JP6234409B2 - 薬剤服用管理システム、薬剤服用管理方法及びプログラム - Google Patents

薬剤服用管理システム、薬剤服用管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、薬剤の服用を管理する薬剤服用管理システム、薬剤服用管理方法及びプログラムに関する。
従来、薬袋や指導箋(薬剤情報提供文書)等に調剤された薬剤の名称、薬剤の形状写真、薬剤の効能、服用方法、注意事項(副作用等)等の処方情報を印刷することにより患者が誤った服用をしないような手段がとられている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1に記載された発明では、薬剤の服用を促す電子メールを服用予定の時間に患者の携帯端末に自動的に送信し、それに対して患者は服用したことを返信メールで返信することとしている。そうすることで、患者が薬剤の服用を忘れないように支援するものである。
特開2007−122183号公報
しかしながら、患者が処方された指示にしたがって薬剤を服用しようとしても、薬剤を服用できないことがある。例えば、食後30分の服用あるいは食間の服用が指示されている場合等は、服用のタイミングを逸してしまうこともあり、処方箋に指示された通りの時間に確実に薬剤を服用することは困難であった。
また、服用する薬剤の種類や量が多く、服用すべきタイミングにもばらつきがある場合、例えば、ある薬剤だけ服用することを忘れたり、服用量や服用回数を間違えたり、異なる薬剤を間違えて服用するといったミスが発生しやすい。
このように、従来の技術においては、処方された薬剤の服用を管理することが容易ではなかった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、処方された薬剤の服用をより容易に管理することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様の薬剤服用管理システムは、
処方される薬剤が記載された薬袋と、薬剤に関する情報を表示する電子機器とを含む薬剤服用管理システムであって、
前記薬袋には、
前記薬袋又は前記薬剤の少なくとも一方に対応するトリガー情報が記載され、
前記電子機器は、
前記トリガー情報を撮像する撮像部と、
前記薬剤に関する薬剤情報を表示する表示部と、
前記トリガー情報が前記撮像部により撮像された場合に、前記トリガー情報によって特定される前記薬袋に包装される薬剤のうち、現在服用すべき薬剤情報を撮像された前記トリガー情報に重畳して前記表示部に表示する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記現在服用すべき薬剤情報が前記表示部に表示されている状態で、服用管理に関する操作が行われた場合に、当該薬剤の服用管理に関する服用管理画面を表示する、
ことを特徴とする薬剤服用管理システム。
本発明によれば、処方された薬剤の服用をより容易に管理することが可能となる。
薬剤服用管理システムのシステム構成を示す概念図である。 トリガー画像を有する薬袋の例を示す図である。 電子機器の構成を示す図である。 薬袋に電子機器により薬袋を撮像したときに表示部に表示される、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データの表示例を示す図である。 薬剤服用管理画面の表示例を示す図である。 現在服用すべき薬剤の情報データの種別を選択させるためのガイダンス表示の例を示す図である。 現在服用すべき薬剤の選択された情報データを表示部に表示する例を示す図である。 服用履歴をタップした場合に、表示部に表示される服用履歴情報の例を示す図である。 処方期間の終了前に患者に対して通知されるメッセージの例を示す図である。 サーバの構成を示す図である。 服用管理システムによる薬剤服用支援処理の流れを示すフローチャートである。
[本発明の第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
[薬剤服用管理システム100のシステム構成]
図1は、薬剤服用管理システム100のシステム構成を示す概念図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る服用管理システムは、調剤薬局に設置された端末(以下「薬局端末1」という)と、薬袋2と、電子機器3と、サーバ4と、ネットワーク5と、を含んで構成される。
薬局端末1は、プリンタを備え、ネットワーク5を介してサーバ4に通信可能に接続される。薬局端末1は、制御部と各種プログラムを記憶した記憶部とを備え、制御部が各種プログラムを実行することにより、以下に示す機能を提供する。
薬局では、薬剤師が、ユーザーとしての患者の持参した処方箋を受け付け、処方箋のデータを薬局端末1に入力するとともに、処方箋に記載された内容の突合に関する確認を行う。そして、薬剤師は、処方箋にしたがって調剤を行い、処方された全ての薬剤を1枚の薬袋2又は複数の薬袋2に分けて包装する。
この際、薬局端末1は、薬剤師の指示により、薬品情報を記憶した薬品情報データベース(図示せず)から薬剤識別情報(以下、「薬剤ID」ともいう)に基づいて、薬剤の情報データ(例えば、薬剤の画像データ、薬剤の効用、薬剤の注意事項、薬剤の副作用等)を取得するとともに、薬剤師により薬局端末1から入力された患者に固有の情報(例えば、服用上のアドバイス、患者個人に対するメッセージ等の伝達情報)に基づいて、薬袋2に包装される各薬剤について、薬剤の情報データ(以下「薬剤情報データ」ともいう)を作成する。
薬剤情報データは、後述のサーバ4の記憶部41の備える薬剤情報データファイル411に当該患者のユーザーIDとリンクして格納される。
なお、行政機関からの薬品に関する情報の更新等に対応して、薬品情報データベースの内容が更新されるタイミングで、サーバ4は、作成された薬品情報データを適宜更新することができる。
ここで、薬剤師が患者に対して説明する服用上のアドバイスとは、例えば患者の携行しているお薬手帳を参照したうえで薬剤師が提案する患者に対する服用上のアドバイス(注意事項)である。例えば、服用上のアドバイスとして、服用する薬剤と不適切な関係にある医薬部外品に関する注意事項、アルコール飲用に関する注意事項、車両運転等に関する注意事項等が挙げられる。
