JP6236279B2 - 剃刀ヘッド保護カバー、替刃収容ケース及びキャップ付き剃刀 - Google Patents

剃刀ヘッド保護カバー、替刃収容ケース及びキャップ付き剃刀 Download PDF

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Description

本発明は、ホルダに対し着脱可能に連結し得る替刃などの剃刀ヘッドを収容することができるキャップなどの保護カバー、並びに、複数の替刃を収容して保管することができる替刃収容ケース、並びに、そのようなキャップを備えたキャップ付き剃刀に関するものである。
下記の特許文献1にかかる替刃収容ケースにおいては、底壁部と、底壁部の外周に設けた周壁部と、底壁部及び周壁部の内側に設けた収容部と、底壁部に対向して収容部を開放した開口部とを有するキャップが複数並べられて、互いに隣接するキャップにおける周壁部に設けられた連結部で各キャップが着脱可能に連結されている。そのキャップの収容部に替刃を収容して保管することができる。それらのキャップは、剃刀においてホルダに対し着脱可能に連結し得る替刃を収容する際にも利用することができる。
前記キャップの周壁部は、隅部を介して環状に連続させて並べた四つの把持辺部を有している。替刃における刃体の刃先延設方向に直交する方向の両側に位置する二つの把持辺部のうち一方の把持辺部には、替刃をキャップの収容部に収容した際に、その替刃を着脱可能に係止し得る係止部が設けられている。
また、下記の特許文献2にかかる替刃収容ケースにおいて、替刃における刃体の刃先延設方向に沿う方向の両側に位置する二つの把持辺部には、替刃をキャップの収容部に収容した際に、その替刃を着脱可能に係止し得る係止部が設けられている。
実公平5−3135号公報 特開昭50−47746号公報
しかし、替刃をキャップの収容部に収容する際に、キャップの周壁部の把持辺部を把持すると、その把持辺部が収容部側に撓むため、係止部を有する把持辺部が弾性変形しにくくなって、キャップの係止部に対する替刃の着脱に支障を来たすおそれがあった。
この発明は、剃刀ヘッド保護カバーに対する剃刀ヘッドの着脱や、替刃収容ケースに対する替刃の着脱や、キャップ付き剃刀のキャップに対する剃刀ヘッドの着脱を支障なく行うことを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜9)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる剃刀ヘッド保護カバー(21,42)は、底壁部(22)と、底壁部(22)の外周に設けた周壁部(23)と、底壁部(22)及び周壁部(23)の内側に設けた収容部(24)と、収容部(24)を底壁部(22)に対向して開放した開口部(25)とを有し、下記のように構成されている。
前記周壁部(23)は、環状に連続させて並べた四つの把持辺部(26,27,28,29)と、互いに隣接する両把持辺部(26,27,28,29)間の境界部に設けた四つの隅部(30)とを有している。四つの隅部(30)には刃体(14)を有する剃刀ヘッド(12)を前記収容部(24)に開口部(25)から収容した際に、その剃刀ヘッド(12)を着脱可能に係止し得る係止部(34,35,36,37)を設けている。四つの隅部(30)のうち、対角位置にある二つの隅部(30)に設けた係止部(34,36)には、弾性変形により剃刀ヘッド(12)を係止し得る係止状態と、弾性に抗して剃刀ヘッド(12)に対する係止を解除し得る非係止状態とを取り得る弾性片(40)を切欠孔(39)により設け、他の対角位置にある二つの隅部(30)に設けた係止部(35,37)には突起(41)を設けている。
請求項1の発明は下記(イ)〜(ハ)の特徴を有している。
(イ) 係止部(34,35,36,37)を把持辺部(26,27,28,29)でなく隅部(30)に設けた。従って、把持辺部(26,27,28,29)を把持した際にも隅部(30)はその把持による悪影響を受けにくくなり、保護カバー(21,42)の係止部(34,35,36,37)に対する剃刀ヘッド(12)の着脱を支障なく行うことができる。
