連通するノズル連通路や、インクの貯留部であるマニホールドと圧力発生室とを連通するインク供給路等が形成されている。
上述の如きアクチュエーターユニットと連通板との接合工程においては、接着材を塗布したアクチュエーターユニットと連通板との接合面を当接させて上ツールと下ツールとの間に挟み、加熱・加圧しつつ所定の接着を行なっている。
なお、インクジェットヘッドの製造工程における接合時の反りを抑制する技術を開示する先行技術として特許文献2が存在する。
特開2002−355961号公報 特開2006−321171号公報
ところで、従来技術における上述の如きアクチュエーターユニットと連通板との接合工程においてはアクチュエーターユニットの表面(上面)に上ツールの下面を当接させるとともに、連通板の表面(下面)に下ツールの上面を当接させて加圧・接着している。ここで、平面である上ツールの下面には、平面であるアクチュエーターユニットの上面の全体が当接する一方、平面である下ツールの上面には、平面である連通板の下面の全体が当接するようになっている。
ここで、アクチュエーターユニットの連通板との接合面側の平面の面積は、連通板のアクチュエーターユニットとの接合面側の平面の面積よりも小さい。この結果、連通板の前記接合面側にアクチュエーターユニットと当接しない部分が発生する。
このため、上ツールと下ツールとの間に加圧力を加えてアクチュエーターユニットと連通板とを挟持すると、連通板の反りを生起するという問題を発生する。
なお、このような問題は、インクジェット式記録ヘッドに限定されず、インク以外の液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、アクチュエーターユニットと連通板等、大きさが異なる2種類の部材を接着・接合する工程において一方の部材における反りの発生を防止し得る液体噴射ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の態様は、複数の部材を積層し、各部材同士を接着剤で接合して構成するとともに、圧力発生手段により圧力発生室内の液体に圧力を作用させることにより、ノズルプレートに形成されたノズル開口を介してインク滴を吐出させる液体噴射ヘッドの製造方法であって、接合面側の面の形状が相対的に小さい第1の部材と、前記面の形状が相対的に大きい第2の部材とを接着剤を介して当接させた状態で、前記第1の部材に当接する一方のツールと前記第2の部材に当接する他方のツールとの間で挟持して加圧・接合する接合工程を有するとともに、前記接合工程における前記ツールは、前記他方のツールの前記第2の部材に対する当接面が、前記第1の部材の接合面側の外形形状と同一となるように形成されているものを用いることを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法にある。
本態様によれば、加圧・接合時に、一方および他方のツールで第1および第2の部材を挟持することに伴う押圧力を、他方のツールが受ける際、他方のツールの押圧面は、第1の部材の接合面と同形状であるので、第2の部材の接合面側の面のうち、第1の部材が当接する領域以外の領域には、このときの押圧力が作用することはない。すなわち、第1の部材が第2の部材よりも小さい形状であることに起因して第2の部材に反りを与える力を除去することができる。この結果、当該加圧・接合工程における第2の部材における反りの発生を未然に防止して、第1の部材と第2の部材の良好な接合を行なうことができる。
ここで、液体が充填される圧力発生室や、該圧力発生室の前記液体に圧力を作用させる圧力発生手段を有するアクチュエーターユニットを第1の部材とし、前記圧力発生室と前記ノズル開口とを連通するノズル連通路や、液体の貯留部であるマニホールドと前記圧力発生室とを連通する液体供給路が形成されている連通板を第2の部材とした場合に良好に適用し得る。アクチュエーターユニットと連通板とは、加圧・接合して製造されるが、一般にアクチュエーターユニットの形状よりも連通板の形状が大きいからである。
さらに、前記ツールは、加熱・加圧接合するものであり、しかも加熱・加圧接合時における前記アクチュエーターユニットと、前記連通板との膨張量が揃うように、下記式(1)の関係が成立するように構成するのが望ましい。
αa×Th=αr×Tl ・・・(1)
ただし、αa:第1の部材(アクチュエーターユニット)の線膨張係数
αr:第2の部材(連通板)の線膨張係数
Th:一方のツールの温度
Tl:他方のツールの温度
上記式(1)の条件を満足する場合は、第1の部材(アクチュエーターユニット)と第2の部材(連通板)との熱膨張量が同じになり、この点でも第2の部材の反りを良好に抑制することができるからである。