薬剤師の患者に対するメッセージとは、例えば、患者の薬の服用状況について患者に注意を促すメッセージである。例えば、処方された薬剤の残薬量をメッセージとして表示し、残りがわずかであると推測される場合に再診を促す旨のメッセージ、また処方された薬剤の残薬量をメッセージとして表示し、実際の残薬量とのチェックを促す旨のメッセージ等が挙げられる。
このようなメッセージは、薬袋2を作成したときばかりでなく、患者が薬剤を服用期間中においても、薬局端末1により、サーバ4に随時アップロードすることができる。
また、薬剤の情報データは、テキストのみならず、静止画、動画、音声等を含むように構成してもよい。この場合、静止画及び動画はカラー表示可能なものとしてもよい。また、音声合成ソフトにより、情報データ(テキスト)を音声出力するように構成してもよい。
また、薬局端末1は、薬袋2に包装された薬剤について、患者に対して、服用すべき薬剤に関する情報(例えば、服用すべき薬剤の名称、1回あたりの服用量等)を提供するための情報、及び、患者の薬剤服用状況を管理するための情報を含む薬剤の服用管理データ(以下、「薬剤服用管理データ」という)を、薬剤師の指示により、処方箋に基づいて作成する。
薬剤服用管理データは、後述するサーバ4の記憶部41が備える薬剤服用管理ファイル412に、患者のユーザーIDとリンクして格納される。
薬剤服用管理データは、薬剤IDと、薬剤の名称と、薬剤の画像データ、薬剤の1回あたりの服用量、処方された各薬剤の量、薬剤の服用タイミング(例えば、朝昼夜の食前、食中、食後、就寝前、服用間隔等)、及び服用済又は未服用の状態を示す服用状況データと、を含む。服用状況データはテンプレートとして提供されるものであり、サーバ4から電子機器3に薬剤服用管理データがダウンロードされた後に、患者によって服用状況が入力され、当該薬剤の処方期間の各服用タイミングにおける服用済又は未服用の状態を記録することができる。
そうすることで、薬剤服用管理データを、服用期間内の日にち毎に、服用すべき薬剤の名称とその服用量とその服用状況データとを、服用する時間帯に対応させた表形式のデータテーブルに変換することができる。
例えば、後述する図4Eを参照すると、処方期間が2015年6月1日から例えば10日間であって、処方内容が、朝食前の服用タイミングでC錠を1錠服用し、毎食(朝食、昼食、夕食)後の服用タイミングでA錠を1錠、B錠を1錠、D顆粒を1包、F錠を1錠それぞれ服用し、就寝前の服用タイミングでE錠を1錠服用するものである場合、処方期間内の各日にち毎の所定の服用タイミングに、服用すべき薬剤の名称、及び服用量を対応させた表形式のデータテーブルとして表現することができる。なお、図4Eは、現在時刻が6月6日とした場合の、6月1日から6月6日の昼食後の服用タイミングまでの服用状況を表形式のデータテーブルとして表示している。
なお、本実施形態においては、患者が薬局を訪れ、患者の電子機器3から薬局端末1に服用状況データが読み取られた場合等の所定のタイミングで、患者によって入力された服用状況データがサーバ4にアップロードされる。これにより、サーバ4の記憶部41に記憶される薬剤服用管理データに服用状況データが反映され、薬剤服用管理データが更新される。
次に、薬剤服用支援処理に使用されるトリガー画像2Aについて説明する。トリガー画像2Aは、その薬袋2に関して処方された薬剤全体の服用を管理及び支援するための情報に対応付けられている。
トリガー画像2Aとは、電子機器3によって認識されることにより、後述する電子機器3の機能の動作を開始させるトリガー、あるいは、電子機器3にインストールされているアプリケーションプログラムを起動させるトリガーとなる画像である。
具体的には、薬剤服用支援処理に使用されるトリガー画像2Aとして、AR(Augmented Reality)マーカー、バーコード、2次元コード(QRコード(登録商標)等)を使用することができる。
トリガー画像2Aは、少なくとも薬袋2を識別する薬袋識別情報(以下「薬袋ID」という)を含むように構成されることが好ましい。具体的には、例えば、2次元コード(又はバーコード、テキストデータ)によって、薬袋IDを符号化することが好ましい。そうすることで、トリガー画像2Aは、薬袋2を識別する薬袋IDを電子機器3に対して提供することができる。
薬局端末1は、薬剤師の指示にしたがって、トリガー画像2Aを生成する。
以上のように、薬局端末1は、患者に処方する薬剤に対して、薬剤IDをキーとして、薬剤情報データを含むレコード(「薬剤情報データレコード」という)を生成し、後述するサーバ4の記憶部41の備える薬剤情報データファイル411に格納又はアップロードする。
即ち、薬剤情報データレコードは、薬袋2に含まれる薬剤毎に、薬剤IDをキーとして、薬剤の名称、薬剤の画像データ、薬剤の効用、薬剤の注意事項、薬剤の副作用、薬剤師による服用上のアドバイス、薬剤師による患者個人に対するメッセージを含むように構成することができる。
また、薬局端末1は、患者に処方する薬袋2に対して、薬袋IDを付与し、当該薬袋IDをキーとして、薬剤服用管理データを含むレコード(「服用管理レコード」という)を生成し、後述するサーバ4の記憶部41の備える薬剤服用管理ファイル412に格納又はアップロードする。
即ち、服用管理レコードは、薬袋IDをキーとして、当該薬袋2に包装される薬剤毎に、薬剤ID、薬剤の名称と、薬剤の画像データ、薬剤の1回あたりの服用量、薬剤の服用タイミング、及び薬剤の服用状況データと、を含むように構成することができる。
なお、薬剤の名称、薬剤の画像データについては、薬剤IDをキーとする薬剤情報データファイル411から参照することができるため、服用管理レコードには含まないようにしてもよい。
薬局端末1は、少なくとも患者氏名と、トリガー画像2Aとを、プリンタにより薬袋2に印刷させる。
図2は、トリガー画像を有する薬袋2の例を示す図である。
図2に示すように、トリガー画像2Aは、薬袋2の所定の領域に視認可能なように印刷される。
薬局端末1は、上記のように薬袋2に印刷されるデータを薬袋2に加え、あるいは薬袋2に印刷する代わりに、当該薬袋2に対応して発行される服薬指導箋に印刷させるようにしてもよい。さらに、例えば粘着シートに、薬剤の名称と薬剤に対応するトリガー画像2Aを印刷させてもよい。その場合、印刷された粘着シートを薬袋2に貼付するようにしてもよい。
[電子機器3の構成]
電子機器3は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パソコン、携帯電話、PDA等の携帯端末として構成される。
図3は、電子機器3の構成を示す図である。
図3に示すように、電子機器3は、少なくとも、制御部30と、記憶部31と、通信部32と、撮像部33と、表示部34と、入力部35と、を備える。図示しないが、スピーカと、マイクとを備えることができる。
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、I/O等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部31から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部31から情報を読み出し、RAM及び記憶部31に対して情報の書き込みを行い、通信部32と、撮像部33と、表示部34と、入力部35等と信号の授受を行う。
制御部30における制御内容の詳細については、後述する。
記憶部31は、例えば半導体メモリ等で構成され、オペレーティングシステム(OS)や薬剤服用支援のためのアプリケーションプログラム等が記憶される。なお、アプリケーションプログラムについては、記憶部31に予め記憶しておく構成でもよい。また、サーバ4から適宜取得する構成でもよい。
さらに、記憶部31には、薬剤情報データ311、薬剤服用管理データ312及び残薬管理データ313が記憶される。薬剤情報データ311は、薬袋2に対応してサーバ4から取得された薬剤情報データである。薬剤服用管理データ312は、サーバ4から取得された薬剤服用管理データを基に生成される。即ち、薬袋2の発行時にテンプレートとして取得された服用状況データを含む薬剤服用管理データ312に対して、電子機器3において患者が服用状況データを入力することにより、薬剤の服用状況が逐次更新される。また、患者によって服用状況が入力された服用状況データは、患者が薬局を訪れたタイミング等の所定のタイミングでサーバ4にアップロードされる。残薬管理データ313は、処方された各薬剤の量から患者が服用した各薬剤の量を差し引いた残薬の量を示すデータである。残薬の量が管理されることにより、患者に対して、次回、薬局を訪問する際に当該残薬を持参するよう促すメッセージを表示すること等が可能となる。
通信部32は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3GやLTE等の携帯電話通信網に代表される無線通信網を通じて無線通信を行い、サーバ4と無線通信を行うことが可能に構成されている。
撮像部33は、患者の操作にしたがって、薬袋2に印刷されたトリガー画像2Aを撮像する。ここで、撮像部33は、電子機器3に内蔵されるデジタルカメラ機能によって構成されてもよい。
表示部34は、電子機器3に搭載されているディスプレイ等の表示デバイスにより構成され、制御部30からの指示を受けて表示情報を表示するように構成されている。
入力部35は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部34の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示せず)等で構成される。入力部35からの操作入力、例えばユーザーである患者によるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部30に出力することで、所定の操作を行うことができる。
スピーカは、患者に対して音声出力を行い、マイクは、患者によって発せられた音声等を集音する。例えば、スピーカを用いて、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データを音声合成ソフトにより、音声出力することができる。また、マイクを用いて、音声入力をすることができる。
制御部30は、アプリケーションプログラム(以下、「薬剤服用支援アプリケーション」とも総称する)を実行することによって、電子機器3を所定の手段(以下、「薬剤服用支援部」とも総称する)として機能させる。
また、制御部30は、薬剤服用支援アプリケーションを実行することによって、電子機器に、所定の手順(以下、「薬剤服用支援手順」とも総称する)を実行させる。
図3に示すように、制御部30は、接続処理部300と、トリガー画像読み取り部301と、薬剤服用管理データ取得部302と、薬剤服用管理データ表示部303と、ガイダンス表示部304と、情報データ取得部305と、情報データ表示部306と、服用履歴照会部307と、残薬管理部308と、を備える。
接続処理部300は、患者の携行する電子機器3から、サーバ4に対してログイン処理を行う。なお、携帯電話番号を認証することにより、自動ログインするようにしてもよい。
本実施形態において、接続処理部300によるサーバ4へのログイン処理は、薬局で患者に薬剤が調剤された(即ち、薬袋2が発行された)タイミングや、次に患者が薬局を訪れたタイミング等、所定のタイミングで行うことができる。接続処理部300によるサーバ4へのログイン処理が行われると、電子機器3は、サーバ4から当該患者の薬剤情報データ等を取得したり、服用状況データをサーバ4にアップロードしたりする。
トリガー画像読み取り部301は、撮像部33によって撮像された全体画像内に、トリガー画像2Aを認識し、トリガー画像2Aを読み取り、トリガー画像2Aに埋め込まれている薬袋IDを読み取るように構成される。そうすることで、トリガー画像読み取り部301は、薬袋IDを取得する。
薬剤服用管理データ取得部302は、トリガー画像読み取り部301によりトリガー画像2Aを認識すると、記憶部31から、薬袋IDに対応する、現在服用すべき薬剤の服用管理データを取得する。
また、薬剤服用管理データ取得部302は、後述する薬剤服用管理画面において、薬剤の服用状況が入力された場合に、入力された服用状況を示すデータを取得し、記憶部31における服用状況データを更新する。
薬剤服用管理データ表示部303は、記憶部31から取得した現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データを、表示部34に表示する。
