JP6248513B2 - 姿勢補整衣類 - Google Patents

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Description

本発明は、背中が丸くなりやすい姿勢を補整する姿勢補整衣類に関するものである。
日常生活では、背中をそらす動作よりも背中を丸くする動作が多いため、背筋を意識しないと姿勢が悪くなりやすい。また、このような傾向は年齢を重ねる程、強くなる。これは、年齢を重ねると胸椎の曲げ伸ばしがしにくくなることにもよる。
これに対し、姿勢を補整(矯正)する衣類も開発されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載される衣類は、背部に伸縮性バンド部を有し肩甲骨を背中の中央部に引き寄せて猫背を補整したり、猫背になることを抑制している。
特開2011−72323号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような従来の姿勢補整用の衣類を着用した場合、姿勢補整のために設けられる締め付け力が大きい部分に違和感を感じたり、日常動作で背中を丸くする動作がしにくくなることがあった。また、従来の姿勢補整用の衣類では、加齢により胸椎の曲げ伸ばしがしにくくなった場合に十分に効果を得ることは困難であった。
本発明は、上記の技術的課題に鑑みて、背中が丸くなりやすい姿勢を補整する姿勢補整衣類を提案する。
本発明は、着用者の上半身の背面から前面の周囲を覆う着用自在な姿勢補整衣類であって、伸縮性素材で形成され、着用時に着用者の第7胸椎から左右の第5から第7肋骨のうちいずれかの脇部まで第7肋骨に沿った斜め下方向に延在するように配置され、着用時に着用者を締め付ける力が大きい第1パワー部と、着用時に前記第1パワー部よりも締め付け力が小さい被覆部とを備える。
この構成では、第1パワー部の締め付け力によって、第7胸椎が押圧され、着用者の背筋を伸すことができる。
また、伸縮性素材で形成され、着用時に着用者の第9胸椎から左右の第5から第7肋骨のうちいずれかの脇部まで延在する位置に配置されて着用者を締め付ける力が前記被覆部よりも大きい第2パワー部をさらに備えることが好ましい。
この構成では、第2パワー部が、第1パワー部による姿勢の補整を補助するとともに、被覆部のずれ上がりを防止する。
本発明は、背中が丸くなりやすい姿勢を補整することができる。
図1は、第1実施形態に係る姿勢補整衣類の斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る姿勢補整衣類の正面図、背面図及び側面図である。 図3は、人の骨格について説明する図である。 図4は、人の姿勢について説明する図である。 図5は、図1の姿勢補整衣類のパワー部と骨格の位置関係を説明する図である。 図6は、図1の姿勢補整衣類を着用後の姿勢を着用前の姿勢と比較する図である。 図7は、第2実施形態に係る姿勢補整衣類の斜視図である。 図8は、第2実施形態に係る姿勢補整衣類の正面図、背面図及び側面図である。 図9は、図7の姿勢補整衣類をブラジャーの上に着用した場合の斜視図である。 図10は、第3実施形態に係る姿勢補整衣類の斜視図である。 図11は、第3実施形態に係る姿勢補整衣類の正面図、背面図及び側面図である。 図12は、図10の姿勢補整衣類をブラジャーの上に着用した場合の斜視図である。 図13は、変形例に係る姿勢補整衣類の正面図及び背面図である。
本発明の姿勢補整衣類は、着用者の姿勢をサポートするものである。以下に図面を用いて本発明の各実施形態及び変形例に係る姿勢補整衣類について説明する。また、以下の説明において、同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
図1及び図2を用いて第1実施形態に係る姿勢補整衣類について説明する。第1実施形態に係る姿勢補整衣類1は、ブラジャーである。図1(a)は姿勢補整衣類1の正面斜視図、図1(b)は背面斜視図、図2(a)は正面図、図2(b)は背面図、図2(c)は側面図である。第1実施形態に係る姿勢補整衣類1は、概略的に説明すると、前側被覆部101及び後側被覆部102を有する被覆部10と、着用時に被覆部10よりも締め付け力が大きく作用するパワー部20と、着用時に着用者の肩部に掛かる肩掛け部30とを備えている。また、被覆部10は、前側被覆部101と後側被覆部102とを有している。前側被覆部101は、左右のバストを覆うカップ部であり、後側被覆部102は、前側被覆部101が着用状態でバストからずれないように支持する、いわゆるバック部である。ここでは、姿勢補整衣類1のパワー部20と肩掛け部30以外を被覆部10とする。
