JP6241094B2 - 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6241094B2
JP6241094B2 JP2013137455A JP2013137455A JP6241094B2 JP 6241094 B2 JP6241094 B2 JP 6241094B2 JP 2013137455 A JP2013137455 A JP 2013137455A JP 2013137455 A JP2013137455 A JP 2013137455A JP 6241094 B2 JP6241094 B2 JP 6241094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
average value
storage unit
correction
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013137455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015012517A (ja
Inventor
尚宏 倉形
尚宏 倉形
吉ヶ江 貴久
貴久 吉ヶ江
大祐 二角
大祐 二角
礼子 池田
礼子 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013137455A priority Critical patent/JP6241094B2/ja
Publication of JP2015012517A publication Critical patent/JP2015012517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6241094B2 publication Critical patent/JP6241094B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は、画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法に関する。
画像読取装置においては、読取り光学系の主走査方向の位置毎の光量分布のばらつきや、光電変換素子の画素毎の感度ばらつきを補正するために、所定の白色を有する濃度基準部材を読み取った結果(以降、シェーディングデータと呼ぶ)を用いたシェーディング補正が一般的に行われている。また、光源は、時間経過に伴って光量低下が生じる。よって、シェーディングデータの取得は、画像読み取りを行う毎に行うことが望ましい。
しかし、読取部を固定して、原稿搬送装置(自動原稿送り装置:ADF)等で搬送した原稿を読取る場合、濃度基準部材の対向位置まで読取部を移動させてシェーディングデータを取得した後、再度原稿の読取り位置まで読取部を移動させる必要がある。従って、読取りの生産性が低下してしまう。
また、1回の原稿搬送で原稿の両面を同時に読取る場合、原稿の裏面を読むために、原稿搬送装置に固定された密着型の読取手段を配置することが多い。この場合、シェーディングデータの取得方法としては、読取手段の対向位置にローラータイプの濃度基準部材を配置し、ゴミの影響等を避ける為にローラーを1周回転させてシェーディングデータを取得するのが一般的である。しかし、この場合にもシェーディングデータを取得する為に、ローラー1周を読取る必要がある為、生産効率が低下してしまう。そこで、紙間ではローラー1周ではなく、ローラーの一部の読取結果から光量の劣化度合いを観測し、光量補正を実施する技術が既に知られている。
しかしながら、従来の手法では次のような問題があった。例えば、読取部の光学系にロッドレンズアレイを用いた場合、熱の影響によってレンズピッチが変化することに起因する縦スジが発生してしまうという問題があった。また、経時変化によって主走査方向に濃度ムラが発生してしまうという問題もあった。
また、特許文献1には、同一箇所で取得された光量基準値と光量変動値とを複数箇所についてそれぞれ比較した結果に基づいて、読み取り手段にて原稿を読み取って得られた画像データに対し、照射手段の経時的な光量変動に起因する当該画像データの変動を補正するための光量変動補正値を決定し、案内部材に汚れやごみ等が付着することによる見かけ上の光量低下を除外した状態で光量変動補正値を設定するようにした画像読み取り装置が開示されている。
しかしながら、生産性を向上させつつ、経時変化による濃度ムラと、熱の影響によるレンズピッチの変化に起因する縦スジを抑制することはできないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、生産性を向上させつつ、経時変化による濃度ムラと、熱の影響によるレンズピッチの変化に起因する縦スジを抑制することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、光を照射する照射部と、主走査方向に配列され、前記照射部が照射する光の反射光を結像する複数のレンズと、前記複数のレンズが結像した反射光の光量を、主走査方向に配列された複数の画素を示す電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部が変換した電気信号を前記複数の画素それぞれの画素値に変換する変換部と、前記複数のレンズの配列方向に沿って設けられた軸を中心として回転可能に設けられ、前記照射部が照射する光を前記複数のレンズに向けて周方向の反射面で反射する柱状の濃度基準部材と、搬送される原稿間において、前記濃度基準部材の反射面の周方向の一部であるブロックで反射した光の光量に対応する前記画素値が加算され、加算された前記画素値の平均値を出する平均値算出部と、搬送される原稿間における複数の前記ブロックそれぞれで算出された平均値の最大値を記憶する第1記憶部と、前記平均値算出部が新たに算出した平均値、及び前記第1記憶部が記憶した平均値のいずれの平均値が大きいかを判定し、値が大きい平均値を前記最大値として前記第1記憶部記憶する判定部と、搬送される原稿間において平均値を算出した前記ブロックの数の合計が、予め定められた規定数に達した場合に、前記第1記憶部が記憶する平均値を上書きして記憶する第2記憶部と、前記第2記憶部が記憶する平均値に基づいて、シェーディング補正を行う第1補正部と、を有する。
本発明によれば、生産性を向上させつつ、経時変化による濃度ムラと、熱の影響によるレンズピッチの変化に起因する縦スジを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、ADFの構成を示す断面図である。 図3は、ADFを制御するコントローラ及びその周辺の概要を示すブロック図である。 図4は、第2読取部の概要を例示する図である。 図5は、ロッドレンズアレイの主走査方向の出力レベル及び出力変化率を示すグラフである。 図6は、ジョブ開始時とX分後における第2読取部の主走査方向の出力レベルの分布を示すグラフである。 図7は、第2読取部の電気回路の要部を例示するブロック図である。 図8は、白補正部の第1実施例を示す機能ブロック図である。 図9は、図8に示した白補正部の第1実施例の動作を示す図である。 図10は、図8に示した白補正部の第1記憶部及び第2記憶部が格納するデータを、原稿を読み取る毎に示した図表である。 図11は、白補正部の第2実施例を示す機能ブロック図である。 図12は、濃度基準部材に対し、縦方向に長く汚れが付着した状態を示す図である。 図13は、図11に示した白補正部の第2実施例の動作を示す図である。 図14は、カウンタの規定数を1ブロックと設定し、紙間でのXSHGATEアサート期間が1ブロックである場合における白補正部の第2実施例の動作を示す図である。 図15は、白補正部の第3実施例を示す機能ブロック図である。 図16は、白補正部の第4実施例を示す機能ブロック図である。 図17は、濃度基準部材に跨っている汚れを模式的に示した模式図である。 図18は、白補正部の第5実施例を示す機能ブロック図である。 図19は、XSFGATE及びXSHGATEと、光量の時間変動との関係を示す図である。 図20は、白補正部の第6実施例を示す機能ブロック図である。 図21は、XSFGATE及びXSHGATEと、光量の時間変動との関係を示す図である。 図22は、図20に示した白補正部の第1記憶部及び第2記憶部が格納するデータを、原稿を読み取る毎に示した図表である。 図23は、ADFの変形例の動作を示す図である。
