JP6242294B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
従来、空気入りタイヤとして、トレッド面を、タイヤ周方向に延びる主溝によってリブを形成し、リブを横溝によって複数のブロックに分割し、各ブロックにサイプを形成したものが公知である(例えば、特許文献1参照)。この空気入りタイヤでは、横溝をリブの途中で終端させている。
しかしながら、横溝をリブの途中で終端させるだけでは、走行時のブロックの変形に基づく偏摩耗を効果的に防止することは困難である。
特開2008−62806号公報
本発明は、走行時のブロックの変形に基づく偏摩耗の発生を効果的に防止することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
トレッド面に、タイヤ周方向に延びる主溝と、主溝に交差する横溝とによってブロックを形成してなる空気入りタイヤであって、
タイヤ幅方向中心領域に位置するセンターブロックと、
タイヤ幅方向両側領域に位置するショルダーブロックと、
センターブロックとショルダーブロックの中間領域に位置するメディエイトブロックと、
を備え、
タイヤ周方向に位置がずれた、前記ショルダーブロックの間に形成される横溝と、前記メディエイトブロックの間に形成される横溝とを、前記主溝を介して補助ブロックで連結し
前記補助ブロックの前記横溝内に位置する第1突条のタイヤ幅方向の寸法は、前記ブロックのタイヤ幅方向の寸法の20%以上、50%以下であることを特徴とする空気入りタイヤを提供する。
この構成により、タイヤ周方向に位置のずれたブロック同士を補助ブロックにて連結することができる。したがって、走行時に路面に接触した際の接地圧の影響でショルダーブロックとメディエイトブロックとが過度に変形して位置ずれすることを防止し、摩耗、特に、偏摩耗が発生することを効果的に防止することが可能となる。また、ブロックの変形を有効に抑制しつつ、横溝による雪噛み効果を適切に発揮させることができる。20%未満であれば、ブロックの変形を有効に抑制できず、50%を超えれば、横溝本来の雪噛み効果を発揮させることができない。
前記補助ブロックの端部は、前記ブロックの端部よりも内側の横溝内で終端しているのが好ましい。
この構成により、補助ブロックの端部、特に角部がブロックの間にガイドされたような状態となり、主溝で終端する場合のように侵入した異物によって欠ける等の不具合を発生させることがない。また、横溝によって形成されるブロックのエッジ部分は補助ブロックの影響を受けることがないため、エッジ効果が損なわれることもない。
前記補助ブロックのうち、主溝に形成される部分は、横溝に形成される部分に比べて溝深さを浅くするように形成するのが好ましい。
この構成により、走行時に小石等の異物が主溝に挟まりにくくすることができる。
前記補助ブロックの前記主溝内に位置する第2突条は、部分的に深くなった凹部を備えるのが好ましい。
この構成により、主溝内のさらに第2突条で深さを変化させることができるので、より一層、主溝に挟まった異物を効果的に排除することが可能となる。
本発明によれば、タイヤ周方向に位置のずれた横溝間を補助ブロックで連結するようにしたので、ブロックの過度な変形を抑制して摩耗、特に、偏摩耗の発生を効果的に防止することができる。
本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド面を示す展開図である。 図1の部分拡大図である。 図1の第1補助ブロックを示す部分斜視図である。 図1の第3補助ブロックを示す部分斜視図である。 各ブロック4に窪み部12を形成する場合としない場合に組み合わせについて、氷上走行性能、雪上走行性能、及び、耐偏摩耗性能の評価を行った結果を示す図表である。 (a)は、図5から、各ブロック4に窪み部12を形成する場合としない場合とでタイヤの性能を評価した結果を抽出した図表、(b)は、(a)をグラフ化したものである。 (a)は、図5から、主溝2の深さに対する、各ブロック4に形成する窪み部12の深さの割合を変化させた場合に於けるタイヤの性能を評価した結果を抽出した図表、(b)は、(a)をグラフ化したものである。 (a)は、図5から、補助ブロックの形成の有無及び形成範囲を変更した場合に於けるタイヤの性能を評価した結果を抽出した図表、(b)は、(a)をグラフ化したものである。 図5から、ブロック4のタイヤ幅方向の寸法に対する補助ブロック22の割合を変化させた場合に於けるタイヤの性能を評価した結果を抽出した図表、(b)は、(a)をグラフ化したものである。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド面1の一部を示す展開図、図2は、その部分拡大図である。トレッド面1には、タイヤ周方向に延びる主溝2がタイヤ幅方向に所定間隔で4本形成されている。また、トレッド面1には、主溝2に交差する複数の横溝3が形成されている。そして、これら主溝2及び横溝3によって複数のブロック4が形成されている。
各ブロック4は、タイヤ幅方向の横寸法がタイヤ周方向の縦寸法よりも大きな略長方形状に形成されている。これらブロック4は、タイヤ幅方向の中心領域に形成されるセンターブロック5と、両側領域に形成されるショルダーブロック6と、センターブロック5とショルダーブロック6の間に形成されるメディエイトブロック7とからなる。
センターブロック5は、主溝2側の側面中央部に、溝底から上面に開口する凹溝8をそれぞれ形成されている。また、センターブロック5の両側の横溝3は、2箇所で屈曲するジグザグ状に形成されている。これらセンターブロック5の間の横溝3の幅寸法は、後述するショルダーブロック6やメディエイトブロック7の間の横溝3の幅寸法よりも小さく設定されている。ここでは、センターブロック5の間の横溝3の幅寸法を、センターブロック5のタイヤ周方向の寸法の10%〜35%(好ましくは、20%〜25%)としている。横溝3の幅寸法を抑えることで、走行時に路面に接触することにより最も接地圧が作用しやすいセンターブロック5自身の変形を抑制することができる。したがって、センターブロック5の変形で横溝3が潰れにくくなり、本来の雪噛み効果(雪柱剪断力を有効に高めるための効果)を発揮させることができる。
センターブロック5には、タイヤ幅方向に延びる4本のサイプが、センターブロック5の中心位置Cを囲むように形成されている。2本のサイプ(第1サイプ9)は、一端が前記各凹溝8に開口し、他端がセンターブロック5の内側で終端している。第1サイプ9は2箇所で屈曲したジグザグ形状で、第1サイプ9同士はセンターブロック5の中心位置Cを中心とする点対称に形成されている。残る2本のサイプ(第2サイプ10)は、第1サイプ9とは両端がセンターブロック5内で終端している点で相違する。第2サイプ10は、タイヤ幅方向に延びる、3箇所で屈曲したジグザグ形状で、第1サイプ9に対して、前記中心位置Cを中心として90度回転した位置にあり、第2サイプ10同士は、前記中心位置Cを中心とする点対称に形成されている。
このように、第1サイプ9の一端を凹溝8に開口し、他端をセンターブロック5内で終端させる一方、第2サイプ10の両端をセンターブロック5内で終端させるようにしたので、センターブロック5が路面に接触した際、その接地圧分布を均一なものとすることができる。これにより、接地面積を大きくして、路面との摩擦抵抗を増大させ、氷上での走行性を向上させることができる。また、センターブロック5には、後述するような窪み部12が形成されていないため、走行時に異形状に変形して安定性を阻害するといったことがない。
ショルダーブロック6及びメディエイトブロック7は、タイヤ周方向に延びる溝部11a,11bによってそれぞれタイヤ幅方向に2分割されており、その中央部には窪み部12a,12b(スノーホール)がそれぞれ形成されている。溝部11a,11bは、ほぼタイヤ周方向に延びるが、窪み部12a,12bで斜めに屈曲することにより、若干タイヤ幅方向に位置がずれている。溝部11a,11bを形成することにより、氷上を旋回走行している際の横滑りが効果的に防止される。窪み部12a,12bは、平面視略矩形状で、ブロック4の形状に合わせてタイヤ周方向の縦寸法よりもタイヤ幅方向の横寸法が大きく、その深さ寸法は主溝2よりも浅くなるように形成されている。窪み部12a、12bを形成することにより、雪面を走行した際に雪噛み効果が発揮される。また、窪み部12a、12bには溝部11a,11bが連通しているので、窪み部12a,12bに噛み込んだ雪を排出しやすくなる。したがって、窪み部12a,12bに雪を噛み込んだままで、その後に雪噛み効果を発揮できなくなるといったこともない。
ショルダーブロック6は、溝部11aによって外側ブロック部13と内側ブロック部14とに分離されている。隣接する一対の内側ブロック部14に対して、対応する外側ブロック部13同士が連続するように横溝3を分断している。外側ブロック部13の境界部分にはサイプ15が形成されている。このサイプ15の両端は、分断した横溝3にそれぞれ連通している。また、ショルダーブロック6には、前記サイプ15のほかに、さらに6本のサイプ16が形成されている。
内側ブロック部14に形成される3本のサイプ16のうち、中央に位置するサイプ16aは、一端が主溝2側の側面に形成された凹溝17に開口し、他端側が屈曲して内側ブロック部14内で終端するように形成されている。また、残る2本のサイプ16bは、6箇所で折れ曲がったジグザグ状で、ほぼ平行に形成され、両端が内側ブロック部14内で終端している。
外側ブロック部13に形成される3本のサイプ16は、両端が外側ブロック部13内で終端している。2本のサイプ16cは内側から外側に向かうに従って徐々に接近するジグザグ状に形成されている。残る1本のサイプ16dは直線状で、その両端は前記2本のサイプ16cの外側端近傍にそれぞれ位置している。
メディエイトブロック7は、前記ショルダーブロック6と同様に、溝部11bによって外側ブロック部18と内側ブロック部19とに分離されている。メディエイトブロック7には6本のジグザグ状に形成されたサイプ20が設けられている。これらサイプ20は窪み部12bを中心として囲むように配置されている。2本のサイプ20aは、一端が主溝側の側面に形成された凹溝21に開口し、他端側が屈曲して外側ブロック部18内、及び、内側ブロック部19内でそれぞれ終端するように形成されている。残る4本のサイプ20bは、横溝3側の側面に沿って平行に配置されている。
センターブロック5、ショルダーブロック6及びメディエイトブロック7のそれぞれの両側に位置する横溝3は、トレッド面1のタイヤ周方向に同一ピッチで形成されている。そして、センターブロック5とメディエイトブロック7とに形成される横溝3は略同一直線上に配置されている(ここでいう略同一直線とは、タイヤ周方向に所定寸法を有する領域を意味する。)。横溝3を略同一直線上に配置することにより、車両を発進させる際のトラクション性を向上させている。すなわち、横溝3を一致させることで、車両発進時に同時に複数の横溝3により雪を噛み込み、タイヤ周方向の雪柱剪断力を増大させることが可能となる。
主溝2と横溝3には、補助ブロック22が形成されている。補助ブロック22には、第1補助ブロック23、第2補助ブロック24及び第3補助ブロック25がある。
第1補助ブロック23及び第2補助ブロック24は、センターブロック5の間の横溝3から、センターブロック5とメディエイトブロック7の間の主溝2を介して、メディエイトブロック7の間の横溝3にかけて形成されている。
図3に示すように、第1補助ブロック23は、メディエイトブロック7の間の横溝3では、ほぼ半分の領域(溝部11bの近傍から主溝2の近傍までの領域)に第1突条26が形成されている。第1突条26と各メディエイトブロック7の側面との間には細溝27が形成されている。また、前記横溝3から主溝2にかけて、横溝3と同一幅寸法の第2突条28が形成されている。さらに、第2突条28の先端部分が幅狭となって、センターブロック5の間の横溝3内へと延びる第3突条29が形成されている。図1及び図2に示すように、第2補助ブロック24は、幅狭で、各横溝3と主溝2へと延びる平面視略十字状である。
第1補助ブロック23と第2補助ブロック24とは、タイヤ周方向に向かって交互に配置され、センターブロック5を挟む両側の位置では、第1補助ブロック23と第2補助ブロック24とが対応している。
図4に示すように、第3補助ブロック25は、ショルダーブロック6の間の横溝3から、ショルダーブロック6とメディエイトブロック7の間の主溝2を介してメディエイトブロック7の間の横溝3にかけて形成されている。ショルダーブロック6の間の横溝3は、メディエイトブロック7の間の横溝3に対して、タイヤ周方向に半ピッチずれた位置に形成されている。第3補助ブロック25は、各横溝3では、ほぼ半分の領域(主溝2から溝部11の近傍までの領域)に第1突条30が形成されている。そして、横溝3を構成する側面と第1突条30との間には、前記第1補助ブロック23と同様な細溝31が形成されている。また、主溝2では、第1突条30同士を連結する第2突条32が形成されている。第2突条32は、主溝2の約1/3の幅寸法に形成されている。第2突条32の中間部には、タイヤ幅方向に延びる凹部33が形成されている。
このように、第3補助ブロック25は、半ピッチずれた各横溝3に形成される第1突条30同士を第2突条32で連結した構成としているので、ショルダーブロック6とメディエイトブロック7の結びつきをタイヤ幅方向だけではなくタイヤ周方向にも強化することができる。したがって、走行時の変形に強い構成とすることができる。また、主溝2の第2突条32は、主溝2に噛み込んだ小石等を効果的に除去する役割を果たす。すなわち、第2突条32があるところとないところとで主溝2の深さが変化する。タイヤの回転により主溝2に噛み込んだ小石等の異物は、主溝2内をタイヤ周方向に移動し、第2突条32に乗り上げる等により除去されやすくなる。またこのとき、各ブロック6,7は、中央部に形成された窪み部12の働きにより変形しやすいので、小石等が移動して脱落しやすくなる。
また、前記各補助ブロック22では、端部が横溝3内に位置している。すなわち、各ブロック4(5,6,7)の主溝2側の端部よりも内側に位置している。つまり、各補助ブロック22の端部が横溝3を構成する両側のブロック4によってガイドされている。したがって、各補助ブロック22の端部が主溝2内で終端する場合のように、主溝2内に侵入する異物によって縁部、特に角部が損傷することがない。また、各ブロック4の縁部(エッジ部分)は、補助ブロック22の影響を受けることがなく、従って氷上を走行する場合等には、ブロックの縁(角)部が雪を引っかくことで生じる抵抗(エッジ効果)が損なわれることがない。
図5は、各ブロック4に窪み部12を形成する場合としない場合の組み合わせについて、氷上走行性能、雪上走行性能、及び、耐偏摩耗性能の評価を行った結果を示す。ここでは、タイヤサイズ11R22.5の空気入りタイヤを、リム(22.5X7.50)に組み付け、内圧700[kPa]を充填し、定積載量10tの2-D・4車両に装着して評価を行った。また、いずれのブロック4にも窪み部12を形成せず、主溝2と横溝3に跨がって補助ブロック22を形成し、ブロック4のタイヤ幅方向の寸法に対する割合を35%とした標準タイヤでの評価を100として、窪み部12及び補助ブロック22の条件が異なるものと比較した。
なお、前記各性能は、次のことを意味する。
氷上走行性能:氷盤路の発進・制動・旋回の各性能について、計測及び官能評価を実施しその結果を指数平均化したものである。数値が大きいほど、氷上走行性能に優れることを示す。
雪上走行性能:雪路における発進・制動・旋回の各性能について、計測及び官能評価を実施しその結果を指数化したものである。数値が大きいほど、上走行性能に優れることを示す。
耐偏摩耗性能:20,000km走行時のブロックのT/H量(踏み込みと蹴り出しの段差量)を測定し指数化したものである。指数が大きい程、ブロックの落ち量及びT/H量が少なく耐偏摩耗性能が良いことを示す。
図6(a)は、図5から、各ブロック4に窪み部12を形成する場合としない場合とでタイヤの性能を評価した結果を抽出したものである。図6(b)は、グラフの使用により図6(a)の内容を視覚的に理解が容易となるようにしたものである。このグラフから明らかなように、いずれかのブロック4に窪み部12を形成することにより雪上走行性能は向上した。しかしながら、氷上走行性能及び耐偏摩耗性については、センターブロック5に窪み部12を形成しないことにより向上させることができた。すなわち、本発明者らの知見通り、窪み部12をセンターブロック5に形成せず、ショルダーブロック6とメディエイトブロック7とに形成することにより、雪上走行性能のみならず、氷上走行性能及び耐偏摩耗性を向上させることができることが証明された。
図7(a)は、図5から、主溝2の深さに対する、各ブロック4に形成する窪み部12の深さの割合を変化させた場合に於けるタイヤの性能を評価した結果を抽出したものである。図7(b)は、前記同様、図7(a)の内容をグラフ化したものである。このグラフから明らかなように、雪上走行性能は、窪み部12の深さの割合が大きくなるに従って向上し、氷上走行性能及び耐偏摩耗性は低下するものの、前記標準タイヤに比べて優れた性能を発揮した。
図8(a)は、図5から、補助ブロックの形成の有無及び形成範囲を変更した場合に於けるタイヤの性能を評価した結果を抽出したものである。図8(b)は、前記同様、グラフの使用により図8(a)の内容をグラフ化したものである。このグラフから明らかなように、補助ブロック22を主溝2及び横溝3に亘って形成することにより、雪上走行性能だけでなく、氷上走行性能及び耐偏摩耗性をも向上させることができた。
図9(a)は、図5から、ブロック4のタイヤ幅方向の寸法に対する補助ブロック22の割合を変化させた場合に於けるタイヤの性能を評価した結果を抽出したものである。図9(b)は、前記同様、図9(a)の内容をグラフ化したものである。このグラフから明らかなように、その割合を25〜45%とすることにより、前記いずれの性能についても向上させることができた。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、ショルダーブロック6はメディエイトブロック7に対してタイヤ周方向に対して半ピッチずれた位置に形成するようにしたが、そのずれ量は自由に設定することができる。また、ずれ量なしであっても、第3補助ブロック25を、タイヤ周方向にずれた位置の横溝3同士を連結するように形成することも可能である。
また、前記実施形態では、特に言及しなかったが、前記構成の空気入りタイヤは、重量が4t以上のトラックやバス等の重荷重用として最適である。
また、前記実施形態では、窪み部12を形成したショルダーブロック6とメディエイトブロック7とで形成される横溝3同士を補助ブロック22で連結するようにしたが、窪み部12のない、種類の異なる他のタイプのタイヤに採用されるブロック4によって形成される横溝3同士を補助ブロック22で連結するようにすることも可能である。
1…トレッド面
2…主溝
3…横溝
4…ブロック
5…センターブロック
6…ショルダーブロック
7…メディエイトブロック
8…凹溝
9…第1サイプ
10…第2サイプ
11a,11b…溝部
12a,12b…窪み部
13…外側ブロック部
14…内側ブロック部
15…サイプ
16…サイプ
17…凹溝
18…外側ブロック部
19…内側ブロック部
20(20a,20b)…サイプ
21…凹溝
22…補助ブロック
23…第1補助ブロック
24…第2補助ブロック
25…第3補助ブロック
26…第1突条
27…細溝
28…第2突条
29…第3突条
30…第1突条
31…細溝
32…第2突条
33…凹部

Claims (4)

  1. トレッド面に、タイヤ周方向に延びる主溝と、主溝に交差する横溝とによってブロックを形成してなる空気入りタイヤであって、
    タイヤ幅方向中心領域に位置するセンターブロックと、
    タイヤ幅方向両側領域に位置するショルダーブロックと、
    センターブロックとショルダーブロックの中間領域に位置するメディエイトブロックと、
    を備え、
    タイヤ周方向に位置がずれた、前記ショルダーブロックの間に形成される横溝と、前記メディエイトブロックの間に形成される横溝とを、前記主溝を介して補助ブロックで連結し
    前記補助ブロックの前記横溝内に位置する第1突条のタイヤ幅方向の寸法は、前記ブロックのタイヤ幅方向の寸法の20%以上、50%以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記補助ブロックの端部は、前記ブロックの端部よりも内側の横溝内で終端していることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記補助ブロックのうち、主溝に形成される部分は、横溝に形成される部分に比べて溝深さを浅くするように形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記補助ブロックの前記主溝内に位置する第2突条は、部分的に深くなった凹部を備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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