JP6258013B2 - コイル挿入装置及びステータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スタータコアのスロットにコイルを挿入するためのコイル挿入装置、及び、ステータコアのスロットにコイルが挿入されてなるステータの製造方法に関する。
ステータコアの端面から見たときコイル同士が螺旋状に重なった形態をなすステータ(以下「螺旋巻きステータ」とする)が知られている。このような螺旋巻きステータは、コイルエンドが短く、その高さが比較的均一でコンパクトな形状となるとともに、モータとしたときのトルクムラが小さく、モータの振動や騒音を低減させることができるという優れた特性を有している。
下記特許文献1には、そのような螺旋巻きステータを製造するため、ステータコアの内歯に対応して円環状に配列された複数本のブレードを有するコイル挿入治具の前記ブレードの所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が上記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、全体として螺旋状に重なり合った状態にセットするコイル巻線・セット方法及びコイル巻線・セット装置が開示されている。
そして、コイル巻線・セット装置により形成された螺旋巻きされたコイルは、以下の手順でステータコアの対応するスロットに挿入されるようになっている。
すなわち、コイル挿入治具の複数本のブレードの所定間隙に、螺旋巻きしたコイルを配置する。なお、コイル挿入治具の下方には、ブレードの間隙に入り込む歯を外周面に設けたストリッパが配置されている。
次いで、コイル挿入治具のブレード上方に、コアホルダを介してステータコアを設置すると共に、コアホルダを下降させて、ステータコアをブレードの外周に装着する。このとき、図32に示すように、ステータコア30の内歯(ティース)31の、拡径リブ36a,36aを有する先端部36が、ブレード14の外周面に形成された溝14aに嵌合するようになっている。
そして、上記状態でストリッパ20を上昇させると、ストリッパ外周の歯21が、ブレード14の間隙に配置されたコイルCを押し上げて、ステータコア30の対応するスロット32に挿入されるようになっている。
WO2012/153844号公報
上記特許文献1の装置では、コイルCを全体として螺旋状に重なり合った状態にセットするようになっているが、そのようにセットされたコイルCをステータコア30のスロット32に挿入する場合には、螺旋状に積み重なったコイルCを全スロット32に同時挿入する必要があった。
このため、コイル挿入治具のブレード14を全て固定ブレードとする必要があり、可動ブレードを用いた通常のコイル挿入の場合に比べて、ブレード14とコイルCとの間の摩擦抵抗が増大すると共に、全てのスロット32にコイルCを同時挿入することからますます挿入抵抗が大きくなるという問題があった。
また、螺旋状に重なり合った状態にセットされたコイルは、コイルの一側が隣接するコイルの下になっているので、ストリッパでコイルをスロットに挿入していくときに、上方に配置された隣接するコイルが邪魔になって、ストリッパで押し込んでも、スロットの奥方(外径側)にスムーズに入っていかない傾向があった。
このため、図32に示すように、内歯31の拡径リブ36a,36aの裏側にコイルCが滞留しやすくなり、コイルCが、内歯31の拡径リブ36a,36aの裏側の面やエッジ部分に当接して、損傷しやすくなるという問題が生じることがわかった。
したがって、本発明の目的は、コイル挿入治具のブレードの所定の間隙に、全体として螺旋状に重なり合った状態にセットされたコイルを、ステータコアの対応するスロットに挿入する際、コイルの損傷を防止できるようにしたコイル挿入装置、及び、ステータの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のコイル挿入装置は、ステータコアの内歯に対応して円環状に配列された複数本のブレードと、各ブレードの外側に配置された複数本のウェッジガイドと、前記ブレードの所定の隙間に両側辺を挿入されて保持されたコイルを、前記ブレードの隙間から前記ステータコアの対応するスロットに押し込むストリッパとを備え、前記コイルは、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が上記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、全体として螺旋状に重なり合った状態で前記ブレードの所定間隙に挿入されてセットされ、前記ストリッパは、前記ステータコアの対応するスロットに前記コイルを同時挿入するように構成されており、前記ステータコアの内歯は、その先端面の両側から延出された拡径リブを有し、前記ブレードの先端部に、前記ステータコアの内歯の先端の拡径リブの裏側まで覆うカバーが設けられていることを特徴とする。