本発明の実施の形態により製造される記録ヘッドの分解斜視図である。 本発明の実施の形態により製造される記録ヘッドの断面図である。 本発明の実施の形態における加熱接合工程の態様を示す説明図である。 従来技術における加熱接合工程の態様を示す説明図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図、図2はその横断面図である。両図に示すように、本実施形態の液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドIは、ヘッド本体11およびケース部材40等の複数の部材を備え、これら複数の部材が積層されて接着剤によって接合されている。本実施形態では、ヘッド本体11は、流路形成基板10と、連通板15と、ノズルプレート20と、保護基板30と、コンプライアンス基板45と、を具備する。
ヘッド本体11を構成する流路形成基板10は、本実施形態では、シリコン単結晶基板からなり、当該流路形成基板10には、複数の圧力発生室12が同じ色のインクを吐出する複数のノズル開口21が並設される方向に沿って並設されている(以下、この方向を第1の方向Xと称する)。
また、流路形成基板10には、圧力発生室12が第1の方向Xに並設された列が複数列、本実施形態では、2列設けられている。この圧力発生室12が第1の方向Xに沿って形成された圧力発生室12の列が複数列設された列設方向を、第2の方向Yと称する。流路形成基板10の一方の面には圧力発生室12の一方の開口を封止するように振動板51が接着剤で貼着されている。
一方、流路形成基板10に貼着された振動板51の絶縁体膜上には、第1電極60と圧電体層70と第2電極80とからなる圧電アクチュエーター(圧力発生手段)300が設けられている。本実施形態では、第1電極60が複数の圧電アクチュエーター300に共通する共通電極として機能し、第2電極80が各圧電アクチュエーター300で独立する個別電極として機能する。
また、第2電極80には、リード電極90の一端がそれぞれ接続されている。リード電極90の他端には、駆動回路120が設けられた配線基板121が接続されている。
流路形成基板10の圧電アクチュエーター300側の面には、流路形成基板10と略同じ大きさを有する保護基板30が接合されている。保護基板30は、圧電アクチュエーター300を保護するための空間である保持部31を有する。
かくして、圧力発生室12が形成されるとともに、圧力発生室12に対向して薄膜型の圧電アクチュエーター300が配設された流路形成基板10と、圧電アクチュエーター300を覆合して保護する保護基板30とを一体的に接合してなるアクチュエーターユニットAが形成されている。このアクチュエーターユニットAが本実施形態における第1の部材となる。
アクチュエーターユニットAと加圧・接合される本形態における第2の部材である連通板15は、アクチュエーターユニットAよりも大きな形状の部材であり、流路形成基板10のノズルプレート20側(振動板51とは反対側)でアクチュエーターユニットAに接合されている。連通板15には、各圧力発生室12に連通する複数のノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接合される。連通板15には、圧力発生室12とノズル開口21とを繋ぐノズル連通路16が設けられている。ここで、連通板15は、流路形成基板10よりも大きな面積を有し、ノズルプレート20は流路形成基板10よりも小さい面積を有する。このようにノズルプレート20の面積を比較的小さくすることでコストの削減を図ることができる。
また、連通板15には、マニホールド100の一部を構成する第1マニホールド部17と、第2マニホールド部18とが設けられている。第1マニホールド部17は、連通板15を厚さ方向(連通板15と流路形成基板10との積層方向)に貫通して設けられている。また、第2マニホールド部18は、連通板15を厚さ方向に貫通することなく、連通板15のノズルプレート20側に開口して設けられている。
さらに、連通板15には、圧力発生室12の第2の方向Yの一端部に連通するインク供給路19が、各圧力発生室12毎に独立して設けられている。このインク供給路19は、第2マニホールド部18と圧力発生室12とを連通する。
かかる構成のヘッド本体11には、複数の圧力発生室12に連通するマニホールド100をヘッド本体11と共に画成するケース部材40が固定されている。ケース部材40は、平面視において上述した連通板15と略同一形状を有し、保護基板30に接着剤によって固定されると共に、上述した連通板15にも接着剤によって固定されている。具体的には、ケース部材40は、保護基板30側に流路形成基板10及び保護基板30が収容される深さの凹部41を有する。この凹部41は、保護基板30の流路形成基板10に接合された面よりも広い開口面積を有する。そして、凹部41に流路形成基板10等が収容された状態で凹部41のノズルプレート20側の開口面が連通板15によって封止されている。これにより、流路形成基板10の外周部には、ケース部材40とヘッド本体11とによって第3マニホールド部42が画成されている。そして、連通板15に設けられた第1マニホールド部17および第2マニホールド部18と、ケース部材40と流路形成基板10とによって画成された第3マニホールド部42とによって本実施形態のマニホールド100が形成されている。
