JP6223316B2 - 切削装置 - Google Patents
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- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
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Description
この帯状の切削クズがロール状に丸まると、剛性が比較的に高い切削クズのロールとなるので、この切削クズのロールが、ワーク上に設けられた溝などに嵌まり込んでしまうと、切削加工後のエアブローなどで切削クズが除去されずに残ってしまうことがある。
刃部を有するチップを回転軸周りの周方向に移動させながら、前記刃部に設けたすくい面により、ワークの円筒状の端面の表面を切削する切削装置において、
前記回転軸方向から見て前記回転軸の径方向に延びるすくい面を、前記径方向で複数に分割して前記径方向に連なる複数のすくい面部で構成し、前記径方向で連なる複数のすくい面部のうち、前記径方向で隣接するすくい面部同士を、前記移動方向にオフセットさせ、
前記径方向で連なる複数のすくい面部を、前記径方向における外側に位置するすくい面部ほど、前記チップの移動方向における上流側に位置させると共に、
前記チップの移動方向から見て前記複数のすくい面は、前記ワークの表面を切削する切削部を前記ワークとの当接面に有しており、
前記すくい面各々の前記切削部は、前記チップの移動方向から見て、前記径方向で連なって直線状に設けられて、同一平面上に位置している構成とした。
よって、刃部のすくい面が、径方向に直線状に形成されておらず、径方向の途中位置に段差があることにより、切削により形成される帯状の切削クズが、この段差の部分を境にして分断されるので、発生する切削クズの幅を狭くすることができる。
これにより、帯状の切削クズがロール状に丸まっても、切削クズのロールの各々の幅が小さいので、ワーク上に設けられた溝などに嵌まり難くなるので、切削クズが、エアブローなどで除去されずに切削加工後のワークに残らないようにすることができる。
図1は、切削装置1の構成を説明する図であり、(a)は、切削装置1の主要部と、切削対象のワークWを断面で示した図であり、(b)は、切削装置1におけるスローアウェイチップ2の移動軌跡を説明する図であって、スローアウェイチップ2の移動軌跡と、スローアウェイチップ2で切削されるワークWのリング状の加工面103aを説明する図である。
なお、切削装置1は、2つのスローアウェイチップ2を備えており、これらスローアウェイチップ2は、回転軸Xの軸方向から見て、回転軸Xから径方向に延びる仮想線Ln上で、回転軸Xを挟んで対象に配置されていると共に、仮想線Lnに沿って配置されている(図1の(b)参照)。
回転軸X周りの周方向に移動するスローアウェイチップ2では、移動方向における下流側の面が、ワークWの切削面(周壁部103の加工面103a)を切削するすくい面220となっており、このすくい面220の下側の側縁(切削部220a)で、ワークWの加工面103aを切削するようになっている。
すなわち、スローアウェイチップ2の移動方向における上流側に位置するすくい面部223の端部223cと、下流側に位置するすくい面部222の下面222dとが回転軸Xの径方向(仮想線Lnの軸方向)で重なるように設けられている。
なお、すくい面部221とすくい面部222との境界部にも逃げ部23が設けられており、すくい面部222の内径側の端部222cは、すくい面部221の外径側の端部221bよりも内径側に位置している。
切削装置1の基軸部11を回転軸X回りに回転させて、スローアウェイチップ2を回転軸X周りの周方向に移動させつつ、スローアウェイチップ2の刃部22をワークWの加工面103aに圧接させると、加工面103aが、スローアウェイチップ2のすくい面220(すくい面部221、222、223)に設けた尖り状の切削部220a(切削部221a、222a、223a)で切削される。
そのため、加工面103aの切削により発生する切削クズのロール(以下、切削クズロールWa)は、加工面103a全体の径方向の幅W1ではなく、各すくい面部221、222、223のそれぞれに対応して幅W1よりも狭い幅W2、W3、W4で形成されることになる(図3の(a)、(c)参照)。
これにより、すくい面220で切削される加工面103a全体の径方向の幅W1よりも狭い幅W2、W3、W3の切削クズロールWaが形成されることになる。
