JP6251868B2 - 照明光学系およびこれを用いた電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、青色帯域の波長の光を発する光源を用いた照明光学系に関し、特にプロジェクタや光学機器等の電子装置等の光源に用いられる照明光学系に関する。
プロジェクタの光源ユニットに、青色レーザ発光器を光源に利用したのが知られている(特許文献1)。この光源ユニットは、青色レーザ発光器と、蛍光体ホイールと、複数の反射ミラーやダイクロイックミラーとを備えて構成される。蛍光体ホイールは、モータによって回転される円板形状を有し、蛍光体ホイールには、青色帯域の光を透過する透過部、および青色帯域の光を赤色帯域および緑色帯域の光を発する蛍光体層がそれぞれ形成されている。
特許第4711154号公報
上記特許文献1に示されるような光源ユニットは、青色帯域、緑色帯域および赤色帯域の混色防止が不十分であり、また演色性も不十分であった。
そこで、本発明は、出力される光の混色を防止し、かつ演色性を改善した照明光学系およびこれを用いた電子装置を提供することを目的とする。
本発明の照明光学系は、第1の波長帯域の光を発する光源と、第1の半径の円周方向に、少なくとも第1の波長帯域の光を反射する反射領域および第1の波長帯域の光に基づき第2の波長帯域の光を発する蛍光体領域を含み、さらに第2の半径方向の円周方向に、少なくとも第1の波長帯域の光を透過する第1の透過領域および第2の波長帯域の光を透過する第2の透過領域を含む回転部材と、前記光源から発せられる第1の波長帯域の主光線の光軸からシフトされた光軸を有し、前記光源から発せられる第1の波長帯域の光を前記回転部材の第1の半径の領域に集光する第1の光学手段と、前記回転部材の前記反射領域で反射された第1の波長帯域の光および前記蛍光体領域で発せられた第2の波長帯域の光を、前記回転部材の第2の半径方向の領域に集光する第2の光学手段とを有し、前記反射領域で反射された第1の波長帯域の光が前記第1の透過領域を透過され、前記蛍光体領域で発せられた第2の波長帯域の光が前記第2の透過領域を透過されるように、前記反射領域、前記蛍光体領域、前記第1および第2の透過領域が配置されている。
好ましい態様では、前記光源と第1の光学手段との間に第1のミラー手段を含み、第1のミラー手段は、前記光源から発せられた第1の波長帯域の光を第1の光学手段の光軸の片側に概ね入射させる。好ましい態様では、照明光学系はさらに、第1の光学手段と第2の光学手段との間に、第2および第3のミラー手段を含み、第2および第3のミラー手段は、第1の光学手段から出射された第1および第2の波長帯域の光を第2の光学手段に入射させる。好ましい態様では、照明光学系はさらに、前記第2のミラー手段を透過した第1の波長帯域の光を前記第3のミラー手段へ向けて反射する第4のミラー手段を含み、前記第2のミラー手段は、第1の波長帯域の光を透過し第2の波長帯域の光を反射するダイクロイックミラーである。好ましい態様では、前記第1の光学手段による第1の走査領域と、第2の光学手段による第2の走査領域との角度差は180度よりも小さい。好ましい態様では、前記第1の透過領域は、第1の波長帯域の光を拡散する拡散部を含む。好ましい態様では、第1の波長帯域は、青色帯域であり、第2の波長帯域は、赤色帯域、緑色帯域、または黄色帯域のいずれかである。好ましい態様では、前記第2の波長帯域の光が黄色帯域の光であり、前記第2の透過領域は、蛍光発色された黄色帯域の光から赤色帯域の光と緑色帯域の光を選別する赤色透過領域と緑色透過領域とをそれぞれ含む。好ましい態様では、前記回転部材の裏面であって前記蛍光体領域と対応する領域に環状の放熱部材が設けられる。好ましい態様では、前記第1の光学手段は、少なくとも1つのレンズを含み、前記第2の光学手段は、少なくとも1つのレンズを含む。好ましい態様では、前記回転部材は、第1の基材と、第2の基材とを含み、第1の基材は、金属から構成され、前記反射領域および前記蛍光体領域が前記第1の基材に形成され、前記第1および第2の透過領域が前記第2の基材に形成される。
本発明によれば、回転部材から出力される第1の波長帯域の光と第2の波長帯域の光の混色を防止し、また演色性を改善することができる。
