JP6248490B2 - 伝送管理システム、管理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、所定の伝送端末の宛先候補を管理する発明に関する。
インターネット等の通信ネットワークを介して遠隔地との間で通信する通信システムが普及している。当該通信システムとしては、例えば、遠隔会議を行う会議システムが挙げられる。一般的な会議システムでは、遠隔会議を行う当事者の一方が利用する端末が、会議室の被写体の画像や音をデジタルデータに変換して、当事者の他方が利用する端末に送信する。次に、当事者の他方が利用する端末は、ディスプレイに画像を表示させると共にスピーカから音を出力させる。これにより、実際の会議に近い状態で遠隔地間の会議を行うことができる。
このような会議システムでは、通信を開始する際に宛先候補となる端末を簡単に呼び出すために、宛先候補を宛先リスト等に登録する技術が知られている。例えば、特許文献1には、初回の会議時にお互いの端末の識別情報を記憶しておくことで、二回目以降の会議の際に、この識別情報を呼び出すことができるようにする発明が開示されている。
また、企業等の大きな組織では、多数の端末が利用されているため、各端末を利用する利用者だけでなく、複数の端末を管理する管理者が存在する。
しかしながら、従来は、企業等で老朽化した端末を廃棄して、管理者の管理下から端末を外すような場合、管理下から外された端末は、まだ管理下に含まれている端末の宛先候補として登録されたままになっている。よって、管理者の管理下から端末が外される度に、まだ管理下に含まれている端末では、宛先候補のうち管理下から外された端末を削除しなければならないため、利用者が端末を利用しづらいという課題が生じる。
請求項1に係る発明は、所定の伝送端末を管理する伝送管理システムであって、所定の伝送端末を管理する管理者を識別するための管理者識別情報、及び当該管理者が管理している伝送端末である管理端末を識別するための管理端末識別情報が関連付けられた第1の関連情報、並びに、前記所定の伝送端末のうち通信の開始を要求する伝送端末である開始端末を識別するための開始端末識別情報、及び当該開始端末の宛先候補である伝送端末を識別するための宛先候補識別情報が関連付けられた第2の関連情報を記憶する記憶手段と、
特定の管理者識別情報によって示される特定の管理者の管理下から、特定の管理端末識別情報によって示される特定の管理端末を削除することを要求する削除要求を受信する受信手段と、前記受信手段による前記削除要求の受信に基づき、前記第1の関連情報において前記特定の管理者識別情報に関連付けられている前記特定の管理端末識別情報を削除することで、前記特定の管理者の管理下から前記特定の管理端末を削除する管理端末削除手段と、前記第1の関連情報において前記特定の管理者識別情報に関連付けられている前記管理端末識別情報のうち、前記特定の管理端末識別情報以外である他の管理端末識別情報を、前記第2の関連情報における開始端末識別情報とした場合に、当該開始端末識別情報に対して前記第2の関連情報で関連付けられている宛先候補識別情報から前記特定の管理端末識別情報を削除することで、宛先候補の削除を行う宛先候補削除手段と、を有することを特徴とする伝送管理システムである。
以上説明したように本発明によれば、管理者の管理下から伝送端末が外されるようになった場合に利用者が伝送端末を利用しづらいという課題を、解消することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る伝送システムの概略図である。 図2は、伝送システムにおける画像データ、音データ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。 図3は、画像データの画質を説明する概念図である。 図4は、伝送端末の外観図である。 図5は、伝送端末のハードウェア構成図である。 図6は、中継装置、端末管理システム、宛先登録システム、プログラム提供システム、及びメンテナンスシステムのハードウェア構成図である。 図7は、伝送管理システムを構成する端末管理システム及び宛先登録システムの機能ブロック図である。 図8は、端末認証管理DBの概念図である。 図9は、端末管理DBの概念図である。 図10は、宛先リスト管理DBの概念図である。 図11は、グループ管理DBの概念図である。 図12は、管理者管理DBの概念図である。 図13は、宛先候補の登録処理の一例を示した概念図である。 図14は、宛先候補の登録処理の一例を示した概念図である。 図15は、宛先候補の削除処理の一例を示した概念図である。 図16は、伝送管理システムによる管理方法を示したフローチャートである。 図17は、認証画面の概念図である。 図18は、管理者登録画面の概念図を示す図である。 図19は、管理端末一覧画面の概念図である。 図20は、管理端末の登録及び削除の処理を示すフローチャートである。 図21は、管理端末登録画面の概念図である。 図22は、管理端末削除の確認画面の概念図である。 図23は、管理端末削除の確認画面の概念図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係る伝送システム1について説明する。
なお、伝送システム1には、複数の端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(本実施形態の「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ(ビデオ)会議システム等が例として挙げられる。
<実施形態の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る伝送システムの概略図である。図2は、伝送システムにおける画像データ、音データ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。図3は、画像データの画質を説明する概念図である。
図1に示されている伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10ab,…)、各伝送端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の管理者端末(20a,20b,20c,20d)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、伝送管理システム40、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。更に、伝送管理システム40は、端末管理システム50及び宛先登録システム80によって構築されている。
複数の伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの送受信による伝送を行う。なお、コンテンツデータの他の例として、テキストデータが挙げられる。また、コンテンツデータには、画像データ、音データ、テキストデータのうち少なくとも1つが含まれていればよい。
なお、以下では、複数の伝送端末(10aa,10ab,…)のうち任意の伝送端末は「伝送端末10」と表し、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表し、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表している。
また、本実施形態では、テレビ会議等のコミュニケーションのための通信の開始を要求する要求元である伝送端末10は「開始端末」と表し、要求先である宛先(中継先)としての伝送端末10は「宛先端末」と表している。
