JP6228587B2 - 鋼板コイルの結束バンド処理装置 - Google Patents
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Description
即ち、手作業で切断作業をするものでは、多大の労力を要するばかりでなく、危険をともなう作業となる。また、特許文献のものでは、切断されたバンドはその先端から搬送ロールと強圧ロールにより送り出され、出側のアンビルの下部湾曲部に突き当たる。そして、バンドは曲げ変形を受けて渦巻き状の巻縮処理されたバンド屑になる。
リール軸線に平行に長いケースの内側で、移動体がリール軸線に平行に往復自在とされ、該移動体の下部に上刃と下刃が取付けられ、上刃と下刃間でバンドを挟んで動力作動部によりバンドが切断されるようにしたカッターヘッドと、カッターヘッドをリールに対し、その軸線に直交方向に、コイルの上端より僅かに下がった位置を通り、かつ、リール軸線を通る線上をコイルに向って進退させる昇降部と、カッターヘッドで切断されたバンドが落下してくるのを受けて、ピンチロールで挟んで次工程に案内して送るバンド受けガイド部と、送られてきたバンドを寸断して排出する処理部とを備え, 前記カッターヘッドにおいて、前記移動体は本体が直方体状枠で、その内側に摺動体が上下往復動可能に収容され、該摺動体の下部に前記上刃と前記下刃が取付けられ、前記上刃を前記下刃に対しせん断動作をさせるような作動部が前記摺動体に設けられ、バンドを切断しない通常の状態で、前記下刃の下面を常に前記上刃の下面と同一高さとするように、流体圧シリンダが前記移動体の後面下部に設けられ、バンドを切断する行程で前記下刃を下方に付勢するように、弾性体を介したラムが刃取付け部の下面に収容されているものである。
前記処理部において、前記固定フロアの末端で送りロールが設けられ、動力駆動されるドライブロールが下側に、これに対となるフリーロールが上側に位置し、該フリーロールにおいて、軸を介して可動ブラケットが揺動自在に取付けられ、これに固定ブラケットが突設され、本体側にアームが突設され、このアームと固定ブラケットとの間にピストンシリンダーが接続され、これにより、前記フリーロールが前記ドライブロールに対し接触分離するようにしたものである。
前記下刃の前端がバンド端面に当たるとバンドの下にもぐり込み、さらに前進を続け、バンドが前記バンド検出ドグに当たると、ドグが後退してバンドを検出し、前記下刃の前進が止まり、次いで、前記上刃をバンドに押しつけ、前記下刃との間でバンドをせん断するようにされたものである。
図1〜3において本装置の概要は次の通りである。ペイオフリール1の上方に上スナバーロール2を、ペイオフリールの繰り出し方向の反対側でリールの横方向に横スナバーロール3を開閉自在に設置する。ペイオフリール1上のコイルAの外周を結束しているバンドをカッターヘッド10で切断し、ペイオフリール1でコイルを回転させてバンドをガイド30内に送る。
1.エアーモーター16cによりボールネジ16aが回転し、下刃14bは前進する。このとき、下刃はミニピストン14dによりコイル表面に接していない。
2.下刃14bが前進し、刃先部にあるコイル端面センサー53によりコイル端面を検出すると、ミニピストン14dを退避させ、下刃の刃先がラム14eを介したスプリング14fの力により、コイル表面に軽く押し付けられる。下刃は刃先をコイル表面に接触させたまま前進する。
3.下刃の先端がバンド端面に突き当たると、下刃はバンドの下にもぐり込み、さらに前進を続ける。
4.下刃がバンドの下に完全に挿入されると、バンドはバンド検出用ドグ54の第1段部545に当たり、ドグのバネ548を圧縮しながらドグ54を移動させ、それまで遮光片541で遮光していたバンド検出光電スイッチ55を入光させ、バンドを検出する。
5.バンド検出光電スイッチが働くと、エアーモーター16cへの給気が停止し、下刃前進が止まる。
6.カットピストン15bが作動し、上刃14aをバンドに強く押し付け、下刃14bとの間でバンドを剪断する。
7.バンドが切断されると、カットピストン15bが復帰上昇し、上刃14aが開く。ミニピストン14dは退避したままで、下刃の刃先がラム14eを介したスプリング14fの力により、コイル表面に軽く押し付けられている。
8.エアーモーター16cが、再び回転し、下刃が前進する。
9.手前側のバンドから順次切断を繰り返し、ストローク範囲内に結束された複数のバンドを全て切断する。
ヘッド10が上昇して上限位置で止まると、その信号を受けてペイオフリール1を
上スナバーロール2から横スナバーロール3の方向(以下、図1で右回転とする)に回転させる(コイル径によって回転量を予めきめておく。そして、ペイオフリールのモータの回転量、つまり、回転角の検出器に信号を与える)。
B 結束バンド
C 鋼板繰り出し装置
C1 上通板ガイド
C2 下通板ガイド
1 ペイオフリール
2 上スナバーロール
3 横スナバーロール
10 カッターヘッド
11 ケース
12 移動体
本体
前後壁
左右壁
13 摺動体
13a 本体
13c 刃取付け部
13d 梁部
13e サイドプレート
14 カッター
14a 上刃
14b 下刃
14c ピン
14d ミニピストン(ピストンシリンダー)
14e ラム
14f スプリング
15 カッター作動部
15a シリンダー
15b ピストン
15c ピストン棒
15d コンロッド
16 切断送り部
16a ボールネジ
16b ナット
16c エアーモーター
16d レール
16e ローラー
20 ヘッド昇降部
21 支持フレーム
22 案内筒
23 案内棒
24 中間材
25 ピストンシリンダー
30 バンド受けガイド部
31 可動フロア
31a フロア本体
31b 本体支持部
31c 本体往復手段
32 固定フロア
33 フリーロール
34 ドライブロール
35 切断バンド案内部材
35a 第1部材
35b第2部材
35c第3部材
35d第4部材
40 処理装置
40a シュート
40b ロータリーシャー
40c ベルトコンベアー
40d バケット
41 ドライブロール
42 エアーモーター
43 フリーロール
44 可動ブラケット
45 軸
46 固定ブラケット
47 アーム
48 ピストンシリンダー
50 制御部
51 低速点検センサー
52 コイルタッチセンサー
53 コイル端面センサー
54 バンド検出ドグ
541 遮光片
542 スリット
543 第1ピン
544 第2ピン
545 第1段部
546 第2段部
547 第3段部
548 バネ
549 バネホルダ
549a 傾斜面
549b バネ受け段部
549c ホルダピン
55 バンドセンサー
56 下刃前進限センサー
57 下刃後進限センサー
58 積算回転計
Claims (7)
- リール軸線に平行に長いケースの内側で、移動体がリール軸線に平行に往復自在とされ、該移動体の下部に上刃と下刃が取付けられ、上刃と下刃間でバンドを挟んで動力作動部によりバンドが切断されるようにしたカッターヘッドと、
カッターヘッドをリールに対し、その軸線に直交方向に、コイルの上端より僅かに下がった位置を通り、かつ、リール軸線を通る線上をコイルに向って進退させる昇降部と、
カッターヘッドで切断されたバンドが落下してくるのを受けて、ピンチロールで挟んで次工程に案内して送るバンド受けガイド部と、送られてきたバンドを寸断して排出する処理部とを備え, 前記カッターヘッドにおいて、前記移動体は本体が直方体状枠で、その内側に摺動体が上下往復動可能に収容され、該摺動体の下部に前記上刃と前記下刃が取付けられ、前記上刃を前記下刃に対しせん断動作をさせるような作動部が前記摺動体に設けられ、
バンドを切断しない通常の状態で、前記下刃の下面を常に前記上刃の下面と同一高さとするように、流体圧シリンダが前記移動体の後面下部に設けられ、バンドを切断する行程で前記下刃を下方に付勢するように、弾性体を介したラムが刃取付け部の下面に収容されている鋼板コイルの結束バンド処理装置。 - 前記上刃と前記下刃との間にバンド検出ドグが前後方向に摺動自在に介在され、前記上刃の前端にコイル端面検出センサーが設けられ、該センサーの光線がコイル表面に入光し、その反射光を受信して該センサーの検出信号が出力されたとき、タイマーで一定時間だけ進み前記下刃が下方に押圧されるようにされた請求項1記載の鋼板コイルの結束バンド処理装置。
- 前記バンド受けガイド部は可動フロアと、固定フロアとを持ち、
前記可動フロアにおいて、フロア本体が本体支持部たるレールと車輪により、リールの軸線に筋違いに直交する方向に往復可能とされ、動力源で往復動され、
前記固定フロアは前記可動フロアの前進限位置でその直下に、リール側を上向きに傾斜して設置され、前記可動フロアのリール側端および固定フロアのリール側端に各々、ピンチロールを回転自在に取付け、いずれか一方をフリーロール、他方をドライブロールとした請求項1または2記載の鋼板コイルの結束バンド処理装置。 - 前記処理部において、前記固定フロアの末端で1対の送りロールが設けられ、動力駆動されるドライブロールが下側に、これに対となるフリーロールが上側に位置し、該フリーロールにおいて、軸を介して可動ブラケットが揺動自在に取付けられ、これに固定ブラケットが突設され、本体側にアームが突設され、このアームと固定ブラケットとの間にピストンシリンダーが接続され、これにより、前記フリーロールが前記ドライブロールに対し、接触分離する請求項1または2または3記載の鋼板コイルの結束バンド処理装置。
- リール軸線に平行に長いケースの内側で、移動体がリール軸線に平行に往復自在とされ、該移動体の下部に上刃と下刃が取付けられ、前記上刃と前記下刃間でバンドを挟んで動力作動部によりバンドが切断されるようにしたカッターヘッドを持ち、
前記カッターヘッドにおいて、前記移動体は本体が直方体状枠で、その内側に摺動体が上下往復動可能に収容され、該摺動体の下部に前記上刃と前記下刃が取付けられ、前記上刃を前記下刃に対しせん断動作をさせるような作動部が前記摺動体に設けられ、
バンドを切断しない通常の状態で、前記下刃の下面を常に前記上刃の下面と同一高さとするように、流体圧シリンダが前記移動体の後面下部に設けられ、バンドを切断する行程で前記下刃を下方に付勢するように、弾性体を介したラムが刃取付け部13cの下面に収容され
ている鋼板コイルの結束バンド処理装置。 - 前記上刃と前記下刃との間にバンド検出ドグが前後方向に摺動自在に介在され、前記上刃の前端にコイル端面検出センサーが設けられ、該センサーの光線がコイル表面に入光し、その反射光を受信して該センサーの検出信号が出力されたとき、タイマーで一定時間だけ進み前記下刃が下方に押圧されるようにされた請求項5記載の鋼板コイルの結束バンド処理装置。
- 前記下刃の前端がバンド端面に当たるとバンドの下にもぐり込み、さらに前進を続け、バンドが前記バンド検出ドグに当たると、ドグが後退してバンドを検出し、前記下刃の前進が止まり、次いで、前記上刃をバンドに押しつけ、前記下刃との間でバンドをせん断するようにした請求項6記載の鋼板コイルの結束バンド処理装置。
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JP2015240575A JP6228587B2 (ja) | 2015-12-09 | 2015-12-09 | 鋼板コイルの結束バンド処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015240575A JP6228587B2 (ja) | 2015-12-09 | 2015-12-09 | 鋼板コイルの結束バンド処理装置 |
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