JP6244264B2 - 電気加熱式触媒体 - Google Patents

電気加熱式触媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6244264B2
JP6244264B2 JP2014106299A JP2014106299A JP6244264B2 JP 6244264 B2 JP6244264 B2 JP 6244264B2 JP 2014106299 A JP2014106299 A JP 2014106299A JP 2014106299 A JP2014106299 A JP 2014106299A JP 6244264 B2 JP6244264 B2 JP 6244264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode layer
outer skin
electrically heated
mass
honeycomb body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014106299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015085313A (ja
Inventor
牧野 太輔
太輔 牧野
将典 高田
将典 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014106299A priority Critical patent/JP6244264B2/ja
Priority to DE201410218869 priority patent/DE102014218869A1/de
Publication of JP2015085313A publication Critical patent/JP2015085313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6244264B2 publication Critical patent/JP6244264B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J35/00Catalysts, in general, characterised by their form or physical properties
    • B01J35/50Catalysts, in general, characterised by their form or physical properties characterised by their shape or configuration
    • B01J35/56Foraminous structures having flow-through passages or channels, e.g. grids or three-dimensional monoliths
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/18Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control
    • F01N3/20Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control specially adapted for catalytic conversion ; Methods of operation or control of catalytic converters
    • F01N3/2006Periodically heating or cooling catalytic reactors, e.g. at cold starting or overheating
    • F01N3/2013Periodically heating or cooling catalytic reactors, e.g. at cold starting or overheating using electric or magnetic heating means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

本発明は、ハニカム体と、その外皮部に配置された一対の電極層とを有する電気加熱式触媒体に関する。
自動車等の排気管には、例えば、Pt、Pd、Rh等の排ガス浄化用触媒が担持されたハニカム体が用いられる。その触媒の活性化のためには、少なくとも400℃程度の加熱が必要となる。そのため、セラミックスからなるハニカム体の表面に金属からなる一対の電極を設け、これらの電極間に通電を行ってハニカム体を加熱する電気加熱式触媒体(EHC)が開発されている。このような金属とセラミックスとの接合体からなるEHCにおいては、金属とセラミックスとの熱膨張差によって起こりうる割れを防止することが求められる。また、EHCにおいては、使用に伴う電気抵抗の変化を小さくするという電気的接合の信頼性の向上も求められる。そこで、例えば特許文献1には、ハニカム体の表面に金属層からなる電極を設け、電極とハニカム体との境界部に金属シリサイドからなる拡散層を形成したハニカム構造体が開示されている。
特開2011−246340号公報
