JP6228621B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクルなどに使用される電動弁に関する。
大型のパッケージエアコンや冷凍機に用いられる電動弁は、流量制御用として複数使用されていた電動弁を1つにまとめるなどの制御機器合理化等の背景から、大口径かつ高圧力差が生じた際にも良好な作動性を持つ性能が望まれている。
しかし、比較的大口径の電動弁は、マグネットのトルクにより発生するねじの推力に対し差圧によって発生する弁体への負荷が大きく、弁体の作動性において懸念がある。
そこで、例えば、図14に示す特許文献1の電動弁1では、ロータ31が収容されたドーム状のキャン37と、弁室7が形成された筒状の弁本体5との間に段付き筒状基台13を介在させるとともに、この段付き筒状基台13の内面に形成された段部に向かって、図14の下方から弁体案内部材14を圧入し、さらに、この弁体案内部材14の内周面に摺接した弁体20の外周面にシール部材38を装着し、このシール部材38により弁室7の上方側に背圧室29を画成し、弁ポート内の圧力を弁体20に設けられた導通路24によりこの背圧室29内に導入し、背圧室29内の圧力(背圧)を利用することで、閉弁状態における弁体20に作用する押し下げ力(閉弁方向に作用する力)と押し上げ力(開弁方向に作用する力)との差圧力をキャンセルし、弁体20に対する負荷を小さくしている。
特開2013−130271号公報
ところで、特に大型のパッケージエアコンや冷凍機に用いられる電動弁1では、背圧室29内の圧力を有効に利用するには、図14の弁閉状態において、弁体案内部材14内に配置されたシール部材38により、弁体20の外方側に位置する第1の部屋22と背圧室29との間が確実に分離されていなければならない。
ところが、従来の電動弁1では、弁体20の上下方向への移動を案内する弁体案内部材14が、段付き筒状基台13の段付き孔内に単に圧入されているだけであるので、この弁体案内部材14の位置決めが不安定であり、弁体案内部材14と弁体20との軸芯がずれてしまい、弁体案内部材14と弁体20とのシール性が損なわれてしまう虞があった。
仮に、弁体案内部材14と弁体20との軸芯がずれてしまうと、シール部材38によるシール性が損なわれてしまい、弁体20の外方に形成される第1の部屋22と背圧室29との間で圧力の漏洩が発生し、結果として、弁体20の作動性が大きく阻害されてしまう虞がある。
なお、このような問題は、背圧を利用しない場合であっても、弁体案内部材と弁体との軸芯がずれていると作動性が大きく阻害され得る。
また、従来の電動弁1では、段付き筒状基台13の内周面と、段付き筒状基台13に圧入される弁体案内部材14の外周面との間に、液溜まりとなる密閉空間が形成されることが考えられる。
このように、弁本体5内に、液溜まりとなる密閉空間が形成されてしまった場合には、その密閉空間に冷媒が滞留し、滞留した冷媒が温度変化により膨張して弁体案内部材14を変形させ、段付き筒状基台13に対する弁体案内部材14の同軸度の低下を招くことから弁体20の作動性に悪影響が生じてしまうことも考えられる。
本発明は、このような従来の実情に鑑み、例えば、電動弁において、弁体の移動を案内する弁体案内部材を弁本体に対して確実に固定し、これにより、弁閉状態時に弁体の外方側に位置する第1の部屋と背圧室との間の密閉を確実にすることができる電動弁を提供することを目的としている。
さらに、本発明では、弁本体内において、滞留した冷媒が温度変化により膨張して弁体案内部材を変形させる恐れのない電動弁を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係る電動弁は、
ロータの回転運動を、雄ネジ部材と雌ネジ部材とのネジ結合により直線運動に変換し、この直線運動に基いて弁本体内に収容された弁体を軸方向に移動させる電動弁であって、
前記雄ネジ部材と前記雌ネジ部材のうち、前記弁本体に対して相対移動不能に配置される一方のネジ部材と、前記弁体の軸方向への移動を案内する弁体案内部材とが、別部材から構成され、
前記弁体案内部材の上部開口側の外周面は、前記弁本体の内周面に密に係止されるとともに、前記弁体案内部材の上部開口側の外周面と前記弁本体の上部開口側の内周面との間に隙間が軸方向に形成され、
前記弁体案内部材が前記弁本体の上部開口側の端面に、あるいは前記弁体案内部材が前記弁本体の内周面に、固着手段により一体化されていることを特徴とする電動弁。
このような構成の本発明に係る電動弁によれば、電動弁の組立時に弁体案内部材の位置決めを確実に行えば、以後、弁体案内部材と弁体との間に軸芯のずれが生じることはない。なお、弁体案内部材の上部開口側の外周面が、前記弁本体の内周面に係止されるため、弁体案内部材の弁本体に対する位置決めを容易に行うことができる。