ここで、図3を用いて以下の説明で使用する人体の骨格について説明する。人体の肋骨を背面から見たとき、各胸椎を中心として左右の下方に向かって肋骨が広がっている。ここで、胸椎は、上から順に第1胸椎T1、第2胸椎T2と称され、順に第12胸椎T12まである。また、胸椎に対応して肋骨も第1肋骨R1、第2肋骨R2称されており、順に第12肋骨R12まである。
日常生活において、人の動作は、背中を伸ばす動作よりも背中を丸くする動作の方が多い。したがって、人の姿勢は、図4(a)に示すように、背中が後ろに湾曲し(A1)、胸が張れず(B1)、肩が前に出やすくなる(C1)傾向にある。これに対し、背中を押した場合には、背筋が伸ばしやすくなり。研究によると、特に第7胸椎の付近を押した場合には、図4(b)に示すように、背中の湾曲が伸びて背筋も伸び(A2)、胸が張れ(B2)、肩も後に引け(C2)姿勢を補整しやすくなることが明らかになっている。また、第7胸椎の付近を押すことは、幅広い年齢の人に効果が得られる。
具体的には、年を重ねるにつれて胸椎の可動域が小さくなるため、背骨のどの部分にパワーをかけても背筋が伸びやすくなるわけではない。例えば、年齢を重ねるにつれ第4胸椎は可動域が小さくなる傾向があるため、第4胸椎付近にパワーをかけても得られる効果は小さい。これに対し、年齢を重ねても第7胸椎の可動域は第4胸椎の可動域よりも大きいことが一般的である。したがって、第7胸椎の付近にパワーをかけた場合、年齢を問わず背筋を伸ばしやすくなる。また、この背筋を伸ばしやすくする効果は男女問わず得ることができる。
図1に示すように、第1実施形態に係る姿勢補整衣類1であるブラジャー(以下、「ブラジャー1」)は、バストを覆う左右一対のカップ部11と、カップ部11の下周縁に縫着されてカップ部11を支持する左右一対の支持部12と、左右の支持部12を介してカップ部11に連結される土台部13を有している。また、ブラジャー1は、支持部12を介して両端が左右のカップ部11に連結されるバック布14を有している。さらに、ブラジャー1は、カップ部11及びバック布14と連結される左右一対の肩ストラップ15と、土台部13に取り付けられる係止具(係留部)16を有している。なお、ブラジャー1は、係止具16を除いて左右が略同一に形成されている。
ここで、カップ部11、支持部12、土台部13及びバック布14の一部が被覆部10に相当し、肩ストラップ15が肩掛け部30に相当する。具体的には、カップ部11、支持部12及び土台部13が前側被覆部101に相当し、バック布14の中央付近が後側被覆部102に相当する。また、バック布14の一部、すなわち、バック布14の上側及び下側にパワー部20が設けられるものとする。換言すれば、上下に分かれて形成されたパワー部20に囲まれて後ろ側の被覆部10が設けられている。
支持部12は、バージスラインに沿うように設けられている。この支持部12は、ワイヤーが内部に設けられるワイヤータイプであってもワイヤーのないノンワイヤータイプであってもよい。例えば、ワイヤーには、剛性の低い樹脂ワイヤーや金属ワイヤーを使用することができる。また、布テープ等の布材を重ね合わせて用いて支持部12としてもよい。
土台部13は、非伸縮性素材でカップ部11の下部側内端付近からカップ部11の下周縁途中までを覆うように延在して形成される。また、土台部13には、フック等の係止具16が取り付けられており、左右の土台部13は着脱自在である。ブラジャー1は、着用者が着用して係止具16を係止した際には、着用者にフィットするように形成されている。この土台部13を設けることで、アンダーバスト部分での装着安定性を向上させることができる。
図1に示す例では、土台部13は、カップ部11の内側の下周縁途中まで延設されているが、カップ部11の脇部まで延在していてもよい。この場合には、バック布14は、カップ部11に連結されるのではなく、土台部13と連結される。また、土台部13とバック布14とは、一枚の布から形成されていてもよいし、別布で形成されこれが縫着されていてもよいが、土台部13は、非伸縮であることが好ましくバック布14は伸縮性を有することが好ましい。特に土台部13の左右のカップ部11の内側部分は非伸縮であることが好ましい。
係止具16は、係止部と被係止部とからなるホック(例えば、フックアンドアイ)、グリッパー、ボタン、紐、面ファスナー等をデザインや用途に応じて適宜選択して使用することができる。このとき、被覆部10の締め付け具合を微調整できるようにしておくことが好ましい。なお、図1に示す例では、土台部13は着脱自在な係止具16を設けているが、土台部13に係止具16が設けられておらず、左右の土台部13が一連に形成されていてもよい。