(ロ) 四つの隅部(30)のうち、対角位置にある二つの隅部(30)に設けた係止部(34,36)には、弾性変形により剃刀ヘッド(12)を係止し得る係止状態と、弾性に抗して剃刀ヘッド(12)に対する係止を解除し得る非係止状態とを取り得る弾性片(40)を切欠孔(39)により設け、他の対角位置にある二つの隅部(30)に設けた係止部(35,37)には突起(41)を設けている。四つの把持辺部(26,27,28,29)のうち対向する二つの把持辺部(26,27,28,29)を把持した際に、四つの隅部(30)のうち、対角位置にある二つの隅部(30)と他の対角位置にある二つの隅部(30)とは、その把持による悪影響を受けにくくなり、弾性変形度を維持することができる。従って、保護カバー(21,42)の係止部(34,35,36,37)に対する剃刀ヘッド(12)の着脱を支障なく行うことができる。
(ハ) 四つの隅部(30)のうち、対角位置にある二つの隅部(30)に設けた係止部(34,36)には弾性片(40)を切欠孔(39)により設け、他の対角位置にある二つの隅部(30)に設けた係止部(35,37)には突起(41)を設けている。従って、四つの把持辺部(26,27,28,29)のうち対向する二つの把持辺部(26,27,28,29)を把持した際に周壁部(23)が偏って変形することを規制し、保護カバー(21,42)の係止部(34,35,36,37)に対する剃刀ヘッド(12)の着脱を支障なく行うことができる。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明において、前記底壁部(22)には各係止部(34,35,36,37)と対向する切欠孔(38)を設けた。請求項2の発明では、底壁部(22)の切欠孔(38)により剃刀ヘッド(12)を視認することができる。
請求項3の発明にかかる替刃収容ケース(42)においては、請求項1または請求項2の発明に記載の剃刀ヘッド保護カバー(21)に収容し得る剃刀ヘッドは、ホルダ(1)に対し着脱可能に連結し得る替刃(12)であって、その剃刀ヘッド保護カバー(21)を複数並べて、互いに隣接する両剃刀ヘッド保護カバー(21)における周壁部(23)に設けた連結部(31,32)で各剃刀ヘッド保護カバー(21)を着脱可能に連結し得る。請求項3の発明では、複数の剃刀ヘッド保護カバー(21)を替刃収容ケース(42)としても利用することができる。
請求項3の発明を前提とする請求項4の発明にかかる替刃収容ケース(42)において、前記連結部(31,32)は周壁部(23)の把持辺部(26,27)に設けられている。請求項4の発明では、剃刀ヘッド保護カバー(21)を着脱可能に連結し易い。
請求項3または請求項4の発明を前提とする請求項5の発明にかかる替刃収容ケース(42)において、前記連結部(31,32)で互いに連結し得る両剃刀ヘッド保護カバー(21)は、底壁部(22)の周方向へ互いに着脱し得る。請求項5の発明では、複数の剃刀ヘッド保護カバー(21)における開口部(25)の向きを揃えた替刃収容ケース(42)とすることができる。
請求項6の発明にかかるキャップ付き剃刀おいて、請求項1または請求項2の発明に記載の剃刀ヘッド保護カバーキャップ(21)であって、そのキャップ(21)と、頭部(3)に剃刀ヘッド(12)を有するホルダ(1)とを備え、そのキャップ(21)を剃刀ヘッド(12)に対し着脱可能に支持し得る。請求項6の発明では、請求項1または請求項2の発明の効果をキャップ付き剃刀において発揮させることができる。
請求項6の発明を前提とする請求項7の発明において、前記剃刀ヘッドはホルダ(1)に対し着脱可能に連結し得る替刃(12)である。請求項7の発明では、請求項1または請求項2の発明の効果を替刃式剃刀において発揮させることができる。
請求項6または請求項7の発明を前提とする第8の発明にかかるキャップ(21)の周壁部(23)において、底壁部(22)から開口部(25)までの高さについては、隅部(30)を介して環状に連続させて並べた四つの把持辺部(26,27,28,29)のうち、剃刀ヘッド(12)をキャップ(21)の収容部(24)に収容した際に、剃刀ヘッド(12)における刃体(14)の刃先延設方向(Y)に直交する方向(Z)の両側に位置する二つの把持辺部(26,27)と、その刃先延設方向(Y)に沿う方向(Y)の両側に位置する二つの把持辺部(28,29)とのうち、一方の両把持辺部(26,27)における少なくとも一つ把持辺部(26,27)は他方の両把持辺部(28,29)における少なくとも一つ把持辺部(28,29)より小さい高さに設定された部分を有している。第8の発明では、例えば図2に示すようにキャップ(21)に剃刀ヘッド(12)を支持した際にキャップ(21)に対するホルダ(1)の頭部(3)の接触を防ぐことができる。