例えば、薬剤服用管理データ表示部303は、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データを、表示部34上に撮像されたトリガー画像2Aの表示場所に重畳して表示することができる。このとき、図4Aに示すように、薬剤服用管理データ表示部303は、現在時刻及び現在の服用タイミングを表示するとともに、服用する薬剤毎に吹き出し341を表示し、その中に、薬剤の名称と、薬剤の画像データ、薬剤の1回あたりの服用量を表示させる。
図4Aは、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データの表示例を示す図である。この例では、現在時刻(午前7時30分)、服用タイミング(朝食後)を表示し、当該服用タイミングで服用すべき薬剤を全て表示する。
これにより、患者は現在服用すべき薬剤を、直感的かつ的確に理解することが可能となる。
<患者による履歴の入力(服用チェックボタン/服用管理ボタン)>
図4Aを参照すると、現在服用すべき薬剤を服用する際、現在服用すべき薬剤を表示した吹き出し341の中に表示される服用チェックボタン342をクリックすることで、電子機器3(薬剤服用管理データ表示部303)は、当該薬剤を服用済みとするデータを記憶部31における服用状況データとして入力する。
そうすることで、患者の服用状況データが逐次更新される。なお、全選択服用チェックボタン343をクリックすることで、全ての吹き出し毎に服用チェックボタン342をクリックしたものとすることができる。これにより、薬剤を服用すべき時間帯に複数回トリガー画像が読み取られた場合であっても、服用済みの薬剤と未服用の薬剤とが適切に表示される。
また、図4Aを参照すると、電子機器3により薬袋2を撮像したときに、現在服用すべき薬剤を表示した吹き出し341とともに表示される服用管理ボタン344をクリックすることで、電子機器3(薬剤服用管理データ表示部303)は、薬剤の服用状況を具体的に入力するための薬剤服用管理画面を表示する。なお、いずれかの薬剤の服用チェックボタン342がクリックされた場合に、薬剤服用管理画面が表示されることとしてもよい。
図4Bは、薬剤服用管理画面の表示例を示す図である。
図4Bに示すように、薬剤服用管理画面においては、所定の服薬タイミングについて、服用状況が未入力である薬剤の服用状況を入力するためのメニュー画面が表示されている。具体的には、薬剤服用管理画面においては、服用状況が未入力である薬剤の服用の有無を選択するためのチェックボタンと、薬剤の服用を時間通りに行ったか否かを選択するためのチェックボタンと、薬剤の服用を行わなかった理由を選択するためのチェックボタンと、薬剤の服用を行わなかった理由を任意に記入するコメントボックスとが表示されている。なお、図4Bにおいて、白丸は選択されていない状態、黒丸は選択された状態を示している。薬剤の服用を行わなかった理由として、図4Bに示す例では、「単に服用し忘れた」、「薬剤を携帯していなかった」、「服用できない状況(会議等)であった」、「その他」の4つの理由が選択可能となっている。また、「その他」が選択された場合、コメントボックスに任意の理由を記入することが可能となっている。
このような薬剤服用管理画面によって、患者は、簡単に薬剤の服用状況を入力することが可能となる。
また、電子機器3(薬剤服用管理データ取得部302)は、入力された服用状況を示すデータを取得し、記憶部31における服用状況データを更新する。これにより、患者における薬剤の服用状況を具体的に把握することができ、薬剤師から当該患者へのより適切なアドバイスを行うことが可能となる。
<現在が服用タイミングでない場合の照会>
なお、現在時刻が、薬剤を服用するタイミングの時間帯に属さない場合、薬剤服用管理データ表示部303は、現在は服用タイミングでない旨のメッセージを表示する。ただし、この場合にも、電子機器3(薬剤服用管理データ表示部303)は、薬剤の服用状況を具体的に入力するための薬剤服用管理画面を表示し、患者による薬剤の服用状況の入力を受け付ける。
<薬剤情報データの照会>
図4Cは、現在服用すべき薬剤(Aカプセル)の情報データの種別を選択させるためのガイダンス表示の例を示す図である。
また、図4Dは、現在服用すべき薬剤の選択された情報データを表示部34に表示する例を示す図である。
現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データが、図4Aに示すように表示された際に、患者が服用すべき薬剤の薬剤情報データを知りたい場合、該当する薬剤の吹き出し341をタップすることで、ガイダンス表示部304が、該当する薬剤の情報データの種別を選択させるためのガイダンス画面を表示するように構成することができる。
ここで、例えば、注意事項を選択することで、電子機器3(情報データ取得部305)は、記憶部31から当該薬剤の注意事項を取得する。電子機器3(情報データ表示部306)は、図4Dに示すように、情報データ取得部305によって取得された、現在服用すべき薬剤(Aカプセル)の注意事項を表示する。
なお、薬剤の情報データについては、音声合成ソフトにより、音声出力することができる。
<薬剤情報データの服用履歴照会>
図4Eは、服用履歴をタップした場合に、表示部34に表示される服用履歴情報の例を示す図である。
現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データが表示された際に、患者がこれまでの服用履歴状況を知りたい場合、図4Aに示す、服用履歴の吹き出しをタップすることで、電子機器3(服用履歴照会部307)は、記憶部31から服用状況データを取得し、これまでの服用履歴状況を表示する。これにより、患者は、自身の服用履歴を容易に把握することができる。
<残薬管理データに基づく残薬通知>
図4Fは、処方期間の終了前に患者に対して通知されるメッセージの例を示す図である。
薬袋2の発行時に設定された処方期間(患者が薬剤を服用する期間)の終了前に、電子機器3(残薬管理部308)は、処方期間の終了を知らせるメッセージとともに、残薬の種類及び量を知らせるメッセージを表示する。具体的には、残薬管理部308は、服用状況データが入力される毎に、薬剤服用管理データが示す処方された各薬剤の量から、現在までに服用された各薬剤の量を差し引いて残薬の量を算出し、記憶部31に残薬管理データ313として記憶する。そして、残薬管理部308は、処方期間の終了前の所定のタイミング(例えば、2日前の服用タイミング等)に、患者に対して、図4Fに示すように、処方期間が終了する旨及び症状が改善したか否かの確認メッセージと、残薬の種類及び量と、薬局を訪問する際に残薬を持参すると差し引かれる薬代の目安とを表示する。
これにより、処方されたものの服用されなかった残薬をより適切に管理することができるとともに、患者において、処方された薬剤をより適切に服用するための意識を向上させることができる。また、患者が残薬を薬局に持参することが促される。
なお、図4Aから図4Fに示す各表示例において、表示内容には、テキストのみならず、カラー表示された静止画及び動画を含むことができる。
[サーバ4の構成]
図5は、サーバ4の構成を示す図である。
図5に示すように、サーバ4は、少なくとも、制御部40と、記憶部41と、通信部42とを、を備えている。さらにサーバ4は、必要に応じて表示部43と、入力部44と、を備えることができる。
第1実施形態では、サーバ4を1つのサーバとして記載するが、サーバ4の各機能を、適宜複数のサーバに分散する、分散処理システムとしてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、サーバの各機能を実現してもよい。また、サーバ4を、例えば、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバから構成されるサーバシステムとしてもよい。
制御部40はCPU、RAM、ROM、I/O等を有するプロセッサにより構成され、各構成部の制御を行う。CPUは、RAM、ROM又は記憶部41から読み出したアプリケーションプログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部41から情報を読み出し、RAM及び記憶部に対して情報の書き込みを行い、通信部42と信号の授受を行う。
制御部40における制御内容の詳細については、後述する。
記憶部41は半導体メモリやハードディスクドライブ等で構成されており、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションと呼ばれるソフトウェアが保存される等、種々の情報が記憶される。
さらに、記憶部41には、ユーザー情報データファイル410、薬剤情報データファイル411及び薬剤服用管理ファイル412が記憶されている。
ユーザー情報データファイル410には患者毎にユーザー情報データレコードが作成され、ユーザー情報データ(例えば、ユーザーID、パスワード、携帯電話番号、住所、氏名、健康保険証番号等)が記憶される。
薬剤情報データファイル411は、当該患者のユーザーIDとリンクする薬剤情報データレコードを含む。薬剤情報データレコードは、薬袋2に含まれる薬剤毎に、薬袋ID、薬剤IDをキーとして、薬剤の名称、薬剤の画像データ、薬剤の効用、薬剤の注意事項、薬剤の副作用、薬剤師による服用上のアドバイス、薬剤師による患者個人に対するメッセージを含む。
薬剤服用管理ファイル412は、当該患者のユーザーIDとリンクする薬剤服用管理レコードを含む。薬剤服用管理レコードは、薬袋IDをキーとして、当該薬袋に包装される全ての薬剤の、薬剤ID、薬剤の名称、薬剤の画像データ、薬剤の1回あたりの服用量、薬剤の服用タイミング(例えば、朝昼夜の食前、食中、食後、就寝前、何時間毎等)、及び服用済又は未服用の状態を示す服用状況データを含む。
通信部42は、インターネット回線等のネットワークに接続することができる通信プロトコル、及び図示しない無線基地局を通じて電子機器3とパケットデータ等の送受信(データ通信)を行う通信プロトコル等を実装する。そうすることで、例えば、電子機器3との送受信の場合に無線通信を行うことができる。また、薬局端末1との送受信の場合に、有線又は無線通信を行うことができる。
制御部40は薬剤服用支援のためのプログラムを実行することによって、サーバ4に所定の手段(以下、「薬剤服用支援制御部」と総称する)として機能させる。
図5に示すように、制御部40は、接続処理部400と、薬剤情報提供部401と、薬剤服用管理情報提供部402と、を備える。
接続処理部400は、患者の携行する電子機器からのログイン処理を実行して、ユーザー情報データファイル410等を参照することで、ユーザーが正当な者であることを認証する。なお、携帯電話番号を認証することにより、自動ログインするようにしてもよい。
<薬剤情報提供部401>
薬剤情報提供部401は、電子機器3から通信部42を介して受信した薬剤情報データの取得要求に基づいて、薬剤情報データを薬剤情報データファイル411から抽出する。
具体的には、薬袋ID及び薬剤IDに基づいて、薬剤情報データファイル411から対応する薬剤情報データを検索し、取得する。薬剤情報提供部401は、取得した薬剤情報データを通信部42を介して、電子機器3に対して送信する。
なお、本実施形態においては、電子機器3がサーバ4にログインした場合に、電子機器3から薬剤情報データの取得が要求され、サーバ4から電子機器3に最新の薬剤情報データが逐次送信されるものとする。
<薬剤服用管理情報提供部402>
薬剤服用管理情報提供部402は、電子機器3(薬剤服用管理データ取得部302)から通信部42を介して受信した、薬袋IDをキーとする薬袋に含まれる薬剤の薬剤服用管理データの要求に基づいて、薬剤服用管理データを生成する。
具体的には、薬剤服用管理情報提供部402は、薬袋IDをキーとする薬剤服用管理レコードから、薬袋IDに対応する全ての薬剤IDと、当該薬剤IDに対応する薬剤の名称と、薬剤の画像データと、薬剤の1回あたりの服用量と、処方された各薬剤の量と、薬剤の服用タイミングとを抽出し、薬剤服用管理画面のメニューとして表示する項目(服用済又は未服用、未服用の理由等を入力するための服用状況データのテンプレート)を含む薬剤服用管理データを生成する。
薬剤服用管理情報提供部402は、生成した薬剤服用管理データを通信部42を介して、電子機器3(薬剤服用管理データ表示部303)に対して送信する。
また、薬剤服用管理情報提供部402は、電子機器3から入力済みの服用状況データがアップロードされた場合、当該服用状況データを薬剤服用管理データに反映させ、薬剤服用管理データを最新の状態に更新する。薬剤服用管理情報提供部402は、薬局端末1あるいは電子機器3に対して、更新された最新の薬剤服用管理データを提供する。
こうすることで、サーバ4(薬剤服用管理情報提供部402)は、患者に対して、現在服用すべき薬剤情報を提供したり、薬剤師に対して、当該患者の薬剤服用状況を提供したりする。薬剤師は、薬局端末1を介してサーバ4(薬剤服用管理情報提供部402)から提供された薬剤服用状況(具体的には、薬剤服用管理データ)を参照して、当該患者に対する薬剤の服用上のアドバイスやメッセージを生成することができる。また、薬剤師は、患者によって入力された服用状況データを参照して、当該患者が薬剤を適切に服用できない理由を分析し、その理由を回避する服用の仕方(服用タイミングを所定時間ずらす等)に関するアドバイスや、その理由に対応した薬剤の変更(毎食後に服用する薬剤から1日2回服用する薬剤への変更等)を医師に問い合わせる等の対応を行うことができる。
[薬剤服用管理システム100の処理]
続いて、図4A〜図4E、図6を参照して、薬袋2を電子機器3により撮像することにより、患者に現在服用すべき薬剤の服用指示情報を提供する場合の、薬剤服用管理システム100による薬剤服用支援処理フローを説明する。なお、薬局端末1により、薬袋2には、薬袋2に対応するトリガー画像2Aが予め印刷されているものとする。また、サーバ4の薬剤情報データファイル411及び薬剤服用管理ファイル412は予め作成されているものとする。
電子機器3には、薬剤服用支援に係るアプリケーションがインストールされ、起動されているものとする。また、電子機器3には、薬局端末1から薬剤情報データ及び薬剤服用管理データが提供されているものとする。
図6は、薬剤服用管理システム100が実行する薬剤服用支援処理の流れを説明するフローチャートである。
薬剤服用支援処理は、電子機器3が、患者による、薬剤服用支援処理を行うための所定の操作(例えば、入力部35からの指示入力)を受け付けたことに応じて開始される。
ステップST101において、撮像部33は、患者の操作に基づいて撮像部33から薬袋2の画像データを取得する。
ステップST102において、トリガー画像読み取り部301は、ステップST101において撮像された全体画像内に、トリガー画像2Aを認識し、トリガー画像2Aを読み取り、トリガー画像2Aに埋め込まれている薬袋IDを読み取る。
ステップST103において、電子機器3(薬剤服用管理データ取得部302)は、ステップST102において読み取った、薬袋IDをパラメータとして、記憶部31から現在服用すべき薬剤の服用管理データを読み出す。
ステップST104において、電子機器3(薬剤服用管理データ表示部303)は、記憶部31から読み出した、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データを、例えば図4Aに示すように、表示部34に表示する。
ステップST105において、患者により服用チェックボタン342がクリックされた場合、ステップST106に進む。また、患者により薬剤の吹き出し341がタップされた場合、ステップST107に進む。また、患者により服用管理ボタン344がタップされた場合、ステップST110に進む。また、患者により服用履歴がタップされた場合、ステップST113に進む。
ステップST106において、電子機器3(薬剤服用管理データ表示部303)は、当該薬剤を服用済みとする服用状況データを入力する。このとき、電子機器3(残薬管理部308)は、残薬の量を算出し、記憶部31の残薬管理データ313を更新する。その後、ステップST114に進む。
ステップST107において、電子機器3(ガイダンス表示部304)は、図4Cに示すように、当該薬剤の情報データの種別を選択させるためのガイダンス画面を表示する。
ステップST108において、ガイダンス画面を介して、当該薬剤の薬剤情報データの種別(例えば、薬剤の効用、服用方法、薬剤の注意事項、薬剤の副作用、アドバイス、又はメッセージ等)が選択された場合、電子機器3(情報データ取得部305)は、薬剤IDをパラメータとして、記憶部31から薬剤情報データを読み出す。
ステップST109において、電子機器3(情報データ表示部306)は、図4Dに示すように、当該薬剤の薬剤情報データを表示する。その後、例えば、所定の戻り操作により、ステップST104に戻る。
ステップST110において、電子機器3(薬剤服用管理データ表示部303)は、図4Bに示すように、薬剤の服用状況を具体的に入力するための薬剤服用管理画面を表示する。
ステップST111において、電子機器3(薬剤服用管理データ取得部302)は、入力された服用状況を示すデータを取得する。
ステップST112において、電子機器3(薬剤服用管理データ取得部302)は、記憶部31における服用状況データを更新する。このとき、電子機器3(残薬管理部308)は、残薬の量を算出し、記憶部31の残薬管理データ313を更新する。その後、ステップST114に進む。
ステップST113において、電子機器3(服用履歴照会部307)は、記憶部31から服用状況データを取得し、図4Eに示すように、これまでの服用履歴状況を表示する。その後、例えば、所定の戻り操作により、ステップST104に戻る。
ステップST114において、電子機器3(残薬管理部308)は、処方期間の終了前の所定タイミング(2日前等)となっているか否かの判定を行い、処方期間の終了前の所定タイミングとなっている場合、ステップST115に進む。なお、処方期間の終了前の所定タイミングとなっていない場合には、ステップST104に戻る。
ステップST115において、電子機器3(残薬管理部308)は、記憶部31から残薬管理データ313を読み出す。
ステップST116において、電子機器3(残薬管理部308)は、図4Fに示すように、処方期間の終了を知らせるメッセージとともに、残薬の種類及び量を知らせるメッセージを表示する。その後、例えば、所定の戻り操作により、ステップST104に戻る。
このような処理が繰り返され、ユーザーにより薬剤服用支援処理の終了の操作が行われると、薬剤服用支援処理は終了となる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本発明において、トリガー画像に重畳して吹き出し(薬剤情報)を表示することには、トリガー画像が撮像画像の画角に含まれる場合に、吹き出し(薬剤情報)を撮像画像に重畳して表示領域のいずれかの位置に表示することが含まれる。
また、上述の実施形態において、トリガー画像は薬袋2を識別するものとして説明したが、その薬袋2に包装される薬剤を識別できるものであれば、薬袋2自体を識別しなくてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が薬剤服用管理システム100を構成するいずれかのコンピュータに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に示した例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
[変形例1]
上述の実施形態においては、電子機器3において薬剤服用管理データを記憶し、薬剤の服用管理を行うこととしたが、これに限られない。即ち、電子機器3に入力された薬剤の服用状況をサーバ4に逐次送信し、サーバ4において薬剤服用管理データを一元的に管理することとしてもよい。
この場合、電子機器3の薬剤服用管理データ取得部302は、トリガー画像読み取り部301によりトリガー画像2Aを認識すると、通信部32を介してサーバ4にアクセスして、薬袋IDに対応する、現在服用すべき薬剤の服用管理情報を取得する。
具体的には、薬剤服用管理データ取得部302は、薬袋IDをパラメータとして、後述するサーバ4の薬剤服用管理情報提供部402に対して、薬袋IDに対応する、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データの取得要求をすることにより、サーバ4(薬剤服用管理情報提供部402)から、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データを取得する。
薬剤服用管理データ表示部303は、サーバ4(薬剤服用管理情報提供部402)から取得した現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データを、図4Aに示すように、表示部34に表示する。
そして、患者が現在服用すべき薬剤を服用する際、現在服用すべき薬剤を表示した吹き出し341の中に表示される服用チェックボタン342をクリックすることで、電子機器3(薬剤服用管理データ表示部303)は、当該薬剤を服用済みとするイベントデータをサーバに通知する。
そうすることで、サーバは、患者の当該薬剤の服用期間管理データを最新状態に維持することができる。なお、全選択服用チェックボタン343をクリックすることで、全ての吹き出し毎に服用チェックボタン342をクリックしたものとすることができる。これにより、薬剤を服用すべき時間帯に複数回トリガー画像が読み取られた場合であっても、服用済みの薬剤と未服用の薬剤とが適切に表示される。
また、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データが、図4Aに示すように表示された際に、患者が服用すべき薬剤の薬剤情報データを知りたい場合、該当する薬剤の吹き出し341をタップすることで、図4Dに示すように、ガイダンス表示部304が、該当する薬剤の情報データの種別を選択させるためのガイダンス画面を表示するように構成することができる。
ここで、例えば、注意事項を選択することで、電子機器3(情報データ取得部305)は、サーバ4(薬剤情報提供部401)に対して当該薬剤の注意事項の取得要求をする。電子機器3(情報データ取得部305)は、サーバ4(薬剤情報提供部401)から当該薬剤の注意事項を受信し、図4Dに示すように、情報データ表示部306は、現在服用すべき薬剤(Aカプセル)の注意事項を表示する。
なお、薬剤の情報データについては、音声合成ソフトにより、音声出力することができる。
また、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データが表示された際に、患者がこれまでの服用履歴状況を知りたい場合、図4Aに示す、服用履歴の吹き出しをタップすることで、電子機器3(服用履歴照会部307)が、サーバ4に対してこれまでの服用履歴状況を要求する。
そうすることで、電子機器3(服用履歴照会部307)は、サーバ4から、これまでの服用履歴状況を受信し、図4Eに示すように、これまでの服用履歴状況を表示するように構成することができる。
なお、図4Aから図4Eに示す各表示例において、表示内容には、テキストのみならず、カラー表示された静止画及び動画を含むことができる。
[変形例2]
上述の実施形態においては、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データが表示された際に、服用すべき薬剤の薬剤情報データを知りたい場合、該当する薬剤の吹き出しをタップすることで、ガイダンス表示部304が、患者に対して、薬剤情報データを選択するためのガイダンス画面を表示部34に表示し、患者が該当する吹き出しをタップすることで、薬剤情報データの種別を選択させる構成としている。
これに対して、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データが表示された際に、服用すべき薬剤の薬剤情報データを知りたい場合、該当する薬剤の吹き出しをタップすることで、電子機器3は、直接、薬袋ID、薬剤IDをパラメータとして、記憶部31から薬剤情報データを読み出すようにしてもよい。
そうすることで、電子機器3は、ガイダンス表示をせずに、取得した薬剤情報データレコードから、全ての薬剤情報データを表示するように構成してもよい。即ち、現在服用すべき薬剤の薬剤服用管理データが表示された際に、服用すべき薬剤の薬剤情報データを知りたい場合、該当する薬剤の吹き出しをタップすることで、全ての薬剤情報データを表示するように構成してもよい。
例えば、タブレット端末のように、電子機器の表示部34のサイズが、全ての薬剤情報データ全体を表示する程度に大きい場合、このように構成することができる。
また、スマートフォンのように、電子機器の表示部34のサイズが、全ての薬剤情報データを同時照会することができない大きさの場合には、ガイダンス画面から表示対象を選択するように構成することが好ましい。
[変形例3]
薬剤師が患者に対して説明する服用上のアドバイス、及び患者個人に対するメッセージについては、薬局端末1は、薬剤師の指示により、薬袋ID、薬剤IDをキーとして、サーバ4にアクセスし、付加情報データレコードにアクセスすることで、付加情報データレコードに含まれるアドバイス及びメッセージをアップロードするように構成することができる。そして、このようにアドバイス及びメッセージがアップロードされた場合、サーバ4から電子機器3にそのアドバイス及びメッセージを通知したり、アドバイス及びメッセージがアップロードされた旨を電子機器3に通知し、ダウンロードを促したりすることができる。
そうすることで、必要なタイミングで、薬剤師は患者に対して適切なアドバイス又はメッセージを伝えることが可能となる。
[変形例4]
患者の携行する電子機器3に対してサーバ4からのプッシュ通知を可能とするように、薬剤服用支援アプリケーションにプッシュ機能を設定するとともに、デバイス情報をサーバ4に登録するように構成できる。
そうすることで、現在時刻が薬剤の服用タイミングの時間帯に該当する場合に、当該薬剤の薬剤服用管理データをサーバ4から、患者の携行する電子機器3にプッシュ方式で通知するように構成できる。その結果、患者は、薬剤の服用が必要なタイミングを自動的に把握することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。実施形態及び変形例については、適宜組み合わせることができる。
また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
100 薬剤服用管理システム、1 薬局端末、2 薬袋、2A トリガー画像、3 電子機器、30 制御部、300 接続処理部、301 トリガー画像読み取り部、302 薬剤服用管理データ取得部、303 薬剤服用管理データ表示部、304 ガイダンス表示部、305 情報データ取得部、306 情報データ表示部、307 服用履歴照会部、308 残薬管理部、31 記憶部、311 薬剤情報データ、312 薬剤服用管理データ、313 残薬管理データ、32 通信部、33 撮像部、34 表示部、35 入力部、4 サーバ、40 制御部、400 接続処理部、401 薬剤情報提供部、402 薬剤服用管理情報提供部、41 記憶部、410 ユーザー情報データファイル、411 薬剤情報データファイル、412 薬剤服用管理ファイル、42 通信部、5 ネットワーク

Claims (7)

  1. 処方される薬剤が記載された薬袋と、薬剤に関する情報を表示する電子機器とを含む薬剤服用管理システムであって、
    前記薬袋には、
    前記薬袋又は前記薬剤の少なくとも一方に対応するトリガー情報が記載され、
    前記電子機器は、
    前記トリガー情報を撮像する撮像部と、
    前記薬剤に関する薬剤情報を表示する表示部と、
    前記トリガー情報が前記撮像部により撮像された場合に、前記表示部において、撮像された前記トリガー情報の表示位置に、当該トリガー情報を表示することなく、前記トリガー情報によって特定される前記薬袋に包装される薬剤のうち、現在服用すべき薬剤情報を撮像画像に重畳して表示する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記現在服用すべき薬剤情報が前記表示部に表示されている状態で、服用管理に関する操作が行われた場合に、当該薬剤の服用管理に関する服用管理画面を表示する、
    ことを特徴とする薬剤服用管理システム。
  2. 前記服用管理画面には、前記薬剤を処方箋に従って服用したか否かを入力するメニュー画面が含まれ、
    前記制御部は、前記メニュー画面における入力内容を服用状況に関するデータとして記憶する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤服用管理システム。
  3. 前記メニュー画面には、前記薬剤の服用の有無、服用タイミング及び服用を行わなかった理由が選択可能なメニューとして表示される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の薬剤服用管理システム。
  4. 前記制御部は、前記服用管理画面による前記薬剤の服用管理に基づいて、当該薬剤の残薬の量を算出し、処方期間の終了前の予め設定されたタイミングで、当該残薬を薬局に持参することを促すメッセージを前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の薬剤服用管理システム。
  5. 前記制御部は、前記残薬の量に基づいて、当該残薬を薬局に持参した場合に差し引かれる薬代の目安を表示する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の薬剤服用管理システム。
  6. 処方される薬剤が記載された薬袋と、薬剤に関する情報を表示する電子機器とを含み、前記薬袋には、前記薬袋又は前記薬剤の少なくとも一方に対応するトリガー情報が記載され、前記電子機器は、前記トリガー情報を撮像する撮像部と、前記薬剤に関する薬剤情報を表示する表示部と、を備える薬剤服用管理システムで実行される薬剤服用管理方法であって、
    前記トリガー情報が前記撮像部により撮像された場合に、前記表示部において、撮像された前記トリガー情報の表示位置に、当該トリガー情報を表示することなく、前記トリガー情報によって特定される前記薬袋に包装される薬剤のうち、現在服用すべき薬剤情報を撮像画像に重畳して表示する制御ステップを含み、
    前記制御ステップでは、前記現在服用すべき薬剤情報が前記表示部に表示されている状態で、服用管理に関する操作が行われた場合に、当該薬剤の服用管理に関する服用管理画面が表示される、
    ことを特徴とする薬剤服用管理方法。
  7. 処方される薬剤が記載された薬袋と、薬剤に関する情報を表示する電子機器とを含み、前記薬袋には、前記薬袋又は前記薬剤の少なくとも一方に対応するトリガー情報が記載され、前記電子機器は、前記トリガー情報を撮像する撮像部と、前記薬剤に関する薬剤情報を表示する表示部と、を備える薬剤服用管理システムにおける電子機器を制御するコンピュータに、
    前記トリガー情報が前記撮像部により撮像された場合に、前記表示部において、撮像された前記トリガー情報の表示位置に、当該トリガー情報を表示することなく、前記トリガー情報によって特定される前記薬袋に包装される薬剤のうち、現在服用すべき薬剤情報を撮像画像に重畳して表示する制御機能を実現させ、
    前記制御機能は、前記現在服用すべき薬剤情報が前記表示部に表示されている状態で、服用管理に関する操作が行われた場合に、当該薬剤の服用管理に関する服用管理画面を表示する、
    ことを特徴とするプログラム。
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