以下に添付図面を参照して、画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、実施の形態にかかる画像形成装置1の構成を示す図である。図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取装置としての機能を有する自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)10と、給紙部2と、画像形成部3とを備えている。
給紙部2は、用紙サイズの異なる記録紙を収納する給紙カセット21,22と、給紙カセット21,22に収納された記録紙を画像形成部3の画像形成位置まで搬送する各種ローラーからなる給紙手段23とを有している。
画像形成部3は、露光装置31と、感光体ドラム32と、現像装置33と、転写ベルト34と、定着装置35とを備えている。画像形成部3は、ADF10内部の画像読取部により読み取られた原稿の画像データに基づいて、露光装置31により感光体ドラム32を露光して感光体ドラム32に潜像を形成し、現像装置33により感光体ドラム32に異なる色のトナーを供給して現像するようになっている。そして、画像形成部3は、転写ベルト34により感光体ドラム32に現像された像を給紙部2から供給された記録紙に転写した後、定着装置35により記録紙に転写されたトナー画像のトナーを溶融して、記録紙にカラー画像を定着するようになっている。
次に、ADF10について詳述する。図2は、ADF10の構成を示す断面図である。図3は、ADF10を制御するコントローラ11及びその周辺の概要を示すブロック図である。ADF10は、被読取原稿を固定された読取装置部に搬送し、所定の速度で搬送しながら画像読取を行う。
ADF10は、原稿セット部A、分離給送部B、レジスト部C、ターン部D、第1読取搬送部E、第2読取搬送部F、排紙部G、及びスタック部Hを有する。原稿セット部Aは、読取原稿束をセットする。分離給送部Bは、セットされた原稿束から一枚毎に原稿を分離して給送する。レジスト部Cは、給送された原稿を一次突当整合する働きと、整合後の原稿を引き出し搬送する働きを有する。ターン部Dは、搬送される原稿をターンさせて、原稿面を読取り側(下方)に向けて搬送する。第1読取搬送部Eは、原稿の表面画像を、コンタクトガラスの下方より読取を行わせる。第2読取搬送部Fは、読取後の原稿の裏面画像を読み取る。排紙部Gは、表裏の読取が完了した原稿を機外に排出する。スタック部Hは、読取完了後の原稿を積載保持する。
読取を行う原稿束130をセットするのは、可動原稿テーブル131を含む原稿テーブル132上で、原稿面を上向きの状態でセットする。更に原稿束130の幅方向を図示しないサイドガイドによって搬送方向と直行する方向の位置決めを行う。原稿のセットはセットフィラー133、原稿セットセンサ100により検知され、I/F114により本体制御部122に送信される。
更に原稿テーブル面に設けられた原稿長さ検知センサ134又は135(反射型センサ又は、原稿1枚も検知可能なアクチュエーター・タイプのセンサが用いられる)により原稿の搬送方向長さの概略が判定される。
可動原稿テーブル131は、底板上昇モータ112により図に示すa、b方向に上下動可能な構成になっていて、原稿がセットされた事をセットフィラー133、原稿セットセンサ100により検知すると底板上昇モータ112を正転させて原稿束130の最上面がピックアップローラー148と接触するように可動原稿テーブル131を上昇させる。ピックアップローラー148は、ピックアップモータ108によりカム機構で図に示すc、d方向に動作すると共に、可動原稿テーブル131が上昇し可動原稿テーブル131上の原稿上面により押されてc方向に上がり給紙適正位置センサ102により上限を検知可能となっている。
操作部121よりプリントキーが押下され、本体制御部122からI/F114を介してコントローラ11に原稿給紙信号が送信されると、ピックアップローラー148は給紙モータ109の正転によりコロが回転駆動し、原稿テーブル132上の数枚(理想的には1枚)の原稿をピックアップする。回転方向は、最上位の原稿を給紙口に搬送する方向である。
給紙ベルト136は、給紙モータ109の正転により給紙方向に駆動され、リバースローラー137は給紙モータ109の正転により給紙と逆方向に回転駆動され、最上位の原稿とその下の原稿を分離して、最上位の原稿のみを給紙できる構成となっている。さらに詳しく説明すると、リバースローラー137は給紙ベルト136と所定圧で接し、給紙ベルト136と直接接している時、又は原稿1枚を介して接している状態では給紙ベルト136の回転につられて反時計方向に連れ回りし、原稿が2枚以上給紙ベルト136とリバースローラー137の間に侵入した時は連れ回り力がトルクリミッターのトルクよりも低くなるように設定されており、リバースローラー137は本来の駆動方向である時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをし、重送が防止される。
給紙ベルト136とリバースローラー137との作用により1枚に分離された原稿は給紙ベルト136によって更に送られ、突き当てセンサ105によって先端が検知され更に進んで停止しているプルアウトローラー138に突き当たる。その後突き当てセンサ105の検知から所定量定められた距離送られ、結果的には、プルアウトローラー138に所定量撓みを持って押し当てられた状態で給紙モータ109を停止させることにより、給紙ベルト136の駆動が停止する。この時、ピックアップモータ108を回転させることでピックアップローラー148を原稿上面から退避させ原稿を給紙ベルト136の搬送力のみで送ることにより、原稿先端は、プルアウトローラー138の上下ローラー対のニップに進入し、先端の整合(スキュー補正)が行われる。
プルアウトローラー138は、スキュー補正機能を有すると共に、分離後にスキュー補正された原稿を中間ローラー139まで搬送するためのローラーで、給紙モータ109の逆転により駆動される。またこの時(給紙モータ109逆転時)、プルアウトローラー138と中間ローラー139は駆動されるが、ピックアップローラー148と給紙ベルト136は駆動されていない。
原稿幅センサ104は奥行き方向に複数個並べられ、プルアウトローラー138により搬送された原稿の搬送方向に直行する幅方向のサイズを検知する。また、原稿の搬送方向の長さは原稿の先端後端を突き当てセンサ105で読取ることによりモータパルスから原稿の長さを検知する。
プルアウトローラー138及び中間ローラー139の駆動によりレジスト部Cからターン部Dに原稿が搬送される際には、レジスト部Cでの搬送速度を第1読取搬送部Eでの搬送速度よりも高速に設定して原稿を読取部へ送り込む処理時間の短縮が図られている。原稿先端が読取入口センサ103により検出されると、読取入口ローラー140の上下ローラー対のニップに原稿先端が進入前に、原稿搬送速度を読取搬送速度と同速にする為に減速を開始すると同時に、読取モータ110を正転駆動して読取入口ローラー140、読取出口ローラー141、CIS出口ローラー142を駆動する。原稿の先端をレジストセンサ107にて検知すると、所定の搬送距離をかけて減速し、読取位置143の手前で一時停止すると共に、本体制御部122にI/F114を介してレジスト停止信号を送信する。
