JP3107994U - 転写シート - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブ状搾り出し包装容器に転写した際に、外力や内容物の付着による印刷層の剥がれが生じない転写シートを提供する。
【解決手段】支持体上に所定面積の転写層が複数剥離可能に並置して設けられており、各転写層は、支持体側から、第1接着層、該第1接着層と反対側に印刷層を有する印刷フィルム、第2接着層からなる積層構造を有することを特徴とする転写シート。
【選択図】図1

Description

本考案は転写シートに関する。さらに詳しくは、たとえば、化粧品、練り歯磨き、食品などのチューブ状容器に転写して、内容物の情報を表示したり、意匠性を高めるために使用される転写シートに関する。
従来より、転写シートを利用して、化粧品、練り歯磨き、食品(たとえば、わさび、からしなど)などのチューブ状容器に、内容物の情報を表示したり、意匠性を高めることなどが行われている。
このような転写シートとしては、ポリエステルフィルムなどの支持体上に離型層を設け、その上にグラビア印刷などにより印刷層を形成し、印刷層上に接着層を設けた構成のものが知られている。
しかしながら、このような構成の転写シートを使用して印刷層を転写したチューブ状容器の場合、内容物を搾り出す際に加えられるモミ、スクイーズなどの外力の作用により、印刷層の剥がれが発生しやすいという問題があった。また、搾り出した内容物が印刷層に付着した場合、容易に接着層と容器の界面にまで浸透し、印刷層の剥がれを起こしやすいという問題があった。
本考案は、前記従来技術の問題点に鑑みて、容器に転写した際に、外力や内容物の付着による印刷層の剥がれが生じない転写シートを提供することを課題とする。
すなわち、請求項1にかかわる考案は、支持体上に所定面積の転写層が複数剥離可能に並置して設けられており、各転写層は、支持体側から、第1接着層、該第1接着層と反対側に印刷層を有する印刷フィルム、第2接着層からなる積層構造を有することを特徴とする転写シートに関する。
また請求項2にかかわる考案は、支持体と第1接着層との間に離型層が設けられてなる請求項1記載の転写シートに関する。
また請求項3にかかわる考案は、第1接着層がオレフィン系シーラント剤からなり、印刷フィルムのフィルム基材がポリエステルフィルム、ポリアミドフィルムまたはポリプロピレンフィルムからなり、第2接着層がオレフィン系シーラント剤、ポリエステル系シーラント剤、アクリル系接着剤またはポリエステル系接着剤からなる請求項1または2記載の転写シートに関する。
また請求項4にかかわる考案は、支持体がポリエステルフィルムからなる請求項1〜3のいずれかに記載の転写シートに関する。
さらに請求項5にかかわる考案は、印刷フィルムの印刷層と第2接着層との間に下地層を有する請求項1〜4のいずれかに記載の転写シートに関する。
本考案の転写シートを用いてチューブ状包装容器などに転写した場合、印刷層が印刷フィルムのフィルム基材に一体化されていると共に、保護されているので、内容物を搾り出す際にモミ、スクイーズなどの外力が加えられても、印刷層が剥がれる惧れがなくなり、また、搾りだした内容物が転写層の部分に付着しても、印刷フィルムのフィルム基材により遮断され、接着層と容器の界面にまで浸透しないため、印刷層が剥がれる惧れがなくなった。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明するが、本考案はこれら実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本考案の転写シートの1実施形態を示す概略部分断面図であり、図2はその部分平面図である。
図1、2において、1は支持体であり、支持体1の片面に離型層2を介して所定面積の転写層11が複数個支持体1の長手方向に並置して設けられている。各転写層11は、支持体側1から、第1接着層12、該第1接着層12と反対側に印刷層14を有する印刷フィルム13、第2接着層16からなる積層構造を有する。転写層1のサイズは、被転写体である包装容器の大きさなどを考慮して設定すればよい。