本発明の第1の実施例に係る照明光学系の構成を示す図である。 照明光学系に適用可能なアレイ光源の構成例を示す概略断面図である。 図3(A)は、本実施例の蛍光体ホイールの平面図、図3(B)、(C)は、そのX−X線断面図である。 図4(A)は、本実施例による蛍光体ホイールにより青色帯域の光が正規反射される様子を説明する図、図4(B)は、本実施例による蛍光体ホイールにより赤色帯域/緑色帯域/黄色帯域の光が出射される様子を説明する図である。 本実施例の照明光学系に用いられる他の蛍光体ホイールの構成例を示す平面図である。 本実施例の照明光学系に用いられる他の蛍光体ホイールの構成例を示す平面図である。 本実施例の照明光学系に用いられる他の蛍光体ホイールの構成例を示す平面図である。 本実施例の照明光学系に用いられる他の蛍光体ホイールの構成例を示す平面図である。 本実施例の照明光学系に用いられる他の蛍光体ホイールの構成例を示す平面図である。 本実施例の照明光学系に用いられる他の蛍光体ホイールの構成例を示す平面図である。 本発明の第2の実施例に係る照明光学系の構成を示す図である。 本発明の第3の実施例に係る照明光学系の構成を示す図である。 本発明の第4の実施例に係る照明光学系の構成を示す図である。 本発明の第5の実施例に係る照明光学系の構成を示す図である。 本発明の第6の実施例に係る照明光学系の構成を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の好ましい態様では、照明光学系には、波長が短い青色光を発する半導体発光素子として、青色レーザ素子または青色発光ダイオードをアレイ化したアレイ光源が利用される。さらに好ましい態様では、照明光学系は、DLPまたはDMDのような光変調デバイスにより光を反射するプロジェクタに利用される。但し、本発明の照明光学系は、家電製品、内視鏡、車両の点灯装置など種々の電子装置や電子機器へ適用することができる。なお、図面のスケールは、発明の特徴を分かり易くするために強調しており、必ずしも実際のデバイスのスケールと同一ではないことに留意すべきである。
図1は、本発明の第1の実施例に係る照明光学系の基本原理を説明する図である。なお、以下の説明で、赤色帯域の光、緑色帯域の光、青色帯域の光、黄色帯域の光を、便宜上、R、G、B、Yと略すことがある。
本実施例の照明光学系10は、励起光としての青色帯域のレーザ光を出射するアレイ光源(図示省略)からのレーザ光を反射する第1のダイクロイックミラーM1と、第1のレンズL1と、円板状の蛍光体ホイール20と、蛍光体ホイール20を回転させる回転駆動部30と、蛍光体ホイール20から発せられた光を反射する第2のミラーM2と、第2のミラーM2で反射された光を反射する第3のミラーM3と、第3のミラーM3で反射された光を蛍光体ホイール20へ向けて集光する第2のレンズL2と、蛍光体ホイール20の裏面側に配置されたライトトンネルLTとを含んで構成される。ライトトンネルLTを出射した光は、図示しないリレー光学系等を介してDMD等の空間変調デバイスや光ファイバ等へと導かれる。
図2は、アレイ光源の一構成例を示す概略断面図である。アレイ光源40は、青色帯域のレーザ光を出射する半導体レーザ素子(または青色発光ダイオード)をアレイ状に複数含んで構成される。青色レーザ素子は、例えば、445nmの波長の光を出力する。複数の半導体レーザ素子は、一次元または二次元に配列され、複数の半導体レーザ素子を同時に駆動することで、各半導体レーザ素子から一斉にレーザ光が出射される。図2に示すように、複数の半導体レーザ素子を搭載する基板は、熱伝導性の高い金属材料、例えばアルミニウムのような材料によって構成された支持部材42によって支持される。また、支持部材42の表面には、各半導体レーザ素子から出射されたレーザ光をそれぞれコリメートするレンズ44が取り付けられる。さらに支持部材42と対向する側には、反射ミラー46が配置され、反射ミラー46は、各半導体レーザ素子から出射された青色帯域の光を一定方向に反射し、レーザ光線束Lbを生成する。なお、図2の構成は一例であり、アレイ光源40は他の構成であってもよい。
第1のミラーM1は、青色帯域の光を反射し、それ以外の帯域の光を透過するダイクロイックミラーである。第1のミラーM1は、第1のレンズL1と第2のミラーM2との間に配置され、図2に示すようなアレイ光源40からの青色帯域の光Lbを入射しこれを第1のレンズL1に向けて反射する。図の例では、第1のミラーM1は、45度に傾斜して示されるが、必ずしも45度に傾斜されなくてもよい。