続いて本体制御部122より読取り開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿は、読取位置に原稿先端が到達するまでに所定の搬送速度に立上がるように増速されて搬送される。読取モータ110のパルスカウントにより検出された原稿先端が読取部に到達するタイミングで、本体制御部122に対して第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が、第1読取部を原稿後端が抜けるまで送信される。
片面原稿読取りの場合には、第1読取搬送部Eを通過した原稿は第二読取り部を経て排紙部Gへ搬送される。この際、排紙センサ106により原稿の先端を検知すると、排紙モータ111を正転駆動して排紙ローラー144を反時計方向に回転させる。また、排紙センサ106による原稿の先端検知からの排紙モータパルスカウントにより、原稿後端が排紙ローラー144の上下ローラー対のニップから抜ける直前に排紙モータ駆動速度を減速させて、排紙トレイ145上に排出される原稿が飛び出さない様に制御される。
両面原稿読取りの場合には、排紙センサ106にて原稿先端を検知してから読取りモータのパルスカウントにより第2読取部113に原稿先端が到達するタイミングで第2読取部113に対してコントローラ11から副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が読取り部を原稿後端が抜けるまで送信される。第2読取ローラー146は第2読取り部における原稿の浮きを抑えると同時に、第2読取部113におけるシェーディングデータを取得する為の基準白部(濃度基準部材)を兼ねるものである。
次に、第2読取部113について詳述する。図4は、第2読取部113の概要を例示する図である。第2読取部113は、例えばロッドレンズアレイを用いた読取モジュール(CIS:Contact Image Sensor)となっている。第2読取部113においては、例えばLEDなどの光源部40が主走査方向に延びる導光体41の両端にそれぞれ設けられている。導光体41、ロッドレンズアレイ42及びセンサ基板43は、それぞれ略平行に配置されている。光源部40及び導光体41は、光を照射する照射部となっている。ロッドレンズアレイ42は、主走査方向に配列された複数のロッドレンズ420を有する。センサ基板43には、例えば約7000画素分のセンサ(光電変換素子)430が主走査方向に配列されている。ロッドレンズアレイ42は、照射部が照射した光の原稿や濃度基準部材による反射光をセンサ430へ結像する。各センサ430は、ロッドレンズアレイ42により結像された光の光量を、主走査方向に配列された複数の画素を示す電気信号に変換する。
ロッドレンズ420は、中心付近では光を集光し易く出力が高いが、端部においては出力が低下する。そのため、ロッドレンズアレイ42は、ロッドレンズ420が配列された周期で出力の高い位置と低い位置が周期的に発生する。
図5は、ロッドレンズアレイ42の主走査方向の出力レベル及び出力変化率を示すグラフである。図5(a)においては、0分時(光源部40点灯直後)の主走査方向の出力レベルとX分後の主走査方向の出力レベルが示されている。ロッドレンズアレイ42は、光源部40の連続点灯による発熱により、光量の低下が発生すると共に、出力の高い位置と低い位置が経時によって僅かにシフトする。
主走査方向の出力レベルがシフトする理由は、次のものが考えられる。第1に、ロッドレンズ420が熱膨張して、径の大きさが変化し、ロッドレンズ420とセンサ430との位置関係が経時によってずれることによる。第2に、センサ基板43が熱膨張により主走査方向に伸び、ロッドレンズ420とセンサ430の位置関係が経時によってずれることによる。
ロッドレンズ420とセンサ基板43の熱膨張率が等しければ主走査方向の出力レベルの分布はシフトしないが、一般的にセンサ基板43の熱膨張率の方が高く、シフトしてしまう。
図5(b)においては、X分後と0分時の主走査方向の出力変化率が示されている。なお、出力変化率は、下式1により算出される。
変化率=X分後の出力/0分時の出力 ・・・(1)
図5(b)においては、X分後の出力ピーク位置は、0分時の出力との差が小さい為、変化率が高くなっている。X分後の出力ボトム位置は、0分時の出力との差が大きい為、変化率が低くなっている。0分時の出力ピーク位置は、X分後の出力との差が大きい為、変化率が低くなっている。0分時の出力ボトム位置は、X分後の出力との差が小さい為、変化率が高くなっている。また、4点以外の位置では、0分時からX分後まで出力低下量がほぼ等しい為、均一に変化率が減少する。
一般的にジョブ開始時の濃度基準部材の読み取り結果とジョブ途中の濃度基準部材の読み取り結果との比較に基づいて光量低下の度合い(補正係数)を求め、光量低下を補正する方式では、シェーディング補正用のシェーディングデータは0分時のものを使用し続ける。その為、時間経過と共に位置毎の集光率の変化が発生した場合に、図5(b)に示した出力変化率の高い位置ではジョブ開始時よりX分後の方が、集光率が上がっている為、シェーディング補正後の画像は周囲の位置と比較して出力が高くなる(白スジ)。反対に、出力変化率の低い位置ではジョブ開始時よりX分後で集光率が下がっている為、周囲の位置と比較して出力が低くなる(黒スジ)。
図6は、ジョブ開始時とX分後における第2読取部113の主走査方向の出力レベルの分布を示すグラフである。左図は、光量補正前の分布(主走査後端位置(分布の右側)での光量劣化率が大きい)を示す。右図は、光量補正を実施した場合の分布を示す。
光量補正は、一般的に特定エリアの光量変化量を観測し、その変化量に応じて光量劣化を補正する機能である。図6においては一例として、主走査方向の中心付近のエリア平均値から光量変化量を観測して補正している(中心付近の出力が同じになるように光量補正を行っている)。
経時により主走査方向の分布が変化した状態で光量補正を実施すると、主走査方向の先端(分布の左側)は、ジョブ開始時よりも出力が高くなる。即ち、ジョブ開始時の光量でシェーディング補正を実施すると出力が高くなる。一方、主走査方向の後端(分布の右側)では、ジョブ開始時よりも出力が低くなる。即ち、ジョブ開始時の光量でシェーディング補正を実施すると出力が低くなる。よって、最終画像として原稿濃度ムラ(出力が高い位置と低い位置が存在する)が発生する。
第2読取部113のCISの熱源(光源部40や各種ICチップ)からの発熱は、原稿搬送装置との接触面から熱伝導する(熱が原稿搬送装置に逃げる)。この時、原稿搬送装置のレイアウトの関係でCISの接触面積の主走査方向の左右で差が発生することがあり、この場合、放熱性の差から上述した両端での出力レベル差が生じる。
図7は、第2読取部113の電気回路の要部を例示するブロック図である。図7に示すように、第2読取部113は、LED、蛍光灯、又は冷陰極管などからなる光源部500を有する。なお、光源部500は、図示しない導光体などと共に光を主走査方向に照射する照射部を構成する。
また、第2読取部113は、主走査方向(原稿幅方向に対応する方向)に並ぶ複数のセンサ(光電変換素子)501、それぞれのセンサ501に個別に接続された複数のアンプ回路502、それぞれのアンプ回路502に個別に接続された複数のA/D変換部503も有している。A/D変換部503の出力信号には、信号成分以外に黒レベルオフセットがある。第2読取部113は、黒レベルオフセットを除去する黒補正部504を有している。黒補正部504の出力信号に対し、光源部500のムラやセンサ501の感度不均一による画像データへの影響の除去をする白補正を白補正部505が行う。また、白補正部505は、濃度基準部材を読み取り、この濃度基準部材の読み取り結果と過去の濃度基準部材の読み取り結果との比較に基づいて光量低下の度合い(補正係数)を求め、シェーディング補正データによる補正結果にさらに補正する機能も搭載している。更に、第2読取部113は、画像処理部506、フレームメモリ507、出力制御回路508、I/F回路509なども有している。
