JP6245446B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主走査方向と直交する副走査方向に往復移動可能に設けられたキャリッジを有する読取部を備えた画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置が具備するスキャナーとして用いられる読取装置においては、プラテンガラス上に置かれた原稿等の読取対象に対して、光源や反射部を支持するキャリッジを主走査方向と直交する副走査方向に移動させながら受光部に反射光を入力することで該読取対象の画像を読み取るものが知られている。
下記の特許文献1に開示された装置では、光源や反射部を支持するキャリッジが移動しているときの動作不良が検知された際に、当該キャリッジの動作を一旦停止後再駆動させて当該キャリッジの動作を継続させるリトライ制御が行われている。
特開2006−1170号公報
下記の特許文献1に開示された装置では、当該装置が読取動作以外の動作を実施中にリトライ制御が行われても、当該装置は画像読取動作を行わないので、読み取られた画像に特段の問題は生じないが、当該装置による読取動作中にキャリッジのリトライ制御が行われると、キャリッジの動作が一旦停止された後、キャリッジの停止位置から当該装置による読取動作が再開されることになるので、キャリッジの停止前に読み取られた画像とキャリッジの動作を再開後に読み取られた画像とにズレ等が生じることで、当該装置で読み取られた画像が異常画像になってしまう虞がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、原稿の読取動作中にキャリッジが移動しているときの動作不良が発生した場合に、従来のようなリトライ制御によってキャリッジの動作が停止した停止位置から原稿の読取が再開されてしまい当該読み取られた画像が異常画像になってしまうことを防止できる。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、原稿台に載置された原稿に光を照射する光源と、当該光の反射光を受光部に向けて反射させる反射部とを支持し、主走査方向と直交する副走査方向に往復移動可能に設けられたキャリッジを有し、前記主走査方向に前記原稿の読取を行う読取部と、
前記キャリッジを前記副走査方向に往復移動させる移動機構と、
前記読取部が前記読取を開始する副走査方向一方側の読取開始位置にある前記キャリッジを検出するセンサーと、
前記読取部に前記原稿の前記読取を行わせるときに、前記移動機構に前記キャリッジを前記読取開始位置から副走査方向他方側の読取終了位置までの往路を移動させた後、前記読取終了位置から前記読取開始位置までの復路を移動させる往復移動を行わせる制御部と、
前記キャリッジが前記往路を移動する往路移動距離と、前記キャリッジが前記復路を移動する復路移動距離とを予め記憶する距離情報記憶部と、
前記制御部が前記キャリッジに前記往復移動を行わせるときにおける前記キャリッジの移動距離の第1移動距離を計測する第1移動距離計測部と、
前記制御部が前記キャリッジを方向転換させて前記読取開始位置の方向に移動させるときに、前記キャリッジが方向転換した方向転換位置から前記キャリッジが前記センサーにより検出されるまでに前記キャリッジが移動する移動距離である第2移動距離を計測する第2移動距離計測部と、
前記読取開始位置の方向に移動してきた前記キャリッジが前記センサーにより検出されたときに、前記第1移動距離計測部により計測された前記第1移動距離が前記往路移動距離及び前記復路移動距離の合計移動距離よりも小さく、且つ、前記第2移動距離計測部により計測された前記第2移動距離が前記復路移動距離よりも小さい場合には、前記キャリッジが前記往路を移動しているときに動作不良が発生したと判断し、前記第1移動距離が前記合計移動距離以上であるか、又は、前記第2移動距離が前記復路移動距離以上である場合には、前記キャリッジが前記往路を移動しているときに動作不良が発生しなかったと判断する判断部と、を備え、
前記制御部は、
前記読取部に前記原稿の前記読取動作を行わせているときに、前記判断部により前記キャリッジが前記往路を移動しているときに動作不良が発生したと判断されたときには、当該読取動作で読み取られた当該原稿の画像を破棄し、前記移動機構に前記キャリッジを前記読取開始位置に移動させた後、前記移動機構に前記往復動作を実行させて、前記読取部による前記原稿の読取を再度行わせ、
前記読取部に前記原稿の前記読取動作を行わせているときに、前記判断部により前記キャリッジが前記往路を移動しているときに動作不良が発生しなかったと判断されたときには、当該読取動作で読み取られた当該原稿の画像を破棄することなく、前記読取部による前記原稿の再度の読取を行わない
