JP6235241B2 - 間仕切りユニット - Google Patents

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Description

本発明は、隣接配置された遊技機で遊技を行う隣り合う遊技者の間を仕切る間仕切りユニットに関する。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機が複数併設された遊技機島においては、隣の遊技者からのタバコの煙や隣の遊技機からの音などを遮るために、各遊技者間を仕切る仕切り板が設けられる。通常、遊技者は遊技機の前方の腰掛けに座って遊技を行う。そのため、仕切り板は遊技機島から通路側へ大きく突出させなければ十分な効果を果たさない。しかし、常時、仕切り板を通路側へ大きく突出させると、遊技者が不在のときは邪魔になる。そこで、必要時に引き出して使用可能な収納式の仕切り板が提案されている。
たとえば、下記特許文献1には、遊技機間に配置される収容ケース内に重合状態に複数枚の仕切り板が出退自在に収納されており、収容ケースから引出される1枚目の仕切り板と2枚目の仕切り板との間に、1枚目の仕切り板の引出し動作で2枚目の仕切り板を引出し動作させる連携手段を備えた仕切装置が開示されている。収容ケースには、前端側に上下一対のカバー部材がそれぞれ上下端部側を中心に回動自在に設けられており、このカバー部材を水平に回動させて開くと、このカバー部材が仕切り板を前後方向に案内する案内溝として機能する。
また、下記特許文献2には、下部を中心に回動させて上部を手前に引き出すようにした仕切り板が開示されている。
登録実用新案第3123243号 特開2012−011140号公報
間仕切りユニットのコストの中で、アクリル板などで形成される仕切り板の材料費が占める割合は大きい。また、厚みが増せば透明度が低下するので遊技者の手元を店員等が見難くなり、不正行為を見つけ難くなる。さらに、厚くて重いアクリル板を使用すると、万が一落下した場合の安全性に問題がある。そこで、薄い仕切り板を使用することが望まれる。
特許文献1に開示の仕切装置では、仕切り板は、枠体の中にアクリル板を有する構造なので、薄いアクリル板を使用することができる。しかし、枠が必要となるほか、連携手段や手前に開くと案内溝として機能するカバー部材などの機構を必要とし、構造が複雑になる。また、枠があるため、遊技者の手元の視認性は良くない。さらに、上下のカバー部材で仕切り板をしっかりと保持するので、仕切り板での音の反射率が高くなる。そのため、遊技者の左右両側に仕切り板を引き出した場合、これらの仕切り板に挟まれた狭い空間内で音が反響し易くなり、反響する音を遊技者が不快に感じることがある。
特許文献2に開示された構成では、支点だけで仕切り板を支持するので、仕切り板に高い強度が求められ、結果的に、厚い仕切り板を使用しなければならない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、出し入れ可能な仕切り板で遊技者間を仕切る間仕切りユニットであって、薄い仕切り板を使用可能な間仕切りユニットを提供することを目的としている。また、音の反射が少ない間仕切りユニットを提供することを第2の目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]遊技機間に設置される収納部と、
前記収納部に、縦にして収納される複数枚の仕切り板と、
前記複数枚の仕切り板を、重ね合わせて前記収納部に収納した状態と前記収納部から一列に連なるように引き出した状態とにスライド移動可能に前記収納部に取り付けるスライド支持部と、
を備え、
前記スライド支持部は、前記仕切り板の上部を支持する上支持部と、前記仕切り板の下部を支持する下支持部とを備え、
前記上支持部は、連結対象の一方に前記引き出し方向に長いスリットを設け、他方に前記スリットに係合されるピンを設けて、前記収納部と最も前段の仕切り板との連結、および仕切り板とその後段の仕切り板との連結を行い、
前記下支持部は、前記収納部の下部と最も前段の仕切り板の下部、および仕切り板の下部とその後段の仕切り板の下部がそれぞれ仕切り板の厚み方向に離れないように位置規制し、
前記スリットに係合されるピンには、仕切り板の位置を規制し、仕切り板を抜けなくするための薄板状の係り止め具を備えた
ことを特徴とする間仕切りユニット。
上記発明では、仕切り板は、収納部にスライド移動して出し入れされ、引き出された状態では、隣り合う遊技機で遊技を行う遊技者間を仕切る間仕切りとなる。複数枚の仕切り板を出し入れ可能に収納部に取り付けるスライド支持部は上支持部と下支持部を備える。上支持部は、スリットとこのスリットに係合されるピンとから構成される。下支持部は、収納部の下部と仕切り板の下部、および2段目以降の仕切り板同士の下部がそれぞれ仕切り板の厚み方向に離れないように位置規制する。
[2]前記下支持部は、連結対象の一方に前記引き出し方向に長いスリットを設け、他方に前記スリットに係合されるピンを設けて、前記収納部と最も前段の仕切り板との連結、および仕切り板とその後段の仕切り板との連結を行う
ことを特徴とする[1]に記載の間仕切りユニット。
上記発明では、下支持部は、スリットと、このスリットに係合されるピンとから構成される。簡易な構成で仕切り板の下部を位置規制することができる。また、スリットはスライド範囲を規制し、スリットの端部でスライドさせたピンが止まるので、収納部と最も前段の仕切り板との連結、および仕切り板とその後段の仕切り板との連結が、スライド方向に抜けて外れてしまうことがない。
[3]最も後段の仕切り板の前端部に補強部材を設けた
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の間仕切りユニット。
上記発明では、補強部材で補強することで、より薄くて強度の低い仕切り板を採用することができる。
[4]前記補強部材は、該補強部材の設けられた仕切り板の前端部を湾曲させる
ことを特徴とする[3]に記載の間仕切りユニット。
上記発明では、補強部材で仕切り板を湾曲させることで、仕切り板の引き出し方向の強度を高める。
[5]前記複数枚の仕切り板が前記収納部から最も引き出された状態において前記最も後段の仕切り板の前端部と該仕切り板の前段の仕切り板の後端部とがオーバーラップし、
前記補強部材は、該補強部材の設けられた仕切り板の前端部を、該補強部材を頂として前記前段の仕切り板側に対して凸となるように湾曲させる
ことを特徴とする[4]に記載の間仕切りユニット。
上記発明では、補強部材は、仕切り板を波状に湾曲させると共に、補強部材の設けられた仕切り板の縦方向の中央部分をその前段の仕切り板から離れないように機能する。
[6]前記スリットは、後端側が下方に傾斜して形成されている
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の間仕切りユニット。
上記発明では、下方に傾斜した部分は、引き出された仕切り板が容易に収納方向へ戻ることを防ぐストッパ機能を果たす。
[7]引き出された状態の最も前段の仕切り板の前端の下側の角を、引き出し方向の斜め上に向けて押圧する付勢部材を前記収納部に設けた
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の間仕切りユニット。
上記発明では、引き出された状態の最も前段の仕切り板の前端の下側の角を、引き出し方向の斜め上に向けて付勢部材で押圧することで、その仕切り板が、ふらつかずに安定する。
[8]前記仕切り板は、透明である
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の間仕切りユニット。
上記発明では、不正行為の防止に貢献する。また、遊技者に圧迫感を与えない。
本発明に係る間仕切りユニットによれば、薄い仕切り板を使用することができる。また、引き出した仕切り板の支持部材が遊技者の手元の視認性を阻害しない。また、仕切り板による音の反響が抑制される。
本発明の実施の形態に係る間仕切りユニットを適用した遊技機島の一例を示す斜視図である。 本実施の形態に係る間仕切りユニットを正面斜め方向から見た斜視図である。 仕切り板を引き出した状態の間仕切りユニットを示す正面図である。 仕切り板を収納した状態の間仕切りユニットを示す正面図である。 第2仕切り板のみを引き出した状態の間仕切りユニットを示す正面図である。 第1仕切り板の上部に設けられたガイドスリットの後端部と第2仕切り板の上部の前端部に設けられたガイドピンとを拡大視して示す図である。 第1仕切り板を引き出した状態における付勢部材およびその周囲を拡大視して示す図である。 仕切り板を収納した状態で付勢部材が凹部に係合する様子を示す図である。 補強部材を示す斜視図である。 補強部材によって波状に湾曲した第2仕切り板を示す図である。 補強部材の他の構成を示す斜視図である。 遊技者の両側に引き出された第2仕切り板の間で生じる音の反射を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る間仕切りユニット10を適用した遊技機島2の一例を示している。遊技機島2は、パチンコ機、パチスロ機などの遊技機3と遊技者に遊技媒体(パチンコ球、メダルなど)を貸し出す遊技球貸機4と本実施の形態に係る間仕切りユニット10とを一組としたものを、島の表裏面のそれぞれに複数組併設収容している。間仕切りユニット10は、遊技機3と遊技機3の間に設置される。各遊技機3の手前側の通路には遊技者が座るための椅子5が設置されている。
図2は本実施の形態に係る間仕切りユニット10を正面斜め方向から見た斜視図であり、図3は仕切り板12を引き出した状態の間仕切りユニット10の正面図である。図4は仕切り板12を収納した状態の間仕切りユニット10の正面図である。図5は仕切り板12を1段のみ引き出した状態の間仕切りユニット10の正面図である。
各図に示すように、間仕切りユニット10は、遊技機3と隣の遊技機3との間に設置される縦長で薄型の収納部11と、収納部11に引き出し可能に収納される複数枚の仕切り板12と、複数枚の仕切り板12を、重ね合わせて収納部11に収納した状態と収納部11から一列に連なるように引き出した状態とにスライド移動可能に収納部11に取り付けるスライド支持部13とを備えて構成される。
複数枚の仕切り板12は、具体的には、1段目の第1仕切り板20と、第1仕切り板20よりさらに引き出される2段目の第2仕切り板30とからなる。第1仕切り板20は収納部11に取り付けられ、第2仕切り板30は第1仕切り板20に取り付けられている。第1仕切り板20、第2仕切り板30はいずれも透明な樹脂(たとえば、アクリル)で形成されており、復元可能に曲がるような柔軟性と弾性を備えた薄板である。たとえば、下端のみを持って縦に支持したとき、自重で曲がる(撓む)程度である。厚みは、1.5mm程度である。以後、収納部11への収納方向側を「前」、引き出し方向側を「後」とする。また、各仕切り板20、30において、収納部11への収納方向側の端縁を前縁とする。
第1仕切り板20は、縦長の長方形を成しており、収納位置では収納部11に全体がほぼ収納される(図4、5参照)。また、第1仕切り板20は引き出し位置(最も引き出した位置)でも、前縁全体が収納部11から出ないようにされている(図3参照)。
第2仕切り板30は、縦方向の長さは第1仕切り板20とほぼ同じで、引き出し方向の長さは第1仕切り板20より長くされている。第2仕切り板30は、収納位置では、後端部が、持ち手となる部分として、収納部11から出た状態になる(図4参照)。第2仕切り板30は、引き出し位置では、引き出しされた第1仕切り板20からさらに引き出されて全体が収納部11から出る(図2、3参照)。ただし、一杯に引き出された状態でも前段の第1仕切り板20の後端部と第2仕切り板30の前端部とが縦方向全体に渡ってオーバーラップするようにされている。
図2に示すように、収納部11は、縦長の長方形の板部17と該板部17の一方の縦辺のほぼ全体から90度に屈曲して1cmほどの高さに伸びた縁壁18とを備えて構成される。収納部11は剛性の高い金属板などで構成される。収納部11の板部17の表面に対して、第1仕切り板20と第2仕切り板30がこの順で平行に重なるようにして収納される。
スライド支持部13は、仕切り板12の上部を支持する上支持部14と、仕切り板12の下部を支持する下支持部15とを備える。上支持部14は、連結対象の一方に、引き出し方向に長いスリットを設け、他方に、スリットに係合されるピンを設けて、収納部11と最も前段の仕切り板との連結、および仕切り板とその後段の仕切り板との連結を行う。
下支持部15は、収納部11の下部と最も前段の仕切り板12(第1仕切り板20)の下部、および仕切り板12(20)の下部とその後段の仕切り板12(第2仕切り板30)の下部がそれぞれ仕切り板12の厚み方向に離れないように位置規制する。
上支持部14は、収納部11の上部に、第1仕切り板20の出し入れ方向に沿って設けられたガイドスリット41と、第1仕切り板20の前端部の上部に設けられて、収納部11の上部のガイドスリット41に係合するガイドピン42と、第1仕切り板20の上部に第2仕切り板30の出し入れ方向に沿って設けられたガイドスリット43と、第2仕切り板30の前端部の上部に設けられて、第1仕切り板20の上部のガイドスリット43に係合するガイドピン44とから構成される。
第1仕切り板20において、ガイドスリット43はガイドピン42より上方に設けられている。ガイドピン42、44にEリングを嵌めることでガイドピン42、44がガイドスリット41、43から抜けないようにされる。ガイドスリット41の両端は、収納部11の前端および後端から1〜2cm離れた位置にあり、ガイドスリット43の両端は、第1仕切り板20の前端および後端から1〜2cm離れた位置にある。
下支持部15は、収納部11の下部に、第1仕切り板20の出し入れ方向に沿って設けられたガイドスリット45と、第1仕切り板20の前端部の下部に設けられて、収納部11の下部のガイドスリット45に係合するガイドピン46と、第1仕切り板20の下部に第2仕切り板30の出し入れ方向に沿って設けられたガイドスリット47と、第2仕切り板30の前端部の下部に設けられて、第1仕切り板20の下部のガイドスリット47に係合するガイドピン48とから構成される。
第1仕切り板20において、ガイドスリット47はガイドピン46より下方に設けられている。ガイドピン46、48にEリングを嵌めることでガイドピン46、48がガイドスリット45、47から抜けないようにされる。ガイドスリット45の両端は、収納部11の前端および後端から1〜2cm離れた位置にあり、ガイドスリット47の両端は、第1仕切り板20の前端および後端から1〜2cm離れた位置にある。
さらに、間仕切りユニット10は、収納部11の板部17の縦方向の中央にも、引き出し方向に沿ったガイドスリット51を有すると共に、このガイドスリット51に係合されるガイドピン52を、第1仕切り板20の前端部の縦方向の中央に備えている。これにより、第1仕切り板20の前端部は、上部、中央部、下部の3箇所で支持される。
各ガイドスリット41、43、45、47は、それぞれ、その引き出し方向の端部(後端側)が下方に傾斜している。この下方に傾斜した部分は、引き出された仕切り板12が収納方向へ容易に戻ることを防止するストッパ機構をなしている。図6は、第1仕切り板20の上部に設けられたガイドスリット43の下り傾斜した後端部と第2仕切り板30の上部の前端部に設けられたガイドピン44とを拡大図示している。
また、図3に示すように、収納部11の入口下部には、引き出された状態の最も前段の仕切り板(第1仕切り板20)の前端の下側の角を、引き出し方向の斜め上に向けて押圧する付勢部材54が設けてある。図7は、第1仕切り板20を引き出した状態における付勢部材54およびその周囲を拡大図示している。ここでは、付勢部材54は板ばねである。付勢部材54は、上記押圧する機能を果たせば、板ばね以外で構成されてもよい。第1仕切り板20の前端の下側の角を、引き出し方向の斜め上に向けて付勢部材54で押圧することで、引き出された第1仕切り板20がふらつかずに安定する。
第1仕切り板20および第2仕切り板30の下端には、収納部11へ収納した収納位置において付勢部材54が当接する箇所に、凹部55を設けてある。図8に示すように、収納部11に第1仕切り板20および第2仕切り板30を収納すると、第1仕切り板20および第2仕切り板30の下端の凹部55に付勢部材54の先端部が嵌り込む。これにより、付勢部材54は、収納部11に収められた仕切り板12が容易に収納部11から出ないように作用してストッパの機能を果たす。
図2に示すように、第2仕切り板30の前端部の縦方向の中央には、補強部材61が取り付けてある。補強部材61は、図9に示すように、矩形の2枚の平行な板を同一方向に湾曲させて備える断面コの字状の高剛性の部材である。2枚の板の間隔は第2仕切り板30の厚みに対応しており、補強部材61は、2枚の板の間に第2仕切り板30の前端部を挟み込むようにして第2仕切り板30に取り付けられる。
補強部材61を、第1仕切り板20に対して凸となる向きで第2仕切り板30の前端部に取り付けることで、図10に示すように、第2仕切り板30が波状に湾曲する。詳細には、第2仕切り板30の前端部の縦方向の略中央に補強部材61を第1仕切り板20に対して凸となる向きに取り付けると、補強部材61を頂として第2仕切り板30の補強部材61近傍部分が第1仕切り板20に対して凸となるように湾曲する。また、第1仕切り板20の上部と第2仕切り板30の上部は上支持部14で連結され、第1仕切り板20の下部と第2仕切り板30の下部は下支持部15によって連結されているので、上記の凸となった湾曲部分の上下の両側から第2仕切り板30の上下両端にかけて第2仕切り板30が第1仕切り板20に対して凹となるように湾曲する。その結果、第2仕切り板30の前縁部が波状に湾曲する。
この波状の湾曲により、第2仕切り板30の腰が強くなって、水平方向(引き出し方向)の変形に対する強度が上がる。
なお、補強部材61に代えて、図11に示すような、湾曲した矩形の板が1枚のみの断面L字状の補強部材61bを使用してもよい。この場合、補強部材61bを第2仕切り板30の前縁部に接着剤等で貼り付ければよい。
このほか、第2仕切り板30の引き出し方向の端縁(後縁)を、ゴムなどの柔軟で弾性のある保護カバーで覆うように構成してもよい。保護カバーは、怪我を防止して安全性を高める作用を果たす。保護カバーは、第2仕切り板30のうち、遊技者が直接、手で触れることのある端縁の全部または一部に設けられる。
次に、間仕切りユニット10の作用を説明する。
間仕切りユニット10は、仕切り板12(第1仕切り板20および第2仕切り板30)を収納部11から引き出すことで、隣りあう遊技者間を仕切ることができる。これにより、隣の遊技者のタバコの煙や、隣の遊技機3や遊技球貸機4からの音、隣の遊技者の声などを遮ることができ、より快適な個人の空間が形成される。
また、間仕切りユニット10の仕切り板12は透明であり、特に仕切り板12の下部の下支持部15はガイドスリット45、47とガイドピン46、48で構成されるので、たとえば、金属性のスライドレールのように視界を大きく遮ることがなく、仕切り板12を引き出した状態でも、遊技者の手元を遊技場の店員や監視カメラが監視する際に視認性が低下せず、不正行為を防止することができる。
また、仕切り板12を薄くしたので、間仕切りユニット10の製造コストを安価にすることができる。仕切り板12を薄くすることで間仕切りユニット10全体としての厚みも薄くなり、既存の遊技機島2では、予め設置された台数を減らすことなく間仕切りユニット10を隣り合う各遊技機3の間に追加設置することができる。また、薄い仕切り板12は重量も軽いので、ガイドスリット41、43、45、47とガイドピン42,44、46、48という簡易な支持方法で支持することができる。
仕切り板12は、薄くて、復元可能に自重で曲がるような柔軟性と弾性を備えているので、遊技者や遊技場の店員が仕切り板12にぶつかった場合でも、仕切り板12はその衝撃を受け流す。これにより、ぶつかった店員や遊技者の怪我が防止される。また、遊技者や遊技場の店員が仕切り板12にぶつかった際の衝撃が遊技機島2へ伝わり難いので、この衝撃によって遊技機3が揺れて遊技に影響を与えてしまうといったことが防止される。たとえば、上記の衝撃が遊技機3に伝わると、パチンコ球の挙動に影響を与えてしまい、遊技者に不快感や迷惑を与えることがあるが、本実施の形態の間仕切りユニット10ではそのような事態が防止される。
また、間仕切りユニット10は、スライド移動により仕切り板12を収納部11に収納可能なので、収納できないタイプや回動させて収納させるタイプのものに比べて、遊技場の店員が遊技機3等の前で行う各種作業の作業性が向上する。たとえば、遊技者が店員を呼び出した際、店員は、遊技者の隣に来て、呼出しランプを解除し、玉箱交換、たばこやジュースなどの受け渡しを行う。このような作業の際に店員の体や手が仕切り板12を遊技機島2側へ押す方向に当たることが多々あるが、店員の体や手が仕切り板12に当たったときに仕切り板12が収納部11側へ容易にスライドするので、当たった衝撃で熱いコーヒーやジュースがこぼれたりすることが防止される。その結果、店員がわざわざ仕切り板12を収納する等が不要になる。また、店員が仕切り板12にぶつかって怪我をしたり、こぼれた熱いコーヒーが遊技者にかかってしまったりする等の事故が防止される。
また、遊技者が席を立つ際には、仕切り板12が柔軟に曲がるため、いちいち仕切り板12を収納せずに、席を立つことができる。すなわち、席を離れようとする遊技者の体が仕切り板12に当たっても、仕切り板12が柔軟に曲がるので、遊技者は強い衝撃を受けたりすることなく、仕切り板12を体や手で押し曲げながら、そのまま席を立つことができる。また、遊技者が仕切り板12を収納して席を立つ場合でも、仕切り板12が薄く軽いので、仕切り板12を容易に出し入れすることができる。
また、補強部材61を設けることで前述したように第2仕切り板30を波状に湾曲させているので、遊技者の左右両側の仕切り板12が引き出された場合でも、これらの仕切り板12の間で音が反射を繰り返して反響することが防止される。
図10に示すように、仮に、左右の仕切り板12が湾曲のない平らな板の場合には、遊技機等で生じた音が左右の平行な仕切り板12の間で何度も反射を繰り返すので、遊技者に不快感を与えてしまう。これに対し、本実施の形態の間仕切りユニット10では、第2仕切り板30が波状に湾曲しているので、音が乱反射して反射回数が減り、遊技者の不快感を低減させることができる。
特に、補強部材61を第2仕切り板30の縦方向の略中央に設けると、その設けられた高さが、遊技者の耳の位置近くになるため、反射音が遊技者の耳元以外に向けて誘導され、遊技者の耳に届く音を低減することができる。
また、仕切り板12は、ガイドスリット41、43、45、47とガイドピン42、44、46、48で支持されているので、音を受けると仕切り板12が容易に振動し、音の反射率が低減されている。また、熱膨張等によるサイズの変動に対応することができる。
なお、仮に、第2仕切り板30の前縁全体を補強すると、第2仕切り板30が音を受けて振動し難くなり、音の反射率が高くなるが、本実施の形態にかかわる間仕切りユニット10では、前述したように補強部材61を第2仕切り板30の前縁の縦方向の中央部のみに設けているので、振動が補強部材61によって規制され難く、音の反射率を抑えることができる。
また、補強部材61は、第2仕切り板30の前縁の縦方向の中央部を第1仕切り板20から離れないように位置規制する役割も果たしている。すなわち、図10に示すように、第2仕切り板30の中央部(補強部材61が設けられた箇所)は第1仕切り板20側に押し付けられた状態に維持される。その結果、第2仕切り板30を収納部11へ収納する際に、第2仕切り板30の前縁全体が第1仕切り板20に沿って進み、円滑に収納部11へ進入する。なお、図10では、波状の湾曲を誇張して示してあり、実際には僅かの湾曲のため、湾曲が収納部11への収納に支障を与えることはない。
第2仕切り板30の前縁は、収納部11の入口にぶつかることがないので、収納部11の入口にぶつかる衝撃で、第2仕切り板30が破損(ひび割れや欠け)することがない。
また、仕切り板12を一杯に引き出した状態でも1段目の第1仕切り板20の前縁全体が収納部11の中にあり、1段目の第1仕切り板20の後端部と2段目の第2仕切り板30の前端部とが縦方向の全体に渡ってオーバーラップしている。そのため、収納部11と第1仕切り板20の前縁との間や第1仕切り板20の後端部と第2仕切り板30の前端部との間に隙間ができないので、隣の席からのタバコの煙や音を効果的に遮ることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
収納部11は、仕切り板12を出し入れするための入口を備えた箱状に構成されてもよい。
実施の形態では、2段に引き出す構成例を示したが、仕切り板12の段数は任意でよく、1段のみでも、3段以上でもかまわない。
実施の形態では、下支持部15をガイドスリット45、47とガイドピン46、48で構成したが、収納部11の下部と第1仕切り板20の下部、および第1仕切り板20の下部とその後段の第2仕切り板30の下部がそれぞれ仕切り板12の厚み方向に離れないように位置規制する機能を果たす構成であればよい。たとえば、収納部11の下部に案内溝を形成し、この案内溝に第1仕切り板20の下端を嵌めこみ、案内溝に案内されて第1仕切り板20がスライド移動するといった構成でもよい。第1仕切り板20と第2仕切り板30との位置規制についても同様である。
仕切り板12は透明に限定されないが、少なくとも遊技者の手元近くは透明であることが望ましい。また仕切り板12の厚みや柔軟性は実施の形態で示した例に限定されない。復元可能に曲がるものであれば、縦にしたときに自重で曲がるほど柔軟なものでなくてもかまわない。
実施の形態では、補強部材61を第2仕切り板30の前縁の縦方向の中央部分にのみ設けたが、2箇所、3箇所に補強部材61を設けてもよいし、第2仕切り板30の前縁全体に渡って補強部材61を設けてもよい。この場合、補強部材61を波状に湾曲した形状とし、第2仕切り板30を図10、図12と同様に波状に湾曲させることが望ましい。
また補強部材61は、必ずしも湾曲した形状に限定されず、直線形状以外(非直線)であればよい。たとえば、V字の角部分を湾曲させた形状などでもかまわない。
実施の形態では、第1仕切り板20より第2仕切り板30の引き出し方向の長さを大きくしたが、第1仕切り板20と同一のサイズでも、第1仕切り板20より小さくてもかまわない。
また遊技機島2は、実施の形態で例示した遊技機3(パチンコ機)と遊技球貸機4を収容する構成に限定されず、スロットマシンとメダル貸機等を収容する遊技機島2でもかまわない。
2…遊技機島
3…遊技機
4…遊技球貸機
5…椅子
10…間仕切りユニット
11…収納部
12…仕切り板
13…スライド支持部
14…上支持部
15…下支持部
17…板部
18…縁壁
20…第1仕切り板
30…第2仕切り板
41、43、45、47…ガイドスリット
42、44、46、48…ガイドピン
51…ガイドスリット
52…ガイドピン
54…付勢部材
55…凹部
61、61b…補強部材

Claims (8)

  1. 遊技機間に設置される収納部と、
    前記収納部に、縦にして収納される複数枚の仕切り板と、
    前記複数枚の仕切り板を、重ね合わせて前記収納部に収納した状態と前記収納部から一列に連なるように引き出した状態とにスライド移動可能に前記収納部に取り付けるスライド支持部と、
    を備え、
    前記スライド支持部は、前記仕切り板の上部を支持する上支持部と、前記仕切り板の下部を支持する下支持部とを備え、
    前記上支持部は、連結対象の一方に前記引き出し方向に長いスリットを設け、他方に前記スリットに係合されるピンを設けて、前記収納部と最も前段の仕切り板との連結、および仕切り板とその後段の仕切り板との連結を行い、
    前記下支持部は、前記収納部の下部と最も前段の仕切り板の下部、および仕切り板の下部とその後段の仕切り板の下部がそれぞれ仕切り板の厚み方向に離れないように位置規制し、
    前記スリットに係合されるピンには、仕切り板の位置を規制し、仕切り板を抜けなくするための薄板状の係り止め具を備えた
    ことを特徴とする間仕切りユニット。
  2. 前記下支持部は、連結対象の一方に前記引き出し方向に長いスリットを設け、他方に前記スリットに係合されるピンを設けて、前記収納部と最も前段の仕切り板との連結、および仕切り板とその後段の仕切り板との連結を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の間仕切りユニット。
  3. 最も後段の仕切り板の前端部に補強部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の間仕切りユニット。
  4. 前記補強部材は、該補強部材の設けられた仕切り板の前端部を湾曲させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の間仕切りユニット。
  5. 前記複数枚の仕切り板が前記収納部から最も引き出された状態において前記最も後段の仕切り板の前端部と該仕切り板の前段の仕切り板の後端部とがオーバーラップし、
    前記補強部材は、該補強部材の設けられた仕切り板の前端部を、該補強部材を頂として前記前段の仕切り板側に対して凸となるように湾曲させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の間仕切りユニット。
  6. 前記スリットは、後端側が下方に傾斜して形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の間仕切りユニット。
  7. 引き出された状態の最も前段の仕切り板の前端の下側の角を、引き出し方向の斜め上に向けて押圧する付勢部材を前記収納部に設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の間仕切りユニット。
  8. 前記仕切り板は、透明である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の間仕切りユニット。
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