JP6257335B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は空気調和機の室内機に関し、特に、天井に埋込み設置して用いられ、下面に吹出口を備えて室内側に空調空気を吹き出すように構成されているものに関する。
室内機内部の通風抵抗を低減し、ファンにより空調空気を効率良く室内に吹き出すようにした空気調和機の室内機としては、特許第3609002号公報(特許文献1)に記載されているものなどが知られている。
上記特許文献1のものでは、吹出口の端部側が中央部よりも幅広に形成され、また中央部から端部に向けて連続的に幅が広くなる湾曲状態に吹出口を形成することにより、室内機内部の通風抵抗を低減し、送風機の効率を上げることを可能にしている。また、上記特許文献1のものでは、吹出口の端部側の空気流量を確保することで、冷房時と暖房時の空気吹出方向の制御をより確実に行えるようにしている。更に、冷房時に冷やされたルーバーが室内の暖かく湿った空気に触れて発生する結露を防止することもできるようにしている。
特許3609002号公報
空気調和機の室内機においては、省エネルギー性、静音性及びコンパクト化が強く求められている。これらの課題を解決するためには、室内機内部の通風抵抗を可能な限り低減し、送風効率を上げることが重要である。
一般に、空気調和機の室内機は、その意匠性、機能性及び施工性の理由から、下面が方形となることが多く、また空気を室内機本体の下面から吸込み、熱交換した空調空気を、前記室内機本体の下面から吹出すように構成されることが多い。このため、室内機を構成する構成部品の配置や形状は、動圧損失に影響し、通風抵抗を大きくする原因となる。
上記特許文献1の室内機においては、吹出口の端部側を中央部よりも幅が広くなるように湾曲させることで、空調機内部の通風抵抗を低減し、送風機の効率を上げることを可能としている。しかし、特許文献1のものは、吹出口付近の通風抵抗を低減したに留まり、室内機の通風経路全体、特に室内機内部の通風抵抗低減という点では配慮が為されていない。
本発明の目的は、室内機内部の通風経路の通風抵抗低減を図ることにより、省エネルギー性と静音性を保ちつつ、コンパクト化を実現することのできる空気調和機の室内機を得ることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、筐体内に、送風機と、この送風機の外側に配置された熱交換器と、電気品箱とを収容した室内機本体と、該室内機本体の下面を覆い室内に面するように設けられ、且つ複数の吹出口と、該複数の吹出口のそれぞれの内側に沿うように設けられた複数の吸込口とを有する化粧パネルとを備え、前記送風機により、前記吸込口から空気を吸込み、前記熱交換器を通過させて熱交換器内を流れる冷媒と熱交換させた後、この熱交換後の空調空気を前記吹出口から室内に供給するように構成されている空気調和機の室内機において、前記筐体内は、前記熱交換器が配置される熱交換器室と、冷媒配管などを配置する配管室とを有し、前記熱交換器室は前記筐体内の一方の側に配置され、前記配管室は前記熱交換器室とは反対側に配置され、更に前記送風機は前記筐体内の略中央に配置される構成とし、前記電気品箱内は、上方に設けられ制御基板を配設する制御基板配設部と、この制御基板配設部から階段状に下方に延び端子台を設置するための端子台設置部とを備えると共に、該電気品箱の下面は前記送風機の吸込部に向かって傾斜する構成とし、更に前記熱交換器から発生する結露水を受ける水受を備え、この水受の内側と前記送風機の吸込部外側との間に前記電気品箱が設置され、前記電気品箱の前記制御基板配設部から階段状に下方に延びる前記端子台設置部の背面上部に前記水受の一部が設置されるように構成していることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、長方形の筐体内に、送風機と、この送風機の外側に配置された熱交換器と、電気品箱とを収容した空調機本体と、該空調機本体の下面を覆い室内に面するように設けられ、且つ複数の吹出口と、該複数の吹出口のそれぞれの内側に沿うように設けられた複数の吸込口とを有する化粧パネルとを備え、前記送風機により、前記吸込口から空気を吸込み、前記熱交換器を通過させて熱交換器内を流れる冷媒と熱交換させた後、この熱交換後の空調空気を前記吹出口から室内に供給するように構成されている空気調和機の室内機において、前記空調機本体と前記化粧パネルは長方形に形成され、前記化粧パネルはその長手方向の二辺に沿うように前記吹出口と前記吸込口がそれぞれ2個形成されており、前記熱交換器はコの字状に形成されて、このコの字状熱交換器の開口部側に前記電気品箱が設置され、前記送風機は空調機本体の長手方向に2台設置されており、前記電気品箱に近い側に設けた送風機の回転数を、電気品箱と反対側に設けた送風機の回転数よりも高い回転数で運転できるように構成されていることにある。