図1、2に示される転写シートは、図3に示されるように、支持体1上に、厚さ方向の層構成は転写層11と同じであるが、支持体1の長手方向に連続した積層物(以下、転写層シート10という)を形成し、この転写層シート10に抜き加工を施して所定面積の転写層11を支持体1上に残すことによって製造することができる。
支持体1としては、転写シートの製造時、保存時における支持体としての機能が充分であり、かつ転写時の熱に耐えうる耐熱性のポリマーフィルムが使用され、たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレートフィルムなどのポリエステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、セロハン、トリアセテートフィルムなどが挙げられる。支持体1の厚さは5〜50μm程度である。中でも、厚さが10〜40μm程度のPETフィルムが好ましい。
離型層2の離型剤としては、ポリシロキサンなどのシリコーン系離型剤、アクリル−メラミン、エポキシ−ポリアミド、尿素−メラミンなどの熱硬化性樹脂などの非シリコーン系離型剤などが適宜選択使用される。通常、離型処理したポリマーフィルムが使用される。支持体1の材質と第1接着層の材質の組み合わせにより、転写層11が支持体1から剥離可能である場合は、離型層2は設けなくてもよい。
第1接着層12は、転写シートの製造時、保存時などにおいて、小さな外力の作用により転写層11(または転写層シート10)が支持体1から脱離しないように転写層11を支持体1に接着しておく機能と、転写時には軟化ないし溶融して剥離する機能を有するものである。このような第1接着層12の接着剤としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)などのポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系シーラント剤などが挙げられる。第1接着層12の厚さは、5〜30μm程度が好ましい。
印刷フィルム13は、フィルム基材にグラビア印刷などにより所望の文字や図柄などからなる印刷層14を設けたものである。フィルム基材としては、転写時の熱に耐えうる耐熱性を有し、印刷層の保護機能の良好なポリマーフィルムが使用され、たとえば、PETフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルムなどのポリエステルフィルム、6−ナイロン、6,6−ナイロンなどのポリアミドフィルム、延伸または無延伸ポリプロピレンフィルムなどが挙げられる。フィルム基材の厚さは10〜30μm程度が好ましい。
第2接着層16は、転写シートから転写層11を容器に転写する際に、転写層11を容器に接着させるためのものであり、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)などのポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系シーラント剤やポリエステル系シーラント剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤などが挙げられる。第2接着層16の厚さは、1〜30μm程度が好ましい。
本考案の転写シートにおいては、図4に示されるように、印刷フィルム13の印刷層14と第2接着層16との間に下地層15を設けてもよい。下地層15は印刷層14の文字、図柄を鮮明にするために光を透過させない機能を有する層であり、通常白色の隠蔽層である。下地層15は、通常酸化チタンなどの白色系顔料と樹脂バインダーとを主体とするものである。下地層15の厚さは、隠蔽性などの点から、2〜10μm程度が好ましい。
本考案の転写シートは、たとえば、つぎのようにして製造できる。
まず、支持体1と印刷層14を有する印刷フィルム13とを、第1接着層12用の前記オレフィン系シーラント剤を使用する押出ラミネート法でラミネートして、支持体1上に、第1接着層12、該第1接着層12と反対側に印刷層14を有する印刷フィルム13からなる積層物を形成する。ついで、印刷フィルム13の印刷層14の側に、第2接着層16用の前記オレフィン系やポリエステル系などのシーラント剤を押し出すか、前記アクリル系やポリエステル系などの接着剤の溶液を塗布、乾燥することによって、第2接着層16を形成する。前記押出ラミネート時および第2接着層の形成時にはアンカーコート剤を使用するのが好ましい。アンカーコート剤としては、チタネート系、イミン系、ブタジエン系、ウレタン系などのものが挙げられる。このようにして、支持体1上に転写層シート10を形成し、ついで、この転写層シート10に、プレス加工などの常法により抜き加工を施すことによって、支持体1の長手方向に所定面積の転写層11が複数個並置されている転写シートが得られる。