本発明は、剃刀ヘッド保護カバー(21)に対する剃刀ヘッド(12)の着脱や、替刃収容ケース(42)に対する替刃(12)の着脱や、キャップ付き剃刀のキャップ(21)に対する剃刀ヘッド(12)の着脱を支障なく行うことができる。
キャップ付き剃刀を正面側から見た組付斜視図である。 (a)は図1のキャップ付き剃刀を示す部分組付側面図であり、(b)は同じく部分組付断面図である。 (a)は図1の剃刀において替刃からキャップを分解した状態を正面側から見た部分分解斜視図であり、(b)は同じく背面側から見た部分分解斜視図である。 (a)は図3のキャップ付き剃刀を示す部分分解側面図であり、(b)は同じく部分分解断面図である。 (a)は図3の剃刀においてホルダから替刃を分解した状態を正面側から見た部分分解斜視図であり、(b)は同じく背面側から見た部分分解斜視図である。 (a)は図5のキャップ付き剃刀を示す部分分解側面図であり、(b)は同じく部分分解断面図である。 (a)は複数のキャップを載置して互いに隣接するキャップを着脱可能に連結した替刃収容ケースを示す組付斜視図であり、(b)は同じく正面図である。 替刃をキャップに収容した状態を示す背面図である。 (a)は別の替刃をキャップに収容した状態を示す背面図であり、(b)はその替刃を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるキャップ付き剃刀について不使用時の中立状態を基本として図面を参照して説明する。
図1に示すホルダ1は、上下方向Zへ細長く延設された把持部2と、その把持部2の上端部に設けられた頭部3とを有している。把持部2は、例えばABS樹脂などの硬質樹脂により成形された主体部4と、例えばゴム材やエラストマー樹脂やシリコーン樹脂などの軟質樹脂により成形されてその主体部4の外側に露出する指当部5とを有している。頭部3は、硬質樹脂により把持部の主体部4とともに主体部4と同一材で一体成形された支持部6を有している。支持部6には環状部6aが形成されている。図5及び図6に示すように、環状部6aの中心位置に配設された受筒部7の外周と環状部6aの内周との間には、弾性板8が介在されている。受筒部7は把持部2の主体部4と同一材で成形されている。弾性板8は例えばゴム材やエラストマー樹脂やシリコーン樹脂などの軟質樹脂により把持部2の指当部5とともに一体成形されている。受筒部7の内側には前側の着脱口10と後側の操作口11とにより開放された連結孔9が前後方向Xへ貫設されている。
替刃12(剃刀ヘッド)は、肌接触面側で複数(四枚)の刃体14を組み付けた刃体組付部13と、その刃体組付部13から肌接触面側(刃体14側)に対する反対側へ頭部3の支持部6に向けて延びる連結突部15とを有している。刃体組付部13及び連結突部15は例えばABS樹脂などの硬質樹脂により成形されている。連結突部15は、刃体組付部13の刃台16から延設された案内部17と、案内部17の下側に一体的に形成された片持ち梁状ばね18(支持部)と、案内部17の延設方向(前後方向X)の端部側に面して片持ち梁状ばね18の自由端側から上方へ延設された操作部19とを有している。操作部19は替刃12の肌接触面側に対し離間する後向きへ傾斜する押接面19aを有している。押接面19aは、指腹にフィットし易いように凹状に形成され、案内部17の延設方向(前後方向X)と交差して形成されている。片持ち梁状ばね18の自由端側で操作部19の基端部には段差部20(係脱部)が形成されている。片持ち梁状ばね18は刃体組付部13の刃台16との間で切欠部18aを有している。
図3及び図4に示すように、替刃12の連結突部15をホルダ1の連結孔9に着脱口10から挿入した保持状態にする際には、着脱口10から操作口11側に延びる切欠部7aにより着脱口10が広がるため、その挿入を容易に行うことができる。その挿入時、片持ち梁状ばね18の自由端側にある操作部19で傾斜する押接面19aがその切欠部7aの後端側に当接すると、その押接面19aに生じる分力により、片持ち梁状ばね18がその弾性力に抗して案内部17に近付く上側に撓み、操作部19の下面が連結孔9の下面に当接しながら後方へ移動する。その後、操作部19が操作口11の外側へ突出するに伴い、片持ち梁状ばね18がその弾性力により下側へ復帰して、段差部20が操作口11の縁部11aに係止される係止状態となる。その保持状態では、案内部17が連結孔9に挿入されて受筒部7が刃体組付部13の刃台16と段差部20との間に挟持され、操作部19が連結孔9の操作口11から外側へ突出して露出する。
