JP6260036B1 - 靴下 - Google Patents

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朋子 三輪
朋子 三輪
紀昌 宮元
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Abstract

【課題】足指を良好に接地して姿勢良く歩けるように補助する靴下を提供する。【解決手段】 靴下1について、人の各足指の付け根裏側にある関節線6から指球中心7までの間若しくは前記間接線6の位置に、足側へ凸となって足裏を刺激する四指用凸状刺激部31および小指用凸状刺激部33を備え、前記四指用凸状刺激部31および小指用凸状刺激部33は、親指、人差し指、中指、薬指、および小指の全ての前記関節線6と指球中心7の間を刺激する構成である。【選択図】図3

Description

この発明は、人が足に履く靴下に関する。
従来、様々な機能性のある靴下が提案されている。
例えば、スポーツ活動時に使用するための靴下が提案されている(特許文献1参照)。この靴下は、踏み領域にクッションが設けられており、このクッションにより、もともと備わっている足の脂肪クッションが支援されるとされている。
また、足指の付根付近の指裏部分に厚肉部を設けた靴下も提案されている(特許文献2参照)。この靴下は、足指の付け根が肉厚部を介して設置でき、足指によって良好に踏ん張ることができるとされている。
しかしながら、さらに効果的な靴下が望まれていた。
特表2007−506869号公報 特開2015−212439号公報
この発明は、上述の問題に鑑みて、足指を良好に接地して姿勢良く歩けるように補助する靴下を提供し、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
この発明は、人の各足指の付け根裏側にある関節線から指球の中心位置までの間に、足側へ凸となって足裏を刺激する凸状刺激部を備え、前記凸状刺激部は、前記関節線より前記足指側には存在せず、親指、人差し指、中指、薬指、および小指の全ての前記関節線と指球中心の間を刺激する構成であり、前記親指、前記人差し指、前記中指、および前記薬指に対応して全てを繋ぐように親指部の中心より外側から薬指部の中心より外側まで直線または湾曲による一連のライン状に形成された四指用凸状刺激部と、前記ほぼ横並びの四指用凸状刺激部よりも土踏まず側へ下げて配置された前記小指に対応する小指用凸状刺激部を有する靴下であることを特徴とする。
この発明により、足指を良好に接地して姿勢良く歩けるように補助する靴下を提供できる。
靴下の右側面図。 靴下を平面側から見た一部断面図。 靴下を底面側からみた底面図。 靴下の右側面断面図。
本発明の発明者は、現代人に多い浮指の症状を改善するために、鋭意研究を行った。この浮指は、足が接地したときに指が浮いている状態を言い、本来、立った状態で足指、指球、踵の3点で体重を支えるべきところを、指球と踵の2点で支えてしまっている状態を指す。この浮指は、姿勢が悪くなる原因となる等、様々な問題を引き起こす。
発明者は、浮指を防止するために、指裏やその近辺を刺激して指が自然に接地するように考えた。また、その足指を適切に接地させるために、足指を広げた状態にしておくことが望ましいことも発見した。そして、靴下によって浮指を改善するべく、足指の裏若しくは足裏に刺激与える突起部分を設けことや、足がアーチを描くようにするために足の周囲を弾性のある素材で絞るように押圧すること等を考えた。なお、この明細書において、弾性とは、伸縮に必要な力の強さの程度を表しており、弾性が強ければ、伸ばすのに強い力が必要であり、かつ、縮もうとする力を強いことを指す。
ここで、上述した文献1のように足が接地する部分にクッション性を持たせてしまうと、人の特性として、そのクッション部分を接地させるように歩く、言い換えれば、そのクッション部分を地面に強く当てるように着地させることが生じてくる。しかしながら、そのような歩き方は望ましくない。
また、上述した文献2のように、足指の付け根部分に肉厚部を設けると、形状は足指の付け根部分が肉厚部を介して接地するようになるかもしれないが、足指をしっかり地面につけて踏ん張るようになるわけではなかった。つまり、形式的に足指が肉圧部を介して接地しているだけであり、足指がしっかり地面を掴むように機能するわけではない。
