JP6253774B2 - 空気調和システム - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和システムに関するものである。
従来の空気調和システムとして、第1ゾーンの空気を空調する空調装置と、第1ゾーンと第2ゾーンとを循環する気流を生じさせる送風装置と、を備えたものがある。送風装置の送風動作によって第1ゾーンと第2ゾーンとを循環する気流を生じさせることが可能であるため、例えば、第2ゾーンに空調装置が設けられない場合等であっても、第2ゾーンの快適性を向上することが可能である(例えば、特許文献1を参照)。
実用新案登録第3169020号公報(段落[0014]〜段落[0032]、図1、図2)
従来の空気調和システムでは、送風装置の送風動作が、使用者のスイッチ操作によって設定される。そのため、例えば、送風装置から送風される風量、送風装置の運転時間等が不十分となって、第2ゾーンの快適性が確保されない場合等が生じてしまう。また、例えば、送風装置から送風される風量、送風装置の運転時間等が過剰となって、空調装置の負荷が増加して、省エネ性が低下してしまう場合等が生じてしまう。つまり、従来の空気調和システムでは、快適性、省エネ性等を向上することが困難であるという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、快適性、省エネ性等を向上することができる空気調和システムを得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和システムは、第1ゾーンの空気を空調する空調装置と、空調装置に設けられ、第1ゾーンの空気の温度を検知する温度検知部と、第1ゾーンと、第1ゾーンとは壁面で仕切られた第2ゾーンとの間に循環する気流を生じさせる送風装置と、空調装置の空調動作と送風装置の送風動作との連携動作を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、空調装置の空調動作を開始したに送風装置の送風動作を開始し、温度検知部で検知される温度に応じて、送風装置から送風される風量を変化させるものである。
本発明に係る空気調和システムでは、空調装置の空調動作と送風装置の送風動作との連携動作を行うことが可能である。そのため、例えば、送風装置から送風される風量、送風装置の運転時間等が不十分となって、第2ゾーンの快適性が確保されない場合、送風装置から送風される風量、送風装置の運転時間等が過剰となって、空調装置の負荷が増加して、省エネ性が低下してしまう場合等が生じることが抑制されて、快適性、省エネ性等が向上される。
実施の形態1に係る空気調和システムの、概略構成及び概略動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、概略構成及び概略動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、空調装置の構成及び動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態2に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。 実施の形態2に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態3に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。 実施の形態3に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態4に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。 実施の形態4に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。 実施の形態4に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態5に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。 実施の形態5に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態6に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。 実施の形態7に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態7に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。 実施の形態8に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。
以下、本発明に係る空気調和システムについて、図面を用いて説明する。
なお、実施の形態2以降において特に記述されない事項については、実施の形態1と同様である。また、以下では、同一又は類似するものに同一の符号を付している。また、実施の形態1〜8のそれぞれの一部又は全ては、単独で実施されてもよく、また、組み合わされて実施されてもよい。何れの場合であっても、後述する効果と同様の有利な効果が奏される。また、以下では、構成、動作、設定等の一例を示しているにすぎず、本発明に係る空気調和システムは、そのような場合に限定されない。
また、全般に亘り、「システム」との用語を、複数の装置を備える系全体を意味するものとして用いている。また、以下で使用される「通信」との用語には、無線通信、有線通信、無線通信と有線通信とが混在する通信等が含まれる。無線通信と有線通信とが混在する通信には、例えば、無線通信が行われる区間と有線通信が行われる区間とが混在するもの、有線通信する装置間と無線通信する装置間とが混在するもの、等が含まれる。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1に係る空気調和システムについて説明する。
<空気調和システムの概略構成及び概略動作>
図1は、実施の形態1に係る空気調和システムの、概略構成及び概略動作を説明するための図である。なお、図1では、空気調和システム31が適用される住宅1の平面図の一例を示している。
図1に示されるように、住宅1は、例えば、戸建て住宅であり、その1階フロアに、リビング2、キッチン3、和室4、廊下5、玄関6、トイレ7、洗面所8、浴室9等を備える。住宅1には、空気調和システム31が配設される。空気調和システム31は、給気装置32と、排気装置33と、空調装置34と、送風装置35と、制御部36と、を備える。
給気装置32及び排気装置33は、住宅1の全体の換気のために設けられ、給気装置32は、例えばリビング2、和室4等に配設され、排気装置33は、例えばトイレ7、洗面所8、浴室9等に配設される。給気装置32によって新鮮な空気(外気)が居室に取り込まれる。居室に取り込まれた空気は、廊下5を通過してトイレ7、洗面所8及び浴室9に流れ、排気装置33によって外に排出される。このように構成されることで、トイレ7、洗面所8及び浴室9で発生する臭気等の汚染空気が、居室に流入することが抑制される。
空調装置34は、室内熱交換器と室内送風機とを有する室内機41と、室外機42と、を有し、室内機41は、例えば、リビング2等に配設される。空調装置34は、冷房、暖房、除湿、加湿、保湿、送風等の運転モードでリビング2の空気を空調する。室内機41の室内送風機によって空調可能な空間が、第1ゾーン21と定義される。
送風装置35は、例えば、リビング2とキッチン3との間、リビング2と和室4との間、リビング2と廊下5との間等に配設され、リビング2の第1ゾーン21の空気を、キッチン3、和室4、廊下5等に供給する。つまり、送風装置35は、第1ゾーン21以外の空間に第1ゾーン21の空気を供給する。送風装置35によって気流が生じる第1ゾーン21以外の空間が、第2ゾーン22と定義される。玄関6、トイレ7、洗面所8、浴室9等の空間が第2ゾーン22になる場合がある。送風装置35は、リビング2の第1ゾーン21の空気をキッチン3に供給する場合等のように、第1ゾーン21の空気を第2ゾーン22に第1風路11を介さずに供給するものであってもよく、また、リビング2の第1ゾーン21の空気を和室4又は廊下5に供給する場合等のように、第1ゾーン21の空気を第2ゾーン22に第1風路11を介して供給するものであってもよい。
各部屋の扉10の床面との隙間、開口等は、第1ゾーン21と第2ゾーン22とを連通させる第2風路12として機能する。送風装置35によって、第1ゾーン21から第1風路11を介して第2ゾーン22に流入する気流(図1における墨付きの実線矢印)が生じると、第2ゾーン22から第2風路12を介して第1ゾーン21へ戻る気流(図1における墨付きの点線矢印)が生じる。つまり、送風装置35によって、第1ゾーン21と第2ゾーン22とを循環する気流が生じる。第2風路12は、扉10の床面との隙間、開口等である場合に限定されない。
制御部36は、空気調和システム31の動作全般を司る。制御部36の一部又は全ては、例えば、マイコン、マイクロプロセッサユニット等で構成されてもよく、また、ファームウェア等の更新可能なもので構成されてもよく、また、CPU等からの指令によって実行されるプログラムモジュール等であってもよい。制御部36の一部又は全ては、住宅1内に配設されてもよく、また、住宅1外に配設されてもよい。制御部36は、本発明における「制御手段」に相当する。
