JP6252620B2 - 包装体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、紙層を主体とし、外側に熱可塑性樹脂層を有する液体容器用積層材料において、前記樹脂層の部分的または全面にわたってホログラムが形成された液体容器用積層材料が知られている(例えば、特許文献2参照)。この液体容器用積層材料は、基材層9の表面に設けられたエンボスホログラム層3に金属層10が蒸着形成され、その後、紙層4の表面と金属層10とが接着剤11により積層され、その後、基材層9の表面にポリエチレン層2が積層され、ポリエチレン層2の表面に印刷が施された構成である。このような構成とすることにより、ホログラムのイメージを変化させることが可能であり、高意匠性が得られるものとなった。
また、請求項5記載の本発明は、少なくとも外側から順に透明基材層と、印刷層と、熱可塑性樹脂層と、ベースフィルム上に金属蒸着層を有する蒸着フィルム層又は金属箔層と、熱接着性樹脂層を備えた積層体から構成される包装袋の製造方法であって、前記透明基材層に不透明インキで部分的に印刷層を形成し、前記印刷層を設けた印刷領域と部分的に前記印刷層が非形成とされた非印刷領域を設けた後、前記透明基材層に形成された前記印刷層側の面と、前記蒸着フィルム層の前記金属蒸着層側の面又は金属箔層とを対向させて、その層間に熱溶融した熱可塑性樹脂を押出し、熱可塑性樹脂層を形成し積層すると同時に、前記蒸着フィルム層又は金属箔層から少なくとも前記熱可塑性樹脂層に達する凹凸を形成し、さらに前記蒸着フィルム層の前記金属蒸着層とは反対側の前記ベースフィルム面又は前記金属箔層面に前記熱接着性樹脂層を積層することで前記積層体を作成し、前記積層体の前記熱接着性樹脂層同士を重ね合わせて周縁を熱接着することで一端を未シール部として残した周縁熱接着部を形成してなる包装体を作成し、前記包装体に内容物を封入後に前記未シール部を熱接着してなる包装袋の製造方法である。
さらに、透明基材層と蒸着フィルム層とを熱溶融押出しにより熱可塑性樹脂層を形成し積層すると同時に凹凸が形成されるので、別工程として蒸着工程を中間に追加することがなく、工程が簡素になり、安価な積層体とすることができる。
図1は本発明に係る積層体の第一実施形態を示す断面図、図2は本発明に係る第一実施形態の積層体の包装袋への適用例を示す平面図、図3は本発明に係る積層体の製造に用いる冷却ロールの一実施例を示し(イ)は冷却ロール表面の平面図、(ロ)はB−B線断面図、図4は本発明に係る積層体の製造方法を示す説明図、図5は本発明に係る積層体の第二実施形態を示す断面図、図6は本発明に係る積層体の第三実施形態を示す断面図であり、図中の1、1’、1’’は積層体、2は凹凸、2aは凸部、2bは凹部、3は包装袋、4は周縁熱接着部、5は非印刷部、10、10’’は透明基材層、11は熱可塑性樹脂層、12は蒸着フィルム層、12aは金属蒸着層、12bはベースフィルム、13は熱接着性樹脂層、14は印刷層、15は接着層、16は金属箔層、20は第1給紙部、21はACユニット、22はオーブン、23はラミネートユニット、24はTダイ、25は第2給紙部、26は冷却ロール、27はニップロール、28はバックアップロール、29は排紙部、hは凸部の高さ(凹部の深さ)、wは凸部の幅、p1、p2は凸部間のピッチをそれぞれ示す。
而して、熱可塑性樹脂層11および金属蒸着層12aには凹凸2が形成されており、非印刷部5より入射した光は金属蒸着層12aで反射され、金属蒸着層12aおよび熱可塑性樹脂層11に形成された凹凸2により反射光の方向が種々異なり、凹凸2の凹凸模様に対応した反射光が非印刷部5を透して視認できる。非印刷部5以外は印刷層14で覆われ隠蔽されているので凹凸2は見えず、そのコントラストにより非印刷部5を透して見える凹凸模様が際立ったものとなり高意匠性が得られる。なお、第一実施形態では凹凸を格子柄として例示したが、例えば、水玉模様、絹目、木目、渦模様、波模様、およびこれらを複合したものが挙げられ、要求に応じ種々の模様が採用できるものである。
上記第一実施形態ないし第三実施形態では、蒸着フィルム層12または金属箔層16の下面に熱接着性樹脂層13が積層された構成を示したが、熱接着性樹脂層を積層しない構成にもでき、包装紙、化粧シート等に利用できる。あるいは、蒸着フィルム層12または金属箔層16の下面に接着層を介して板紙を積層する構成にもでき、包装箱に好適に利用できる。さらに、板紙に代えて、薄紙、布、不織布等の裏打紙を積層することもでき、この場合には壁紙や内装材として利用できる。
透明基材層10として厚さ20μmの片面コロナ処理された二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、蒸着フィルム層12として片面に厚さ40nmのアルミニウム蒸着層を有する厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(VMPET)、熱可塑性樹脂層11としてエチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、接着層15として低密度ポリエチレン(LDPE)、熱接着性樹脂層13として厚さ20μmの片面コロナ処理された無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)を準備した。
実施例1の積層体のOPPの代わりに厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、VMPETの換わりに厚さ7μのアルミニウム箔(AL)を用い、<PET12μm/印刷層/AC/EMAA20μm/AL7μm/AC/LDPE15μm/CPP20μm>なる構成の図5に示すような積層体1’を得た。
実施例1の積層体のOPPの代わりに厚さ15μmの二軸延伸ポリ乳酸フィルム(PLA)を用い、<PLA15μm/印刷層/AC/EMAA20μm/VMPET12μm/AC/LDPE15μm/CPP20μm>なる構成の図6に示すような積層体1’’を得た。
2 凹凸
2a 凸部
2b 凹部
3 包装袋
4 周縁熱接着部
5 非印刷部
10、10’’ 透明基材層
11 熱可塑性樹脂層
12 蒸着フィルム層
12a 金属蒸着層
12b ベースフィルム
13 熱接着性樹脂層
14 印刷層
15 接着層
16 金属箔層
20 第1給紙部
21 ACユニット
22 オーブン
23 ラミネートユニット
24 Tダイ
25 第2給紙部
26 冷却ロール
27 ニップロール
28 バックアップロール
29 排紙部
h 凸部の高さ(凹部の深さ)
w 凸部の幅
p1、p2 凸部間のピッチ
Claims (5)
- 少なくとも外側から順に透明基材層と、印刷層と、熱溶融押出樹脂層である熱可塑性樹脂層と、ベースフィルム上に金属蒸着層を有する蒸着フィルム層と、熱接着性樹脂層を備えた積層体から構成される包装体であって、
前記蒸着フィルム層から少なくとも前記熱可塑性樹脂層に達する凹凸を備えており、
前記熱可塑性樹脂層が前記蒸着フィルム層の前記金属蒸着層と対向するよう配されており、
前記印刷層は不透明インキで構成されており、前記印刷層を設けた印刷領域と部分的に前記印刷層が非形成とされた非印刷領域とを備えていることを特徴とする包装体。 - 少なくとも外側から順に透明基材層と、印刷層と、熱溶融押出樹脂層である熱可塑性樹脂層と、金属箔層と、熱接着性樹脂層を備えた積層体から構成される包装体であって、
金属箔層から少なくとも前記熱可塑性樹脂層に達する凹凸を備えており、
前記印刷層は不透明インキで構成されており、前記印刷層を設けた印刷領域と部分的に前記印刷層が非形成とされた非印刷領域とを備えていることを特徴とする包装体。 - 前記凹凸が前記透明基材層に達していることを特徴とする請求項1または2に記載の包装体。
- 少なくとも外側から順に透明基材層と、印刷層と、熱可塑性樹脂層と、ベースフィルム上に金属蒸着層を有する蒸着フィルム層又は金属箔層と、熱接着性樹脂層を備えた積層体から構成される包装体の製造方法であって、前記透明基材層に不透明インキで部分的に印刷層を形成し、前記印刷層を設けた印刷領域と部分的に前記印刷層が非形成とされた非印刷領域を設けた後、前記透明基材層に形成された前記印刷層側の面と、前記蒸着フィルム層の前記金属蒸着層側の面又は金属箔層とを対向させて、その層間に熱溶融した熱可塑性樹脂を押出し、熱可塑性樹脂層を形成し積層すると同時に、前記蒸着フィルム層又は金属箔層から少なくとも前記熱可塑性樹脂層に達する凹凸を形成し、さらに前記蒸着フィルム層の前記金属蒸着層とは反対側の前記ベースフィルム面又は前記金属箔層面に前記熱接着性樹脂層を積層することで前記積層体を作成し、前記積層体の前記熱接着性樹脂層同士を重ね合わせて周縁を熱接着することで一端を未シール部として残した周縁熱接着部を形成してなる包装体の製造方法。
- 少なくとも外側から順に透明基材層と、印刷層と、熱可塑性樹脂層と、ベースフィルム上に金属蒸着層を有する蒸着フィルム層又は金属箔層と、熱接着性樹脂層を備えた積層体から構成される包装袋の製造方法であって、前記透明基材層に不透明インキで部分的に印刷層を形成し、前記印刷層を設けた印刷領域と部分的に前記印刷層が非形成とされた非印刷領域を設けた後、前記透明基材層に形成された前記印刷層側の面と、前記蒸着フィルム層の前記金属蒸着層側の面又は金属箔層とを対向させて、その層間に熱溶融した熱可塑性樹脂を押出し、熱可塑性樹脂層を形成し積層すると同時に、前記蒸着フィルム層又は金属箔層から少なくとも前記熱可塑性樹脂層に達する凹凸を形成し、さらに前記蒸着フィルム層の前記金属蒸着層とは反対側の前記ベースフィルム面又は前記金属箔層面に前記熱接着性樹脂層を積層することで前記積層体を作成し、前記積層体の前記熱接着性樹脂層同士を重ね合わせて周縁を熱接着することで一端を未シール部として残した周縁熱接着部を形成してなる包装体を作成し、前記包装体に内容物を封入後に前記未シール部を熱接着してなる包装袋の製造方法。
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