この保持状態で替刃12を肌面に押し当てて使用すると、替刃12に生じる力の向き及び大きさに応じて弾性板8が撓んで替刃12を三次元方向に首振りさせることができる。その使用時に刃体組付部13の刃台16から流れ出た剃りかすを片持ち梁状ばね18の切欠部18aから排出させることができる。
操作部19の押接面19aは、連結孔9の着脱口10と操作口11とを結ぶ前後方向Xや案内部17の延設方向(前後方向X)に沿う連結突部15の着脱方向に対し傾斜しているため、操作口11で押接面19aを連結突部15の着脱方向(前後方向X)に沿う前方へ押さえると、段差部20が操作口11の縁部11aに係止される係止状態でも、押接面19aに付与した押接力は、その係止を解除する向きの力と、替刃12を着脱口10から押し出す向きの力として作用する。その押接力により、まず、片持ち梁状ばね18が案内部17に近付く上側に撓んで、段差部20が操作口11の縁部11aから離脱する非係止状態となる。さらに、その押接力により、連結突部15が連結孔9の着脱口10と操作口11とを結ぶ前後方向Xや案内部17の延設方向(前後方向X)に沿って連結孔9の着脱口10から飛び出すように押し出されて替刃12をホルダ1から分離させることができる。
図3及び図4に示すように、キャップ21(保護カバー)は、例えばポリプロピレン樹脂などの硬質樹脂により成形され、底壁部22と、底壁部22の外周に設けられた周壁部23と、底壁部22及び周壁部23の内側に設けられた収容部24と、収容部24を開放した開口部25とを有している。周壁部23は、底壁部22の周方向へ環状に連続させて並べられた複数(四つ)の把持辺部(上把持辺部26、下把持辺部27、左把持辺部28、右把持辺部29)と、互いに隣接する両把持辺部間(上把持辺部26と左把持辺部28との間、左把持辺部28と下把持辺部27との間、下把持辺部27と右把持辺部29との間、右把持辺部29と上把持辺部26との間)に設けられた複数(四つ)の隅部30(境界部)とを有している。上下両側の把持辺部26,27における左右方向Yの長さは左右両側の把持辺部28,29における上下方向Zの長さより長くなっている。各隅部30は小さい半径の円弧状に形成されている。底壁部22の上下両側には上下両側の把持辺部26,27に沿って延びる長孔33が形成されている。長孔33により収容部24の通気性を良くすることができる。図7(b)及び図8に示すように、底壁部22及び周壁部23には周方向に延びる矢印21aが付されている。
上下両側の把持辺部26,27のうち、一方の外側には底壁部22の周方向へ延びる連結凸部31が形成され、他方の外側には底壁部22の周方向へ延びる連結凹部32が形成されている。連結凸部31は、前後方向Xの両側に案内部31aを有する断面蟻形状に形成されている。案内部31aは右把持辺部29側の挿脱口部31bから左把持辺部28側の閉塞部31cまで左右方向Yへ延設されている。閉塞部31cには前後両案内部31aのうち一方を閉塞するストッパ31dが形成されている。また、連結凹部32は、前後方向Xの両側に案内部32aを有する断面蟻溝形状に形成されている。案内部32aは左把持辺部28側の挿脱口部32bから右把持辺部29側の閉塞部32cまで左右方向Yへ延設されている。挿脱口部32bには前後両案内部32aのうち一方を切り欠く切欠部32dが形成されている。
キャップ21において四つの隅部30には係止部34,35,36,37が設けられている。底壁部22には各係止部34,35,36,37と対向する切欠孔38が設けられている。四つの隅部30のうち、対角位置にある二つの隅部30の係止部34,36には底壁部22の切欠孔38に連続する切欠孔39により片持ち梁状の弾性片40が設けられ、他の対角位置にある二つの隅部30の係止部35,37には突起41が底壁部22の切欠孔38に隣接して設けられている。
キャップ21において、連結凸部31を有する上把持辺部26と、連結凹部32を有する下把持辺部27とを上下逆に配置すると、弾性片40を有する係止部34の旧位置に弾性片40を有する係止部36が配置されるとともに、その係止部36の旧位置にその係止部34が配置され、また、突起41を有する係止部37の旧位置に突起41を有する係止部35が配置されるとともに、その係止部35の旧位置にその係止部37が配置されるため、収容部24では、両弾性片40と両突起41との配置関係は全く同様である。
図7に示すように複数のキャップ21を互いに並べて、互いに隣接する両キャップ21のうち、一方のキャップ21の把持辺部26における連結凸部31の挿脱口部31bと、他方のキャップ21の把持辺部27における連結凹部32の挿脱口部32bとを対向させた状態で、連結凸部31の両案内部31aを連結凹部32の両案内部32aに対し連結凹部32の切欠部32dから挿入して、連結凸部31の挿脱口部31bが連結凹部32の閉塞部32cに並んで当接するとともに、連結凹部32の挿脱口部32bが連結凸部31の閉塞部31cに並んで連結凸部31のストッパ31dが連結凹部32の切欠部32dに入り込んで当接するまで、底壁部22及び周壁部23の周方向における矢印21aの向きへスライドさせると、各キャップ21を集合させた替刃収容ケース42を設けることができる。ちなみに、製品の販売時には、替刃12を収容した一つのキャップ21がホルダ1の頭部3に連結され、そのキャップ21以外に、替刃12を収容した替刃収容ケース42が包装されている。替刃収容ケース42において互いに隣接する両キャップ21のうち一方を他方に対し矢印21aの向きへスライドさせると、替刃収容ケース42から一つのキャップ21を順次分離させることができる。なお、図4に示すように、キャップ21において底壁部22の前側外表面と下把持辺部27及び連結凹部32の前側外表面とを平面Aで面一に形成すれば、図7に示す替刃収容ケース42においてそれらの前側外表面で段差がなくなるために把持し易くなり、また、ゴミが入りにくくなる。一方、下把持辺部27及び連結凹部32の後側外表面と上把持辺部26及び連結凸部31の後側外表面とを同じ平面B上に形成している。
また、一方のキャップ21の把持辺部26における連結凸部31の閉塞部31cと、他方のキャップ21の把持辺部27における連結凹部32の挿脱口部32bとを対向させた場合には、連結凸部31のストッパ31dが連結凹部32の案内部32aに当接するため、連結凸部31の両案内部31aを連結凹部32の両案内部32aに挿入することができない。
次に、キャップ21または替刃収容ケース42に対し替刃12を収容したり取り出したりする際の操作について図8も参照して述べる。
キャップ21または替刃収容ケース42において上下両側の把持辺部26,27または左右両側の把持辺部28,29を両指で挟持して収容部24に替刃12を収容する際、刃体組付部13の刃台16の四隅に設けられた引掛部43は、各隅部30の係止部34,35,36,37に対応し、対角位置にある二つの隅部30において係止部34,36の弾性片40に係止されるとともに、対角位置にある他の二つの隅部30において係止部35,37の突起41に係止される。
また、上下両側の把持辺部26,27または左右両側の把持辺部28,29を両指で挟持して収容部24から替刃12を取り出す際、弾性片40に対する引掛部43の係止が解除されるとともに、突起41に対する引掛部43の係止が解除される。
このように上下両側の把持辺部26,27または左右両側の把持辺部28,29を両指で挟持しても、係止部34,36の切欠孔39及び弾性片40を有する隅部30には挟持力が付与されにくいため、その弾性変形を阻害しない。一方、係止部35,37の突起41を有する隅部30は、さほど弾性変形しないため、係止部34,36の切欠孔39及び弾性片40を有する隅部30と異なり、挟持力による悪影響はない。キャップ21の上把持辺部26と下把持辺部27とを上下逆に配置しても、替刃12をキャップ21に同様に収容することができる。
なお、替刃12をキャップ21に収容したままでもキャップ21とともにホルダ1から分離させたり、替刃12をキャップ21に収容した状態でホルダ1に連結してキャップ21から取り出したりすることができる。
本実施形態は下記の効果を有する。
(1) 剃刀のキャップ21を複数並べて互いに着脱可能に連結した替刃収容ケース42として利用することができる。
(2) キャップ21または替刃収容ケース42において収容部24に替刃12を収容した際にその替刃12を着脱可能に係止し得る係止部34,35,36,37を把持辺部26,27,28,29でなく隅部30に設けたので、把持辺部26,27,28,29を把持した際にも係止部34,35,36,37を有する隅部30は、その把持による悪影響を受けにくくなり、弾性変形度を維持することができる。従って、キャップ21または替刃収容ケース42の係止部34,35,36,37に対する替刃12の着脱を支障なく行うことができる。
(3) キャップ21または替刃収容ケース42において弾性片40を有している係止部34,36では、隅部30がより一層弾性変形度を維持してキャップ21の係止部34,35,36,37に対する替刃12の着脱を容易に行うことができる。