第1のレンズL1は、アレイ光源40からのレーザ光線束Lbを蛍光体ホイール20の第1の走査領域F1に集光させる。第1のレンズL1は、アレイ光源40からのレーザ光線束Lbを集光することができる光学系であれば良く、第1のレンズL1を構成するレンズの数は、1つであってもよいし複数であってもよい。図には、平凸レンズが示されているが、第1のレンズL1は、球面レンズ、非球面レンズのいずれであってもよい。第2のレンズL2は、第3のミラーM3で反射された光を蛍光体ホイール20の第2の走査領域F2に集光させる。第2のレンズL2は、入射した光を第2の走査領域F2に集光することができる光学系であれば良く、第2のレンズL2を構成するレンズの数は、1つであってもよいし複数であってもよい。図には、平凸レンズが示されているが、第2のレンズL2は、球面レンズ、非球面レンズのいずれであってもよい。
ここで留意すべき点は、青色帯域のレーザ光線束Lbの光軸が第1のレンズL1の光軸C1からオフセット(離間)されたシフト光学系を形成することである。図1の例では、第1のミラーM1の中心または光線束Lbの光軸C0が第1のレンズL1の光軸L1と一致せず、そこからオフセットまたはシフトされている。このため、第1のミラーM1によって反射された青色帯域の光線束Lbの全部または大部分は、第1のレンズL1の光軸C1の片側半分に入射される(図の例では、第1のレンズL1の左側に入射される)。好ましい態様では、第1のミラーM1によって反射された青色帯域の光線束Lbは、第1のレンズL1の光軸C1に重複しないが、青色帯域の光線束Lbのごく一部が光軸C1に重複してもよい。
蛍光体ホイール20は、モータ等を含む回転駆動部30によって回転される円板状の回転体であって、第1の半径(r1)の円周方向に、青色帯域の光を反射する反射領域と、青色帯域のレーザ光によって励起された蛍光色を発光する蛍光体領域とを含んでいる。また、蛍光体ホイール20は、第2の半径(r2<r1)の円周方向に、青色帯域の光および蛍光体領域によって発せられた蛍光色をそれぞれ選択的にフィルタリングする透過フィルタ領域とを含んでいる。透過フィルタ領域は、第1の半径の円周方向を走査したときに発せられた光の波長の中から特定の波長を選択的に透過させ、演色性の向上を図り、かつ他の波長が混色することを防止する。
図3に、本実施例の蛍光体ホイールの具体的な構成を示す。図3(A)は、蛍光体ホイールの平面図、図3(B)は、そのX−X線断面図である。蛍光体ホイール20は、第1の半径r1の円周方向に、青色帯域の光を反射する青色反射領域22B、青色帯域の光によって励起されて赤色帯域の蛍光色を発する赤色蛍光体領域22R、青色帯域の光によって励起されて緑色帯域の蛍光色を発する緑色蛍光体領域22G、青色帯域の光によって励起されて黄色帯域の蛍光色を発する黄色蛍光体領域22Yとを含んで構成される。また、第1の半径r1よりも内側の第2の半径r2の円周方向に、青色帯域の波長を選択的に透過する青色透過フィルタ24B、赤色帯域の波長を選択的に透過する赤色透過フィルタ24R、緑色帯域の波長を選択的に透過する緑色透過フィルタ24G、黄色帯域の波長を選択的に透過する黄色透過フィルタ24Yとを含んで構成される。
図3に示す例では、青色反射領域22B、赤色蛍光体領域22R、緑色蛍光体領域22Gおよび黄色蛍光体領域22Yの内角は、それぞれ90度であり、また、青色透過フィルタ24B、赤色透過フィルタ24R、緑色透過フィルタ24Gおよび黄色透過フィルタ24Yの内角もそれぞれ90度である。そして、青色反射領域22Bの対向する側、すなわち青色反射領域22Bを180度回転させた位置に青色透過フィルタ24Bが位置し、同様に、赤色蛍光体領域22Rの対向する側に赤色透過フィルタ24Rが位置し、緑色蛍光体領域22Gの対向する側に緑色透過フィルタ24Gが位置し、黄色蛍光体領域22Yの対向する側に黄色透過フィルタ24Yが位置する関係にある。
蛍光体ホイール20は、図3(B)に示すように、ガラス、樹脂または金属から構成された基材26を含み、第1の半径r1の円周方向には、反射層27が形成され、その上に蛍光体層28が形成される。好ましい態様では、反射層27は、青色帯域以外の波長の光を反射するダイクロイックコートにより形成される。蛍光体層28が青色帯域のレーザ光線束Lbによって照射されたとき、蛍光発色されたR、G、Yの光は、全方位に広がるため、反射層27を下層に形成することで、蛍光体ホイール20の表面側から効率良くR、G、Yの光が取り出される。また、青色帯域のレーザ光線束Lbの変換効率は100%ではなく、つまり、青色帯域のレーザ光線束Lbの一部は、蛍光発色に利用されないので、反射層27によって青色帯域の光を吸収させることで、波長変換に利用されなかった青色帯域の光がR、G、Yの蛍光色に混色されるのを抑制する。