なお、保護基板30の材料は、保護基板30が接着される流路形成基板10と線膨張係数が同等の材料が好ましく、本実施形態では、シリコン単結晶基板を用いた。
連通板15の第1マニホールド部17及び第2マニホールド部18が開口する液体噴射面20a側の面には、コンプライアンス基板45が設けられている。このコンプライアンス基板45が、第1マニホールド部17と第2マニホールド部18の液体噴射面20a側の開口を封止している。
このようなコンプライアンス基板45は、本実施形態では、封止膜46と、固定基板47と、を具備する。封止膜46は、可撓性を有する薄膜(例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)やステンレス鋼(SUS)等により形成された厚さが20μm以下の薄膜)からなり、固定基板47は、ステンレス鋼(SUS)等の金属等の硬質の材料で形成される。この固定基板47のマニホールド100に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部48となっているため、マニホールド100の一方面は可撓性を有する封止膜46のみで封止された可撓部であるコンプライアンス部49となっている。
なお、ケース部材40には、マニホールド100に連通して各マニホールド100にインクを供給するための導入路44が設けられている。また、ケース部材40には、保護基板30の貫通孔32に連通して配線基板121が挿通される接続口43が設けられている。
このような構成のインクジェット式記録ヘッドIでは、インクを吐出する際に、インクカートリッジ等のインク貯留手段から導入路44を介してインクを取り込み、マニホールド100からノズル開口21に至るまで流路内部をインクで満たす。その後、駆動回路120からの信号に従い、圧力発生室12に対応する各圧電アクチュエーター300に電圧を印加することにより、圧電アクチュエーター300と共に振動板51を撓み変形させる。これにより、圧力発生室12内の圧力が高まり所定のノズル開口21からインク滴が吐出される。
このようなインクジェット式記録ヘッドIの流路部材を構成する積層された基板は、互いに接着剤を介して加圧・接合されている。特に、本形態ではヒートツールを用いて加熱も行なっている。
ここで、上述の如きインクジェット式記録ヘッドIにおけるアクチュエーターユニットAと連通板15とを対象とする、ヒートツールを用いた、実施の形態に係る加熱・加圧接合工程を説明する。
図3は本実施の形態における加熱・加圧接合工程の態様を示す説明図である。同図に示すように、接合面側の面の形状が相対的に小さい第1の部材であるアクチュエーターユニットAと、接合面の形状が相対的に大きい第2の部材である連通板15とを接着剤を介して当接させた状態で、アクチュエーターユニットAと連通板15とを、一対のヒートツール200の一方のヒートツール200Aと他方のヒートツール200Bとの間で挟持する。ここで、当該接合工程におけるヒートツール200は、他方のヒートツール200Bの連通板15に対する当接面が、アクチュエーターユニットAの接合面側の外形形状と同一となるように形成されている。すなわち、他方のヒートツール200Bにおいて、連通板15に対する当接面を形成する部分は、凸部200B1となって、凸部200B1の、幅W2の上面がアクチュエーターユニットAの幅W1(=W2)の接合面と同一形状となっている。
この結果、本形態によれば、加熱・加圧接合時に、一方および他方のヒートツール200A,200BでアクチュエーターユニットAおよび連通板15を挟持することに伴う押圧力を、連通板15が受ける際、他方のヒートツール200Bの押圧面は、アクチュエーターユニットAの接合面と同形状であるので、連通板15の接合面側の面のうち、アクチュエーターユニットAが当接する領域以外の領域には、このときの押圧力が作用することはない。すなわち、アクチュエーターユニットAが連通板15よりも小さい形状であることに起因して連通板15に反りを与える力を除去することができる。
したがって、当該加熱・加圧接合工程における連通板15における反りの発生を未然に防止して、アクチュエーターユニットAと連通板15の良好な接合を行なうことができる。
ここで、図3における図示は省略するが、ヒートツール200Bの連通板15を載置する面には、ノズル連通路16の位置に合わせて凹部が設けられており、アクチュエーターユニットAと連通板15の接合面の接着剤がノズル連通路16をつたって流れてきても該凹部に逃がせる構造としている。
さらに、ヒートツール200は、加熱・圧着時におけるアクチュエーターユニットAと、連通板15との膨張量が揃うように、下記式(2)の関係が成立するように構成するのが望ましい。