センサ501は、例えば等倍密着イメージセンサ(CIS)と称される光電変換素子と集光レンズとを具備する。第2読取部113による読取位置に図示しない原稿が進入するのに先立って、コントローラ11から光源部500に点灯ON信号が送られる。これにより、光源部500が点灯し、その光を図示しない原稿に向けて照射する。
原稿で反射した反射光は、複数のセンサ501において、集光レンズによって光電変換素子に集光されて画像情報として読み取られる。それぞれのセンサ501で読み取られた画像情報は、アンプ回路502によって増幅された後、A/D変換部503によってデジタル画像情報(複数の画素それぞれの画素値)に変換される。デジタル画像情報は、例えば8bitで示される場合には、黒の画素値が0となり、白の画素値が255となる。
これらデジタル画像情報は、黒補正部504によりオフセット成分を除去され、白補正部505により補正され、画像処理部506に入力されてライン間補正などが施された後、フレームメモリ507に一時記憶される。
その後、デジタル画像情報は、出力制御回路508によって本体制御部122に受入可能なデータ形式に変換された後、I/F回路509を経由して本体制御部122に出力される。なお、コントローラ11からは原稿の先端が第2読取部113による読取位置に到達するタイミング(そのタイミング以降の画像データが有効データとして扱われる)を知らせるためのタイミング信号や光源の点灯信号、電源等が出力されるようになっている。
次に、白補正部505について詳述する。
(第1実施例)
図8は、白補正部505の第1実施例を示す機能ブロック図である。なお、図8には記載していないが、原稿読取期間はXSFGATE期間、濃度基準部材読取期間はXSHGATE期間とする(図9参照)。
画素加算部(副走査加算部)600は、XSHGATEがアサート期間中に濃度基準部材からの反射光を読取った入力データを、主走査方向の各画素に対して副走査方向に予め定められた走査分だけ加算する。平均値算出部(副走査平均値算出部)601は、画素加算部600が加算した結果の平均値を算出する。つまり、平均値算出部601は、原稿が搬送される毎に、濃度基準部材の反射面の周方向の一部(例えば後述するブロック)が反射した光の光量に対応する前記画素値の副走査方向の平均値を、前記画素ごとに算出する。
カウンタ602は、平均値算出部601が平均値を算出した回数をカウントする。第1記憶部603は、平均値算出部601が算出した平均値(シェーディングデータ)を格納する。第1判定部604は、平均値算出部601が新たに算出した平均値と、第1記憶部603に格納された平均値とを比較し、値が大きいと判定した平均値を第1記憶部603に上書きする。なお、第1記憶部603は、ジョブの終了時にデータがリセット(出力0digit)される。つまり、ジョブ開始後の最初の副走査方向の平均値は強制的に第1記憶部603に格納される。
第2記憶部605は、カウンタ602がカウントした回数が予め定められた回数(規定数)を超えた場合に、XSHGATEがネゲートしたタイミングで第1記憶部603に格納されているシェーディングデータを格納する。なお、第2記憶部605は、カウンタ602がカウントした回数が規定数を超えても、XSHGATEがネゲートするまでは第1記憶部603に格納されているシェーディングデータによる上書きをしない。また、カウンタ602のリセットタイミングは、カウントした回数が規定数以上に達した、XSHGATEのネゲートタイミングである。シェーディングデータ補正部(第1補正部)606は、原稿データを読取った入力データに対し、第2記憶部605に格納されたシェーディングデータを用いてシェーディング補正を行い後段に出力する。以下、白補正部505が有する機能を構成する部分において、実質的に同一の部分には同一の符号が付してある。
図9は、図8に示した白補正部505の第1実施例の動作を示す図である。図10は、図8に示した白補正部505の第1記憶部603及び第2記憶部605が格納するデータを、原稿を読み取る毎に示した図表である。図9においては、1ブロック辺りをXライン、カウンタ602の規定数をYブロック(本実施例では9ブロックとしており、これはローラー(濃度基準部材)1周分と定義している)、1枚目のXSHGATEアサート期間はYブロック、2枚目以降のXSHGATEアサート期間はY/3ブロックとし、ローラータイプの濃度基準部材を回転させながらシェーディングデータを生成する場合を説明する。
なお、カウンタ602の規定数が多いほど白基準データを読取る回数が増え、シェーディングデータがゴミや汚れの影響を受けることを低減することが出来る。カウンタ602の規定数は、紙間時間や第2読取部113の熱の影響による主走査方向の出力レベルの分布の経時変化による濃度ムラと、熱の影響によるレンズピッチの変化に起因する縦スジの発生タイミングを考慮して決定するのが望ましい。
(1枚目)
原稿読取前では、XSHGATE期間がカウンタ602の規定数を超える為、濃度基準部材を読んでいる白板データは、平均値の算出と、第1判定部604による比較とが実施された後に第1記憶部603に格納される。そして、白補正部505は、XSHGATEがカウンタ602で設定した規定数9ブロックに達する為、XSHGATEネゲート後に、第2記憶部605に上書きを行い、第2記憶部605に格納したシェーディングデータを用いて1枚目原稿をシェーディング補正する(図10参照)。
(2枚目)
1枚目の原稿通紙後からは紙間(前の原稿読取終了後から次の原稿読取開始まで)を狭めて、生産性の向上を図る。紙間が狭まるため、XSHGATEアサート期間も狭まる(図中では一例として3ブロックとしている)。そして、2枚目のXSHGATEアサート期間終了時にはカウンタ602がカウントした回数が3となり、第1記憶部603には2枚目で読取った合計3ブロックの中の最大値が格納される。XSHGATEのアサート期間はカウンタ602がカウントした回数が規定数に未達の為、第1記憶部603のデータを第2記憶部605には上書きしない。よって、シェーディングデータ補正部606は、2枚目の原稿に対しては第2記憶部605に格納されている1枚目で生成したシェーディングデータを用いてシェーディング補正を実施する。
(3枚目)
3枚目のXSHGATEアサート期間終了時にはカウンタ602がカウントした回数が6となり、第1記憶部603には2枚目と3枚目で読取った合計6ブロックの中の最大値が格納される。しかし、ブロック数が規定数に未達の為、第1記憶部603のデータを第2記憶部605には上書きしない。よって、2枚目の原稿に対しては第2記憶部605に格納されている1枚目で生成したシェーディングデータを用いてシェーディング補正を実施する。
(4枚目)
4枚目のXSHGATEアサート期間終了時にはカウンタ602がカウントした回数が9となり、第1記憶部603には2枚目、3枚目と4枚目で読取った合計9ブロックの中の最大値が格納される。白補正部505は、ブロック数が規定数に達する為、XSHGATEネゲートのタイミングで第1記憶部603のデータを第2記憶部605に上書きし、第2記憶部605に格納した更新したシェーディングデータを用いて原稿をシェーディング補正する。また、ブロック数が規定数に達するので、XSHGATEネゲートのタイミングでカウンタ602はクリアされて回数が0となる。
(5枚目)
5枚目のXSHGATEアサート期間終了時にはカウンタ602がカウントした回数が3となり、第1記憶部603には5枚目で読取った合計3ブロックの中の最大値が格納される。しかし、白補正部505は、ブロック数が規定数に未達の為、第1記憶部603のデータを第2記憶部605には上書きせず、5枚目の原稿に対しては第2記憶部605に格納されている4枚目で生成したシェーディングデータを用いてシェーディング補正を実施する。