このようなことを鋭意研究する過程で理解し、足指の付け根の関節線より肉球側で肉球にまで到達しない位置で足裏に刺激を与えると、人間の条件反射で足指が自然に広がることを理解して、そのような刺激を付与できる靴下を発明した。
また、足指を広げるためには、足の周囲を締め付けてアーチを描かすことが有効であり、このように足の周囲を締め付けつつも、クッション性を与えないことで、不要な癖のある歩き方を抑えることも発明した。
以下、これらの要素をすべて加えたこの発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は、人が履いた状態の靴下1の右側面図を示し、図2は踝付近で横断した靴下1の平面図を180度回転させた図を示し、図3は、人が履いた状態の靴下1の底面図を90度左へ倒した状態の図を示し、図4は縦断した靴下1の右側面断面図を示す。
図1に示すように、靴下1は、開口されているリング状の縁部2と、この縁部2から繋がる足首部3と、足首部3の下方背面から底面に繋がる踵部9と、足首部3の正面側と踵部9から繋がる足先部4と、足先部4の先に繋がる足指部5とを有している。
靴下1の全体は、適宜の編み方で編まれた編み物で形成されている。
靴下1の踵部9と足首部3との間の後方部分には、左右の踝Kからアキレス腱のある後方中央にかけて、転倒防止用密着部20が設けられている。この転倒防止用密着部20の幅L11(図1の上下幅)は、人が履いた状態で1.5cm〜5cmとなるように形成することができ、2cm〜4cmとなるように形成することが好ましく、この実施例では好適な2.5cm程度となるように形成されている。転倒防止用密着部20から接地面までの高さL12は、接地面から踝Kの高さまでより前記幅L11の半分程度低い高さとなっている。
図2に示すように、転倒防止用密着部20は、内踝K1から後方へ続く内側弱弾性部21と、そこからさらに後方のアキレス腱付近まで続く内側強弾性部22と、そこから続くアキレス腱の裏部分のアキレス腱解放部23と、アキレス腱解放部23から外踝K2へ向かって途中まで続く外側強弾性部24と、そこからさらに外踝K2に続く外側弱弾性部25を有している。内側弱弾性部21から外側弱弾性部25までの前方には、靴下1全体の素材および編み方と同じ素材で同じ編み方に編まれた通常編み部29が設けられている。
内側弱弾性部21(および外側弱弾性部25)は、周方向の一端が内踝K1(および外踝K2)にかかるように形成され、この一端から内側強弾性部22(および外側強弾性部24)に接続される他端までの長さL51(および長さL55)が、内踝K1(および外踝K2)の中心からアキレス腱の中心までの距離の半分以下に形成されている。この長さL51(および長さL55)は、人が履いた状態で2cm〜4cm程度となるように形成することができ、2.5cm〜3.5cm程度となるように形成することが好ましく、この実施例では好適な3cm程度となるように形成されている。この内側弱弾性部21(および外側弱弾性部25)は、幅方向(図1の上下方向)に伸びるリブが周方向(図1の左右方向)に並んでいる形状で、かつ、靴下1の全体を構成する通常編み部29よりも周方向の弾性が少し強い(伸ばすために少し強い力が必要で縮もうとする力も少し強い)編み方又は/及び素材により構成されている。
内側強弾性部22(および外側強弾性部24)は、周方向の一端が内側弱弾性部21(および外側弱弾性部25)に接続され、この一端からアキレス腱解放部23に接続される他端までの長さL52(および長さL54)が、内踝K1(および外踝K2)の中心からアキレス腱の中心までの距離の四分の一以上に形成され、好ましくは三分の一以上に形成されている。この長さL52(および長さL54)は、人が履いた状態で1.5cm〜4cm程度となるように形成することができ、2cm〜3.5cm程度となるように形成することが好ましく、この実施例では好適な2.5cm程度となるように形成されている。この内側強弾性部22(および外側強弾性部24)は、この内側弱弾性部21(および外側弱弾性部25)は、幅方向(図1の上下方向)に伸びるリブ(内側弱弾性部21および外側弱弾性部25よりも凹凸の強いリブ)が周方向(図1の左右方向)に並んでいる形状で、かつ、内側弱弾性部21(および外側弱弾性部25)よりもさらに周方向の弾性が強い(伸ばすために強い力が必要で縮もうとする力も強い)編み方又は/及び素材により構成されている。
