JP6226173B2 - 吊り天井構造 - Google Patents

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Description

本発明は、吊り天井の構造に関する。
従来、例えば学校、病院、生産施設、体育館、プール、空港ターミナルビル、オフィスビル、劇場、シネコン等の建物の天井として、吊り天井が多用されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。そして、吊り天井(吊り天井構造)Aは、例えば図2に示すように、水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設される複数の野縁1と、野縁1に直交し、水平の他方向T2に所定の間隔をあけて並設され、複数の野縁1に一体に接続して設けられる複数の野縁受け2と、下端を野縁受け2に接続し、上端を上階の床材等の上部構造3(建物躯体)に固着して配設される複数の吊りボルト(吊り部材)4と、野縁1の下面にビス留めなどによって一体に取り付けられ、下階の天井面(天井部5)を形成する天井パネル(天井材)6とを備えて構成されている。
一方、このように野縁1及び野縁受け2の天井下地7と天井パネル6を吊りボルト4で吊り下げ支持してなる吊り天井Aは、その構造上、地震時に作用する水平力によって横揺れしやすい。そして、地震時に横揺れして、天井部5の端部5aが壁や柱、梁などの建物構成部材(建物躯体)9に衝突し、天井パネル6に破損が生じたり、脱落が生じるおそれがあった。
このため、近年、この種の吊り天井Aを耐震改修することが求められ、天井部5の下方にネットを張って天井パネル6の落下を防止するようにしたり、天井下地7や天井下地7の接合部を補強したり、全面的に最新の耐震技術を備えた吊り天井に替えるなどの対策が提案、実施されている。
しかしながら、天井部5の下方にネットを張る耐震改修方法は、ネットによって吊り天井Aの意匠性が低下し、また、ネットが照明やスプリンクラー、エアコンなどの付帯設備のメンテナンスに支障をきたし、さらにネットの設置時に大掛かりな作業足場等が必要になって耐震改修コストが嵩むなどの問題がある。
また、天井下地7や接合部を補強する耐震改修方法においては、天井裏空間Hに配設された付帯設備などによって、補強できる範囲に制限が生じ、十分に対応できなかったり、野縁1や野縁受け2の天井下地7などにJIS材ではない一般材が使用され、低強度の場合があり、補強後の性能が不安定で十分な改修精度を確保できなかったり、点付け溶接部などがあって対応できない場合がある。
全面やり替えによる耐震改修方法では、最新の知見で耐震化することが可能であるが、天井下の室の使用禁止期間が長くなり、また、大量の廃棄物が発生するなどの不都合がある。
これに対し、本願の出願人は、例えば図3に示すように、天井部5の下方に且つ天井部5に沿って横方向に、例えば溝形鋼などの断面略逆U字状で略棒状の引張材11を配設し、この引張材11の両端部をそれぞれ建物躯体3、9に接続し、中間部を天井部5の下方から天井材6及び/又は天井下地7にタッピングビス等の接続固定手段で接続固定してなる吊り天井構造Bを発明し、この発明について既に特許出願(特願2013−016019)を行っている。
また、この吊り天井構造Bでは、天井部5と建物の上部構造3の間の天井裏空間Hの天井部5の外周端部5a側、すなわち、天井裏空間Hの壁、柱、梁等の建物構成部材(建物躯体)9側に、上端を上部構造3に接続して、束材15が上下方向T3に延設(垂設)されている。さらに、この束材15が天井部5の外周端部5aに沿う方向に所定の間隔をあけて複数設けられ、これら複数の束材15の下端に横方向T1、T2に延びる連結材16が接続されている。これにより、連結材16を介して複数の束材15が一体に連結されている。そして、引張材11が、一端部及び他端部を束材15及び連結材16からなる支持体18の連結材16に接続し、連結材16を介して束材15、ひいては支持体18を介して建物躯体3、9に接続して設けられている。
このように溝形鋼などの断面略逆U字状で略棒状の引張材(補強用グリッド部材)11を天井部5の下方に且つ天井部5に沿って配設してなる吊り天井構造B(グリッドサポート工法)は、地震時に、引張材11によって天井部5を建物躯体3、9と一体に挙動させることができ、天井部5の揺れを抑制することが可能になる。
また、引張材11の中間部をビスなどの接続固定手段を用い、天井部5の下方から天井材6及び/又は天井下地7に固定するようにしたことで、引張材11の設置時に天井裏空間H内での作業をほとんど不要にすることが可能で、施工性を大幅に向上させることができる。
これにより、既設の吊り天井構造Aに引張材11を取り付けて耐震性能の向上を図る耐震改修を行う場合であっても、天井裏空間H内での危険作業が不要で、天井裏空間H内に設けられている付帯設備、建物躯体3とのクリアランスの関係で施工できない範囲が生じるという不都合を解消することができ、必要工期の短縮、コストの低減を図ることが可能になる。
また、耐震改修後もエアコン、照明などの天井部付帯設備のメンテナンスを容易に行なうことができる。さらに、天井下地7の野縁1、野縁受け2、Tバー8などにJIS材と一般材のどちらが使用されていても、また、新設、既設の吊り天井構造であっても、さらに天井材6がいかなる材質であっても対応可能で、確実に耐震性能の向上を図ることが可能になる。
特開2008−121371号公報 特開2005−350950号公報
上記のように、引張材(補剛材、補強用グリッド部材)11を天井面に格子状に設置した吊り天井構造Bでは、天井裏空間Hの天井部5の外周端部5a側に設けた束材15及び連結材16からなる支持体18に端部を接続し、中間部を天井部5に接続して引張材11を配設するようにしている。
一方で、引張材11の端部を壁、柱、梁等の建物構成部材(建物躯体)9に接続するための支持体18の束材15及び連結材16を天井裏空間Hの天井部5の外周端部5a側に設けて構成した吊り天井構造Bでは、例えば、天井ふところ(天井裏空間Hの高さ寸法)が大きいと、束材15及び連結材16を設置する際に天井裏空間H内での大規模な改修が必要になってしまう。
また、例えば、間仕切壁などで室が形成され、柱や梁がなかったり、壁に十分な耐力がないような場合などにおいては、束材15及び連結材16の支持体18を設置できず、結果として引張材11を十分な接合強度をもって建物躯体3、9に接合できなくなってしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、引張材の端部を接続するための支持体を天井裏空間内に配設することができないような場合であっても、確実に引張材を設置して耐震性能を向上させることを可能にする吊り天井構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の吊り天井構造は、吊り部材を介して建物躯体の上部構造に吊り下げ支持される天井下地に、天井面を形成する天井材を取り付けてなる吊り天井構造において、前記天井材の下方に且つ前記天井面に沿って横方向に配設されるとともに、前記天井材の下方から前記天井材及び/又は前記天井下地に接続固定して配設される略棒状の引張材と、前記天井下地と前記天井材からなる天井部の外周端部に沿って横方向に延設された連結材、及び前記連結材に接続し、前記天井部よりも下方に位置する建物躯体に接続して立設された支持柱からなる支持体とを備え、前記引張材を前記支持体に接続して構成されていることを特徴とする。
また、本発明の吊り天井構造においては、前記連結材が、前記天井材の端部と、該天井材の端部と横方向に対峙する建物構成部材との間に配設されていることが望ましい。
本発明の吊り天井構造においては、まず、略棒状に形成された引張材を天井材の下方から天井材及び/又は天井下地に接続固定することにより、地震時に確実に且つ効果的に吊り天井構造の横揺れを抑えることができる。
また、引張材の端部が、天井部の外周端部側に配設されるとともに外周端部に沿って横方向に延設された連結材と、上端側を連結材に、下端を建物躯体にそれぞれ接続して立設された支持柱とからなる支持体の連結材に接続して設けられているため、天井部に外力が作用し、引張材が水平力を負担するとともにこの引張材に生じるスラスト力を支持体に伝達して受けることが可能になる。これにより、地震時に、より確実に且つ効果的に吊り天井構造の横揺れを抑えることが可能になる。
よって、本発明の吊り天井構造によれば、天井下地と天井材からなる天井部の端部が壁や柱、梁などの建物躯体に衝突し、天井材に破損が生じたり、脱落が生じることを防止できる。すなわち、信頼性の高い吊り天井構造を実現することが可能になり、また、信頼性の高い吊り天井構造の耐震改修を行うことが可能になる。
また、本発明の吊り天井構造においては、引張材の端部を接続する支持体が天井部の外周端部に沿って横方向に延設された連結材と、上端側を連結材に、下端を建物躯体にそれぞれ接続して立設された支持柱とを備えて構成され、天井部から下方の室側空間に支持体が設けられている。このため、天井裏空間内での支持体の設置作業を完全に不要にすることができる。
これにより、建物躯体の上部構造に上端を接続し、天井裏空間に設けた束材と連結材からなる支持体を備えて構成した従来の吊り天井構造と異なり、天井ふところ(天井裏空間の高さ寸法)が大きい場合であっても、これに関係なく支持体を設置することができ、天井裏空間内での大規模な改修を不要にして耐震性能の向上を図ることができる。
また、間仕切壁などで室が形成され、柱や梁がなかったり、壁に十分な耐力がないような場合などであっても、これに関係なく支持体を設置することができ、支持体を容易に設置することが可能になるとともに、確実に引張材を十分な接合強度をもって建物躯体に接合することが可能になる。すなわち、間仕切壁などで室が形成され、柱や梁がなかったり、壁に十分な耐力がないような場合などであっても、引張材による耐震性能の向上を確実に図ることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る吊り天井構造を示す斜視図である。 従来の吊り天井構造を示す斜視図である。 従来の吊り天井構造を示す斜視図である。
以下、図1を参照し、本発明の一実施形態に係る吊り天井構造について説明する。ここで、本実施形態は、例えば、天井ふところが大きい場合や、間仕切壁などで室が形成され、柱や梁がなかったり、壁に十分な耐力がないような場合などに用いて好適な吊り天井の構造に関するものである。
本実施形態の吊り天井(吊り天井構造)Cは、図1に示すように、野縁1と野縁受け2と吊り部材(吊りボルト)4と天井材6とを備えて構成されている。
野縁1は、例えば断面コ字状に形成された溝形鋼であり、水平に延設され、且つ水平の一方向の横方向T1に所定の間隔をあけ、平行に複数配設されている。
野縁受け2は、例えば断面コ字状に形成された溝形鋼であり、水平に延設され、且つ水平の他方向の横方向T2に所定の間隔をあけ、平行に複数配設されている。また、このとき、野縁受け2は、野縁1と交差するように配設されるとともに、複数の野縁1上に載置した状態で配設される。そして、各野縁受け2は、野縁1と交差する部分で、野縁接続用金具(クリップ)を使用することにより野縁1に接続されている。
吊り部材4は、円柱棒状に形成されるとともに外周面に雄ネジの螺刻を有する吊りボルトであり、上端を上階の床材等の上部構造3(建物躯体)に固着、または鋼製の根太等に緊結して垂下され、下端側を、吊り部材接続用金具(ハンガー)を用いることにより野縁受け2に接続して複数配設されている。また、複数の吊り部材4は、所定の間隔をあけて分散配置されている。
天井材(天井パネル)6は、2枚のボードを貼り付けて一体に積層形成したものであり、例えば天井付帯設備等の重量と併せて、1mあたり20kg程度の重量で形成されている。そして、この天井材6は、複数の野縁1の下面にビス留めなどして設置されている。なお、天井材6は、1枚および3枚以上のボードで構成されていてもよい。
そして、この吊り天井Cでは、吊り部材4を介して建物の上部構造3に、野縁1と野縁受け2と天井材6とが吊り下げ支持されている。また、野縁1と野縁受け2によって天井下地7が形成され、この天井下地7と天井下地7に取り付けた天井材6によって天井部5、この天井部5によって下階の天井面が形成されている。
また、本実施形態の吊り天井Cにおいては、天井部5の下方に、且つ天井部5の下面(天井面)に沿って水平に、略棒状の引張材(補強用グリッド部材)11が配設されている。さらに、この引張材11は、例えばアルミ押出形鋼、スチール部材などで形成した溝形鋼であり、一対の側壁部と一対の側壁部の上端同士を繋ぐ連設部とを備えて断面略コ字状(断面略逆U字状)に形成されている。
また、引張材11は、その両端部の間の中間部を天井部5の下方からタッピングビスなどの接続固定手段で天井材6(天井部5)及び天井下地7(野縁1)に固定して設けられている。そして、本実施形態では、このような引張材11が天井部5の下方で例えば900〜2400mmピッチの格子状(グリッド状)に配設されている。
さらに、本実施形態の吊り天井Cにおいては、上記のように配設した引張材11の端部を接続して支持し、この引張材11を建物躯体に接続するための支持体20を備えて構成されている。
本実施形態の支持体20は、天井部5の外周端部5a側に設けられるとともに、天井部5の外周端部5aに沿って横方向に延設された連結材21と、上端を連結材21に接続し、下端を床などの天井部5よりも下方に位置する建物躯体に接続し、連結材21を支持して立設された支持柱22とを備えて構成されている。
また、本実施形態では、4本の連結材21を矩形枠状に接続し、その角部に上端を接続して4本の支持柱22を設け、支持体20がラーメン構造の架構形状で形成されている。なお、連結材21や支持柱22としては、例えばH形鋼、I形鋼、溝形鋼などの形鋼や角鋼管などの管材が使用されている。
また、本実施形態の吊り天井Cでは、上記のように形成した支持体20の連結材21に各引張材11の端部を接続して構成されている。すなわち、本実施形態の引張材11は、支持体20を介して天井部5よりも下方に位置する建物躯体に接続されている。これにより、本実施形態では、全ての連結材21が支持柱22によって支持されて支持体20が形成され、この支持体20に接続固定手段を介して引張材11が接続されているため、これら引張材11及び接続固定手段を介して天井部5(天井材6及び天井下地7)の全体が吊り部材4とともに支持体20によって支持されている。
そして、本実施形態の吊り天井Cにおいては、天井部5の下方に配設された引張材11が、一端部及び他端部を天井部5の下方に設けられた支持体20を介して建物躯体に接続し、中間部を天井材6や野縁1に接続して配設されているため、地震時に、この引張材11によって天井部5が建物躯体3、9と一体に挙動し、天井部5の揺れが抑制される。
また、このとき、引張材11に作用するスラスト力を連結材21と支持柱22からなる支持体20で受け、このスラスト力に支持体20が抗することで、より確実に引張材11によって天井部5が建物躯体と一体に挙動し、天井部5の揺れが抑制される。
したがって、本実施形態の吊り天井構造(吊り天井)Cにおいては、まず、略棒状に形成された引張材11を天井材6の下方から天井材6及び/又は天井下地7に接続固定することにより、地震時に確実に且つ効果的に吊り天井構造Cの横揺れを抑えることができる。
また、引張材11の端部が、天井部5の外周端部5aに沿って横方向に延設された連結材21と、上端を連結材21に、下端を建物躯体にそれぞれ接続して立設された支持柱22とからなる支持体20の連結材21に接続して設けられているため、天井部5に外力が作用し、引張材11が水平力を負担するとともにこの引張材11に生じるスラスト力を支持体20に伝達して受けることが可能になる。これにより、地震時に、より確実に且つ効果的に吊り天井構造Cの横揺れを抑えることが可能になる。
よって、本実施形態の吊り天井構造Cによれば、天井下地7と天井材6からなる天井部5の端部5aが壁や柱、梁などの建物躯体9に衝突し、天井材6に破損が生じたり、脱落が生じることを防止できる。すなわち、信頼性の高い吊り天井構造Cを実現することが可能になり、また、信頼性の高い吊り天井構造Cの耐震改修を行うことが可能になる。
また、本実施形態の吊り天井構造Cにおいては、引張材11の端部を接続する支持体20が天井部5の外周端部5aに沿って横方向に延設された連結材21と、上端を連結材21に、下端を建物躯体にそれぞれ接続して立設された支持柱22とを備えて構成され、天井部5から下方の室側空間に支持体20が設けられている。このため、天井裏空間H内での支持体20の設置作業を完全に不要にすることができる。
これにより、建物躯体の上部構造3に上端を接続し、天井裏空間Hに設けた束材15と連結材16からなる支持体18を備えて構成した従来の吊り天井構造Bと異なり、天井ふところ(天井裏空間Hの高さ寸法)が大きい場合であっても、これに関係なく支持体20を設置することができ、天井裏空間H内での大規模な改修を不要にして耐震性能の向上を図ることができる。
また、間仕切壁などで室が形成され、柱や梁がなかったり、壁に十分な耐力がないような場合などであっても、これに関係なく支持体20を設置することができ、支持体20を容易に設置することが可能になるとともに、確実に引張材11を十分な接合強度をもって建物躯体に接合することが可能になる。すなわち、間仕切壁などで室が形成され、柱や梁がなかったり、壁に十分な耐力がないような場合などであっても、引張材11による耐震性能の向上を確実に図ることが可能になる。
以上、本発明に係る吊り天井構造の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、本実施形態では、天井下地7が野縁1と野縁受け2を備えて構成されているものとしたが、本発明に係る天井下地は、必ずしも本実施形態のように限定しなくてもよく、例えば、吊りボルト(吊り部材)4に吊り下げ支持されて水平の一方向T1に所定の間隔をあけて並設されるとともに一方向T1に直交する他方向T2に延びる複数のTバー(断面逆T型の支持部材)を備えて構成した天井下地7であってもよい。すなわち、本発明は、特に天井下地の構成を限定する必要はない。
1 野縁
2 野縁受け
3 上部構造(建物躯体)
4 吊り部材(吊りボルト)
5 天井部
5a 端部
6 天井材(天井パネル)
7 天井下地
8 Tバー
9 建物構成部材(建物躯体)
10 補強ブレース
11 引張材
15 束材
16 連結材
18 従来の支持体
20 支持体
21 連結材
22 支持柱
A 従来の吊り天井構造
B 従来の吊り天井構造
C 吊り天井構造
H 天井裏空間
T1 横方向(一方向)
T2 横方向(他方向)
T3 上下方向

Claims (2)

  1. 吊り部材を介して建物躯体の上部構造に吊り下げ支持される天井下地に、天井面を形成する天井材を取り付けてなる吊り天井構造において、
    前記天井材の下方に且つ前記天井面に沿って横方向に配設されるとともに、前記天井材の下方から前記天井材及び/又は前記天井下地に接続固定して配設される略棒状の引張材と、
    前記天井下地と前記天井材からなる天井部の外周端部に沿って横方向に延設された連結材、及び前記連結材に接続し、前記天井部よりも下方に位置する建物躯体に接続して立設された支持柱からなる支持体とを備え、
    前記引張材を前記支持体に接続して構成されていることを特徴とする吊り天井構造。
  2. 請求項1記載の吊り天井構造において、
    前記連結材が、前記天井材の端部と、該天井材の端部と横方向に対峙する建物構成部材との間に配設されていることを特徴とする吊り天井構造。
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