図2は、実施の形態1に係る空気調和システムの、概略構成及び概略動作を説明するための図である。なお、図2では、空気調和システム31が適用される住宅1の平面図の一例を示している。
図2に示されるように、送風装置35によって、第2ゾーン22から第1風路11を介して第1ゾーン21に流入する気流(図2における墨付きの実線矢印)が生じ、第1ゾーン21から第2風路12を介して第2ゾーン22へ戻る気流(図2における墨付きの点線矢印)が生じてもよい。そのような場合でも、送風装置35によって、第1ゾーン21と第2ゾーン22とを循環する気流が生じる。
<空調装置の構成及び動作の具体例>
(構成の具体例)
図3は、実施の形態1に係る空気調和システムの、空調装置の構成及び動作の具体例を説明するための図である。なお、図3では、空気調和システム31が適用される住宅1の平面図の一例を示している。
図3に示されるように、空調装置34の室内機41は、リビング2の壁面、つまり、第1ゾーン21の壁部に配設され、空調装置34の室外機42は、住宅1の外側に配設される。
空調装置34は、室内機41から空調された空気、例えば、冷風を吹き出すことで冷房を行い、温風を吹き出すことで暖房を行う。空調装置34は、蒸気圧縮式のヒートポンプによって空調するものであり、圧縮機51と、四方弁52と、室外熱交換器53と、膨張弁54と、室内熱交換器55と、が配管で接続された冷媒回路34aを有する。また、空調装置34は、第1ゾーン21の室内空気の温度を検知する室内温度検知部61を有する。室内機41は、計測制御装置72を有し、室外機42は、計測制御装置71を有する。計測制御装置71と計測制御装置72とは、通信線73によって接続され、各種信号を相互に授受する。また、計測制御装置72は、リビング2等に置かれたリモートコントローラー74と各種信号を授受する。
圧縮機51と、四方弁52と、室外熱交換器53と、膨張弁54と、は、室外機42に配設される。また、室外機42内の室外熱交換器53の近くに、室外送風機56が配設される。室内熱交換器55は、室内機41に配設される。また、室内機41内の室内熱交換器55の近くに室内送風機57が配設される。
室外送風機56が駆動して送風動作を開始すると、室外機42の内部に負圧が生じて、外気が、室外機42に吸い込まれ、室外熱交換器53を通過した後に、住宅1の外側に吹き出される。また、室内送風機57が駆動して送風動作を開始すると、室内機41の内部に負圧が生じて、第1ゾーン21の室内空気が、室内機41に吸い込まれ、室内熱交換器55を通過した後に、第1ゾーン21に吹き出される。
圧縮機51は、低温かつ低圧の冷媒を圧縮して高温かつ高圧の冷媒とするものであり、例えば、インバータで駆動され、空調状況に応じて運転容量が制御される。四方弁52は、圧縮機51の吐出側に接続され、空調装置34の運転モード、例えば、冷房又は暖房に応じて冷媒の流れを切り換える。室外熱交換器53は、冷媒回路34aを流れる冷媒から供給される冷熱又は温熱と外気とを熱交換させる。膨張弁54は、室外熱交換器53と室内熱交換器55との間に接続され、開度が調整されることで、冷媒を減圧して膨張させる。室内熱交換器55は、冷媒回路34aを流れる冷媒から供給される冷熱又は温熱と第1ゾーン21から供給される室内空気とを熱交換させる。室内熱交換器55で冷却又は過熱された室内空気が、第1ゾーン21に吹き出されることで、第1ゾーン21が冷暖房される。
室内温度検知部61の検知結果である室内温度の情報は、計測制御装置72に供給される。計測制御装置72は、室内温度検知部61の検知結果である室内温度の情報を、通信線73を介して、計測制御装置71に供給する。なお、通信線73は、有線又は無線の何れであってもよく、また、他の通信媒体であってもよい。例えば、室内温度検知部61は、サーミスタ等の温度センサであり、室内機41の内部に搭載されて、室内機41に吸い込まれる第1ゾーン21の室内空気の温度を検知する。
計測制御装置71及び計測制御装置72は、空調装置34に搭載された室内温度検知部61及び他の検知部(図示省略)の検知結果と、使用者によって設定された空調装置34の設定情報と、に基づいて、予め記憶されている制御プログラムを実行して、空調装置34の運転を制御する。つまり、計測制御装置71及び計測制御装置72は、空調装置34の動作全般を司る。計測制御装置71及び計測制御装置72は、空気調和システム31の制御部36の一部である。
例えば、他の検知部(図示省略)として、圧縮機51の吐出側に配設され、圧縮機51から吐出される冷媒の圧力を検知する吐出側圧力検知部、圧縮機51の吸入側に配設され、圧縮機51に吸入される冷媒の圧力を検知する吸入側圧力検知部、圧縮機51の吐出側に配設され、圧縮機51から吐出される冷媒の温度を検知する吐出側温度検知部、圧縮機51の吸入側に配設され、圧縮機51に吸入される冷媒の温度を検知する吸入側温度検知部、外気の温度を検知する室外温度検知部等が挙げられる。
例えば、計測制御装置71は、圧縮機51の駆動周波数の制御を行い、四方弁52の切り換え制御を行い、室外送風機56の回転数の制御を行い、膨張弁54の開度の制御を行う。また、例えば、計測制御装置72は、室内送風機57の回転数の制御を行う。つまり、計測制御装置71及び計測制御装置72は、空調装置34に与えられた運転指令に応じて各種装置に各種動作指令を出力する。なお、計測制御装置71が、室内送風機57の回転数の制御を行ってもよく、計測制御装置72が、圧縮機51の駆動周波数の制御を行ってもよく、四方弁52の切り換え制御を行ってもよく、室外送風機56の回転数の制御を行ってもよく、膨張弁54の開度の制御を行ってもよい。
(運転指令の具体例)
空調装置34の使用者は、例えば、リモートコントローラー74を操作することで、空調装置34に運転指令を与える。運転指令には、運転と停止の切換指令、運転モード(冷房、暖房、除湿、加湿、保湿、空気清浄、送風等)の切換指令、設定温度の切換指令、設定湿度の切換指令、設定風量の切換指令、設定風向の切換指令、タイマーの切換指令等が挙げられる。各運転指令は、空調装置34の使用者のリモートコントローラー74以外、例えば、計測制御装置71、計測制御装置72等の操作によって与えられてもよく、また、空気調和システム31の制御部36のうちの空調装置34に含まれない部分の操作によって与えられてもよい。また、各種設定が省略され、既存の設定情報が用いられてもよく、そのような場合には、入力が簡略化されて、使用者の利便性が向上される。既存の設定情報は、計測制御装置71、計測制御装置72、リモートコントローラー74、空気調和システム31の制御部36のうちの空調装置34に含まれない部分等に記憶された情報である。
(冷房動作の具体例)
運転モードとして冷房が選択される場合には、圧縮機51から吐出された冷媒は、四方弁52を通過して室外熱交換器53に流入する。室外熱交換器53に流入した冷媒は、外気と熱交換して凝縮液化し、膨張弁54に流入する。膨張弁54に流入した冷媒は、膨張弁54で減圧され、室内熱交換器55に流入する。室内熱交換器55に流入した冷媒は、第1ゾーン21から吸い込まれた室内空気と熱交換して蒸発ガス化し、四方弁52を通過して圧縮機51に再び吸入される。第1ゾーン21から吸い込まれた室内空気は、室内熱交換器55で冷却される。室内熱交換器55における冷媒と室内空気との熱交換量は、冷却能力Qと呼ばれる。冷却能力Qは、圧縮機51の回転数を変えることで調整することが可能である。
(暖房動作の具体例)
運転モードとして暖房が選択される場合には、圧縮機51から吐出された冷媒は、四方弁52を通過して室内熱交換器55に流入する。室内熱交換器55に流入した冷媒は、第1ゾーン21から吸い込まれた室内空気と熱交換して凝縮液化し、膨張弁54に流入する。膨張弁54に流入した冷媒は、膨張弁54で減圧され、室外熱交換器53に流入する。室外熱交換器53に流入した冷媒は、外気と熱交換して蒸発ガス化し、四方弁52を通過して圧縮機51に再び吸入される。第1ゾーン21から吸い込まれた室内空気は、室内熱交換器55で加熱される。室内熱交換器55における冷媒と室内空気との熱交換量は、加熱能力Qと呼ばれる。加熱能力Qは、圧縮機51の回転数を変えることで調整することが可能である。
なお、以上では、空気調和システム31が、1台の空調装置34を備える場合を説明しているが、複数台の空調装置34を備えていてもよい。また、以上では、空調装置34が、1台の室外機42と1台の室内機41とで構成される場合を説明しているが、そのような場合に限定されず、例えば、1台の室外機42と複数台の室内機41とで構成されてもよく、また、1台の室外機42と中継機(図示省略)と逆止弁(図示省略)と複数台の室内機41とで構成され、冷房を行う室内機41と暖房を行う室内機41とが混在する運転を行えるものであってもよい。また、室内機41及び室外機42の配設位置は、図1〜図3に示されるような場合に限定されず、例えば、室内機41がリビング2等の天井裏に配設されてもよく、また、室外機42が建物の屋上に配設されてもよい。
<空気調和システムの構成及び概略動作の具体例>
(具体例−1)
