JP6247869B2 - 運転評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転を評価する運転評価装置に関する。
従来、ドライブレコーダに記録されたデータを事務所側PCで解析する際、車速、エンジン回転数、G値(加速度)等の車両の挙動を表すデータをもとに、ドライバの運転評価が行われた。
この種の先行技術として、特許文献1には、信号機や道路表示・道路標識を画像認識で特定し、この特定した時点の画像を記録することや、事故発生以前の周辺状況を解析することが示されている。
また、特許文献2には、解析装置が交差点通過時の信号機の色を判別することが示されている。また、特許文献3には、解析装置が停止線を検出し、その停止線での一時停止の有無を判別して運転手の行動を評価することが示されている。
特開2003−63459号公報 特開2011−239001号公報 特開2011−003013号公報
しかしながら、従来、ドライブレコーダで計測される運転データをもとに、カメラ映像から把握される車両周辺の状況を考慮して、運転を評価する際、つぎのような課題があった。信号機の無い交差点において、横断歩道の脇に人がいても、車両が減速あるいは停止することなく通過した場合でも、この運転は評価に反映されなかった。従って、危険な運転をしても、運転良好と判断されることがあり、正当な評価が得られなかった。
また、車両周辺の状況を考慮して運転を評価する場合、管理者が画像を見ながら行うことになるので、その負担が大きかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、信号機の無い横断歩道の脇に人がいても、車両が減速あるいは停止することなく通過した場合、この運転を自動的に評価に反映できる運転評価装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る運転評価装置は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 車両に搭載され、カメラで撮影された画像データ及び運転データを記録する車載器と、
前記車載器に記録された前記画像データ及び前記運転データを取得し、前記画像データ及び前記運転データに基づき、前記車両による運転を評価する解析装置と、
を備え、
前記解析装置は、
前記画像データに対して画像認識処理を行うことで、信号機の無い横断歩道を検出し、かつ、前記横断歩道の脇における人の有無を検出し、
内撮影用カメラで運転者を撮影した画像データに基づいて前記運転者が前記横断歩道の脇を見たと判断し、かつ、前記信号機の無い横断歩道の脇に人がいた場合であって、前記運転データから得られる前記車両の制動距離が前記横断歩道までの距離以上であるとき運転の評価を下げる、
こと。
車両に搭載され、カメラで撮影された画像データ及び運転データを記録する車載器と、
前記車載器に記録された前記画像データ及び前記運転データを取得し、前記画像データ及び前記運転データに基づき、前記車両による運転を評価する解析装置と、
を備え、
前記解析装置は、
前記画像データに対して画像認識処理を行うことで、信号機の無い横断歩道を検出し、かつ、前記横断歩道の脇における人の有無を検出し、
前記運転データから前記車両が減速あるいは停車したかを判断し、
内撮影用カメラで運転者を撮影した画像データに基づいて前記運転者が前記横断歩道の脇を見たと判断し、かつ、前記信号機の無い横断歩道の脇に人がいた場合であって前記車両が減速あるいは停車していないとき、前記運転の評価を下げる、
こと。
) 上記()に記載の運転評価装置であって、
前記解析装置は、交差点において、前記信号機の無い横断歩道を検出する、
こと。
) 上記(2)又は(3)に記載の運転評価装置であって、
前記解析装置は、前記運転データから得られる前記車両の制動距離が、前記横断歩道までの距離より短い場合、前記減速あるいは停車したと判断する、
こと。
上記(1)から()の構成の運転評価装置によれば、信号機の無い横断歩道の脇に人がいても、車両が減速あるいは停止することなく通過した場合、この運転を自動的に評価に反映できる。