本発明のコイル挿入装置においては、前記ブレードは、先端部の背面側に切欠き部が設けられたブレード本体と、該ブレード本体の切欠き部に接合された前記カバーとで構成され、前記カバーは、前記内歯の先端面に当接する端面カバー部と、前記拡径リブの側面に当接する側面カバー部と、前記拡径リブの裏側に当接する裏面カバー部とで構成される蟻溝状のガイド溝を有していることが好ましい。
本発明のコイル挿入装置においては、前記カバーは、前記ブレードの先端側の、前記ステータコアの端面から少なくとも5mmの領域をカバーするように設けられていることが好ましい。
一方、本発明のステータの製造方法は、ステータコアの内歯に対応して円環状に配列された複数本のブレードと、各ブレードの外側に配置された複数本のウェッジガイドとを有するコイル挿入治具の前記ブレードの所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が上記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、全体として螺旋状に重なり合った状態にセットされたコイルを、ステータコアの対応するスロットに同時挿入するステータの製造方法であって、上記のいずれかのコイル挿入装置を用いて、前記コイルを挿入することを特徴とする。
本発明によれば、コイル挿入治具のブレードの所定の間隙に、螺旋状に重なり合った状態にセットされたコイルを、ストリッパでステータコアのスロットに押し込んで挿入する際、ステータコアの内歯の拡径リブの裏側にコイルが滞留しても、ブレードの先端部に、ステータコアの内歯の先端の拡径リブの裏側まで覆うカバーが設けられているので、コイルが内歯の拡径リブの裏側に直接当接することを防止され、コイルの損傷を抑制することができる。
また、ステータコアの内歯の拡径リブの裏側にコイルが滞留する現象は、ブレードの先端部でコイルの挿入が完了する直前において発生しやすいので、ブレードの先端部に上記カバーを設ければ、ブレードの長さ方向の全体にカバーを設けなくても、コイルの損傷を抑制できることがわかった。それによって加工コストを低減することができる。
本発明に係るコイル挿入装置の一実施形態を示しており、その縦断面図である。 同コイル挿入装置を構成するブレードの要部拡大斜視図である。 同コイル挿入装置を構成するブレードを示しており、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は左側面図である。 同コイル挿入装置にセットされるステータコアの要部拡大説明図である。 同コイル挿入装置を構成するブレードの説明図である。 本発明の一実施形態によるステータの製造方法の第1工程を示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 同ステータの製造方法の第2工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第3工程を示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 同ステータの製造方法の第4工程を示す平面図である。 同ステータの製造方法の第5工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第6工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第7工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第8工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第9工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第10工程を示す説明図である。 同ステータの製造方法の第11工程を示す説明図である。 同ステータの製造方法の第12工程を示す説明図である。 同ステータの製造方法の第13工程を示す説明図である。 同ステータの製造方法の第14工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第15工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第16工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第17工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第18工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法の第19工程を示す縦断面図である。 同ステータの製造方法に用いるストリッパを示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 同ステータの製造方法で挿入されたコイルのスロット内における状態を示し、(a)は外側コイルを挿入した状態の説明図、(b)は中間成形をした状態の説明面、(c)は内側コイルを挿入した状態の説明図である。 