このように、図8に示した白補正部505を有するADF10は、生産性を向上させつつ、主走査方向の出力レベルの分布の経時変化による濃度ムラと、熱の影響によるレンズピッチの変化に起因する縦スジを抑制することができる。
(第2実施例)
図11は、白補正部505の第2実施例を示す機能ブロック図である。ゴミ検知部(判断部)607は、第1記憶部603が記憶しているシェーディングデータを第2記憶部605が記憶する前に、濃度基準部材に付着しているゴミの影響がシェーディングデータにあるか否かを判断する(ゴミの有無を検知する)。つまり、ゴミ検知部607は、カウンタ602がカウントした回数が規定値を超え、XSHGATEがネゲートしたタイミングで、第1記憶部603に格納されているシェーディングデータに対するゴミの影響を検知する。
具体的には、ゴミ検知部607は、シェーディングデータが予め定められた閾値以上であれば、濃度基準部材にゴミは付着していない(ゴミ無し)と判断する。また、ゴミ検知部607は、シェーディングデータが予め定められた閾値未満であれば、濃度基準部材にゴミが付着している(ゴミ有り)と判断する。
よって、第2記憶部605は、ゴミ検知部607がゴミ無しと判断した場合には、第1記憶部603が記憶しているシェーディングデータを記憶する。また、第2記憶部605は、ゴミ検知部607がゴミ有りと判断した場合には、第1記憶部603が記憶しているシェーディングデータを記憶しない(シェーディングデータの更新をしない)。ゴミ検知部607における閾値は任意に設定できるものとする。例えば、ゴミ検知部607は、第2記憶部605が格納しているシェーディングデータに対する所定の比率の値を閾値とする。
図12は、濃度基準部材(白ローラー)70に対し、縦方向(副走査方向)に長く汚れが付着した状態を示す図である。濃度基準部材70は、例えば図2に示した第2読取ローラー146に相当する。また、濃度基準部材70は、図4に示した導光体41、ロッドレンズアレイ42(複数のロッドレンズ420の配列方向)及びセンサ基板43に略平行な軸を中心として回転可能に設けられ、光源部40が導光体41を介して照射する光をロッドレンズアレイ42に向けて反射する柱状の部材である。なお、図12においては、濃度基準部材70の外観と、濃度基準部材70の外周面の展開図が示されている。
図13は、図11に示した白補正部505の第2実施例の動作を示す図である。
(1枚目)
平均値算出部601は、ブロック2〜ブロック5の領域で、濃度基準部材70に付着した汚れの影響を受けた状態で副走査方向の平均値を算出する。しかし、ブロック1及びブロック6〜9では、平均値算出部601が汚れの影響を受けずに副走査方向の平均値を算出する為、第1記憶部603には汚れの影響を受けないシェーディングデータが格納され、そのシェーディングデータを第2記憶部605が上書きし、第2記憶部605に格納されたシェーディングデータを用いてシェーディングデータ補正部606が1枚目原稿をシェーディング補正する為、汚れによるスジは発生しない。
(2枚目)
2枚目のXSHGATEアサート期間で取得する入力データはいずれも汚れの影響を受けている。第1記憶部603には2枚目で読んだブロック1〜3の中で汚れの影響が最も少なかったブロックのシェーディングデータが格納される。しかし、シェーディングデータ補正部606は、第2記憶部605に格納されているシェーディングデータで2枚目原稿をシェーディング補正する為、汚れによるスジは発生しない。
(3枚目)
3枚目のXSHGATEアサート期間で取得する入力データはいずれも汚れの影響を受けている。第1記憶部603には1,2枚目で読んだブロック1〜6の中で汚れの影響が最も少なかったブロックのデータが格納される。シェーディングデータ補正部606は、第2記憶部605に格納されているシェーディングデータで3枚目原稿をシェーディング補正する為、汚れによるスジは発生しない。
(4枚目:ゴミ検知部607を有しない図8に示した第1実施例の場合)
まず、比較のために、図8に示した白補正部505の第1実施例の場合について示す。4枚目のXSHGATEアサート期間で取得する入力データはいずれも汚れの影響を受けている。第1記憶部603には1,2,3枚目で読んだブロック1〜9の中で汚れの影響が最も少なかったブロックのデータが格納される。そして、ブロック数が規定数に達する為、第1記憶部603に格納されたシェーディングデータによって第2記憶部605に格納されたシェーディングデータは上書きされる。シェーディングデータ補正部606は、汚れの影響を受けたシェーディングデータを用いて4枚目原稿をシェーディング補正する為、汚れによるスジが発生する(図13(a)参照)。
(4枚目:ゴミ検知部607を有する図11に示した第2実施例の場合)
図11に示した白補正部505の第2実施例では、4枚目のXSHGATEアサート期間で取得する入力データはいずれも汚れの影響を受けている。第1記憶部603には1,2,3枚目で読んだブロック1〜9の中で汚れの影響が最も少なかったブロックのデータが格納される。そして、ブロック数が規定数に達する為、ゴミ検知部607は、第1記憶部603が格納しているシェーディングデータに対するゴミの影響を検知する。
ここで、第1記憶部603に格納されたシェーディングデータが閾値未満であるとゴミ検知部607が判断した場合、第2記憶部605は、第1記憶部603に格納されたシェーディングデータによる上書きを行わない。シェーディングデータ補正部606は、1枚目で第2記憶部605に格納したシェーディングデータをそのまま使用する。つまり、シェーディングデータ補正部606が汚れの影響を受けていない第2記憶部605に格納されたシェーディングデータを用いて4枚目原稿をシェーディング補正する為、汚れによるスジが発生しない(図13(b)参照)。
また、白補正部505の第2実施例は、生産性向上の為に紙間を狭め(紙間で取得できるブロック数が少ない場合)、かつ第2読取部113内の発熱量が多くシェーディングデータの更新を頻繁にしなければ、経時変化による濃度ムラや熱の影響による縦スジが発生してしまう場合においても有効である。例えば、画像に影響が出る紙間までに達するブロック数以下の値に、カウンタ602の規定数を設定すればよい。
図14は、カウンタ602の規定数を1ブロックと設定し、紙間でのXSHGATEアサート期間が1ブロックである場合における白補正部505の第2実施例の動作を示す図である。
(1枚目)
ブロック2〜ブロック5の領域に汚れがある場合、平均値算出部601は、濃度基準部材70に付着した汚れの影響を受けた状態で副走査方向の平均値を算出する。しかし、平均値算出部601は、ブロック1及びブロック6〜9では汚れの影響を受けずに副走査方向の平均値を算出する。よって、第1記憶部603には汚れの影響を受けないシェーディングデータが格納され、そのシェーディングデータが第2記憶部605に上書きされる。シェーディングデータ補正部606が第2記憶部605に格納されたシェーディングデータを用いて1枚目原稿をシェーディング補正する為、汚れによるスジは発生しない。なお、カウンタ602の規定数は1ブロックであるが、XSHGATEネゲートタイミングまでは副走査方向の算出された平均値と比較して値が大きいと第1判定部604が判定したシェーディングデータが第1記憶部603に記憶される。
(2枚目〜5枚目)