本発明によれば、室内機内部の通風経路の通風抵抗低減を図ることができ、これにより省エネルギー性と静音性を保ちつつ、コンパクト化を実現することのできる空気調和機の室内機を得ることができる効果がある。
本発明の空気調和機の室内機の実施例1を示す平面図。 図1に示す室内機において、化粧パネルを取り外して本体内部の構造がわかるようにした平面図(a)とその側面図(b)。 従来の電気品箱を用いて送風機を中央に配置した室内機とした場合の課題を説明する図で、図2の(a)図に相当する図。 図2のA−A線矢視断面図。 図4の空気調和機の室内機に対し、外気導入用のダクトを取付けた状態を示す図。 図1のB−B線矢視断面図。 図1に示す室内機における送風機、熱交換器及び水受の配置関係を説明するための部分斜視図。 本発明の空気調和機の室内機の実施例2を示す平面図で、化粧パネルを取り外して本体内部の構造がわかるようにした図。
以下、本発明の空気調和機の室内機の具体的実施例を、図面を用いて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一部分を示している。
図1〜図7を用いて、本発明の空気調和機の室内機の具体的実施例を説明する。
図1は本実施例1の室内機を示す平面図(下面図)、図2は図1に示す室内機において、化粧パネルを取り外して、本体内部の構造がわかるようにした平面図(下面図)(a)とその側面図(b)である。図3は従来の電気品箱を用いて送風機を中央に配置した室内機とした場合の課題を説明する図で、図2の(a)図に相当する図、図4は図2のA−A線矢視断面図、図5は図4の空気調和機の室内機に対し、外気導入用のダクトを取付けた状態を示す図である。
本実施例では、図2に示す室内機本体100と、図1に示す化粧パネル200は共に長方形に形成され、前記化粧パネル200はその長手方向の二辺に沿うように吹出口1と吸込口2がそれぞれ2個形成された2方向吹出しタイプの室内機に、本発明を適用した場合の例について説明する。
図1において、化粧パネル200は、図2(a)に示す前記室内機本体100の下面を覆い室内に面するように設けられている。この化粧パネル200の長手方向の二辺に沿うように設けられた2個の前記吹出口1には、それぞれ空調空気の吹出空気の吹出方向を調節するルーバー1aが設けられている。3は前記化粧パネル200の中央に設けられている吸込パネルである。前記2個の前記吹出口1のそれぞれの内側には、体該吹出口1に沿うように前記吸込口2が2個設けられている。即ち、前記吸込パネル3の短手方向の両側部で且つ前記吹出口1と平行になるように、前記吸込口2が形成されている。
図2に示す室内機本体100は、長方形(直方体)の筐体7内に収容された、送風機4、この送風機4の外側に配置されたコの字状の熱交換器5、このコの字状の熱交換器5の開口部側に設置され金属の箱で覆われた電気品箱6などにより構成されている。また、前記送風機4により、前記吸込口2から空気を吸込み、前記熱交換器5を通過させて熱交換器5内を流れる冷媒と熱交換させた後、この熱交換後の空調空気を前記吹出口1から室内に供給するように構成されている。
前記筐体7内は、前記熱交換器5が配設される熱交換器室7aと、冷媒配管や冷媒ヘッダなどが配設される配管室7bとが仕切板8で区画されている。前記熱交換器室7aは前記筐体7内の一方の側に配置され、前記配管室7bは前記熱交換器室7aとは反対側の筐体7内に配置されている。また、前記送風機4は前記筐体7内の略中央に配置されるように構成している。
前記電気品箱6内には、空気調和機における各種電気部品を制御するための各種電子部品(図示せず)を搭載する前記制御基板11や前記制御基板11に搭載された各種電子部品と外部配線(現地配線)を接続するための端子台12などが設けられている。