アキレス腱解放部23は、内側強弾性部22と外側強弾性部24の間に設けられている。このアキレス腱解放部23は、内側強弾性部22および外側強弾性部24よりも弾性が弱く(伸ばすために必要な力が弱くてすみ、縮もうとする力も弱い)形成されている。内側強弾性部22に接続されるアキレス腱解放部23の一端から、外側強弾性部24に接続されるアキレス腱解放部23の他端までの長さL53は、人が履いた状態で0.5cm〜3cm程度となる長さに形成することができ、1.0〜2.5cm程度となる長さに形成することが好ましく、この実施例では好適な1.5cm程度に形成されている。
この構成により、転倒防止用密着部20は、内側弱弾性部21と外側弱弾性部25が、その外周に比べて弾性の度合いが強く(伸ばすのに強い力が必要で縮む力も強い)、かつ、アキレス腱の裏に対応するアキレス腱解放部23や通常編み部29の弾性の度合いを低く(呼ばすのに必要な力が弱く縮む力も弱い)することができる。これにり、内踝K1(および外踝K2)からアキレス腱のある部位までの間に存在する内側弱弾性部21(および外側弱弾性部25)を、人の足の表面にできるだけ接触させることができる。
すなわち、一般的な靴下は、踝からアキレス腱までの間で人の足の表面から靴下素材が浮いて接触しないことが多い。これに対して、内踝K1(および外踝K2)からアキレス腱のある部位までの間に存在する内側弱弾性部21と内側強弾性部22(および外側強弾性部24と外側弱弾性部25)を、人の足の表面にできるだけ接触させることで、該当部位を刺激でき、足が内向きに傾いた状態で接地させて転倒や足をぐねるといったことを防止することができる。つまり、一般に、足の内側が持ち上がって足の外側を接地させるように歩いてしまい、足をぐねる、あるいは転倒するといったことが生じやすい。これに対して、内踝K1(および外踝K2)からアキレス腱のある部位までの間部分について、体表面から離れている一般の靴下と異なり、この靴下1であれば体表面にできるだけ接触させることができる。特に、外踝K2の下側やや後方に存在する踵腓靭帯を外側強弾性部24および外側弱弾性部25により押さえて刺激することができ、これによって自然に足の小指側を普段より上げる方向へ変化させることができ、ぐねることや転倒をしっかり防止できる。
足先部4は、土踏まず部分8を含めて一定幅で上下左右の一周をぐるりと囲む土踏まず締め付け部37が設けられている。土踏まず締め付け部37の幅L6(図3参照,図3の左右方向)は、人が履いた状態で3cm〜7cm程度となるように形成することができ、4cm〜6cm程度となるように形成することが好ましく、この実施例では好適な5cm程度となるように形成されている。
この土踏まず締め付け部37は、幅方向(図1の左右方向)に伸びるリブが周方向(図1の上下方向および奥行方向)に並んでいる形状で、かつ、靴下1の全体を構成する通常編み部29(図2参照)よりも周方向の弾性が少し強い(伸ばすために少し強い力が必要で縮もうとする力も少し強い)編み方又は/及び素材により構成されている。
この弾性により、土踏まず締め付け部37は、骨のある足の甲へ向かって土踏まずを含む足裏を持ち上げるように締め付ける。このような締め付けにより、靴下1の土踏まず締め付け部37は、履いている人の足先に対して、足の指球中心7から踵部9にかけて前後両端が下がり中央が上がる湾曲したアーチを作るように補助することができる。これにより、下方へ下がる指球中心7のさらに先にある足指部5に対して、下方へ向かって接地するように補助することができる。
また、足先部4は、指球中心7を端部として土踏まず側に一定幅で上下左右の一周をぐるりと囲む左右締め付け部35が設けられている。左右締め付け部35の幅L4(図3参照,図3の左右方向)は、人が履いた状態で0.5cm〜3cm程度となるように形成することができ、1cm〜2cm程度となるように形成することが好ましく、この実施例では好適な1.5cm程度となるように形成されている。