図4は、実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。なお、図4では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図4に示されるように、リビング2の壁面、つまり、第1ゾーン21の天井部まで延びる壁部に第1開口部13が形成され、廊下5の天井、つまり、第2ゾーン22の天井部に第2開口部14が形成され、第1開口部13と第2開口部14とは、第1風路11によって連通される。送風装置35は、第1風路11の途中部、つまり、廊下5の天井裏に配設される。送風装置35が送風動作を開始すると、第1開口部13を介して、リビング2の第1ゾーン21の空気が第1風路11に流入し、第2開口部14を介して、廊下5に流出する。そして、第2風路12を介して、廊下5からリビング2へ戻る気流が生じる。第2開口部14が廊下5に形成され、廊下5の空間が第2ゾーン22である場合を示しているが、第2開口部14がキッチン3、和室4、トイレ7、洗面所8、浴室9等に形成され、それらの空間が第2ゾーン22であってもよい。
具体例−1では、廊下5の天井裏に第1風路11が配設されるため、リビング2の天井高さを高くすることが可能となって、住宅1の意匠性、快適性等が向上される。なお、送風装置35は、第1ゾーン21内の第1開口部13の近く、つまり第1風路11の風上側に配設されてもよく、また、第2ゾーン22内の第2開口部14の近く、つまり第1風路11の風下側に配設されてもよい。送風装置35が、第1風路11の途中部に配設される場合には、意匠性、快適性等が更に向上される。
また、第1開口部13が、リビング2の壁面、つまり、第1ゾーン21の天井部まで延びる壁部に形成されるため、室内機41から吹き出された空気が、天井面に沿って流れてスムーズに第1開口部13に流入することとなり、第2ゾーン22の空調が効率化される。そのため、第2ゾーン22の快適性が向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を抑制することが可能となる。
特に、第1開口部13が、リビング2の、室内機41の吹出方向に位置する壁部、つまり、第1ゾーン21の、室内機41の吹出方向の壁部に形成されるとよく、そのような場合には、室内機41から吹き出された空気が、天井面に沿って流れてスムーズに第1開口部13に流入することが、更に促進されるため、第2ゾーン22の快適性が更に向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を更に抑制することが可能となる。
また、特に、第1開口部13が、第1ゾーン21の上部に形成されるとよく、そのような場合には、室内機41が暖房運転する際に、第1ゾーン21の天井部付近の高温空気を第2ゾーン22に供給することが可能となって、第2ゾーン22の暖房が効率化される。また、第1開口部13と第2風路12との間隔が広くなって、第1ゾーン21に生じる上下方向の気流によって、空調装置34の冷暖房運転時に生じる第1ゾーン21の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第1ゾーン21の快適性が向上される。また、第2開口部14が第2ゾーン22の天井部に形成されることで、第2ゾーン22においても、第1ゾーン21と同様に、第2ゾーン22の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第2ゾーン22の快適性が向上される。
(具体例−2)
図5は、実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。なお、図5では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図5に示されるように、リビング2の廊下5側の壁面、つまり、第1ゾーン21と第2ゾーン22とを仕切り、天井部まで延びる壁部の第1ゾーン21側に第1開口部13が形成され、廊下5のリビング2側の壁面、つまり、第1ゾーン21と第2ゾーン22とを仕切り、天井部まで延びる壁部の第2ゾーン22側に第2開口部14が形成され、第1開口部13と第2開口部14とは、第1風路11によって連通される。送風装置35は、第1風路11の途中部、つまり、リビング2と廊下5とを仕切る扉10の上方の壁部に配設される。送風装置35が送風動作を開始すると、第1開口部13を介して、リビング2の第1ゾーン21の空気が第1風路11に流入し、第2開口部14を介して、廊下5に流出する。そして、第2風路12を介して、廊下5からリビング2へ戻る気流が生じる。第2開口部14が廊下5に形成され、廊下5の空間が第2ゾーン22である場合を示しているが、第2開口部14がキッチン3、和室4、トイレ7、洗面所8、浴室9等に形成され、それらの空間が第2ゾーン22であってもよい。
具体例−2では、扉10の上方の壁部に第1風路11が配設されるため、リビング2及び廊下5の天井高さを高くすることが可能となって、住宅1の意匠性、快適性等が向上される。なお、送風装置35は、第1ゾーン21内の第1開口部13の近く、つまり第1風路11の風上側に配設されてもよく、また、第2ゾーン22内の第2開口部14の近く、つまり第1風路11の風下側に配設されてもよい。送風装置35が、第1風路11の途中部に配設される場合には、意匠性、快適性等が更に向上される。
また、第1開口部13が、リビング2の壁面、つまり、第1ゾーン21の天井部まで延びる壁部に形成されるため、室内機41から吹き出された空気が、天井面に沿って流れてスムーズに第1開口部13に流入することとなり、第2ゾーン22の空調が効率化される。そのため、第2ゾーン22の快適性が向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を抑制することが可能となる。
特に、第1開口部13が、リビング2の、室内機41の吹出方向に位置する壁部、つまり、第1ゾーン21の、室内機41の吹出方向の壁部に形成されるとよく、そのような場合には、室内機41から吹き出された空気が、天井面に沿って流れてスムーズに第1開口部13に流入することが、更に促進されるため、第2ゾーン22の快適性が更に向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を更に抑制することが可能となる。
また、特に、第1開口部13が、第1ゾーン21の上部に形成されるとよく、そのような場合には、室内機41が暖房運転する際に、第1ゾーン21の天井部付近の高温空気を第2ゾーン22に供給することが可能となって、第2ゾーン22の暖房が効率化される。また、第1開口部13と第2風路12との間隔が広くなって、第1ゾーン21に生じる上下方向の気流によって、空調装置34の冷暖房運転時に生じる第1ゾーン21の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第1ゾーン21の快適性が向上される。また、第2開口部14が第2ゾーン22の天井部に形成されることで、第2ゾーン22においても、第1ゾーン21と同様に、第2ゾーン22の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第2ゾーン22の快適性が向上される。
(具体例−3)
図6は、実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。なお、図6では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図6に示されるように、リビング2の天井、つまり、第1ゾーン21の天井部に第1開口部13が形成され、廊下5の天井、つまり、第2ゾーン22の天井部に第2開口部14が形成され、第1開口部13と第2開口部14とは、第1風路11によって連通される。送風装置35は、第1風路11の途中部、つまり、リビング2又は廊下5の天井裏に配設される。送風装置35が送風動作を開始すると、第1開口部13を介して、リビング2の第1ゾーン21の空気が第1風路11に流入し、第2開口部14を介して、廊下5に流出する。そして、第2風路12を介して、廊下5からリビング2へ戻る気流が生じる。第2開口部14が廊下5に形成され、廊下5の空間が第2ゾーン22である場合を示しているが、第2開口部14がキッチン3、和室4、トイレ7、洗面所8、浴室9等に形成され、それらの空間が第2ゾーン22であってもよい。
具体例−3では、第1開口部13が、リビング2の天井、つまり、第1ゾーン21の天井部に形成されるため、室内機41から吹き出された空気が、天井面に沿って流れてスムーズに第1開口部13に流入することとなり、第2ゾーン22の空調が効率化される。そのため、第2ゾーン22の快適性が向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を抑制することが可能となる。
特に、第1開口部13が、リビング2の、室内機41の吹出方向に位置する天井部、つまり、第1ゾーン21の、室内機41の吹出方向の天井部に形成されるとよく、そのような場合には、室内機41から吹き出された空気が、天井面に沿って流れてスムーズに第1開口部13に流入することが、更に促進されるため、第2ゾーン22の快適性が更に向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を更に抑制することが可能となる。
また、第1開口部13が、リビング2の天井面、つまり、第1ゾーン21の天井部に形成されるため、室内機41が暖房運転する際に、第1ゾーン21の天井部付近の高温空気を第2ゾーン22に供給することが可能となって、第2ゾーン22の暖房が効率化される。また、第1開口部13と第2風路12との間隔が広くなって、第1ゾーン21に生じる上下方向の気流によって、空調装置34の冷暖房運転時に生じる第1ゾーン21の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第1ゾーン21の快適性が向上される。また、第2開口部14が第2ゾーン22の天井部に形成されることで、第2ゾーン22においても、第1ゾーン21と同様に、第2ゾーン22の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第2ゾーン22の快適性が向上される。
また、第1開口部13が、リビング2の天井面、つまり、第1ゾーン21の天井部に形成されるため、第1開口部13を、室内機41の吹出口の近くに形成することが可能である。第1ゾーン21では、室内機41の吹出口に近い箇所ほど、暖房時に高温となり、また、冷房時に低温となるため、第1開口部13が、室内機41の吹出口の近くに形成されることで、第2ゾーン22に高温又は低温の空気を供給することが可能となって、第2ゾーン22の空調が効率化される。そのため、第2ゾーン22の快適性が向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を抑制することが可能となる。
(具体例−4)
図7は、実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。なお、図7では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図7に示されるように、リビング2の壁面、つまり、第1ゾーン21の天井部まで延びる壁部に第1開口部13が形成され、廊下5の天井、つまり、第2ゾーン22の天井部に第2開口部14が形成され、第1開口部13と第2開口部14とは、第1風路11によって連通される。送風装置35は、第1風路11の途中部、つまり、廊下5の天井裏に配設される。送風装置35が送風動作を開始すると、第2開口部14を介して、廊下5の第2ゾーン22の空気が第1風路11に流入し、第1開口部13を介して、リビング2に流出する。そして、第2風路12を介して、リビング2から廊下5へ戻る気流が生じる。第2開口部14が廊下5に形成され、廊下5の空間が第2ゾーン22である場合を示しているが、第2開口部14がキッチン3、和室4、トイレ7、洗面所8、浴室9等に形成され、それらの空間が第2ゾーン22であってもよい。
具体例−4では、廊下5の天井裏に第1風路11が配設されるため、リビング2の天井高さを高くすることが可能となって、住宅1の意匠性、快適性等が向上される。なお、送風装置35は、第2ゾーン22内の第2開口部14の近く、つまり第1風路11の風上側に配設されてもよく、また、第1ゾーン21内の第1開口部13の近く、つまり第1風路11の風下側に配設されてもよい。送風装置35が、第1風路11の途中部に配設される場合には、意匠性、快適性等が更に向上される。
また、第1開口部13が、リビング2の壁面の上部、つまり、第1ゾーン21の壁部の上部に形成され、第1開口部13から吹き出された空気が、第1ゾーン21を水平方向に通過することとなって、リビング2に居る人に風が当たることが抑制されて、第1ゾーン21の快適性が向上される。また、扉10と床面との隙間を流れる空気が、リビング2から廊下5へと吹き出されることとなって、リビング2の床面、つまり、第1ゾーン21の床部に冷たい隙間風が生じることが抑制されて、第1ゾーン21の快適性が向上される。
また、空調装置34が冷房運転する際に、リビング2の床面近く、つまり、第1ゾーン21の床部近くの冷たい空気を第2ゾーン22に供給することができるため、第2ゾーン22の快適性が向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を抑制することが可能となる。また、第1開口部13と第2風路12との間隔が広くなって、第1ゾーン21に生じる上下方向の気流によって、空調装置34の冷暖房運転時に生じる第1ゾーン21の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第1ゾーン21の快適性が向上される。また、第2開口部14が第2ゾーン22の天井部に形成されることで、第2ゾーン22においても、第1ゾーン21と同様に、第2ゾーン22の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第2ゾーン22の快適性が向上される。
(具体例−5)
図8は、実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。なお、図8では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図8に示されるように、リビング2の廊下5側の壁面、つまり、第1ゾーン21と第2ゾーン22とを仕切り、天井部まで延びる壁部の第1ゾーン21側に第1開口部13が形成され、廊下5のリビング2側の壁面、つまり、第1ゾーン21と第2ゾーン22とを仕切り、天井部まで延びる壁部の第2ゾーン22側に第2開口部14が形成され、第1開口部13と第2開口部14とは、第1風路11によって連通される。送風装置35は、第1風路11の途中部、つまり、リビング2と廊下5とを仕切る扉10の上方の壁部に配設される。送風装置35が送風動作を開始すると、第2開口部14を介して、廊下5の第2ゾーン22の空気が第1風路11に流入し、第1開口部13を介して、リビング2に流出する。そして、第2風路12を介して、リビング2から廊下5へ戻る気流が生じる。第2開口部14が廊下5に形成され、廊下5の空間が第2ゾーン22である場合を示しているが、第2開口部14がキッチン3、和室4、トイレ7、洗面所8、浴室9等に形成され、それらの空間が第2ゾーン22であってもよい。
具体例−5では、扉10の上方の壁部に第1風路11が配設されるため、リビング2及び廊下5の天井高さを高くすることが可能となって、住宅1の意匠性、快適性等が向上される。なお、送風装置35は、第2ゾーン22内の第2開口部14の近く、つまり第1風路11の風上側に配設されてもよく、また、第1ゾーン21内の第1開口部13の近く、つまり第1風路11の風下側に配設されてもよい。送風装置35が、第1風路11の途中部に配設される場合には、意匠性、快適性等が更に向上される。
また、第1開口部13が、リビング2の壁面の上部、つまり、第1ゾーン21の壁部の上部に形成され、第1開口部13から吹き出された空気が、第1ゾーン21を水平方向に通過することとなって、リビング2に居る人に風が当たることが抑制されて、第1ゾーン21の快適性が向上される。また、扉10と床面との隙間を流れる空気が、リビング2から廊下5へと吹き出されることとなって、リビング2の床面、つまり、第1ゾーン21の床部に冷たい隙間風が生じることが抑制されて、第1ゾーン21の快適性が向上される。
また、空調装置34が冷房運転する際に、リビング2の床面近く、つまり、第1ゾーン21の床部近くの冷たい空気を第2ゾーン22に供給することができるため、第2ゾーン22の快適性が向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を抑制することが可能となる。また、第1開口部13と第2風路12との間隔が広くなって、第1ゾーン21に生じる上下方向の気流によって、空調装置34の冷暖房運転時に生じる第1ゾーン21の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第1ゾーン21の快適性が向上される。また、第2開口部14が第2ゾーン22の天井部に形成されることで、第2ゾーン22においても、第1ゾーン21と同様に、第2ゾーン22の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第2ゾーン22の快適性が向上される。
(具体例−6)
図9は、実施の形態1に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。なお、図9では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図9に示されるように、リビング2の天井、つまり、第1ゾーン21の天井部に第1開口部13が形成され、廊下5の天井、つまり、第2ゾーン22の天井部に第2開口部14が形成され、第1開口部13と第2開口部14とは、第1風路11によって連通される。送風装置35は、第1風路11の途中部、つまり、リビング2又は廊下5の天井裏に配設される。送風装置35が送風動作を開始すると、第2開口部14を介して、廊下5の第2ゾーン22の空気が第1風路11に流入し、第1開口部13を介して、リビング2に流出する。そして、第2風路12を介して、リビング2から廊下5へ戻る気流が生じる。第2開口部14が廊下5に形成され、廊下5の空間が第2ゾーン22である場合を示しているが、第2開口部14がキッチン3、和室4、トイレ7、洗面所8、浴室9等に形成され、それらの空間が第2ゾーン22であってもよい。