同ステータの製造方法により製造された、本発明の一実施形態によるステータのコイルエンドを平面的に見た模式図である。 ステータコアの平面図である。 ステータコアのスロットにコイルを挿入する際の状態を示しており、(a)はスロットへのコイルの第1挿入状態の写真、(b)はスロットへのコイルの第2挿入状態の写真である。 ステータコアのスロットにコイルを挿入する際の状態を示しており、(a)はスロットへのコイルの第3挿入状態の写真、(b)はスロットへのコイルの第4挿入状態の写真である。 ステータコアのスロットにコイルを挿入する際の状態を示しており、(a)はスロットへのコイルの第5挿入状態の写真、(b)はスロットへのコイルの第6挿入状態の写真である。 従来の、ステータコアのスロットに、コイルを挿入した状態の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るコイル挿入装置、及び、同コイル挿入装置を用いたステータコアの製造方法の、一実施形態について説明する。まず、コイル挿入装置の概略構造について説明する。
図1に示すように、この実施形態のコイル挿入装置は、ステータコア30(図28参照)のスロット32にコイルを挿入するコイル挿入治具10を有している。図1には、このコイル挿入治具10にストリッパ20を配置し、外側コイルC1をセットした状態を示している。
コイル挿入治具10は、円筒状のホルダ11を有し、その外周にはインデックス用のギヤ部材12が装着されている。前記ホルダ11の内周には、ウェッジガイド13の基部が固定されている。また、ウェッジガイド13の内周には、ブレード14が配置されており、ブレード14は、全て固定ブレードであって、それらの基部をホルダ11の内側に配置された筒状のブレードホルダ15に固定されている。
前記ステータコア30は、図28に示すように、その内周に複数の内歯(ティース)31を有し、各内歯31の間が、コイルが挿入されるスロット32をなしている。また、各内歯31の先端部36は、その両側から延出した拡径リブ36a,36aを有している。
前記ブレード14は、ステータコア30の内歯31の先端部36に嵌合して円環状に配列されており(図6(a)参照)、また、図8(b)に示すように、ステータコア30をセットした状態で、その先端部がステータコア30の上端面からやや突出する程度の長さとされている。
そして、図2に示すように、ブレード14の先端部には、ステータコア30の内歯31の先端部36を覆うカバー90が設けられている。
図3〜5を併せて参照すると、前記ブレード14はブレード本体80を有しており、該ブレード本体80の先端部の背面側(ステータコア30の内歯31側の面)には、厚さ方向(ステータコア30の半径方向)の中間部分まで穿設され、その深さで先端まで延びる切欠き部81が設けられている。この切欠き部81に、溶着や接着剤等の手段によって、前記カバー90が接合されることで、ブレード14が構成されている。
また、前記カバー90は、前記切欠き部81に接合されるブロック形状をなし、前記内歯31の先端部36の先端面に当接する端面カバー部93と、前記内歯31の先端部36の拡径リブ36a,36a(図4参照)の側面にそれぞれ当接する側面カバー部94,94と、各側面カバー部94,94の先端から斜め内方に互いに近接するように延出し、前記拡径リブ36a,36aの裏側にそれぞれ当接する裏面カバー部95,95とで構成された、あり溝形状のガイド溝92を有している。
また、図3(b)に示すように、前記端面カバー部93の先端部には、ガイド溝92の挿入口を次第に広げるように傾斜したテーパ部93aが形成されており、ステータコア30の内歯31の先端部36をガイド溝92に挿入しやすくなっている。更に、図3(c)に示すように、側面カバー部94と裏面カバー部95との間の屈曲部94aは、所定曲率のR状をなしており、外側コイルC1や内側コイルC2を損傷させにくくなっている。
カバー90は、ブレード14の先端側の、ステータコア30の端面から少なくとも5mmの領域をカバーするように設けられていることが好ましい。
例えば、図5に示すように、カバー90の長さをL1とし、ステータコア30をコイル挿入治具10にセットしたときの、ブレード14のステータコア30の上端面からの突出長さをL2とし、L1−L2=L3としたとき、L3の長さが、ステータコア30の端面から少なくとも5mmの領域をカバーする長さとされていることが好ましく、ステータコア30の積厚の全体をカバーする長さであることがより好ましい。なお、上記L2は、ステータの仕様によって異なるが、通常2〜8mmとされる。
ウェッジガイド13は、ステータコア30を装着したとき、その上端部がステータコア30の下端面に達する程度の長さとされている(図8(b)参照)。また、ウェッジガイド13は、ブレード14の外周に配置され、各ウェッジガイド13の間が、絶縁シート(ウェッジ)の通路となっている。絶縁シート(ウェッジ)は、図26に示すように、第1絶縁シート34、第2絶縁シート35からなり、いずれも軸方向から見てコ字状に折曲されており、コイルの挿入時に、図示しないウェッジプッシャにより、スロット32の開口部を塞ぐように、スロット32内に挿入されるようになっている。なお、スロット32の内周には、予めスロット絶縁シート33が挿入されている。