本発明によれば、信号機の無い横断歩道の脇に人がいても、車両が減速あるいは停止することなく通過した場合、この運転を自動的に評価に反映できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態における運転評価装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態における運転評価装置の運用を説明する図である。 図3は、ドライブレコーダ10の動作手順を示すフローチャートである。 図4は、解析装置5の解析処理手順を示すフローチャートである。 図5は、図3のステップS5における画像認識記録手順を示すフローチャートである。 図6は、カメラ21で撮影された画像60を示す図である。 図7は、図4のステップS16における評価点算出手順を示すフローチャートである。 図8は、図7につづくステップS16における評価点算出手順を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態における運転評価装置について図面を用いて説明する。本実施形態の運転評価装置には、車両に搭載された車載器であるドライブレコーダ、及び事務所側PCである解析装置が用いられる。
図1は、本発明の実施形態における運転評価装置3の構成を示すブロック図である。運転評価装置3は、ドライブレコーダ10及び解析装置5から構成される。
ドライブレコーダ10は、車両(自車両)8(図2参照)に搭載され、CPU11、カメラインタフェース(I/F)12、センサI/F13、速度I/F14、GPS_I/F17、カードI/F19、スピーカ20、電源部26及び操作部27を有する。
カメラI/F12には、車両8の前方に設置され、走行中に車両前方の画像を撮影するカメラ21、及び運転者の顔を含む車室内を撮影する車内撮影用カメラ25が接続される。なお、車両8の側方及び後方の画像を撮影するカメラが接続されてもよい。センサI/F13には、車両8に加わる衝撃(加速度)を感知するGセンサ22が接続される。
速度I/F14は、速度センサから出力される速度パルスを入力してCPU11に出力する。GPS_I/F17は、GPS受信機29から出力されるGPS信号を入力してCPU11に出力する。カードI/F19には、メモリカード15が挿抜自在に装着される。
CPU11は、ROM、RAM等を内蔵し、このROMに格納された制御プログラムに従ってドライブレコーダ10の全体を制御する。
スピーカ20は、各種の音声を発する。電源部26は、イグニッションスイッチ(IGN)がオンになると、バッテリ(BATT)に接続され、ドライブレコーダ10に電力を供給する。操作部27は運転者が操作可能なボタン等を有する。
一方、解析装置5は、制御部51、記憶部55、操作部53、表示部54、外部インタフェース(I/F)56、カードI/F52、データ記録部57及び印刷部58を有する。
制御部51は、解析装置5の全体を制御するCPUを内蔵し、画像認識を含む解析処理を行う。画像認識では、制御部51は、例えば信号機を認識する際、あらかじめ信号機の形状(例えば輪郭)を表すデータを登録しておき、この登録されたデータに合致する対象物が画像の上部にある場合、信号機が含まれていると判断する。また、制御部51は、認識された信号機内の色を識別することで、信号機の点灯色を判別する。なお、色を識別する代わりに、信号機内で輝度が高くなっている部分の相対位置から、青、黄、赤の点灯色を識別してもよい。
また、制御部51は、路面標識から横断歩道を認識する際、横断歩道を表す路面標識のデータを登録しておき、同様の処理を行う。また、制御部51は、人物を認識する際、人物の特徴を表すデータを登録しておき、同様の処理を行う。
記憶部55には、制御部51が実行する解析処理プログラムや地図データ等が格納される。操作部53は、管理者等が操作可能な入力インタフェースである。表示部54は、解析処理結果等を表示する。
外部インタフェース(I/F)56には、各種の機器が接続可能である。カードI/F52には、ドライブレコーダ10で使用されるメモリカード15が挿抜自在に装着される。
データ記録部57は、大容量のストレージである。データ記録部57には、運転評価データ等が記憶される。印刷部58は、制御部51の指示に従って、運転評価結果等を印刷する。
上記構成を有する運転評価装置3の動作を示す。図2は運転評価装置3の運用を説明する図である。運転者(ドライバ)70は、解析装置5に自身が所持するメモリカード15を挿入する。解析装置5において、健康状態や運転免許証等の確認が行われると、車両8の運行が許可される。運転者70は、車両8に搭乗し、ドライブレコーダ10にメモリカード15を装着し、車両8を始動させる。これにより、メモリカード15に運行データの記録が開始される。
運行終了後、運転者70がドライブレコーダ10からメモリカード15を引き抜き、解析装置5に装着すると、解析処理が自動的に実行され、運転評価結果が得られる。
図3はドライブレコーダ10の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、CPU11内のROMに格納されており、CPU11によって実行される。
CPU11は、計測された速度が速度オーバーを判定するための第1閾値以上であるか否かを判別する(ステップS1)。第1閾値以上である場合、CPU11は、速度オーバーのイベントをメモリカード15に記録する(ステップS2)。一方、計測された速度が第1閾値未満である場合、CPU11はステップS3の処理に進む。
CPU11は、計測されたG値(加速度)が衝撃を感知するための第2閾値以上であるか否かを判別する(ステップS3)。第2閾値以上である場合、CPU11は、衝撃のイベントをメモリカード15に記録する(ステップS4)。一方、計測されたG値が第2閾値未満である場合、CPU11はステップS5の処理に進む。
CPU11は、カメラ21、25で撮影された画像(画像データ)に対し、画像認識処理を実行し、その結果をメモリカード15に記録する(ステップS5)。このステップS5の処理の詳細については後述する。この後、CPU11はステップS1の処理に戻る。
図4は解析装置5の解析処理手順を示すフローチャートである。この解析処理プログラムは、記憶部55に格納されており、制御部51によって実行される。また、カードI/F52には、ドライブレコーダ10によって画像データや運転データが記録されたメモリカード15が装着されているものとする。
制御部51は、メモリカード15から読み取られ、計測された速度が速度オーバを判定するための第3閾値以上であるか否かを判別する(ステップS11)。第3閾値以上である場合、制御部51は、速度オーバー回数を計算し、その評価点を算出する(ステップS12)。一方、第3閾値未満である場合、制御部51はステップS13の処理に進む。なお、第3閾値は、第1閾値と同じ値に設定されてもよいし、異なる値に設定されてもよい。
制御部51は、メモリカード15から読み取られ、計測されたG値が衝撃を感知するための第4閾値以上であるか否かを判別する(ステップS13)。第4閾値以上である場合、制御部51は、衝撃感知回数を計算し、その評価点を算出する(ステップS14)。一方、第4閾値未満である場合、制御部51は、ステップS15の処理に進む。なお、第4閾値は、第2閾値と同じ値に設定されてもよいし、異なる値に設定されてもよい。
つぎに、制御部51は、メモリカード15に記録された画像から、車両8の周辺の状況に異常があるか否かを判別する(ステップS15)。ここで、車両周辺の状況にある異常とは、例えば、止まれの標識や停止線の前で一時停車しなかったこと、交差点通過時の信号機の色が黄もしくは赤であること、急旋回や急減速が発生したこと等が挙げられる。異常がある場合、制御部51は、車両周辺の状況、自車両情報、及び運転者の状況をもとに、評価点を算出する(ステップS16)。このステップS16の処理の詳細については、後述する。
制御部51は、ステップS12、S14及びS16で算出された評価点を合計し、全体の評価点を算出する(ステップS17)。この後、制御部51は本動作を終了する。
図5はステップS5における画像認識記録手順を示すフローチャートである。CPU11は、カメラ21及び車内撮影用カメラ25で撮影された画像を取得し、画像認識処理を実行する(ステップS21)。図6はカメラ21で撮影された画像60を示す図である。この画像60は表示部54に表示される。車両8の周辺の状況を見ると、交差点74には、信号機が設置されていない。また、交差点74には、横断歩道67があり、その脇には、通行人63が立ち止っている。また、自車両8の前方には、車両61が走行している。
なお、表示部54の隅には、車内撮影用カメラ25で撮影された画像60aが画像60と重なるように表示される。
CPU11は、画像認識処理の結果、路面標識の有無を判別する(ステップS22)。路面標識には、最高速度、停止線、車両通行区分、横断歩道等の種類がある。なお、路面標識に加え、道路標識(例えば交差点)の有無を判別してもよい。路面標識があった場合、CPU11は、路面標識の種類をメモリカード15に記録する(ステップS23)。
一方、路面標識が無い場合、CPU11はステップS24の処理に進む。CPU11は、カメラ21で撮影された画像の上部に信号機があるか否かを判別する(ステップS24)。信号機がある場合、CPU11は、この信号機の色を記録する(ステップS25)。一方、信号機が無い場合、CPU11はステップS26の処理に進む。
CPU11は、横断歩道の有無を判別する(ステップS26)。横断歩道があった場合、CPU11は、横断歩道の脇に人がいるか否かを判別する(ステップS27)。横断歩道の脇に人がいる場合、CPU11は、横断歩道を渡ろうとした人がいたことを、メモリカード15に記録する(ステップS28)。
一方、ステップS26で横断歩道が無い場合、またはステップS27で横断歩道の脇に人がいない場合、CPU11は、ステップS29の処理に進む。
CPU11は、前方に車両があるか否かを判別する(ステップS29)。車両がある場合、CPU11は、前方車両との距離を計測し、メモリカード15に記録する(ステップS30)。前方車両との距離は、例えば、前方車両に含まれる特徴のある部分(ナンバープレート等)の、画像中における大きさから計測される。なお、赤外線光や超音波を用いて高精度に計測してもよい。この後、CPU11は元の処理に復帰する。一方、前方車両がない場合、CPU11は、そのまま元の処理に復帰する。
図7及び図8はステップS16における評価点算出手順を示すフローチャートである。制御部51は、ドライブレコーダ10で記録されたデータを確認する(ステップS41)。
ドライブレコーダ10で撮影された画像に路面標識があるか否かを判別する(ステップS42)。この判別処理では、最高速度や交差点等の情報が得られる。
路面標識がある場合、制御部51は、路面標識として記された最高速度がドライブレコーダ10に記録された速度(記録速度)より小さいか否かを判別する(ステップS43)。最高速度が記録速度より小さい場合、制御部51は、速度オーバーとして、運転の評価点を下げる(ステップS44)。
ステップS42で路面標識がない場合、またはステップS43で最高速度が記録速度以上である場合、制御部51はステップS45の処理に進む。
制御部51は、画像認識の結果、画像の上部に信号機があるか否かを判別する(ステップS45)。信号機がある場合、制御部51は、信号機の色が赤もしくは黄色であるか否かを判別する(ステップS46)。
信号機の色が赤もしくは黄色である場合、制御部51は、信号機の色が変わった時の自車両8の位置と速度を取得する(ステップS47)。自車両8の位置情報はGPS信号から得られる。さらに、自車両8の位置情報と、信号機の位置情報が含まれる地図データとから、信号機までの距離が得られる。
制御部51は、自車両8の速度情報をもとに、自車両8の制動距離が信号機までの距離より短いか否かを判別する(ステップS48)。制動距離(運転手がブレーキペダルを踏んで停止するまでに車が進む距離。)が信号機までの距離以上である場合、制御部51は、急減速が起こり得る状況として、運転の評価点を下げる(ステップS49)。
制御部51は、車内撮影用カメラ25で撮影された運転者の画像から、目線の動向を確認する(ステップS50)。制御部51は、目線の動向から、運転者がよそ見や居眠りをしているか否かを判別する(ステップS51)。運転者がよそ見や居眠りをしている場合、制御部51は、運転の評価点を下げるとともに、危険運転であることをメモリカード15に記録する(ステップS52)。
一方、ステップS45で画像の上部に信号機が無い場合、ステップS46で信号機の色が赤もしくは黄色で無い場合、ステップS48で制動距離が信号機までの距離より短い場合、または、ステップS51で運転者がよそ見や居眠りをしていない場合、制御部51は、ステップS53の処理に進む。
制御部51は、ドライブレコーダ10で撮影された画像に横断歩道の有無を判別する(ステップS53)。横断歩道がある場合、制御部51は、横断歩道の脇に人がいるか否かを判別する(ステップS54)。
横断歩道の脇に人がいる場合、制御部51は、車内撮影用カメラ25で撮影された運転者の画像から、目線の動向を確認する(ステップS55)。制御部51は、運転者が横断歩道脇を見ているか否かを判別する(ステップS56)。運転者が横断歩道脇を見ている場合、制御部51は、運転者が横断歩道脇を見た時の自車両8の位置と速度を取得する(ステップS57)。
制御部51は、自車両8の速度情報をもとに、自車両8の制動距離が横断歩道までの距離より短いか否かを判別する(ステップS58)。制動距離が横断歩道までの距離以上である場合、制御部51は、急減速が起こり得る状況として、運転の評価点を下げる(ステップS59)。
一方、ステップS53で横断歩道が無い場合、ステップS54で横断歩道脇に人がいない場合、ステップS56で運転者が横断歩道脇を見ていない場合、または、ステップS58で制動距離が横断歩道までの距離より短い場合、制御部51は、ステップS60の処理に進む。
制御部51は、自車両8の前方に他の車両があるか否かを判別する(ステップS60)。前方車両がある場合、制御部51は、自車両8の速度が一定速度以上であるか否かを判別する(ステップS61)。一定速度以上である場合、制御部51は、一定時間以上経過したか否かを判別する(ステップS62)。さらに、一定時間以上経過している場合、制御部51は、前方の車両との車間距離が一定車間距離未満であるか否かを判別する(ステップS63)。
一定車間距離未満である場合、制御部51は、評価点を下げる(ステップS64)。この後、制御部51は元の処理に復帰する。一方、ステップS60で前方車両が無い場合、ステップS61で一定速度未満である場合、ステップS62で一定時間経過していない場合、または、ステップS63で一定車間距離以上である場合、制御部51はそのまま元の処理に復帰する。
本実施形態の運転評価装置では、ステップS45で信号機が無く、ステップS53で横断歩道が検出され、かつ、ステップS54で横断歩道の脇に人がいることが検出されている場合、ステップS58で制動距離が横断歩道までの距離以上であると、減速あるいは停車していないと判断される。この結果、運転の評価点が下がる。
このように、交差点あるいは交差点以外の場所において、信号機の無い横断歩道の脇に人がいても、車両が減速あるいは停止することなく通過した場合、事務所側の管理者が介在しなくても、この運転を自動的に評価に反映できる。従って、管理者の負担が軽減する。また、運転者の安全運転への意識が高まる。
さらに、ステップS56で、運転者が横断歩道脇を見ている場合に、運転の評価点が下げられる。これにより、運転者が気付いているにもかかわらず、意図的に減速あるいは停車しないという、運転者の意図を評価点に反映させることができる。
また、制動距離が横断歩道までの距離より短い場合に、運転の評価点が下げられるので、確実に減速あるいは停車することを意識させることができる。
また、事務所側の解析装置で、運転の評価が行われるので、運行後に運転者は運転の評価を時間をかけて把握できる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、本実施形態の構成が持つ機能を達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、信号機の無い横断歩道の脇に人がいるにもかかわらず、減速あるいは停車しない場合、運転の評価を下げる減点方式を採用したが、逆に、減速あるいは停車した場合、運転の評価を上げる加点方式を採用してもよい。これにより、運転者の安全運転に対する意識が向上する。
また、上記実施形態では、交差点及び交差点以外の場所で、信号機の無い横断歩道の脇に人がいる場合、そのことを記録していたが、場所を交差点に限って記録してもよい。これにより、明らかに危険運転に繋がると判断される運転だけを評価に反映できる。
また、交差点であるか否かの判断は、画像認識に限らず、GPS位置情報をもとに地図データを用いて行われてもよい。
本発明は、運転を評価する際、信号機の無い横断歩道の脇に人がいても、車両が減速あるいは停止することなく通過した場合、自動的に運転の評価に反映でき、有用である。
ここで、上述した本発明に係る運転評価装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両に搭載され、カメラで撮影された画像データ及び運転データを記録する車載器(ドライブレコーダ10)と、
前記車載器に記録された前記画像データ及び前記運転データを取得し、前記画像データ及び前記運転データに基づき、前記車両による運転を評価する解析装置(5)と、
を備え、
前記解析装置は、
前記画像データに対して画像認識処理を行うことで、信号機の無い横断歩道を検出し、かつ、前記横断歩道の脇における人の有無を検出し(ステップS54)、
前記運転データから前記車両が減速あるいは停車したかを判断し(ステップS61)、
前記信号機の無い横断歩道の脇に人がいた場合、前記減速あるいは停車したかの判断に応じて、運転の評価を変更する(ステップS64)、
ことを特徴とする運転評価装置(3)。
[2] 前記解析装置は、前記信号機の無い横断歩道の脇に人がいた場合であって前記車両が減速あるいは停車していないとき、運転の評価を下げる、
ことを特徴とする[1]に記載の運転評価装置。
[3] 前記解析装置は、車内撮影用カメラで運転者を撮影した画像データに基づいて前記運転者が前記横断歩道の脇を見たと判断し(ステップS56)、かつ、前記信号機の無い横断歩道の脇に人がいた場合(ステップS54)であって前記車両が減速あるいは停車していないとき(ステップS61)、前記運転の評価を下げる、
ことを特徴とする[2]に記載の運転評価装置。
[4] 前記解析装置は、交差点において、前記信号機の無い横断歩道を検出する(ステップS45)、
ことを特徴とする[1]から[3]のいずれか1項に記載の運転評価装置。
[5] 前記解析装置は、前記運転データから得られる前記車両の制動距離が、前記横断歩道までの距離より短い場合、前記減速あるいは停車したと判断する(ステップS58)、
ことを特徴とする[1]から[4]のいずれか1項に記載の運転評価装置。
3 運転評価装置
5 解析装置
8、61 車両
10 ドライブレコーダ
11 CPU
12 カメラI/F
13 センサI/F
14 速度I/F
15 メモリカード
17 GPS_I/F
19、52 カードI/F
20 スピーカ
21 カメラ
22 Gセンサ
25 車内撮影用カメラ
26 電源部
27、53 操作部
29 GPS受信機
51 制御部
54 表示部
55 記憶部
56 外部I/F
57 データ記録部
58 印刷部
60、60a 画像
63 通行人
67 横断歩道
70 運転者
74 交差点

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、カメラで撮影された画像データ及び運転データを記録する車載器と、
    前記車載器に記録された前記画像データ及び前記運転データを取得し、前記画像データ及び前記運転データに基づき、前記車両による運転を評価する解析装置と、
    を備え、
    前記解析装置は、
    前記画像データに対して画像認識処理を行うことで、信号機の無い横断歩道を検出し、かつ、前記横断歩道の脇における人の有無を検出し、
    内撮影用カメラで運転者を撮影した画像データに基づいて前記運転者が前記横断歩道の脇を見たと判断し、かつ、前記信号機の無い横断歩道の脇に人がいた場合であって、前記運転データから得られる前記車両の制動距離が前記横断歩道までの距離以上であるとき運転の評価を下げる、
    ことを特徴とする運転評価装置。
  2. 車両に搭載され、カメラで撮影された画像データ及び運転データを記録する車載器と、
    前記車載器に記録された前記画像データ及び前記運転データを取得し、前記画像データ及び前記運転データに基づき、前記車両による運転を評価する解析装置と、
    を備え、
    前記解析装置は、
    前記画像データに対して画像認識処理を行うことで、信号機の無い横断歩道を検出し、かつ、前記横断歩道の脇における人の有無を検出し、
    前記運転データから前記車両が減速あるいは停車したかを判断し、
    内撮影用カメラで運転者を撮影した画像データに基づいて前記運転者が前記横断歩道の脇を見たと判断し、かつ、前記信号機の無い横断歩道の脇に人がいた場合であって前記車両が減速あるいは停車していないとき、前記運転の評価を下げる、
    ことを特徴とする運転評価装置。
  3. 前記解析装置は、交差点において、前記信号機の無い横断歩道を検出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の運転評価装置。
  4. 前記解析装置は、前記運転データから得られる前記車両の制動距離が、前記横断歩道までの距離より短い場合、前記減速あるいは停車したと判断する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の運転評価装置。
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