また、図2に示されているように、伝送システム1において、開始端末と宛先端末との間では、端末管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、開始端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。ここでは、これら4つのセッションをまとめて、画像・音データ用セッションsedとして示している。なお、開始端末と宛先端末との間で必ずしも中継装置30を介する必要はなく、開始端末及び宛先端末との間で、直接、画像・音データ用セッションsedを確立してもよい。
ここで、本実施形態で扱われる画像データの画像の解像度について説明する。図3(a)に示されているように、横が160画素、縦が120画素から成り、ベース画像となる低解像度の画像と、図3(b)に示されているように、横が320画素、縦が240画素から成る中解像度の画像と、図3(c)に示されているように、横が640画素、縦が480画素から成る高解像度の画像とがある。このうち、狭帯域経路を経由する場合には、ベース画像となる低解像度の画像データのみから成る低画質の画像データが中継される。帯域が比較的広い場合には、ベース画像となる低解像度の画像データ、及び中解像度の画像データから成る中画質の画像データが中継される。また、帯域が非常に広い場合には、ベース画質となる低解像度の画像データ、中画解像度の画像データ、及び高解像度の画像データから成る高画質の画像データが中継される。
図1に示されている中継装置30は、複数の伝送端末10の間で、コンテンツデータの中継を行う。端末管理システム50は、伝送端末10からのログイン認証、伝送端末10の通話状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理する。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、画像データ及び音データの最適な経路の選択を行う。なお、以下では、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは「ルータ70」と表されている。
プログラム提供システム90は、後述のHD(Hard Disk)204を備えており、伝送端末10に各種機能を実現させる(又は、伝送端末10を各種手段として機能させる)ための伝送端末用プログラムが記憶され、伝送端末10に伝送端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90のHD204には、中継装置30に各種機能を実現させる(又は、中継装置30を各種手段として機能させる)ための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。
更に、プログラム提供システム90のHD204には、端末管理システム50に各種機能を実現させる(又は、端末管理システム50を各種手段として機能させる)ための伝送管理用プログラムも記憶されており、端末管理システム50に、伝送管理用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90のHD204には、宛先登録システム80に各種機能を実現させる(又は、宛先登録システム80を各種手段として機能させる)ための宛先登録用プログラムも記憶されており、宛先登録システム80に、宛先登録用プログラムを送信することができる。なお、端末管理用プログラム及び宛先登録用プログラムは、まとめて伝送管理用プログラムとして取り扱われる。
メンテナンスシステム100は、伝送端末10、中継装置30、端末管理システム50、宛先登録システム80、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、伝送端末10、中継装置30、端末管理システム50、宛先登録システム80又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、伝送端末10、中継装置30、端末管理システム50、宛先登録システム80及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、伝送端末10、中継装置30、端末管理システム50、宛先登録システム80、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
ところで、伝送端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。伝送端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは東京の事業所であり、LAN2aは営業一部内で構築されており、LAN2bは営業二部内で構築されている。
一方、伝送端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。伝送端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bは大阪の事業所であり、LAN2cは開発一部内で構築されており、LAN2dは開発二部内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、端末管理システム50、宛先登録システム80、及びプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、伝送端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。端末管理システム50、宛先登録システム80、及びプログラム提供システム90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)や、Bluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各伝送端末10、各中継装置30、端末管理システム50、各ルータ70、宛先登録システム80、及びプログラム提供システム90の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、伝送端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、各伝送端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各伝送端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
<実施形態のハードウェア構成>
続いて、図4乃至図6を用いて、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図4は、伝送端末の外観図である。以下、伝送端末10の長手方向をX軸方向、水平面内でX軸方向に直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する方向(鉛直方向)をZ軸方向として説明する。
図4に示されているように、伝送端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された不図示の吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、不図示の吸気面を介して端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音、物音、雑音等の音が収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための不図示の接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図4は、チルト角θ1が90度の状態を示している。
カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、利用者、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。そして、カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介してアーム1200に取り付けられており、カメラハウジング1300がアーム1200に対して、図4で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
なお、中継装置30、端末管理システム50、宛先登録システム80、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバ・コンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図5は、伝送端末のハードウェア構成図である。図5に示されているように、本実施形態の伝送端末10は、伝送端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、伝送端末用プログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、伝送端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、伝送端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、伝送端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音を入力する内蔵型のマイク114、音を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する音入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、図4に示されている接続口1021gに取り付けられ各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、伝送端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119及び上記各構成要素を図8に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、カメラ112、マイク114、及びスピーカ115は、必ずしも内蔵されている必要はなく、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカのみが接続可能な構成であってもよい。また、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記伝送端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送端末用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
図6は、中継装置、端末管理システム、宛先登録システム、プログラム提供システム、及びメンテナンスシステムのハードウェア構成図である。端末管理システム50は、端末管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、端末管理用プログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記端末管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記端末管理用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、中継装置30は、上記端末管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記中継装置用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
更に、宛先登録システム80は、上記端末管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、宛先登録システム80を制御するための宛先登録用プログラムが記録されている。この場合も、宛先登録用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記宛先登録用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、プログラム提供システム90及びメンテナンスシステム100は、上記端末管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記プログラム提供システム用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。また、メンテナンスシステム100及びメンテナンス用プログラムについても同様である。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<実施形態の機能構成>
以下に図7乃至図12を用いて、特に、端末管理システム50及び宛先登録システム80の機能構成を説明する。なお、図7は、伝送管理システムを構成する端末管理システム及び宛先登録システムの機能ブロック図である。
(端末管理システムの機能構成)
まず、端末管理システム50について説明する。端末管理システム50は、図6に示されているハードウェア構成及び端末管理用プログラムによって、第2通信部51、第2認証部52、記憶制御部53及び記憶部60を備える。記憶制御部53は、記憶・読出処理部54、第2抽出部55、端末管理部56、及び宛先リスト管理部57を備える。記憶部60は、端末認証管理DB61、端末管理DB62、宛先リスト管理DB63、グループ管理DB64及び管理者DB65を備える。
なお、グループ管理DB64及び管理者DB65は、第1の関連情報の一例であり、宛先リスト管理DB63は、第2の関連情報の一例である。更に、第1の関連情報のうち、グループ管理DB64が第3の関連情報の一例であり、管理者DB65が第4の関連情報の一例である。
図8は、端末認証管理DB61の概念図である。端末認証管理DB61では、端末ID及びパスワードを示す各情報が関連付けられた関連情報として管理されている。この端末IDは、伝送端末10を識別するための識別情報である。端末ID(端末識別情報の一例)は、予め伝送端末10に記憶されている識別情報であってもよいし、伝送端末10の利用者が伝送端末10に対して入力した識別情報であってもよい。パスワードは、伝送端末10が端末IDで伝送管理システム40にログインするためのパスワードである。なお、端末認証管理DB61のレコードは、上記以外のカラム(フィールド)を有していてもよい。