この左右締め付け部35は、上面側(足の甲側)で、親指の中心程度の位置から小指の中心程度の位置までの範囲の左右強締め付け部35aと、それ以外の範囲(足裏を含む)の左右弱締め付け部35bにより構成されている。
左右弱締め付け部35bは、幅方向(図1の左右方向)に伸びるリブが周方向(図1の上下方向および奥行方向)に並んでいる形状で、かつ、靴下1の全体を構成する通常編み部29(図2参照)よりも周方向の弾性が少し強い(伸ばすために少し強い力が必要で縮もうとする力も少し強い)編み方又は/及び素材により構成されている。
左右強締め付け部35aは、幅方向(図1の左右方向)に伸びるリブ(左右弱締め付け部35bよりも凹凸の強いリブ)が周方向(図1の上下方向および奥行方向)に並んでいる形状で、かつ、左右弱締め付け部35bよりも周方向の弾性がさらに強い(伸ばすためにさらに強い力が必要で縮もうとする力もさらに強い)編み方又は/及び素材により構成されている。
この弾性により、左右締め付け部35は、足の第一中足骨の足指側と第五中足骨の足指側を下方で内へ寄せるように締め付ける。このような締め付けにより、靴下1の左右締め付け部35は、履いている人の足先部分に対して、足の左右方向の両端が下がり中央が上がるように湾曲するアーチを作るように補助することができる。これにより、第一中足骨の先にある親指および第五中足骨の先にある小指を、左右外側でかつ下方に向かって広げるように補助することができる。
また、この左右締め付け部35は、その周囲とクッション性があまり変わらないかそれより低いように編み込まれている。これにより、左右締め付け部35は、靴下1を履く人が指球(特に母指球)を地面に衝突させるように歩くようになることを防止できる。すなわち、指球(特に母指球)のクッション性が高いと、それを履く人が無意識にそのクッション部分を地面に当てるように歩くようになる。そのようになると、浮指が進行するか、浮指でなかった人が浮指になる可能性が出てくる。これに対して、指球部のクッション性を高めない(抑える)ことにより、指球を地面に当てるような歩き方とならずに、適切な接地状態および歩き方を促すことができる。
図3に示すように、靴下1の底部には、親指部5a、人差し指部5b、中指部5c、および薬指部5dに対応する四指用凸状刺激部31と、小指部5eに対応する小指用凸状刺激部33により構成される凸状刺激部30が設けられている。この凸状刺激部30は、パイルクッション等の適宜のクッション性のある素材により形成されている。これにより、足裏に接触しやすくして刺激を与えやすくすると共に、歩行時等に踏まれても違和感が出にくいようにしている。
親指部5a、人差し指部5b、中指部5c、および薬指部5dは、いずれも、幅よりも長さの方が長く形成されており、特に、人差し指部5bは、基部から先端までの長さが親指部5aと同じ長さに形成されている。これにより、人によって人差し指の長さがまちまちであり、親指より人差し指が長い人であっても、人差し指にのみ過度に窮屈な状態を避けることができ、各指を自由な状態にできる。
また、親指部5a、人差し指部5b、中指部5c、および薬指部5dの付け根部分は、いずれもほぼ横並びに構成されているが、小指部5eと薬指部5dの間である小指部5eの付け根部分のみ、土踏まず側へ大きく下げて配置している。これにより、親指をしっかり親指部5aに通し、かつ、小指をしっかり小指部5eに通しつつ、他の指も窮屈ではない状況で人差し指部5b、中指部5c、および薬指部5dに通して快適に利用できるように構成されている。
四指用凸状刺激部31は、親指部5aの付け根の関節線6a(人の親指の付け根にある関節の線)、人差し指部5bの付け根の関節線6b(人の人差し指の付け根にある関節の線)、中指部5cの付け根の関節線6c(人の中指の付け根にある関節の線)、および薬指部5dの付け根の関節線6d(人の薬指の付け根にある関節の線)の位置である関節線位置P1から、足の指球中心7の位置である指球中心位置P2(母子球の中心の位置)までの間に設けられている。この実施例では、四指用凸状刺激部31は、関節線位置P1と指球中心位置P2の中心位置よりも関節線位置P1側に設けられている。詳述すると、四指用凸状刺激部31は、間接線6a,6b,6c,6dの位置に設けられるか、もしくは、間接線6a,6b,6c,6dの位置である関節線位置P1から四指用凸状刺激部31の中心位置までの距離L2が、四指用凸状刺激部31の中心位置から指球中心位置P2までの距離L3より短くなる位置に設けることができ、距離L3の二分の一以下となる位置に設けることが好ましく、距離L3の三分の一以下となる位置に設けることがより好ましく、この実施例では好適な距離L3の四分の一程度の位置に設けられている。
また、四指用凸状刺激部31の長さは、親指部5aの中心より外側(図3の上側)、すなわち親指部5aのほぼ全体をカバーできる位置から、薬指部5dの中心より外側(図3の下側)、すなわち薬指部5dのほぼ全体をカバーできる位置までの長さに形成されている。
小指用凸状刺激部33は、小指部5eの付け根にある関節線6e(人の小指にある付け根の関節の線)の位置である関節線位置P3から、足の指球中心7の位置である指球中心位置P2(母子球の中心の位置)までの間(若しくは小指球の中心までの間)に設けられている。この位置は、小指部5eの付け根部分よりも土踏まず側であり、小指部5eの付け根部分よりも指先側にある四指用凸状刺激部31とは明確に異なる位置となっている。この小指用凸状刺激部33は、間接線6eの位置に設けられるか、もしくは、間接線6eの位置である関節線位置P3から、指球中心位置P2までの間に設けられることが好ましい。
四指用凸状刺激部31の足裏縦方向(図3の左右方向)の位置から小指用凸状刺激部33の足裏縦方向の位置までの距離L9は、0.5cm〜1.5cmとすることができ、この実施例では好適な1cm程度に形成されている。
四指用凸状刺激部31および小指用凸状刺激部33の幅(図3の左右方向)は、人が履いた状態で0.1cm〜1.5cmとなる幅にすることができ、0.2cm〜1.0cmとなる幅にすることが好ましく、この実施例では好適な0.8cm程度に形成されている。
四指用凸状刺激部31および小指用凸状刺激部33の厚さは、図4の断面図に示すように、周囲の厚さ(通常編み部29の厚さ)よりも厚くして内側(足側)に凸となるように構成されており、0.1cm〜0.5cmとすることが好ましく、この実施例では好適な0.3cm程度に形成されている。
この構成により、凸状刺激部30は、関節線6(6a,6b,6c,6d,6e)のある足指の付け根から肉球の間で足裏を刺激する。このため、この靴下1を履いた人は、身体の条件反射によって自然と足指部5が曲がり、足指部5が地面に接地するようになる。特に、凸状刺激部30は、指球中心7から足指部5側へ外れているため、接地面と足の間で体重がかかる部分には存在せず、履いている人にとって違和感のない良好な履き心地を提供するとともに、凸状刺激部30をクッションのようにして凸状刺激部30を地面に当てるように歩くようになることを防止できる。
また、凸状刺激部30は、四指用凸状刺激部31と小指用凸状刺激部33で異なる位置に設けられているため、四指用凸状刺激部31により親指部5a、人差し指部5b、中指部5c、および薬指部5dをしっかりと曲げさせ、小指用凸状刺激部33により小指部5eをしっかりと曲げさせることができる。もし仮に小指用凸状刺激部33が足裏の縦方向における四指用凸状刺激部31と同じ位置にあれば、小指部5eの裏に接触してしまい、十分な機能を発揮できない。これに対して、靴下1は、小指部5eに対応する小指用凸状刺激部33の位置のみ異ならせたため、小指部5eにも適切な刺激をあたえてしっかりと曲げさせることができ、浮指の防止や改善に役立てることができる。
また、小指用凸状刺激部33は、薬指部5dの対応位置にかかるくらい長く形成されているため、小指部5eを確実かつ良好に刺激でき曲げさせることができる。この小指用凸状刺激部33が薬指部5d対応部分にかかっていたとしても、薬指部5dは四指用凸状刺激部31により曲げられるために問題が無い。
また、上述した左右締め付け部35により足先に対して左右方向にアーチを作るように補助されるため、これによりしっかりと開いた足指部5を凸状刺激部30により接地させるように曲げることができ、より効果的に浮指の防止や改善に役立てることができる。
さらに、上述した土踏まず締め付け部37により足先の前後方向のアーチを作ることで、足指部5の先が自然に接地方向に向くように補助されるため、さらに効果的に浮指の防止や改善に役立てることができる。