本発明によれば、原稿の読取動作中にキャリッジが移動しているときに、当該移動動作に不良が発生した場合に、この後読み取りが再開されても、読み取られた画像が異常画像にならないようにすることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の機械構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像読取装置の機械構成を示す図である。 本発明の一実施形態における読取部内部の機械構成を示す模式図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 LED及びミラーを支持するキャリッジが移動しているときの動作不良判断の動作を説明するフローチャートである。 原稿の読取動作中にキャリッジの移動動作に不良が発生した状態を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構造を示す正面断面図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、画像読取装置2等を備えて構成されている。画像読取装置2は、ADF(Automatic document feeder:自動原稿送り装置)及び読取部30等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、ADF20により給送されてくる原稿又は第2のプラテンガラス32に載置された原稿の画像を読取部30が光学的に読み取り、画像データを生成する。読取部30により生成された画像データは内蔵HDD又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、原稿読取動作により生成された画像データ又はネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、トナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125Aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。この後、定着部13が記録紙P上のトナー像を熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
給紙部14は、複数の給紙カセットを備える。制御部100(図5)は、操作者による指示で指定されたサイズの記録紙が収容された給紙カセットのピックアップローラー145を回転駆動させて、各給紙カセットに収容されている記録紙Pをニップ部Nに向けて搬送させる。
尚、画像形成装置1において、両面印刷を行う場合は、画像形成部12より一方の面に画像が形成された記録紙Pを、排出ローラー対159にニップされた状態とした後、記録紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により、ニップ部N及び定着部13に対して記録紙Pの搬送方向上流域に再度搬送する。これにより、画像形成部12により記録紙の他方の面に画像が形成される。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置の機械構成を示す図である。
図2に示すように、画像読取装置2は、ADF20及び読取部30から構成されている。画像読取装置2は、ADF20により搬送される原稿MSまたは読取部30上に載置された原稿MSを、制御部100(図5参照)から入力される制御信号に基づき読み取る。当該読み取りにより得られた原稿画像データは、HDD92(図5参照)に記憶される。
ADF20は、読取部30の上面にヒンジ等によって開閉可能に設けられ、原稿給紙トレイ22に載置された複数枚の原稿MSを1枚ずつ繰り出して、原稿画像の読取位置に搬送する。また、ADF20は、読取部30上に載置された原稿MSを読み取る場合に原稿押さえカバーとして機能する。ADF20は、図2に示すように、プラテンカバー21、原稿給紙トレイ22、搬送ローラー25、レジストローラー26、排紙ローラー27、及び原稿排紙トレイ28を備える。
レジストローラー26と排紙ローラー27との間には、図2に示すように、読取用開口部OPが形成されている。読取用開口部OPは、帯状の開口であって、ADF20の底部、つまり読取部30の流し読みの位置の対向部に副走査方向(原稿搬送方向)に所定幅で設けられている。ADF20によって搬送される原稿MSの表面は、当該読取用開口部OPにおいて読取部30に向けて露出する。
原稿排出トレイ28は、排紙ローラー27から供給された原稿MSを収容する収容部である。
図3は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置の機械構成を示す図である。
読取部30は、図2及び図3に示すように、第1のプラテンガラス31、第2のプラテンガラス32、白色基準板33、キャリッジ34、光学系ユニット35、集光レンズ36、CCD(Charge Coupled Device)センサー37、キャリッジ検出部38を備えている
。なお、第2のプラテンガラス32は、特許請求の範囲における原稿台の一例となる。また、CCDセンサーは、特許請求の範囲における受光部の一例となる。読取部30は、ADF20により搬送された原稿MS、またはユーザーにより第2のプラテンガラス32上に載置された原稿MSを主走査方向に読み取る。
白色基準板33は、第1のプラテンガラス31と第2のプラテンガラス32との間に設けられた白色板である。白色基準板33は、シェーディング補正時に読み取られ、読み取られた画像データが白色基準データとしてシェーディング補正に用いられる。
キャリッジ34は、第2のプラテンガラス32に載置された原稿に光を照射するLED(Light Emitting Diode)34Aと、原稿MSにより反射された光を後述するミラー35Aに向けて反射するミラー34Cと、を支持する。LED34Aは、特許請求の範囲における光源の一例となる。ミラー34Cは、特許請求の範囲における反射部の一例となる。キャリッジ34は、レールに沿って主走査方向と直交する副走査方向に往復移動可能に設けられている。キャリッジ34には、図3に示すように、主走査方向の一方(奥側)の端に遮光板が設けられている。遮光板34Bは、後述するキャリッジ検出部38(PI(Photo Interrupter)センサー)によってキャリッジ34の位置を検出するために設けられ
たものである。遮光板34Bは、キャリッジ検出部38において上下方向に対向するように設けられた発光部38Aと受光部38Bとの間をキャリッジ34による移動に伴って通過するように設けられている。
光学系ユニット35は、ミラー35Aと、ミラー35Bとを備えている。ミラー35Aは、キャリッジ34のミラー34Cが反射させた光を受けて、さらに略垂直下方に方向転換させる。ミラー35Bは、ミラー35Aが反射させた光を、さらに略水平に方向転換させて、CCDセンサー37の方向に導く。これらミラー35A及びミラー35Bは、図示しない支持部材に固定されている。
図4は、本発明の一実施形態における読取部内部の機械構成を示す模式図である。
キャリッジ34は、様々な位置に移動する。キャリッジ34は、第2のプラテンガラス32上に載置された原稿MSが読み取られる場合には、図4に示す読取開始位置SPから読取終了位置EPに移動する。なお、当該読取開始位置SPは、読取部30が読取動作を開始する副走査方向一方側の位置であって、例えば、読み取りのために第2のプラテンガラス32上の原稿載置指定位置に載置される原稿の副走査方向における端部の位置である。なお、当該読取終了位置EPは、読取部30が読取動作を終了する副走査方向他方側の位置であって、例えば、第2のプラテンガラス32に載置可能とされている最も大きな原稿の副走査方向における端部の位置よりも一定距離だけ上記読取開始位置SPから原稿外側へ離れた位置である。
キャリッジ34は、原稿MSの読み取りが行われるときに、第2のプラテンガラス32の下方において副走査方向の右方向に移動する。この結果、原稿MSから順次得られる光は、キャリッジ34に支持されたミラー34Cに反射され、集光レンズ36に入射する。
集光レンズ36は、上記ミラーから入射する光を集光してCCDセンサー37の受光面に結像させる。CCDセンサー37は、受光した光を電気信号に光電変換する。
キャリッジ検出部38は、読取部30が読取動作を開始する副走査方向一方側の読取開始位置SPにあるキャリッジ34を検出する。キャリッジ検出部38は、特許請求の範囲におけるセンサーの一例となる。図4では、キャリッジ検出部38は読取開始位置SPよりも若干読取終了位置EP側に配置されており、キャリッジ34が読取開始位置SP付近に戻ってきたことを検出する。なお、キャリッジ検出部38は読取開始位置SPにあるキャリッジ34さえ検出できればよく、例えば読取開始位置SPと同じ位置に配置されていても良く、また例えば読取開始位置SPよりも第1のプラテンガラス31側に配置されていても良い。
キャリッジ検出部38は、キャリッジ34に設けられた遮光板34Bの奥側に設けられ、発光部38Aと受光部38Bとが当該遮光板34Bの上下に対向するように設けられたPIセンサーである。キャリッジ検出部38は、キャリッジ34の移動に伴って発光部38Aと受光部38Bとの間を通過する遮光板34Bを検出し、検出結果を示す検出信号を制御ユニット10に出力する。例えば、キャリッジ検出部38は、遮光板34Bが発光部38Aと受光部38Bとの間に位置している場合には、検出信号としてオン状態の信号を出力し、一方、遮光板34Bが発光部38Aと受光部38Bとの間から外れて位置している場合には、オフ状態の信号を出力する。キャリッジ検出部38は、キャリッジ34が読取開始位置SP付近に位置する場合には、オン状態の信号を制御ユニット10に出力する。
図5は、画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
画像形成装置1は、制御ユニット10、画像読取装置2、画像形成部12、画像メモリー320、HDD92、定着部13、移動機構93、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91等を備える。尚、図1を用いて説明した構成要素と同じものには同じ番号を付し、説明を省略する。
画像メモリー320は、読取部30による読取で得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存したりする領域である。
HDD92は、読取部30によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。
移動機構93は、モーター70と、モーター駆動回路700と、を備える。モーター70は、キャリッジ34に駆動力を付与する。モーター駆動回路700は、制御部100による指令の下、モーター70に駆動パルスを付与することでモーター70を駆動する。モーター駆動回路700は、制御部100による指令の下、モーター70を正回転させてキャリッジ34を往動作させたり、モーター70を逆回転させてキャリッジ34を復動作させたりする。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内又はインターネット上のパーソナルコンピューター等の外部装置200と種々のデータの送受信を行う。
制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用の
ハードウェア回路等から構成される。制御ユニット10は、制御部100、距離情報記憶部111、第1移動距離計測部112、第2移動距離計測部113、及び判断部114を備える。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動制御を司る。制御部100は、読取部30に第2のプラテンガラス32上の原稿の読取動作を行わせるときに、モーター駆動回路700を駆動してモーター70を正回転させてキャリッジ34を読取開始位置SPから読取終了位置EPまで移動させた後、モーター駆動回路700を駆動してモーター70を逆回転させて再び読取開始位置SPまで移動させる往復移動を行わせる。
距離情報記憶部111は、キャリッジ34が読取開始位置SPから読取終了位置EPまでの往路を移動する往路移動距離と、キャリッジ34が読取終了位置EPから読取開始位置SPまでの復路を移動する復路移動距離とを予め記憶する。具体的に、距離情報記憶部111は、当該往路を移動するのにかかるモーター70に付与される駆動パルスのパルス数を当該往路移動距離として記憶する。また、距離情報記憶部111は、キャリッジ34が当該復路移動距離を移動するのにかかるモーター70に付与される駆動パルスのパルス数を当該復路移動距離として記憶する。
第1移動距離計測部112は、制御部100がキャリッジ34に往復移動を行わせるときにおけるキャリッジ34の移動距離の第1移動距離を計測する。具体的に、第1移動距離計測部112は、モーター70に付与される駆動パルスのパルス数を第1移動距離として計測する。
第2移動距離計測部113は、制御部100がモーター駆動回路700を駆動してモーター70を逆回転させることによってキャリッジ34を方向転換させて読取開始位置SPの方向に移動させるときに、キャリッジ34が方向転換した方向転換位置からキャリッジ34がキャリッジ検出部38により検出されるまでにキャリッジ34が移動する移動距離である第2移動距離を計測する。具体的に、第2移動距離計測部113は、モーター70に付与される駆動パルスのパルス数を第2移動距離として計測する。
判断部114は、読取開始位置SPの方向に移動してきたキャリッジ34がキャリッジ検出部38により検出されたときに、第1移動距離計測部112により計測された第1移動距離が往路移動距離及び復路移動距離の合計移動距離よりも小さく、且つ、第2移動距離計測部113により計測された第2移動距離が復路移動距離よりも小さい場合には、LED34A及びミラー34Cを支持するキャリッジ34が往路を移動しているときに動作不良が発生したと判断する。
制御部100は、読取部30に第2のプラテンガラス32上の原稿の読取動作を行わせているときに、判断部114によりキャリッジ34が往路を移動しているときに動作不良が発生したと判断されたときには、モーター駆動回路700を駆動してキャリッジ34を読取開始位置SPに移動させた後、モーター駆動回路700にキャリッジ34の往復動作を実行させる。
制御部100は、画像読取装置2、画像形成部12、画像メモリー320、HDD92、定着部13、移動機構93、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91等と接続され、これら各部の制御を行う。
制御ユニット10は、画像処理プログラムに従った動作により、制御部100として機能する。但し、当該制御部100は、制御ユニット10による画像処理プログラムに従った動作によらず、それぞれハード回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
次に、図6及び図7を参照しながら、LED34A及びミラー34Cを支持するキャリッジ34が移動しているときの動作不良判断の流れを説明する。図6は、LED34A及びミラー34Cを支持するキャリッジ34が移動しているときの動作不良判断の動作を説明するフローチャートである。図7は、原稿の読取動作中にキャリッジの移動動作に不良が発生した状態を説明する図である。
まず、ユーザーは第2のプラテンガラス32上に原稿をセットして、プラテンカバー21を閉じ、操作部47を操作して原稿の読取開始の指示を与えると、制御部100は、モーター駆動回路700を駆動してキャリッジ34を読取開始位置SPに配置し、キャリッジ検出部38は、読取開始位置SPにあるキャリッジ34を検出し、オン状態の信号を出力する。オン状態の信号を受けた制御部100は、モーター70に付与される駆動パルスをモーター駆動回路700に出力する。モーター駆動回路700が、制御部100の指令の下でモーター70を正回転させると、図7(A)に示すようにキャリッジ34が読取終了位置EPの方向に向けて動き出し、読取部30が原稿の読取動作を開始する(図6のS1)。また、キャリッジ検出部38からオン状態の信号を受けた第1移動距離計測部112は、キャリッジ34の第1移動距離(モーター70に付与される駆動パルスのパルス数)の計測を開始する。
その後、制御部100がモーター駆動回路700を駆動してモーター70を逆回転させることによってキャリッジ34を読取開始位置SPの方向に向けて方向転換させる(S2)。この方向転換動作を受けた第2移動距離計測部113は、キャリッジ34の第2移動距離(モーター70に付与される駆動パルスのパルス数)の計測を開始する。
そして、キャリッジ検出部38が読取開始位置SPにあるキャリッジ34を検出すると、オン状態の信号を出力する。この信号を受けた判断部114は、第1移動距離計測部112により計測された第1移動距離が往路移動距離及び復路移動距離の合計移動距離よりも小さいか判断する(S3)。判断部114により第1移動距離が合計移動距離以上と判断された場合(S3でNO)、判断部114は、LED34A及びミラー34Cを支持するキャリッジ34が往路及び復路を移動しているときに動作不良が発生しなかったと判断する。そして、制御部100は、処理を終了させる指示を受け付け、本実施形態の判断動作を終了させる。
判断部114は、第1移動距離が往路移動距離及び復路移動距離の合計移動距離よりも小さい場合(S3でYES)、キャリッジ34が往路を移動しているときの動作不良、又は、キャリッジ34が復路を移動しているときの動作不良のいずれかが発生したと判断する。
そして更に、判断部114は、第2移動距離計測部113により計測された第2移動距離が復路移動距離よりも小さいか判断する(S4)。ここで、図7(B)に示すようにキャリッジ34が読取終了位置EPの手前で動作不良を発生したときは図7(C)に示すように方向転換しており読取終了位置EPまで辿り着いていないので、判断部114は、第2移動距離が復路移動距離よりも小さい場合(S4でYES)、キャリッジ34が往路を移動しているときに動作不良が発生したと判断する(S5)。この判断を受けた制御部100は、モーター駆動回路700を駆動して図7(D)に示すようにキャリッジ34を読取開始位置SPに移動させ(S6)、この後、処理をS1に戻して、モーター駆動回路700にキャリッジ34の往復動作を実行させて、読取部30に原稿の読取動作を再開させる。なお、キャリッジ34が往路を移動しているときに動作不良が発生することで読取部30による原稿の読み取りが中断され、HDD92に記憶されている読取途中の画像は制御部100によって破棄される。さらに、読取部30により当該原稿のページが最後まで読み取られていても、判断部114によりキャリッジ34が往路を移動しているときに動作不良が発生していると判断された場合は、制御部100は当該原稿の画像を破棄する。
一方、S4で第2移動距離が復路移動距離以上の場合(S4でNO)、キャリッジ34が読取終了位置EPに辿り着いた後に当該読取終了位置EPで方向転換したことになるので、判断部114は、キャリッジ34が往路を移動しているときの動作不良が発生しなかったと判断する(S7)。そして、制御部100は、処理を終了させる指示を受け付け、本実施形態の判断動作を終了させる。
本実施形態では、読取部30による原稿の読み取りが行われる往路をキャリッジ34が移動しているときの動作不良が発生したことが判断部114により判断された場合、制御部100は、キャリッジ34を停止後、読取開始位置SPに移動させ、モーター駆動回路700にキャリッジ34の往復動作を実行させて、読取部30に原稿の読取動作を再開させる。
そのため、本実施形態では、読取部30が読取動作中にキャリッジ34が移動しているときの動作不良が発生した場合に、キャリッジの動作が一旦停止された後、キャリッジ34が読取開始位置SPに移動されて、読取部30による読取動作が再開されるので、従来のようにキャリッジの動作が一旦停止された後も停止位置から原稿の読取が再開されてしまい、当該読み取られた画像が異常画像になってしまうことを防止できる。
また、従来は、キャリッジ34が移動しているときの動作不良が発生した場合に、読取部30による読取動作が再開されるにあたって、ユーザーが第2のプラテンガラス32上に原稿をセットし直したり、操作部47を操作して読取ジョブの実行指示を入力し直したりする必要があったが、本実施形態では、キャリッジ34が移動しているときの動作不良が発生した場合に、読取部30による読取動作が再開されるにあたって、キャリッジ34が読取開始位置SPに移動されるので、ユーザーが第2のプラテンガラス32上に原稿をセットし直したり、操作部47を操作して読取ジョブの実行指示を入力し直したりする必要がない。
なお、図1乃至図7を用いて上記各実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
1 画像形成装置
2 画像読取装置
10 制御ユニット
20 ADF
30 読取部
31 第1のプラテンガラス
32 第2のプラテンガラス
34 キャリッジ
34A LED
34B 遮光板
34C ミラー
38 キャリッジ検出部
70 モーター
93 移動機構
100 制御部
111 距離情報記憶部
112 第1移動距離計測部
113 第2移動距離計測部
114 判断部
700 モーター駆動回路

Claims (2)

  1. 原稿台に載置された原稿に光を照射する光源と、当該光の反射光を受光部に向けて反射させる反射部とを支持し、主走査方向と直交する副走査方向に往復移動可能に設けられたキャリッジを有し、前記主走査方向に前記原稿の読取を行う読取部と、
    前記キャリッジを前記副走査方向に往復移動させる移動機構と、
    前記読取部が前記読取を開始する副走査方向一方側の読取開始位置にある前記キャリッジを検出するセンサーと、
    前記読取部に前記原稿の前記読取を行わせるときに、前記移動機構に前記キャリッジを前記読取開始位置から副走査方向他方側の読取終了位置までの往路を移動させた後、前記読取終了位置から前記読取開始位置までの復路を移動させる往復移動を行わせる制御部と、
    前記キャリッジが前記往路を移動する往路移動距離と、前記キャリッジが前記復路を移動する復路移動距離とを予め記憶する距離情報記憶部と、
    前記制御部が前記キャリッジに前記往復移動を行わせるときにおける前記キャリッジの移動距離の第1移動距離を計測する第1移動距離計測部と、
    前記制御部が前記キャリッジを方向転換させて前記読取開始位置の方向に移動させるときに、前記キャリッジが方向転換した方向転換位置から前記キャリッジが前記センサーにより検出されるまでに前記キャリッジが移動する移動距離である第2移動距離を計測する第2移動距離計測部と、
    前記読取開始位置の方向に移動してきた前記キャリッジが前記センサーにより検出されたときに、前記第1移動距離計測部により計測された前記第1移動距離が前記往路移動距離及び前記復路移動距離の合計移動距離よりも小さく、且つ、前記第2移動距離計測部により計測された前記第2移動距離が前記復路移動距離よりも小さい場合には、前記キャリッジが前記往路を移動しているときに動作不良が発生したと判断し、前記第1移動距離が前記合計移動距離以上であるか、又は、前記第2移動距離が前記復路移動距離以上である場合には、前記キャリッジが前記往路を移動しているときに動作不良が発生しなかったと判断する判断部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記読取部に前記原稿の前記読取動作を行わせているときに、前記判断部により前記キャリッジが前記往路を移動しているときに動作不良が発生したと判断されたときには、当該読取動作で読み取られた当該原稿の画像を破棄し、前記移動機構に前記キャリッジを前記読取開始位置に移動させた後、前記移動機構に前記往復動作を実行させて、前記読取部による前記原稿の読取を再度行わせ、
    前記読取部に前記原稿の前記読取動作を行わせているときに、前記判断部により前記キャリッジが前記往路を移動しているときに動作不良が発生しなかったと判断されたときには、当該読取動作で読み取られた当該原稿の画像を破棄することなく、前記読取部による前記原稿の再度の読取を行わない画像形成装置。
  2. 前記移動機構は、
    前記キャリッジに駆動力を付与するモーターと、
    前記モーターに駆動パルスを付与することで前記モーターを駆動するモーター駆動回路と、を備え、
    前記距離情報記憶部は、
    前記キャリッジが前記往路を移動するのにかかる前記モーターに付与される前記駆動パルスのパルス数を前記往路移動距離として記憶するとともに、
    前記キャリッジが前記復路を移動するのにかかる前記モーターに付与される前記駆動パルスのパルス数を前記復路移動距離として記憶し、
    前記第1移動距離計測部は、
    前記制御部が前記キャリッジに前記往復移動を行わせるときに、
    前記モーターに付与される前記駆動パルスのパルス数を前記第1移動距離として計測し、
    前記第2移動距離計測部は、
    前記制御部が前記キャリッジを方向転換させて前記読取開始位置の方向に移動させるときに、
    前記モーターに付与される前記駆動パルスのパルス数を前記第2移動距離として計測する請求項1に記載の画像形成装置。
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