また、隙間が軸方向に形成されていれば、弁体案内部材と弁本体との間に液溜まりとなる密閉空間が形成されることがない。したがって、密閉空間が形成された場合のように、その密閉空間に冷媒が滞留し、滞留した冷媒が温度変化により膨張して弁体案内部材が変形するという不具合が発生しない。
さらに、弁体案内部材の上部開口側の外周面にこのような隙間が軸方向に形成されていれば、そこに隙間が形成されていない場合に比べて弁体案内部材の圧入部の接触面積を少なくすることができ、これにより、弁体案内部材と弁本体との間の圧入荷重を低減することができる。
さらに、本発明に係る電動弁では、前記弁体案内部材と前記弁体との間に、シール部材が介装されていることが好ましい。
このようにシール部材が介装されていれば、弁閉状態において、弁体の外方に形成される第1の部屋と、背圧室との間を確実に密閉することができる。
したがって、上記第1の部屋と上記背圧室との間の圧力漏れを防止することができる。
また、本発明に係る電動弁では、前記固着手段は、溶接またはろう付け、接着のいずれかであることが好ましい。
このような構成であれば、作業が容易であり工業的に安価に製造できる。
本発明に係る電動弁によれば、弁体の軸方向への移動を案内する弁体案内部材の弁本体に対する位置決めおよび固定を確実に行うことができる。
また、弁体案内部材の上部開口側の外周面と、弁本体の上部開口側の内周面との間に隙間を軸方向に形成することにより、弁体案内部材と弁本体との間に不用意な液溜まりが形成されるのを防止することができる。
また、このような隙間を設けることにより、弁体案内部材と弁体内との接触面積を少なくすることができ、これにより、弁体案内部材の圧入荷重を低減することもできる。
さらに、弁体案内部材と弁体との間にシール部材を介在させることにより、弁閉状態時に弁体の外方側に位置する第1の部屋と、背圧室との間の密閉を確実にすることができる。
また、本発明の電動弁は、作業が容易であり工業的に安価に製造できる。
図1は、本発明の第1実施例に係る電動弁の断面図である。 図2は、図1に示した第1実施例の要部拡大断面図である。 図3は、本発明の第2実施例に係る電動弁の要部拡大断面図である。 図4は、本発明の第3実施例に係る電動弁の要部拡大断面図である。 図5は、図1に示した弁体案内部材に代わる他の弁体案内部材の断面図である。 図6は、図5におけるC−C’線方向の断面図である。 図7は、図5に示した他の弁体案内部材を用いた本発明の第4実施例における図2相当図である。 図8は、図5および図6に示した他の弁体案内部材の変形例を示した図で、図6相当図である。 図9は、本発明の第5実施例における図3相当図である。 図10は、本発明の第6実施例における図4相当図である。 図11は、本発明の第7実施例における要部拡大断面図である。 図12は、本発明の第8実施例における要部拡大断面図である。 図13は、本発明の第9実施例に係る電動弁の断面図である。 図14は、特開2013−130271号公報に開示されている従来の電動弁の断面図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態(実施例)について説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る電動弁2を示した断面図で、図2は図1の要部を拡大して示した断面図である。
なお、本明細書において、「上」あるいは「下」とは図1の状態で規定したものである。すなわち、ロータ4は弁体17より上方に位置している。
この電動弁2では、非磁性体製で筒状のカップ形状をなすケース60の開口側の下端部に、弁本体30が溶接などにより一体的に接続されている。
ここで、弁本体30は、ステンレス鋼板のプレス加工により製作されたプレス成形品であり、内部に弁室11を有している。弁本体30には、弁室11に直接連通する銅製の第1の管継手12と、弁ポート16を介して弁室11に連通する銅製の第2の管継手15とが、各々溶接またはろう付け、接着などによって固定装着されている。なお、弁ポート16は、図1のように弁本体30に直接形成されていることに限定されない。例えば、弁ポート16が形成された弁座部材を別部材で用意し、この別部材を弁本体30内に組み込んでも良い。
ケース60の内周には、回転可能なロータ4が収容され、ロータ4の軸芯部分には、ブッシュ部材33を介して弁軸41が配置されている。ブッシュ部材33で結合されたこの弁軸41とロータ4とは、回転しながら上下方向に一体的に移動する。なお、この弁軸41の中間部付近の外周面には雄ネジ41aが形成されている。本実施例では、弁軸41が雄ネジ部材として機能している。
ケース60の外周には、図示しないヨーク、ボビン、およびコイルなどからなるステータが配置され、ロータ4とステータとでステッピングモータが構成されている。
ケース60の天井面にはガイド支持体52が固定されている。ガイド支持体52は、円筒部53と、円筒部53の上端側に形成された傘状部54とを有し、全体をプレス加工により一体成型されている。傘状部54はケース60の頂部内側と略同形状に成型されている。
ガイド支持体52の円筒部53はロータ4と同芯状態でケース60の天井部中央より軸方向に垂下して設置されている。また、円筒部53の下端部には、位置決め孔57がプレス成型され、位置決め孔57の奥部には切起こし片58が具備されている。
ガイド支持体52の円筒部53には、この円筒部53の外周を取り巻くように、ばね性を有する線材によりコイルばね状に形成された螺旋ガイド59が設けられている。螺旋ガイド59は、その下端部に軸方向に延長されたストッパ部62を有している。
この螺旋ガイド59は上端側にてガイド支持体52の途中に形成された弁開ストッパ突起部56に当接し、下端部のストッパ部62が位置決め孔57に挿入嵌合し、ストッパ部62の先端が螺旋ガイド59の弾性力によって切起こし片58に突き当っている。
これにより、螺旋ガイド59は、軸方向のばね荷重によって弁開ストッパ突起部56と位置決め孔57との間に挟まれ、がたつきを有することなく取付位置が決められている。
螺旋ガイド59には可動ストッパ部材63が回転可能に係合している。可動ストッパ部材63は、1巻コイルばね状に形状されている。
可動ストッパ部材63は、ロータ4の回転によって蹴り回されることにより、回転しつつ螺旋ガイド59に案内されて螺旋運動を行い、螺旋ガイド59の軸方向に移動する。可動ストッパ部材63が螺旋ガイド59のストッパ部62に突き当ることにより、それ以上の下方向へ進む時計回りの回転が止められ、弁閉基準で、ロータ4の原点位置を機械的に設定する。また、可動ストッパ部材63が弁開ストッパ突起部56に当接することにより、それ以上の上方向へ進む反時計回りの回転が止められ、弁開(全開)位置を機械的に設定する。
ガイド支持体52の円筒部53内には、弁軸41のガイドを兼ねる筒部材65が嵌合されている。筒部材65は、金属あるいは合成樹脂による潤滑材入り素材あるいは表面処理を施された部品により構成され、弁軸41を回転可能に保持している。
以下に、本実施例の要部について説明する。
ケース60の開口側の下端部と弁本体30の上部開口側の上端部との突き合わせ部Bにおいては、図2に拡大して示したように、弁体17の軸方向への移動を案内する弁体案内部材72が配置されている。
上記のように、弁体17の軸方向への移動を案内する弁体案内部材72は、内部が貫通した筒体であり、最上位に位置するフランジ部72cと、その下方の大径部72aと、その下方の小径部72bとを有したもので、プレス成形によって形成されている。また、弁体案内部材72の大径部72aの外周面側の直径は、弁本体30の内周面側の直径より若干大きく形成されている。すなわち、このように寸法を設定することにより、弁体案内部材72を弁本体30内に圧入した場合に、弁体案内部材72の大径部72aを弁本体30の内周面に密に係止させることができ、したがって弁体案内部材72が弁本体30に対して移動してしまうことはない。ひいては、弁本体30に対する弁体案内部材72の同軸性が向上する結果、弁体17の制御性も向上させることができる。また、弁体案内部材72を弁本体30内に圧入していることから、無駄な空間が形成されず電動弁を小型化できる。
このようにして、弁体案内部材72のフランジ部72cを、図2に示したようにケース60と弁本体30との突き合わせ端部間に配置した後、ケース60の開口側の下端部と、弁本体30の開口側の上端部と、弁体案内部材72のフランジ部72cとの間が溶接またはろう付け、接着などの固着手段により全周に亘って密閉した状態に一体化される。
このようにケース60の開口側の下端部と、弁本体30の開口側の上端部と、弁体案内部材72のフランジ部72cとの間が一体的に固定されることにより、弁体案内部材72の位置決めおよび固定が確実になる。よって、これ以後、仮に衝撃などが加わったとしても弁体案内部材72の軸芯がずれてしまうことはない。
また、溶接またはろう付け、接着などが行われた突き合わせ部Bにおいては、弁体17の外方に形成される第1の部屋26と、弁体17と弁軸ホルダ6とで形成される背圧室28との間が確実に密閉される。
このような密閉構造により、第1の部屋26と背圧室28との間の圧力漏れを防止することができる。
以上、本発明の第1実施例の要部について説明したが、以下に、弁軸41に結合されたブッシュ部材33より下方側の構成について簡略的に説明する。
弁軸41のブッシュ部材33より下方には、後述するように弁軸41との間でネジ結合Aを構成するとともに当該弁軸41の傾きを抑制する機能を有する弁軸ホルダ6が、弁本体30に対して相対的に回転不能に固定されている。
上記弁軸ホルダ6は、上部側の筒状小径部6aと下部側の筒状大径部6bと弁本体30の内周部側に収容される嵌合部6cとリング状のフランジ部6fとからなる。そして、弁軸ホルダ6のフランジ部6fは、弁体案内部材72のフランジ部72cの上面に溶接またはろう付け、接着などで固定されている。また、弁軸ホルダ6の内部には、貫通孔6hが形成されている。
上記弁軸ホルダ6の筒状小径部6aと筒状大径部6bと嵌合部6cとは、合成樹脂、例えば、射出成形性に優れたポリフェニレンサルファイド(Polyphenylenesulfide‐PPS)などにより一体成形されていることが好ましい。一方、弁軸ホルダ6の嵌合部6cに設けられるフランジ部6fは合成樹脂であっても良いが、本実施例の場合は金属製であり、この金属製のフランジ部6fが、例えば弁軸ホルダ6の嵌合部6c側にインサート成形で一体化されている。また、この弁軸ホルダ6の筒状小径部6aの上部開口部6gから所定の深さまで下方に向かって雌ネジ6dが形成されている。
そして、弁軸41の外周に形成された雄ネジ41aと、弁軸ホルダ6の筒状小径部6aの内周に形成された雌ネジ6dとにより、ネジ結合Aが構成されている。
さらに、弁軸ホルダ6の筒状大径部6bの側面には、均圧孔51が穿設され、この均圧孔51により、筒状大径部6b内の弁軸ホルダ室83と、ロータ収容室67(第2の背圧室)との間が連通している。このように均圧孔51を設けることにより、ケース60のロータ4を収容する空間と、弁軸ホルダ6内の空間とを連通することにより、弁軸ホルダ6の移動動作をスムーズに行うことができる。
また、弁軸41の下端側には、筒状の弁ガイド18が弁軸ホルダ6の貫通孔6hに対して摺動可能に配置されている。この弁ガイド18は天井部21側がプレス成型により略直角に折り曲げられている。そして、この天井部21には貫通孔18aが形成されている。
一方、弁軸41の下端部には、鍔部41bが形成されている。
この弁軸41の鍔部41bが、弁ガイド18の貫通孔18aに遊嵌状態で、弁ガイド18に対して回転可能、かつ径方向に変位可能に嵌合している。また、鍔部41bが弁ガイド18の貫通孔18aより大径であることにより、弁軸41の抜け止めがなされている。
弁軸41と弁ガイド18とが互いに径方向に移動可能であることにより、弁軸ホルダ6および弁軸41の配置位置に関して、さほど高度な同芯取付精度を求められることなく、弁ガイド18および弁体17との同芯性が得られる。
弁ガイド18の天井部21と弁軸41の鍔部41bとの間にはワッシャ70が設置されている。ワッシャ70は、高滑性表面の金属製ワッシャ、フッ素樹脂等の高滑性樹脂ワッシャあるいは高滑性樹脂コーティングの金属製ワッシャなどであることが好ましい。ワッシャ70の中央部には貫通孔が形成されている。
ワッシャ70の上面側に位置する弁軸41の軸部分は、遊嵌合状態で、弁ガイド18に対して回転可能、且つ径方向に変位可能に貫通されている。
さらに、弁ガイド18内には、圧縮された弁バネ27とバネ受け35とが収容されている。そして、弁ガイド18の下端は、弁体17の基部側外周面に溶接またはろう付け、接着などにより固着されている。
一方、本実施例の弁体17には、弁体17の上方側(背面側)に弁ポート16(第2の管継手15内)の圧力を導くために下端側から上端側に向かってテーパ部17aを備えた縦方向の孔部17bが形成され、さらに、この孔部17bを横断するように横方向の導通孔17cが形成されている。
なお、本実施例では、弁体17の内部に縦方向の孔部17bと横方向の導通孔17cを設けて、この弁体17の内部を通して弁ポート16(第2の管継手15内)の圧力を弁体案内部材72と弁体17とで画定される背圧室28に導くようにしているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、筒部の肉厚が薄い弁本体30に代えて切削加工で形成される弁本体のように、その弁本体の筒部の肉厚が比較的厚く形成されている場合には、弁体ではなくその厚肉の弁本体の内部に縦方向の通路を形成し、弁本体の筒部に設けた通路を導入孔として、弁体の上方側(背面側)に第2の管継手15内の圧力を導くことができる。さらには、弁ポート16(第2の管継手15内)の圧力を背圧室28に導く配管部材を別途設けても良い。
このように、弁体の上方側(背面側)に第2の管継手15内の圧力を導く通路は、弁体17の内部に限定されない。
本実施例では、弁体17に横方向の導通孔17cが形成されることにより、弁ポート16(第2の管継手15内)の圧力が背圧室28に導入されている。
また、弁体17と弁体案内部材72との間には、シール部材48が介装されている。本実施例では、シール部材48としてOリングが採用されているが、このシール部材48は、Oリングに何ら限定されない。
以上、本発明の第1実施例に係る電動弁2の構成について説明したが、以下に、電動弁2の動作について説明する。
上述の電動弁2は、ステッピングモータに駆動パルス信号が与えられることにより、パルス数に応じてロータ4が回転し、これに伴い弁軸41が回転し、弁軸41の雄ネジ41aと、固定配置の弁軸ホルダ6の雌ネジ6dからなるネジ結合Aにより、弁軸41が回転しつつ軸方向に移動する。
弁軸41の上昇移動(弁開方向移動)は、バネ受け35、鍔部41b、ワッシャ70、天井部21の当接によって弁ガイド18に伝達され、弁ガイド18および弁体17が上昇移動する。
弁軸41の降下移動(弁閉方向移動)は、バネ受け35、鍔部41b、ワッシャ70、天井部21、弁バネ27の当たりによって弁ガイド18に伝達され、弁ガイド18および弁体17が降下移動する。
なお、弁開、弁閉の何れにおいても、弁ガイド18内の弁バネ27は、バネ受け35との係合によって弁軸41と共に連れ回りし、バネ受け35が弁体17の背面に対して回転することになるが、バネ受け35は、高滑性樹脂製で、半球状当接部35aをもって鍔部41bに実質的に点接触状態で当接しているから、バネ受け35と鍔部41bとの間にも大きい摩擦抵抗が生じることがなく、弁バネ27が捻られることがない。
このようにして弁閉動作を行う本実施例の電動弁2では、弁体案内部材72のフランジ部72cが、弁本体30の開口側端面に配置されて、弁本体30およびケース60とが全周に亘って溶接などにより一体化されているので、弁体案内部材72を単に圧入だけで固定した場合のように、この弁体案内部材72が不用意に動いてしまうことがなく、よって軸芯がずれてしまうこともない。
また、本実施例の電動弁2では、弁体17の外周面と弁体案内部材72の内周面との間に、シール部材48が介在されているので、図1に示したような弁閉状態において第1の部屋26と背圧室28との間を確実にシールすることができ、したがって第1の部屋26と背圧室28との間で圧力の漏洩が生じることを防止できる。
このように本実施例によれば、閉弁状態における弁体20に作用する押し下げ力(閉弁方向に作用する力)と押し上げ力(開弁方向に作用する力)との差圧力をキャンセルすることができ、これにより弁体20に対する負荷を小さくすることができる。
以上、本発明の第1実施例について説明したが、本発明は、上記第1実施例に何ら限定されない。
例えば、上記第1実施例では、図2に拡大して示したように突き合わせ部Bにおいては、ケース60と弁本体30と弁体案内部材72との間が溶接により一体化されている例を説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明における固着手段は、溶接に限定されず、ろう付け、接着などであっても良い。
また、上記第1実施例では、弁体案内部材72のフランジ部72cが、弁本体30の開口側の端面上に載置されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、図3に示した第2実施例のように弁体案内部材72の上部開口側の端部の形状を、大径部72aからフランジ部72cを切除した形状とし、そして大径部72aの上端面72dを弁本体30の筒状部の途中に配置し、この位置で大径部72aの上端面72dを弁本体30の内周面に、溶接またはろう付け、接着などの固着手段により全周に亘って密閉した状態に一体化させることもできる。
なお、この場合には、ケース60の開口側の下端部と弁本体30の上部開口側の上端部との間を溶接またはろう付け、接着などにより一体化させる作業は、別工程で行われることになる。
さらに、図4に示した第3実施例の態様により、弁体案内部材72を弁本体30に対して一体化させることもできる。
すなわち、図4に示した第3実施例の場合は、ケース60の開口側の下端部と弁本体30の上部開口側の上端部との間を溶接またはろう付け、接着などで一体化させる作業とは別に、弁体案内部材72の大径部72aの端面を、弁軸ホルダ6のフランジ部6fに突き合わせ、この状態で大径部72aの端面とフランジ部6fの下面との間を溶接またはろう付け、接着などの固着手段で固定し、これにより弁体案内部材72を弁本体30に対して一体化させている。なお、この場合には、弁軸ホルダ6のフランジ部6fが弁本体30に対して溶接またはろう付け、接着などの固着手段により全周に亘って密閉した状態に一体化されることは言うまでもない。
図5および図6は、図1に示した弁体案内部材72に代わる他の弁体案内部材720を示したもので、図6は図5におけるC−C'線方向の断面図である。
この弁体案内部材720は、大径部720aが単なる円筒状ではなく、直線部720eと円弧部720fとが交互に形成されている。この直線部720eは、どのような間隔で設けられていても良い。
このような弁体案内部材720を、図1の弁体案内部材72に代えて用いれば、図7に示したように、弁本体30の上部開口側の内周面30aと、弁体案内部材720の外周面720dとの間に、複数個の隙間Sが軸方向(図7における上下方向)に形成されることになる。なお、これらの隙間Sは、本実施例では、円周上に等間隔に配置されている。また、隙間Sが形成されていない他の箇所では、円弧部720fで構成されているため、これらの円弧部720fが形成された位置では、弁体案内部材720の大径部720aの外周面720dと、弁本体30の内周面30aとの間は、弁体案内部材720が弁本体30内に圧入されることにより密に係止されている。
このように、弁体案内部材720の大径部720aが単なる円筒状ではなく、直線部720eと円弧部720fとが交互に形成され、弁体案内部材720と弁本体30との間に隙間Sを軸方向に形成する構造であれば、そこに隙間が形成されていない場合に比べて弁体案内部材720の圧入部の接触面積を少なくすることができ、これにより、弁体案内部材720と弁本体30との間の圧入荷重を低減することができる。また、円筒形状に円筒形状を圧入する場合のように、適切な圧入荷重を維持するための寸法管理を厳しくする必要がない。したがって、寸法のバラツキを吸収することができるので、弁体案内部材720や弁本体30の内径等の寸法の管理幅を広げることができる。
なお、図7では、弁本体30の上部開口側の端部内周面にテーパ部30bを設けた例を示しているが、このようなテーパ部30bを設ければ、弁体案内部材720を弁本体30に対して組み込み易くすることができる。
また、図7に示したように、弁本体30の内周面30aと、弁体案内部材720の大径部側の外周面720dとの間に隙間Sが軸方向に形成されていれば、弁体案内部材720の外周面720dと弁本体30の内周面30aとの間に、液溜まりとなる密閉空間が形成されることがない。したがって、隙間Sが軸方向に形成される本実施例では、例えば、弁体案内部材720の外周面720dと弁本体30の内周面30aとの間に、密閉空間が形成されてしまった場合のように、その密閉空間に冷媒が滞留し、滞留した冷媒が温度変化により膨張して弁体案内部材720が変形してしまうという不具合の発生を防止することができる。
あるいは、図8に示した弁体案内部材750のように、大径部750aの一部をカットしてここに薄肉部750dを設けても良い。図8のような形状であっても弁本体30の内周面30aと弁体案内部材750の大径部750aの外周面との間に、隙間Sを軸方向に形成することができる。この場合であっても、図7に示した第4実施例と同様の効果を奏することができる。
すなわち、弁体案内部材750の大径部の外周面と弁本体30の内周面30aとの間に、密閉空間が形成されてしまった場合のように、その密閉空間に冷媒が滞留し、滞留した冷媒が温度変化により膨張して弁体案内部材750が変形してしまうという不具合の発生を防止することができる。
また、弁体案内部材750の大径部750aの外周面に、隙間Sが軸方向に形成されていれば、そこに隙間が形成されていない場合に比べて弁体案内部材750の圧入部の接触面積を少なくすることができ、これにより、弁体案内部材750と弁本体30との間の圧入荷重を低減することができる。
なお、図8において、薄肉部750dに代えて、キー溝を設けても良い。キー溝を設けた場合であっても、所望とする隙間Sを軸方向に形成することができる。
図9は、本発明の第5実施例における図3相当図である。この第5実施例では、図3に示した第2実施例の場合と同様に、弁体案内部材730の大径部730aを弁本体30の筒状部の途中に配置し、この位置で大径部730aを弁本体30の内周面に、接着またはろう付け、接着などの固着手段により全周に亘って密閉した状態に一体化させている。
また、隙間Sが形成されていない他の箇所では、弁体案内部材730の大径部730aの外周面と弁本体30の内周面30aとの間は、弁体案内部材730が弁本体30内に圧入されることにより密に係止されている。
このような第5実施例であっても、上記第4実施例の場合と同様に、弁本体30の内周面30aと弁体案内部材730の外周面730dとの間に、隙間Sが軸方向に形成されるので、密閉空間に冷媒が滞留し、滞留した冷媒が温度変化により膨張して弁体案内部材730が変形してしまうという不具合の発生を確実に防止することができる。
また、弁本体30の内周面30aと弁体案内部材730の大径部730aの外周面730dとの間に、隙間Sが軸方向に形成されていれば、そこに隙間が形成されていない場合に比べて弁体案内部材730の圧入部の接触面積を少なくすることができ、これにより、弁体案内部材730と弁本体30との間の圧入荷重を低減することができる。
図10は、本発明の第6実施例における図4相当図である。この実施例では、弁体案内部材740の大径部740aの端面を、弁軸ホルダ6のフランジ部6fに突き合わせ、この状態で大径部740aの端面とフランジ部6fの下面との間を溶接またはろう付け、接着などの固着手段により全周に亘って密閉した状態に一体化させている。これにより、弁体案内部材740を弁本体30に対して全周に亘って密閉した状態に一体化させている。
また、隙間Sが形成されていない他の箇所では、弁体案内部材740の大径部740aの外周面と弁本体30の内周面30aとの間は、弁体案内部材740が弁本体30内に圧入されることにより密に係止されている。
このような第6実施例であっても、上記第4実施例および第5実施例の場合と同様に、弁本体30の内周面30aと弁体案内部材740の大径部740aの外周面740dとの間に、隙間Sが軸方向に形成されるので、密閉空間に冷媒が滞留し、滞留した冷媒が温度変化により膨張して弁体案内部材740が変形してしまうという不具合の発生を確実に防止することができる。
また、弁本体30の内周面30aと弁体案内部材740の大径部740aの外周面740dに、隙間Sが軸方向に形成されていれば、そこに隙間が形成されていない場合に比べて弁体案内部材740の圧入部の接触面積を少なくすることができ、これにより、弁体案内部材740と弁本体30との間の圧入荷重を低減することができる。
図11は、本発明の第7実施例を示した要部拡大断面図である。この第7実施例は、弁体案内部材720のフランジ部720cを、ケース60と弁本体30との突き合わせ端部間に配置している。そして、ケース60の開口側の下端部と、弁本体30の開口側の上端部と、弁体案内部材720のフランジ部720cとの間が溶接またはろう付け、接着などの固着手段により全周に亘って密閉した状態に一体化させている。
また、隙間Sが形成されていない他の箇所では、弁体案内部材720の大径部720aの外周面と弁本体30の内周面30aとの間は、弁体案内部材720が弁本体30内に圧入されることにより密に係止されている。
第7実施例が、図7に示した第4実施例と異なる点としては、ケース60の下端部が、弁軸ホルダ6のフランジ部6fを介して弁本体30上に配置されている点である。
このような第7実施例によれば、上記第4実施例、第5実施例および第6実施例の場合と同様に、弁本体30の内周面30aと弁体案内部材720の大径部720aの外周面720dとの間に、隙間Sが軸方向に形成されるので、密閉空間に冷媒が滞留し、滞留した冷媒が温度変化により膨張して弁体案内部材720が変形してしまうという不具合の発生を確実に防止することができる。
また、弁体案内部材720の大径部720aの外周面720dに、隙間Sが軸方向に形成されていれば、そこに隙間が形成されていない場合に比べて弁体案内部材720の圧入部の接触面積を少なくすることができ、これにより、弁体案内部材720と弁本体30との間の圧入荷重を低減することができる。
図12は、本発明の第8実施例を示した要部拡大断面図である。この第8実施例では、弁軸ホルダ6のフランジ部6fを、弁本体30の上部開口側の上端部に対し若干径内方側に配置するととともに、ケース60の下端部を弁本体30の上部開口側の上端部に配置している。そして、弁本体30の上端部と、弁体案内部材720のフランジ部720cとの間が溶接またはろう付け、接着などの固着手段により全周に亘って密閉した状態に一体化させている。また、ケース60の開口側の下端部と、弁本体30の開口側の上端部との間が溶接またはろう付け、接着などの固着手段により全周に亘って密閉した状態に一体化されている。
このような第8実施例であっても、上記第4実施例〜第7実施例の場合と同様に、弁本体30の内周面30aと弁体案内部材720の大径部720aの外周面720dとの間に大きな隙間Sが軸方向に形成されるので、密閉空間に冷媒が滞留し、滞留した冷媒が温度変化により膨張して弁体案内部材720が変形してしまうという不具合の発生を確実に防止することができる。
また、弁本体30の内周面30aと弁体案内部材720の大径部720aの外周面720dに、隙間Sが軸方向に形成されていれば、そこに隙間が形成されていない場合に比べて弁体案内部材720の圧入部の接触面積を少なくすることができ、これにより、弁体案内部材720と弁本体30との間の圧入荷重を低減することができる。
以上説明したように、本発明では、弁本体の内周面と弁体案内部材の大径部の外周面との間に、隙間Sが軸方向に形成される形状であれば、弁体案内部材は他の形状であっても何らかまわない。しかしながら、複数個の隙間Sを周方向に設ける形状であることが好ましい。
また、本発明は、図1に示した第1実施例の電動弁のように、背圧室28が設けられる電動弁に限定されず、背圧室が設けられていない電動弁にも適用可能である。
なお、図8に示す、大径部750aの一部をカットして薄肉部750dを形成した弁体案内部材750は、第5実施例以降についても適用することができる。第5実施例以降に示す弁体案内部材750の断面を図8のような形状にした場合であっても、弁本体30の内周面30aと弁体案内部材750の大径部750aの外周面との間に隙間Sを軸方向に形成することができ、図7に示した第4実施例と同様の効果を奏することができる。
また、図5および図6に示す直線部720eと円弧部720fは、弁体案内部材720の肉厚を変化させて形成してもよく、弁体案内部材720の肉厚を変化させて形成してもよい。
図13は、本発明の第10実施例に係る電動弁200を示したものである。
第10実施例の電動弁200の場合には、弁体170に縦方向の孔部が形成されておらず、背圧室も設けられていない。
このように、本発明は背圧室が形成されていない電動弁にも適用可能である。
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明では、例えば、図1に示したケース60、弁本体30、弁軸ホルダ6のフランジ部6f、弁体案内部材72などの材質は、金属に限定されない。仮にこれらが合成樹脂で形成されていれば、弁体案内部材72などを樹脂溶接あるいは接着剤で固定することができる。
また、これらの材質として金属と合成樹脂の両方が含まれる場合は接着剤により一体化されることが好ましい。
本発明の技術思想は、電動弁に適用するだけではなく、他の流量制御弁、さらには電磁弁などにも適用可能である。
2 電動弁
4 ロータ
6 弁軸ホルダ
6a 筒状小径部
6b 筒状大径部
6c 嵌合部
6d 雌ネジ
6f フランジ部
6g 上部開口部
6h 貫通孔
11 弁室
12 第1の管継手
14 弁体案内部材
16 弁ポート
15 第2の管継手
17 弁体
17a テーパ部
17b 縦方向の孔部
17c 導通孔
18 弁ガイド
18a 貫通孔
21 天井部
26 第1の部屋
27 弁バネ
28 背圧室
30 弁本体
30b テーパ部
33 ブッシュ部材
35a 半球状当接部
41 弁軸
41a 雄ネジ
41b 鍔部
48 シール部材
51 均圧孔
52 ガイド支持体
53 円筒部
54 傘状部
56 弁開ストッパ突起部
57 位置決め孔
58 切起こし片
59 螺旋ガイド
60 ケース
62 ストッパ部
63 可動ストッパ部材
65 筒部材
67 ロータ収容室(第2の背圧室)
70 ワッシャ
72 弁体案内部材
72a 大径部
72b 小径部
72c フランジ部
72d 上端面
83 弁軸ホルダ室
170 弁体
720 弁体案内部材
720a 大径部
720c フランジ部
720d 外周面
730 弁体案内部材
730a 大径部
730d 外周面
740 弁体案内部材
740a 大径部
740d 外周面
750 弁体案内部材
750a 大径部
750d 薄肉部
A ネジ結合
S 隙間

Claims (3)

  1. ロータの回転運動を、雄ネジ部材と雌ネジ部材とのネジ結合により直線運動に変換し、この直線運動に基いて弁本体内に収容された弁体を軸方向に移動させる電動弁であって、
    前記雄ネジ部材と前記雌ネジ部材のうち、前記弁本体に対して相対移動不能に配置される一方のネジ部材と、前記弁体の軸方向への移動を案内する弁体案内部材とが、別部材から構成され、
    前記弁体案内部材の上部開口側の外周面は、前記弁本体の内周面に密に係止されるとともに、前記弁体案内部材の上部開口側の外周面と前記弁本体の上部開口側の内周面との間に隙間が軸方向に形成され、
    前記弁体案内部材が前記弁本体の上部開口側の端面に、あるいは前記弁体案内部材が前記弁本体の内周面に、固着手段により一体化されていることを特徴とする電動弁。
  2. 前記弁体案内部材と前記弁体との間に、シール部材が介装されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記固着手段は、溶接またはろう付け、接着のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の電動弁。
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