また、青色反射領域22Bについて、基材26がガラスや樹脂から構成される場合には、基材26の上に青色帯域の光を反射する反射層27が形成される。基材26が金属から構成される場合には、金属表面を鏡面状態とすることで、必ずしも反射層27を要しない。なお、図3(B)に示される反射層27、蛍光体層28は、その厚さが誇張して示されていることに留意すべきである。
蛍光体層28は、公知の材料を用いて構成される。赤色帯域の蛍光を発色する蛍光体材料として、例えば、CaAlSiN3:Eu2+、Sr2Si5N8:Eu2+、SrAlSi4N7:Eu2+など知られている。また、緑色帯域や黄色帯域の蛍光を発する蛍光体材料として、例えば、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系、TAG(テルビウム・アルミニウム・ガーネット)系、サイアロン系、BOS(バリウム・オルソシリケート)系、窒化化合物系が知られている。蛍光体層28は、例えば、蛍光体材料と樹脂材料やセラミック材料に混ぜ合わせたものを塗布したり、蛍光体材料を混ぜ合わせたシート状のものを貼り付けるようにしてもよい。
また、図3(B)に示すように、蛍光体層28よりも内側の第2の半径r2の領域には、青色透過フィルタ24B、赤色透過フィルタ24R、緑色透過フィルタ24Gおよび黄色透過フィルタ24Yを形成するための透過フィルタ領域29が形成される。好ましい態様では、基材26がガラスから構成される場合、ガラス表面にB、R、G、Yの波長帯域を選択するためのダイクロイックコートが施される。あるいは、ガラス自身がB、R、G、Yの波長を選択する光学フィルタであってもよい。青色透過フィルタ24Bは、例えば、約500nm以下の波長帯域を高透過し、それより大きい波長帯域を高反射する。赤色透過フィルタ24Rは、例えば、約580nm以上の波長帯域を高透過し、それより小さい波長帯域を高反射する。緑色透過フィルタ24Gは、例えば、約480nmと約600nmの間の波長帯域を高透過し、それ以外の波長を高反射する。黄色透過フィルタ24Yは、例えば、約480nm以上の波長帯域を高透過し、それより小さい波長を高反射する。また、黄色透過フィルタ24Yは、赤色透過フィルタ24Rまたは緑色透過フィルタ24Gに置換されてもよい。
さらに好ましい態様として、青色透過フィルタ24Bは、青色帯域のレーザ光のスペックルを抑制するため、拡散板または拡散層29aを含む。例えば、青色透過フィルタ24Bの表面に凹凸を形成することで青色帯域の光を拡散させるようにしてもよい。
さらに好ましい態様として、蛍光体ホイール20は、図3(C)に示すように、裏面に放熱部材25が形成されるようにしてもよい。放熱部材25は、熱伝導率が高い材料、例えばアルミ、鉄、銅などの金属から構成され、熱導電性の優れた接着剤等によって蛍光体ホイール20に貼り付けることができる。放熱部材25は、好ましくは、蛍光体層28の位置に対応するように環状に形成されるが、これ以外の形状であってもよい。蛍光体層28は、励起光として青色帯域のレーザ光線束Lbが照射されると発熱し、温度が増加すると発光変換光量が低下する。放熱部材25を形成することで、蛍光体層28の温度上昇が抑制され、発光変換光量の低下を防止することができる。
第1のレンズL1は、青色帯域のレーザ光Lbを、蛍光体ホイール20の第1の半径r1の近傍の走査位置F1に集光し、これにより、蛍光体ホイール20の第1の半径r1の領域が円周方向が光学的に走査される。また、後述するように、第2のレンズL2は、蛍光体ホイール20の第2の半径r2の近傍の走査位置F2に集光し、これにより、蛍光体ホイール20の第2の半径r2の領域が円周方向に光学的に走査される。
なお、上記の例では、蛍光体ホイール20には、赤色帯域、緑色帯域および緑色帯域の光を発光させるための蛍光体層28が形成されたが、蛍光体ホイール20からR、G、Bの光を得たい場合には、蛍光体層は、赤色蛍光体領域と緑色蛍光体領域を含むものであってもよいし、勿論、これ以外の蛍光発色の組合せとなる蛍光体領域が形成されるようにしてもよい。さらに、上記の例では、青色反射領域22B、赤色蛍光体領域22R、緑色蛍光体領域22G、および黄色帯域蛍光体領域22Yの内角が90度の例を示したが、これは一例であり、要求される輝度やその他の設計事項に応じて適宜変更することが可能である。この場合、例えば、青色反射領域22の内角が60度であれば、それに対応して青色透過フィルタ24Bの内角も60度にされ、同様に、赤色蛍光体領域22Rの内角が120度であれば、それに対応して赤色透過フィルタ22Rの内角も120度にされる。