(4) キャップ21または替刃収容ケース42において底壁部22には係止部34,35,36,37と対向する切欠孔38を設けたので、底壁部22の切欠孔38により替刃12を視認することができるとともに、弾性片40を成形し易い。
(5) キャップ21または替刃収容ケース42において四つの隅部30のうち対角位置にある二つの隅部30に係止部34,36の弾性片40を設けたので、四つの把持辺部26,27,28,29のうち対向する二つの把持辺部26,27,28,29を両指で把持した際に周壁部23が偏って変形することを規制し、弾性片40に対する替刃12の着脱を支障なく行うことができる。
前記実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 図9に示すように、四枚刃の替刃12に代えて、形態の若干異なる五枚刃の替刃12もキャップ21や替刃収容ケース42に収容することができる。
・ 小さい半径の円弧状に形成された隅部30については、その半径を変更したり、両把持辺部をほぼ90度に交差させた角部に変更したりしてもよい。
キャップ21の各把持辺部26,27,28,29については、直線状の形状ばかりではなく、外側または内側へ湾曲させた形状に変更してもよい。
・ キャップ21の連結凸部31及び連結凹部32については、上下両把持辺部26,27以外に、左右両把持辺部28,29に設けてもよい。
・ 両キャップ21については、連結凸部31と連結凹部32とのスライド連結以外に、凹凸嵌合や磁石や面フャスナーなどにより連結してもよい。
1…ホルダ、12…替刃(剃刀ヘッド)、14…刃体、21…キャップ(剃刀ヘッド保護カバー)、22…キャップの底壁部、23…キャップの周壁部、24…キャップの収容部、25…キャップの開口部、26,27,28,29…周壁部の把持辺部、30…周壁部の隅部(境界部)、31,32…連結部、34,35,36,37…隅部の係止部、38…底壁部の切欠孔、39…係止部の切欠孔、40…係止部の弾性片、41…係止部の突起、42…替刃収容ケース(剃刀ヘッド保護カバー)。

Claims (7)

  1. 底壁部と、底壁部の外周に設けた周壁部と、底壁部及び周壁部の内側に設けた収容部と、収容部を底壁部に対向して開放した開口部とを有する保護カバーにおいて、
    前記周壁部は、環状に連続させて並べた四つの把持辺部と、互いに隣接する両把持辺部間の境界部に設けた四つの隅部とを有し、
    四つの隅部には刃体を有する剃刀ヘッドを前記収容部に開口部から収容した際にその剃刀ヘッドを着脱可能に係止し得る係止部を設け、
    四つの隅部のうち、対角位置にある二つの隅部に設けた係止部には、弾性変形により剃刀ヘッドを係止し得る係止状態と、弾性に抗して剃刀ヘッドに対する係止を解除し得る非係止状態とを取り得る弾性片を切欠孔により設け、他の対角位置にある二つの隅部に設けた係止部には突起を設けた
    ことを特徴とする剃刀ヘッド保護カバー。
  2. 前記底壁部には各係止部と対向する切欠孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の剃刀ヘッド保護カバー。
  3. 請求項1または請求項2に記載の剃刀ヘッド保護カバーに収容し得る剃刀ヘッドは、ホルダに対し着脱可能に連結し得る替刃であって、その剃刀ヘッド保護カバーを複数並べて、互いに隣接する両剃刀ヘッド保護カバーにおける周壁部に設けた連結部で各剃刀ヘッド保護カバーを着脱可能に連結し得ることを特徴とする替刃収容ケース。
  4. 前記連結部は周壁部の把持辺部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の替刃収容ケース。
  5. 前記連結部において互いに連結し得る両剃刀ヘッド保護カバーは、底壁部の周方向へ互いに着脱し得ることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の替刃収容ケース。
  6. 請求項1または請求項2に記載の剃刀ヘッド保護カバーはキャップであって、そのキャップと、頭部に剃刀ヘッドを有するホルダとを備え、そのキャップを剃刀ヘッドに対し着脱可能に支持し得ることを特徴とするキャップ付き剃刀。
  7. 前記剃刀ヘッドはホルダに対し着脱可能に連結し得る替刃であることを特徴とする請求項6に記載のキャップ付き剃刀。
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