本考案の転写シートを第2接着層の側で被転写体の表面に重ね、熱を加えて転写することにより、転写層が第2接着層の側で接着された被転写体が得られる。
本考案の転写シートが適用される被転写体は、特に制限されないが、特に各種の包装容器に好適に適用できる。たとえば化粧品、練り歯磨き、食品(たとえば、わさび、からしなど)などのチューブ状容器が挙げられる。その他、スナック食品などの包装袋、各種プラスチック容器(ジャー容器)、家電製品用パネル、自動車用パネルなどにも適用できる。包装容器がポリエチレン(PE)製のチューブなどの場合、第2接着層がオレフィン系シーラント剤からなる転写シートが好ましい。包装容器がアクリル系樹脂製のチューブなどの場合、第2接着層がアクリル系接着剤からなる転写シートが好ましい。
なお、本考案において、支持体、印刷フィルムのフィルム基材に使用するポリマーフィルムが有する耐熱性とは、熱転写時に熱収縮などの変形を実質的に生じないことをいう。この点において、本考案の転写シートは、いわゆるシュリンク包装に使用される包装材料を包含しないものである。
つぎに実施例をあげて本考案をさらに詳細に説明する。
厚さ15μmのナイロンフィルムにグラビア印刷法により印刷を施した。ポリシロキサン系離型剤で離型処理した厚さ25μmのPETフィルムの離型処理面と印刷を施したナイロンフィルムのフィルム面にアンカーコート処理(ウレタン系のアンカーコート剤を使用)を施し、両フィルムをLDPEを使用する押出ラミネート法でラミネートした(LDPEの押出厚さ:15μm)。ついで、ナイロンフィルムの印刷面に前記と同様にアンカーコート処理を施し、その上にLDPEを厚さ30μmに押し出した。
PETフィルム上にこのように形成された転写層シートに抜き加工を施すことによって、PETフィルムの長手方向に所定面積の転写層が多数並置されている転写シートを得た。
得られた転写シートを第2接着層の側でPE製包装チューブの表面に重ね、熱転写により、転写層を包装チューブに転写した。熱転写の際には、PETフィルム/LDPE界面で転写層が容易に剥離し、かつ強固に包装チューブに接着した。この包装チューブについて、内容物の搾り出し操作を繰り返したが、印刷の剥離は生じなかった。さらに、転写層上に乳液状化粧料を付着させ放置したが、印刷の剥離などの不具合は認められなかった。
本考案の転写シートの1実施形態を示す概略部分断面図である。 図1の実施形態を示す部分平面図である。 本考案の転写シートを製造する工程で得られる積層物を示す部分平面図である。 本考案の転写シートの他の実施形態を示す概略部分断面図である。
符号の説明
1 支持体
2 離型層
10 転写層シート
11 転写層
12 第1接着層
13 印刷フィルム
14 印刷層
15 下地層
16 第2接着層

Claims (5)

  1. 支持体上に所定面積の転写層が複数剥離可能に並置して設けられており、各転写層は、支持体側から、第1接着層、該第1接着層と反対側に印刷層を有する印刷フィルム、第2接着層からなる積層構造を有することを特徴とする転写シート。
  2. 支持体と第1接着層との間に離型層を有する請求項1記載の転写シート。
  3. 第1接着層がオレフィン系シーラント剤からなり、印刷フィルムのフィルム基材がポリエステルフィルム、ポリアミドフィルムまたはポリプロピレンフィルムからなり、第2接着層がオレフィン系シーラント剤、ポリエステル系シーラント剤、アクリル系接着剤またはポリエステル系接着剤からなる請求項1または2記載の転写シート。
  4. 支持体がポリエステルフィルムからなる請求項1〜3のいずれかに記載の転写シート。
  5. 印刷フィルムの印刷層と第2接着層との間に下地層を有する請求項1〜4のいずれかに記載の転写シート。
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