第1記憶部603には2枚目(又は3枚目、4枚目、5枚目のいずれか)で読んだブロック1のシェーディングデータが第1記憶部603に格納される。ゴミ検知部607は、第1記憶部603に格納されたシェーディングデータに対してゴミの影響を検知する。ここで、第1記憶部603に格納されたシェーディングデータが閾値未満であるとゴミ検知部607が判断した場合、第2記憶部605は、第1記憶部603に格納されたシェーディングデータによる上書きを行わない。シェーディングデータ補正部606は、1枚目で第2記憶部605に格納したシェーディングデータをそのまま使用する。つまり、シェーディングデータ補正部606が汚れの影響を受けていない第2記憶部605に格納されたシェーディングデータを用いて4枚目原稿をシェーディング補正する為、汚れによるスジが発生しない。
このように、白補正部505の第2実施例では、濃度基準部材70に付着したゴミの影響を抑制することができる。ローラータイプの濃度基準部材を用いてシェーディングデータを生成する場合は、一般的にゴミの影響を低減する為にローラー1周分のデータを取得する(ブロック数 × Xラインがローラー1周の長さ)ことが望ましい。
なお、1枚目ではXSHGATEが連続してYブロック分アサートしている為、各ブロックが連続して異なる位置を読取った最大値が第1記憶部603に格納される。一方、2枚目〜4枚目のXSHGATEアサート期間の合計はYブロックとなるが、濃度基準部材70の読取位置を制御しない構成では異なる位置を読取るとは限らない。全てのブロックで汚れた位置のデータを参照する可能性がある。その為、白補正部505の第2実施例は、1枚目のXSHGATEアサート期間にローラー1周分のシェーディングデータを第2記憶部605に格納し、ゴミ検知部607がゴミの影響の有無を判断することにより、汚れによるスジの影響を抑制できる。
(第3実施例)
図15は、白補正部505の第3実施例を示す機能ブロック図である。ゴミ検知&補正部(第2補正部)608は、第1記憶部603が記憶しているシェーディングデータを第2記憶部605が記憶する前に、濃度基準部材に付着しているゴミの影響がシェーディングデータにあるか否かを判断し、補正を行う。つまり、第2補正部608は、例えばゴミ検知部(判断部)607の機能を包含し、カウンタ602がカウントした回数が規定値を超え、XSHGATEがネゲートしたタイミングで、第1記憶部603に格納されているシェーディングデータに対するゴミの影響を検知し、補正を行う。
具体的には、第2補正部608は、シェーディングデータが予め定められた閾値以上であれば、濃度基準部材にゴミは付着していない(ゴミ無し)と判断し、第1記憶部603が記憶しているシェーディングデータを第2記憶部605に記憶させる。また、第2補正部608は、シェーディングデータが予め定められた閾値未満であれば、濃度基準部材にゴミが付着している(ゴミ有り)と判断し、第2記憶部605に格納されているシェーディングデータに対して補正を行って上書きを実施する(シェーディングデータの補正を行う)。
第2補正部608が補正を行うために、第1算出部609は、第1記憶部603と第2記憶部605が格納しているシェーディングデータの所定のエリア(濃度基準部材の所定の領域)の平均値を算出し、算出した平均値を第2補正部608に対して出力する。第2補正部608は、第1記憶部603に格納されたシェーディングデータと第2記憶部605に格納されたシェーディングデータの平均値から現在の光量(第1記憶部603のデータ)と過去の光量(第2記憶部605のデータ)の変化比率を算出する。そして、第2補正部608は、第1記憶部603のデータが閾値以下であった場合に、元々格納されていた第2記憶部605の値と算出した変化比率とを乗算する補正を行い、第2記憶部605に格納する。
連続して同じ画素(あるいはエリア)にゴミがあると検知された場合、広範囲に汚れが広がっていることになる。汚れが広範囲にある場合、1枚目で生成したシェーディングデータが連続して使用される可能性がある。経時による光量低下が大きい第2読取部113では、更新された箇所の画素位置と更新されなかった画素(1枚目のシェーディングデータを使用続けた画素)の間に出力差が発生する可能性がある。白補正部505の第3実施例によれば、この出力差を補正することが可能である。
(第4実施例)
図16は、白補正部505の第4実施例を示す機能ブロック図である。白補正部505の第4実施例において、第2補正部608は、閾値未満のシェーディングデータを識別した場合、該当画素位置(又は主走査方向において複数に分割したエリア位置)を示す情報をエラーカウンタ(警告部)610に対して出力するものとする。エラーカウンタ(警告部)610は、第2補正部608が連続して同一画素位置を示す情報を出力した場合にカウントを加算し、カウント数が所定の閾値に達したら、ユーザーへ濃度基準部材70及びADF10の読取ガラス面(図示せず)の清掃を促す情報を出力する。
連続して同じ画素(又はエリア)にゴミがあると検知された場合、広範囲に汚れが広がっていることになる。その汚れは、図17の様にローラー(濃度基準部材70)全体に跨っている可能性がある。この場合、1枚目で生成したシェーディングデータ自体が、汚れの影響を受けたブロック1あるいはブロック9で生成される為、汚れによるスジの影響を受けてしまう。そこで、白補正部505の第4実施例は、ユーザーへ清掃を促す情報を出力することにより、汚れによるスジの発生を抑制できる。
(第5実施例)
図18は、白補正部505の第5実施例を示す機能ブロック図である。第2算出部611は、平均値算出部601が算出した平均値、及び第1記憶部603が格納した平均値を用いて光量の変化量(変化比率)を算出し、光量補正部(第3補正部)612に対して出力する。
光量補正部(第3補正部)612は、第1記憶部603が格納している平均値(シェーディングデータ)を、第2算出部611が算出した変化比率を用いて補正し、第1判定部604に対して出力する。第1判定部604は、平均値算出部601が新たに算出した平均値と、第3補正部612が補正した平均値とを比較し、値が大きいと判定した平均値を第1記憶部603に上書きする。なお、第2算出部611は、第1算出部609と共通であってもよい。
図19は、XSFGATE及びXSHGATEと、光量の時間変動との関係を示す図である。ここでは、カウンタ602の規定値は9ブロックに固定され、1枚目のXSHGATEアサート期間は9ブロック、2枚目以降のXSHGATEアサート期間は3ブロックとして説明する。
図19に示すように、光量は経時により低下していくので、2,3,4枚目のXSHGATEアサート期間の光量レベルは異なる(2枚目のブロック1の光量が最も高く、4枚目のブロック9の光量が最も低い)。この場合、第1記憶部603に格納されるのは2枚目のブロック1のデータとなる可能性が高い。そして、2枚目を読んだ場合の光量で濃度基準部材からの反射光を読んだデータを用いて、4枚目の光量で読んだ原稿データをシェーディング補正することになる。その為、光量劣化の大きい光源(ハイパワーのLEDやキセノンランプ等)を用いた場合に、4枚目のシェーディング補正後の原稿データの濃度が狙いの濃度よりも低くなる可能性がある。
シェーディング補正後のデータDoutは、下式2によって算出される。
Dout=Din/SD×α ・・・(2)
Dout:シェーディング補正後のデータ
Din :4枚目の光量で取得した原稿データ
SD :2枚目の光量で取得した濃度基準部材データ
α :係数(グレーバランス調整など)
この場合、SDの値が狙いのタイミングの値より高くなるため、Doutの出力が下がる。しかし、白補正部505の第5実施例では、第3補正部612が設けられたことにより、第1記憶部603に格納されたデータは各紙間のXSHGATE期間の光量に補正されてから比較されるので、原稿濃度を狙い通りに出力することができる。
(第6実施例)
図20は、白補正部505の第6実施例を示す機能ブロック図である。第2判定部613は、第2算出部611が算出した副走査方向の平均値を用いて算出した所定のエリアの平均値と、第3記憶部614に格納されたデータと比較し、値が大きい方を第3記憶部614に上書きする。
