JP6246954B2 - 鋳物用中子、その使用方法及び製造方法 - Google Patents

鋳物用中子、その使用方法及び製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6246954B2
JP6246954B2 JP2016573499A JP2016573499A JP6246954B2 JP 6246954 B2 JP6246954 B2 JP 6246954B2 JP 2016573499 A JP2016573499 A JP 2016573499A JP 2016573499 A JP2016573499 A JP 2016573499A JP 6246954 B2 JP6246954 B2 JP 6246954B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
casting
sand
maximum
bridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016573499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017521256A (ja
Inventor
ディール バレティン
ディール バレティン
クーベ デトレフ
クーベ デトレフ
クラウス ゲラルド
クラウス ゲラルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nemak SAB de CV
Original Assignee
Nemak SAB de CV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nemak SAB de CV filed Critical Nemak SAB de CV
Publication of JP2017521256A publication Critical patent/JP2017521256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6246954B2 publication Critical patent/JP6246954B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/10Cores; Manufacture or installation of cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C1/00Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds
    • B22C1/16Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents
    • B22C1/20Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents
    • B22C1/22Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/10Cores; Manufacture or installation of cores
    • B22C9/108Installation of cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/22Moulds for peculiarly-shaped castings
    • B22C9/24Moulds for peculiarly-shaped castings for hollow articles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/14Cylinders with means for directing, guiding or distributing liquid stream
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0002Cylinder arrangements
    • F02F7/0007Crankcases of engines with cylinders in line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F2200/00Manufacturing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Mold Materials And Core Materials (AREA)

Description

本発明は、砂粒が結合剤により結合される鋳物砂から形成され、内燃エンジン用のエンジンブロック内に冷却チャンネルを形成するために用いられる鋳物用中子に関する。
加えて、本発明は、上述の鋳物用中子の使用方法及びその製造方法に関する。この製造方法は、鋳物砂及び結合剤を含む鋳造材料を、中子シューティング機を用いて中子鋳型の鋳型キャビティにショットする工程と、鋳物用中子の所要の形状安定性を得るために前記結合剤を硬化させる工程とを備える。
本明細書で開示される形式の鋳物用中子は、鋳造すべき部材の鋳型の一部として、チャンネル、キャビティ及び他の凹部を形成する。鋳物用中子は、例えば、内燃エンジン用のエンジンブロック内に、冷却材を移送するチャンネル及び円柱状の燃焼チャンバを形成するために使用されるものである。
近年の高性能エンジンのエンジンブロックにおいては、高い出力密度によって生成される大量の熱量を意図した態様で放出させるため、特定の方法により作動中に集中冷却を行う必要がある。これは、特にアルミニウム合金などの軽金属材料から製造されるエンジンブロックに適用する。同時に、特に自動車産業において、よりコンパクトな構成を有する駆動装置への需要が高まっている。つまり、軽量かつ非常に限られた空間のみを有する車体内に高性能エンジンを収容可能とする必要がある。
上述したコンパクトな構成を実現するために、互いに密接に隣接するよう配置されたシリンダバンクの凹部を形成する。その結果、この凹部に対応する薄いシリンダ隔壁が形成される。これらの隔壁は、特にシリンダヘッドに隣接する端部領域にて上昇する熱応力にさらされる。この対象領域にて集中冷却を行うことで、この領域に生じる加熱による亀裂又は他の損傷を防止することができる。
このような目的を達成するために必要とされる冷却チャンネルを、エンジンブロックにおける2つのシリンダチャンバ間の薄い隔壁に形成する方法として、鋳造工程完了後にエンジンブロックに冷却チャンネルを機械加工することが挙げられる。この方法によれば、非常に小さくて狭い寸法を有するチャンネルであっても精密に形成することができるが、多くの追加的な製造工程を要するため、製造上の観点から複雑となり、製造コストが高くなるという問題が生じる。更なる欠点として、製造上の観点から、隣接シリンダ凹部間に存在する、エンジンブロックの隔壁上側は、使用時に最も高い熱応力が生じる領域であるため、最小寸法のチャンネル孔の形成が困難であることが挙げられる。
上述のような労力及びコストを回避すべく、鋳造工程中に高い熱応力下にあるエンジンブロック領域にて、薄くて細いチャンネルを形成するための様々な技術が考案されてきた。すなわち、各目的に応じて、多様な鋳造材料から構成される中子が考案されてきた。鋳造部の各チャンネルを形成する繊細な中子部の寸法安定性を十分に確保し、エンジンブロックの凝固後に中子材料を可及的円滑に除去可能とすることで、適正な通過流を確保する構成が提案されてきた。しかしながら、鋳造材料から構成される中子を使用すれば、中子製造設備にて十分な生産性を確保するために設定された寸法安定性及び機械的な弾性特性の限界値に到達してしまう。
軽金属エンジンブロックに小寸法のチャンネルを形成するために、欧州特許第0974414号明細書は、これらのチャンネルに対応する小寸法のガラス管を鋳型内に配置し、鋳造中に溶湯で取り囲むことによりチャンネルを形成する方法を開示している。この小寸法のガラス管の材料として、鋳造材料の凝固中に生じる応力下にて多数の小片へと粉砕でき、粉砕後に容易に洗い流すことのできるものを選択する。
同様の目的を持つ他の技術として、金属薄板又はワイヤインサートを用いてチャンネルを形成し、それらを工程の完了後に鋳造部から取り除く方法が挙げられる。
上述した技術は、先行文献において、チャンネルの形成に関して技術的及び経済的に多少なりとも成功してきたこと、並びに、チャンネルの寸法が制限されているにも関わらず、中子材料の残余の各破片を除去するのに十分に大きく、アクセス可能なチャンネルの形成が可能であることが実証されている。
しかしながら、アルミニウム材料から鋳造される次世代の内燃エンジンにおいて、隔壁の厚さは、冷却チャンネルの最狭部の正幅が3mm未満となるまで抑えられている。このような種類のアルミニウム材料から構成されるエンジンブロックにおいて、2つのシリンダチャンバの隔壁領域にある冷却チャンネルの最狭部の正幅の範囲は、1〜2mmである。
欧州特許第0974414号明細書
Ulrich Recknagel著 「The shell moulding process: A German innovation for casting production」,Huttenes-Albertus Chemische WerkeGmbH社発行
先行文献に記載の背景技術とは異なり、本発明の課題は、簡易で作業の信頼性の高い方法により製造され、最狭点にて最大幅3mmのチャンネルであっても鋳造可能である鋳物用中子を提供することである。
更に、上述の課題を解決する上で好ましい鋳物用中子の使用方法及び製造方法も提供するものである。
鋳物用中子に関して、本発明は、請求項1に係る鋳物用中子を形成することで、上述の課題を解決するに至った。
有利には、本発明に係る鋳物用中子は、鋳型内でアルミニウム溶湯を鋳造することにより内燃エンジン用のエンジンブロックを製造するに当たり、当該鋳型内で使用するものとし、エンジンブロック内における鋳物用中子のブリッジ部により、エンジンブロックにおける2つのシリンダチャンバ間に配置される冷却チャンネルを形成し、当該冷却チャンネルの正幅を最大3mmとする。
更に、製造方法に関しては、請求項12に係る鋳物用中子を製造することで、上述の課題を解決するに至った。
本発明の有利な実施形態は、従属請求項にて特定し、本発明の一般概念についてと同様、後述する通りである。
本発明に係る鋳物用中子は、内燃エンジン用のエンジンブロック内に冷却チャンネルを形成するために用いられ、砂粒が結合剤により結合される鋳物砂から完全に形成される。本発明において、鋳物用中子は、支持部と、支持部の側面から突出し、相互に一定間隔を置いた位置に配置される2つのネック部と、支持部から一定間隔を置いた位置にて、ネック部により保持される少なくとも1つのブリッジ部とを備え、側面間の距離として測定されるブリッジ部の最小厚さは、ネック部間に位置する領域にて3mm未満である。同時に、鋳物用中子は、そのブリッジ部の少なくとも一部の領域において、砂粒の平均粒径が最大0.35mmの鋳物砂から形成される。
従って、本発明に係る鋳物用中子は、それ自体は既知の態様で適切な結合剤により結合されて固形体を形成する鋳物砂から完全に構成される。
ブリッジ部が繊細な構造を有するにも関わらず、鋳物用中子の支持部により、鋳物用中子を容易に保持し、移動させ、鋳型に挿入することができる。本発明に係る鋳物用中子は、容易に、中子パッケージとして形成される鋳型の一部とすることができる。また、本発明に係る鋳物用中子は、各鋳造部の内部又は鋳造部上にて、最小化された寸法を有する微細なチャンネルを形成するための他の鋳造工程においても、同様の方法で容易に用いることができる。
支持部により支持されるネック部は、鋳造されるエンジンブロック内に流入・流出チャンネルを形成する。細長く、幅狭な寸法を有する冷却チャンネルを通じて、冷却材が供給され、各冷却チャンネルは、ネック部により支持されるブリッジ部を備えるエンジンブロック内で形成される。ブリッジ部の厚さは、臨界領域にて最大3mmまで縮小することができ、実際には、当該領域での最小厚さは1〜2mmとすることができる。ここで、臨界領域とは、本発明に係る鋳物用中子のブリッジ部の幅が最も狭く、鋳造されるエンジンブロックにおける各隔壁が最薄である領域であり、かつ当該隔壁により分離されるシリンダチャンバが相互に最接近する領域である。
本発明の実施に当たり、少なくともブリッジ部の領域において、微粒状鋳物砂から鋳物用中子を形成することが肝要である。例えば、鋳造後に固体鋳造部のブリッジ部が微細粒子へと分解される際の粒子の寸法は選択することができ、このため、残存する中子の破片を完全に凝固したエンジンブロックから自動的に除去又は洗い流すことができる。
驚くべきことに、鋳物用中子は、中子シューティング機を用いたショットによる従来の方法のみならず、細いブリッジ部の領域にて、十分に滑らかな内側表面を冷却チャンネルに設けるための被膜剤を要することなく、良好な表面状態を提供できることが判明した。これは、特に、砂粒の平均粒径が最大0.27mm、特に最大0.23mmの鋳物砂である場合に該当する。
上述したように、本発明に係る鋳物用中子は、工業的な規模をもって製造することができ、鋳物砂及び結合剤を含む鋳造材料を、中子シューティング機を用いて中子鋳型の鋳型キャビティにショットする工程と、鋳物用中子の所要の形状安定性を得るために前記結合剤を硬化させる工程とを備え、鋳物用中子のブリッジ部にて用いる鋳造材料の少なくとも一部を、砂粒の平均粒径が最大0.35mmである鋳物砂から形成する。この場合においても、上述した理由により、砂粒の平均粒径は0.27mm未満、特に最大0.23mmとすることが望ましい。
最適な製造結果は、鋳物材料が、鋳物砂と結合剤との混合物として存在するのではなく、鋳物砂の砂粒が、それぞれ結合剤により被膜され、その被膜された砂粒の平均粒径が0.35mm未満である場合に達成することができる。本発明に用いられる結合剤により被膜された鋳物砂は、現今においても「クローニング鋳造」と称される方法であって、技術用語で「シェルモールド鋳造」と称される方法に用いられている。この鋳物砂は、Huttenes-Albertus Chemische Werke GmbH社(ドイツ国、デュッセルドルフ市)により、VS744(平均粒径0.29mm±0.02mm)又はVS1264(平均粒径0.21mm±0.02mm)として入手可能である。また、同社の刊行に係る論文:「The shell moulding process: A German innovation for casting production」(Ulrich Recknagel著)には、シェルモールド鋳造の技術及び歴史が記載されている。
結合剤により被膜される鋳物砂の各砂粒が球状である場合に、クローニング鋳造材料を用いることは、特に有利に作用する。本発明に係る中子が従来の方法により中子シューティング機内にショットされた場合に、砂粒が球状であることにより鋳造材料が特に良好な機能を発揮することができる。このため、本発明に係る中子は、最小化された寸法を有するにも関わらず、作業の高い信頼性をもって製造することができる。
特に平均粒径が0.19mm〜0.23mmであるより微細な鋳物砂を用いる場合、鋳物用中子を中子シューティング機により簡易に製造できるだけでなく、タルクなどの塗型剤又は他の表面助成補助剤を用いることなく、各エンジンブロック内のブリッジ部にて、十分な品質を継続的に有する細い冷却チャンネルの表面を形成することができる。
結合剤により被膜される鋳物砂の砂粒の平均粒径が0.27mm以上である、より粗い構造を有する鋳物砂を用いる場合に、鋳造部に形成される冷却チャンネルの表面の品質が不十分となることが分かった。これは、少なくともブリッジ部に、非常に薄い塗型剤又は表面構造の向上のために一般的に使用されている他の補助剤を適用することで解決することができる。しかしながら、本発明にて特定される、砂粒の大きさが0.35mm超である鋳物用中子を用いる場合、確実にショットを行うことが不可能となり、粗い表面を滑らかにするための労力が大きくなるため、経済的な観点からこのような鋳物用中子を用いることは望ましくない。従って、本発明に係る鋳物用中子を製造するためには、結合剤により被膜される鋳物砂の砂粒の平均粒径が0.27mm未満、特に0.25mm未満である砂粒を用いる。
本発明に係る鋳物用中子を製造するために使用する鋳物砂の砂粒と共に用いる結合剤は、被膜又は混合されていることが好ましく、一般的には、樹脂である。ここで、加熱により隣接する砂粒同士の樹脂が接着し、硬化することで、堅固な複合体を形成することができる。
本発明に係る一実施形態において、鋳物用中子の側面がそれぞれ、ネック部の周表面へ円滑に移行しながら交わり、その厚さが、各ネック部にて最大厚さを有し、ブリッジ部の長手方向にて次第に最小厚さへと縮小する構成とすれば、中子シューティング機内にて中子を既知の態様でショットする作業の信頼性を高めることができる。ブリッジ部を、それを支えるネック部へと円滑に結合させ、厚さを継続的に縮小させることで、鋳造材料は、中子シューティング機内にて最小化された寸法を有するにも関わらず、信頼性が高い方法で、鋳物用中子の細いブリッジ部を形成するキャビティを十分に充填することができる。
ブリッジ部のネック部への円滑な結合は、カム状の断面形状を有するネック部を用いて簡易に行うことができ、そのネック部の端部は他方のネック部と向かい合う構成を有する。この方法により、ブリッジ部の側面を、ネック部の周表面に円滑に配置することができ、中子シューティング作業を補助しながら、鋳物砂によりブリッジ部を充填することができる。
鋳物用中子は、本発明に係る態様をもって製造することができ、その臨界領域及び最小厚領域にて、最大3mmの厚さ、特に1〜2mmの厚さを有することにより、3mm以下の正幅、特に1.5±0.5mmの正幅を有する冷却チャンネルを形成することに適するだけでなく、臨界領域において、その高さを最小化することができる。結果として、本発明に係る鋳物用中子において、ブリッジ部の高さは、最小厚さを有する領域にて最大4.5mmにまで抑えることができる。
原則的には、本発明に係る鋳物用中子のブリッジ部のみが微粒状鋳物砂から形成され、鋳物用中子の他の部分は、より粗い構造を有する鋳物砂から構成されると考えられる。この点について、例えば、微粒状鋳物砂から構成されるブリッジ部を、鋳物用中子の他の部分とは別個にショットした後に結合させることによって、より粗い構造を有する鋳物砂から構成される残りの部分と連結させることも可能である。しかしながら、本発明の更なる実施形態に係る製造の観点から、鋳物用中子は、鋳物砂から完全に形成される一片とする方が、本発明の明細書内に記載する鋳物砂を簡易に製造することができる。
一定量の熱を拡散する必要が生じた場合、本発明に係る鋳物用中子を、鋳造すべきエンジンブロックの各薄い隔壁に少なくとも1つの鋳造チャンネルを形成する設計へと容易に変更することができる。このためには、相互に離間して配置される少なくとも2つ以上のブリッジ部が、ネック部により支持され、各ブリッジ部が、最大3mmの最小厚さの領域を有する必要がある。この場合においても、追加的なブリッジ部において、例えば、1〜2mmの明らかに狭い最小厚さとすることも可能である。
本発明に係る鋳物用中子は、鋳型内でアルミニウム溶湯を鋳造することにより内燃エンジン用のエンジンブロックを製造するに当たり、当該鋳型内で使用するのに特に適している。この場合、エンジンブロック内における鋳物用中子のブリッジ部により、エンジンブロックにおける2つのシリンダチャンバ間に配置される冷却チャンネルを形成し、当該冷却チャンネルの正幅を最大3mmとする。
本発明の実施する場合、2つのシリンダ開口部間に狭い隔壁を備える各内燃エンジンブロックの各隔壁に細いチャンネルを設けることもできる。本発明に係る鋳物用中子においても、隣接する2つ以上のシリンダ開口部を備えるエンジンブロックを鋳造する際に、そのシリンダ開口部間に存在する各隔壁に少なくとも1つの細いチャンネルを形成することも可能である。
本発明の詳細を、例示的な実施形態を図示する添付図面を参照しながら以下に記載する。
鋳物用中子を下側から見た概略図である。 鋳物用中子を広幅側から見た概略図である。 鋳物用中子を狭幅側から見た概略図である。 鋳型の一部を示す縦断面図である。 エンジンブロックの一部を示す平面図である。
鋳物用中子1は、それぞれ互いに対向し合う広幅辺3,4及び狭幅辺5,6を有し、広幅辺3,4が狭幅辺5,6を介して互いに接続される細長い台形を基本形状とする支持部2を備える。支持部2の上側側面7にて、広幅辺3,4からは保持部8,9が長手方向に突出し、その突出長さは支持部2の高さの約5分の1に相当する。
加えて、支持部2の平坦な下側側面10にて、支持部2上には2つのネック部11,12が形成され、これらのネック部11,12は、互いに平行に軸線方向に伸張し、側面10から垂直方向に突出する。ネック部11,12は、カム状の断面形状を有し、その端部13,14は、それぞれ他方のネック部12,11と向かい合う構成を有する。
ネック部11,12間にてその長手方向に伸張する2つのブリッジ部15,16は、相互に離間すると共に支持部の側面10からも離間するような配置とする。ブリッジ部15,16の長手方向軸線L1,L2は、相互に平行で支持部2の側面10とも平行となるように配列される。
ブリッジ部15,16において、その端部は各ネック部11,12と交わる。従って、ブリッジ部15,16の側面17,18は、各ネック部11,12の周表面19,20と隣接する。ブリッジ部15,16は、接線方向にて、ネック部11,12の周表面部21,22へと円滑に伸張し、この周表面部21,22は、カム端13,14間に伸張し、ネック部11,12の断面の最厚点である。
ブリッジ部15,16が、各ネック部11,12に連結される各接続点において、ブリッジ部15,16の側面17,18として測定されるブリッジ部15,16の厚さdは、ブリッジ部15,16の約5mmの最大厚さ(dmax)に対応する。実際には、最大厚さ(dmax)は、5mmを超えてもよい。ブリッジ部15,16の厚さ(d)は、最大厚さ(dmax)から、対向するネック部11,12に向かって、ネック部11,12間の中心部に位置する中心部23,24にて約1.5mmの最小厚さ(dmin)に至るまで、次第に縮小する。
対応する構成として、ブリッジ部15,16の上側面及び下側面間の距離として測定されるブリッジ部15,16の高さ(h)は、各接続点おける最大高さ(hmax)から、中心部23,24に向かって、中心部23,24にて約4.3mmの最小高さ(hmin)に至るまで、次第に縮小する。
鋳物用中子1は、従来の中子シューティング機(図示せず)を用いて、「クローニング鋳物砂」と称される市販のけい砂粒から一片を形成するようショットすることができる。このけい砂粒の平均粒径は、0.21±0.02mm(AFS粒度指数68±3に対応)である。けい砂粒は、結合剤として作用する合成樹脂により被膜する。けい砂粒は、2〜6バールの圧力下で、200℃〜350℃に熱した中子ボックス内に最終的にショットされる。このボックス内で、けい砂粒の結合樹脂は焼き固められ、ボックスを通じて供給される熱により硬化される。この硬化に要する30秒〜120秒の滞留時間の経過後に、鋳物用中子1は中子ボックスから取り除くことができる。ブリッジ部15,16の繊細な形状にも関わらず、鋳物用中子は、更なる用途に用いるのに十分な形状安定性を有する。鋳物用中子は、特にブリッジ部15,16の領域において、均一に微砕された表面を有し、更なる用途に直接用いることができる程度に高水準の品質を有する。より粗い表面構造である場合に所望の品質を得るために用いていた塗型剤又は他の補助剤は、必要なくなった。
鋳物用中子1は、上述した方法により形成及び製造し、図4にて部分的に図示される鋳型25の一部として用いることができる。あるいは、鋳物用中子1は、中子パッケージとして従来の方法により形成し、シリンダチャンバ27,28,29を有する内燃エンジン用のエンジンブロック26を鋳造するために用いることもできる。当該シリンダチャンバ27,28,29は、図5にその一部を示すように一列に配列され、アルミニウム可熔合金から鋳造される。鋳物用中子1は、シリンダチャンバ27〜29を形成するシリンダ中子33,34,35間の被覆中子30,31,32を用いて配置される。このため、ブリッジ部は、シリンダ中子33〜35間の狭い自由空間36,37の上側領域の中心部に配置され、この上側領域は、被覆中子30〜32に隣接する。相互に分離された隣接シリンダチャンバ27,28;28,29を用いて、各自由空間36,37は、完成したエンジンブロック26内にて各シリンダ隔壁38,39を形成する。隣接シリンダチャンバ27,28;28,29が最接近する領域40における、各シリンダ隔壁38,39の最小厚さ(dmin)は、約5mmである。
鋳型25内にアルミニウム可熔合金を注湯した後、アルミニウム鋳物材料を凝固させる。鋳物用中子1の鋳物砂を結合する結合剤は、鋳造に伴う加熱により分解し始める。このような方法で、導入される熱エネルギは、通常、分解工程のみを開始させるのに十分である。結果的に得られた鋳物用中子1の破片が、鋳物用中子1により形成されたチャンネルから取り除くには大きすぎる場合、標的処理を用いて、既知の方法により中子材料を更に小さな断片とする。このための適切な熱処理として、「熱砂抜き」という技術用語で知られる処理が挙げられる。この処理により、加熱し続けることで、結合剤の分解を行い、その結果として、鋳造材料の除去が可能となる程度にまで、各鋳造材料間の結合を崩壊させることができる。代替的又は追加的に、鋳物用中子を小さな断片へと粉砕する工程は、鋳型又は鋳造部自体をハンマーブロー、ノッキング、シェーキング又は振動にさらすことで機械的に補助することができる。鋳物用中子1の鋳造材料を粉砕し、各チャンネルから取り除く工程を最適化させるために、水又はその他の液体により各チャンネルを追加的に洗浄することもできる。
少なくとも鋳物用中子のネック部及びブリッジ部11,12,15,16は、上述の方法により分解させて微細な粒子とすることができる。チャンネルにより形成される最小寸法に影響を受けることなく、鋳物砂を完全な鋳型から自由に取り除くことができ、必要に応じて流し出すことができる。
各鋳物用中子1のネック部11,12は、ウォータージャケット中子(図示せず)に結合することもできる。当該ウォータージャケット中子は、シリンダチャンバ27〜29の外側が冷却されるのに伴い、それらのチャンバを規定するエンジンブロック26の壁を通じて、エンジンブロック26内で、冷却チャンネルを形成する。この方法において、内燃エンジンの作動中の流入・流出チャンネル41,42を通じた冷却流れは、シリンダ隔壁38,39内にて幅約が1.5mm、高さが4.2mmであり、シリンダ隔壁38,39内の高い熱応力領域を効果的に冷却する。流入・流出チャンネル41,42は、細い冷却チャンネル43,44を通して、ネック部11,12から形成される。冷却チャンネル43,44は、領域40にて、ブリッジ部15,16により形成される。
1 鋳物用中子
2 支持部
3,4 支持部2の広幅辺
5,6 支持部2の狭幅辺
7 支持部2の上側側面
8,9 保持部
10 支持部2の平坦な下側側面
11,12 鋳物用中子1のネック部
13,14 ネック部12,11のカム端
15,16 鋳物用中子1のブリッジ部
17,18 ブリッジ部15,16の側面
19,20 ネック部11,12の周表面
21,22 周表面19,20の周表面部
23,24 ブリッジ部15,16の中心部
25 鋳型
26 エンジンブロック
27,28,29 エンジンブロック26のシリンダチャンバ
30,31,32 被覆中子
33,34,35 シリンダ中子
36,37 シリンダ中子33〜35間の自由空間
38,39 エンジンブロック26のシリンダ隔壁
40 隣接シリンダチャンバ27,28;28,29の最接近領域
41,42 エンジンブロック26の流入・流出チャンネル
43,44 シリンダ隔壁38,39の冷却チャンネル
d ブリッジ部15,16の厚さ
dmax ブリッジ部15,16の最大厚さ
dmin ブリッジ部15,16の最小厚さ
h ブリッジ部15,16の高さ
hmax 最大高さ
hmin 最小高さ
L1,L2 ブリッジ部15、16の長手方向軸線

Claims (14)

  1. 砂粒が結合剤により結合される鋳物砂から形成され、内燃エンジン用のエンジンブロック(26)内に冷却チャンネル(41,42,43,44)を形成するために用いられる鋳物用中子であって、
    該鋳物用中子(1)が、
    ・支持部(2)と、
    ・前記支持部(2)の側面(10)から突出し、相互に一定間隔を置いた位置に配置される2つのネック部(11,12)と、
    ・前記支持部(2)から一定間隔を置いた位置にて、ネック部(11,12)により保持される少なくとも1つのブリッジ部(15,16)とを備え、側面(17,18)間の距離として測定される前記ブリッジ部の最小厚さ(dmin)が、前記ネック部(11,12)間に位置する領域(23,24)にて3mm未満であること、並びに
    少なくとも前記ブリッジ部(15,16)の領域において、前記鋳物用中子(1)は、砂粒の平均粒径が最大0.35mmの鋳物砂から形成されることを特徴とする、鋳物用中子。
  2. 請求項1に記載の鋳物用中子であって、前記ブリッジ部(15,16)の前記側面(17,18)がそれぞれ、前記ネック部(11,12)の周表面(19,20)へ円滑に移行しながら交わり、その厚さ(d)が、各ネック部(11,12)にて最大厚さ(dmax)を有し、前記ブリッジ部(15,16)の長手方向にて次第に最小厚さ(dmin)へと縮小していくことを特徴とする、鋳物用中子。
  3. 請求項1又は2に記載の鋳物用中子であって、前記ブリッジ部(15,16)の最小厚さ(dmin)が最大2mmであることを特徴とする、鋳物用中子。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の鋳物用中子であって、前記ブリッジ部(15,16)の最小厚さ(dmin)が最大1mmであることを特徴とする、鋳物用中子。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の鋳物用中子であって、領域(23,24)内の前記ブリッジ部(15,16)の高さ(h)が、最大4.5mmの最小厚さ(dmin)を有することを特徴とする、鋳物用中子。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の鋳物用中子であって、前記鋳物用中子が、砂粒が最大0.35mmの平均粒径を有する鋳物砂から完全に形成されることを特徴とする、鋳物用中子。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の鋳物用中子であって、前記鋳物砂の砂粒の平均粒径が最大0.25mmであることを特徴とする、鋳物用中子。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の鋳物用中子であって、前記鋳物砂の砂粒の平均粒径が最大0.23mmであることを特徴とする、鋳物用中子。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の鋳物用中子であって、前記ネック部(11,12)が、カム状の断面形状を有し、その端部(13,14)が、それぞれ他のネック部(12,11)と向かい合う構成を有することを特徴とする、鋳物用中子。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の鋳物用中子であって、相互に離間して配置される少なくとも2つの前記ブリッジ部(15,16)が、前記ネック部(11,12)により支持され、各ブリッジ部(15,16)が、最大3mmの最小厚さ(dmin)の領域(23,24)を有することを特徴とする、鋳物用中子。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の鋳物用中子(1)を鋳型(25)内で使用する方法であって、鋳型(25)内でアルミニウム溶湯を鋳造することにより内燃エンジン用のエンジンブロック(26)を製造するに当たり、前記エンジンブロック(26)内における鋳物用中子(1)のブリッジ部(15,16)により、前記エンジンブロック(26)における2つのシリンダチャンバ(27,28,29)間に配置される冷却チャンネル(43,44)を形成し、該冷却チャンネル(43,44)の正幅を最大3mmとすることを特徴とする、使用方法。
  12. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の鋳物用中子(1)の製造方法であって、
    鋳物砂及び結合剤を含む鋳造材料を、中子シューティング機を用いて中子鋳型の鋳型キャビティにショットする工程と、
    前記鋳物用中子(1)の所要の形状安定性を得るために前記結合剤を硬化させる工程とを備え、
    前記鋳物用中子(1)のブリッジ部(15,16)にて用いる鋳造材料の少なくとも一部を、砂粒の平均粒径が最大で0.35mmである鋳物砂から形成することを特徴とする、鋳物用中子(1)の製造方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、前記鋳物砂の砂粒を、前記結合剤により被膜することを特徴とする、方法。
  14. 請求項13に記載の方法であって、前記結合剤により被膜される前記鋳物砂の砂粒が、球状であることを特徴とする、方法。
JP2016573499A 2014-07-09 2015-07-06 鋳物用中子、その使用方法及び製造方法 Active JP6246954B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102014109598.7A DE102014109598A1 (de) 2014-07-09 2014-07-09 Gießkern, Verwendung eines Gießkerns und Verfahren zur Herstellung eines Gießkerns
DE102014109598.7 2014-07-09
PCT/IB2015/001121 WO2016005806A1 (de) 2014-07-09 2015-07-06 GIEßKERN, VERWENDUNG EINES GIEßKERNS UND VERFAHREN ZUR HERSTELLUNG EINES GIEßKERNS

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017521256A JP2017521256A (ja) 2017-08-03
JP6246954B2 true JP6246954B2 (ja) 2017-12-13

Family

ID=53900851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016573499A Active JP6246954B2 (ja) 2014-07-09 2015-07-06 鋳物用中子、その使用方法及び製造方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US10850321B2 (ja)
EP (1) EP3166740B1 (ja)
JP (1) JP6246954B2 (ja)
KR (1) KR101889053B1 (ja)
CN (1) CN107073563B (ja)
DE (1) DE102014109598A1 (ja)
ES (1) ES2814149T3 (ja)
HU (1) HUE050240T2 (ja)
PL (1) PL3166740T3 (ja)
WO (1) WO2016005806A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017205384A1 (de) * 2017-03-30 2018-10-04 Volkswagen Aktiengesellschaft Zylinderkurbelgehäuse und Brennkraftmaschine mit einem solchen Zylinderkurbelgehäuse
DE102017213542A1 (de) * 2017-08-04 2019-02-07 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Gießform sowie Verfahren zum Herstellen eines Kurbelgehäuses
FR3075676B1 (fr) * 2017-12-22 2021-10-15 Renault Sas Procede de realisation de canal interfuts dans un carter-cylindres
DE102019112918B3 (de) 2019-05-16 2020-07-23 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Kern zur Verwendung bei einer gießtechnischen Herstellung eines Kurbelgehäuses

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3512076C1 (de) * 1985-04-02 1988-01-21 Halbergerhütte GmbH, 6600 Saarbrücken Vorrichtung zur gießtechnischen Herstellung einer Kühleinrichtung von Stegen zwischen benachbarten Zylindern eines Zylinderblocks sowie entsprechend hergestellter Zylinderblock
US4691756A (en) * 1985-08-22 1987-09-08 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Molding material and mold
EP0974414B1 (de) * 1998-07-21 2005-04-06 Hydro Aluminium Alucast GmbH Giessform und Giessverfahren zur Herstellung eines Motorblocks
US6298899B1 (en) * 1999-07-13 2001-10-09 Ford Global Tech., Inc. Water jacket core
JP2001164985A (ja) * 1999-09-28 2001-06-19 Kubota Corp 多気筒エンジンのシリンダブロック及びその鋳造方法
CN1181260C (zh) * 2001-03-12 2004-12-22 株式会社久保田 多缸发动机的气缸体
US20050247428A1 (en) * 2004-04-20 2005-11-10 Tenedora Nemak, S.A. De C.V. Method and apparatus for casting aluminum engine blocks with cooling liquid passage in ultra thin interliner webs
JP2007130665A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Toyota Motor Corp シリンダブロック製造方法、ウォータジャケット形成中子製造方法、及びシリンダブロック
US20080060778A1 (en) * 2006-09-08 2008-03-13 Abraham Velasco-Tellez Binder composition and method of forming foundry sand cores and molds
DE102006053404A1 (de) * 2006-11-10 2008-05-15 Hydro Aluminium Alucast Gmbh Gießform zum Gießen eines Gussteils und Verwendung einer solchen Gießform
DE102007027577A1 (de) * 2007-06-12 2008-12-18 Minelco Gmbh Formstoffmischung, Formling für Gießereizwecke und Verfahren zur Herstellung eines Formlings
DE102007051850A1 (de) * 2007-10-30 2009-05-07 Ashland-Südchemie-Kernfest GmbH Formstoffmischung mit verbesserter Fliessfähigkeit
DE102011105388A1 (de) * 2011-06-22 2012-12-27 Daimler Ag Kern für ein Gießwerkzeug
DE102012110258A1 (de) * 2012-10-26 2014-04-30 Ks Aluminium-Technologie Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Zylinderkurbelgehäuses
DE102012110592A1 (de) * 2012-11-06 2014-05-08 Martinrea Honsel Germany Gmbh Verfahren zum Herstellen eines Zylinderkurbelgehäuses und Gießformanordnung für ein Zylinderkurbelgehäuse

Also Published As

Publication number Publication date
EP3166740A1 (de) 2017-05-17
KR101889053B1 (ko) 2018-09-20
JP2017521256A (ja) 2017-08-03
US10850321B2 (en) 2020-12-01
HUE050240T2 (hu) 2020-11-30
CN107073563A (zh) 2017-08-18
DE102014109598A1 (de) 2016-01-14
US20170173670A1 (en) 2017-06-22
CN107073563B (zh) 2019-04-02
ES2814149T3 (es) 2021-03-26
KR20170023185A (ko) 2017-03-02
PL3166740T3 (pl) 2020-11-16
EP3166740B1 (de) 2020-06-03
WO2016005806A1 (de) 2016-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8770265B2 (en) Method and system for manufacturing railcar couplers
JP6246954B2 (ja) 鋳物用中子、その使用方法及び製造方法
US7438117B2 (en) Cylinder block casting bulkhead window formation
CN107716875B (zh) 改良有轨车辆钩舌形成的表面下冷芯
US6615901B2 (en) Casting of engine blocks
US9884362B2 (en) Method and system for manufacturing a wheel
JP2003080346A (ja) エンジンブロックの鋳造法
JP2010509070A (ja) 鋳物を鋳造する鋳型および該鋳型の使用方法
JP3668209B2 (ja) エンジンブロックの鋳造法
US20130168035A1 (en) Method and system for manufacturing railcar coupler locks
JP3676759B2 (ja) エンジンブロックの鋳造法
US6298899B1 (en) Water jacket core
JP2003048050A (ja) エンジンブロックの鋳造法
KR20160104137A (ko) 중력주조용 휠 제조금형 및 이의 제작방법
CN113732250A (zh) 一种砂芯定位结构及其工艺设计方法
JPH0138590B2 (ja)
US9486856B2 (en) System and method for manufacturing railcar yokes
JP2019166528A (ja) シェルモールド鋳型およびそれを用いた鋳造品の製造方法
EP4237169A1 (en) A hybrid casting mould for metal alloy castings and its method of manufacture
JP2023177032A (ja) 鋳造用中子および中空鋳物の製造方法
JP3052723B2 (ja) 内燃機関におけるシリンダブロックの冷却通路製造方法
JP2006116548A (ja) 中空中子製造用金型及び中空中子の製造方法
CN117680644A (zh) 一种牵引销整体铸造工艺
CN117733077A (zh) 一种重卡压缩机箱体铝合金浇铸结构及其浇铸工艺
JPS6242701B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170627

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170627

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6246954

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250