前記電気品箱6内は、図2(a)及び図4に示すように、電気品箱6の上部を階段状に構成して、上方に制御基板11を配設した制御基板配設部と、この制御基板配設部から階段状に下方に延び端子台12を設置した端子台設置部とを備える構成としている。また、電気品箱6の下面は図4に示すように、前記送風機4の吸込部4aに向かって傾斜する傾斜部6aを有する構成としている。
なお、図2(a)では、前記電気品箱6の傾斜部6aを取り除いて、内部に設けられている前記制御基板11及び端子台12の配設状態がわかるように図示している。
前記筐体7の内面には、前記熱交換器5通過後の冷やされた空気(冷房運転時)により、該筐体7の内外面に結露が発生しないようにするため、樹脂発泡材などで構成された断熱材7cが貼り付けられている。14は、前記筐体7の短手側の筐体壁面側に吹き出された空調空気の流れを、長手方向に形成されている前記吹出口1にガイドするように前記筐体内面に形成されている整流ガイド部で、本実施例では、この整流ガイド部14を、前記断熱材7cの一部を前記熱交換器5に近接させるように凸形状にして形成している。
また、本実施例では、新鮮な外気を前記送風機4の吸込部4a(図4、図5参照)に導入できるように外気導入経路22(図5参照)が設けられている。
即ち、図2(b)に示すように、前記整流ガイド部14に対応する部分の前記筐体7側面には、外気を導入するための外気導入口10が設けられており、この外気導入口10から導入された外気は、前記筐体7と、前記断熱材7cの整流ガイド部14背面とで形成された外気導入空間15を介して、前記送風機4の吸込部4aに案内されるように構成している。
このように、本実施例では、熱交換器5通過後の空調空気を前記吹出口1側に案内するために、前記断熱材7cを熱交換器5に近づけて、熱交換器5側に凸形状に形成した前記整流ガイド部14を設けることにより、前記断熱材7a背面と前記筐体7内面との間に形成された空間を、外気導入空間15として利用している。
なお、前記外気導入口10には、後述する図5に示すように、外気導入用ダクト21が接続される。
上述したように構成されている空気調和機の室内機は、前記送風機4の回転による送風動作により、前記化粧パネル200に形成された前記吸込口2から空気を吸い込み、前記熱交換器5を通過させることにより、熱交換器5内を流れる冷媒と熱交換させて、空気を冷却或いは加熱して空調空気を得、この空調空気を前記吹出口1から吹き出すように構成されている。
図1に示すように、前記化粧パネル200は、設置されたときのデザイン面、また設置方向の自由度を保つ観点から、長手方向及び短手方向の何れにおいても、線対称となることが望ましい。このため、化粧パネル200の下面に配置される前記吹出口1、前記吸込口2の形状、この吸込口2を形成するために配置される前記吸込パネル3の配置も、化粧パネル200の長手方向及び短手方向の何れにおいても、線対称となるように構成されている。
これに対し、前記室内機本体100の内部には、前記送風機4の周囲に、前記熱交換器5、前記電気品箱6、筐体7内の熱交換器室7aと配管室7bとの空気流路の分離を目的とした前記仕切板8などの各部品が配置されている。
前記室内機本体100の内部に設けられている各部品は、筐体7の短手方向においては、図2のA−A線に対して略線対称とすることは可能である。しかし、長手方向においては、図2や図4から明らかなように、線対象にすることは困難である。このため、特に、化粧パネル200の長手方向の二辺に沿って2個の吹出口1を有する2方向吹出しタイプの室内機においては、空気流を筐体7内で均一に流し、吹出口1から均一に吹き出すことができず、省エネルギー性と静音性を維持しながらコンパクト化を図る上で、大きな課題となっている。
そこで、本実施例では、前記2方向吹出しタイプの室内機において、空調空気を吹出口1からほぼ均一に吹き出すことができるようにするため、次の工夫をしている。
まず、送風機4を室内機本体100の略中央に配置して、化粧パネル200に対称に配置された吹出口1の長手方向に対して均等に空気を送り出すことができるようにしている。
なお、従来の2方向吹出しタイプの室内機においては、送風機4と電気品箱6との干渉を避けるため、送風機4を室内機本体100の略中央に対して反電気品箱6側にずらして配置している。このため、従来の室内機においては、化粧パネル200に対称に配置された吹出口1の長手方向に対して均等に空気を送り出すことができなかった。