具体例−6では、扉10と床面との隙間を流れる空気が、リビング2から廊下5へと吹き出されることとなって、リビング2の床面、つまり、第1ゾーン21の床部に冷たい隙間風が生じることが抑制されて、第1ゾーン21の快適性が向上される。
また、第1開口部13が、リビング2の天井、つまり、第1ゾーン21の天井部に形成されるため、空調装置34が冷房運転する際に、リビング2の床面近く、つまり、第1ゾーン21の床部近くの冷たい空気を第2ゾーン22に供給することができるため、第2ゾーン22の快適性が向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を抑制することが可能となる。また、第1開口部13と第2風路12との間隔が広くなって、第1ゾーン21に生じる上下方向の気流によって、空調装置34の冷暖房運転時に生じる第1ゾーン21の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第1ゾーン21の快適性が向上される。また、第2開口部14が第2ゾーン22の天井部に形成されることで、第2ゾーン22においても、第1ゾーン21と同様に、第2ゾーン22の上下方向の温度差を低減する作用が促進されることとなるため、第2ゾーン22の快適性が向上される。
特に、第1開口部13が、リビング2の、室内機41の吸入口の上方に位置する天井部、つまり、第1ゾーン21の、室内機41の吸入口の上方に形成されるとよい。空調装置34のヒートポンプは、暖房運転時に低温空気を、又は、冷房運転時に高温空気を、室内機41に吸入して熱交換することで、運転効率が向上される。そのため、第1開口部13が、第1ゾーン21の、室内機41の吸入口の上方に形成される場合には、第2ゾーン22の低温空気又は高温空気を効率よく室内機41に吸入させることが可能となって、空調装置34の消費電力量の増加を更に抑制することが可能となる。また、第2ゾーン22を効率よく空調することが可能となって、第2ゾーン22の快適性が更に向上される。
<制御部の構成及び概略動作の具体例>
図10は、実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。
図10に示されるように、制御部36は、集中制御装置81と、集中制御装置81に接続された表示操作装置82と、集中制御装置81に接続され、空調装置34、例えば、空調装置34の室内機41の計測制御装置72との通信を行う空調通信装置83と、集中制御装置81に接続され、送風装置35の制御を司る送風制御装置84と、集中制御装置81に接続され、排気装置33の制御を司る排気制御装置85と、を有する。各接続は、有線又は無線に限定されず、各指令、各装置の運転状態の情報等を相互に伝達できるものであればよい。
空気調和システム31の使用者は、表示操作装置82を操作することで、空調装置34及び送風装置35の連携動作の実行と解除の切換指令、空気調和システム31が空調装置34を複数備える場合の連携動作を行わせる空調装置34の切換指令、連携動作を行わせる送風装置35の切換指令、等の運転指令を与えることができる。運転指令は、表示操作装置82から集中制御装置81に送信されて記憶される。集中制御装置81には、後述する制御部36の動作を実行するための制御プログラムが記憶されており、その制御プログラムが実行されることで、集中制御装置81から空調通信装置83、送風制御装置84、排気制御装置85等に動作指令が送信される。
例えば、集中制御装置81から空調通信装置83へは、空調装置34の、運転と停止の切換指令、運転モードの切換指令、設定温度の切換指令、設定風量の切換指令、設定風向の切換指令等が送信される。また、空調通信装置83から集中制御装置81へは、空調装置34の、各種検知部の検知情報、運転情報等が送信される。各種検知部の検知情報としては、第1ゾーン21の室内温度、第1ゾーン21の室内湿度、第1ゾーン21の室内風速、第1ゾーン21の室内空気圧力、外気温度、外気湿度、外気風速、外気圧力、冷媒回路34aの冷媒温度(配管温度)、冷媒回路34aの冷媒圧力、第1ゾーン21の壁部の温度、第1ゾーン21の照度、第1ゾーン21の日射量、第1ゾーン21の人の在室情報、第1ゾーン21の画像情報、第1ゾーン21のCO濃度、第1ゾーン21のVOC濃度、第1ゾーン21の粉塵濃度、第1ゾーン21の臭気濃度等が挙げられる。
例えば、集中制御装置81から送風制御装置84、排気制御装置85等へは、送風装置35、排気装置33等の、運転と停止の切換指令、設定風量の切換指令、設定風向の切換指令等が送信される。送風制御装置84から集中制御装置81へは、送風装置35の、各種検知器の検知情報、運転情報等が送信される。各種検知器の検知情報としては、第2ゾーン22の室内温度、第1風路11を構成する部材の表面温度、第2ゾーン22の室内湿度、第2ゾーン22の室内風速、第2ゾーン22の室内空気圧力、外気温度、外気湿度、外気風速、外気圧力、第2ゾーン22の壁部の温度、第2ゾーン22の照度、第2ゾーン22の日射量、第2ゾーン22の人の在室情報、第2ゾーン22の画像情報、第2ゾーン22のCO濃度、第2ゾーン22のVOC濃度、第2ゾーン22の粉塵濃度、第2ゾーン22の臭気濃度等が挙げられる。
<制御部の動作の具体例>
(具体例−1)
図11は、実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。
図11に示されるように、制御部36は、空調装置34の空調動作(室内送風機57の送風動作)を開始するとともに、送風装置35の送風動作を開始する(つまり、風量を0から増加させる)。また、制御部36は、空調装置34の空調動作(室内送風機57の送風動作)を停止するとともに、送風装置35の送風動作を停止する(つまり、風量を0にする)。
具体例−1では、第1ゾーン21が空調装置34によって空調されている場合のみ送風装置35の送風動作が行われることとなるため、送風装置35の消費電力量を削減しつつ、第2ゾーン22の快適性を向上することが可能となる。
(具体例−2)
図12は、実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。なお、図12では、空調装置34が暖房モードで運転する場合を示しているが、空調装置34が冷房モードで運転する場合についても、同様である。
図12に示されるように、制御部36は、空調装置34の空調動作(室内送風機57の送風動作)を開始して基準時間T1が経過した後に、送風装置35の送風動作を開始する(つまり、風量を0から増加させる)。また、制御部36は、空調装置34の空調動作(室内送風機57の送風動作)を停止するとともに、送風装置35の送風動作を停止する(つまり、風量を0にする)。
具体例−2では、空調装置34が暖房モードで運転する場合において、空調装置34によって第1ゾーン21の室内温度が十分に上昇した後に送風装置35の送風動作が開始されるため、第1ゾーン21の快適性を維持しつつ第2ゾーン22の快適性を向上することが可能となる。また、空調装置34が冷房モードで運転する場合において、空調装置34によって第1ゾーン21の室内温度が十分に低下した後に送風装置35の送風動作が開始されるため、第1ゾーン21の快適性を維持しつつ第2ゾーン22の快適性を向上することが可能となる。
(具体例−3)
図13及び図14は、実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。なお、図13では、空調装置34が暖房モードで運転する場合を示しており、図14では、空調装置34が冷房モードで運転する場合を示している。
図13に示されるように、空調装置34が暖房モードで運転する場合において、制御部36は、室内温度検知部61で検知される室内温度が基準温度以上になると、送風装置35の送風動作を開始する(つまり、風量を0から増加させる)。また、制御部36は、室内温度検知部61で検知される室内温度が基準温度未満になると、送風装置35の送風動作を停止する(つまり、風量を0にする)。図14に示されるように、空調装置34が冷房モードで運転する場合において、制御部36は、室内温度検知部61で検知される室内温度が基準温度以下になると、送風装置35の送風動作を開始する(つまり、風量を0から増加させる)。また、制御部36は、室内温度検知部61で検知される室内温度が基準温度を超えると、送風装置35の送風動作を停止する(つまり、風量を0にする)。つまり、制御部36は、第1ゾーン21の室内温度、特に、第1ゾーン21の室内温度と基準温度との関係に応じて、送風装置35から送風される風量を変化させる。空調装置34の運転モード(暖房モード、冷房モード等)に応じて、基準温度が異なる値に設定されてもよい。
具体例−3では、空調装置34が暖房モードで運転する場合において、第1ゾーン21の室内温度が十分に上昇した後に送風装置35の送風動作が開始されるため、第1ゾーン21の快適性を維持しつつ第2ゾーン22の快適性を向上することが可能となる。また、空調装置34が冷房モードで運転する場合において、第1ゾーン21の室内温度が十分に低下した後に送風装置35の送風動作が開始されるため、第1ゾーン21の快適性を維持しつつ第2ゾーン22の快適性を向上することが可能となる。また、空調装置34の空調動作が停止している際に、第2ゾーン22を空調することが可能となって、空調装置34の消費電力量を削減しつつ、第2ゾーン22の快適性を向上することが可能となる。例えば、冬季に日射で南側のリビング2の室内空気が暖められた際に、その暖気を北側の廊下5、洗面所8等に供給して、第2ゾーン22を空調することが可能となる。