ストリッパ20は、図25に示すように、全体として円柱状をなし、外周にブレード14の間隙に挿入される複数の歯21を有している。ストリッパ20の下面には、図9等に示される駆動軸22の先端部が着脱可能に嵌合するカップリングが配置された凹部23が形成されている。ストリッパ20の歯21の突出長さは、ステータコア30のスロット32の開口部よりやや内方に挿入される程度の長さとされている。
図6に示すように、ストリッパ20の上面には、円柱状のスペーサ24が取付けられている。このスペーサ24は、ブレード14の内周との間に所定の間隙が形成される程度の外径とされている。この間隙は、図8及び図19に示すように、ブレード14に引き掛けられた外側コイルC1や内側コイルC2のループの内側が挿入される部分となる。
図7に示すように、ブレード14上には、コアガイド50が設置されるようになっている。コアガイド50は、本体部51と、導入部52とからなっている。本体部51は、ステータコア30の内歯31(図26、28参照)の隙間と、ブレード14の隙間に挿入される歯55を外周に有している。導入部52は、ステータコア30の内歯31の隙間に挿入される歯56を外周に有している。
導入部52は、図示しないボルトによって、本体部51の上面に固定されるようになっている。導入部52の上面中央には、支軸54が取付けられており、図示しない駆動装置によって、上下方向に移動するカップリング53が、支軸54外周に着脱可能に連結されて、コアガイド50をブレード14の上端部に設置したり、ブレード14の上端部から取り外したりすることができるようになっている。
ステータコア30をブレード14の上部に設置するとき、ブレード14の上部にコアガイド50を設置しておくことにより、ステータコア30の内歯31の隙間に、導入部52の歯56が入り、更に本体部51の歯55が入って、ステータコア30の内歯31の先端部36が、ブレード先端のカバー90のガイド溝92に嵌合して、ステータコア30がブレード14の上端部外周に装着されることになる(図4及び図8参照)。
図7、8に示すように、ステータコア30は、パレット状のコアホルダ60に保持されて、ブレード14上に着脱されるようになっている。コアホルダ60は、座板61と天板62とスペーサリング63とを有し、座板61と天板62との間に、ステータコア30を挟持して保持するようになっている。また、座板61と天板62には、ステータコア30の内歯31の上下端面に当接するように、外径方向から内径方向に向けて放射状に、進退可能にスライドする複数のカフサ64が配置されている。各カフサ64は、対応する内歯31の上下端面に当接して、ステータコア30の上下端面から突出するスロット絶縁シート33(図26参照)のカフス(折り返した襟部)が潰れないように支持する。なお、図7,8中の符号65は、上記カフサ64を進退動作させるための操作棒である。この装置は試作品であるため、カフサ64を操作棒65で進退動作させるようにしているが、実際には、カム機構を使って自動的に進退動作させることになる。そのような構造は、例えば特開平7−222411号公報などに開示された公知の構造であるため、その詳細な説明は省略することにする。
更に、本発明で用いるコイル挿入装置は、図14〜17に示す中間成形装置40を備えている。中間成形装置40は、図示しない駆動機構によって、それぞれ独立して昇降動作する、下方成形型41と、上方成形型42を備えている。
下方成形型41は、全体として円筒状をなし、テーパ状の上端部43と、その下方の周壁に周方向に沿って所定間隔でかつ軸方向に沿って所定長さで形成された押込み刃部44とを備えている。押込み刃部44は、図26に示すように、ステータコア30のスロット32内に挿入されて、第1絶縁シート34をスロット32の奥方に押し込む役割をなす。押込み刃部44の上端部は、下方に向けて次第に高くなるテーパ状をなしている。
上方成形型42は、上記下方成形型41が挿入可能な内径とされた円筒状をなし、内周には下方成形型41の押込み刃部44が挿入されるガイド溝45が形成され、下端部外周には下方に向けて凹曲面状に縮径するコイルエンド成形部46が形成されている。
次に、上記コイル挿入装置を用いた、本発明によるステータの製造方法の一実施形態について説明する。
図1及び図6に示すように、コイル挿入治具10には、ストリッパ20とスペーサ24とが設置されている。そして、例えば、前記特許文献1(WO2012/153844号公報)に開示された方法によって、コイル挿入治具10のブレード14の所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が上記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、全体として螺旋状に重なり合った状態に、外側コイルC1をセットする。例えば三相誘導モータの場合は、U,V,Wの各相のコイルが順番に繰り返すように周方向に並び、Uの片側はWの下に入り、反対側はVの上に載り、V相の片側はU相の下に入り、反対側はW相の上に載り、W相の片側はV相の下に入り、W相の反対側はU相の上に載るというような態様で、互いに重なり合った状態で、ブレード14の所定の間隙に両側辺を保持させてセットする。このコイルセット方法及び装置については、上記特許文献1に詳細に説明されているので、その説明を省略することにする。また、外側コイルC1のループのブレード14の内側は、スペーサ24とブレード14との隙間に配置されて、ストリッパ20上に載置される。
次に、図7に示すように、図示しない駆動装置によって移動するカップリング53に保持された支軸54を介して、コアガイド50をブレード14の上方に移動させ、ブレード14上に設置する。コアガイド50がブレード14上に設置されると、カップリング53は支軸54から外されて上方に待機し、ステータコア30を保持したコアホルダ60が、ブレード14の上方に配置される。
そして、図8に示すように、コアホルダ60を下降させると、ステータコア30の内歯31間に、コアガイド50の導入部52の歯56及び本体部51の歯55が順次入り込むと共に、内歯31がカバー90のテーパ部93aによりガイドされつつ、その先端部36がカバー90のガイド溝92に嵌入して、ステータコア30がブレード14の外周に装着される(図4及び図8参照)。
このとき、ステータコア30の上部においては、内歯31の先端部36の先端面に、カバー90の端面カバー部93が当接し、同内歯31の先端部36の拡径リブ36a,36aの側面に、カバー90の側面カバー部94,94が当接し、更に前記拡径リブ36a,36aの裏側に、カバー90の裏面カバー部95,95が当接して、内歯31の先端部36の外周が、カバー90によって覆われるようになっている。
上記状態で、図9に示すように、駆動軸22が上昇し、ストリッパ20の凹部23に配置されたカップリングに接続されて、ストリッパ20、スペーサ24が上昇する。その結果、ストリッパ20によって、外側コイルC1が押し上げられ、ストリッパ20の歯21(図25参照)によって、外側コイルC1がステータコア30の対応するスロット32に挿入されていく。
このとき、ステータコア30の下面にコイルガイド66を設けたことにより、外側コイルC1をスムーズにスロット32に導入させることができ、挿入部での抵抗を軽減させると共に、外側コイルC1の損傷を軽減することができる。また、前述したようにブレード14は全て固定ブレードであり、外側コイルC1は、螺旋状に重なり合った状態で、全てのスロット32に同時に挿入されていく。
図10に示すように、ストリッパ20が最大位置まで上昇すると、ブレード14に引き掛けられていた外側コイルC1の両側辺が、ステータコア30の所定のスロット32に完全に挿入され、外側コイルC1の上方のループがブレード14の上端から外れて、ステータコア30の上端面から突出したコイルエンドとなる。
なお、ブレード14の上端部には、前述したようにカバー90が装着されているので、外側コイルC1が、ステータコア30のスロット32の上部に挿入されるときには、ブレード14のカバー90が装着された部分の隙間を通して、スロット32に挿入されることになる。この作用、効果については、後述することにする。
こうして、外側コイルC1の挿入が終了すると、図11、12に示すように、図示しない駆動装置によって、カップリング53及び支軸54を介して、コアガイド50が取り外されて所定の位置に移動する。更に、図13に示すように、ストリッパ20が下降して初期位置に戻る。
この状態で、図14に示すように、コアホルダ60をブレード14から取外し、中間成形装置40の下方成形型41と上方成形型42との間に移動させる。
次いで、図15に示すように、下方成形型41を上昇させ、ステータコア30の内周に下方から挿入する。すると、下方成形型41の押込み刃部44が、ステータコア30のスロット32内に挿入される。
図26の(a)に示すように、外側コイルC1の挿入が終了した状態で、スロット32内には、外側コイルC1が挿入され、第1絶縁シート(ウェッジ)34が、スロット32の開口部を塞ぐように挿入されている。この状態で、上記のように下方成形型41の押込み刃部44をスロット32に挿入すると、図26(b)に示すように、第1絶縁シート34を介して、外側コイルC1がスロット62の外径側に押し付けられる。
次いで、図16に示すように、上方成形型42を下降させ、外側コイルC1の上方のコイルエンドを、コイルエンド成形部46で押圧して、同コイルエンドをステータコア30の外径側に反るように成形する。
こうして、外側コイルC1の中間成形が終了したら、図17に示すように、下方成形型41を下降させ、上方成形型42を上昇させて、両者の間からコアホルダ60を取出す。
