JP3195854U - 履物 - Google Patents

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良和 森村
良和 森村
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株式会社いきいき堂
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【課題】日常生活の中で通常の履物に代えて履き続けることで、偏平足や外反母趾・内反小指の有無を問わず、現代人一般に増加している骨盤後傾と猫背に起因する疾病や体調不良を予防、改善できる履物を提供する。【解決手段】ソール10とアッパー部20から成る履物1であって、ソール10は、爪先部を内側爪先部11と外側爪先部12の二股に分離する間隙13を備え、アッパー部20は、内側爪先部11と外側爪先部12の二股に分かれた爪先部を有し、内側爪先部11は足指の第一趾(拇趾)と第二趾とを収容し、外側爪先部12は第三趾から第五趾(小趾)までを収容可能とするように構成し、足骨の中足趾節関節の位置に沿って足指を下垂させる段差を有する。【選択図】図3

Description

本考案は、履物に関し、特に、歩行時において、着用者に足の五指を積極的に使うよう促すことにより、身体全体の姿勢を矯正し、以て新陳代謝を改善することのできる履物に関する。
身体の不適正な姿勢が、腰痛、肩凝り、頭痛、内臓の不調等の症状の原因となることが知られている。日常生活で靴を履いている時間が長い現代人においては、歩行時に足指をあまり使用しないという実態が、その根本的な原因の一つとなっている。
本来、活動時の人体は骨盤がやや前傾した状態が基本姿勢である。歩行時に脚で前方への推進力を得る際には、足裏の前足部、特に中足骨と趾骨とが屈曲する中足趾節関節(いわゆるMP関節)付近で体重の大半を支持し、次いで足指のすべてが接地し協調して動くことが自然である。しかし、現代人の多くは、靴により足指の動きが制約されることに馴化して歩行に足指をあまり使わなくなっており、その結果、体重が踵に掛かる傾向が生じて、骨盤が後傾しがちとなっている。
骨盤が後傾すると、大腿部の内転筋が活用されにくくなるため、必然的に両脚は内股となって、歩行時には足先が十分に上がらない「摺り足」気味になる。そのため、脹脛のヒラメ筋や太腿から臀部に渡るハムストリング筋群も有効に使われなくなる。その結果、脚部の血流が低調となり、特に女性の場合、足の「冷え」や「むくみ」といった症状の原因となるほか、高齢者の場合、膝痛、股関節痛、腰痛が出るようになる。
また、骨盤後傾によって「猫背」となり、内臓にも影響が出る。全身の筋肉は基本的に表裏一体・左右一対で動くため、背中の筋肉を使わない「猫背」では腹筋群も緩んだ状態となって内臓下垂を生じ、下腹が出てくる原因となる。さらに「猫背」の状態では、呼吸のための筋肉である横隔膜も緩んだ状態となって呼吸が常時浅くなるため、新陳代謝が低下し、様々な体調不良の原因ともなる。かかる「猫背」の弊害は、近年のスマホ等の普及により、一層低年齢化している。
骨盤後傾の問題を無理なく手軽に解決するためには、足指を積極的な使用を促すことが効果的である。図1の足骨の骨格図に示す如く、人間の足指は、第一趾(拇趾)と第二から第四趾の4つの指とでは趾骨の個数が違い、構造が異なる。そのため、第一趾とその他の指の動きは連携しにくく、特に「内股」状態では、第二趾から第四趾の動きは一体となって低調となりがちである。一方、骨盤が後傾して内股傾向にある人間の場合、体重は踵のほか、五指のうち第一趾に掛かりがちとなっており、歩行時には第一趾は活発に動くことになる。
通常の靴などの履物は5本の足指が爪先部で収束されて固定されるため、足指の動きは制約される。これに対して、特許文献1や2の如く、爪先が二股に分かれた構造を有し、足指の動きの自由度を高めた靴が提案されている。
特開平2−68001号公報 実開平6−84902号公報
しかし、これらの先行技術は、第1趾と第2趾との間で爪先が二股に分かれる構造であり、第1趾の動きの自由度は高まるものの、残りの第2趾から第5趾までの4本の指は束ねられたままである点は従前の一般的な靴と変わりはない。そのため、前述のような内股傾向は改善されず、骨盤後傾と猫背に起因する症状の改善や予防の効果はあまり期待できない。
本願考案は、先行技術のかかる問題を解決し、日常生活の中で通常の履物に代えて履き続けることで、偏平足や外反母趾・内反小指の有無を問わず、現代人一般に増加している骨盤後傾と猫背に起因する疾病や体調不良を予防、改善できる履物を提供することを課題とするものである。
前記の課題を解決するために、本願考案の請求項1に記載した履物は、ソールとアッパー部から構成され、アッパー部は内側爪先部と外側爪先部の二股に分かれた爪先部を有し、内側爪先部は足指の第一趾(拇趾)と第二趾とを収容し、外側爪先部は第三趾から第五趾(小趾)までを収容可能とするように構成したことを特徴とする。
かかる構成では、爪先部が第一趾(拇趾)と第二趾とを収容する内側爪先部と、第三趾から第五趾(小趾)までを収容する外側爪先部との二股構造としているため、内側爪先部内の第一趾とともに第二趾が積極的に動くこととなる。これにより、第三趾から第四趾も第二趾の動きにつられて活発化し、必然的に足の五指すべてを使う状態が促される。
また、内側、外側のそれぞれの爪先部により第一趾と第二趾、及び第三趾から第五趾がそれぞれ束ねられて動くため、通常の状態ではひとまとめでしか動かない第二趾から第四趾の、特に第二趾と第三趾が別々に動くこととなり、着用者に足指の一つ一つを意識するように促し、足指を積極的に使用するように仕向けることができる。
次に、請求項2に記載した考案は、請求項1に記載した履物であって、前記ソールは、爪先部を内側爪先部と外側爪先部の二股に分離する間隙を備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、従来の地下足袋と同様に、ソールの爪先部は、内側爪先部と外側爪先部が水平方向だけでなく上下方向にも独立して動かせるようになる。そのため、第2趾と第3趾を別々に動かすことが容易となり、着用者にさらに足指を積極的に動かすよう促す効果が高められる。また、屋外の歩行時も、地面の凹凸に足指が追従し易く、より接地感が高まるため、着用者が足指を意識して使いながら歩行するようになる。
次に、請求項3に記載した履物は、請求項1又は2のいずれかに記載した履物であって、
前記ソールが、足骨の中足趾節関節の位置に沿って足指を下垂させる段差を有することを特徴とする。すなわち、ソールの上面の足裏の踵から中足趾関節(いわゆるMP関節)までの面に対して中足趾関節から先の足指部の面を一段低くなるように段差を設けている。
骨盤後傾により猫背となった状態では、体重は踵に掛かりがちとなるために足指の先端は上方に反り返って浮き気味となり、これが足指があまり使われない原因となっている。これに対して、歩行時に足指先が上方に反り返えることを防ぎ、足裏が接地している際に指先も接地するようにすれば、着用者に足指をより積極的に使用するよう意識させることができる。
本考案の構成によれば、着用者が普通に履いて起立した状態で足指が段差によってやや下垂するため、足指の上方への浮き上がりを抑制し、足裏が接地している際に指先も接地するようにすることができる。
本考案に係る履物は、着用者に足指を使用させるように促すことのみによって自然に骨盤後傾を改善し、姿勢の矯正、筋力の維持、新陳代謝の向上を図る効果を有する。また、足指の第一趾と第二趾の動きを強制的に同期させることにより、五本の足指の動き全体の強調が図られて次第に足指の力が強化される。これにより、歩行時や運動時における身体の重心軸の保持能力が高まるので、特に筋力の低下した高齢者等の転倒事故の防止にも繋がるという効果が期待できる。
以下、本考案の実施形態について図を用いて説明する。図2は、本考案に係る履物の一実施形態としての地下足袋型の履物(右足用)の斜視図であり、図3は、同じ地下足袋型の履物に爪先部が二股に分かれたソールを適用したものの斜視図である。
地下足袋1は、ソール10とアッパー部20とから構成され、アッパー部20の爪先部は内側爪先部11と外側爪先部12の二股に分かれている。内側爪先部11には第1趾と第2趾を、外側爪先部12には第3趾から第5趾が収容される。図2に示す地下足袋1のソール10は通常の靴底の形状としているが、図3に示す地下足袋1のものは爪先部の形状に対応して内側爪先部11と外側爪先部12が間隙13によって二股に分離させている。
図4はソール10の平面図で、左図は段差を設けていないもの、右図は足指の中足趾節関節(いわゆるMP関節)に沿って段差14を設けたものである。図5に示す通り、一般的な靴では爪先部が窄まっているため、5本の足指は矢印の方向に束ねられる形となって動きが制約され、外反母趾や内反小趾の原因となるだけでなく、着用者は、歩行に足指をあまり使わないために、体重が踵に掛かる傾向が生じて、骨盤が後傾しがちとなる。一方、右図に示す如く、本考案に係る履物では爪先部が二股に分かれており、内側、外側のそれぞれの爪先部により第一趾と第二趾、及び第三趾から第五趾がそれぞれ束ねられて動く形となる。そのため、通常の状態ではひとまとめでしか動かない第二趾から第四趾の、特に第二趾と第三趾が別々に動くこととなり、着用者は足指の一つ一つを意識するように促されて、自然と足指を積極的に使用するようになるのである。
図6は、段差を設けていないソールを用いた場合の、図7は、足骨の中足趾節関節の位置に段差14を設けたソールを用いた場合の地下足袋1の着用時の断面図である。段差14を設けた場合は、すべての足指が常時やや下垂して指が軽く曲がった状態で指先が接地する状態となる。そのため、歩行時に足指先が上方に反り返えることが防がれるだけでなく、内側と外側の爪先部がそれぞれ独立して上下可能であるため、屋外の歩行時も、地面の凹凸に足指が追従し易く、より接地感が高まる。これにより、着用者は裸足に近い感覚で足指を意識しながら歩くことができる。
一方、図8は、本考案に係る履物の異なる実施形態としての運動靴型の履物(右足用)の斜視図である。図示したのは、アッパー部21の爪先部の形状に対応して先端が二股に分かれたソール10を備えた履物である。なお、特に運動靴型の場合、爪先が地下足袋のように二股に分かれた外観が奇異に見えて着用者が心理的な抵抗感を感じる場合もあると思われる。これに対しては、図9に示すように爪先部だけを覆うカバー22を装着しても良く、この場合は通常の運動靴と同様の外観とすることができる。
以上、本考案の実施形態について図面を参照しつつ説明したが、本考案は、必ずしも上述した構成にのみ限定されるものではなく、本考案の目的を達成し、効果を有する範囲内において、適宜変更実施することが可能なものであり、本考案の技術的思想の範囲内に属する限り、それらは本考案の技術的範囲に属する。
本考案に係る靴下は、整体治療をはじめとする医療分野において姿勢矯正やリハビリテーションに利用できるだけでなく、日常生活で通常の履物に代えて常用することにより、起立時・歩行時・運動時に自然に足指の使用を促して骨盤後傾を改善できるため、不適切な姿勢による各種疾患や体調不良の予防にも利用可能である。
足骨の骨格図である。 地下足袋型の履物(ソールは通常型)の斜視図である。 地下足袋型の履物(ソールは二股型)の斜視図である。 履物のソールの平面図である。 履物の着用時の足骨の状態を示す比較図である。 地下足袋型の履物(ソールに段差なし)の着用時の断面図である。 地下足袋型の履物(ソールに段差あり)の着用時の断面図である。 運動靴型の履物(爪先部にカバーなし)の斜視図である。 運動靴型の履物(爪先部にカバーあり)の斜視図である。
1 履物
10 ソール
11 内側爪先部
12 外側爪先部
13 間隙
14 段差
20、21 アッパー部
22 カバー

Claims (3)

  1. ソールとアッパー部から成る履物であって、アッパー部は、内側爪先部と外側爪先部の二股に分かれた爪先部を有し、内側爪先部は足指の第一趾(拇趾)と第二趾とを収容し、外側爪先部は第三趾から第五趾(小趾)までを収容可能とするように構成したことを特徴とする履物。
  2. 前記ソールは、爪先部を内側爪先部と外側爪先部の二股に分離する間隙を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の履物。
  3. 前記ソールは、足骨の中足趾節関節の位置に沿って足指を下垂させる段差を有することを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018082866A (ja) * 2016-11-23 2018-05-31 アキレス株式会社 シューズ

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