そこで、仮に、従来の電気品箱を用いて送風機を室内機本体100の略中央に配置した場合を考えると、図3に示すように、電気品箱6が送風機4の吸込部4aの一部を覆い隠す状態となってしまい、このため通風抵抗が大きくなってしまう。これは、前記電気品箱6が室内機本体100内の長手方向の片側にのみ設置されることと、従来の電気品箱6では、図3に示すように、電子部品を搭載する制御基板11と、この制御基板11上の電子部品と配線接続するための端子台12とを、室内機本体100の短手方向に配置しているため、前記制御基板11の幅(室内機本体100の長手方向の幅)が大きくなり、このため、前記電気品箱6の幅(室内機本体長手方向の幅)をある程度大きくする必要があったためである。
そこで、本実施例では、2方向吹出しタイプの室内機において、送風機4を室内機本体100の略中央に配置しても、電気品箱6が送風機4の吸込部4aの一部を覆い隠す状態とならないように、前述した工夫をしている。
即ち、本実施例では、前述した通り、電気品箱6の上部を階段状に構成し、電気品箱6内の最上部に前記制御基板11を設置すると共に、前記階段状に構成した部分に前記端子台12を設置するようにしている。更に詳細に述べれば、本実施例では、電気品箱6内の最上部の制御基板配設部には制御基板11が配設され、ここには端子台12を設けず、前記階段状に構成した部分に端子台12を設置するようにしている。
これにより、前記制御基板配設部に前記端子台12がないから、前記制御基板11を電気品箱6の長手方向に延長した形状にでき、その分、前記制御基板11の幅を小さくできるので、電気品箱6の筐体7長手方向寸法を小さくすることが可能となる。この結果、前記送風機4を前記筐体7内の略中央に配置する構成としても、電気品箱6が送風機4の吸込部4aの一部を覆い隠す状態となるのを回避でき、送風機4の通風経路を確保することができる。また、本実施例では、前記電気品箱6の下面を前記送風機4の吸込部4aに向かって傾斜する構成、即ち前記傾斜部6aを有する構成としているので、この点からも通風抵抗を小さくすることができる。
更に、本実施例では、電気品箱6の上部を階段状に構成し、電気品箱6内の最上部に前記制御基板11を設置すると共に、前記階段状に構成した部分に前記端子台12を設置するようにしているので、図2(a)に示すように、制御基板11上の電子部品と端子台12との高さ方向で絶縁距離を確保するという効果もある。
図6は図1のB−B線矢視断面である。この図6において、13は前記送風機4の吸込部4a下方の前記化粧パネル200に設けられたフィルタで、このフィルタ13は吸込空気中の塵埃を捕捉するためのものであり、前記フィルタ13は前記2つの吸込口1に沿うように長方形状に構成されている。また、前記フィルタの短手方向の長さは、前記2つの吸込口1の内側同士の長さよりも長く、且つ前記2つの吸込口1の外側同士の長さよりは短い寸法に構成されている。
即ち、前記吸込口2の通風抵抗を抑制するために、前記フィルタ13の短手方向の寸法は前記吸込パネル3の短手方向の寸法よりも長くし、前記吸込口2の通風面積を十分確保できる構成としている。
また、前記フィルタ13の短手方向の寸法が長くなりすぎるのは、フィルタ13の材料コスト面だけでなく、室内機本体100のコンパクト化を阻害することにもなるため、前記フィルタ13の短手方向寸法は、前記吸込口2の両外側寸法の幅よりも短くなるように構成している。
吸込パネル3の短手方向両側に位置する吸込口2を通過した吸込み空気は、フィルタ13を通過して集塵された後、送風機4の入口側(入口部4a)に導入される。
図7は図1の室内機における送風機4、熱交換器5及び水受9の配置関係を説明するための部分斜視図である。
水受9は、前記熱交換器5から発生する結露水(ドレン水)を捕集して機外へ排出するためのものである。前記熱交換器5は、前記水受9の受け皿となる凹部9aに添うように配設されている。前記熱交換器5を配設する前記水受9の凹部9aにおける送風機側の内側部分、即ち前記熱交換器5内側に対向する前記水受9の凹部9aの部分には、前記送風機4からの送風空気の一部を前記熱交換器5の下部に案内するように、5°〜10°程度の傾斜部9bが設けられている。この傾斜部9bは、前記送風機4からの吹出し空気が前記熱交換器5の下部を通過する際に、熱交換器5の下部に突入する空気抵抗を低減するように設けられている。前記傾斜部9bの傾斜角度を大きくするほど室内機本体100のコンパクト化が難しくなるので、コンパクト化を阻害しない程度にするため、本実施例では、5°〜10°程度の勾配としている。
更に、本実施例では、水受9の各角部にあたる部位(コーナー部)には、室内機本体100における前記吹出口1への流れを案内するために、傾斜面9cが設けられている。即ち、前記筐体7の短手側の筐体壁面側に吹き出された空調空気の流れを、長手方向に形成されている前記吹出口1に導く通風経路のコーナー部における前記水受9に、前記空調空気を吹出口1に向けてガイドするための前記傾斜面9cが形成されている。
この傾斜面9cの角度は、本実施例では、30°〜60°程度とし、室内機本体100における筐体7内側角部に空気を滞留させることなく、前記吹出口1へスムーズに送風できるように構成している。
また、本実施例では、図4に示すように、前記電気品箱6は、前記水受9の内側と前記送風機4の吸込部4a外側との間に設置され、この電気品箱6の前記制御基板配設部から階段状に下方に延びる前記端子台設置部の背面上部に、前記水受9の一部が配置されるように構成している。このように構成することにより、前記水受9と干渉することなく電気品箱6を設置することができ、水受9の容積を減少させることなく、電気品箱6を設置することができるようにしている。
上述した実施例1において、更に、外気の取入口を備える場合の例を、図2及び図5を用いて説明する。
上述した実施例1では、図2に示すように、室内機内の通風抵抗を低減するために、筐体1の内面に凸形状の整流ガイド部14を設けている。そして、上述したように、前記整流ガイド部14の背面側と前記筐体7との間に形成される空間を、前記外気導入口10から外気を取り入れるための外気導入空間15として利用している。これを更に詳しく説明する。
室内機本体100の内側には、結露を防止するための例えば発泡成型された断熱材7cが備えられており、この断熱材7cの電気品箱6の反対側に位置する部分を、凸形状(山型形状または略くの字型形状或いは複合曲線によって凸形状されたもの等)にすることにより、前記整流ガイド部14を形成するようにしている。
このように構成することにより、送風機により、室内機本体100の筐体内面のうち、吹出口1が設けられていない面に吹き出された空気は、前記整流ガイド部14によって、隣接する吹出口1がある面に案内され、これにより通風抵抗を低減することができる。また、前記整流ガイド部14は、断熱材7cを内側に凸形状とすることにより形成されているので、前記断熱材7cの外側と筐体7内面との間に空間を形成することができる。従って、この空間を外気を導入するための空間(外気導入空間15)として利用することができる。
従来、室内機に外気を導入するためには、室内機本体100と化粧パネル200の間に、外気導入のための略箱状の別部品を設ける必要があった。しかし、本実施例によれば、上述したように前記外気導入空間15を設けることにより、従来のように外気導入のための特別な別部品を設けることなく、外気導入が可能になる。
即ち、本実施例では、図5に示すように、前記整流ガイド部14に対応する部分の前記筐体7側面には、外気を導入するための外気導入口10が設けられており、この外気導入口10から外気を、筐体7内面と整流ガイド部14背面とで形成された外気導入空間15に導入し、この導入された外気を送風機4の吸込部4aに案内するように構成している。従って、前記筐体7の側面に形成された前記外気導入口10に外気導入用ダクト21を接続することにより、図5に示すような外気導入経路22を形成することができ、新鮮な外気を送風機4に取り込むことができる。
本発明の空気調和機の室内機の実施例2を図8により説明する。図8は本実施例2を示す平面図で、化粧パネルを取り外して本体内部の構造がわかるようにした図である。図8において、上記実施例1を説明する図面と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
本実施例2の空気調和機の室内機においても、上記実施例1と同様に、長方形の筐体7内に、送風機4と、この送風機4の外側に配置された熱交換器5と、電気品箱6とを収容した室内機本体101と、該室内機本体101の下面を覆い室内に面するように設けられ、且つ複数の吹出口と、該複数の吹出口のそれぞれの内側に沿うように設けられた複数の吸込口とを有する化粧パネル(図示せず)とを備えている。また、前記送風機4により、前記吸込口から空気を吸込み、前記熱交換器5を通過させて熱交換器5内を流れる冷媒と熱交換させた後、この熱交換後の空調空気を前記吹出口から室内に供給するように構成されている。更に、前記室内機本体101と前記化粧パネルは長方形に形成され、前記化粧パネルはその長手方向の二辺に沿うように前記吹出口と前記吸込口がそれぞれ2個形成されており、前記熱交換器5はコの字状に形成されて、このコの字状熱交換器の開口部側に前記電気品箱6が設置されている2方向室内機である点においても、上記実施例1と同様である。
本実施例2が上記実施例1と異なる点は、前記送風機4が室内機本体101の長手方向に約均等に2台(或いは複数台)設置されていることである。そして、本実施例では、送風機4が2台設置されているという特徴を生かし、室内機内の通風抵抗低減を実現することができるようにしている。即ち、前記電気品箱6に近い側に設けた送風機4cの回転数を、電気品箱6と反対側に設けた送風機4bの回転数よりも高い回転数で運転できるように構成している。なお、図8における16は、前記送風機4bと4cとの間を仕切るように設けられた仕切りであり、2つの送風機から吹き出される空気が衝突して乱流になることを防止するためのものである。
図8に示すように、送風機が2台設置されている2方向吹出しタイプの室内機においては、前記電気品箱6と仕切板8側の通風抵抗が大きくなる。即ち、前記仕切板8側(電気品箱6側)の送風機4cよりも、反仕切板8側(反電気品箱6側)の送風機4bの方が、送風機から吹き出された空気の抵抗が小さくなり、このため送風機4b側の熱交換器5を流れる空気量が多くなり、送風機4c側の熱交換器5を流れる空気量は少なくなる。
そこで、本実施例では、通風抵抗の大きい仕切板8側の送風機4cの回転数を、通風抵抗の小さい反仕切板8側の送風機4bの回転数よりも高い回転数、具体的には5%〜20%の差の回転数にできるように構成している。なお、この回転数の差は固定でも、或いは任意に変更することができるように構成しても良い。
このように構成することにより、化粧パネルの長手方向の二辺に沿うように設けられた2つの吹出口から室内に向かって吹き出される空調空気が、吹出口の長手方向において、吹出し風量が不均一になるのを抑制することができ、バランスの良いより快適な風量制御が可能となる。更に、吹出口からの吹出空気量に偏りがあると、吹出空気量の少ない部分(特に、吹出口の長手方向における仕切板8側端部)の吹出空気温度がより低下するため、ルーバーや吹出口付近に結露が発生し易くなるが、本実施例では吹出空気の偏流を軽減できるので、結露の発生を防止できる効果も得られる。
以上述べたように、本発明の各実施例によれば、室内機内部の通風抵抗を効果的に低減できるから、室内機全体の通風抵抗が低減され、省エネルギー性と静音性を保ちつつ、コンパクト化を実現できる空気調和機の室内機を得ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記実施例では2方向吹出しタイプの室内機に本発明を適用した例を示したが、4方向吹出しタイプの室内機にも同様に適用できるものである。
更に、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1:吹出口、2:吸込口、3:吸込パネル、
4:送風機、4a:吸込部、
5:熱交換器、6:電気品箱、6a:傾斜部、
7:筐体、7a:熱交換器室、7b:配管室、7c:断熱材、
8:仕切板、
9:水受、9a:凹部、9b:傾斜部、9c:傾斜面、
10:外気導入口、
11:制御基板、12:端子台、
13:フィルタ、
14:整流ガイド部、15:外気導入空間、16:仕切り、
21:外気導入用ダクト、22:外気導入経路
100,101:室内機本体、
200:化粧パネル。

Claims (9)

  1. 筐体内に、送風機と、この送風機の外側に配置された熱交換器と、電気品箱とを収容した室内機本体と、
    室内機本体の下面を覆い室内に面するように設けられ、且つ複数の吹出口と、該複数の吹出口のそれぞれの内側に沿うように設けられた複数の吸込口とを有する化粧パネルとを備え、
    前記送風機により、前記吸込口から空気を吸込み、前記熱交換器を通過させて熱交換器内を流れる冷媒と熱交換させた後、この熱交換後の空調空気を前記吹出口から室内に供給するように構成されている空気調和機の室内機において、
    前記筐体内は、前記熱交換器が配置される熱交換器室と、冷媒配管などを配置する配管室とを有し、
    前記熱交換器室は前記筐体内の一方の側に配置され、前記配管室は前記熱交換器室とは反対側に配置され、更に前記送風機は前記筐体内の略中央に配置される構成とし、
    前記電気品箱内は、上方に設けられ制御基板を配設する制御基板配設部と、この制御基板配設部から階段状に下方に延び端子台を設置するための端子台設置部とを備えると共に、該電気品箱の下面は前記送風機の吸込部に向かって傾斜する構成とし、更に
    前記熱交換器から発生する結露水を受ける水受を備え、この水受の内側と前記送風機の吸込部外側との間に前記電気品箱が設置され、前記電気品箱の前記制御基板配設部から階段状に下方に延びる前記端子台設置部の背面上部に前記水受の一部が設置されるように構成している
    ことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 請求項に記載の空気調和機の室内機において、前記室内機本体と前記化粧パネルは長方形に形成され、前記化粧パネルはその長手方向の二辺に沿うように前記吹出口と前記吸込口がそれぞれ2個形成されており、前記熱交換器はコの字状に形成されて、このコの字状熱交換器の開口部側に前記電気品箱が設置されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 請求項に記載の空気調和機の室内機において、前記送風機の吸込部下方の前記化粧パネルに吸込空気中の塵埃を捕捉するためのフィルタを設け、このフィルタは前記2つの吸込口に沿うように長方形状に構成され、該フィルタの短手方向の長さは、前記2つの吸込口の内側同士の長さよりも長く、且つ前記2つの吸込口の外側同士の長さよりは短い寸法に構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 請求項に記載の空気調和機の室内機において、前記水受には、前記熱交換器を配設するための凹部を備え、前記熱交換器内側に対向する前記水受の前記凹部には、前記送風機からの送風空気の一部を前記熱交換器の下部に案内するように傾斜部を設けていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  5. 請求項に記載の空気調和機の室内機において、前記水受には、前記熱交換器を配設するための凹部を設け、更に前記筐体の短手側の筐体壁面側に吹き出された空調空気の流れを、長手方向に形成されている前記吹出口にガイドするための整流ガイド部が前記筐体内面に形成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 請求項またはに記載の空気調和機の室内機において、前記水受には、前記熱交換器を配設するための凹部を設け、更に前記筐体の短手側の筐体壁面側に吹き出された空調空気の流れを、長手方向に形成されている前記吹出口に導く通風経路のコーナー部における前記水受に、前記空調空気を吹出口に向けてガイドするための傾斜面を形成していることを特徴とする空気調和機の室内機。
  7. 請求項に記載の空気調和機の室内機において、前記筐体の内面には、前記熱交換器通過後の冷やされた空気により結露が生じないように、断熱材を備え、前記整流ガイド部は、前記断熱材の一部を前記熱交換器に近接させるように凸形状にして形成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  8. 請求項に記載の空気調和機の室内機において、前記整流ガイド部に対応する部分の前記筐体側面に、外気を導入するための外気導入口を設け、この外気導入口から導入された外気を、前記筐体内面と前記整流ガイド部背面で形成された外気導入空間を介して前記送風機の吸込部に案内するように構成していることを特徴とする空気調和機の室内機。
  9. 請求項2に記載の空気調和機の室内機において、前記送風機は室内機本体の長手方向に2台設置されており、前記電気品箱に近い側に設けた送風機の回転数を、電気品箱と反対側に設けた送風機の回転数よりも高い回転数で運転できるように構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
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