なお、靴下1全体を構成する通常編み部29は、適宜の弾性素材を用いて構成されることが望ましく、弾性が強い編み方又は/及び素材により構成されている部位は、必要な弾性の強さに応じて、より強い弾性力を持つゴム糸を挿入した素材により形成されている。
また、本願発明と実施形態の対応において、
第一列部は、四指用凸状刺激部31に対応し、
第二列部は、小指用凸状刺激部33に対応するが、この発明は本実施形態に限られず他の様々な実施形態とすることができる。
例えば、この実施形態では四指用凸状刺激部31と小指用凸状刺激部33を離間させて別々に備えた二段構成としたが、手縫い等で湾曲させて配置して図示された四指用凸状刺激部31と小指用凸状刺激部33の間も続けて同じ凸状刺激部を設けてもよい。この場合も、同じように機能を発揮することができる。
また、靴下1を編み物として構成したが、織物として構成してもよい。
また、靴下1は、一般的な長さの靴下(ショートソックス)としたが、これに限らず、足の甲が見えるカバーソックス、スニーカー丈の足袋ソックス、脛部分まで長いハイソックス、膝上まであるニーハイソックス、及びタイツなど、様々な靴下に利用することができる。この場合、カバーソックスであれば、少なくとも凸状刺激部30を備える構成とすることができ、足袋ソックスであれば、少なくとも凸状刺激部30と左右締め付け部35と土踏まず締め付け部37を備える構成とすれば良い。この場合も備えた機能部の機能を発揮させることができる。
この発明は、靴下を製造販売する産業、および靴下を利用して健康を増進する産業に利用することができる。
1…靴下
6,6a,6b,6c,6d,6e…関節線
7…指球中心
31…四指用凸状刺激部
33…小指用凸状刺激部
35…左右締め付け部
37…土踏まず締め付け部

Claims (4)

  1. 人の各足指の付け根裏側にある関節線から指球の中心位置までの間に、足側へ凸となって足裏を刺激する凸状刺激部を備え
    前記凸状刺激部は、
    前記関節線より前記足指側には存在せず、親指、人差し指、中指、薬指、および小指の全ての前記関節線と指球中心の間を刺激する構成であり、
    前記親指、前記人差し指、前記中指、および前記薬指に対応して全てを繋ぐように親指部の中心より外側から薬指部の中心より外側まで直線または湾曲による一連のライン状に形成された四指用凸状刺激部と、
    前記ほぼ横並びの四指用凸状刺激部よりも土踏まず側へ下げて配置された前記小指に対応する小指用凸状刺激部を有する
    靴下。
  2. 前記凸状刺激部は、
    前記四指用凸状刺激部と前記小指用凸状刺激部を離間させて別々に備えた
    請求項1記載の靴下。
  3. 前記指球のうち母指球の中心と小指球の中心を結ぶラインよりも少なくとも土踏まず側の足周囲を締め付ける左右締め付け部を備え
    前記左右締め付け部は、足の甲側で、親指の中心程度の位置から小指の中心程度の位置までの範囲の左右強締め付け部と、それ以外の範囲の左右弱締め付け部により構成され、
    前記左右弱締め付け部は、靴下全体を構成する通常編み部よりも周方向の弾性が強く形成され、
    前記左右強締め付け部は、前記左右弱締め付け部よりも周方向の弾性がさらに強く形成された
    請求項1または2記載の靴下。
  4. 前記親指部と前記人差し指部の間の指股部は、当該親指部の付け根の関節線と当該人差し指部の付け根の関節線よりも深い位置まであり、
    前記人差し指部と前記中指部の間の指股部は、当該人差し指部の付け根の関節線の当該指股部側の位置と当該中指部の付け根の関節線の当該指股部側の位置よりも深い位置であり、
    前記中指部と前記薬指部の間の指股部は、当該中指部の付け根の関節線における当該指股部側の位置と当該薬指部の付け根の関節線の当該指股部側の位置よりも深い位置であり、
    前記薬指部と前記小指部の間の指股部は、当該中指部の付け根の関節線の当該指股部側の位置と当該薬指部の付け根の関節線の当該指股部側の位置よりも深い位置である
    請求項1、2、または3に記載の靴下。
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