αa×Th=αr×Tl ・・・(2)
ただし、αa:第1の部材(アクチュエーターユニット)の線膨張係数
αr:第2の部材(連通板)の線膨張係数
Th:一方のツールの温度
Tl:他方のツールの温度
上記式(2)の条件を満足する場合は、第1の部材(アクチュエーターユニット)と第2の部材(連通板)との熱膨張量が同じになり、この点でも第2の部材の反りを良好に抑制することができる。
図4は従来技術における加熱・加圧接合工程の態様を示す説明図である。同図に示すように、従来におけるヒートツール201は、アクチュエーターユニットAに当接される一方のヒートツール201Aと連通板15に当接される他方のヒートツール201Bは、何れも平板状の部材で形成していた。
したがって、一方および他方のヒートツール201A,201Bの間にアクチュエーターユニットAと連通板15とを挟持した場合には、アクチュエーターユニットAの接合面側の形状と連通板15の接合面側の形状の違い(アクチュエーターユニットAの接合面側の外形形状が連通板15の接合面側の外形形状よりも小さい)に起因して、図中に点線で示すように、他方のヒートツール201Bが反り、それに伴い連通板15に反りが発生する。
これに対し上述の如き本発明の実施の形態によれば、連通板15における反りの発生を良好に防止することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明の基本的な構成は上述したものに限定されるものではない。接合面側の面の形状が相対的に小さい第1の部材(前記実施の形態のアクチュエーターユニットA)と、前記面の形状が相対的に大きい第2の部材(前記実施の形態の連通板15)とを接合する工程を必要とする製造工程を有する場合であれば、他の形式の液体噴射ヘッドにも適用し得る。接合面側の面の形状が相対的に小さい第1の部材と、前記面の形状が相対的に大きい第2の部材とを接合する工程を有する製造工程を有する液体噴射ヘッドの製造方法であれば、同様に適用し得る。例えば、グリーンシートを貼付する等の方法により形成される厚膜型の圧電アクチュエーターを用いたもの、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電アクチュエーターを用いたもの等に、同様に適用でき、同様の作用効果を発揮させることができる。
I インクジェット式記録ヘッド、 A アクチュエーターユニット、 10 流路形成基板、 11 ヘッド本体、 12 圧力発生室、 15 連通板、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 30 保護基板、 40 ケース部材、 51 振動板、 200 ヒートツール、 300 圧電アクチュエーター

Claims (3)

  1. 複数の部材を積層し、各部材同士を接着剤で接合して構成するとともに、圧力発生手段により圧力発生室内の液体に圧力を作用させることにより、ノズルプレートに形成されたノズル開口を介してインク滴を吐出させる液体噴射ヘッドの製造方法であって、
    接合面側の面の形状が相対的に小さい第1の部材と、前記面の形状が相対的に大きい第2の部材とを接着剤を介して当接させた状態で、前記第1の部材に当接する一方のツールと前記第2の部材に当接する他方のツールとの間で挟持して加圧・接合する接合工程を有し、
    前記ツールは、加熱・加圧接合するものであり、加熱・加圧接合時における前記第1の部材と、前記第2の部材との膨張量が揃うように、下記式(1)の関係が成立するようにしたことを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。
    αa×Th=αr×Tl ・・・(1)
    ただし、αa:第1の部材の線膨張係数
    αr:第2の部材の線膨張係数
    Th:一方のツールの温度
    Tl:他方のツールの温度
  2. 前記接合工程における前記ツールは、前記他方のツールの前記第2の部材に対する当接面が、前記第1の部材の接合面側の外形形状と同一となるように形成されているものを用いることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  3. 前記第1の部材は、液体が充填される圧力発生室や、該圧力発生室の前記液体に圧力を作用させる圧力発生手段を有するアクチュエーターユニットであり、
    前記第2の部材は、前記圧力発生室と前記ノズル開口とを連通するノズル連通路や、液体の貯留部であるマニホールドと前記圧力発生室とを連通する液体供給路が形成されている連通板であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
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