肩ストラップ15の取り付け方は限定されないが、図1に示す例では、一端がバック布14(具体的には、図2を用いて後述する第1パワー部21)の上端に取り付けられ、他端がカップ部11の上端に取り付けられる円環の係止具17を通って反転し、エイト環からなる長さ調節具18に導入されることにより、長さ調節可能な状態に形成されている。また、肩ストラップ15の素材も限定されないが、例えば、紐や布テープで形成される。また、肩ストラップ15はカップ部11及びバック布14を着用者の肩から吊り下げるものであればその態様は限定されない。
バック布14は、伸縮性素材で略帯状に形成され、両端側はカップ部11の外側の下縁と連結されている。このバック布14の上側下側、すなわちバック布14の上下両縁に沿って及び上側の中央付近から下側の中央付近に渡って着用時に締め付け力(緊締力)の大きいパワー部20が配置されている。このパワー部20は、着用者のパワー部20が配置される部分にパワーを与える。ここでは、パワー部20は、被覆部10より締め付け力の大きい当て布で形成され、被覆部10に縫着されているものとして説明する。したがって、被覆部10上にパワー部20が縫着されている部分は、被覆部10ではなく、パワー部20とする。なお、被覆部10に当て布を縫着する場合には、着用者がブラジャー1を着用した際の内側に縫着しても、外側に縫着してもよい。
このパワー部20は、第1パワー部21、第2パワー部22、第3パワー部23を有している。図2では、各パワー部21〜23を、ハッチングを使用して区別している。ブラジャー1を着用時には、着用者の骨格と第1パワー部21及び第2パワー部22は図5に示すような配置関係になる。なお、図5では、第3パワー部23の位置は示されていないが、後述するように、第3パワー部23は、第1パワー部21の中央付近から第2パワー部22の中央付近に上下方向に配置されるため、第7胸椎T7から第9胸椎T9にかけて配置される。
第1パワー部21は、着用者の第7胸椎T7から第7肋骨R7に沿って少なくとも左右の第7肋骨R7の脇方向に長く伸びている。図2に示す例では、第1パワー部21は、左右の脇部を通り、着用者の前側まで延在してカップ部11に縫着されている。この第1パワー部21は、着用者の第7胸椎T7から第7肋骨R7と第8肋骨R8とを覆うようにして斜め下方に湾曲しつつ左右の両脇側へ至る。なお、本発明はこれに限定されるものでない、第1パワー部21は、着用者の第7胸椎T7を起点として、左右の両脇側へ向かって、第5肋骨R5〜第7肋骨R7のいずれかを覆うようにして左右の両脇側へ至るように直線状または曲線状に形成すればよい。このとき、第1パワー部21が着用者の肩甲骨Sの下角Iよりも下側に位置するように形成されていることが好ましい。パワー部21が肩甲骨Sにかかった場合には着用者に違和感を与えたり、着用者の運動を妨げるおそれがあるためである。
第1パワー部21は、着用時に、幅方向(着用者の背骨に沿った方向)よりも長手方向(着用者の肋骨に沿った方向)に締め付け力が大きくなる構成に形成されている。すなわち、着用時には、第1パワー部21は、幅方向の伸縮よりも長手方向の伸縮が大きくなる構成である。よって、着用時には幅方向の締め付け力よりも長手方向の締め付け力が大きくなるものである。
したがって、ブラジャー1を着用した着用者の第7胸椎T7及び第7肋骨R7の付近は、この第1パワー部21のパワー(圧力)を受け、第7胸椎T7を押圧された効果を得ることができるため、背筋が伸びやすくなる。また、図2に示すように、第1パワー部21を着用者の側部から前側まで存在するように配置するとともに、前側の幅を背面側の幅よりも大きく設定することで、着用者の胸椎及び肋骨にパワーがかかりやすくなる。
このとき、第1パワー部21の幅は背面の肋骨付近で16〜40mm程度であることが好ましく、なお好ましくは10〜35mm程度とすることが好適である。すなわち、第1パワー部21の幅が細い場合には、胸椎や肋骨付近に姿勢を補整する十分なパワーを与えることが困難であるが、第1パワー部21の幅が太い場合には、着用者の着用感を損なうとともに、運動しにくくなるためである。
また、第1パワー部21は、着用時には肩ストラップ15によって上方向に引き上げられる。これにより、第1パワー部21を着用者により強くフィットさせることができるため、第1パワー部21が着用者の胸椎や肋骨へ与えるパワーを大きくすることができる。したがって、肩ストラップ15のバック布14への取り付け位置(縫着位置)151は、第1パワー部21を上方向に引き上げるように取り付けられていることが好ましい。例えば、図2に示すように、一対の肩ストラップ15の一端がそれぞれ第1パワー部21の中央上端に取り付けられていることが好ましく、左右の肩ストラップ15の第1パワー部21での取り付け位置が離れる程、第1パワー部21を上方向に引き上げる力が弱くなる。
第2パワー部22は、着用者の第1パワー部21が存在する第7胸椎T7より下方の第9胸椎T9から左右の第7肋骨R7の脇方向に長く伸びている。図2に示す例では、第2パワー部22は、左右の脇部付近で第1パワー部21と重なって脇部を通り、着用者の前側まで存在してカップ部11と縫着されている。そのため、図2に示す例では、着用者の前側で第1パワー部21と第2パワー部22の一部が重なった状態になっている。
また、この第2パワー部22は、着用時に、幅方向(着用者の背骨に沿った方向)よりも長手方向(着用者の背骨と略垂直な方向)に締め付け力が大きくなるように形成されている。すなわち、着用時には、第2パワー部22は、幅方向の伸縮よりも長手方向の伸縮が大きくなる構成である。よって、着用時には幅方向の締め付け力より長手方向の締め付け力が大きくなるものである。
したがって、ブラジャー1を着用した着用者の第9胸骨の付近は、この第2パワー部22のパワー(圧力)を受け、第7胸椎T7とともに第9胸椎T9を押圧された効果を得ることができるため、背筋が伸びやすくなる。また、第2パワー部22を設けてパワーをかけることで、第1パワー部21の安定性を向上し、着用時に被覆部10(バック布14)がずれることで第1パワー部21の位置がずれるのを防止する。さらに、第1パワー部21と第2パワー部22の両方を設けることで着用者の胸椎や肋骨付近により大きい力を与えることができる。また、図2に示すように、第2パワー部22を着用者の側部から前側まで存在するように配置するとともに、前側の幅を背面側の幅よりも大きく設定することで、着用者の胸椎及び肋骨にパワーがかかりやすくなる。
なお、図2(c)に符号B1で示す箇所は第5肋骨R5の位置を示し、符号B2で示す箇所は第8肋骨R8の位置をそれぞれ概略的に示すものである。なお、特に図示はしてないが、第7肋骨R7は、符号B2の直上に位置しており、第2パワー部22の上辺近傍部分によって覆われる部分に位置している。
本実施形態では、図2(c)に示されるように、第1パワー部21と第2パワー部22とによってバック布14の前側から脇側に至る領域の全幅が覆われるように形成されている例を挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、製品の仕様に応じて第1パワー部21及び第2パワー部22の幅を細いものとしてもよいし、反対にさらに幅を大きなものとしてもよい。
このとき、第2パワー部22の幅は、背面の肋骨付近で10〜40mm程度であることが好ましく、より好ましくは、10〜35mm程度であることが好ましい。すなわち、第2パワー部22の幅が細い場合には、胸椎付近に姿勢を補整するための十分なパワーを与えることが困難であるが、第2パワー部22の幅が太い場合には、着用者の着用感を損なうとともに、運動がしにくくなるためである。
このとき、図2(b)に示すように、第1パワー部21の中央付近と第2パワー部22の中央付近とは離れており、第1パワー部21と第2パワー部22の間には後側被覆部10が配置されている。仮に、ブラジャー1のバック布14全体の締め付け力が大きい場合には着用者が背中を曲げる動作を行いにくくなる。これを防止するため、パワー部20の間にパワー部20よりも締め付け力の小さい後側被覆部10を配置することで、着用者の日常動作を妨げないようにしている。
第3パワー部23は、上述した第1パワー部21と第2パワー部22との間に着用者の胸椎に沿った位置に設けられている。図2に示す例では、第3パワー部23は、第1パワー部21の中央付近および第2パワー部22の中央付近と重なった状態で縫着されている。また、図2に示す例では、第3パワー部23は、上側が下側よりも幅広に形成されている。なお、本実施形態では、第3パワー部23を例に挙げて説明しているが、第3パワー部は、必ずしも上側よりも下側の方が幅広に形成する必要はなく、第1パワー部と第2パワー部とを連結するものであればよい。
この第3パワー部23は、幅方向(着用者の背骨と略垂直な方向)よりも長手方向(着用者の背骨に沿った方向)に締め付け力が大きく形成されている。すなわち、着用時には、第3パワー部23は、幅方向の伸縮よりも長手方向の伸縮が大きくなる構成である。したがって、着用時には幅方向の締め付けよりも長手方向の締め付け力が大きくなるものである。第1パワー部21及び第2パワー部22とともに、この第3パワー部23を設けることで、ブラジャー1を着用した着用者は、第7胸椎T7から第9胸椎T9にかけて押圧されるため、より背筋が伸びやすくなる。
上述した例においては、パワー部20は、被覆部10に被覆部10よりも締め付け力の大きい当て布を縫着する例で説明したが、これに限られない。たとえば、被覆部10の編み方とパワー部20の編み方に異なる編み方を採用することで被覆部10よりもパワー部20の締め付け力を強くしてもよい。その他、樹脂プリントを利用して被覆部10より締め付け力の大きいパワー部20を設けてもよい。
また、各パワー部21〜23の締め付け力は同一である必要はない。各パワー部21〜23の締め付け力が異なる場合、例えば、第1パワー部21の締め付け力が最も大きく、第2パワー部22の締め付け力は第1パワー部21の締め付け力より弱く、第3パワー部23の締め付け力は第2パワー部22の締め付け力より弱く構成するのが姿勢の補整と着用感から好ましい。
さらに、編み方の違いや樹脂プリントによって被覆部10とパワー部20の締め付け力(伸縮率)に違いをつける場合、例えば図2に示すような第1パワー部21と第2パワー部22又は第3パワー部23との重なり部分に第1パワー部21の締め付け力を採用し、第2パワー部22と第3パワー部23との重なり部分には第2パワー部22の締め付け力を採用する。また、各パワー部21〜23内でも位置によって締め付け力が異なっていてもよい。
上述したように、第1実施形態に係るブラジャー1の着用者は、第7胸椎T7から第7肋骨R7の脇部にかけて第1パワー部21のパワーを受けることにより、背筋が伸びやすくなる。また、第9胸椎T9から第7肋骨R7にかけて第2パワー部22のパワーを受けるとともに、第7胸椎T7から第9胸椎T9にかけて第3パワー部のパワーを受けることにより、さらに背筋が伸びやすくなる。
(実施例)
以下に、第1実施形態に係るブラジャー1を着用した際の評価結果を説明する。図6に示す例では、60代の被験者が第1実施形態に係るブラジャー1を着用した場合の状態を実線で示し、ヌード状態のシルエットを1点鎖線で示している。図6によれば、着用後を着用前のシルエットと比較すると、着用により背筋が伸びたことが分かる。
60代9人を含む10人の被験者が着用して姿勢判定をした結果、9名の被験者の姿勢が向上した。また、姿勢がよくなったかどうかのアンケートでは、8名の被験者が姿勢がよくなったと感じたと回答している。
これら10人のユーザに第1実施形態に係るブラジャー1と従来の姿勢補整の効果があるブラジャー(以下、「ブラジャーX」)との着用感の比較に関するアンケートでは、「しめつけ感を感じにくいブラジャー」としてブラジャー1を選択した被験者は5名、ブラジャーXを選択した被験者は2名、同等を選択した被験者は2名であった。また、「背筋が伸びた感じがしたブラジャー」としてブラジャー1を選択した被験者は7名、ブラジャーXを選択した被験者は1名、同等を選択した被験者は1名であった。なお、「バストの形がきれいなブラジャー」としてブラジャー1を選択した被験者は4名、ブラジャーXを選択した被験者は5名であった。この結果から、第4胸椎等の可動域が小さくなった60代であってもブラジャー1は背筋が伸びやすくなることがわかる。
さらに、ブラジャー1に関し、「いつものブラジャーとは違う感じがあるが、背中が伸びる感じでよい」、「全体に楽でワイヤーも入っていないように感じる」、「姿勢がシャキッとする」、「胸がデコルテから盛り上がるのできれい」、「背中にいつも「つけている感じ」はする」等のコメントが被験者から寄せられた。一方、背中をパワー部20でサポートすることの不具合、不快感等に関するコメントはなかった。これは、パワー部20が筋肉に働きかけるものでなく、背中を支えるものなので、不具合、違和感なく着用できたものと考えられる。
[第2実施形態]
図7及び8を用いて、第2実施形態に係る姿勢補整衣類1Aについて説明する。図7(a)は姿勢補整衣類1Aの正面斜視図、図7(b)は背面斜視図、図8(a)は正面図、図8(b)は背面図、図8(c)は側面図である。第2実施形態に係る姿勢補整衣類1Aは、被覆部10Aと、着用時に被覆部10Aよりも締め付け力が大きいパワー部20Aと、着用時に着用者の肩に掛かる肩掛け部30Aとを備えている。被覆部10A及び肩掛け部30Aは、伸縮性素材で着用者にフィットするように形成されていることが好ましい。また、被覆部10Aと肩掛け部30Aを形成する素材は同一の素材を利用しても異なる素材を利用してもよい。例えば、被覆部10Aや肩掛け部30Aをメッシュ地にすることで、夏等の気温が高い場合でも、姿勢補整衣類1Aを快適に着用することができる。
図7に示すように、第2実施形態に係る姿勢補整衣類1Aは、左右一対の前身頃41Aと後身頃42Aとを有している。ここでは、姿勢補整衣類1Aを着用した場合に着用者の前面側となる部分を前身頃41Aとし、着用者の背面側となる部分を後身頃42Aとする。また、前身頃41Aの被覆部10Aを前側被覆部103とし、後身頃42Bの被覆部10Bを後側被覆部104とする。さらに、図7及び図8では、前側被覆部103の一部が肩部布46として構成される一例で説明する。
図7に示す例では、後身頃42Aは、2枚の布で形成され、後中心付近の縫着ラインLで縫着されている。また、前身頃41Aと後身頃42Aは肩部布46を除いて同一の布で形成されており、前身頃41Aは前中心付近に着脱自在な係止具16が取り付けられている。左右の肩部布46は、図7に示すように、着用時に着用者のそれぞれの肩の最も高い縫着位置461から、最も高い位置よりも下側の鎖骨と略同程度の高さ付近の縫着位置462にかけて配置されている。なお、姿勢補整衣類1Aは、係止具16を除いて左右が略同一に形成されている。