図4(A)は、蛍光体ホイール20の青色反射領域22Bが青色帯域のレーザ光によって照射された状態を示している。第1のミラーM1によって反射された青色帯域の光線束Lbは、第1のレンズL1の片側半分に入射され、蛍光体ホイール20の走査領域F1を走査する。光線束Lbが青色反射領域22Bを走査する間、光線束Lbは、青色反射領域22Bで正規反射される。すなわち、青色反射領域22Bに対する光線束Lbの入射角θ1と反射角θ2は略等しい。従って、青色反射領域22Bで正規反射された光線束Lb’は、第1のレンズL1の光軸C1の反対側から出射され、ほぼ平行光に集光される。
図4(B)は、蛍光体ホイール20の赤色蛍光体領域22R、緑色蛍光体領域22Gおよび黄色蛍光体領域22Yを走査したときの状態を示している。青色帯域の光線束Lbが赤色蛍光体領域22Rを照射したとき、光線束Lbによって励起された赤色帯域の光が蛍光する。蛍光発色された赤色帯域の光は、蛍光体ホイール20の表面からランバーシアン状(均一拡散)に放射される。ランバーシアン状に発せられた赤色帯域の光Lrは、第1のレンズL1によってほぼ平行な光線束に集光される。緑色蛍光体領域22Gおよび黄色蛍光体領域22Yが青色帯域のレーザ光によって照射されたときも同様に、蛍光発色された緑色帯域の光Lgおよび黄色帯域の光Lyがランバーシアン状に発せられる。
再び図1を参照する。第2のミラーM2は、R、G、B、Yの波長帯域の光を反射するように、例えば全反射ミラーで構成され、光軸C1に対しほぼ45度に傾斜される。第3のミラーM3もまた、R、G、B、Yの波長帯域の光を反射するように、例えば全反射ミラーで構成され、光軸C1に対しほぼ135度に傾斜される。こうして、蛍光体ホイール20から発せられた青色帯域の光線束Lbは、第1のレンズL1の光軸C1の反対側から出射されて第2のミラーM2へ向かい、第2および第3のミラーM2、M3によって直角に反射され、再び、第2のレンズL2の光軸C2の片側に入射され、蛍光体ホイール20の第2の走査領域F2上に集光される。また、蛍光体ホイール20から発せられたR、G、Yの光は、第1のダイクロイックミラーM1を透過し、第2および第3のミラーM2、M3によって直角に反射され、第2のレンズL2によって蛍光体ホイール20の第2の走査領域F2上に集光される。
第1の走査領域F1は、図3(A)に示すように、第1の半径r1の円周方向の領域であり、第2の走査領域F2は、第2の半径r2の円周方向の領域である。また、走査領域F2と走査領域F1とは、中心Oに関し180度の角度差がある。従って、青色反射領域22Bを走査中に出力されたBの光は、青色透過フィルタ24Bに入射され、赤色蛍光体領域22Rを走査中に出力されたRの光は、赤色透過フィルタ24Rに入射され、緑色蛍光領域22Gを走査中に出力されたGの光は、緑色透過フィルタ24Gに入射され、黄色蛍光領域22Yを走査中に出力されたYの光は、黄色透過フィルタ24Yに入射される。蛍光体領域を走査したときに生成されるR、G、Yの光には、蛍光発色に利用されなかった励起光である青色帯域の光が含まれることがあるが、このような青色帯域の光は、透過フィルタ領域24R、24G、24Yを透過しないので、R、G、Yの光に、Bの光が混色することが防止される。
蛍光体ホール20の第2の走査領域F2に近接して配置されたライトトンネルLT(または光インテグレータ)は、蛍光体ホイール20から連続的に出力されるB、R、G、Yの光を入射し、これをデジタルミラーデバイス(DMD)等の光変調デバイスへ供給する。DMDは、デジタル画像データに従い、R、G、B、Yの光を変調し、投射画像を生成する。
次に、本実施例の蛍光体ホイールの他の構成例について説明する。図5は、蛍光体ホイールの他の構成例である。この蛍光体ホイール20Aは、図3に示す蛍光体ホイール20から、黄色蛍光体領域22Y、黄色透過フィルタ領域24Yを除いたものであり、その他の構成は同様のである。すなわち、第1の半径の円周方向に、青色反射領域22B、赤色蛍光体領域22R、緑色蛍光体領域22Gが形成され、第2の半径の円周方向に、青色透過フィルタ領域24B、赤色透過フィルタ領域24R、緑色透過フィルタ領域24Gが形成される。そして、蛍光体ホイール20Aの裏面側からは、R、G、Bの光が出力される。
図6は、本実施例の他の蛍光体ホイールの構成を示す平面図である。図3に示す蛍光体ホイール20では、第1の半径の円周方向に形成された領域と第2の半径の円周方向に形成された対応する領域とが、中心Oに関して180度の関係になるように配置されたが、図6に示す蛍光体ホイール20Bでは、第1の半径方向の円周方向に形成される領域と第2の半径の円周方向に形成される領域とが、180度よりも小さい一定の角度差をもって配置される。つまり、図1に示す照明光学系10では、第1の走査領域F1と第2の走査領域F2とが蛍光体ホイール20の中心Oを通る両端になるように第1および第2のレンズL1、L2が設置されたが、本例の蛍光体ホイール20Bを用いる場合には、第1の走査領域F1と第2の走査領域F2とがそのような両端になる必要がなくなるため、第1および第2のレンズL1、L2を近接して配置させることが可能となる。図6に示すように、第1の走査領域F1が、青色反射領域22Bと赤色蛍光体領域22Rの境界から角度αにあるとき、第2の走査領域F2が、青色透過フィルタ領域24Bと赤色透過フィルタ領域24Rの境界から角度βにあり、α=βの角度関係が満足されるように、第1の半径の円周方向の各領域と第2の半径の円周方向の各領域が配置されればよい。このような照明光学系は、図1の照明光学系に比べて、省スペース化を図ることができる。
図7に示す蛍光体ホイール20Cは、第1の半径の円周方向の構成を、図3に示す蛍光体ホイール20と同一にするが、第2の半径方向の円周方向の構成を異にしている。すなわち、第2の半径の円周方向には、青色透過フィルタ領域24Bと、青色反射領域24BRとが形成される。青色反射領域24BRは、R、G、Yの透過フィルタ領域24R、24G、24Yを置換するものである。青色反射領域24BRは、例えば、第2の半径の円周方向に青色以外を透過するダイクロイックコートをすることにより形成される。赤色蛍光体領域22R、緑色蛍光体領域22Gおよび黄色蛍光体領域22Yの走査期間中に、青色反射領域24BRは、R、G、Yに含まれる未変換の青色の光を反射し、青色以外の光を透過する。これにより、R、G、Yに青色帯域の光が混色することが防止される。
図8は、本実施例の他の蛍光体ホイールの構成例を示す図である。本例では、蛍光体ホイール20Dと、第1および第2のレンズL1、L2とは、相対的に水平方向Hに移動することが可能である。移動手段は、公知の技術を用いて構成される。図8(A)に示すように、蛍光体ホイール20Dが第1の位置にあるとき、第1のレンズL1は、第1の走査領域F1Aを走査し、第2のレンズL2は、第2の走査領域F2Aを走査する。また、図8(B)に示すように、蛍光体ホイール20Dが第2の位置に移動されたとき、第1のレンズL1は、第1の走査領域F1Bを走査し、第2のレンズL2は、第2の走査領域F2Bを走査する。図8(C)に示す蛍光体ホイール20Dは、図6に示す蛍光体ホイール20Bと図7に示す蛍光体ホイール20Cとを合成したものであり、蛍光体ホール20Dが第1の位置にあるとき、図7に示す蛍光体ホイール20Cの構成が選択され(F1AとF2Aが走査される)、第2の位置にあるとき、図6に示す蛍光体ホイール20Bの構成が選択される(F1BとF2Bが走査される)。これにより、単一の蛍光体ホール20Dから2つの光出力モードのいずれかを選択することが可能になる。
次に、本実施例の他の蛍光体ホイールの構成例を図9に示す。同図に示す蛍光体ホイール20Eは、回転駆動部30の同軸上に結合された2つの基材26A、26Bとを有する。第1の基材26Aは、熱伝導率が良好な材料、例えば金属から構成され、第1の基材26A上に反射層27を介して蛍光体層28および青色反射領域が形成される。第2の基材26Bは、ガラスまたは樹脂等の透明な材料から構成され、透明な基材の表面に、光学フィルタがコーティングされ、青色透過フィルタ領域24B、赤色透過フィルタ領域24R、緑色透過フィルタ領域24Gおよび黄色透過フィルタ領域24Yが形成される。本例の場合、第1の基材26Aが第1の走査領域F1に対応し、第2の基材26Bが第2の走査領域F2に対応し、第1のレンズL1による青色帯域のレーザ光線束Lbの集光が第1の基材26Aに対して行われ、第2のレンズL2による集光が第2の基材26Bに対して行われる。
蛍光体の特性として、光の照射エネルギー密度および温度上昇の増加に伴い、発光変換効量が増加する線形領域(変換効率が一定)、発光変換量が飽和する飽和領域(変換効率が低下)、発光変換量が劣化する劣化領域をもつことが知られている。このため、蛍光体に一定以上のエネルギーの青色光が照射されると、発光変換量が飽和ないし劣化し、蛍光体が熱損傷または熱劣化してしまう。図9に示すような蛍光体ホイール20Eを用いることで、第1の基材26Aの放熱特性が向上され、蛍光体の熱損傷等を防止し、発光変換量の劣化を防止することができる。
本実施例の他の蛍光体ホイールの構成例を図10に示す。同図に示す蛍光体ホール20Fは、第1の半径の円周方向に、青色反射領域22Bと、黄色蛍光体領域22Yとを含む。好ましくは、黄色蛍光体領域22Yの面積が青色反射領域22Bよりも大きく、すなわち、黄色蛍光体領域22Yの走査期間が長くなるように設定される。本例では、赤色および緑色の蛍光体を使用せず、黄色の蛍光体を用いる。これは、黄色を発色する蛍光体の方が、赤色および緑色を発色する蛍光体よりも、変換効率が高く、発光光量を大きくすることができるためである。
蛍光体ホイール20Fの第2の半径の円周方向には、青色反射領域22Bに対応して青色透過フィルタ領域24Bが形成され、かつ、黄色蛍光体領域22Yに対応して赤色透過フィルタ領域24Rおよび緑色透過フィルタ領域24Gが形成される。黄色蛍光体領域22Yで発色された光は、赤色帯域および緑色帯域の波長を包含するため、赤色透過フィルタ領域24Rは、その中から赤色帯域の光を選択的に透過させ、緑色透過フィルタ領域24Gは、緑色帯域の光を選択的に透過させる。なお、赤色透過フィルタ領域24Rと緑色透過フィルタ領域24Gの大きさの割合は適宜設定することができるが、赤色透過フィルタ領域24Rの割合を相対的に大きくすることで、赤色帯域の光の出力を増加させ、赤色の演色性のある画像を生成することが可能になる。
次に、本発明の第2の実施例による照明光学系を図11に示す。第2の実施例の照明光学系10Aは、図1の照明光学系10と反対方向から青色帯域のレーザ光線束Lbが第1のミラーM1に入射されるものである。それ以外の構成は、図1のときと同様である。
次に、本発明の第3の実施例による照明光学系を図12に示す。第3の実施例の照明光学系10Bは、第1のレンズL1の光軸C1と平行な方向から青色帯域のレーザ光線束Lbが第2のミラーM2を介して入射される。この場合、第2のミラーM2は、青色帯域の光を透過し、それ以外の光を反射するダイクロイックミラーから構成される。青色帯域の光線束Lbの光軸C0または中心は、第1のレンズL1の光軸C1からオフセットされたシフト光学系を構成しており、青色帯域の光線束Lbは、第1のレンズL1の片側から入射され、反対側から出射される。さらに第3の実施例では、第1のミラーM1は不要になるが、第3のミラーM3の後方に隣接して第4のミラーM4が配置される。第4のミラーM4は、第2のダイクロイックミラーM2と透過してきた青色帯域の光線束Lbを、第3のミラーM3に向けて反射させる。
次に、本発明の第4の実施例による照明光学系を図13に示す。第4の実施例の照明光学系10Cは、図示しないアレイ光源からの青色帯域のレーザ光線束Lbを集光する第3のレンズと、第3のレンズL3から出射された光線束Lbを反射する第1のダイクロイックミラーM1を含む。第1のミラーM1によって反射された光線束Lbの光軸C0は、図1のときと同様に、第1のレンズL1の光軸からオフセットされたシフト光学系を構成している。蛍光体ホイール20から発せられた青色帯域の光線束Lbは、第2のダイクロイックミラーM2を透過し、第4のミラーM4によって第3のミラーM3へ向けて反射される。本例の照明光学系10Cでは、第4のミラーM4の位置を調整することで、青色帯域のレーザ光線束Lbを、第2のレンズL2の光軸近傍に集光させ、青色帯域の光線束Lbの均一性を改善することができる。上記以外の構成は、図1のときと同様である。
次に、本発明の第5の実施例による照明光学系を図14に示す。第5の実施例の照明光学系10Dは、図1の照明光学系で用いた蛍光体ホイールを2つに分割し、第1および第2の蛍光体ホイール20−1、20−2とが直交するように配置され、第1および第2の蛍光体ホイール20−1、20−2は、それぞれ同期して回転される。第1の蛍光体ホイール20−1は、第1の半径の円周方向の第1の走査領域となる、青色反射領域22B、赤色蛍光体領域22R、緑色蛍光体領域22Gおよび黄色蛍光体領域22Yを含んで構成される。また、第2のミラーM2で直角に反射された光は、第2のレンズL2によって第2の蛍光体ホイール20−2の第2の走査領域F2に集光される。第2の走査領域F2には、青色透過フィルタ領域24B、赤色透過フィルタ領域24R、緑色透過フィルタ領域24Gおよび黄色透過フィルタ領域24Yが形成される。本例では、第2の蛍光体ホイール20−2が追加になるが、第3のミラーM3が不要になる。
次に、本発明の第6の実施例による照明光学系を図15に示す。第6の実施例の照明光学系10Eは、第5の実施例を変形するものである。同図に示すように、第1および第2の蛍光体ホイール20−1、20−2が平行となるように配置され、かつ第1および第2の蛍光体ホイール20−1、20−2が同期して回転される。本例の照明光学系10Eでは、第1のレンズL1の光軸C1と第2のレンズL2の光軸L2が平行であり、第1のレンズL1からの光は、第2のレンズl2によって第2の蛍光体ホイール20−2の第2の走査領域F2へ集光される。図14に示す第5の実施例の照明光学系10Dと比較して、第2のミラーM2が不要となるため、照明光学系10Eの省スペース化を図ることができる。なお、第1および第2の蛍光体ホイール20−1、20−2は、両者の回転軸が連結される構成であってもよい。
上記実施例では、蛍光体ホイール20の青色透過領域24Bの表面に拡散層29aを形成する例を示したが、青色帯域のレーザ光線束Lbの光路上にスペックルを抑制するための拡散部材を配置するようにしてもよい。さらに、蛍光体ホイールに形成される蛍光体領域の大きさ、蛍光発色される色などは、目的等に応じて適宜変更することができる。
本発明に係る照明光学系は、種々の電子装置の光源に適用することができる。例えば、プロジェクタ、リアプロジェクタ、内視鏡、照明機器などの光源に用いることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、10A、10B、10C、10D、10E:照明光学系
20、20A、20B、20C、20D、20E、20F:蛍光体ホイール
22B:青色反射領域
22R:赤色蛍光体領域
22G:緑色蛍光体領域
22Y:黄色蛍光体領域
24B:青色透過フィルタ領域
24R:赤色透過フィルタ領域
24G:緑色透過フィルタ領域
24Y:黄色透過フィルタ領域
26、26A、26B:基材
27:反射層
28:蛍光体層
29:透過フィルタ領域
29A:拡散面
30:回転駆動部
40:アレイ光源
L1:第1のレンズ
L2:第2のレンズ
M1:第1のミラー
M2:第2のミラー
M3:第3のミラー
M4:第4のミラー
LT:ライトトンネル
F1:第1の走査領域
F2:第2の走査領域

Claims (5)

  1. 第1の波長帯域の光を発する光源と、
    前記光源から発せられた第1の波長帯域の光を入射し、第1の波長帯域の光を反射する反射領域と、第1の波長帯域により励起された第2の波長帯域の光を生成する蛍光体領域とを含む第1の生成手段と、
    第1の生成手段により生成された第1の波長帯域の光と第2の波長帯域の光を入射し、第1の波長帯域の光を透過する第1の透過領域、第2の波長帯域の光を透過する第2の透過領域を含む第2の生成手段とを有し、
    第1の生成手段は、第1の波長帯域の主光線の光軸からシフトされた光軸を有し、第1の生成手段はレンズを含み、第1の波長帯域の光がレンズの片側半分のみから入射され、前記反射領域で反射された第1の波長帯域の光がレンズの反対側の半分のみから出射され、
    第1の生成手段と第2の生成手段の回転部材とは同一の回転部材であり、第1の生成手段は、第1の半径の円周方向に、少なくとも前記反射領域および前記蛍光体領域を形成し、第2の生成手段は、第2の半径の円周方向に、少なくとも前記第1の透過領域および前記第2の透過領域を形成する、照明光学系。
  2. 第1の生成手段は、前記光源からの光を前記レンズに向けて反射するダイクロイックミラーを含み、当該ダイクロイックミラーは、第1の波長帯域の光を反射し、前記蛍光体領域で生成された第2の波長帯域の光を透過する、請求項1に記載の照明光学系。
  3. 第1の生成手段は、円周方向に、少なくとも前記反射領域および前記蛍光体領域が形成された回転部材を含む、請求項1または2に記載の照明光学系。
  4. 第2の生成手段は、円周方向に、少なくとも前記第1の透過領域および前記第2の透過領域が形成された回転部材を含む、請求項1ないし3いずれか1つに記載の照明光学系。
  5. 請求項1ないし4いずれか1つに記載の照明光学系を含む電子装置。
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