しかしながら、上記従来の構成のハニカム構造体においては、より高温環境下に晒されると、接合部にクラックが発生して電極が剥がれたり、電気抵抗変化率が大きくなったりするおそれがある。近年、地球環境の保護に基づいた排ガス規制の強化によって、排気ガスのさらなる高温化が求められている。そのため、EHCは従来よりもさらに高温環境下に晒されることとなる。より具体的には、従来は、例えば室温〜950℃という冷熱サイクルでの使用が想定されていたが、近年では、室温から1000℃を超える温度範囲での使用が求められる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであって、室温から1000℃を超える高温域までの冷熱サイクルを繰り返し行っても電極層の剥がれを防止することができると共に、電気抵抗の変化率を小さくすることができる電気加熱式触媒体を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、セル形成部と、該セル形成部の周囲を覆う外皮部とを有するハニカム体と、
該ハニカム体の上記外皮部の外周面において互いに対向配置された一対の電極層を有する被覆部とを有し、
上記ハニカム体は、SiC又はSiC−Si複合材を主成分とする多孔質セラミックスからなり、
上記電極層は、60〜70質量%のSi、又は合計60〜70質量%のSiとSiCを含有すると共に、残部がAl及び不可避的不純物からなり、
上記ハニカム体は、上記セル形成部の周囲を覆う円筒形状の上記外皮部を有し、一対の上記電極層は、上記外皮部の上記外周面において径方向に相互に対向配置されており、上記各電極層には、その周方向中央部に、SiC−Si複合材を主成分とする中央電極層がそれぞれ配設されており、該中央電極層は、その外表面を上記電極層から露出させつつ上記電極層に部分的に埋設されており、上記電極層の周方向両端は、上記中央電極層の周方向両端よりも周方向に延設されていることを特徴とする電気加熱式触媒体にある。
上記電気加熱式触媒体は、上記特定組成の多孔質セラミックスからなるハニカム体の上記外皮部に、上記特定組成の電極層が接合している。そのため、上記電気加熱式触媒体は、例えば室温から1000℃を超える高温域までの冷熱サイクルを何度も繰り返し行うという過酷な使用環境下においても、電極層の剥がれを防止することができる。また、上記電気加熱式触媒体は、上記冷熱サイクルを繰り返し行っても、1000℃を超える高温環境下に長時間晒しても電気抵抗の変化率を小さくすることができる。即ち、上記電気加熱式触媒体は、機械的接合信頼性及び電気的接合信頼性に優れている。
実施例1〜3における電気加熱式触媒体の斜視図。 図1におけるII−II断面図。 実施例1〜3における電気加熱触媒体の外皮部周辺の拡大断面図。 実施例3におけるハニカム体の外皮部と電極層との界面における拡散領域を示す説明図。 実施例3における拡散領域の形成幅と抵抗変化率との関係を示す説明図。 実施例4における電気加熱式触媒体の斜視図。 図6におけるVII−VII断面図。 実施例4における電気加熱触媒体の外皮部周辺の拡大断面図。 実施例4における、導電ペーストを介してハニカム体の外皮部に中央電極層を付着させた構成を示すハニカム体の部分拡大断面図。 実施例4における、中央電極層の周方向両端から周方向の所定領域においてハニカム体の外皮部に導電ペーストを塗布した構成を示すハニカム体の部分拡大断面図。 実施例4における、中央電極層に導電ペーストを介して電極端子を付着させた構成を示すハニカム体の部分拡大断面図。 実施例5における、電気加熱触媒体の外皮部周辺の拡大断面図。 実施例6におけるハニカム体の外皮部と中間層との界面における拡散領域を示す説明図。 実施例6における拡散領域の形成幅と抵抗変化率との関係を示す説明図。
上記電気加熱式触媒体(EHC)において、ハニカム体のセル形成部は、例えば格子状に配された多孔質の隔壁と、該隔壁に囲まれてハニカム体の軸方向に形成された複数のセルとにより構成することができる。セル形状は、三角形、四角形、六角形、八角形等の多角形を採用することができる。また、セル形状は、円形にすることもできる。多孔質セラミックスからなるハニカム体の気孔率は例えば10〜70%とすることができる。
また、EHCにおいては、ハニカム体のセル形成部における隔壁やその細孔内に排ガス浄化用の触媒を担持させることができる。触媒としては、例えばPt、Pd、Rh等からなる三元触媒を採用することができる。ハニカム体の全体形状は、例えば円柱、多角柱等の柱状にすることができる。この全体形状に合わせて外皮部に形状は、例えば円筒、多角筒等の筒状にすることができる。
EHCは、ハニカム体の外皮部に、一対の電極層を有する被覆部を有する。電極層は、Si、又はSiとSiCを上記所定量含有すると共に、Alを少なくとも含有する。また、電極層は、さらにW及び/又はFeを所定量以下含有することができる。また、電極層は、不可避的不純物の含有を許容する。即ち、電極層においては、Siの含有量又はSiとSiCとの合計含有量が60〜70質量%であり、Wの含有量が12質量%以下(0を含む)であり、Feの含有量が14質量%以下(0を含む)であり、残部がAlと不可避的不純物からなるという組成にすることができる。不可避的不純物の含有量は0であってもよい。また、電極層の厚みは、本発明の上述の作用効果を損ねない範囲内において適宜調整することができ、例えば0.05〜1mmにすることができる。
Si、Al等の電極層を構成する成分の含有量は、製造時における配合割合から求めることができる。また、これらの成分の含有量は、エネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX)及び電子線マイクロアナライザー(EPMA)を併用することにより求めることができる。
被覆部において、電極層は、例えば後述の実施例1〜4に示すようにハニカム構造体の外皮部に直接接合させることができる。また、後述の実施例5及び6に示すように、電極層と外皮部との間に例えば中間層等の他の層を配置することもできる。
(実施例1)
次に、電気加熱式触媒体の実施例について図1〜図3を参照して説明する。
図1〜図3に示すごとく、本例の電気加熱式触媒体1(以下、EHC1という)は、ハニカム体2と、その外皮部22の外周面221において互いに対向配置された一対の電極層3とを有する。以下、詳細に説明する。
本例のEHC1において、ハニカム体2は、円柱状であり、SiCにSiが含浸されたSiC−Si複合材を主成分とする多孔質セラミックスからなる。ハニカム体2は、セル形成部21と、その周囲を覆う円筒状の外皮部22とを有する。セル形成部21は、四角形格子状に配された多孔質の隔壁211と、その隔壁211に囲まれてハニカム体2の軸方向に形成された多数のセル212とからなる。
多孔質の隔壁211及びその細孔内には、排ガス浄化用の触媒(図示略)が担持されている。触媒としては、例えばPt、Pd、Rh等の貴金属からなる三元触媒を用いることができる。ハニカム体2には、その軸方向における一方の端面28から排ガスを流入させ、セル212内を通過して浄化された排ガスを軸方向における他方の端面29から排出させることができる。
ハニカム体2の外皮部22における外周面221には、一対の電極層3を有する被覆部7が設けられている。これらの電極層3は、ハニカム体2の径方向において相互に対向する位置に配設されている。各電極層3は、ハニカム体2の外皮部22の外周面221に沿って周方向に均一な厚みで形成されている。本例における電極層3の厚みは0.5mmである。電極層3は、ハニカム体の径方向に所定の幅で形成されると共に、軸方向に所定の長さで形成されており、瓦状である。
電極層3は、少なくともSiを含有し、残部がAlと不可避的不純物からなる。電極層3は、ハニカム体2の外周面221に導電ペーストを焼き付けることにより形成されており、外皮部22に接合されている。EHC1においては、一対の電極層3間に通電を行うことにより、ハニカム体2に担持された触媒を加熱することができる。
次に、本例のEHC1の製造方法について説明する。
まず、焼成後にSiC−Si複合材を生成するセラミックス材料を押出成形等によりハニカム構造に成形し、成形体を乾燥後、焼成することによりハニカム体2を作製した。次いで、Si粉末とAl粉末とを合金化した後、その合金粉末とバインダと水とを混合して導電ペーストを作製した。この導電ペーストをハニカム体2の外皮部の外周面に均一な厚みで塗布した。このときゴム型等を用いて成形を行うことにより、所望の厚み及び形状にて導電ペーストを塗布することができる。導電ペーストは、焼成後にハニカム体の外周面において互いに対向する位置に電極層が形成されるように塗布した。
次いで、塗布した導電ペーストを十分に乾燥させた後、1100℃で1時間焼成した。これにより、バインダ及び水等を蒸発あるいは焼失させると共に、導電ペーストを焼結させ、ハニカム体2の外周面221にSiとAlとを少なくとも含有する一対の電極層3を形成した。本例においては、電極層3の組成が後述の表1に示す割合となるように、導電ペーストにおけるSi粉末とAl粉末との配合割合を変更して、複数のEHC(試料X1〜X6)を作製した。
また、本例においては、ハニカム体2の外周面221に、SiとSiCとAlとを少なくとも含有する一対の電極層3を有するEHC1を作製した。具体的には、電極層3の組成が後述の表2に示す割合となるように、Si粉末とSiC粉末とAl粉末とを配合した導電ペーストを用いた点を除いては上述の試料X1〜X6と同様にして複数のEHC1(試料X7〜X12)を作製した。
なお、表1及び表2においては、不可避的不純物の含有量の表示を省略している。この省略は、後述の実施例2における表3及び表4についても同様である。
次いで、各試料(試料X1〜X12)について、下記のようにして機械的接合信頼性及び電気的接合信頼性の評価を行った。その結果を表1及び表2に示す。
「機械的接合信頼性」
各試料を温度1050℃で2分間加熱し、次いで常温(25℃)で2分間保持するという冷熱サイクルを1サイクルとし、この冷熱サイクルを合計2000サイクル繰り返し行った(冷熱サイクル試験)。次いで、各試料について、電極層の剥離を目視にて観察した。電極層に剥離が認められなかった場合を「○」として評価し、電極層に剥離が認められた場合を「×」として評価した。
「電気的接合信頼性」
各試料を温度1050℃の高温炉に100時間放置した(高温放置試験)。次いで、さらに、上述の冷熱サイクル試験を行った。そして、高温放置試験及び冷熱サイクル試験を行う前と後の電気抵抗を測定し、その変化率(抵抗変化率:%)を測定した。電気抵抗は、一対の電極層3間に電圧を印加し、0.1Aの一定の電流を流して4端子法により測定した。抵抗変化率が5%以下の場合を「◎」と評価し、5%を超えかつ10%未満の場合を「○」と評価し、10%以上かつ100%未満の場合を「△」と評価し、100%以上の場合を「×」として評価した。
Figure 0006244264
Figure 0006244264
表1及び表2より知られるごとく、試料X4、X5、X10、X11は、室温から1050℃という超える高温域までの冷熱サイクルを何度も繰り返し行うという過酷な使用環境下においても、電極層の剥がれを防止することができた。即ち、これらの試料は、機械的接合信頼性に優れていた。また、これらの試料は、冷熱サイクルを上述のように繰り返し行っても、高温環境下に長時間晒しても電気抵抗の変化率を小さくすることができた。即ち、これらの試料は、電気的接合信頼性に優れていた。一方、試料X1〜X3、試料X6〜9、試料X12は、機械的接合信頼性及び電気的接合信頼性のいずれかが不十分であった。
このように、60〜70質量%のSi、又は合計60〜70質量%のSiとSiCを含有すると共に、残部がAl及び不可避的不純物からなる一対の電極層3がハニカム体2の外皮部22に接合したEHC1は、優れた機械的接合信頼性と電気的接合信頼性とを兼ね備える。なお、本例においては、SiC−Si複合材からなる多孔質のハニカム体2について検討を行っているが、SiCからなる多孔質のハニカム体を用いても同様の結果が得られる。
(実施例2)
次に、Si、Alと共に、さらにW又はFeを含有する電極層を有するEHC1の例について説明する。本例におけるEHC1は、電極層3の組成が異なる点を除いては実施例1と同様の構成を有する(図1〜図3参照)。
具体的には、電極層3の組成が後述の表3に示す割合となるようにAlとW、又はAlとFeを合金化した後、その合金粉末とSi粉末とバインダと水とを配合して導電ペーストを作製した点を除いては、上述の実施例1における試料X1〜X6と同様にして複数のEHC1(試料X13〜X19)を作製した。
また、電極層3の組成が後述の表4に示す割合となるようにAlとW、又はAlとFeを合金化した後、その合金粉末とSi粉末とバインダと水とを混合して導電ペーストを作製した点を除いては、上述の実施例1における試料X1〜X6と同様にして複数のEHC1を(試料X20〜X26)を作製した。
次いで、各試料(試料X13〜X26)について、実施例1と同様にして電気的接合信頼性の評価を行った。その結果を表3及び表4に示す。
Figure 0006244264
Figure 0006244264
表3及び表4より知られるごとく、電気的接合信頼性の観点から、電極層3におけるWの含有量は12質量%以下であることが好ましく、Feの含有量は14質量%以下であることが好ましいことがわかる。また、電気的接合信頼性をより向上させるためには、電極層3におけるWの含有量は4質量%以上であることがより好ましく、Feの含有量は10質量%以上であることがより好ましい。
また、電極層3においては、AlとW又はAlとFeが合金を形成していることが好ましい。この場合には、電極層3の耐熱性をより向上させることができる。合金の形成は、例えばEDXにより確認することができる。また、合金の形成は、AlとW又はAlとFeを合金化した後、その合金粉末とSi粉末とバインダと水とを混合した導電ペーストを用いることにより実現することができる。なお、試料X13〜X18及び試料X20〜X25については、実施例1と同様に機械的接合信頼性の評価も行っているが、その結果が全て「○」となったため、表中への記載を省略している。
(実施例3)
本例は、ハニカム体の外皮部と被覆部の界面、より具体的には外皮部と電極層との界面に存在する拡散領域の形成幅と抵抗変化率との関係を調べる例である。
即ち、図3及び図4に示すごとく、ハニカム体2の外周面221にSiとAlとを少なくとも含む電極層3が接合したEHC1においては、電極層3の構成成分であるAlが外皮部22と電極層3との界面222からハニカム体2の外皮部22内に拡散した拡散領域225が存在する。界面222からの拡散領域225の形成幅は、例えば電極層3におけるAlの配合割合、電極層3の焼成温度、焼成時間などを調整することにより制御することができる。
本例において、電極層3としては、SiとAlとWとを少なくとも含有するSi−Al−W系電極、又はSiとAlとFeとを少なくとも含有するSi−Al−Fe系電極をそれぞれ形成した(実施例2参照)。そして、電極層3におけるAlの含有率を変更することにより、拡散領域225の形成幅の異なる複数のEHC1を作製した。Si−Al−W系電極におけるWの含有量は10質量%とし、Si−Al−Fe系電極におけるFeの含有量は12質量%とした。EHC1の具体的な製造方法は、実施例1及び2を参照する。本例におけるEHC1は、電極層3の組成が異なり、拡散領域225の形成幅が異なる点を除いては実施例1と同様の構成を有する(図1〜図4参照)。
次に、本例において作製した複数のEHC1について、拡散領域225の形成幅を測定した。拡散領域225は、接合界面222をEDXにより分析し、ハニカム体2の外皮部22内において、ハニカム体2の構成成分であるSiと、電極層3から拡散したAlとが共存する領域として確認することができる(図4参照)。そして、所定倍率のEDX分析により、ハニカム体2の外周面221からの径方向における拡散領域225の最大幅(図4におけるWmax)を測定した。接合界面222における任意の10箇所について、倍率1000倍のEDX分析を行うことにより、拡散領域225の最大幅をそれぞれ求め、これらの平均値を拡散領域225の形成幅とした。なお、EDX分析は、(株)堀場製作所製のS−8439を用いて行った。
また、拡散領域225の形成幅が明かとなった各EHC1について、電気抵抗の変化率を測定した。電気抵抗変化率は、上述の実施例1における電気接合性信頼性の評価と同様の方法により行った。そして、拡散領域の形成幅と抵抗変化率との関係を図5に示す。
図5より知られるごとく、拡散領域225の形成幅を所定の範囲に制御することにより、抵抗変化率を抑制できることがわかる。同図より知られるごとく、拡散領域の形成幅は20〜80μmであることが好ましい。この場合には、10%未満という非常に小さな抵抗変化率を実現することが可能になる。なお、既述の実施例1及び2において作製したEHC(試料X1〜X26)についても、本例と同様に、ハニカム体2の外皮部22に拡散領域225が存在することをEDXにより確認している。
また、本例や先行する実施例1及び2においては、電極層3は、外皮部22の外周面221に直接接合されている。この場合には、電極層3と外皮部22との間に例えば後述する実施例5において示される中間層等の他の層を形成する必要がない。そのため、EHC1の製造工程が少なくなり、EHC1の製造が容易になる。
(実施例4)
本例は、電極層と中央電極層とセラミックス電極端子とを有するEHCの例について説明する。
図6〜図8に示すごとく、本例のEHC1においては、実施例1と同様に、ハニカム体2の外皮部22の外周面221に一対の電極層3がそれぞれ形成されている。これらの電極層3の周方向中央部31には、中央電極層4がそれぞれ配設されている。一対の中央電極層4は、一対の電極層3と同様に、互いに対向する位置に配置されている。電極層3及び中央電極層4は、ハニカム体2の外周方向に所定の幅でそれぞれ形成されると共に、軸方向に所定の長さで形成されている。即ち、電極層3及び中央電極層4は、それぞれ周方向中央部31、41が湾曲した板状、即ち瓦状である。電極層3の周方向中央部31と中央電極層4の周方向中央部41とは、ハニカム体2の径方向の延長上に位置している。
中央電極層4は、その外表面42を電極層3から露出させつつ電極層3に部分的に埋設されている。中央電極層4は、1mmという均一な厚みを有している。電極層3の厚みは、中央電極層4が埋設された部分が0.1mmであり、それ以外の部分(露出した部分)が0.5mmである。電極層3は、実施例1と同様に、60〜70質量%のSi、又は合計60〜70質量%のSiとSiCを含有すると共に、残部がAl及び不可避的不純物からなる組成で構成されている。電極層3は、実施例2のようにW又はFeを含有していてもよい。また、中央電極層4はSiC−Si複合材からなる。
図7及び図8に示すごとく、電極層3の周方向両端35は、中央電極層4の周方向両端45よりもそれぞれ周方向に延設されている。即ち、図8に示すごとく、電極層3の周方向における幅は中央電極層4よりも大きいため、周方向両端部35は、周方向両端部45よりも所定幅Wだけ周方向に伸びた位置となる。
また、図6〜図8に示すごとく、中央電極層4には、セラミックス電極端子5が導電性接合層51を介して接合されている。セラミックス端子5は、中央電極層4の周方向及び軸方向の中央位置に接合されている。セラミックス電極端子5は、一対の中央電極層4にそれぞれ形成されており、一対のセラミックス電極端子5は、互いに対向する位置に形成されている。セラミックス電極端子は、SiC−Si複合材からなり、円柱状である。また、導電性接合層51は、電極層3と同様の組成で形成されている。その他の構成は、実施例1と同様である。なお、本例において、実施例1と同じ符号は、実施例1と同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
次に、本例のEHC1の製造方法について説明する。
本例においては、まず、実施例1と同様にしてハニカム体2を作製した。また、SiC−Si複合体からなる瓦状の中央電極層4を作製した。次に、図9に示すごとく、導電ペースト30aを介して中央電極層4をハニカム体2の外周面221に貼り付けた。次いで、図9及び図10に示すごとく、中央電極層4の周方向両端45から周方向に伸びるように、導電ペースト30bを外周面221に塗布した。
次に、図11に示すごとく、SiC−Si複合体からなる円柱状のセラミックス端子5を作製し、導電ペースト50を介してこのセラミックス端子5を中央電極層4に貼り付けた。なお、導電ペースト30a、30b、50は、実施例1と同様の材料を用いることができる。次に、導電ペースト30a、30b、50を乾燥させた後、温度1100℃で1時間焼成した。これにより、導電ペースト30a、30b、50が焼結し、図6〜図8に示すEHC1を作製した。
次に、本例の作用効果について、説明する。
図6〜図8に示すごとく、本例のEHC1において、ハニカム体2は、円筒形状の外皮部22を有しており、軸方向に直交する断面が円形状である。したがって、ハニカム体2の外皮部22の外周面221に沿うように設けられた一対の電極層3及び一対の中央電極層4は、これらの対向方向における距離がそれぞれ場所によって異なる。例えば電極層3においては、その周方向中央部31から周方向両端35へ行ほど、一対の電極層3間の距離は短くなる。図7を参照して具体的に説明すると、一対の電極層3間の距離に関して、周方向中央部31間の距離L1よりも周方向両端部35間の距離L2の方が短くなる。これは、中央電極層4についても同様である。そのため、電極層3及び中央電極層4の周方向中央部31、41からそれぞれ周方向の外側(周方向両端35、45側)へ行くほど、各電極層3、4間に電流が流れ易い。
本例のEHC1においては、電極層3は、中央電極層4よりも電気抵抗が高い材質からなり、電極層3の周方向両端35が、中央電極層4の周方向両端45よりも周方向に延設されている(図7及び図8参照)。そのため、ハニカム体2に流れる電流の経路によって、それぞれ電極層3及び中央電極層4からなる一対の電極間の電気抵抗値が偏ることを抑制することができる。そのため、ハニカム体2に流れる電流の均一化を図ることができる。これにより、本例のEHC1においては、ハニカム2内の温度ばらつきを抑制することができる。さらにこの温度ばらつきによって生じうる熱応力を抑制するでき、ハニカム体2に割れが発生することを防止することができる。
また、本例においては、電極層3とハニカム体2とが実施例1に示す良好な組成関係で接合しているだけでなく、電極層3と中央電極層4も実施例1に示す上記組成関係で接合されている。ハニカム体2と中央電極層4とがいずれもSiC−Si複合材からなるからである。したがって、電極層3とハニカム体2だけでなく、電極層3と中央電極層4も、高い機械的接合信頼性及び電気的接合信頼性接合で接合している。
また、図7及び図8に示すごとく、本例のEHC1においては、セラミックス電極端子5が導電性接合層51を介して中央電極層4に接合されている。そして、セラミックス端子5及び中央電極層4は、いずれもSiC−Si複合材からなり、導電性接合層51は、電極層3と同様の材質にて構成されている。即ち、セラミックス端子5と導電性接合層51との間、及び導電性接合層51と中央電極層4との間においても、上述の実施例1において示した機械的接合信頼性及び電気的接合信頼性に優れた接合が形成されている。
導電性接合層51は、電極層3と同様に、SiとAlとを少なくとも含有するが、さらに所定量のW及び/又はFeを含有することができる。この場合には、実施例2において示した電極層3と同様に、導電性接合層51の電気的接合信頼性をより向上させることができる。また、導電性接合層51がW及び/Feを含有する場合には、AlとW、又はAlとFeが合金を形成していることが好ましい。この場合には、導電性接合層51の耐熱性を向上させることができる。なお、本例のEHC1は、その他にも実施例1と同様の作用効果を奏する。
(実施例5)
本例は、外皮部と電極層との間に中間層を有するEHCの例である。
図12に示すごとく、本例のEHC1は、実施例1と同様に、ハニカム体2の外皮部22の外周面221に、一対の電極層3を有する被覆部7を有している。被覆部7における外皮部22と電極層3との間には、アルミナとSiとを含有する中間層6が配設されている。即ち、中間層6が外皮部22の外周面221に接合されており、電極層3は中間層6に積層されている。本例のEHC1は、中間層6を有する点を除いては、実施例1と同様の構成を備える。本例における電極層3の組成は、実施例2の試料X17と同様であるが、先行する実施例の結果に基づいて適宜調整することができる。本例においては、中間層6におけるアルミナ及びSiの含有量が異なる複数のEHC1を作製する。
以下、本例のEHC1の製造方法について説明する。
まず、実施例1と同様にしてハニカム体2を作製した。次いで、アルミナ(Al23)粉末とSi粉末と有機バインダとを含有する一対のシートを貼り付けた。これらのシートは、ハニカム体2の外周面221において互いに対向する位置に貼り付けた。次いで、実施例2の試料X17と同様の組成が得られるように、電極層用の導電ペーストを作製し、この導電ペーストをシート上に塗布した。その後、実施例1と同様に焼成を行った。これにより、図12に示すごとく、ハニカム体2の外皮部22と電極層3との間に中間層6を有するEHC1が得られた。
本例においては、アルミナ粉末とSi粉末との配合割合の異なる複数のシートを用いて、表5に示すごとく、中間層6中のアルミナの含有量が異なる複数のEHC1(試料X27〜試料X36)を作製した。なお、表5には、アルミナとSiとの合計量100質量%に対するアルミナの含有量(質量%)を示してある。
次に、各試料(試料X27〜試料X36)のEHC1について、下記のようにして電極3と中間層6との間の接合強度、及び電気抵抗の変化率(抵抗変化率)を測定した。その結果を表5に示す。
「接合強度」
各試料を温度1100℃で2分間加熱し、次いで常温(25℃)で2分間保持するという冷熱サイクルを1サイクルとし、この冷熱サイクルを合計2000サイクル繰り返し行った(冷熱サイクル試験)。次いで、ハニカム体2の外皮部22から電極部3を剥がす向きZに荷重を加え、接合が中間層6において破壊されたときの荷重(破壊荷重)を測定した(図12参照)。次いで、破壊荷重を接合面積で除することにより接合強度を算出した。
「抵抗変化率」
各試料を温度1100℃の高温炉に100時間放置した(高温放置試験)。次いで、さらに、上述の温度1100℃と常温間の冷熱サイクル試験を行った。そして、高温放置試験及び冷熱サイクル試験を行う前と後の電気抵抗を測定し、その変化率(抵抗変化率:%)を実施例1と同様にして算出した。
Figure 0006244264
表5より知られるごとく、中間層6におけるアルミナの含有量が20〜80質量%の試料X28〜試料X34は、冷熱サイクルを繰り返し行っても、高い接合強度を示すと共に、電気抵抗の上昇が抑制されて抵抗変化率が抑制されていた。一方、アルミナの含有量が少なすぎる場合には、接合強度が得られずに剥離が生じたり、抵抗変化率の顕著な増大が起こっていた(試料X27参照)。また、アルミナの含有量が多すぎる場合にも、抵抗変化率の顕著な増大が起こっていた(試料X35及び試料X36参照)。
本例においては、室温から1100℃という上述の実施例1よりもさらに過酷な環境下において、接合強度及び抵抗変化率を測定したにもかかわらず、試料X28〜試料X34は、上述のように優れた結果を示した。したがって、アルミナの含有量が20〜80質量%の中間層6を電極層3とハニカム体2の外皮部22との間に形成することにより、電極層3の剥がれをより一層防止することができると共に、電気抵抗の上昇をより一層抑制できることがわかる。なお、本例における中間層6の厚みは100μmである。中間層6の厚みは、例えば100〜300μmの範囲で調整することができる。
(実施例6)
本例は、外皮部と電極層との間に中間層を有するEHCについて、電極層及び中間層からなる被覆部と外皮部との界面に存在する拡散領域の形成幅と抵抗変化率との関係を調べる例である。
即ち、図12及び図13に示すごとく、外皮部22と電極層3との間に、少なくともアルミナとSiとを含有する中間層6を有するEHC1においては、電極層3及び中間層6からなる被覆部7と外皮部22との界面222からハニカム体2の外皮部22内にAlが拡散した拡散領域225が存在する。本例のように、電極層3と外皮部22との間に中間層6を有する場合には、主に中間層6からAlが外皮部22に拡散すると考えられる。界面222からの拡散領域225の形成幅は、例えば中間層6におけるアルミナの配合割合、焼成温度、焼成時間などを調整することにより制御することができる。
本例においては、中間層6におけるアルミナの含有率を変更することにより、拡散領域225の形成幅の異なる複数のEHC1を作製した。中間層6を有するEHC1の具体的な製造方法は、実施例6と同様である。次いで、これらのEHC1について、実施例3と同様に、拡散領域225の形成幅(最大幅Wmax)を測定した。その後、拡散領域225の形成幅が明かとなった各EHC1の抵抗変化率を実施例5と同様にして測定した。その結果を図14に示す。
図14に示すごとく、拡散領域225の形成幅を所定の範囲に制御することにより、電気抵抗の変化率を抑制できることがわかる。同図より知られるごとく、拡散領域225の形成幅は、実施例3の場合と同様に20〜80μmであることが好ましい。なお、既述の実施例5において作製したEHC(試料X27〜X36)についても、本例と同様に、ハニカム体2の外皮部22に拡散領域225が存在することをEDXにより確認している。
以上のように、電気加熱式触媒体1(EHC1)の各実施例について詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲内で種々の変更が可能である。
1 電気加熱式触媒体(EHC)
2 ハニカム体
21 セル形成部
22 外皮部
221 外周面
3 電極層

Claims (11)

  1. セル形成部(21)と、該セル形成部(21)の周囲を覆う外皮部(22)とを有するハニカム体(2)と、
    該ハニカム体(2)の上記外皮部(22)の外周面(221)において互いに対向配置された一対の電極層(3)を有する被覆部(7)とを有し、
    上記ハニカム体(2)は、SiC又はSiC−Si複合材を主成分とする多孔質セラミックスからなり、
    上記電極層(3)は、60〜70質量%のSi、又は合計60〜70質量%のSiとSiCを含有すると共に、残部がAl及び不可避的不純物からなり、
    上記ハニカム体(2)は、上記セル形成部(21)の周囲を覆う円筒形状の上記外皮部(22)を有し、一対の上記電極層(3)は、上記外皮部(22)の上記外周面(221)において径方向に相互に対向配置されており、上記各電極層(3)には、その周方向中央部(31)に、SiC−Si複合材を主成分とする中央電極層(4)がそれぞれ配設されており、該中央電極層(4)は、その外表面(42)を上記電極層(3)から露出させつつ上記電極層(3)に部分的に埋設されており、上記電極層(3)の周方向両端(35)は、上記中央電極層(4)の周方向両端(45)よりも周方向に延設されていることを特徴とする電気加熱式触媒体(1)。
  2. 上記電極層(3)は、さらに12質量%以下のW及び/又は14質量%以下のFeを含有することを特徴とする請求項1に記載の電気加熱式触媒体(1)。
  3. 上記電極層(3)は、4質量%以上のW及び/又は10質量%以上のFeを含有することを特徴とする請求項2に記載の電気加熱式触媒体(1)。
  4. 上記電極層(3)においては、AlとW、又はAlとFeが合金を形成していることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気加熱式触媒体(1)。
  5. 上記ハニカム体(2)の上記外皮部(22)には、該外皮部(22)と上記被覆部(7)との界面(222)から上記被覆部(7)を構成するAlが拡散した拡散領域(225)が存在し、該拡散領域(225)の形成幅が20〜80μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気加熱式触媒体(1)。
  6. 上記被覆部(7)において、上記電極層(3)は、上記外皮部(22)の上記外周面(221)に接合されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気加熱式触媒体(1)。
  7. 上記被覆部(7)において、上記外皮部(22)と上記電極層(3)との間に、少なくともアルミナとSiとを含有する中間層(6)を有し、該中間層(6)におけるアルミナの含有量は、アルミナとSiとの合計量100質量%に対して20〜80質量%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気加熱式触媒体(1)。
  8. 上記中央電極層(4)には、SiC−Si複合材を主成分とするセラミックス電極端子(5)が導電性接合層(51)を介して接合されており、該導電性接合層(51)は、60〜70質量%のSi、又は合計60〜70質量%のSiとSiCを含有すると共に、残部がAl及び不可避的不純物からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気加熱式触媒体(1)
  9. 上記導電性接合層(51)は、さらに12質量%以下のW及び/又は14質量%以下のFeを含有することを特徴とする請求項に記載の電気加熱式触媒体(1)。
  10. 上記導電性接合層(51)は、4質量%以上のW及び/又は10質量%以上のFeを含有することを特徴とする請求項に記載の電気加熱式触媒体(1)。
  11. 上記導電性接合層(51)においては、AlとW、又はAlとFeが合金を形成していることを特徴とする請求項又は10に記載の電気加熱式触媒体(1)。
JP2014106299A 2013-09-27 2014-05-22 電気加熱式触媒体 Expired - Fee Related JP6244264B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014106299A JP6244264B2 (ja) 2013-09-27 2014-05-22 電気加熱式触媒体
DE201410218869 DE102014218869A1 (de) 2013-09-27 2014-09-19 Elektrisch beheizter Katalysatorkörper

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202193 2013-09-27
JP2013202193 2013-09-27
JP2014106299A JP6244264B2 (ja) 2013-09-27 2014-05-22 電気加熱式触媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015085313A JP2015085313A (ja) 2015-05-07
JP6244264B2 true JP6244264B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=52673354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014106299A Expired - Fee Related JP6244264B2 (ja) 2013-09-27 2014-05-22 電気加熱式触媒体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6244264B2 (ja)
DE (1) DE102014218869A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102366583B1 (ko) * 2020-10-08 2022-02-23 한국화학연구원 발열 담체 및 발열 담체가 형성된 배기가스 저감 담체

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6956038B2 (ja) * 2018-03-26 2021-10-27 日本碍子株式会社 電気加熱型触媒用担体
US10888856B2 (en) * 2018-04-13 2021-01-12 Ngk Insulators, Ltd. Honeycomb structure
WO2021181743A1 (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 日本碍子株式会社 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
JP7392109B2 (ja) 2020-03-23 2023-12-05 日本碍子株式会社 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5791925B2 (ja) * 2010-04-09 2015-10-07 イビデン株式会社 ハニカム構造体及び排ガス浄化装置
JP5533753B2 (ja) 2010-04-28 2014-06-25 株式会社デンソー ハニカム構造体及びその製造方法
JP2012214364A (ja) * 2011-03-28 2012-11-08 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体、Si−SiC系複合材料、ハニカム構造体の製造方法及びSi−SiC系複合材料の製造方法
JP5883321B2 (ja) * 2011-10-07 2016-03-15 日本碍子株式会社 ヒーター

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102366583B1 (ko) * 2020-10-08 2022-02-23 한국화학연구원 발열 담체 및 발열 담체가 형성된 배기가스 저감 담체
WO2022075790A1 (ko) * 2020-10-08 2022-04-14 한국화학연구원 발열 담체 및 발열 담체가 형성된 배기가스 저감 담체

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015085313A (ja) 2015-05-07
DE102014218869A1 (de) 2015-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6244264B2 (ja) 電気加熱式触媒体
JP5533753B2 (ja) ハニカム構造体及びその製造方法
JP5691848B2 (ja) ハニカム構造体及び電気加熱式触媒装置
JP5617764B2 (ja) ハニカム構造体及び電気加熱式触媒装置
JP5796559B2 (ja) 電極膜と電極端子
CN106014558B (zh) 电加热式催化剂转换器
JP4409581B2 (ja) 酸素センサ素子
JP2013198887A (ja) ハニカム構造体
EP3708242A1 (en) Electric heating type support, exhaust gas purifiying device, and method for producing electric heating type support
JP6694301B2 (ja) 接合体及び接合体の製造方法
JP2014054934A (ja) ヒーター
JP5388940B2 (ja) 接合体及びその製造方法
US11203967B2 (en) Electric heating type support and exhaust gas purifying device
EP2921470A1 (en) Heat-resistant member and method for manufacturing the same
JP5657981B2 (ja) セラミックス−金属接合体の製造方法、及びセラミックス−金属接合体
JP6093130B2 (ja) ヒーター
JP7225470B2 (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
JP7335836B2 (ja) 電気加熱型担体、排気ガス浄化装置及び電気加熱型担体の製造方法
WO2021140706A1 (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
JP2019181457A (ja) ハニカム構造体
US20190314802A1 (en) Honeycomb structure
US20220134487A1 (en) Joined body and method of manufacturing joined body
US20230278022A1 (en) Honeycomb structure, electrically heating catalyst support and exhaust gas purifying device
WO2021176757A1 (ja) 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置
WO2024111260A1 (ja) 発熱体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6244264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees