JP6255702B2 - インナーシール材の製造方法 - Google Patents

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本発明はガラス容器の密閉性、防湿性、酸化防止性能を確保するために、外蓋キャップ内側にありガラス容器口部に貼られているインナーシール材の製造方法に関する。
インスタントコーヒーなどの食品や医薬品など密閉性、防湿性、酸化防止などが要求される内容物のガラス容器口部を密閉するためにインナーシール材が用いられている。インナーシール材は、密封後初めて開封する際に剥離層で分離して外蓋キャップの内側に残されるリシール層と、開封段階ではガラス容器口部を覆っているシール層からなる。シール層はその後手ないし器具で破壊開封され、内容物を取り出す開口部となる。シール層をすべて取り去った場合には、ガラス容器口部がそのまま取り出しの開口部となる。
一方リシール層は外蓋キャップ側に残留し、繰り返し外蓋キャップを開閉する際には外蓋キャップとガラス容器口部の間にあって、密閉性保持のためのクッション材として、また防湿性等保持の機能を有する。
密封に際してガラス容器口部への接着はインナーシール材および外蓋キャップ装着後に、高周波を用いて非接触でエネルギーを与え、インナーシール材をガラス容器口部へ加熱溶着する高周波シールという方法が知られている。
この方法は、シール層に含まれるアルミニウム箔が高周波により発熱することを利用したものである。
特開2004−35074号公報
従来のインナーシール材においては、開封後外蓋キャップ側に残り繰り返し使用されるリシール層と、ガラス容器口部に接着され開封後破壊されたのち、内容物を取り出すための開口部を形成するシール部が接着ニス層を介して一体化された、多層構成のものが用いられている。
リシール層を構成するに必要な材料としては、密封性のためのクッション層が必要であり、さらに防湿性や酸化防止性を持たせるためのバリア性を持った層が必要である。またそれらを接着させるためにエクストルーダーやコーターを用いて各々の層を接着する必要がある。
一方シール層に必要な材料は、剥離層、アルミニウム箔層、PETなどのフィルム層、容器口部への接着のためのホットメルト接着層などがあり、それらを接着させるための接着樹脂層が必要となる。
多種類のフィルムや材料とそれらを互いに貼り合わせて作成されるインナーシール材は、多岐にわたる工程とその繰り返しが必要となり、煩雑のみならずコスト面でも課題とされてきた。
本発明では、インナーシール材に求められる密閉性、防湿性、酸化防止性のほか、開封時のバージン性、改竄防止性を損なうことなく、構成を単純化し工程を短縮することのできるインナーシール材の製造方法を提供することを課題とする。
削除。
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上記の課題を解決するための手段として、請求項に記載の発明は、すくなくともクッション層、熱可塑性樹脂層、接着ニス層を積層したリシール層と、すくなくとも耐熱性熱可塑性樹脂層、アルミニウム箔層、接着層を積層したシール層を高周波シールにより接着する工程と、前記シール層を容器開口部に高周波シールにより接着する工程とを同時に行うことを特徴とするインナーシール材の製造方法である。
本発明によって、インナーシール材に求められる容器の密閉性、防湿性、酸化防止性能を損ねることなく、また内容物のバージン性を確保し、層構成を単純化し製造工程を簡略化することが可能となった。
すなわち、リシール層とシール層の接着を容器口部接着と同時に一回の高周波シールで行うことにより、前工程でのインナーシール材のラミネート工程を省くことができた。
本発明で製造されるインナーシール材の、一実施態様における層構成を示した断面模式図である。 本発明で製造されるインナーシール材の、他の一実施態様における層構成を示した断面模式図である。 本発明で製造されるインナーシール材の、その他の一実施態様における層構成を示した断面模式図である。
本発明で製造されるインナーシール材の実施形態を図を用いて説明する。図1は本発明で製造されるインナーシール材の実施形態の構成を断面で示す説明図である。本インナーシール材はリシール層(1)とシール層(2)との2つのパーツからなる。リシール層(1)はクッション層(11)と接着剤層(12)と熱可塑性樹脂層(13)、接着ニス層(14)で構成されている。
シール層(2)は耐熱性熱可塑性樹脂層(21)、接着剤層(22)、アルミニウム箔層(23)、接着層(24)で構成されている。
リシール層(1)のうちクッション層(11)は開封後もキャップを閉じたときに密封性を確保するためのものであり、板紙、発泡プラスチックシート、コルゲートを使用することができる。
クッション層(11)は接着剤層(12)を介して熱可塑性樹脂層(13)と貼り合わせられている。
熱可塑性樹脂層(13)にはOPPフィルム20〜100μを用いることができる。また、防湿性、酸化防止性を保つことができる範囲で延伸ポリエチレンフィルムや押し出しポリエチレンフィルムおよびそれらの複合フィルムが使用できる。
さらに接着ニス層(14)が設けられているが、高周波シール時にリシール層(1)とシール層(2)を接着する機能を持っている。
接着ニス層はシール層(2)側の耐熱性熱可塑性樹脂層(21)と熱接着可能な材料が選択できる。たとえばワックス、合成樹脂凝集剤、粘着付与剤の混合物を用いることができる。
接着ニス層(14)は高周波加熱によって、インナーシール材が容器開口部に接着された後、初めて開封する時に剥離層として機能する。このときの破壊音が内容物に対してのバージン性を確保する機能を持つが、接着ニス層(14)があまり強く接着しすぎた場合には、外蓋キャップを開けて開封する際にリシール層(1)とシール層(2)が剥離しにくくなる。
さらにはリシール層(2)の層間破壊など、インナーシール材としての基本的機能が損なわれる恐れがある。
接着ニス層(14)の接着が弱すぎる場合には、開封する際に破壊音がしないばかりか、開封しようとする前に剥離を起こしてしまう恐れがある。
このため図2に示すように、接着力調整層(15)を設けることができる。接着力調整層(15)は接着ニス層(14)の耐熱性熱可塑性樹脂層(25)側に設けることで高周波シール時に滲み出す接着ニスの量を調節して、剥離層として適度な接着強度にすることができる。
接着力調整層(15)には多孔フィルム、薄用紙を用いることができる。
穴あきフィルムの場合には穴の大きさと密度、薄用紙の場合にはその斤量で滲み出す接
着ニスの量を調整することができ、接着力を調節することができる。
また、接着力の調整には図3に示すように、接着ニス層(14)をパターン状に設けることで調整することもできる。
シール層(2)に用いられる耐熱性熱可塑性樹脂層(21)は厚み12〜50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを使用することが好ましいが、高周波シール時のアルミニウム箔層(23)の発熱に耐えることができるフィルムであれば良く、延伸ポリプロピレンフィルムも使用することができる。延伸ポリプロピレンフィルムを用いる場合には、リシール層(1)側の接着ニス層(14)に塩素化PP系の接着ニスを選択することも可能である。
アルミニウム箔層(23)は高周波による発熱と密閉性、防湿性、酸化防止性能の確保を目的としたものであり、12〜30μmが望ましい。
接着層(24)はホットメルトタイプでガラス容器口部に高周波シールで接着可能な材料であれば良く、ポリエステル系、EVA系、ポリオレフィン系、ブチラール樹脂などから選択して用いることができる。
接着層(24)のアルミニウム箔層(23)への密着性の向上を目的として、アルミニウム箔層(23)にアンカーコートとしてポリエチレン樹脂層やビニル系樹脂層を設けてもよい。
1・・・リシール層
2・・・シール層
11・・・クッション層
12・・・接着剤層
13・・・熱可塑性樹脂層
14・・・接着ニス層
15・・・接着力調整層
21・・・耐熱性熱可塑性樹脂層
22・・・接着剤層
23・・・アルミニウム箔層
24・・・接着層

Claims (1)

  1. すくなくともクッション層、熱可塑性樹脂層、接着ニス層を積層したリシール層と、すくなくとも耐熱性熱可塑性樹脂層、アルミニウム箔層、接着層を積層したシール層を高周波シールにより接着する工程と、前記シール層を容器開口部に高周波シールにより接着する工程とを同時に行うことを特徴とするインナーシール材の製造方法。
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