なお、前身頃41Aと後身頃42Aの形状はこれに限られず、例えば、後身頃42Aが1枚の布で形成されていてもよいし、前身頃41Aと後身頃42Aとが別布で形成されて脇部で縫着されていてもよい。また、前身頃41Aに係止具16が設けられておらず、左右の前身頃41Aが一連に形成されていてもよい。
パワー部20Aは、図2を用いて上述した第1実施形態に係る姿勢補整衣類1の第1パワー部21と略同一の帯状の形状であって、着用者の第7胸椎T7から第7肋骨R7に沿って少なくとも左右の脇方向に長く伸びている。図8に示す例では、パワー部20Aは、着用者の脇部を通り、後身頃42Aから前身頃41Aまで存在している。
姿勢補整衣類1Aを着用した着用者の第7胸椎及び第7肋骨の付近は、このパワー部20Aのパワーを受けて押圧された効果を得ることができるため、背筋が伸びやすくなる。
このパワー部20Aは、第1実施形態に係る姿勢補整衣類1のパワー部20と同様に被覆部10Aよりも締め付け力の大きい当て布で被覆部10Aに縫着されて形成されていてもよいし、被覆部10Aと異なる編み方や樹脂プリントによって被覆部10Aと連続して形成されていてもよい。仮に、図8に示す例で、パワー部20Aが当て布で被覆部10Aに縫いつけられているとしたとき、少なくともパワー部20Aの外周縁に沿って縫い合わせられることが好ましいが、外周縁に加え、帯状のパワー部20を横断するような縫着ラインL1,L2を有することが好ましい。このように縫着ラインL1,L2を設けることで、パワー部20Aとこのパワー部20Aが縫い合わせられる布(被覆部10A)とがずれて着用時にパワー部20Aの位置が所望の位置からずれるのを防止することができる。なお、パワー部20Aの幅や長さは第1実施形態において説明した第1パワー部21と同様に適宜変更されてもよい。
肩掛け部30Aは、両肩の前身頃41Aから後身頃42Aにかけて配置されている。ここでは、前側被覆部103から後身頃42Aのパワー部20Aにかけて配置されているものとするが、肩掛け部30Aの前身頃41Aと後身頃42Aにおける配置位置は限定されない。具体的には、着用時に着用者の肩に掛けられ、パワー部20Aが着用者の第7胸椎T7及び第7肋骨R7によりフィットしてパワーを与えられるように形成されることが好ましい。ここで、肩掛け部30Aは、パワー部20Aの後中心の縫着ラインL付近から前側被覆部103に連結するために上方向に存在しているため、パワー部20Aを上方向に引き上げることができる。また、図8に示すように、肩掛け部30Aに締め付け力の大きい補強部31を配置させることで、幅が広くて上方向にパワーがかかりにくい肩掛け部30Aであっても、この肩掛け部30Aを着用者にフィットさせ、これによって第7胸椎T7の付近でパワー部20Aのパワーを強くすることができる。
また、図7に示す一例にあるように、姿勢補整衣類1Aの縁部には、伸縮性のテープ部材43A〜45Aが取り付けられていることが好ましい。具体的には、前身頃41A及び後身頃42Aには、下側周縁部にテープ部材43Aが取り付けられて着用時に姿勢補整衣類1Aの裾部分がずれないようにしている。また、前身頃41A及び後身頃42Aには、上側周縁部にテープ部材44Aが取り付けられて肩掛け部30Aの一部となり、着用時にパワー部20Aがずれないようにすることができる。さらに、前身頃41A及び後身頃42Aには、肩部から脇部の周縁にテープ部材45Aが取り付けられて肩部で肩掛け部30Aの一部となり、着用時にパワー部20Aがずれないようにすることができる。
第2実施形態に係る姿勢補整衣類1Aは、着用者がブラジャーを着用する際には、図9(a)の正面斜視図及び図9(b)の背面斜視図に一例を示すように、ブラジャー50の上から着用することができる。図9に示すように姿勢補整衣類1Aの下に別の衣類を着用した場合であっても、下に着用している衣類を介して姿勢補整衣類1Aが着用者にフィットすることで、第7胸椎T7から第7肋骨R7に沿ってパワーがかけられ、着用者の姿勢を補整することができる。
上述したように、第2実施形態に係る姿勢補整衣類1Aの着用者は、第7胸椎T7から第7肋骨R7の脇部にかけてパワー部20のパワーを受けることにより、背筋が伸びやすくなる。
[第3実施形態]
図10及び11を用いて、第3実施形態に係る姿勢補整衣類1Bについて説明する。図10(a)は姿勢補整衣類1Bの正面斜視図、図10(b)は背面斜視図、図11(a)は正面図、図11(b)は背面図、図11(c)は側面図である。第3実施形態に係る姿勢補整衣類1Bは、被覆部10Bと、着用時に被覆部10Bよりも締め付け力の大きいパワー部20Bと、着用時に着用者の肩に掛かる肩掛け部30Bとを備えている。被覆部10B及び肩掛け部30Bは、伸縮性素材で着用者にフィットするように形成されていることが好ましい。この被覆部10B及び肩掛け部30Bの素材は、第2実施形態に係る姿勢補整衣類1Aと同様に選択することができる。
図10に示すように、第3実施形態に係る姿勢補整衣類1Bは、左右一対の前身頃41Bと後身頃42Bとを有している。上述した第2実施形態に係る姿勢補整衣類1Aと同様に、着用した場合に着用者の前面側となる部分を前身頃41Bとし、背面側となる部分を後身頃42Bとする。また、前身頃41Bの被覆部10Bを前側被覆部105とし、後身頃42Bの被覆部10Bを後側被覆部106とする。さらに、図10及び図11では、前側被覆部103の一部が肩部布46として構成される一例で説明する。
第3実施形態に係る姿勢補整衣類1Bを第2実施形態に係る姿勢補整衣類1Aと比較すると、パワー部20Bの構成がパワー部20Aの構成と異なる。具体的には、パワー部20Aは、第1実施形態に係る姿勢補整衣類1の第1パワー部21と略同一の形状であったが、パワー部20Bは、第1パワー部21及び第2パワー部22を有している。したがって、姿勢補整衣類1Bは、主に後身頃42Bの形態が姿勢補整衣類1Aの後身頃42Aの形態と異なる。
姿勢補整衣類1Bの後身頃42Bは、図11に示すように、着用者の第7胸椎T7から第7肋骨R7に沿って少なくとも左右の脇方向に伸びる第1パワー部21と、第9胸椎T9から少なくとも第7肋骨R7の脇側に伸びる及び第2パワー部22とを有している。また、この第1パワー部21と第2パワー部22は、後身頃42Bから前身頃41Bに伸びている。
姿勢補整衣類1Bを着用した着用者の第7胸椎T7、第9胸椎T9及び第7肋骨R7付近は、このパワー部20Bのパワーを受けて押圧された効果を得ることができるため、背筋が伸びやすくなる。
このパワー部20Bは、第1実施形態に係る姿勢補整衣類1のパワー部20と同様に被覆部10Bよりも締め付け力の大きい当て布で被覆部10Bに縫着されて形成されていてもよいし、被覆部10Bと異なる編み方によって被覆部10Bと連続して形成されていてもよい。仮に、図10に示す例で、パワー部20Bが当て布で被覆部10Bに縫いつけられているとしたとき、少なくとも第1パワー部21及び第2パワー部22の外周縁に沿って縫い合わせられることが好ましいが、外周縁に加え、帯状のパワー部20を横断するような縫着ラインL3を有することが好ましい。このように縫着ラインL3を設けることで、パワー部20Bとパワー部20Bが縫い合わせられる布とがずれて着用時にパワー部20Aがずれるのを防止することができる。
肩掛け部30Bは、第1実施形態に係る姿勢補整衣類1Aの肩掛け部30Aと同様に、両肩の前身頃41Bから後身頃42Bのパワー部20Bに掛けて配置されているものとするが、肩掛け部30Bの前身頃41Bと後身頃42Bにおける配置位置は限定されない。具体的には、着用時に着用者の肩に掛けられ、パワー部20Bが着用者の第7胸椎T7及び第7肋骨R7によりフィットしてパワーを与えられるように形成されることが好ましい。ここで、肩掛け部30Bは、パワー部20Bの後中心の縫着ラインL付近から上方向に存在しているため、パワー部20Bを上方向に引き上げることができる。
また、図10に示す一例にあるように、姿勢補整衣類1Bの縁部には、伸縮性のテープ部材43B〜45Bが取り付けられていることが好ましい。具体的には、前身頃41B及び後身頃42Bには、下側周縁部にテープ部材43Bが取り付けられて着用時に姿勢補整衣類1Bの裾部分がずれないようにしている。また、前身頃41B及び後身頃42Bには、上側周縁部にテープ部材44Bが取り付けられて肩掛け部30Bの一部となり、着用時にパワー部20Bがずれないようにすることができる。さらに、前身頃41B及び後身頃42Bには、肩部から脇部の周縁にテープ部材45Bが取り付けられて肩部で肩掛け部30Bの一部となり、着用時にパワー部20Bがずれないようにすることができる。
第3実施形態に係る姿勢補整衣類1Bは、着用者がブラジャーを着用する際には、図12(a)の正面斜視図及び図12(b)の背面斜視図に一例を示すように、ブラジャー50の上から着用することができる。図12に示すように姿勢補整衣類1Bの下に別の衣類を着用した場合であっても、下に着用している衣類を介して姿勢補整衣類1Bが着用者にフィットすることで、第7胸椎T7及び第9胸椎T9から第7肋骨R7にパワーがかけられ、着用者の姿勢を補整することができる。
なお、図11に示す例では、姿勢補整衣類1Bのパワー部20Bは、第1パワー部21及び第2パワー部22のみを有する例で説明しているが、図2を用いて上述したような第3パワー部23を有していてもよい。
上述したように、第3実施形態に係る姿勢補整衣類1Bの着用者は、第7胸椎T7から第7肋骨R7の脇部にかけて第1パワー部21のパワーを受けることにより、背筋が伸びやすくなる。また、第9胸椎T9から第7肋骨R7にかけて第2パワー部22のパワーを受けることにより、さらに背筋が伸びやすくなる。
[変形例]
図13を用いて、第3実施形態の変形例に係る姿勢補整衣類1Cについて説明する。図13(a)は、変形例に係る姿勢補整衣類1Cの正面図、図13(b)は背面図である。第3実施形態の変形例に係る姿勢補整衣類1Cは、タンクトップであって、着用者の胴体を覆う被覆部10Cと、着用時に被覆部10Cよりも締め付け力が大きいパワー部20Cと、着用時に着用者の肩に掛かる肩掛け部30Cとを備えている。被覆部10Cは、伸縮性素材で着用者にフィットするように形成されていることが好ましい。
図13に示すように、姿勢補整衣類1C(以下、「タンクトップ1C」)の被覆部10Cは、前身頃41Cと後身頃42Cとを有しており、前身頃41Cと後身頃42Cとが縫着されている。また、この被覆部10Cは、伸縮性素材で形成されている。
本発明に係る姿勢補整衣類は、第1実施形態で説明したブラジャー1及び変形例で説明したタンクトップ1Cの他、スリップ、キャミソール、Tシャツ、ボディースーツ、水着、レオタード等の上半身の背面から前面を覆う衣類に適用することができる。
以上、実施形態及び変形例を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。
1 ブラジャー(姿勢補整衣類)
1A〜1C 姿勢補整衣類
10,10A〜10C 被覆部
11 カップ部
12 支持部
13 土台部
14 バック布
15 肩ストラップ(肩掛け部)
16 係止具(係留部)
17 係止具
18 調節具
20,20A〜20C パワー部
21 第1パワー部
22 第2パワー部
23 第3パワー部
30,30A〜30C 肩掛け部
31 補強部
41A〜41C 前身頃
42A〜42C 後身頃
43A〜45A,43B〜45B テープ部材
T7…第7胸椎
T9…第9胸椎
R6…第6肋骨
R7…第7肋骨
R8…第8肋骨

Claims (6)

  1. 着用者の上半身の背面から前面の周囲を覆う着用自在な姿勢補整衣類であって、
    着用時に少なくとも左右のバストの下側から脇側部分を経由して背中心に至る領域を覆うように筒状に形成された本体部と、
    着用時に着用者の第7胸椎を起点として、左右の第5〜7肋骨の脇部まで前記の肋骨のうちの少なくとも一つに沿って斜め下方向に延在し、締め付ける力が前記本体部よりも大きくなるように前記本体部に形成された第1パワー部と、
    を備えることを特徴とする姿勢補整衣類。
  2. 着用時に着用者の第9胸椎から左右の第7肋骨の脇部まで延在するように前記本体部に形成され、着用状態で締め付ける力が前記本体部よりも大きい第2パワー部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の姿勢補整衣類。
  3. 前記本体部の着用者の左右バストの両脇側を覆う部分と背面側部分とをそれぞれ結び、着用状態において前記本体部を上方から支持する肩掛け部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の姿勢補整衣類。
  4. 前記本体部は着用者の左右のバストをそれぞれ覆うカップ部をさらに備え
    前記第1パワー部が、着用者の前側まで延在して前記カップ部に接続することを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載の姿勢補整衣類。
  5. 前記本体部は、前中心部に係脱可能に形成された係留部を備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載の姿勢補整衣類。
  6. 着用者の上半身の背面から前面の周囲を覆う着用自在な姿勢補整衣類であって、
    着用時に少なくとも左右のバストの下側から脇側部分を経由して背中心に至る領域を覆うように筒状に形成された本体部と、
    着用時に着用者の第7胸椎から左右の第5〜7肋骨の脇部まで前記の肋骨のうちの少なくとも一つに沿って斜め下方向に延在し、締め付ける力が前記本体部よりも大きくなるように前記本体部に形成された第1パワー部と、
    着用時に着用者の第9胸椎から左右の第7肋骨の脇部まで延在するように前記本体部に形成され、着用状態で締め付ける力が前記本体部よりも大きい第2パワー部と、
    前記第1パワー部の背面側中央近傍と前記第2パワー部の背面側中央近傍とを連結する位置に配置されて着用者を締め付ける力が前記本体部よりも大きい第3パワー部
    を備えることを特徴とする姿勢補整衣類。
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