図9は、端末管理DB62の概念図である。端末管理DB62では、端末ID、名称、稼動状態、受信日時及び端末のIPアドレスを示す各情報が関連付けられた関連情報として管理されている。この端末IDは、伝送端末10を識別するための識別情報である。名称は、伝送端末10の名称である。但し、伝送端末10の利用者の名称や部署の名称等であってもよい。稼動状態は、伝送端末10の最新の稼動状態である。受信日時は、伝送端末10から伝送管理システム40へのログイン要求を受信した日時である。IPアドレスは、伝送端末10のIPアドレスである。なお、端末管理DB62のレコードは、上記以外のカラムを有していてもよい。
図10は、宛先リスト管理DB63の概念図である。宛先リスト管理DB63では、開始端末の端末ID及び宛先端末と成り得る宛先候補の端末IDが関連付けられた関連情報として管理されている。なお、宛先リスト管理DB63のレコードは、上記以外のカラムを有していてもよい。
図11は、グループ管理DB64の概念図である。グループ管理DBでは、グループID、グループ名、及び、各グループに属している伝送端末を識別するための端末IDが関連付けられた関連情報として管理されている。グループIDは、予め定められたグループ(営業一部等)を識別するためのグループ識別情報である。なお、グループ管理DB64のレコードは、上記以外のカラムを有していてもよい。
図12は、管理者DB65の概念図である。管理者DB65では、管理者ID、パスワード、及び管理者の管理下にあるグループを識別するためのグループIDが関連付けられて関連情報として管理されている。ここでは、管理者ID「02A」の管理者Aは、グループID「G001」のグループG1及びグループID「G002」のグループG2を管理していることが示されている。また、管理者ID「02B」の管理者Bは、グループID「G003」のグループG3を管理していることが示されている。更に、管理者ID「02C」の管理者Cは、グループID「G004」のグループG4を管理していることが示されている。なお、宛先リスト管理DB63のレコードは、上記以外のカラムを有していてもよい。
このうち、管理者IDは、伝送端末10の管理者を識別するための識別情報である。管理者IDは、管理者の氏名であってもよい。パスワードは、管理者IDで伝送管理システム40にログインするためのパスワードである。なお、管理者DB65のレコードは、上記以外のカラムを有していてもよい。
図7に戻り、第2通信部51は、通信ネットワーク2を介して伝送端末10や他のシステム等と通信する。
第2認証部52は、伝送端末10が他の伝送端末10との通信を開始するために、端末管理システム50(伝送管理システム40)にログインする際の認証を行う。具体的には、第2認証部52は、第2通信部51が受信したログイン情報に含まれる端末ID及びパスワードを検索キーとし、記憶部60の端末認証管理DB61を検索する。そして、第2認証部52は、検索キーと端末認証管理DB61の情報が一致するか否かを判断することにより、端末管理システム50へのログインを許可する否かの認証を行う。
端末管理部56は、伝送管理システム40にログイン要求した伝送端末10の稼動状態を管理する。端末管理部56は、伝送管理システム40にログイン要求した伝送端末10の端末IDに対応する端末管理DB62のレコードを更新する。具体的には、ログインが成功した場合には、「稼動状態」をオフラインからオンライン(伝送可能)へ変更し、「受信日時」および「IPアドレス」を更新する。
第2抽出部55は、例えば、伝送管理システム40へログイン要求した伝送端末10の端末IDを検索キーとして、宛先リスト管理DB63を検索し、ログイン要求した伝送端末10の宛先候補として登録されている端末IDを読み出す。また、第2抽出部55は、抽出された端末IDを検索キーとして、端末管理DB62を検索し、抽出された端末ID毎に伝送端末10の稼動状態を読み出す。この読み出された端末ID及び稼動状態は、第2通信部51を介して、伝送管理システム40にログイン要求した伝送端末10へ送信される。この処理によって、この要求した伝送端末10のディスプレイ120には、宛先候補が示された宛先リストが表示され、伝送端末10の利用者は宛先リストから所望の宛先を指定することによって、伝送端末10間でセッションsedを確立することが可能となり、伝送端末10間の通信を実現することができる。
なお、伝送端末10間のセッションsedの確立は、伝送管理システム40を介してもよいし、介さずに直接やり取りをしてもよい。また、伝送端末10は、セッションsedによって、コンテンツデータをやり取りすることができる。
また、第2抽出部55は、伝送管理システム40へログイン要求した伝送端末10の端末IDを検索キーとして、宛先リスト管理DB63を検索し、ログイン要求した伝送端末10の端末IDを宛先候補の端末IDとして登録しているレコードから、開始端末の端末IDも抽出することもできる。これにより、第2抽出部55は、ログイン要求した伝送端末10を宛先候補として登録している開始端末の端末IDを検索キーとして端末管理DB62を検索することにより、対応する稼動状態を抽出することができる。
宛先リスト管理部57は、宛先リスト管理DB63のレコードの追加、変更及び削除を行う。
記憶・読出処理部54は、記憶部60にデータを記憶する処理を行う。また、記憶・読出処理部54は、記憶部60に記憶されたデータを読み出す処理を行う。
(宛先登録システムの機能構成)
続いて、宛先登録システム80について説明する。宛先登録システム80は、図6に示されているハードウェア構成及び端末管理用プログラムによって、第1通信部81、第1認証部82及び表示制御部83を備える。更に、表示制御部83は、記憶・読出処理部84、第1抽出部85、画面作成部86、及び判断部87を備える。
このうち、第1通信部81、記憶・読出処理部84及び第1抽出部85については、それぞれ第2通信部51、記憶・読出処理部54及び第2抽出部55と同様の機能を有するため、説明を省略する。なお、宛先登録システム80は、記憶部を備えていないが、通信ネットワーク2を介して端末管理システム50の記憶部60へアクセスすることによって、記憶・読出処理部84及び第1抽出部85は、記憶・読出処理部54及び第2抽出部55と同じ機能を実現できる。
第1認証部82は、伝送端末10又は管理者端末20が、宛先候補の追加や削除をするために、宛先登録システム80(伝送管理システム40)にログインする際の認証を行う。即ち、宛先候補の追加や削除の要求は、伝送端末10から行うことができるだけでなく、管理者端末20から行うこともできる。
また、第1認証部82は、第1通信部81が受信したログイン情報に含まれる端末ID(または管理者ID)及びパスワードを検索キーとし、記憶部60の端末認証管理DB61(または管理者DB65)を検索する。第1認証部82は、検索キーと端末認証管理DB61(または管理者DB65)の情報が一致するか否かを判断することにより、宛先登録システム80(伝送管理システム40)へのログインを許可するか否かの認証を行う。
画面作成部86は、図17、図18、図19、図20乃至図23の各画面を作成する。画面作成部86は、例えば、HTML(HyperText Markup Language)により画面を作成する。
また、記憶・読出処理部84は、以下に示す処理を行う。なお、管理端末の端末IDは、管理端末識別情報の一例である。開始端末の端末IDは、開始端末識別情報の一例である。宛先候補の端末IDは、宛先候補識別情報の一例である。これらの各識別情報には、端末IDだけでなく、端末の名称、端末の製造番号等も含まれる。
記憶・読出処理部84は、管理端末登録手段の一例として、第1通信部81による管理端末の登録要求の受信に基づき、第1の関連情報における特定の管理者IDに対して特定の管理端末の端末IDを関連付けることで、特定の管理者の管理下に特定の管理端末を登録する。更に、記憶・読出処理部84は、宛先候補登録手段の一例として、第1の関連情報において特定の管理者IDに関連付けられている管理端末の端末IDのうち、特定の管理端末以外である他の管理端末の端末IDを、第2の関連情報における開始端末の端末IDとした場合に、この開始端末の端末IDに対して第2の関連情報で関連付けられている宛先候補の端末IDとして特定の管理端末の端末IDを関連付けて記憶することで、宛先候補の登録を行う。また、記憶・読出処理部84は、宛先候補登録手段の一例として、特定の管理端末の端末IDを第2の関連情報における開始端末の端末IDとした場合に、この開始端末の端末IDに対して第2の関連情報で関連付けられている宛先候補の端末IDとして他の管理端末の端末IDを関連付けることで、宛先候補の登録を行う。
また、記憶・読出処理部84は、管理端末削除手段の一例として、第1通信部81による削除要求の受信に基づき、第1の関連情報において特定の管理者IDに関連付けられている特定の管理端末の端末IDを削除することで、特定の管理者の管理下から特定の管理端末を削除する。更に、記憶・読出処理部84は、第1の関連情報において特定の管理者IDに関連付けられている管理端末の端末IDのうち、特定の管理端末以外である他の管理端末の端末IDを、第2の関連情報における開始端末の端末IDとした場合に、開始端末の端末IDに対して第2の関連情報で関連付けられている宛先候補の端末IDから特定の管理端末の端末IDを削除することで、宛先候補の削除を行う。更に、記憶・読出処理部84は、宛先候補削除手段として、特定の管理端末の端末IDを第2の関連情報における開始端末の端末IDとした場合に、開始端末の端末IDに対して第2の関連情報で関連付けられている宛先候補の端末IDから、他の管理端末の端末IDを削除することで、宛先候補の削除を行う。
続いて、図13及び図14を用いて宛先リストで管理する宛先候補の登録処理について説明し、図15を用いて宛先リストで管理する宛先候補の削除処理について説明する。
(第1のパターン)
第1のパターンは、図13に示されており、伝送端末10aaの利用者が自己の宛先リストに、宛先候補として異なるグループの伝送端末10daを登録したい場合の登録処理を示している。なお、図13は、宛先候補の登録処理の一例を示した概念図である。
まず、伝送端末10aaは、伝送端末10daを伝送端末10aaの宛先候補として登録することを要求する旨を示した宛先候補の登録要求を伝送管理システム40に送信する(ST11)。次に、伝送管理システム40は、伝送端末10daに、伝送端末10aaの宛先候補として登録するための承認を依頼する旨を示した承認依頼を送信する(ST12)。これに対して、伝送端末10daは、承認又は否認を示す応答を伝送管理システム40に送信する(ST13)。伝送管理システム40は、承認を示す応答を受信した場合、伝送端末10daを伝送端末10aaにおける宛先候補として宛先リスト管理DB63に登録し、伝送端末10aa及び伝送端末10daに、宛先の登録が完了した旨を示す登録完了通知を送信する(ST14)。
(第2のパターン)
第2のパターンは、図14に示されており、管理者Aが管理しているグループG1に、管理端末として既に伝送端末10aa,10abが登録されている状態で、伝送管理システム40が、新たにグループG1内に管理端末として伝送端末10acを登録する場合に、宛先候補の登録処理も行う場合について示している。なお、図14は、宛先候補の登録処理の一例を示した概念図である。
まず、管理者端末20aは、新たに伝送端末10acを管理者Aの管理下にあるグループG1(グループID「G001」)内へ登録することを要求する旨を示した管理端末の登録要求を、伝送管理システム40に送信する(ST21)。次に、伝送管理システム40は、グループG1内の管理端末として伝送端末10acを登録すると共に、宛先候補の一括登録を行う(ST22)。この宛先候補の一括登録は、新たに管理端末として登録した伝送端末10acを、同じグループG1内の既に登録されている伝送端末10aa,10abにおける宛先候補として宛先リスト管理DB63に登録すると共に、既に登録されている伝送端末10aa,10abを、同じグループG1内に新たに登録された伝送端末10acにおける宛先候補として宛先リスト管理DB63に登録する処理である。これにより、管理者Aが管理端末としての登録作業を行えば、管理者Aや各伝送端末10の利用者は、わざわざ宛先候補の登録作業をする必要がない。そして、最後に、伝送管理システム40は、各伝送端末10aa,10ab,10acに、伝送端末10aaがグループG1に含まれた旨、及び伝送端末10aa,10ab,10acの各宛先候補に互いが登録された旨を示す登録完了通知を送信する(ST23)。
(第3のパターン)
第3のパターンは、図15に示されており、管理者Aが管理しているグループG1に、管理端末として既に伝送端末10aa,10abが登録されている状態で、伝送管理システム40が、グループG1の管理端末から伝送端末10abを削除する場合に、宛先候補の削除処理も行う場合について示している。なお、図15は、宛先候補の削除処理の一例を示した概念図である。
まず、管理者端末20aは、伝送端末10abを管理者Aの管理下にあるグループG1(グループID「G001」)から削除することを要求する旨を示した管理端末の削除要求を、伝送管理システム40に送信する(ST31)。次に、伝送管理システム40は、グループG1内の管理端末から伝送端末10abを削除すると共に、宛先候補の一括削除を行う(ST32)。この宛先候補の一括削除は、管理端末から削除した伝送端末10abを、同じグループG1内に登録されている伝送端末10aaにおける宛先候補から削除すると共に、伝送端末10aaを、同じグループG1内に登録されていた伝送端末10abにおける宛先候補から削除する処理である。これにより、管理者Aが管理端末からの削除作業を行えば、管理者Aや各伝送端末10の利用者は、わざわざ宛先候補の削除作業をする必要がない。そして、最後に、伝送管理システム40は、各伝送端末10aa,10abに、伝送端末10abがグループG1から外された旨、及び伝送端末10aa,10abの各宛先候補から互いが削除された旨を示す削除完了通知を送信する(ST33)。
<実施形態の動作又は処理>
続いて、図16乃至図23を用いて、本実施形態の動作又は処理について説明する。図16は、伝送管理システム40による管理方法を示したフローチャートである。
まず、宛先登録システム80の第1認証部82は、通信ネットワーク2を介して管理者が操作している管理者端末20から管理者IDによりログイン要求を受け付けているかを判断する(ステップS101)。管理者IDによりログイン要求を受け付けている場合(ステップS101、Yes)は、ステップS102に進む。管理者IDによりログイン要求を受け付けていない(利用者によって端末IDによりログイン要求を受け付けている)場合(ステップS101、No)は、端末IDによるログイン処理を行う(ステップS199)。なお、伝送端末10は、自己の宛先リストに宛先候補を登録する処理しかできないが、管理者は、管理端末(管理下のグループ内にある伝送端末10)の全ての宛先リストに宛先候補をそれぞれ登録する処理ができる。
図17は、伝送管理システム40の認証画面の概念図である。ステップS101のログイン要求前に、画面作成部86は、第1通信部81を介して、管理者が操作している管理者端末20上に、例えば、図17に示されている認証画面を表示させる。
図17、図18、図19、図21乃至図23の各画面データは、画面作成部86自身によって保持されている。なお、図17、図18、図19、図21乃至図23の各画面データは、記憶部60に記憶されており、画面作成部86の命令により、記憶・読出処理部84が、記憶部60から各画面データを読み出すようにしてもよい。
図16に戻り、上記ステップS101において、管理者IDでログイン要求されたと判断された場合には(ステップS101、Yes)、第1認証部82は、管理者IDやパスワード等の管理者情報が管理者DB65に登録されているかを判断する(ステップS102)。そして、管理者情報が管理者DB65に登録されている場合(ステップS102、No)は、第1認証部82は、ログインを認める(ステップS104)。一方、管理者情報が管理者DB65に登録されていない場合(ステップS102、Yes)は、画面作成部86は第1通信部81を介して、管理者が操作している管理者端末20上に登録画面を表示させ、登録画面に対して入力された管理者情報を管理者DB65に登録した後に、宛先登録システム80にログインする(ステップS103)。なお、管理者情報が管理者DB65に登録されていない場合の例として、例えば、初期設定パスワードを利用して、はじめて管理者IDを使用する場合等がある。
図18は、管理者登録画面の概念図である。ステップS103では、管理者端末20には、例えば、図18の管理者登録画面が表示される。
図16に戻り、画面作成部86は図19に示されている管理端末一覧画面を作成し、第1の通信部81は管理端末一覧画面のデータを管理者端末20へ送信することによって画面表示させる(ステップS105)。図19は、管理端末一覧画面の概念図である。この管理端末一覧画面は、管理者が管理している伝送端末の一覧を示している。
具体的には、第1抽出部85は、宛先登録システム80が受け付けた管理者IDを検索キーとして管理者DB65を検索し、管理者IDに関連付けられているグループIDを取得する。そして、第1抽出部85は、グループIDを検索キーとしてグループ管理DB64を検索し、グループIDに関連付けられているグループ名及び管理端末の端末IDを取得する。そして、第1抽出部85は、取得した管理端末の端末IDを検索キーとして宛先リスト管理DB63の開始端末の端末IDを検索し、この開始端末の端末IDに関連付けられている宛先候補の端末IDを取得する。このようにして、第1抽出部85が取得した情報に基づいて、画面作成部86は、管理端末一覧画面を作成することができる。
このようにして作成された管理端末一覧画面には、端末管理DB62における名称及び端末ID、並びに宛先リスト管理DB63における開始端末の端末ID(端末管理DB62における端末IDと同じ)に関連付けられている宛先候補の端末IDが関連付けて表示されている。また、端末ID毎に、端末IDで示される伝送端末10を管理端末から削除する際に押下される「削除」ボタンも表示されている。また、グループ名を示すインデックスが表示されている。図19では、管理者Aは、複数のグループとしてグループG1(営業一部)及びグループG2(営業二部)を管理していることが示されている。更に、グループG1(営業一部)内の管理端末として、名称「AA端末」の伝送端末10aa及び名称「AB端末」の伝送端末abが管理されていることが表示されている。
また、管理端末一覧画面には、新たに伝送端末10を管理端末として登録するための「管理端末登録」ボタン、既に管理端末として登録されている伝送端末10をグループごと削除するための「グループ毎の削除」ボタンが表示されている。即ち、名称毎に表示されている「削除」ボタンは、この名称で示されている伝送端末10をグループから削除する場合に押下されるのに対して、「グループ毎の削除」ボタンは、現在、選択されているインデックスに示されているグループ内の全ての伝送端末10を削除する場合に押下される。なお、ログアウトするための「ログアウト」ボタンも表示されている。これらの各ボタンは、管理者によって押下されることで選択される。
次に、(管理端末の登録及び削除の処理)が実施される(ステップS106)。この(管理端末の登録及び削除の処理)については、後ほど詳細に説明する。
次に、判断部86は、「ログアウト」ボタンが選択されたかにより、管理者の操作が終わるかを判断する(ステップS107)。「ログアウト」ボタンが選択された場合には(ステップS107、Yes)、宛先登録システム40は、管理者端末20に対してログアウトする(ステップS108)。「ログアウト」ボタンが選択されない場合は(ステップS107、No)、ステップS106に戻る。
(管理端末の登録及び削除の処理)
続いて、図19乃至23を用い、ステップS106の管理端末の登録及び削除の処理について説明する。図20は、管理端末の登録及び削除の処理を示すフローチャートである。図21は、管理端末登録画面の概念図である。図22及び図23は、管理端末削除の確認画面の概念図である。
まず、判断部87は、管理者による「管理端末登録」ボタンの選択か、「グループ毎の削除」ボタン又は「削除」ボタンの選択かを判断することにより、管理端末を登録するかを判断する(ステップS201)。「管理端末登録」ボタンが選択された場合には(ステップS201、Yes)、画面作成部86は、第1通信部81を介して、管理者端末20に対し図21に示されているような管理端末登録画面のデータを送信する。
これに対して、管理者端末20では、図21に示されているような管理端末登録画面が表示される。この管理端末登録画面には、管理者が新たに自己の管理端末として伝送端末10を登録するグループを選択するためのプルダウンメニューが表示されている。更に、管理端末登録画面には、登録を希望する伝送端末10の端末ID(登録端末ID)を入力するための入力欄が複数表示されている。そして、管理者がプリダウンメニューから所望のグループを選択すると共に、登録端末IDの入力欄に伝送端末10の端末IDを入力して、「登録」ボタンを押下すると、管理者端末20は、管理者によって選択されたグループを示すグループID及び入力欄に入力された端末ID、並びに入力した管理者の管理者IDを含む登録要求を宛先登録システム80へ送信する。これにより、宛先登録システム80の第1の通信部81は登録要求を受信する。そして、記憶・読出処理部84は、端末管理システム50のグループ管理DB64において、図21に示されている管理端末登録画面で選択されたグループ名に係るグループIDが含まれるレコードにおける管理端末の端末IDのカラムに、図21に示されている管理端末登録画面で入力された端末IDを追加する(ステップS202)。これにより、新たに伝送端末10を管理端末として登録することができる。
次に、記憶・読出処理部84は、既にグループに含まれている伝送端末10の宛先候補に新たにグループに追加された伝送端末を含めると共に、新たにグループに追加された伝送端末の宛先候補に既にグループに含まれている伝送端末10を含めることで、互いの宛先候補に登録する(ステップS203)。具体的には、記憶・読出処理部84は、端末管理システム50の宛先リスト管理DB63において、図21で示されている管理端末登録画面で選択されたグループに既に含まれている伝送端末10の端末IDが開始端末の端末IDであるレコードにおける宛先候補の端末IDのカラムに、新たに管理端末として登録された伝送端末10の端末IDを追加する。更に、記憶・読出処理部84は、端末管理システム50の宛先リスト管理DB63において、図21で示されている管理端末登録画面で入力された伝送端末10の端末ID(登録端末ID)が開始端末の端末IDであるレコードにおける宛先候補の端末IDのカラムに、図21で示されている管理端末登録画面で選択されたグループに既に含まれている伝送端末10の端末IDを追加する。
一方、上記ステップS201において、管理端末の登録でない場合(ステップS201、No)は、判断部87は、既に登録されている管理端末の削除であるかを判断する(ステップS204)。管理端末の削除である場合(ステップS204、Yes)は、判断部87は、グループを削除するかを判断する(ステップS205)。具体的には、判断部87は、図19に示されている管理端末一覧画面において、「グループ毎の削除」ボタンが押下されたか、又は「選択」ボタンが押下されたかを判断する。そして、「グループ毎の削除」ボタンが押下されたと判断された場合(ステップS205、Yes)には、記憶・読出処理部84は、「グループ毎の削除」ボタンが押下された時点で選択されているインデックスに示されているグループを示すグループIDと、上記ステップS101の処理で使われた管理者IDとに基づき、図12に示されている管理者DB65から、管理者IDに関連付けられているグループIDを削除する(ステップS206)。例えば、図19に示されているように、管理端末一覧画面において、「営業一部」のインデックスが選択されている状態で、「グループ毎の削除」ボタンが押下されると、図12に示されている管理者DBから、グループID「G001」が削除される。
なお、「グループ毎の削除」ボタンが押下されたと判断された場合(ステップS205、Yes)には、記憶・読出処理部84が上記グループIDを削除する前に、画面作成部86が、第1通信部81を介して、ログインしている管理者端末20に対して、図22に示されている管理端末削除の確認画面のデータを送信する。これに対して、管理者が「OK」ボタンを押下すると、記憶・読出処理部84が上記ステップS206の処理を開始し、管理者が「キャンセル」ボタンを押下すると、記憶・読出処理部84は上記ステップS206の処理を開始せずに、図20に示されている全処理は終了する。
次に、記憶・読出処理部84は、図10に示されている宛先リスト管理DB63において、削除されるグループに含まれている各伝送端末10を開始端末とした場合に、この各開始端末の端末IDに関連付けられている宛先候補の端末IDから、同じく削除されるグループに含まれている伝送端末10の端末IDを削除することで、削除されるグループ内の各伝送端末10の宛先候補から互いに端末IDを削除する(ステップS207)。例えば、図19に示されているように、管理端末一覧画面において、「営業一部」のインデックスが選択されている状態で、「グループ毎の削除」ボタンが押下されると、図10に示されている宛先リスト管理DBにおいて、「営業一部」のグループ内の伝送端末10aaを開始端末とした場合に、この伝送端末10aaを示す端末ID「01aa」に関連付けられている宛先候補の端末IDから、同じく削除される「営業一部」のグループに含まれている伝送端末10abの端末ID「01ab」が削除される。同様に、図10に示されている宛先リスト管理DBにおいて、「営業一部」のグループ内の伝送端末10abを開始端末とした場合に、この伝送端末10abを示す端末ID「01ab」に関連付けられている宛先候補の端末IDから、同じく削除される「営業一部」のグループに含まれている伝送端末10aaの端末ID「01aa」が削除される。
なお、管理者の管理下から任意のグループが削除される場合であっても、図10に示されている宛先リスト管理DB63における開始端末の端末IDのレコード自体が削除される訳ではなく、宛先候補の端末IDからグループ内の各伝送端末10を示す端末IDが削除される。
一方、ステップS205において、「選択」ボタンが押下されたと判断された場合(ステップS205、Yes)には、記憶・読出処理部84は、「削除」ボタンが押下された伝送端末10の端末IDと、上記ステップS101の処理で使われた管理者IDに管理者DB65で関連付けられているグループIDとに基づき、図11に示されている管理者DB65から、グループIDに関連付けられている管理端末の端末IDを削除する(ステップS208。例えば、図19に示されているように、管理端末一覧画面において、「営業一部」のインデックスが選択されている状態で、名称「AB端末」の「削除」ボタンが押下されると、図11に示されているグループID「G001」に関連付けられている管理端末の端末IDから、端末ID「01ab」が削除される。
なお、「削除」ボタンが押下されたと判断された場合(ステップS205、No)には、記憶・読出処理部84が上記端末IDを削除する前に、画面作成部86が、第1通信部81を介して、ログインしている管理者端末20に対して、図23に示されている管理端末削除の確認画面のデータを送信する。これに対して、管理者が「OK」ボタンを押下すると、記憶・読出処理部84が上記ステップS208の処理を開始し、管理者が「キャンセル」ボタンを押下すると、記憶・読出処理部84は上記ステップS208の処理を開始せずに、図20に示されている全処理は終了する。
続いて、ステップS208の処理後は、ステップS207に進む。この場合、記憶・読出処理部84は、図10に示されている宛先リスト管理DB63において、削除される特定の伝送端末を開始端末とした場合に、この開始端末の端末IDに関連付けられている宛先候補の端末IDから、特定の伝送端末が削除される前までに含まれていたグループに含まれている他の各伝送端末10の端末IDを削除する。更に、記憶・読出処理部84は、他の各伝送端末10を開始端末とした場合に、この開始端末の端末IDに関連付けられている宛先候補の端末IDから、上記特定の伝送端末の端末IDを削除する。例えば、図19に示されているように、管理端末一覧画面において、「営業一部」のインデックスが選択されている状態で、名称「AB端末」の「削除」ボタンが押下されると、図10に示されている宛先リスト管理DBにおいて、名称「AB端末」の伝送端末10aaを開始端末とした場合に、この伝送端末10aaを示す端末ID「01aa」に関連付けられている宛先候補の端末IDから、同じ「営業一部」のグループに含まれている他の伝送端末10abの端末ID「01ab」が削除される。同様に、図10に示されている宛先リスト管理DBにおいて、同じ「営業一部」のグループに含まれている他の伝送端末10abを開始端末とした場合に、この伝送端末10abを示す端末ID「01ab」に関連付けられている宛先候補の端末IDから、削除される伝送端末10aaの端末ID「01aa」が削除される。
以上、ステップS203,S207の処理が終了すると、図16のステップS106の処理が終了する。
<実施形態の主な効果>
以上説明したように本実施形態によれば、伝送管理システム40は、任意の管理者の管理者端末から、この管理者の管理下にあるグループ内に新たに特定の伝送端末を登録するための登録要求を受けると、伝送管理システム40は、上記グループに特定の伝送端末を登録するだけでなく、同じグループ内で既に登録されている他の伝送端末の宛先候補に特定の伝送端末を登録し、更に、特定の伝送端端末の宛先候補に他の伝送端末を登録する。これにより、管理者は、新たに伝送端末を自己の管理下に登録するための処理をすれば、自動的に宛先リスト管理DB63への登録も行われるため、わざわざ宛先リスト管理DB63へ登録するための処理を行う手間を省くことができるという効果を奏する。更に、自動的に宛先リスト管理DB63に登録される対象は、上記管理者の管理下にあるグループ内に限られるため、一定のセキュリティを確保することができる。
また、伝送管理システム40は、任意の管理者の管理者端末から、この管理者の管理下にあるグループ内から特定の伝送端末を削除するための削除要求を受けると、伝送管理システム40は、上記グループから特定の伝送端末を削除するだけでなく、同じグループ内に登録されている他の伝送端末の宛先候補から特定の伝送端末を削除し、更に、特定の伝送端端末の宛先候補から同じグループ内の他の伝送端末を削除する。これにより、管理者は、伝送端末を自己の管理下のグループから削除するための処理をすれば、自動的に宛先リスト管理DB63からの削除も行われるため、わざわざ宛先リスト管理DB63から宛先候補を削除するための処理を行う手間を省くことができるという効果を奏する。更に、自動的に宛先リスト管理DB63から削除される対象は、上記管理者の管理下にあるグループ内に限られるため、一定のセキュリティを確保することができる。
また、伝送管理システム40は、上記管理者の管理者端末から、この管理者の管理下にあるグループ自体を削除するための削除要求を受けた場合には、伝送管理システム40は、管理者の管理下から上記グループを削除するだけでなく、このグループ内に登録されている各伝送端末の宛先候補から互いに各伝送端末を削除する。これにより、管理者は、グループを自己の管理下から削除するための処理をすれば、自動的に宛先リスト管理DB63からの削除も行われるため、わざわざ宛先リスト管理DB63から宛先候補を削除するための処理を行う手間を省くことができるという効果を奏する。更に、自動的に宛先リスト管理DB63から削除される対象は、上記管理者の管理下にあるグループに限られるため、一定のセキュリティを確保することができる。
〔その他の実施形態〕
なお、伝送管理システム40は、伝送端末10間がコミュニケーション可能なコミュニケーションシステムであれば、任意のシステムに適用できる。例えば、テレビ(ビデオ)会議システム、音会議システム、音電話システム(携帯電話システムを含む)、テキストチャットシステム、又はホワイトボード共有システムなどに適用できる。また、伝送端末10は、上述したコミュニケーションシステムの専用端末やゲームの専用端末であってもよいし、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話端末又はタブレット型端末などの汎用端末であってもよい。また、端末管理システム50及び宛先登録システム80は、図7に例示した機能ブロックを備える情報処理装置であればよく、専用のサーバ装置であっても汎用の端末装置であってもよい。
1 伝送システム
10 伝送端末
20 管理者端末
40 伝送管理システム
50 端末管理システム
51 第2通信部
52 第2認証部
54 記憶・読出処理部
55 第2抽出部
60 記憶部(記憶手段の一例)
61 端末認証管理DB
62 端末管理DB
63 宛先リスト管理DB
64 グループ管理DB
65 管理者DB
80 宛先登録システム
81 第1通信部(受信手段の一例)
82 第1認証部
84 記憶・読出処理部(管理端末登録手段の一例、宛先候補登録手段の一例、管理端末削除手段の一例、宛先候補削除手段の一例)
85 第1抽出部
87 判断部
特開2006−074453号公報

Claims (5)

  1. 所定の伝送端末を管理する伝送管理システムであって、
    所定の伝送端末を管理する管理者を識別するための管理者識別情報、及び当該管理者が管理している伝送端末である管理端末を識別するための管理端末識別情報が関連付けられた第1の関連情報、並びに、前記所定の伝送端末のうち通信の開始を要求する伝送端末である開始端末を識別するための開始端末識別情報、及び当該開始端末の宛先候補である伝送端末を識別するための宛先候補識別情報が関連付けられた第2の関連情報を記憶する記憶手段と、
    特定の管理者識別情報によって示される特定の管理者の管理下から、特定の管理端末識別情報によって示される特定の管理端末を削除することを要求する削除要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段による前記削除要求の受信に基づき、前記第1の関連情報において前記特定の管理者識別情報に関連付けられている前記特定の管理端末識別情報を削除することで、前記特定の管理者の管理下から前記特定の管理端末を削除する管理端末削除手段と、
    前記第1の関連情報において前記特定の管理者識別情報に関連付けられている前記管理端末識別情報のうち、前記特定の管理端末識別情報以外である他の管理端末識別情報を、前記第2の関連情報における開始端末識別情報とした場合に、当該開始端末識別情報に対して前記第2の関連情報で関連付けられている宛先候補識別情報から前記特定の管理端末識別情報を削除することで、宛先候補の削除を行う宛先候補削除手段と、
    を有することを特徴とする伝送管理システム。
  2. 前記宛先候補削除手段は、前記特定の管理端末識別情報を前記第2の関連情報における開始端末識別情報とした場合に、当該開始端末識別情報に対して前記第2の関連情報で関連付けられている宛先候補識別情報から、前記他の管理端末識別情報を削除することで、宛先候補の削除を行うことを特徴とする請求項1に記載の伝送管理システム。
  3. 前記第1の関連情報は、前記管理者識別情報及び当該管理者識別情報によって示される管理者の管理下における前記管理端末のグループを識別するためのグループ識別情報が関連付けられた第の関連情報、並びに、前記グループ識別情報及び前記管理端末識別情報が関連付けられた第3の関連情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の伝送管理システム。
  4. 所定の伝送端末を管理する伝送管理システムが実行する管理方法であって、
    前記伝送管理システムは、所定の伝送端末を管理する管理者を識別するための管理者識別情報、及び当該管理者が管理している伝送端末である管理端末を識別するための管理端末識別情報が関連付けられた第1の関連情報、並びに、前記所定の伝送端末のうち通信の開始を要求する伝送端末である開始端末を識別するための開始端末識別情報、及び当該開始端末の宛先候補である伝送端末を識別するための宛先候補識別情報が関連付けられた第2の関連情報を記憶する記憶手段を有しており、
    前記伝送管理システムは、
    特定の管理者識別情報によって示される特定の管理者の管理下から、特定の管理端末識別情報によって示される特定の管理端末を削除することを要求する削除要求を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによる前記削除要求の受信に基づき、前記第1の関連情報において前記特定の管理者識別情報に関連付けられている前記特定の管理端末識別情報を削除することで、前記特定の管理者の管理下から前記特定の管理端末を削除する管理端末削除ステップと、
    前記第1の関連情報において前記特定の管理者識別情報に関連付けられている前記管理端末識別情報のうち、前記特定の管理端末識別情報以外である他の管理端末識別情報を、前記第2の関連情報における開始端末識別情報とした場合に、当該開始端末識別情報に対して前記第2の関連情報で関連付けられている宛先候補識別情報から前記特定の管理端末識別情報を削除することで、宛先候補の削除を行う宛先候補削除ステップと、
    を実行することを特徴とする管理方法。
  5. コンピュータに、請求項4に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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