(具体例−4)
図15及び図16は、実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。なお、図15では、空調装置34が暖房モードで運転する場合を示しており、図16では、空調装置34が冷房モードで運転する場合を示している。
図15に示されるように、空調装置34が暖房モードで運転する場合において、制御部36は、基準温度を、空調装置34の設定温度と比較してΔT℃だけ低い温度に設定し、室内温度検知部61で検知される室内温度が基準温度以上になると、送風装置35の送風動作を開始する(つまり、風量を0から増加させる)。図16に示されるように、空調装置34が冷房モードで運転する場合において、制御部36は、基準温度を、空調装置34の設定温度と比較してΔT℃だけ高い温度に設定し、室内温度検知部61で検知される室内温度が基準温度以下になると、送風装置35の送風動作を開始する(つまり、風量を0から増加させる)。つまり、制御部36は、基準温度を空調装置34の設定温度に応じて変化させる。
具体例−4では、空調装置34の設定温度が使用者等によって変更される場合であっても、空調装置34によって第1ゾーン21の室内温度が設定温度に近づいた後に送風装置35の送風動作が開始されるため、第1ゾーン21の快適性を維持しつつ第2ゾーン22の快適性を向上することが可能となる。
(具体例−5)
図17は、実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。なお、図17では、空調装置34が暖房モードで運転する場合を一例として示している。
図17に示されるように、制御部36は、送風装置35の送風動作に応じて、室内機41の設定風向を変更する。例えば、空調装置34が暖房モードで運転する場合には、制御部36は、リビング2の上部に暖気が滞留することを抑制するために、室内機41の設定風向を下向きにして、空調装置34の空調動作を開始する。そして、制御部36は、室内温度検知部61で検知される室内温度が基準温度以上になると、室内機41の設定風向を上向きにして、送風装置35の送風動作を開始する(つまり、風量を0から増加させる)。
具体例−5では、例えば、室内機41の設定風向が上向きの状態で、送風装置35の送風動作が行われることで、室内機41から吹き出された空気が、天井面に沿って流れてスムーズに第1開口部13に流入することとなり、第2ゾーン22の空調が効率化される。そのため、第2ゾーン22の快適性が向上され、また、空調装置34の消費電力量の増加を抑制することが可能となる。
(具体例−6)
図18は、実施の形態1に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。なお、図18では、空調装置34が暖房モードで運転する場合を一例として示している。
図18に示されるように、制御部36は、室内機41の設定風量(風速)に応じて、送風装置35から送風される風量、つまり、送風装置35の設定風量(風速)を変化させる。例えば、空調装置34が暖房モードで運転する場合には、制御部36は、空調装置34の暖房能力を高くするために、空調装置34の空調動作を開始して室内温度検知部61で検知される室内温度が設定温度に到達するまでは、室内機41の設定風量(風速)を強風にする。そして、制御部36は、室内温度検知部61で検知される室内温度が基準温度以上になると、送風装置35の設定風量を強風にして、送風装置35の送風動作を開始する。そして、制御部36は、室内温度検知部61で検知される室内温度が設定温度に到達すると、室内機41の設定風量を弱風にして、空調装置34の暖房能力を低くするとともに、送風装置35の設定風量を弱風にする。
なお、制御部36は、室内機41の設定風量(風速)が使用者等によって変更された際に、送風装置35の設定風量を変化させてもよい。また、室内機41の設定風量が「自動」に設定されている場合のみ、室内機41の設定風量(風速)に応じて、送風装置35の設定風量(風速)を変化させてもよい。室内機41の設定風量(風速)は、空調装置34の制御の一環として決定される。そのため、例えば、集中制御装置81は、室内機41の設定風量(風速)を空調通信装置83から受信して送風装置35の設定風量(風速)を決定し、送風制御装置84に出力する。
具体例−6では、暖房能力、冷房能力等の第1ゾーン21及び第2ゾーン22への分配比率を、常時安定化することが可能であるため、第1ゾーン21及び第2ゾーン22の室内温度を安定化して快適性を向上しつつ、空調装置34の消費電力量の増加を抑制することが可能となる。また、使用者等がドラフト感、騒音等を抑えるために室内機41の設定風量(風速)を弱風に変更する際、暖房能力、冷房能力等高くするために室内機41の設定風量(風速)を強風に変更する際等に、送風装置35から送風される風量が連動することとなって、快適性、利便性等が向上される。
実施の形態2.
以下に、実施の形態2に係る空気調和システムについて説明する。
<空調装置の構成の具体例>
図19は、実施の形態2に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。なお、図19では、空気調和システム31が適用される住宅1の平面図の一例を示している。
図19に示されるように、空調装置34は、外気の温度を検知する外気温度検知部62を有する。外気温度検知部62の検知結果である外気温度の情報は、計測制御装置71に供給される。例えば、外気温度検知部62は、サーミスタ等の温度センサであり、室外機42の内部に搭載されて、室外機42に吸い込まれる外気の温度を検知する。
<制御部の動作の具体例>
図20は、実施の形態2に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。なお、図20では、空調装置34が暖房モードで運転する場合を一例として示している。
図20に示されるように、制御部36は、外気温度に応じて、送風装置35から送風される風量を変化させる。例えば、空調装置34が暖房モードで運転する場合には、制御部36は、外気温度検知部62で検知される外気温度が基準温度以下になると、送風装置35の送風動作を開始する(つまり、風量を0から増加させる)。制御部36が、外気温度検知部62で検知される外気温度が低くなる程、送風装置35から送風される風量、つまり送風装置35の設定風量(風速)を増加させてもよい。
第2ゾーン22の室内温度及び熱負荷は、外気温度に依存して変化するため、外気温度に応じて送風装置35から送風される風量が制御されることで、第2ゾーン22の室内温度を検知する温度検知部等を設けることなく、第2ゾーン22の室内温度を制御することが可能となり、また、空調装置34の消費電力量を削減することが可能となる。
実施の形態3.
以下に、実施の形態3に係る空気調和システムについて説明する。
<空調装置の構成の具体例>
図21は、実施の形態3に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。なお、図21では、空気調和システム31が適用される住宅1の平面図の一例を示している。
図21に示されるように、空調装置34は、第1ゾーン21に存在する躯体の温度を検知する躯体温度検知部63を有する。躯体温度検知部63は、例えば、放射温度等の物体の放射エネルギーを検知する赤外線センサであり、室内機41に搭載される。
<制御部の動作の具体例>
図22は、実施の形態3に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。なお、図22では、空調装置34が暖房モードで運転する場合を一例として示している。
図22に示されるように、制御部36は、室内温度検知部61で検知される室内温度を、躯体温度検知部63で検知される躯体温度に基づいて補正することで求まる、第1ゾーン21の体感温度に応じて、送風装置35から送風される風量を変化させる。例えば、空調装置34が暖房モードで運転する場合には、制御部36は、第1ゾーン21の体感温度が基準温度以上になると、送風装置35から送風される風量、つまり送風装置35の設定風量(風速)を減少させる。
住宅1の外部からの熱侵入に起因する熱負荷と比較して、第1ゾーン21の躯体を冷却又は加熱する熱負荷の方が大きいと想定される。そのため、制御部36は、送風装置35の制御を適切に実施するために、第1ゾーン21における躯体の熱量を処理できているか否かを判定することが好ましい。例えば、制御部36が、第1ゾーン21の室内室温を判定基準とする場合には、第1ゾーン21の空気の熱容量が躯体の熱容量と比較して少ないため、空調装置34の空調動作の応答が早く表れることとなり、躯体がまだ高温又は低温である段階で、第1ゾーン21が十分に冷却又は加熱されたと判定してしまう虞がある。一方、上述のように、制御部36が、第1ゾーン21の体感室温を判定基準とする場合には、躯体がまだ高温又は低温である段階で、第1ゾーン21が十分に冷却又は加熱されたと判定してしまうことが抑制されるため、快適性が向上される。
実施の形態4.
以下に、実施の形態4に係る空気調和システムについて説明する。
<空調装置の構成の具体例>
図23及び図24は、実施の形態4に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。なお、図23及び図24では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図23及び図24に示されるように、空調装置34は、第2ゾーン22から第1ゾーン21に流入する気流の温度を検知する気流温度検知部64を有する。気流温度検知部64は、例えば、放射温度等の物体の放射エネルギーを検知する赤外線センサであり、室内機41に搭載されて、第2ゾーン22から第1ゾーン21に流入する気流が接触する物体、例えば、第2風路12、第1開口部13等の表面温度を検知する。
<制御部の動作の具体例>
図25は、実施の形態4に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。なお、図25では、空調装置34が暖房モードで運転する場合を一例として示している。
図25に示されるように、制御部36は、室内温度検知部61で検知される室内温度を、気流温度検知部64で検知される気流温度に基づいて補正することで求まる、第1ゾーン21の体感温度に応じて、送風装置35から送風される風量を変化させる。例えば、空調装置34が暖房モードで運転する場合には、制御部36は、第1ゾーン21の体感温度が基準温度以上になると、送風装置35から送風される風量、つまり送風装置35の設定風量(風速)を減少させる。
制御部36は、第2ゾーン22の室内温度を検知する温度検知部等が設けられない場合であっても、気流温度検知部64で検知される気流温度を用いて、第2ゾーン22の室内温度が反映された制御を行うことが可能である。そのため、第2ゾーン22の快適性が向上され、空調装置34の消費電力量の増加が抑制される。
実施の形態5.
以下に、実施の形態5に係る空気調和システムについて説明する。
<空調装置の構成の具体例>
図26は、実施の形態5に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。なお、図26では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図26に示されるように、空調装置34は、第1ゾーン21の日射量を検知する日射量検知部65を有する。日射量検知部65は、例えば、放射温度等の物体の放射エネルギーを検知する赤外線センサであり、室内機41に搭載されて、第1ゾーン21の日射が当たる箇所の表面温度を検知する。
<制御部の動作の具体例>
図27は、実施の形態5に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。なお、図27では、空調装置34が暖房モードで運転する場合を一例として示している。
図27に示されるように、制御部36は、第1ゾーン21の体感温度と相関性を有する、第1ゾーン21の日射量に応じて、送風装置35から送風される風量を変化させる。例えば、空調装置34が暖房モードで運転する場合には、制御部36は、第1ゾーン21の日射が当たる箇所の表面温度が基準温度になると、送風装置35の送風動作を開始し(つまり、風量を0から増加させ)、第1ゾーン21の日射が当たる箇所の表面温度が低下し始めたら、送風装置35から送風される風量、つまり送風装置35の設定風量(風速)を減少させる。
冬季に日射で南側のリビング2の室内空気が暖められた際に、その暖気を北側の廊下5、洗面所8等に供給して、第2ゾーン22を空調することが可能となる。そのため、第2ゾーン22の快適性が向上され、空調装置34の消費電力量が削減される。
なお、日射量検知部65は、第1ゾーン21の日射が当たる箇所の照度を検知する照度センサ、第1ゾーン21の日射が当たる箇所の画像情報を取得する画像センサ等であってもよく、それらによっても第1ゾーン21の日射量と相関性を有する情報を取得することができる。
実施の形態6.
以下に、実施の形態6に係る空気調和システムについて説明する。
<空調装置の構成の具体例>
図28は、実施の形態6に係る空気調和システムの、空調装置の構成の具体例を説明するための図である。なお、図28では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図28に示されるように、空調装置34は、第1ゾーン21における人の在室を検知する在室検知部66を有する。在室検知部66は、例えば、放射温度等の物体の放射エネルギーを検知する赤外線センサであり、室内機41に搭載されて、第1ゾーン21における人からの放射エネルギーの有無を検知する。
<制御部の動作の具体例>
制御部36は、第1ゾーン21における人の在室情報に応じて、送風装置35から送風される風量を変化させる。例えば、制御部36は、空調装置34が空調動作を行っている状態で、在室検知部66で第1ゾーン21に人が不在である旨が検知されると、人が洗面所8、浴室9等の第2ゾーン22にいると仮定して、送風装置35の送風動作を開始する(つまり、風量を0から増加させる)、又は、送風装置35の設定風量(風速)を増加させる。
制御部36は、第2ゾーン22における人の在室を検知する在室検知部等が設けられない場合であっても、第2ゾーン22の快適性を必要に応じて向上することが可能である。そのため、第2ゾーン22の快適性が向上され、空調装置34の消費電力量が削減される。
なお、在室検知部66は、赤外線センサ以外の他の人感センサ、第1ゾーン21の照度を検知する照度センサ、第1ゾーン21の画像情報を取得する画像センサ等であってもよく、それらによっても第1ゾーン21における人の在室情報と相関性を有する情報を取得することができる。
実施の形態7.
以下に、実施の形態7に係る空気調和システムについて説明する。
<空気調和システムの構成及び概略動作の具体例>
図29は、実施の形態7に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。なお、図29では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図29に示されるように、送風装置35は、ファンの回転方向等を反転させて、送風方向を反転させることが可能である。送風装置35の送風方向が正方向である場合には、第1ゾーン21の空気が第1開口部13、第1風路11、及び、第2開口部14を順に通過して第2ゾーン22に流出し、第2ゾーン22の空気が第2風路12を介して第1ゾーン21へ流出する気流が生じる。送風装置35の送風方向が負方向である場合には、第2ゾーン22の空気が第2開口部14、第1風路11、及び、第1開口部13を通過して第1ゾーン21に流出し、第1ゾーン21の空気が第2風路12を介して第2ゾーン22へ流出する気流が生じる。
<制御部の動作の具体例>
(具体例−1)
制御部36は、空調装置34が暖房モードで空調動作を行っている状態で、送風装置35に送風動作を行わせる際には、送風装置35の送風方向を正方向とする。また、制御部36は、空調装置34が冷房モードで空調動作を行っている状態で、送風装置35に送風動作を行わせる際には、送風装置35の送風方向を負方向とする。
空調装置34の空調動作によって第1ゾーン21内に温度分布が生じるため、制御部36が送風装置35の送風方向を制御することで、第2ゾーン22の空調が効率化される。例えば、空調装置34が暖房モードで空調動作を行っている場合には、第1ゾーン21内に温度差(密度差)が生じて、リビング2の天井付近に暖気が滞留する。そのため、制御部36が、送風装置35の送風方向を、第1ゾーン21の重力方向の上方に形成された第1開口部13から第1風路11を介して第2ゾーン22に向かう気流が生じる方向とすることで、滞留する暖気を第2ゾーン22に効率よく供給することが可能となって、第2ゾーン22の空調が効率化される。また、空調装置34が冷房モードで空調動作を行っている場合には、第1ゾーン21内に温度差(密度差)が生じて、リビング2の床面付近に冷気が滞留する。そのため、制御部36が、送風装置35の送風方向を、第1ゾーン21から第1ゾーン21の重力方向の下方に形成された第2風路12を介して第2ゾーン22に向かう気流が生じる方向とすることで、滞留する冷気を第2ゾーン22に効率よく供給することが可能となって、第2ゾーン22の空調が効率化される。
なお、送風装置35の送風方向が、使用者によって任意に設定可能であってもよい。使用者が空調装置34の運転モードを任意に設定することで、送風装置35の送風方向が任意に設定されてもよい。使用者が任意に送風方向を設定できることで、送風装置35の送風動作に伴って頭上、足元等に風の流れを感じる等の不快感を、使用者が任意に緩和することが可能となり、快適性が向上される。
(具体例−2)
図30は、実施の形態7に係る空気調和システムの、制御部の動作の具体例を説明するための図である。
図30に示されるように、制御部36は、送風装置35の送風方向を基準時間T2だけ正方向とし、送風装置35の送風方向を基準時間T3だけ負方向とすることを、繰り返す。基準時間T2と基準時間T3とは、異なる時間であってもよく、また、同一の時間であってもよい。
第1ゾーン21及び第2ゾーン22では、高温空気は空間の上方に移動し、また、低温空気は空間の下方に移動するため、第1ゾーン21及び第2ゾーン22の上下方向に常に温度差が生じる。そのため、送風装置35の送風方向を定期的に切り換えることで、空間内の温度差が低減されて、快適性が向上される。
実施の形態8.
以下に、実施の形態8に係る空気調和システムについて説明する。
<空気調和システムの構成及び概略動作の具体例>
図31は、実施の形態8に係る空気調和システムの、構成及び概略動作の具体例を説明するための図である。なお、図31では、空気調和システム31が適用される住宅1の断面図の一例を示している。
図31に示されるように、送風装置35は、ファンの回転方向等を反転させて、送風方向を反転させることが可能である。送風装置35の送風方向が正方向である場合には、第1ゾーン21の空気が第1開口部13、第1風路11、及び、第2開口部14を順に通過して第2ゾーン22である洗面所8に流出する気流が生じる。送風装置35の送風方向が負方向である場合には、第2ゾーン22である洗面所8の空気が第2開口部14、第1風路11、及び、第1開口部13を通過して第1ゾーン21に流出する気流が生じる。
<制御部の動作の具体例>
制御部36は、使用者の入浴前に送風装置35に送風動作を行わせる際には、送風装置35の送風方向を正方向とする。使用者の入浴後に送風装置35に送風動作を行わせる際には、送風装置35の送風方向を負方向とする。
制御部36が、使用者の入浴前に送風装置35の送風動作を開始するタイミングは、空調装置34の空調動作と連動してもよく、また、使用者によって設定されてもよく、また、使用者が指定した入浴時刻に応じて設定されてもよく、また、使用者が風呂のお湯張りのスイッチをONした時刻に応じて設定されてもよい。制御部36が、使用者の入浴後に送風装置35の送風方向を反転させるタイミングは、室内機41に設けられた在室検知部66が人の在室を検知したときでもよく、また、使用者が送風装置35の送風方向反転のスイッチを操作したときでもよく、また、使用者が指定した入浴時間に応じて設定されてもよく、また、送風装置35の送風動作の開始時刻から基準時間が経過したときでもよく、浴室9、洗面所8等の照明が消灯したときでもよく、また、使用者が風呂のお湯張りのスイッチをOFFしたときでもよい。
冬季には、制御部36が入浴前後に送風装置35の送風方向を反転させることで、入浴前に洗面所8、浴室9等を温め、入浴後に洗面所8、浴室9等の高湿空気をリビング2に搬送して加湿することができるため、快適性が向上される。また、夏季には、制御部36が入浴前後に送風装置35の送風方向を反転させることで、入浴前に洗面所8、浴室9等を冷やし、入浴後に洗面所8、浴室9等の高湿空気をリビング2に搬送して、空調装置34の冷房運転で除湿することで、効率よく洗面所8、浴室9等の湿気を取り去ることができるため、快適性及び衛生性が向上される。
1 住宅、2 リビング、3 キッチン、4 和室、5 廊下、6 玄関、7 トイレ、8 洗面所、9 浴室、10 扉、11 第1風路、12 第2風路、13 第1開口部、14 第2開口部、21 第1ゾーン、22 第2ゾーン、31 空気調和システム、32 給気装置、33 排気装置、34 空調装置、34a 冷媒回路、35 送風装置、36 制御部、41 室内機、42 室外機、51 圧縮機、52 四方弁、53 室外熱交換器、54 膨張弁、55 室内熱交換器、56 室外送風機、57 室内送風機、61 室内温度検知部、62 外気温度検知部、63 躯体温度検知部、64 気流温度検知部、65 日射量検知部、66 在室検知部、71 計測制御装置、72 計測制御装置、73 通信線、74 リモートコントローラー、81 集中制御装置、82 表示操作装置、83 空調通信装置、84 送風制御装置、85 排気制御装置。

Claims (29)

  1. 第1ゾーンの空気を空調する空調装置と、
    前記空調装置に設けられ、前記第1ゾーンの空気の温度を検知する温度検知部と、
    前記第1ゾーンと、前記第1ゾーンとは壁面で仕切られた第2ゾーンとの間に循環する気流を生じさせる送風装置と、
    前記空調装置の空調動作と前記送風装置の送風動作との連携動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記空調装置の空調動作を開始した後に前記送風装置の送風動作を開始し、前記温度検知部で検知される温度に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる空気調和システム。
  2. 前記送風装置が、前記空調装置とは別体として設けられる請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記制御手段は、前記空調装置の空調動作を開始してからの時間を計測し、基準時間が経過した後に前記送風装置の送風動作を開始する請求項1又は2に記載の空気調和システム。
  4. 前記制御手段には、使用者によって設定された基準時間が設定されている請求項1〜3の何れか一項に記載の空気調和システム。
  5. 前記第1ゾーンに形成された第1開口部と、前記第2ゾーンに形成された第2開口部と、を連通させる第1風路が形成され、
    前記送風装置は、前記第1風路の風上側若しくは風下側又は途中部に配設され、前記第1開口部から前記第2開口部に向かう気流を生じさせる、請求項1〜の何れか一項に記載の空気調和システム。
  6. 前記第1ゾーンの、前記空調装置の吹出方向の壁部又は天井部に、前記第1開口部が形成された、請求項に記載の空気調和システム。
  7. 前記第1ゾーンに形成された第1開口部と、前記第2ゾーンに形成された第2開口部と、を連通させる第1風路が形成され、
    前記送風装置は、前記第1風路の風上側若しくは風下側又は途中部に配設され、前記第2開口部から前記第1開口部に向かう気流を生じさせる、請求項1〜の何れか一項に記載の空気調和システム。
  8. 前記第1ゾーンの、前記空調装置の吸込口の上方に、前記第1開口部が形成された、請求項に記載の空気調和システム。
  9. 前記第1開口部及び前記第2開口部の少なくとも何れか一方は、前記第1ゾーンと前記第2ゾーンとを隔てる壁に形成された、請求項の何れか一項に記載の空気調和システム。
  10. 前記第1ゾーンと前記第2ゾーンとは、第2風路によって連通された、請求項の何れか一項に記載の空気調和システム。
  11. 前記制御手段は、前記空調装置の空調動作に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1〜10の何れか一項に記載の空気調和システム。
  12. 前記制御手段は、前記空調装置の空調動作を開始するとともに前記送風装置の送風動作
    を開始する、請求項1に記載の空気調和システム。
  13. 前記制御手段は、前記第1ゾーンの空気の温度と基準温度との関係に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1に記載の空気調和システム。
  14. 前記制御手段は、前記空調装置の空調動作に応じて、前記基準温度を変化させる、請求項1に記載の空気調和システム。
  15. 前記制御手段は、前記空調装置の設定温度に応じて、前記基準温度を変化させる、請求項1に記載の空気調和システム。
  16. 前記制御手段は、前記送風装置の送風動作に応じて、前記空調装置の風向を変化させる、請求項1〜1の何れか一項に記載の空気調和システム。
  17. 前記制御手段は、前記空調装置の設定風量に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1〜1の何れか一項に記載の空気調和システム。
  18. 前記制御手段は、外気の温度に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1〜1の何れか一項に記載の空気調和システム。
  19. 前記制御手段は、体感温度に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1〜1の何れか一項に記載の空気調和システム。
  20. 前記制御手段は、躯体温度に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1に記載の空気調和システム。
  21. 前記制御手段は、前記第2ゾーンから前記第1ゾーンに流入する気流の温度に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1又は20に記載の空気調和システム。
  22. 前記制御手段は、日射の当たる箇所の表面温度に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1921の何れか一項に記載の空気調和システム。
  23. 前記制御手段は、人の在室情報に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1〜2の何れか一項に記載の空気調和システム。
  24. 前記制御手段は、前記第1ゾーンに人が不在である場合に、前記送風装置の送風動作を開始する、又は前記送風装置から送風される風量を増加させる請求項23に記載の空気調和システム。
  25. 前記制御手段は、照度に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1〜2の何れか一項に記載の空気調和システム。
  26. 前記制御手段は、画像情報に応じて、前記送風装置から送風される風量を変化させる、請求項1〜2の何れか一項に記載の空気調和システム。
  27. 前記制御手段は、前記送風装置の送風方向を反転する、請求項1〜2の何れか一項に記載の空気調和システム。
  28. 前記制御手段は、前記空調装置の空調動作に応じて、前記送風装置の送風方向を変化させる、請求項2に記載の空気調和システム。
  29. 前記制御手段は、基準時間が経過したか否かに応じて、前記送風装置の送風方向を変化させる、請求項2に記載の空気調和システム。
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