次に、図17に示すように、コアホルダ60を再びコイル挿入治具10の上方に移動させる。このとき、コイル挿入治具10のブレード14には、前述した特許文献1(WO2012/153844号公報)等に開示された方法によって、コイル挿入治具10のブレード14の所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が上記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、全体として螺旋状に重なり合った状態に、内側コイルC2をセットしておく。
その際、ステータコア30に対する配置において、内側コイルC2を保持させたコイル挿入治具10は、外側コイルC1をセットしたときの配置と同じになるようにセットしてもよい。その場合には、例えば三相誘導モータの場合、外側コイルC1のUVW相のコイルに対して、内側コイルC2の対応するUVW相のコイルが、同じスロット32に挿入されることになる。
また、ステータコア30に対する配置において、内側コイルC2を保持させたコイル挿入治具10は、外側コイルC1をセットしたときの配置に対して、ステータコア30の1スロット分、周方向にずらしてセットしてもよい。その場合には、例えば三相誘導モータの場合、外側コイルC1のUVW相のコイルに対して、内側コイルC2の対応するUVW相のコイルが、周方向に1スロットずれて挿入されることとなる。
そして、図19に示すように、コアホルダ60を下降させ、コアガイド50によって案内しながら、ステータコア30をブレード14の外周に装着する。
この状態で、図20に示すように、駆動軸22が上昇し、ストリッパ20の凹部23に配置されたカップリングに接続されて、ストリッパ20、スペーサ24が上昇する。その結果、ストリッパ20によって、内側コイルC2が押し上げられ、ストリッパ20の歯21(図25参照)によって、内側コイルC2がステータコア30の対応するスロット32に挿入されていく。
このときも、ステータコア30の下面のコイルガイド66によって、外側コイルC1をスムーズにスロット32に導入させることができるので、挿入部での抵抗を軽減させると共に、外側コイルC1の損傷を軽減できる。また、前述したようにブレード14は全て固定ブレードであり、内側コイルC2は、螺旋状に重なり合った状態で、全てのスロット32に同時に挿入されていく。
図21に示すように、ストリッパ20が最大位置まで上昇すると、ブレード14に引き掛けられていた内側コイルC2の両側辺が、ステータコア30の所定のスロット32に完全に挿入され、内側コイルC2の上方のループがブレード14の上端から外れて、ステータコア30の上端面から突出したコイルエンドとなる。
なお、ブレード14の上端部には、前述したようにカバー90が装着されているので、内側コイルC2が、ステータコア30のスロット32の上部に挿入されるときには、ブレード14のカバー90が装着された部分の隙間を通して、スロット32に挿入されることになる。この作用、効果については、後述することにする。
こうして、内側コイルC2の挿入が終了すると、図22、23に示すように、図示しない駆動装置によって、カップリング53及び支軸54を介して、コアガイド50が取り外されて所定の位置に移動する。更に、図24に示すように、ストリッパ20が下降して初期位置に戻る。
図26(c)は、こうして内側コイルC2が、ステータコア30のスロット32に挿入された状態が示されている。前述したように、外側コイルC1は、同図(b)に示すように、中間成形によって外径側に押されて移動しており、内側コイルC2は、それによって形成された、スロット32の内径側の空隙に挿入され、スロット32の開口部側には、第2絶縁シート(ウェッジ)35が挿入される。その結果、先に挿入された第1絶縁シート34を介して、外径側に外側コイルC1が挿入され、内径側に内側コイルC2が挿入されて、図27に示すように、ステータコア30の端面から見たとき、螺旋巻きコイルが同心状に2重に挿入された形状となる。こうして得られたステータ70は、コイルエンドの高さが低く、しかもフラットで、コンパクトな形状になる。
こうして得られたステータ70は、螺旋状に重なりあって挿入されたコイルによって、モータとしたときのトルクムラが小さく、モータの振動や騒音を低減させることができると共に、コイルエンドが短いので渦電流損失が少なく、モータの小型化に寄与することができる。なお、このステータは、発電機等にも利用することができる。
図29〜31には、上記のように、外側コイルC1が挿入されたスロット32に、更に内側コイルC2を挿入する際の状態の写真が示されている。図29(a)は、内側コイルC2の第1挿入状態、図30(b)は同第2挿入状態、図30(a)は同第3挿入状態、図30(b)は同第4挿入状態、図31(a)は同第5挿入状態、図31(b)は同第6挿入状態を示している。なお、上記第1挿入状態〜第6挿入状態は、挿入の進行に伴って順番に付けた番号であって、それ以上の意味があるものではない。