(1)刃部22を有するスローアウェイチップ2を回転軸X周りの周方向に移動させながら、スローアウェイチップ2の移動方向における刃部22の下流側の一辺に設けたすくい面220により、ワークWの表面(ワークの円筒状の端面)の加工面103aを切削する切削装置1において、
回転軸X方向から見て回転軸Xの径方向に延びるすくい面220を径方向で複数に分割して径方向に連なる複数のすくい面部221、222、223で構成し、径方向で連なる複数のすくい面部221、222、223のうち、径方向で隣接するすくい面部同士(すくい面部221とすくい面部222、すくい面部222とすくい面部223)を、移動方向にオフセットさせ、
径方向で連なる複数のすくい面部221、222、223を、径方向における外側に位置するすくい面部ほど、スローアウェイチップ2の移動方向における上流側に位置させて、最も回転軸Xに近い内径側に位置するすくい面部221が、スローアウェイチップ2の移動方向における最も下流側に位置していると共に、最も回転軸Xから離れて位置する外径側のすくい面部223が、スローアウェイチップ2の移動方向における最も上流側に位置している構成とした。
よって、刃部22のすくい面220が、径方向に直線状に形成されておらず、径方向の途中位置に段差があることにより、切削により形成される帯状の切削クズロールWaが、この段差の部分を境にして分断されるので、発生する切削クズロールWaの幅を狭くすることができる。
これにより、切削クズロールWaの各々の幅が小さいので、ワークW上に設けられた溝などに嵌まり難くなるので、切削クズが、エアブローなどで除去されずに切削加工後のワークWに残らないようにすることができる。
これにより、加工面103a全体の径方向の幅W1よりも狭い幅W2、W3、W4の切削クズロールWaが形成されることになるので、生成された切削クズロールWaが加工面103aの近傍の溝などに切削クズロールWaが挟まって残留することなどを好適に防止できる。
このようにすることによっても、尖り状の切削部221a、222a、223aで生成される切削クズロールWaに違い(例えば、厚みの違い)が生じるので、この場合にも、発生する切削クズロールWaの幅を狭くすることができる。
2 スローアウェイチップ(チップ)
11 基軸部
12 フランジ部
12a 対向部
13 支持部
14 取付部
15 保持プレート
20 基部
21 把持部
21a 側面
22 刃部
22b 端部
23 逃げ部
101 基部
102 開口
103 周壁部
103a 加工面
220 すくい面
221、222、223 すくい面部
220a、221a、222a、223a 切削部
221d、222d、223d 下面
Ln 仮想線
W ワーク
Wa 切削クズロール
X 回転軸
Claims (2)
- 刃部を有するチップを回転軸周りの周方向に移動させながら、前記刃部に設けたすくい面により、ワークの円筒状の端面の表面を切削する切削装置において、
前記回転軸方向から見て前記回転軸の径方向に延びるすくい面を、前記径方向で複数に分割して前記径方向に連なる複数のすくい面部で構成し、前記径方向で連なる複数のすくい面部のうち、前記径方向で隣接するすくい面部同士を、前記移動方向にオフセットさせ、
前記径方向で連なる複数のすくい面部を、前記径方向における外側に位置するすくい面部ほど、前記チップの移動方向における上流側に位置させると共に、
前記チップの移動方向から見て前記すくい面の各々は、前記ワークの表面を切削する切削部を、前記ワークに当接する側縁に有しており、
前記すくい面各々の前記切削部は、前記チップの移動方向から見て、前記径方向に連なって直線状に設けられて、同一平面上に位置していることを特徴とする切削装置。 - 刃部を有するチップを回転軸周りの周方向に移動させながら、前記刃部に設けたすくい面により、ワークの円筒状の端面の表面を切削する切削装置において、
前記回転軸方向から見て前記回転軸の径方向に延びるすくい面を、前記径方向で複数に分割して前記径方向に連なる複数のすくい面部で構成し、前記径方向で連なる複数のすくい面部のうち、前記径方向で隣接するすくい面部同士を、前記移動方向にオフセットさせ、
前記径方向で連なる複数のすくい面部を、前記径方向における外側に位置するすくい面部ほど、前記チップの移動方向における上流側に位置させると共に、
前記径方向で隣接するすくい面部同士の境界部では、前記チップの移動方向における上流側に位置しているすくい面部の端部と、下流側に位置しているすくい面部の端部とが、前記径方向に重なるように設けられており、前記下流側に位置しているすくい面部の端部の上流側に空間が形成されていることを特徴とする切削装置。
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