なお、第1記憶部603はジョブの終了時にデータがリセット(出力0digit)される。つまり、ジョブ開始後の最初の副走査方向の平均値を第2算出部611が算出した平均値は、強制的に第3記憶部614に格納される。
光量補正量(第4補正部)615は、第3記憶部614に格納された平均値と第2記憶部605に格納された平均値を比較して、シェーディング補正用のデータ(第2記憶部605)と現在の光量(第3記憶部614)の変化比率を算出する。そして、シェーディングデータ補正部606は、カウンタ602のカウントが規定値に達している場合は、第2記憶部605に格納されたシェーディングデータを用いてシェーディング補正を行う。また、シェーディングデータ補正部606は、カウントが規定値に達していない場合は、第2記憶部605に格納されたシェーディングデータと、第4補正部615が算出した変化比率を用いてシェーディング補正と光量補正を行う。
白補正部505の第1実施例〜第5実施例では、カウンタ602のカウントが規定値に達するまで第2記憶部605に格納されたシェーディングデータを更新しない。つまり、カウントが規定値に達するまでは過去に取得した濃度基準部材70の読み取りデータで原稿をシェーディング補正する。
図21は、XSFGATE及びXSHGATEと、光量の時間変動との関係を示す図である。図22は、図20に示した白補正部505の第1記憶部603及び第2記憶部605が格納するデータを、原稿を読み取る毎に示した図表である。ここでは、カウンタ602の規定値は9ブロックに固定され、1枚目のXSHGATEアサート期間は9ブロック、2枚目以降のXSHGATEアサート期間は3ブロックとして説明する。図21に示すように、光量は経時により低下する。この場合、光量劣化の大きい光源(ハイパワーのLEDやキセノンランプ等)を用いた場合、1枚目のタイミングで取得した第2記憶部605のデータ(光量A)で、2枚目(光量B)と3枚目(光量C)の原稿のシェーディング補正を行う場合に狙いのデータよりも低い値が出力される可能性がある。つまり、図19を用いて説明したように、濃度ムラが発生する恐れがある。
白補正部505の第6実施例では、第2判定部613、第3記憶部614及び第4補正部615が設けられているので、第2記憶部605に格納されたシェーディングデータを更新しないタイミングにおいても、光量劣化に追従したシェーディング補正を実施することができる。
(変形例)
図23は、ADF10の変形例の動作を示す図である。第2読取ローラー146(又は濃度基準部材70)は、図示しないアクチュエータ等を用いて各紙間で狙いのローラー位置の読取データを取得するように構成されてもよい。即ち、アクチュエータ等の自動駆動制御機構を用いて濃度基準部材70の回転とシェーディングデータの読取りタイミングの同期をとることにより、濃度基準部材70の各ブロックのデータを取得する位置を、1枚目のシェーディングデータを取得した位置と同じ位置にすることが可能である。
つまり、図23に示すように、濃度基準部材70の外周面が正確に9ブロックに分けられ、濃度基準部材70におけるシェーディングデータを取得する位置が決められる。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置1をコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明したが、複写機、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像読取装置を備える画像形成装置であれば、いずれにも適用することができる。
1 画像形成装置
10 ADF(画像読取装置)
11 コントローラ
40、500 光源部
41 導光体
42 ロッドレンズアレイ
43 センサ基板
70 濃度基準部材
113 第2読取部
146 第2読取ローラー
420 ロッドレンズ
430、501 センサ
503 A/D変換部
505 白補正部
600 画素加算部
601 平均値算出部
602 カウンタ
603 第1記憶部
604 第1判定部
605 第2記憶部
606 シェーディングデータ補正部
607 ゴミ検知部
608 ゴミ検知&補正部
609 第1算出部
610 エラーカウンタ
611 第2算出部
612 第3補正部
613 第2判定部
614 第3記憶部
615 第4補正部
特開2006−13852号公報

Claims (9)

  1. 光を照射する照射部と、
    主走査方向に配列され、前記照射部が照射する光の反射光を結像する複数のレンズと、
    前記複数のレンズが結像した反射光の光量を、主走査方向に配列された複数の画素を示す電気信号に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部が変換した電気信号を前記複数の画素それぞれの画素値に変換する変換部と、
    前記複数のレンズの配列方向に沿って設けられた軸を中心として回転可能に設けられ、前記照射部が照射する光を前記複数のレンズに向けて周方向の反射面で反射する柱状の濃度基準部材と、
    搬送される原稿間において、前記濃度基準部材の反射面の周方向の一部であるブロックで反射した光の光量に対応する前記画素値が加算され、加算された前記画素値の平均値を出する平均値算出部と、
    搬送される原稿間における複数の前記ブロックそれぞれで算出された平均値の最大値を記憶する第1記憶部と、
    前記平均値算出部が新たに算出した平均値、及び前記第1記憶部が記憶した平均値のいずれの平均値が大きいかを判定し、値が大きい平均値を前記最大値として前記第1記憶部記憶する判定部と、
    搬送される原稿間において平均値を算出した前記ブロックの数の合計が、予め定められた規定数に達した場合に、前記第1記憶部が記憶する平均値を上書きして記憶する第2記憶部と、
    前記第2記憶部が記憶する平均値に基づいて、シェーディング補正を行う第1補正部と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第1記憶部が記憶する平均値が予め定められた閾値を超えているか否かを判断する判断部をさらに有し、
    前記第2記憶部は、
    前記判断部が閾値を超えていないと判断した場合、前記第1記憶部が記憶する平均値を記憶しないこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記反射面の予め定められた領域に対する電気信号の平均値の変化比率に応じて前記第2記憶部が記憶する平均値を補正する第2補正部をさらに有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 主走査方向の予め定められた領域において、前記判断部が閾値未満であると判断した回数が予め定められた回数以上となった場合に、少なくとも前記濃度基準部材に対する清掃を促す警告を発する警告部をさらに有すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記反射面の予め定められた領域に対する電気信号の平均値の変化比率に応じて前記第1記憶部が記憶する平均値を補正する第3補正部をさらに有し、
    前記判定部は、
    前記平均値算出部が新たに算出した平均値と、前記第3補正部が補正した平均値とを比較し、値が大きいと判定した平均値を前記第1記憶部に記憶させること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記反射面の予め定められた領域に対し、前記平均値算出部が新たに算出した平均値に基づいて、前記第2記憶部が記憶する平均値を補正する第4補正部をさらに有すること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記濃度基準部材は、