この写真に示されるように、コイル挿入治具10のブレード14に螺旋状に重なりあった状態にセットされたコイルを、全スロット同時挿入していくと、コイルの一側はスロットにスムーズに挿入されていくが、コイルの他側は、その上に重なる隣接するコイルの一側に邪魔されて、スロットにスムーズに入っていかない現象が生じる。この現象は、コイルがステータコア30のスロット32の上部に挿入されるとき(コイル挿入が完了する直前の状態のとき)に特に顕著となる。また、内側コイルC2を挿入するときの方が顕著になるが、外側コイルC1を挿入する際にも生じる現象である。
その結果、図4に示すように、挿入しているコイルC1又はC2が、スロット32の入口側に滞留して、内歯31の拡径リブ36aの裏面に接触しようとする。しかし、この発明では、ブレード14の先端からステータコア30の上部に至る部分にカバー90が装着されており、ステータコア30の上部においては、内歯31の拡径リブ36aが、その側面を側面カバー部94で覆われるだけでなく、裏面側も裏面カバー部95で覆われているので、コイルC1又はC2が、内歯31の拡径リブ36aに直接接触するのが防止され、コイルの損傷を防ぐことができる。
なお、図5に示すように、カバー90が、ブレード14の先端側の、ステータコア30の端面から少なくとも5mmの領域をカバーするように設けられている場合には、コイルC1又はC2の損傷をより確実に防ぐことができる。
なお、上記実施形態では、ステータコア30のスロット32に、外側コイルC1及び内側コイルC2を2回に分けて挿入するようにしているが、例えば、スロット32に挿入すべき巻数のコイルを、1回で挿入するようにしてもよい。その場合にも、ブレード14の先端部に装着したカバー90によって、コイルの損傷を防止する効果が得られる。
10…コイル挿入治具
11…ホルダ
12…ギヤ部材
13…ウェッジガイド
14…ブレード
14a…溝
15…ブレードホルダ
20…ストリッパ
21…歯
22…駆動軸
23…凹部
24…スペーサ
30…ステータコア
31…内歯
32…スロット
33…スロット絶縁シート
34…第1絶縁シート
35…第2絶縁シート
36a…拡径リブ
40…中間成形装置
41…下方成形型
42…上方成形型
43…上端部
44…押込み刃部
45…ガイド溝
46…コイルエンド成形部
50…コアガイド
51…本体部
52…導入部
53…カップリング
54…支軸
55…歯
56…歯
60…コアホルダ
61…座板
62…天板
63…スペーサリング
64…カフサ
65…操作棒
66…コイルガイド
70…ステータ
80…ブレード本体
81…切欠き部
90…カバー
92…ガイド溝
93…端面カバー部
93a…テーパ部
94…側面カバー部
94a…先端部外周
95…裏面カバー部
C1…外側コイル
C2…内側コイル

Claims (3)

  1. ステータコアの内歯に対応して円環状に配列された複数本のブレードと、各ブレードの外側に配置された複数本のウェッジガイドと、前記ブレードの所定の隙間に両側辺を挿入されて保持されたコイルを、前記ブレードの隙間から前記ステータコアの対応するスロットに押し込むストリッパとを備え、前記コイルは、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が上記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、全体として螺旋状に重なり合った状態で前記ブレードの所定間隙に挿入されてセットされ、前記ストリッパは、前記ステータコアの対応するスロットに前記コイルを同時挿入するように構成されたコイル挿入装置において、
    前記ステータコアの内歯は、その先端面の両側から延出された拡径リブを有し、
    前記ブレードは、先端部の背面側に切欠き部が設けられたブレード本体と、該ブレード本体の切欠き部に接合されたカバーとで構成され、前記カバーは、前記内歯の先端面に当接する端面カバー部と、前記拡径リブの側面に当接する側面カバー部と、前記拡径リブの裏側に当接する裏面カバー部とで構成される蟻溝状のガイド溝を有し、前記ステータコアの内歯の先端の拡径リブの裏側まで覆うように構成されていることを特徴とするコイル挿入装置。
  2. 前記カバーは、前記ブレードの先端側の、前記ステータコアの端面から少なくとも5mmの領域をカバーするように設けられている請求項1記載のコイル挿入装置。
  3. ステータコアの内歯に対応して円環状に配列された複数本のブレードと、各ブレードの外側に配置された複数本のウェッジガイドとを有するコイル挿入治具の前記ブレードの所定間隙に、コイルの一側が隣接するコイルの下になって所定間隙に入り、コイルの他側が上記と反対側に隣接するコイルの上に重なって所定間隙に入り、全体として螺旋状に重なり合った状態にセットされたコイルを、ステータコアの対応するスロットに同時挿入するステータの製造方法において、
    請求項1又は2に記載されたコイル挿入装置を用いて、前記コイルを挿入することを特徴とするステータの製造方法。

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