    原稿が搬送される毎に、反射面の周方向の一部がずれるように回転が制御されていること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置を有する画像形成装置。
  9. 照射された光の反射光を主走査方向に配列された複数のレンズが結像した光量を、主走査方向に配列された複数の画素を示す電気信号に変換する工程と、
    変換した電気信号を前記複数の画素それぞれの画素値に変換する工程と、
    搬送される原稿間において、前記複数のレンズの配列方向に沿って設けられた軸を中心として回転可能に設けられ、照射された光を前記複数のレンズに向けて周方向の反射面で反射する柱状の濃度基準部材の反射面の周方向の一部であるブロックで反射した光の光量に対応する前記画素値が加算され、加算された前記画素値の平均値を出する工程と、
    搬送される原稿間における複数の前記ブロックそれぞれで算出された平均値の最大値を第1記憶部に記憶させる工程と、
    新たに算出した平均値、及び前記第1記憶部が記憶した平均値のいずれの平均値が大きいかを判定し、値が大きい平均値を前記最大値として前記第1記憶部に憶させる工程と、
    搬送される原稿間において平均値を算出した前記ブロックの数の合計が、予め定められた規定数に達した場合に、前記第1記憶部が記憶する平均値を第2記憶部に上書きして記憶させる工程と、
    前記第2記憶部が記憶する平均値に基づいて、シェーディング補正を行う工程と、
    を含むことを特徴とする画像読取り方法。
JP2013137455A 2013-06-28 2013-06-28 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法 Expired - Fee Related JP6241094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137455A JP6241094B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137455A JP6241094B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015012517A JP2015012517A (ja) 2015-01-19
JP6241094B2 true JP6241094B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=52305289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013137455A Expired - Fee Related JP6241094B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6241094B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4148655B2 (ja) * 2000-09-01 2008-09-10 株式会社リコー 画像読取装置、画像形成装置及び白基準データ作成方法
JP2002290671A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置、ファクシミリ装置及びシェーディングデータ作成方法
JP2003037717A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置及び画像形成装置
JP2007208878A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JP2009272891A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法及び画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015012517A (ja) 2015-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5862294B2 (ja) 画像読取装置、自動原稿搬送装置および画像形成装置
JP5652063B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及びシェーディング補正方法
JP5481436B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2010136164A (ja) 画像読取装置
JP6409254B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法
JP5862293B2 (ja) 画像読取装置、自動原稿搬送装置および画像形成装置
JP2011023789A (ja) 画像読み取り装置及び画像形成装置
JP6497235B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
JP6131637B2 (ja) 画像読取装置、画像読取装置を備えた画像形成装置
JP5182118B2 (ja) 画像読取装置及びそのゴミ付着判定方法
JP2010177746A (ja) 画像読取装置及びそのゴミ付着判定方法
JP2011097528A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP5910088B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP6241094B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取り方法
JP6953970B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP6885078B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、画像処理装置、及び画像処理方法
JP6680110B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6354436B2 (ja) シェーディング補正装置、および画像処理装置
JP6340983B2 (ja) シェーディング補正装置、および画像処理装置
JP5652058B2 (ja) 画像読取装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2010220115A (ja) 画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の画像読取方法、および画像読取プログラム
JP6149432B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、画像読取装置の制御方法、及び画像読取装置の制御プログラム
JP5401892B2 (ja) 原稿読取装置及び画像処理装置
US20210400166A1 (en) Shading correction device, reading device, image forming apparatus, shading correction method, and non-transitory recording medium
JP5857467B2 (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171023

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6241094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees